JP2003089190A - スクリーン印刷方法及び装置 - Google Patents

スクリーン印刷方法及び装置

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JP2003089190A JP2002014849A JP2002014849A JP2003089190A JP 2003089190 A JP2003089190 A JP 2003089190A JP 2002014849 A JP2002014849 A JP 2002014849A JP 2002014849 A JP2002014849 A JP 2002014849A JP 2003089190 A JP2003089190 A JP 2003089190A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷精度を高めることができると共に、スク
リーンメッシュを伸ばして使用することによるスクリー
ンメッシュの劣化等を防ぐことのできるスクリーン印刷
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 スクリーンメッシュと前記スクリーンメ
ッシュを保持するスクリーン枠とから成るスクリーン版
に、インク供給部にてインクを供給し、前記インクの供
給された前記スクリーンメッシュ上でスキージを摺動さ
せてこの摺動面からインクを押出し、被印刷物の前記摺
動面に対応する印刷面に前記インクを転移させるスクリ
ーン印刷方法であって、少なくとも前記スクリーン版と
前記被印刷物を、前記スキージの通過したスクリーンメ
ッシュが被印刷物の前記印刷面から分離する圧力状態と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC製造における回
路基板へのエッジングのためのレジストの印刷やプリン
ト基板への配線図の印刷、及びプラズマディスプレイの
ガス放電パネル(PDP)の製造における基板へのパター
ン印刷、その他、種々の印刷においても広く使用される
スクリーン印刷方法及び装置に関し、より詳細には、ス
キージの通過したスクリーンメッシュと被印刷物との分
離を円滑にするスクリーン印刷方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷は、図7に示すように、
ステンレススチール等を細かな網目状に形成したスクリ
ーンメッシュから成るスクリーン版1にインク8を供給
した後、前記スクリーンメッシュのインク8供給面側を
スキージ6が摺動することで、スクリーンメッシュの印
刷されるべき開孔からインク8を押出し、スクリーン版
1のスキージ6の摺動面と反対側に配置された印刷台1
1上の被印刷物10に前記インク8を転移させることに
より印刷を行うものが一般的である。
【0003】上記スクリーン印刷においては、スキージ
6の摺動時以外にスクリーン版1のスクリーンメッシュ
と被印刷物10が接触することによりスクリーンメッシ
ュに供給されたインク8が被印刷物10によって付着す
る等の印刷不良を防止する等の観点から、通常、被印刷
物10とスクリーン版1には2mm〜6mm程度の間隙が設
けられており、前記スキージ6が前記スクリーンメッシ
ュ上を摺動するときのみ、スクリーンメッシュの摺動面
とこの摺動面に対応する被印刷物10の印刷面とを接触
させてインク8を転移すると共に、該接触後はスクリー
ン版1の張力によってスキージ6の通過したスクリーン
メッシュが被印刷物10の印刷面から分離するよう構成
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
クリーン印刷においては、スクリーンメッシュと被印刷
物10との接触は、スキージ6がスクリーンメッシュ上
を摺動し、該スクリーンメッシュを伸ばすことで行って
いるため、スクリーンメッシュの劣化が早く、耐久性を
高めることが難しかった。
【0005】また、スキージ6にてスクリーンメッシュ
を被印刷物10に接触させた後、スクリーンメッシュの
摺動面が被印刷物10の印刷面から分離する程度の張力
を、スクリーン版1の被印刷物の印刷面全体となる開孔
全体に保持させるには、スクリーン版1を印刷面積の2
倍程度大きくする必要があり、コストの面でも問題があ
った。
【0006】さらに、スクリーンメッシュを伸ばして印
刷を行うため、スクリーンメッシュ上に形成された開孔
5の形状に対応して被印刷物10に正確にインク8を転
移させることが難しく、印刷精度を高めるには限界があ
った。
【0007】上記印刷精度を上げるために、スクリーン
メッシュと被印刷物10の間隙をできるだけ狭くとり、
スクリーンメッシュを伸ばさず被印刷物10へインク8
を転移することが考えられる。
【0008】しかし、該間隙を狭くすると、前述したよ
うに、スキージ6の通過時以外にスクリーンメッシュと
被印刷物が接触して印刷不良が生じてしまうおそれがあ
り、特に外周であるスクリーン枠3の周辺に比較して撓
みやすいスクリーンメッシュの中央部ではこの接触の可
能性が高くなる。
【0009】また、この場合、スクリーンメッシュを伸
ばさずに印刷するため、スクリーン版1の有する張力で
スクリーンメッシュと被印刷物10とを分離させること
が困難となり、スクリーンメッシュと被印刷物10の間
隙が狭いことと相俟って、スクリーンメッシュと被印刷
物10とがインク8を介して接着されたような状態とな
ってしまい、これらを分離することが困難となるだけで
なく、この分離を印刷後に手作業等によって行う場合に
は、分離の際にスクリーンメッシュが傾斜すること等に
より被印刷物10へのインク8の付着にむら等の印刷不
良が生じるおそれがある。
【0010】本発明は上記問題を解決すべく、スクリー
ンメッシュと被印刷物との接触後に前記スクリーンメッ
シュの摺動面が前記被印刷物10の印刷面から分離する
構成を備えることにより、スクリーンメッシュと被印刷
物の間隙を従来と比較して狭く維持することを可能と
し、印刷精度を高めることができると共に、スクリーン
メッシュを伸ばして使用することによるスクリーンメッ
シュの劣化を防ぎ、また、スクリーン版1の張力保持の
ためにスクリーンメッシュを必要以上に広く確保する必
要のないスクリーン印刷方法及び装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスクリーン印刷
方法は、上述したように、スクリーンメッシュと前記ス
クリーンメッシュを保持するスクリーン枠とから成るス
クリーン版に、インク供給部にてインクを供給し、前記
インクの供給された前記スクリーンメッシュ上でスキー
ジを摺動させてこの摺動面のスクリーン版開孔からイン
クを押出し、被印刷物の前記摺動面に対応する印刷面に
前記インクを転移させるスクリーン印刷工程において、
少なくとも前記スクリーン版と前記被印刷物間を、前記
スキージの通過したスクリーンメッシュが被印刷物の前
記印刷面から分離する圧力状態とすることを特徴とする
(請求項1)。
【0012】また、前記圧力状態は、前記スクリーン版
と前記被印刷物との間に気体を導入することにより達成
することができる。(請求項2)。この気体は、前記気
体を前記スキージの摺動方向に沿って導入することがで
き(請求項3)あるいは、前記スクリーン版のスキージ
摺動面側を負圧にすることにより達成することができ
る。(請求項3)。
【0013】前記スキージと近接して設けられた前記イ
ンク供給部を前記スキージに同期して移動させることに
より、前記スクリーンメッシュの開孔を閉塞すれば前記
圧力状態の形成に好適である(請求項5)。
【0014】さらに、前記スクリーン版と前記被印刷物
との間に好ましくは1mm以上の間隙を形成し、前記スク
リーン版と前記被印刷物を前記圧力状態とし、該圧力状
態を保持したまま前記スクリーン版と前記被印刷物との
間隙を好ましくは1mm未満として前記被印刷物に前記ス
クリーン版の全開孔による印刷を順次行い、前記スクリ
ーン版と前記被印刷物との間隙を再び好ましくは1mm以
上として、前記圧力状態を解除することもできる(請求
項6)。
【0015】そして、本発明スクリーン印刷装置は、ス
クリーンメッシュと前記スクリーンメッシュを保持する
スクリーン枠とから成るスクリーン版と、前記スクリー
ン版にインクを供給するインク供給部と、前記スクリー
ンメッシュ上で摺動し、この摺動面のスクリーン版開孔
からインクを押出すスキージと、前記摺動面に対応する
印刷面に前記インクが転移される被印刷物を支持する印
刷台を備え、少なくとも前記スクリーン版と前記被印刷
物間を、前記スキージの通過したスクリーンメッシュが
被印刷物の前記印刷面から分離する圧力状態とする圧力
調整手段を有することを特徴とする(請求項7)。
【0016】前記圧力調整手段が、前記スクリーン版と
前記被印刷物との間に、好ましくは前記スクリーン版と
前記被印刷物との間を密封して形成された差圧室内に、
気体を供給する機構を有するものとすれば好適である
(請求項8)。そして、前記圧力調整手段を、前記スク
リーン版と前記被印刷物との間に前記スキージの進行方
向と同方向に気体を供給可能とすれば好適である(請求
項9)。また、前記スクリーン版と前記被印刷物との間
に向かって開口したノズルにより気体を供給することが
できる(請求項10)。
【0017】あるいは、前記圧力調整手段を、前記スク
リーン版のスキージ摺動面側の空気を吸引する機構を有
するものとすることができる(請求項11)。
【0018】前記インク供給部を前記スキージと近接し
て配置し、前記スキージに同期移動自在に設ければ好適
である(請求項12)。
【0019】さらに、二の前記インク供給部間に二の前
記スキージを配置し、これら二の前記インク供給部及び
二の前記スキージをスクリーン版上で往復移動自在に設
ければ好適である(請求項13)。
【0020】前記被印刷物と前記スクリーン版間を接近
離間可能に調整する、例えば、前記スクリーン版及び/
又は前記印刷台の少なくとも一部を移動させる機構から
成る、間隙調整手段を設ければ好適である(請求項1
4、15)。また、対を成すインク供給部間に一の前記
スキージを配置し、これら二の前記インク供給部及び前
記スキージを前記スクリーン版上で往復自在に設けて往
復印刷が可能に構成することもできる(請求項16)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスクリーン印刷工
程を装置と共に説明する。
【0022】本発明のスクリーン印刷装置は、スクリー
ンメッシュと前記スクリーンメッシュを保持するスクリ
ーン枠3とから成るスクリーン版1と、前記スクリーン
版1にインク8を供給するインク供給部9と、前記スク
リーンメッシュ上で摺動し、この摺動面からインク8を
押出すスキージ6と、前記摺動面に対応する印刷面に前
記インク8が転移される被印刷物10を支持する印刷台
11を備えると共に、少なくとも前記スクリーン版1と
前記被印刷物10間を、前記スキージ6の通過したスク
リーンメッシュが被印刷物10の前記印刷面から分離す
る圧力状態とする圧力調整手段20を有するものであ
り、一例として図1に示すように、構成することができ
る。
【0023】図1において、1はスクリーン版で、遮蔽
部4を除く印刷部分たる印刷用開口あるいはパターン孔
を成す開孔5を形成したスクリーンメッシュをスクリー
ン枠3にて囲って版としたものである。ステンレス等の
金属薄板に画線部5を穿設により開口として形成したも
のを用いることもできる。
【0024】一般的なスクリーンメッシュとしては、既
知の各種スクリーンメッシュを使用することができ、例
えばステンレススチール、ポリアミド(ナイロン;デュ
ポン社)、テトロン、絹を網状に組織したものを用いる
ことができるが、網状に組織することができ、スクリー
ンメッシュとして用いることができればこれに限定され
ない。遮蔽部4は、例えば、ゼラチン、エマルジョン
(乳剤)等製版材量に一般的に使用されるPVA(ポリビ
ニルアルコール)と酢酸ビニルエマルジョンにジアゾ系
の感光剤を入れたものを感光性乳剤として用いることが
できる。
【0025】6はスキージで、前記スクリーン版1のス
クリーンメッシュ上を摺動することにより、インク供給
部9から前記スクリーンメッシュに供給されたインク8
を、スクリーンメッシュに形成された開孔5から被印刷
物10側に向かって押出すものである。
【0026】インク8としては、スクリーン印刷に適用
可能なものであれば、水性、油性、合成樹脂性、エマル
ジョン性のものや、銀等の金属粉を混入してペースト状
としたもの等、広く使用することができる。
【0027】前記スキージ6の摺動によりインク8が転
移される被印刷物10としては、ICの回路基板やプリ
ント基板、プラズマディスプレイパネルの基板等を挙げ
ることができるが、本発明のスクリーン印刷手段によっ
て印刷できるものであれば、紙、布、樹脂、金属、セラ
ミックス(ガラス等を含む)等、さまざまな材質のもの
を被印刷物とすることができる。
【0028】前記被印刷物10は、その下面において接
触する印刷台11によって支持されている。前記印刷台
11は、印刷の際に前記被印刷物10がずれたり、スク
リーン版1に付着して浮き上がること等を防止すべく、
前記被印刷物10を固定して支持する構成を備えてお
り、本実施形態にあっては、前記印刷台11の被印刷物
10固定部下部に図示せざる真空ポンプを設け、該真空
ポンプにより被印刷物10を吸着して固定している。
【0029】また、前記被印刷物10は、前記スクリー
ン版1のスキージ6の摺動面とは反対面側に、前記スク
リーン版1と平行に所定の間隙をもって配置されてい
る。
【0030】前記スクリーン版1と被印刷物10との間
隙は、好ましくは2mm以下、0.01mm以上である。
【0031】20は圧力調整手段であり、本実施形態に
あっては、ブロア21を前記圧力調整手段20とし、該
ブロア21によりスクリーン版1と被印刷物10間に気
体を供給する。
【0032】前記ブロア21による気体の供給によっ
て、前記スクリーン版1と前記被印刷物10間は前記ス
クリーン版のスキージ6の摺動面側に比較して高圧とな
り、このスクリーン版1を境界として差圧が発生し、こ
の差圧によりスクリーンメッシュには被印刷物10から
離れようとする力が作用する。そのため、スクリーン版
1と被印刷物10との間隙を狭くしても、両者が接触す
ることを防ぐことができ、印刷時にスキージ6の摺動に
よりスクリーンメッシュと被印刷物10とが接触して
も、スキージの移動により両者を容易に分離させること
が可能となる。
【0033】スキージ6の摺動により接触した前記スク
リーンメッシュと被印刷物10を分離させるのに必要と
なる差圧の大きさは、印刷に使用するインク8の粘度
や、印刷パターンの大きさ等により異なるため、前記圧
力調整手段20は、これらの条件に応じてスクリーン版
1と被印刷物10間の圧力状態を調整できる機構を備え
ていることが好ましい。
【0034】本実施形態にあっては、前記ブロア21
は、駆動源たる電動モータの回転数を制御するインバー
タ回路を回転制御手段として備えており、このインバー
タ回路により交流周波数を変換することで、前記スクリ
ーン版1と被印刷物10間に供給する気体流量を変更
し、該スクリーン版1と被印刷物10間の圧力状態を調
整する。インバータ回路により前記ブロア21のモータ
の回転数を上昇させれば、前記スクリーン版1と被印刷
物10間内に供給される気体の量が増加して圧力が上昇
するため、スクリーンメッシュが被印刷物10から離れ
ようとする力が強くなる。なお、オリエンタルモータな
どのモータを使用する場合には、インバータに代えて可
変抵抗を用いることにより、上述したような回転数の制
御が可能となる。
【0035】圧力調整手段20である前記ブロア21に
より前記スクリーン版1と被印刷物10間に供給する気
体としては、窒素ガス又はアルゴン等の不活性ガス等を
用いることもできるが、本実施形態にあっては空気を供
給している。
【0036】また、前記気体の供給は、スクリーン版1
と被印刷物10間の空間を略密封もしくは圧密状態で画
成して差圧室30を形成し、この差圧室30内に対して
行うこともできる。これにより、該部が開放状態のとき
と比較して、少量の気体でも前記圧力状態を形成するこ
とが可能となる。
【0037】本実施形態にあっては、スクリーン版1の
スクリーン枠3と外周が略一致する圧力保持枠12をス
クリーン版1と被印刷物10を固定する印刷台11間に
配置して、スクリーン版1と印刷台11間を封止するこ
とにより前記差圧室30を形成する。また、前記ブロア
21から前記差圧室30内へと連通する供給管15のノ
ズル17を前記印刷台11に貫通して設け、前記ブロア
21が供給する気体が前記供給管15を通じて前記差圧
室30内に供給されるよう構成されている。前記供給管
15のノズル17は前記差圧室30内に気体を供給する
ことができればよく、例えばスクリーン版1のスクリー
ン枠3等に設けてもよい。
【0038】さらに、前記気体は、スキージ6の通過し
たスクリーンメッシュが被印刷物10から分離しやすく
なるように、前記スクリーン版1を摺動するスキージ6
の移動方向と同方向に供給されることが好ましく、例え
ば、前記ブロア21に連結し前記気体を噴射するノズル
17を前記スクリーン版1下部に設け、該ノズル17よ
り気体を噴射することにより、スクリーンメッシュ上の
スキージ6の移動方向と同方向に気体が流動するよう供
給することができる。
【0039】尚、本実施形態にあっては、気体の供給に
用いる前記圧力調整手段20を、例えば昭和電機(株)
製のSF−50のブロア21としたが、これ以外に、フ
ァンや圧縮機を用いることもでき、また、その形式も軸
流式・遠心式等のターボ式、回転式、往復式等の容積式
など、さまざまなものが使用でき、気体を供給すること
により、少なくとも前記スクリーン版1と前記被印刷物
10間を、前記スキージ6の通過したスクリーンメッシ
ュが被印刷物10の前記印刷面から分離する圧力状態と
することができる構成であれば良い。
【0040】図1に示す実施形態では、差圧室30を形
成したものであるが、この差圧室を形成することなく、
図5に示すように、従来の印刷台11の間に圧力保持枠
12を設け、スクリーン版と印刷台11の間を前記スク
リーンメッシュ2の開口部以外を密閉できるように、ス
クリーン版1のスクリーン枠3と外周が略一致する圧力
保持枠12を設け差圧室30を形成し、該部に圧力保持
枠12を貫通する孔部に挿通した供給管15から大気圧
より圧力が高い気体をノズル17を介して供給するよう
にしても良い。又、図6に示すように、スクリーン版1
のスクリーンメッシュ2の下部にスクリーンメッシュ2
と被印刷物10との間の間隙にスキージ6の進行方向又
はスクリーン版に沿ってスキージ6の進行方向に高圧気
体が流れるようにノズル17を設置する。図5及び図6
に示す実施形態において、その他の構成は、図7に示す
構成と同様であり、説明を省略する。これらの実施形態
において、被印刷物10とスクリーンメッシュ2間は、
好ましくは2mm以下0.01mm以上に設定する。
【0041】本発明のさらに他の実施形態としては、図
2に示すように、圧力調整手段20として真空ポンプ2
2又は吸引用ブロアを用い、該真空ポンプ22又は吸引
用ブロアによりスクリーン版1のスキージ6の摺動面側
の空気を吸引して前記スクリーン版1のスキージ6の摺
動面側を負圧とすることによって、少なくとも前記スク
リーン版1と前記被印刷物10間を、前記スキージ6の
通過したスクリーンメッシュが被印刷物10の前記印刷
面から分離する前記圧力状態を形成することができる。
【0042】前記真空ポンプ22又は吸引用ブロアによ
る空気の吸引によって、前記スクリーン版のスキージ6
の摺動面側が負圧になる結果、前記スクリーン版1と被
印刷物10間は前記スクリーン版のスキージ6の摺動面
側に比較して高圧となるため、前述したブロア21によ
る気体の供給と同様、スクリーン版1を境界として差圧
が発生し、スクリーンメッシュに被印刷物10から離れ
ようとする力が作用する。
【0043】尚、前記圧力調整手段20である真空ポン
プ22も前記ブロア21と同様、印刷条件に応じてスク
リーン版1と被印刷物10間の圧力状態を調整できるよ
う、駆動源たる電動モータの回転数を制御するインバー
タ回路等の回転制御手段を備えていることが好ましい。
【0044】前記空気の吸引は、前記スクリーン版1の
スキージ6の摺動面側に前述のスクリーン版1と被印刷
物10間の空間と同様に、差圧室40を形成し、この差
圧室40内に対して行うことができる。
【0045】図2に示す実施形態にあっては、前記スク
リーン版1のスキージ6の摺動面側に前記スクリーンメ
ッシュ全体を被覆する圧力保持ケース13を設置して差
圧室40を形成すると共に、前記真空ポンプ22から前
記差圧室40内へと連通する吸引管16の吸入口18を
該圧力保持ケース13に設けて、前記差圧室40内の空
気を真空ポンプ22によって吸引している。
【0046】前記吸引管16の吸入口18は前記差圧室
40内の空気を吸引することができればよく、例えば、
前記圧力保持ケース13と固着しているスクリーン枠3
に設けてもよい。
【0047】また、空気の吸引に用いる前記圧力調整手
段20を真空ポンプ22としたが、少なくとも前記スク
リーン版1と前記被印刷物10間を、前記スキージ6の
通過したスクリーンメッシュが被印刷物10の前記印刷
面から分離する前記圧力状態とすることができれば、如
何なる構成であっても良い。
【0048】尚、前記実施形態にあっては、ブロア21
によって前記スクリーン版1と前記被印刷物10間に気
体を供給する場合と、真空ポンプ22又は吸引用ブロア
によって前記スクリーン版1のスキージ6の摺動面側の
空気を吸引する場合を個別の形態として説明したが、差
圧室の構成あるいはその有無及び圧力差の調整に関係し
て、前記ブロア21と前記真空ポンプ22の双方を用い
て、スクリーン版1と被印刷物10間への気体の供給と
スクリーン版1のスキージ6の摺動面側の空気の吸引を
同時に行うこともできる。差圧室40を形成しないとき
は、前記吸入口18をスキージ6と同幅に形成し、同期
移動させることが好ましい。
【0049】前記スクリーン印刷装置によって印刷を行
った場合、スキージ6が摺動してスクリーンメッシュと
被印刷物10とが接触すると、スクリーンメッシュの開
孔5を閉塞していたインク8が被印刷物10へと転移す
ることから、スクリーンメッシュの開孔5は、被印刷物
10へのインク8の転移が進むにつれて開口していく。
このように、スクリーンメッシュの開孔5が開口してい
くと、該開口を通じて前記スクリーン版1と前記被印刷
物10との間と前記スクリーン版1のスキージ6の摺動
面側に発生している差圧が緩和されてしまう。
【0050】このとき、前記スクリーン版1と前記被印
刷物10間を、前記スキージ6の通過したスクリーンメ
ッシュが被印刷物10の前記印刷面から分離する前記圧
力状態に保つには、前記圧力調整手段が前記ブロア21
である場合、これによる気体の供給量を増やし、真空ポ
ンプ22又は吸引用ブロアである場合、これによる空気
の吸引量を増やすなど、前記圧力調整手段の出力を高め
る等の必要がある。この問題は、開孔5の面積が大きい
印刷パターンにおいて特に著しいものとなる。
【0051】又、図示は省略するが、上記実施形態にお
いて、スキージ6を従来品を用いてインクの供給を従来
のように、人手により行うなどの手段が採用できる。
【0052】そこで、スクリーン版1のスクリーンメッ
シュにインク8を供給する前記インク供給部9は、図1
及び図2に示すように、スキージ6に近接して設けると
共に、これと同期して移動させることが好ましい。
【0053】図1及び図2に示す実施形態にあっては、
前記インク供給部9は、スキージ6がスクリーンメッシ
ュ上を摺動する際には、該スキージ6の後方を近接した
状態で移動して、該スキージ6が摺動したスクリーンメ
ッシュ上にインク8を供給し、また、スクリーン版1の
全開孔5の摺動が終了し、前記スキージ6が所定の摺動
開始位置へと戻る際には、スキージ6の前方を前記近接
した状態のまま移動するよう構成されている。
【0054】インク供給部9が前記スキージ6に近接し
た状態でこれと同期して移動することにより、スキージ
6がスクリーンメッシュ上を摺動して印刷を行う際、被
印刷物にインクが転移されて開口した開孔5を前記イン
ク供給部9が供給するインク8で閉塞するため、前記開
口による差圧の緩和を防止し、ブロア21、真空ポンプ
22等の前記圧力調整手段20の出力を高めることな
く、前記スクリーン版1と前記被印刷物10間の前記圧
力状態を維持することが可能となる。
【0055】前記スキージ6と前記インク供給部9の距
離は、前記スキージ6の摺動により印刷が行われた被印
刷物10の印刷面に、前記インク供給部9により供給さ
れたインク8が再び付着しない範囲とすることが好まし
く、前記スキージ6と前記インク供給部9の距離は、前
記スキージ6の摺動により印刷が行なわれた被印刷物1
0の印刷面に、前記インク供給部9により供給されたイ
ンク8が再び付着しない範囲とすることが好ましく、1
50mm以内、20mm以上が好適である。
【0056】本発明のスクリーン印刷方法では、スクリ
ーン版1と被印刷物10の間隙を狭く設定することがで
き、スクリーン版1の変形を少なくして印刷位置のずれ
を防ぐことができるため、前記スキージ6及び前記イン
ク供給部9は、これらを2つずつ設けて往復印刷が可能
となるよう構成することができる。
【0057】例えば図3に示すように、図3の紙面右側
から左側へと移動する際に機能する往路用のスキージ6
及びインク供給部9と、図3の左側から右側へと移動す
る際に機能する復路用のスキージ6’及びインク供給部
9’を対向して設け、これらが一体的にスクリーンメッ
シュ上を往復移動するよう構成することができる。
【0058】以下、図3を用いて、この場合の印刷動作
を説明する。
【0059】まず、往路用のインク供給部9にて、スク
リーンメッシュ上の全開孔5にインク8を供給する。そ
の際、往路用のスキージ6と復路用スキージ6’及びイ
ンク供給部9’も前記インク供給部9と共に図面右側か
ら左側へと移動する(図3−1)。
【0060】次に、復路用のスキージ6’が前記インク
8の供給されたスクリーンメッシュ上を図面左側から右
側へ摺動しつつ移動し、復路用のインク供給部9’が前
記スキージ6’の摺動に伴い開孔5にインク8を供給す
る。この際、往路用のスキージ6及びインク供給部9は
機能することなく、前記復路用のスキージ6’及びイン
ク供給部9’と共に移動する(図3−2)。
【0061】前記復路用のスキージ6’にて全開孔5の
摺動(印刷)が終了した後、今度は往路用のスキージ6
が、前記復路用のインク供給部9’により全開孔5にイ
ンクが供給された前記スクリーン版1上を図面右側から
左側へ摺動しつつ移動する。この際、往路用のインク供
給部9は前記スキージ6の摺動により開口した開孔5に
インク8を供給し、また、復路用のスキージ6’及びイ
ンク供給部9’は機能することなく、前記往路用のスキ
ージ6及びインク供給部9と共に移動する(図3−
3)。
【0062】以後、図3−2及び図3−3に示す動作を
繰り返すことにより、連続した往復印刷が行われる。
【0063】尚、被印刷物10の交換は、スキージ6,
6’によって全開孔5の摺動が終了した時点で行われ
る。
【0064】本発明のスクリーン印刷工程及び装置によ
れば、前記圧力調整手段によって前記スクリーン版1と
前記被印刷物10間を、前記スキージ6の通過したスク
リーンメッシュが被印刷物10の前記印刷面から分離す
る圧力状態とすることにより、スクリーンメッシュと被
印刷物との間隙を狭めて印刷することが可能となるが、
印刷開始前に前記被印刷物10を印刷台11に固定する
際や、印刷終了後に前記被印刷物10を取り出す際に、
前記スクリーン版1と被印刷物10間の前記圧力状態を
解除すると、スクリーンメッシュが自重又はインク8の
重みで撓むことにより、前記被印刷物10と接触して印
刷不良を引き起こすおそれがある。
【0065】特に、プラズマディスプレイの基板の形成
等、印刷面積が大きく、スクリーン版1が大きい場合に
は、スクリーンメッシュの中央部がスクリーン枠3に保
持されている外周に比較して撓みやすく、この現象が著
しい。
【0066】そのため、前記被印刷物10と前記スクリ
ーン版1間を前記圧力状態の形成時と解除時で変更でき
る間隙調整手段を備えることが好ましい。
【0067】前記間隙の調整は、例えば、適宜駆動装置
に被印刷物10を固定する印刷台11を連動させ昇降さ
せてスクリーン版1に対して接近離間させ、又は、同様
にしてスクリーン版1を印刷台11に対して接近離間さ
せ、あるいは両者を移動させること等により行うことが
できる。 本実施形態のスクリーン印刷装置にあって
は、図4に示すように、たとえば、印刷台又はスクリー
ン版を上下させるためにボールネジを使用し、モーター
の回転により回転する量を変化させることにより印刷台
又はスクリーン版を上下して隙間を調整するなど、前記
印刷台11の一部に対して、被印刷物10を固定する部
分に相当する部分のみをスクリーン版1に対して接近離
間させるような間隙調整手段を有するが、前記被印刷物
10とスクリーン版1の平行状態を維持したまま両者を
一律に接近離間することができれば、構成はこれに限定
されない。
【0068】以下、図4を用いて、印刷手順について説
明する。
【0069】まず、印刷開始前においては、スクリーン
メッシュと被印刷物10とが接触しないよう、前記スク
リーン版1と被印刷物10の間隙を印刷実行時よりも広
く好ましくは1mm以上の例えば15〜35mmに設定しておく
(図4−1)。
【0070】次に前記圧力調整手段20によってスクリ
ーン版1と被印刷物10間に前記圧力状態を形成し、前
記圧力状態を保持したまま、前記間隙調整手段により前
記スクリーン版1と被印刷物10の間隙を好ましくは1m
m未満に狭め、インク8の供給されたスクリーンメッシ
ュ上をスキージ6が摺動して印刷を行う(図4−2)。
【0071】スキージ6による全開孔の印刷が完了した
ら、前記間隙調整手段によって再び前記スクリーン版1
と被印刷物10間の距離を、好ましくは1mm以上の例え
ば15〜35mmに広げる。その後、前記圧力調整手段20に
よる圧力状態を解除し、被印刷物10の交換を行う(図
4−3)。
【0072】尚、図3に示す実施形態にあっては、スキ
ージ6とインク供給部9の動作は従来技術と同様である
ような構成としているが、これを、図1及び図2に示す
ように、スキージ6の摺動に追従して、インク供給部9
がスキージ6の後方よりインク8の供給を行う構成とし
てもよく、また、図3に示すようにスキージ6及びイン
ク供給部9を2対備え、往復印刷を可能とするよう構成
してもよい。前記スキージ6とインク供給部9を上記構
成に代えることで、前記スクリーン版1と被印刷物10
間の圧力状態をより好適に保つことができる。また、図
1の構成において、インク供給部9の動作を上述と同様
に交互に行い、これらインク供給部9をスキージ6の両
側に設けて往復印刷することも可能である。
【0073】なお、以下の実施例にあっては、本発明の
スクリーン印刷方法及び装置をプラズマディスプレイの
製造及びIC等の製造に使用する例について説明してい
るが、本発明のスクリーン印刷方法及び装置は、これら
の印刷を目的としたものに限定されず、上述のように既
知のスクリーン印刷が適用可能な印刷分野一般に使用す
ることができる。
【0074】実施例1 20インチのプラズマディスプレイ背面板に銀ペースト
を使用し、アドレス電極形成を行った。
【0075】スクリーン版と被印刷物としてのガラス基
板との間隙は0.5mmで設定し、スクリーン枠と基板を
吸着する印刷台との間隙に圧力保持枠を設けスクリーン
枠の下部に供給管15より0.1MPaの圧力の空気を
導入した。
【0076】スクリーンの版のサイズは印刷パターンサ
イズより約80mm大きく設定した。ナミックス(株)製
の銀ペースを使用し、ステンレス320メッシュにて印
刷を行った。
【0077】従来3〜5mmの間隙をあけて印刷していた
が0.5mmの間隙でも問題なくガラス基板とスクリーン
版を離しながら印刷することができた。
【0078】実施例2 200mm×200mmで厚さ0.65mmのアルミナ基板に
銀ペーストを使用して配線パターンを形成した。
【0079】アルミナ基板を印刷台に真空ポンプで吸着
させ、スクリーン版とアルミナ基板との間隙を0.2mm
で設定し、スクリーン枠と基板を吸着する印刷台との間
隙に圧力保持枠を設けスクリーン枠の下部よりインバー
タの周波数を18Hzに設定したブロアーにより供給管
からスクリーン版と基板を吸着する印刷台との間隙にブ
ロアーにより気体を導入した。
【0080】ゴム硬度80度のウレタンスキージを使用
して、ステンレス320メッシュで製版したスクリーン
印刷用版にてナミックス(株)製の銀ペースをガラス基
板に印刷した。
【0081】この例では、従来3〜5mmの間隙をあけて
印刷していたが0.2mmの間隙でも問題なくガラス基板
とスクリーン版を離しながら印刷することができた。
【0082】実施例3 200mm×300mmのガラス基板にプラズマディスプレ
イ背面板の誘電体のベタ印刷を行った。
【0083】350mm×500mmのスクリーン版に図4
に示すように、スキージとインク塗布部をそれぞれ2ヶ
ずつ取り付け旭硝子製の誘電体用のインクを使用し、3
20メッシュのステンレススクリーンメッシュにて印刷
を行う。
【0084】印刷台が図4に示すように、、印刷時以外
に下がるような機構のスクリーン印刷機を使用した。
【0085】印刷台の加工基板吸着部にガラス基板を設
置し、スクリーン印刷台をスクリーン版の下に移動さ
せ、図4の(4−1)に示すように、スクリーン版と加
工基板との間隙を3mmに設定した。
【0086】スクリーン版とスクリーン印刷台は圧力保
持枠にて密閉されるようにし、ブロアーのインバーター
を18Hzに設定したブロアーのエアーをスクリーン版と
スクリーン印刷台との間に導入し大気と比較し高圧にし
た。
【0087】図3の(3−1)に示すように、右端のイ
ンク塗布部を下げ、右から左に移動させインクをスクリ
ーン版に塗布した。
【0088】図4の(4−2)に示すように、スクリー
ン版と加工基板との間隙を0.2mmに設定し、図3の
(3−2)に示すように、左端のインク塗布部と左側の
スキージを下げ、左から右に移動させスキージにて印刷
しながらインクをスクリーン版に塗布した。
【0089】図4の(4−3)に示すように、スクリー
ン版と加工基板との間隙を3mmに設定した後、ブロアー
エアーを停止させ圧力保持枠の密閉を解除し、印刷台を
スクリーン版の下から移動させ、印刷した加工基板を取
り出し、新しく別の加工基板をスクリーン印刷台の加工
基板吸着部に設置し、スクリーン印刷台をスクリーン版
の下に移動させ、図4の(4−1)に示すように、スク
リーン版と加工基板との間隙を3mmに設定した。
【0090】スクリーン版とスクリーン印刷台は圧力保
持枠にて密閉されるようにし、ブロアーのインバーター
を18Hzに設定したブロアーのエアーをスクリーン版と
スクリーン印刷台との間に導入し大気と比較し高圧にし
た。
【0091】図4の(4−2)に示すように、スクリー
ン版と加工基板との間隙を0.2mmに設定し、図3の
(3−3)に示すように、右端のインク塗布部と右側の
スキージを下げ、右から左に移動させスキージにて印刷
しながらインクをスクリーン版に塗布した。
【0092】これを繰り返すことにより連続して加工基
板に誘電体の印刷を行い、従来の2倍の速度でスキージ
を移動させてもスクリーン版と加工基板が密着すること
なく印刷することができ、スクリーン版の寿命も従来の
約3倍に延ばすことができた。
【0093】連続して加工基板に誘電体の印刷を行い、
従来の2倍の速度でスキージを移動させてもスクリーン
版と加工基板が密着することなく印刷することができ、
スクリーン版の寿命も従来の約3倍に延ばすことができ
た。
【0094】
【発明の効果】以上、本発明のスクリーン印刷方法及び
装置によれば、少なくとも前記スクリーン版1と前記被
印刷物10間を、前記スキージ6の通過したスクリーン
メッシュが被印刷物10の前記印刷面から分離する圧力
状態とすることにより下記の効果を奏することができ
る。
【0095】スクリーン版の有する張力を用いずにスク
リーンメッシュと被印刷物を分離することが可能となる
ため、両者が接触することによる印刷不良を防ぐことが
できると共に、スクリーン版と被印刷物の間隙を従来よ
りも狭くすることができる。
【0096】従って、スクリーンメッシュを伸ばして使
用することによる印刷精度の低下とスクリーンメッシュ
の劣化を防ぐことができ、また、スクリーンメッシュを
印刷パターンと比較して広く確保しないで済むようにな
った。
【0097】また、インク供給部をスキージに近接した
状態でこれと同期して移動させることにより、スキージ
がスクリーンメッシュ上を摺動して印刷を行う際、被印
刷物にインクが転移されて開口した開孔をすぐにインク
8で閉塞することができ、前記圧力状態を維持すること
が容易となる。
【0098】また、スクリーン版と被印刷物の間隙を従
来よりも狭くすることにより、往復印刷が可能となり、
前記往復印刷する構成を備えることにより、印刷効率を
飛躍的に向上させることができた。
【0099】また、スクリーン版と被印刷物間の距離を
調整可能とすることにより、被印刷物10の交換時等に
前記スクリーン版と前記被印刷物間に形成した前記圧力
状態を解除した場合でも、スクリーンメッシュと被印刷
物10の接触による印刷不良を防止することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるスクリーン印刷装
置を示す概略図。
【図2】 本発明の別の実施形態におけるスクリーン印
刷装置を示す概略図。
【図3】 本発明の別の実施形態であって、往復印刷可
能に構成されたスクリーン印刷工程及び装置を示す概略
図。
【図4】 本発明の別の実施形態であって、スクリーン
版と被印刷物間の間隙を調整する間隙調整手段を有する
スクリーン印刷工程及び装置を示す概略図。
【図5】 本発明の他の実施形態を示す概略図。
【図6】 本発明のさらに他の実施形態を示す概略図。
【図7】 従来のスクリーン印刷装置を示す概略図。
【符号の説明】
1 スクリーン版 2 スクリーンメッシュ 3 スクリーン枠 5 開孔 6,6’ スキージ 8 インク 9,9’ インク供給部 10 被印刷物 11 印刷台 12 圧力保持枠 13 圧力保持ケース 15 供給管 16 吸引管 17 ノズル 18 吸引口 21 ブロア(圧力調整手段) 22 真空ポンプ(圧力調整手段) 30 差圧室(スクリーン版と被印刷物間) 40 差圧室(スクリーン版のスキージ摺動面側)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンメッシュと前記スクリーンメッ
    シュを保持するスクリーン枠とから成るスクリーン版
    に、インク供給部にてインクを供給し、前記インクの供
    給された前記スクリーンメッシュ上でスキージを摺動さ
    せてこの摺動面のスクリーン版開孔からインクを押出
    し、被印刷物の前記摺動面に対応する印刷面に前記イン
    クを転移させるスクリーン印刷方法であって、 少なくとも前記スクリーン版と前記被印刷物間を、前記
    スキージの通過したスクリーンメッシュが被印刷物の前
    記印刷面から分離する圧力状態とすることを特徴とする
    スクリーン印刷方法。
  2. 【請求項2】前記スクリーン版と前記被印刷物との間に
    気体を導入することにより、前記スクリーン版と前記被
    印刷物間を前記圧力状態とする請求項1記載のスクリー
    ン印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記気体を前記スキージの摺動方向に沿
    って導入する請求項2記載のスクリーン印刷方法。
  4. 【請求項4】前記スクリーン版のスキージ摺動面側を負
    圧にすることにより、前記スクリーン版と前記被印刷物
    間を前記圧力状態とすることを特徴とする請求項1〜3
    いずれか1項記載のスクリーン印刷方法。
  5. 【請求項5】前記スキージと近接して配置された前記イ
    ンク供給部を前記スキージに同期して移動させることに
    より、前記スクリーンメッシュの開孔を閉塞する請求項
    1〜4いずれか1項記載のスクリーン印刷方法。
  6. 【請求項6】前記スクリーン版と前記被印刷物との間に
    好ましくは1mm以上の間隙を形成し、該圧力状態を保持
    したまま前記スクリーン版と前記被印刷物との間隙を好
    ましくは1mm未満として前記被印刷物に前記スクリーン
    版の全開孔による印刷を行い、前記スクリーン版と前記
    被印刷物との間隙を再び好ましくは1mm以上として、前
    記圧力状態を解除する請求項1〜5いずれか1項記載の
    スクリーン印刷方法。
  7. 【請求項7】スクリーンメッシュと前記スクリーンメッ
    シュを保持するスクリーン枠とから成るスクリーン版
    と、前記スクリーン版にインクを供給するインク供給部
    と、前記スクリーンメッシュ上で摺動し、この摺動面の
    スクリーン版開孔からインクを押出すスキージと、前記
    摺動面に対応する印刷面に前記インクが転移される被印
    刷物を支持する印刷台を備え、 少なくとも前記スクリーン版と前記被印刷物間を、前記
    スキージの通過したスクリーンメッシュが被印刷物の前
    記印刷面から分離する圧力状態とする圧力調整手段を有
    することを特徴とするスクリーン印刷装置。
  8. 【請求項8】前記圧力調整手段が、前記スクリーン版と
    前記被印刷物との間を密封して形成された差圧室内に気
    体を供給する機構を有する請求項7記載のスクリーン印
    刷装置。
  9. 【請求項9】前記圧力調整手段が、前記スクリーン版と
    前記被印刷物との間に前記スキージの進行方向と同方向
    に気体を供給可能とした請求項8記載のスクリーン印刷
    装置。
  10. 【請求項10】前記圧力調整手段が、前記スクリーン版
    と前記被印刷物との間に向かって開口したノズルを有す
    る請求項8記載のスクリーン印刷装置。
  11. 【請求項11】前記圧力調整手段が、前記スクリーン版
    のスキージ摺動面側空気を吸引する機構を備える請求項
    7記載のスクリーン印刷装置。
  12. 【請求項12】前記インク供給部を前記スキージと近接
    して配置し、前記スキージに同期して移動することによ
    り、前記スクリーンメッシュの前記開孔を閉塞するよう
    設けた請求項7〜11いずれか1項記載のスクリーン印
    刷装置。
  13. 【請求項13】対を成す前記インク供給部間に対を成す
    前記スキージを配置し、これら二の前記インク供給部及
    び前記スキージを前記スクリーン版上で往復自在に設け
    た請求項12記載のスクリーン印刷装置。
  14. 【請求項14】前記被印刷物と前記スクリーン版間を接
    近離間可能に調整する間隙調整手段を有する請求項7〜
    13いずれか1項記載のスクリーン印刷装置。
  15. 【請求項15】前記間隙調整手段を、前記スクリーン版
    及び/又は前記印刷台の少なくとも一部を往復移動自在
    に設けた請求項14記載のスクリーン印刷装置。
  16. 【請求項16】対を成すインク供給部間に一の前記スキ
    ージを配置し、これら二の前記インク供給部及び前記ス
    キージを前記スクリーン版上で往復自在に設けた請求項
    12記載のスクリーン印刷装置。
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