JP2009172838A - スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷装置のクリーニング方法 - Google Patents

スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷装置のクリーニング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷タクト、印刷品質の低下を防止するスクリーン印刷装置を提供する。
【解決手段】 印刷パターンが形成されたスクリーンマスク11と、スクリーンマスク11と相対向してワーク2を支持するステージ13と、ステージ13及びスクリーンマスク11との間に搬送され、ワーク2の一端及び他端のマークを検出してステージ13上のワーク2の位置合わせを行うカメラ部14と、スクリーンマスク11の裏面のクリーニングを行うスクレーパ15とを備えるカメラ・クリーニングユニット16と、カメラ・クリーニングユニット16をワーク2及びスクリーンマスク11の一端から他端に亘って搬送する搬送機構17と、カメラ・クリーニングユニット16をステージ13上に配設されたワーク2の一端から他端へ搬送される過程で、スクレーパ15がスクリーンマスク11の裏面を払拭するように制御する制御手段19とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリント配線基板等に使用されるスクリーン印刷装置及びスクリーン印刷装置のクリーニング方法に関する。
プリント配線基板の回路形成工程におけるパターン印刷、ソルダレジスト印刷、ナンバリング印刷、スルーホール印刷や、実装工程におけるクリームはんだ印刷、外装(シャーシ、ネームプレート、操作パネル)印刷には、スクリーン印刷等が使用されている。
一般に、このスクリーン印刷を行う印刷機では、印刷パターンを描画したスクリーンマスクを介して印刷物の被印刷面にインキやはんだペースト等のペースト状材を塗布し転移させて印刷する。すなわち、スクリーンマスクの開口パターンと同じ形状に被印刷物にペースト状材が、スクリーンマスク上をスキージが摺動する。このようにすると、開口パターンを通してペースト状材が被印刷物に塗布される。
このとき、ペースト状材の一部が開口パターンの開口部からもれ出し、スクリーンマスクの裏面に付着する。この付着したペースト状材が基板に転写されると、塗布位置や塗布形状の不良などの原因になるため、スクリーンマスクの裏面を、適時清掃する必要がある。
従来の印刷装置に設けられるクリーニング機構は、円筒状に巻いたテープ上のペーパを、スクリーンマスクの裏面に沿って摺動させることにより、パターン孔から裏面側にもれ出したペースト状材を拭き取ることが主流になっている。そのため一度クリーニングを行ってから次回のクリーニングを行うまでに、未使用のペーパ部分で拭き取ることが出来るように、ペーパを巻き取る機構を有している。
さらに、別のクリーニング機構としては、スクリーンマスクの裏面を、ペーパによる拭き取りに代えて、板状部材からなるスクレーパを用いて、スクリーンマスクの裏面に付着したペースト状材を掻き取る方式を用いたものもある。
しかし、ペーパによるクリーニングでは、ペーパ表面および内部にペースト状材を付着させる方式のため、高速に摺動させると、拭き残しが発生してしまい、また低速の場合、印刷タクトに大きく影響する問題があった。また、ペーパを交換する必要があるため、消耗品としてのペーパの購入や、廃棄物の処理費など非常に高いランニングコストがかかっていた。
また、掻き取り方式を用いるクリーニング機構では、印刷タクトを上げるために数回の印刷工程毎に、掻き取りクリーニングを行うので、十分な掻き取りが行われない。また、一度の掻き取りクリーニング能力を向上させるために、バキューム機構を併設するものも提案されている。しかし、このような構成だと、クリーニング機構が大きくなり、バキュームの能力を保つために掻き取り動作が低速で行う必要があった。
ところで、上述のいずれのスクリーン印刷機においても、スクリーンマスクと被印刷物との正確な位置合わせを行う必要があり、その方法としては、カメラを用いて、位置合わせを行っているのが主流である。具体的には、カメラにより、被印刷物に設けられた位置検出用のマークを撮像し、画像認識することにより、位置合わせを行っていた。そのため、スクリーン印刷機においては、被印刷物の搬送工程、位置合わせ工程、スクリーンマスクと被印刷物との密着工程、印刷工程、印刷の終了した被印刷物の搬送工程を繰り返していた。また、この各工程の合間に毎回乃至所定の回数毎に、クリーニング工程を介在させ、スクリーンマスクの裏面のクリーニングを行う必要があった。
しかし、クリーニング工程を介在させると、その分印刷タクトに影響し、クリーニング工程を介在させないと、印刷品質に影響がある。
特開平6−126940号公報
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、印刷タクトを低下させることなく印刷を行うことができるとともに、印刷品質の低下も防止することができるスクリーン印刷装置及びこのスクリーン印刷装置のクリーニング方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係るスクリーン印刷装置は、ワークに対してパターンを印刷する印刷パターンが形成されたスクリーンマスクと、上記スクリーンマスクと相対向して、上記ワークを支持するステージと、上記ステージ及びスクリーンマスクとの間に搬送され、上記ワークの一端及び他端のマークを検出して該ステージ上のワークと上記スクリーンマスクとの位置合わせを行うカメラ部と、該スクリーンマスクの裏面のクリーニングを行うスクレーパとを備えるカメラ・クリーニングユニットと、上記カメラ・クリーニングユニットを上記ワーク及びスクリーンマスクの一端から他端に亘って搬送する搬送機構と、上記カメラ・クリーニングユニットを上記ステージ上に配設されたワークの一端から他端へ搬送される過程で、上記スクレーパが上記スクリーンマスクの裏面を払拭するように制御する制御手段とを備える。
また、本発明に係るスクリーン印刷装置のクリーニング方法は、スクリーンマスクと相対向する印刷位置にワークを搬送し、該ワークに対してスクリーン印刷を行い、印刷後、ワークを退避させるとともに、次のワークを上記印刷位置へ搬送するスクリーン印刷装置のクリーニング方法において、上記スクリーンマスクに相対向して、ステージ上にワークを配設し、上記スクリーンマスク及び上記ワークとの間に搬送され、上記ワークの一端及び他端のマークを検出して、上記ステージ上のワークと上記スクリーンマスクとの位置合わせを行うカメラ部と、該スクリーンマスクの裏面のクリーニングを行うスクレーパとを備えるカメラ・クリーニングユニットにより、上記ワークの一端に設けられた上記マークを検出し、搬送機構により、上記カメラ・クリーニングユニットを上記ワークの他端側へ搬送させる過程で、上記スクレーパを上記スクリーンマスクの一端から他端にかけて摺接させ、上記カメラ・クリーニングユニットのカメラ部により、上記ワークの他端に設けられた上記マークを検出し、上記搬送機構により、上記カメラ・クリーニングユニットを上記スクリーンマスク及び上記ワークの間から退避させることを特徴とする。
本発明は、カメラ・クリーニングユニットをステージ上に配設されたワークの一端から他端へ搬送される過程で、スクレーパがスクリーンマスクの裏面を払拭するように構成されており、位置検出におけるカメラ部の搬送時にクリーニングを行うため、クリーニングを行ったとしても従来と比して短時間の印刷タクトを実現することができる。また、毎回クリーニングを行うので、印刷品質の安定が可能となる。
さらに、ペーパを使用しないことから大幅なランニングコストの低下も可能となる。
以下、本発明を適用したスクリーン印刷装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したスクリーン印刷装置1の正面方向から見た概略図である。スクリーン印刷装置1は、図1に示すように、ワーク2に対してパターンを印刷する印刷パターンが形成されたスクリーンマスク11と、スクリーンマスク11を支持するスクリーン支持部12と、スクリーンマスク11と相対向して、ワーク2を支持するステージ13と、ステージ13及びスクリーンマスク11との間に搬送され、カメラ部14とスクレーパ15とからなるカメラ・クリーニングユニット16と、カメラ・クリーニングユニット16をワーク2及びスクリーンマスク11の一端から他端に亘って搬送する搬送機構17と、カメラ・クリーニングユニット16のスクレーパ15に付着したはんだペーストを掻き取るスクレーパ掻き取り機構18と、各機構の動作を制御する制御手段19とから構成されている。スクリーン印刷装置1は、ワーク2を支持するステージ13をスクリーンマスク11の裏面側の相対向する位置に搬送し、搬送機構17により、カメラ・クリーニングユニット16を図1のx方向に搬送し、カメラ・クリーニングユニット16によるスクリーンマスク11とワーク2との相対位置の検出とスクリーンマスク11の裏面のクリーニングを行う。スクリーン印刷装置1は、プリント配線基板としてのワーク2に、印刷パターンが描画されたスクリーンマスク11を介してインキやはんだペースト等のペースト状材を塗布し転移させて印刷する。具体的には、スクリーン印刷装置1は、スクリーンマスク11の表面上を摺接するスキージ3を有し、このスキージ3を所定方向に搬送することによりスクリーンマスク11上に供給されたペースト状材をワーク2に押し出し印刷する。なお、説明上、カメラ・クリーニングユニット16の搬送方向をx方向、スクリーンマスク11と平行でx方向と直交する方向をy方向、スクリーンマスク11と直交する方向をz方向とする。
スクリーン印刷装置1に用いられるワーク2は、被印刷物であり、例えば、プリント配線基板である。
スクリーンマスク11は、シート材11aとこのシート材11aを囲み張設する枠状部材11bとにより形成され、例えば、所定の印刷パターンに開口が設けられたメタルマスクである。このスクリーンマスク11は、印刷パターンが形成された外周において、スクリーン支持部12により所定の位置に固定されている。
スクリーン支持部12は、スクリーンマスク11の枠状部材11bを支持し固定する部材である。
ステージ13は、ワーク2が固定される台であり、図示しない搬送機構によりxyz方向に稼働可能となっている。具体的には、ステージ13は、図1に示すように、スクリーンマスク11と離間し、カメラ・クリーニングユニット16がその間を移動することができる位置においては、xy方向に稼働することができ、カメラ・クリーニングユニット16が、ステージ13とスクリーンマスク11との間から退避したとき、すなわちワーク2のxy平面における位置合わせが完了した後に、z方向に稼働できる。また、ステージ13は、ワーク2を吸着保持する保持機構を有し、ステージ13の移動に伴い、ワーク2も移動させることができる。ステージ13は、カメラ・クリーニングユニット16によりスクリーンマスク11とステージ13との相対位置を検出し、位置合わせを行う際に、xy方向に稼働し、xy方向の位置合わせが完了した後にz方向に移動する。
カメラ・クリーニングユニット16は、図1〜図3に示すように、カメラ部14とスクレーパ15とから構成されている。カメラ・クリーニングユニット16は、カメラ部14において、スクリーンマスク11の裏面とワーク2の相対位置を検出し、この検出結果に基づいてステージ13の位置合わせを行うとともに、スクレーパ15においてスクリーンマスク11の裏面に付着した残存ペースト状材を払拭し、クリーニングを行う。カメラ・クリーニングユニット16は、後述する搬送機構17により、スクリーンマスク11とステージ13との間のxy平面上のx方向に搬送される。
カメラ・クリーニングユニット16は、図1〜図3に示すように、y方向に平行に配設され略直方体からなる本体部21と、カメラ部14をy方向に搬送するカメラ搬送機構22と、本体部21に設けられスクレーパ15をz方向に昇降させるスクレーパ昇降機構23とから構成されている。カメラ・クリーニングユニット16の本体部21は、x方向の一側面21aが開放された略直方体形状からなる。さらに、本体部21は、x方向の他側面21bに後述するリードスクリュー24にカメラ部14が軸支されるためのy方向に延伸された開口部(不図示)を有する。
カメラ・クリーニングユニット16のカメラ搬送機構22は、本体部21内でy方向に平行となるように横架されるリードスクリュー24と、本体部21のx方向の他側面21bに設けられカメラ部14をy方向にガイドする一対のガイド軸25、25と、リードスクリュー24の一方端部側である本体部21のy方向の一端面21cに取り付けられカメラ部14をy方向に搬送するモータ26とからなる。カメラ搬送機構22は、モータ26を駆動することにより、リードスクリュー24に軸支されたカメラ部14をy方向に搬送する。また、カメラ搬送機構22は、本体部21に設けられるガイド軸25、25に沿ってカメラ部14をy方向に移動させる。
カメラ・クリーニングユニット16のスクレーパ昇降機構23は、本体部21の底面21d近傍にて本体部21と固定されるブラケット27に取り付けられ、端部に固定されたスクレーパ15をz方向に搬送する昇降機構である。スクレーパ昇降機構23は、周知の昇降機構であり、例えば、空気圧を動力としたエアシリンダを設け、z方向に延伸されるガイドに沿ってスクレーパ15を昇降させる。なお、スクレーパ昇降機構23は、上述に限らず、例えば、カメラ搬送機構22と同様に、z方向に延伸されるリードスクリューとこのリードスクリューに取り付けられるモータによりスクレーパ15を昇降させる機構であってもよい。
カメラ・クリーニングユニット16のカメラ部14は、z方向の同一軸線上に設けられる2つの撮像手段28、29を有する。撮像手段28は、上面側、すなわちスクリーンマスク11を撮像し、撮像手段29は、底面側、すなわちワーク2を撮像する。撮像手段28、29は、z方向に平行で、同一軸線上となるように配設されている。撮像手段28、29は、それぞれスクリーンマスク11、ワーク2を撮像し、その撮像画像を制御手段19に供給することにより、制御手段19において画像認識されスクリーンマスク11とワーク2との相対位置が検出される。具体的には、カメラ部14は、撮像手段28によりスクリーンマスク11のx方向両端部に設けられる位置検出用のマークを撮像する。また、カメラ部14は、撮像手段29によりカメラ・クリーニングユニット16の搬送方向、すなわちx方向におけるワーク2の両端部に設けられる丸形状の位置検出用のマークを撮像する。撮像された両画像は、それぞれ制御手段19に供給され、画像認識することにより、スクリーンマスク11とワーク2の相対位置が検出される。さらに、ステージ13には、上述のようにxy平面内を搬送する手段を有することから、ステージ13を移動させることにより位置合わせを行う。なお、スクリーン印刷装置1は、スクリーンマスク11がスクリーン支持部12により固定されているので、撮像手段28によるスクリーンマスク11の位置検出をスクリーンマスク11の固定時のみ行うようにすることで、印刷タクトの短縮につながる。
なお、カメラ部14は、スクリーンマスク11とワーク2との相対位置を検出することができるものであればよく、例えば、ハーフミラー及び撮像手段を1つ設け、z方向の同一軸線上におけるスクリーンマスク11及びワーク2を撮像する機構を有するものであってもよい。
スクレーパ15は、スクレーパ昇降機構23の上側端部に設けられスクレーパ昇降機構23によりスクリーンマスク11の裏面に当接され、搬送機構17によりスクリーンマスク11の裏面をx方向に摺接し、スクリーンマスク11の裏面をクリーニングする。スクレーパ15は、例えばスチール薄板のような可撓性を有する板材により形成されている。なお、スクレーパ15は、スクリーンマスク11と比較すると、同様乃至それ以上の可撓性を有することが好ましい。また、スクレーパ15は、カメラ・クリーニングユニット16の搬送方向と直交する長手方向、すなわちy方向の略中央がスクリーンマスク11側に突出するように円弧状に形成されている(図3参照。)。また、スクレーパ15は、スクリーンマスク11の裏面と当接する先端部15aがスクリーンマスク11に対して傾斜して当接される(図1参照。)。さらに、スクレーパ15は、その長手方向がカメラ・クリーニングユニット16の搬送方向であるx方向に対して傾斜して当接される(図2参照。)。スクレーパ15のx方向、y方向に対する傾斜角は、効率的にスクリーンマスク11の裏面に付着した残存ペースト状材を払拭することができる角度であればよく、スクリーンマスク11の撓み度、カメラ・クリーニングユニット16の搬送速度、使用するペースト状材の材料、粘度等により異なる。
カメラ・クリーニングユニット16をx方向に搬送する搬送機構17は、図1、図3及び図4に示すように、本体部21の底面21dの一端面21c側において、本体部21を支持する支持ブラケット31と、図示しないスクリーン印刷装置1のベースにx方向に配設されたz方向に並ぶ一対のガイドレール32、32と、このガイドレール32、32が摺動自在に装着されるスライダ部材33、33と、リードスクリュー34と、リードスクリュー34に軸支され支持ブラケット31とを連結するナット部材35と、リードスクリュー34の一端と連結されリードスクリュー34を回転駆動するサーボモータ36とから構成されている。
支持ブラケット31は、xy平面上に配設される板状部材31aとxz平面上に配設される板状部材31bとからなる断面略L字状部材である。支持ブラケット31は、板状部材31aにおいて本体部21と固定されている。また、支持ブラケット31は、板状部材31bに断面略コ字状に形成される一対のスライダ部材33、33が設けられている。
ガイドレール32、32は、カメラ・クリーニングユニット16の搬送方向であるx方向に延伸される一対のガイド部材である。各ガイドレール32、32は、スライダ部材33、33が装着され、このスライダ部材33、33が摺動する。
リードスクリュー34は、ナット部材35を介して支持ブラケット31と連結され、サーボモータ36を駆動することにより回転駆動され、支持ブラケット31をx方向に搬送する。サーボモータ36は、制御手段19からの制御信号に応じてサーボ制御され、支持ブラケット31を所望とする位置に移動可能とする。
なお、搬送機構17は、カメラ・クリーニングユニット16の本体部21をいわゆる片持ち状態で支持しているが、これに限らず、支持ブラケット31をy方向で一対設け、いわゆる両持ち状態で支持するような機構としてもよい。
スクレーパ掻き取り機構18は、図1〜図3、図5、図6に示すように、スクレーパ15に付着したペースト状材を掻き取る掻取り部41と、掻取り部41をy方向に搬送する搬送機構42と、掻き取ったペースト状材を吸引する吸引部43とから構成されている。掻取り部41を搬送する搬送機構42は、掻取り部41が軸支されスクレーパ15の長手方向に延伸されるリードスクリュー44と、このリードスクリュー44と平行に配設されるガイド軸45と、リードスクリュー44と連結され掻取り部41を搬送させるモータ46とから構成されている。スクレーパ掻き取り機構18は、スクリーンマスク11の投影面外、すなわち、スクリーンマスク11とワーク2との間から退避した位置に設けられ、カメラ・クリーニングユニット16によるスクリーンマスク11の裏面のクリーニング後にスクレーパ15に付着した残存ペースト状材を取り除く機構である。
掻取り部41は、図5に示すように、4つのチャック部材41a〜41dが十字状となるように配設されて形成されている。チャック部材41a〜41dは、それぞれウレタン樹脂から形成され、チャック部材41aとチャック部材41dと、チャック部材41bとチャック部材41cとで、スクレーパ15を挟持する。掻取り部41は、チャック部材41a〜41dによりスクレーパ15を挟持し、搬送機構42のモータ46の駆動によりスクレーパ15の長手方向に摺動することで、スクレーパ15に付着した残存ペースト状材を掻き取る。
吸引部43は、図示しない吸引手段と連結される筒状部材43aを有し、掻取り部41がスクレーパ15に付着した残存ペースト状材を掻き取った後、すなわち掻取り部41が搬送機構42のモータ46によりガイド軸45の一方端部側に稼働した位置においてこの筒状部材43aとチャック部材41a〜41dとが当接し、付着した残存ペースト状材を吸い取る。
制御手段19は、スクリーン印刷装置1全体を制御する手段であり、具体的には、スキージ3の搬送、カメラ・クリーニングユニット16の搬送、ステージ13の搬送、スクレーパ掻き取り機構18の駆動等の各工程におけるタイミング等を制御する。
次に、このように構成されたスクリーン印刷装置1の動作を図7のフローチャート及び図8を参照して説明する。
まず、ステップS1において、制御手段19は、ステージ13上にワーク2をセットし、ステージ13のxy平面における搬送手段を制御し、当該ステージ13をスクリーンマスク11と相対向する位置まで搬送する。このとき、ステージ13は、スクリーンマスク11との間にカメラ・クリーニングユニット16が搬送されるだけの間隙が設けられている。
次に、ステップS2において、制御手段19は、x方向においては搬送機構17を、y方向においてはカメラ搬送機構22を制御し、カメラ・クリーニングユニット16のカメラ部14をワーク2のx方向の一端側に設けられる位置検出用のマーク近傍に搬送する。そして、制御手段19は、カメラ部14の撮像手段29により、当該位置検出用のマークを撮像し、事前に撮像手段28により検出されたスクリーンマスク11とワーク2との相対位置を検出する。
次に、ステップS3において、制御手段19は、搬送機構17を制御し、カメラ部14をワーク2のx方向の他端側に設けられる位置検出用のマーク近傍に搬送する。このとき、制御手段19は、搬送に伴い、スクレーパ昇降機構23を制御し、スクレーパ15をスクリーンマスク11の裏面と当接させ、搬送機構17の駆動により、スクリーンマスク11の裏面のクリーニングを行う(ステップS4)。スクリーンマスク11と当接するスクレーパ15は、スクレーパ昇降機構23によりスクリーンマスク11の裏面と当接し、当該スクレーパ15は、円弧状の形状のため、撓んだスクリーンマスク11にスクレーパ15がぴったりと接触し、効果的にクリーニングを行うことができる。なお、スクレーパ15の押し力は、スクレーパ昇降機構23のモータの出力を可変させることにより任意に調整可能である。
次に、ステップS5において、制御手段19は、x方向においては搬送機構17を、y方向においてはカメラ搬送機構22を制御し、カメラ・クリーニングユニット16のカメラ部14をワーク2のx方向の他端側に設けられる位置検出用のマーク近傍に搬送する。そして、制御手段19は、カメラ部14の撮像手段29により、当該位置検出用のマークを撮像し、事前に撮像手段28により検出されたスクリーンマスク11とワーク2との相対位置を検出する。
次に、ステップS6において、制御手段19は、ステージ13のxy平面における搬送手段を制御し、2箇所に設けられるマークを撮像した結果に基づいてステージ13の位置合わせを行う。
次に、ステップS7において、制御手段19は、搬送機構17を制御し、カメラ・クリーニングユニット16を元の位置、すなわち、スクリーンマスク11とワーク2との間から退避した位置に搬送する。スクリーンマスク11とワーク2との間から退避した位置に搬送されたカメラ・クリーニングユニット16においては、スクレーパ掻き取り機構18による掻き取り工程(ステップS8)を行うと同時に、印刷工程(ステップS9)を行う。
ステップS8において、制御手段19は、スクレーパ掻き取り機構18を制御し、スクリーンマスク11とワーク2との間から退避したカメラ・クリーニングユニット16のスクレーパ15に付着した残存ペースト状材を掻き取る。また、ステップS8と並行して行われるステップS9において、制御手段19は、ステージ13のz方向の搬送手段を制御し、xy平面における位置合わせが行われたステージ13をz方向に搬送し、スクリーンマスク11とワーク2とを密着させ、スキージ3をスクリーンマスク11の表面上を摺動させ、ペースト状材をワーク2に転写させ印刷する。さらに、制御手段19は、ステージ13を搬送させ、印刷が完了したワーク2をステージ13から取り除き、1印刷タクトを終了する。
制御手段19は、上述のステップを繰り返すことにより、ワーク2にスクリーン印刷を行うことができる。
以上のようなスクリーン印刷装置1は、スクリーン印刷では必ず行われるスクリーンマスク11とワーク2との位置合わせを行う過程において、クリーニングを行っているため、別途クリーニングのための工程を設ける必要がなく、印刷タクトに影響しない。また、スクリーン印刷装置1においては、位置検出を行う際には、スクレーパ15によるスクリーンマスク11の裏面のクリーニングが行われないので、正確な位置検出を行うことができる。さらに、スクリーン印刷装置1においては、カメラ・クリーニングユニット16による位置検出に基づいて、ステージ13をxy平面上で位置合わせを行った上で、ステージ13をz方向に搬送するのみであることから、スクリーンマスク11とワーク2との密着の際の位置ずれが起きにくく、正確な位置決めがなされる。
また、スクリーン印刷装置1においては、上述のように印刷タクトに影響がないので、毎回クリーニングを行うことができ、常に印刷品質の安定が可能となる。また、スクリーン印刷装置1においては、カメラ・クリーニングユニット16がスクリーンマスク11とワーク2との間から退避した際に、スクレーパ15のクリーニングを行うと同時に、スキージ3による印刷も行われているので、印刷タクトに影響がなく、印刷品質の安定が図られる。
さらに、ペーパを使用しないことからペーパを使用する方式のスクリーン印刷機と比して、大幅なランニングコストの低下も可能となる。
なお、上述したスクリーン印刷装置1は、一実施の形態であり、本発明の趣旨に反しない限りにおいて、さまざまな実施の形態に用いられるのはもちろんである。
例えば、スクリーン印刷装置1は、カメラ・クリーニングユニット16におけるスクレーパ15を搬送方向に複数併設するようにしてもよい。このようにすると、一のスクレーパでは掻き取ることができない残存ペースト状材を確実に掻き取ることができる。さらに、カメラ・クリーニングユニットにおけるスクレーパを複数併設した場合には、それぞれのスクレーパの搬送方向であるx方向に対して異なる傾斜角、又はy方向に対して異なる傾斜角を有する、あるいはこれらを組み合わせるように併設するようにしてもよい。
本発明を適用したスクリーン印刷装置の正面方向から見た概略図である。 本発明を適用したスクリーン印刷装置のカメラ・クリーニングユニットの要部斜視図である。 本発明を適用したスクリーン印刷装置の側面図である。 搬送機構の要部拡大斜視図である。 スクレーパ掻き取り機構の要部斜視図である。 スクレーパ掻き取り機構の吸引部の要部拡大図である。 スクリーン印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。 位置検出工程とその搬送過程に行われるクリーニング工程を説明するための模式図である。
符号の説明
1 スクリーン印刷装置、2 ワーク、3 スキージ、11 スクリーンマスク、12 スクリーン支持部、13 ステージ、14 カメラ部、15 スクレーパ、15a 先端部、16 カメラ・クリーニングユニット、17 搬送機構、18 スクレーパ掻き取り機構、19 制御手段、21 本体部、22 カメラ搬送機構、23 スクレーパ昇降機構、24 リードスクリュー、25 ガイド軸、26 モータ、27 ブラケット、28、29 撮像手段、31 支持ブラケット、31a、31b 板状部材、32 ガイドレール、33 スライダ部材、34 リードスクリュー、35 ナット部材、36 サーボモータ、41 掻取り部、41a〜41d チャック部材、42 搬送機構、43 吸引部、44 リードスクリュー、45 ガイド軸、46 モータ

Claims (9)

  1. ワークに対してパターンを印刷する印刷パターンが形成されたスクリーンマスクと、
    上記スクリーンマスクと相対向して、上記ワークを支持するステージと、
    上記ステージ及びスクリーンマスクとの間に搬送され、上記ワークの一端及び他端のマークを検出して該ステージ上のワークと上記スクリーンマスクとの位置合わせを行うカメラ部と、該スクリーンマスクの裏面のクリーニングを行うスクレーパとを備えるカメラ・クリーニングユニットと、
    上記カメラ・クリーニングユニットを上記ワーク及びスクリーンマスクの一端から他端に亘って搬送する搬送機構と、
    上記カメラ・クリーニングユニットを上記ステージ上に配設されたワークの一端から他端へ搬送される過程で、上記スクレーパが上記スクリーンマスクの裏面を払拭するように制御する制御手段とを備えるスクリーン印刷装置。
  2. 上記カメラ・クリーニングユニットが、上記ワーク及びスクリーンマスク間から退避する位置において、上記スクレーパのクリーニング機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  3. 上記スクレーパは、先端が上記スクリーンマスクに対して傾斜して当接されることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  4. 上記スクレーパは、長手方向が搬送方向に対して傾斜して当接されることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  5. 上記スクレーパが、上記搬送方向に複数併設されていることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  6. 上記スクレーパは、長手方向の略中央が突出する円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  7. 上記ステージを稼働させることにより上記スクリーンマスクと上記ワークとの位置合わせを行うことを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  8. スクリーンマスクと相対向する印刷位置にワークを搬送し、該ワークに対してスクリーン印刷を行い、印刷後、ワークを退避させるとともに、次のワークを上記印刷位置へ搬送するスクリーン印刷装置のクリーニング方法において、
    上記スクリーンマスクに相対向して、ステージ上にワークを配設し、
    上記スクリーンマスク及び上記ワークとの間に搬送され、上記ワークの一端及び他端のマークを検出して、上記ステージ上のワークと上記スクリーンマスクとの位置合わせを行うカメラ部と、該スクリーンマスクの裏面のクリーニングを行うスクレーパとを備えるカメラ・クリーニングユニットにより、上記ワークの一端に設けられた上記マークを検出し、
    搬送機構により、上記カメラ・クリーニングユニットを上記ワークの他端側へ搬送させる過程で、上記スクレーパを上記スクリーンマスクの一端から他端にかけて摺接させ、
    上記カメラ・クリーニングユニットのカメラ部により、上記ワークの他端に設けられた上記マークを検出し、
    上記搬送機構により、上記カメラ・クリーニングユニットを上記スクリーンマスク及び上記ワークの間から退避させるスクリーン印刷装置のクリーニング方法。
  9. 上記カメラ・クリーニングユニットを上記スクリーンマスク及び上記ワークの間から退避させた後、クリーニング機構によって上記スクレーパのクリーニングを行うことを特徴とする請求項8記載のスクリーン印刷装置のクリーニング方法。
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