JP2002318603A - 制御系の限界ゲインの同定方法およびその装置 - Google Patents
制御系の限界ゲインの同定方法およびその装置Info
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Abstract
高精度に同定し、制御系の性能を高度に発揮させる。 【解決手段】 制御系に可変ゲイン要素10と飽和要素
30を挿入して自励振動を生じさせる。適応的にゲイン
を調整して、出力信号の振幅と周期を同定し限界ゲイン
・限界周期を得る。さらに、位相を適応的に調整する機
能を付加することによって任意位相における対象の限界
ゲインを得ることによって、伝達特性を同定することも
できる。
Description
同定方法および同定装置に関する。
御系の制御パラメ−タを適性値に設定するためにジ−グ
ラ・ニコルスの限界感度法が知られている。この方法
は、実稼動状態にある系で比例ゲインを少しずつ増加し
ていくと系の振動が始まるので、このときのゲインと位
相を元に制御系の制御パラメ−タを調整する。閉ル−プ
系を安定限界にする比例ゲインが限界ゲインであり、そ
の時の振動周期が限界周期である。ジ−グラ・ニコルス
の限界感度法を用いてパラメ−タの設定を自動的に行な
う技術としては、特開平9−34503号公報「PID
コントロ−ラの調整法」(明電舎)などがある。しか
し、これらの方法は限界ゲインよりもかなり大きなゲイ
ンにならないと、振動が観測されないので、求められる
限界ゲインの精度が悪い。また、特開平9−10630
3号公報「制御系のゲインの自動決定法」(ファナッ
ク)では、速度偏差によるゲイン調整系により自励振動
を起こし、非線形領域での近似ゲインを求めているの
で、正確な限界ゲインが同定できない。米国特許明細書
第4,549,123号には、ル−プ内にリレ−要素を
挿入して自励振動を起こし、記述関数法の考え方を導入
して、精度のより高い限界ゲインを求める方法が示され
ている。しかし、この方法は、制御対象が1入力1出力
系に限られる。また、外乱やノイズによる限界ゲイン同
定精度の低下が見られる点で課題がある。
入し、その入出力信号の偏差を用いて適応的にル−プゲ
インを調整することで、精度良く限界ゲインを求めるこ
とが理論的に可能であることを提案した(「限界ゲイン
の高精度適応同定法の提案」計測自動制御学会第18回
適応制御シンポジウム1998年1月)。この方法は、
記述関数による近似が不要である、振幅を測定せずに限
界ゲインを陽に与えることができる、多変数系に適用で
きる、などの利点がある。しかし、これを実現する具体
的な方法はいまだ提示されていないし、求められるゲイ
ン値は細かな振動を示し、限界ゲインの一定値に収束し
ないという課題もある。また、限界ゲイン・限界周期が
同じでも、特性が異なる制御系があり、このときは、限
界ゲインを与える位相(−180°)以外の他の位相に
おけるゲインを知ることが、系の調整上で重要である
が、上記の文献にはその方法が示されていない。
ック制御系における限界ゲインや限界周期を、プロセス
の運転状態で精度良く同定する方法と装置を提供するこ
とを目的とする。また、位相交点以外の位相における伝
達関数点を、同様に同定する方法・装置を提供すること
を目的とする。
に、本発明は、制御対象の伝達関数を含むフィ−ドバッ
ク制御系に対する限界ゲイン同定方法であって、前記フ
ィードバック制御系は、可変ゲイン要素と飽和要素とを
有しており、前記可変ゲイン要素の入力からの振幅を計
測しながら、下記の式によって前記可変ゲイン要素のゲ
インを十分に大きなゲインから漸減させ、自励振動が一
定振幅に収束するときのゲインを限界ゲインとするフィ
−ドバック制御系の限界ゲインの同定方法である。
一次遅れ要素を有しており、また、前記可変ゲイン要素
の入力から振幅と周波数を計測し、 計測された振幅と周波数から、前記可変ゲイン要素のゲ
インを漸減するとともに、前記一次遅れ要素に対して位
相を下記の式によって所定位相に十分小さなT(T>
0)から適応的に調整することにより、所定の位相にお
ける前記フィードバック制御系における前記伝達関数を
同定することもできる。
ック制御系に対する限界ゲイン同定装置であって、前記
フィードバック制御系は、可変ゲイン要素と飽和要素と
を有し、さらに、前記ゲイン要素の入力から振幅を計測
する手段と、下記の式によって前記ゲイン要素のゲイン
を十分大きなゲインから漸減させる調整手段とを有し、
自励振動が一定振幅に収束するときのゲインを計測する
と、そのゲインを前記フィードバック制御系の限界ゲイ
ンとするフィ−ドバック制御系の限界ゲインの同定装置
である。
一次遅れ要素を有しており、前記ゲイン要素の入力から
振幅を計測する手段は、周波数も計測し、前記調整手段
は、前記一次遅れ要素を所定位相に設定することもで
き、前記調整手段は、計測された振幅と周波数から、前
記可変ゲイン要素のゲインとともに、前記一次遅れ要素
に対して位相を、下記の式によって十分小さなT(T>
0)から所定位相に適応的に調整することにより、所定
の位相における前記フィードバック制御系における前記
伝達関数を同定することもできる。
して詳細に説明する。本発明は、系に自励信号を発生さ
せて、適応的にゲインを調整して、限界ゲインを求めて
いる。以下に、この方法により限界ゲインが求まること
をまず説明し、また、このときのゲインの調整の方法を
説明する。さて、図1に示すゲイン要素10および関数
要素20で構成されたフィ−ドバック系を例に、限界ゲ
インの求め方を説明する。図1において、関数要素20
のG(s)は周波数特性を同定したいプラントの伝達関
数であり、ゲイン要素10のゲインkはk∈Rである。
図1に示したこのフィ−ドバック系は、0<k<Kcr
で安定であり、k>Kcrで不安定になるとする。この
場合、k=Kcrにおいては自励振動が持続する。この
とき、Kc rを限界ゲインと呼び、自励振動の周期を限
界周期ωcrと呼ぶ。Kcrとωc rは、次式のよう
に、図1のフィ−ドバック系の特性方程式を満たす。
で、周波数特性が
非線形フィ−ドバック系を考える。図2で示したフィー
ドバック系は、図1のフィードバック系に飽和要素30
を挿入した構成を有している。ここに飽和要素30のφ
は、図3に示すような、飽和値u0で飽和する関数出力
を有している。ゲイン要素の値(ゲイン)kが無限大に
近づくとき、飽和要素の出力関数φ(kσ)の極限はリ
レ−要素の特性をもつので、この系は、十分大きなkに
対して、リレ−制御系と同様に振舞う。すなわち、kが
十分大きいとき、不安定モ−ドの振幅が急速に増大し、
しばらくして振幅一定な自励振動状態に落ち着く。この
とき、ゲインkが大きいので、この定常状態におけるゲ
イン要素10の出力vの振幅vE(バーvと示す場合も
ある)は、飽和値u0に比べて十分大きい。そこで、ゲ
インkを漸減させることにより、振幅vEを飽和値u0
に近づける。すなわち、自励振動を維持しながら飽和状
態から非飽和状態に近づけ、最終的に、振幅vE=u0
で振動を保つようにする。このとき、非飽和状態での振
動が生じているので、そのときのゲインkと振動周波数
ωが、限界ゲインKcrと限界周期ωcrを与える。こ
れを達成するために、vE>u0であればkを減少さ
せ、v E<u0であればkを増加させる調整則:
は十分に大きな値とする。右辺第2項は飽和値の変化速
度を微調整に利用するために用いるので、β2はゼロで
も良い。また、(3)式では、ゲイン要素10の入力e
(t)の振幅eE(バーe(t)とも記載)を推定し、
vE=keEにより、ゲイン要素10の出力vEを求め
ることとし、その有用性は後述する。
適用した場合のe(t)の過渡応答例を示す。点線がゲ
イン要素10の入力e(t)であり、実線がその振幅の
周波数推定器(後述)による推定値eE(t)である。
このように、eE(t)はゼロから急速に増加し一定値
に落ち着くので、適当な正数e1、e2に対し、e1≧
e(t)≧e 2が満たされる。この性質から、式(3)
を満たすゲインk(t)は、β2=0のとき、つぎの区
間内に存在することが保証される。
E(t)を用いて、ゲイン要素の出力の振幅vE=ke
E(t)を求めたが、直接に、ゲイン要素の出力v
(t)から周波数推定器を用いてvEを推定する方法:
(t)が負になることで非振動的な不安定現象が生じ、
同定が失敗する場合があった。これに対し、(3)式を
用いた調整では、(4)式から分かるようにk(t)を
正に保てるので、そのような欠点はない。このため、周
波数推定器のパラメ−タの設定が、(3)式のほうが遥
かに容易である。
い、k(t)を十分大きな初期値k(0)から漸減させ
ている。k=Kcrが同定できるには、(3)式により
振幅vE=u0の自励振動が安定に保たれることが必要
であり、以下ではその条件を求める。図1のフィ−ドバ
ック系の1+kG(s)=0の主要極sはk=Kcrの
ときs=−jωcrであるので、k=Kcrの付近にお
ける主要極の近似式は
ではeEが減少するので、a>0である。このモデルと
(3)式の調整則からなる系
cr)で与えられる。そこで、新たに、変数をx1=k
−Kcr、x2=eE−eE0とおいて、平衡点まわり
の線形近似式を求めると
化のためには、β1>0、β2=0で十分である。以上
より、この条件を満たすようにβ1、β2を選ぶこと
で、安定な自励振動が保たれ、k=Kcrが高精度に同
定できる。
(3)のアルゴリズムを実現するためには、自励振動の
振幅の包絡線であるeE(t)を測定する必要がある。
ここでは、適応ノッチ・フィルタを伴った周波数推定器
を用いて、振動周期と共に、新たに、振幅の包絡線eE
(t)をオンラインで同定する方法を与える。周波数推
定器への入力信号が正弦波信号
れる。
ンピング係数、γは可変パラメ−タである。また、ε>
0、N>0、μ>0、α2≧1である。入力信号n
(t)に対する定常応答は、次式で表される周期解とな
る。
化率dv/dtの推定値が次式で与えられる。
て、適応的にゲインを調整して、限界ゲインを求めるこ
とができる。
次に、フィ−ドバック系に、ゲイン要素と一次遅れ要素
(位相設定器と同じ意味である)を挿入し、限界ゲイン
を求める方法によって、任意の位相角における伝達関数
を同定する方法について説明する。図5のフィ−ドバッ
ク系を考える。図5は、図1のフィードバック系に一次
遅れ要素40を挿入した構成である。ここで、図1と同
様に、G(s)は周波数応答を求めたいプラントの伝達
関数であり、ゲインkはk∈Rである。図中の一次遅れ
要素40は、一次遅れ要素の時定数Tを用いて
定数Tにより、
が与えられたとする。このとき、
となる周波数の伝達関数である。そこで、θcを与え
て、
る。この一次遅れ要素の時定数Tに対し、系が安定限界
にあれば式(26)を満足するので、ω=ωcの自励振
動を生じるように、上述した適応同定法によりゲインk
を調整する。これは、図6に示すように、θcだけ回転
させた座標系で見た限界ゲインを求めることと考えられ
る。
方法のための、一次遅れ要素の時定数Tの調整則を以下
に説明する。まず、
の条件と
として
整には、これまでの調整則を用いる。したがって、
振幅と周期であり、eE、deE/dt、ω、dω/d
tは周波数推定器により推定する。初期値としてT=T
(0)を正で十分小さく、また、k=K(0)を十分大
きく与える。この条件の下で実験し、kとTが収束すれ
ば、ωcにおける伝達関数が
ック系に、図5に示すように、ゲイン要素10と一次遅
れ要素40を挿入し、限界ゲインを求める方法によっ
て、任意の位相角における伝達関数を同定することがで
きる。
ンを同定する上述のアルゴリズムを実施するために、図
7に示すシミュレーション・システムを構成した。図7
において、このシステムは、周波数推定器50、上述の
式(3)に示した調整を行う適応アルゴリズムを内蔵し
たゲイン調整器60、可変ゲイン要素10、飽和要素7
0、対象制御系の一巡伝達関数器20で構成されてい
る。本発明を実施するために挿入される周波数推定器5
0、調整器60、可変ゲイン要素10、飽和要素70
は、プロセスで一般的に使用されているデジタル制御シ
ステムの機能の一部として限界ゲインを同定するときに
挿入されるものである。あるいは、別のデジタル制御装
置として構成し、既存の制御系に限界ゲインを同定する
ときに挿入してもよい。周波数推定器50は、(16)
〜(19)式で与えられるアルゴリズムが組み込まれて
おり、(22)式と(23)式に従いeE、deE/d
tの推定値を出力する(ただし、vがeEに対応す
る)。また、周波数推定器の機能により振動の周期ωを
観測する。調整器60は、(3)式で与えられる調整則
を内臓して、可変ゲイン要素10のゲインkを調整す
る。飽和要素70は、同定中に出力が異常とならないよ
う、安全のために挿入している。限界ゲインの同定時
は、自励振動の信号e(t)を周波数推定器50に入力
し、自励振動の振幅eE(t)を推定する。この推定さ
れた振幅をもとに、調整器60の調整則により可変ゲイ
ン要素60のゲインkを適応的に変化させる。これによ
り、限界ゲインKcrを同定する。このとき、限界周期
ωcrも同時に同定される。以下に、上記図7で示され
たシステムに対して、具体的に一巡伝達関数G(s)の
限界ゲイン等を特定した場合を以下に説明する。
で表されるプラントを考える。
u0=1 適応ノッチフィルタ(ANF):ε=0.6、ζ=0.
6、μ=0.2、N=1、α2=2 そして、外乱として、大きさ0.001のステップ入力
を時刻0に加えたときの結果を図8〜図10に示す。ナ
イキストの安定条件より計算される真値、kcr=0.
1507とωcr=1.032に速やかに収束してい
る。これにより、本発明の方法によって、理論的に求め
られる限界ゲインが高精度に求められていることが示さ
れている。
図11に示す。本発明の所定位相における伝達関数点を
同定するアルゴリズムを実施するために、図11のシス
テムを構成する。図11に示すように、システムは、周
波数推定器52、調整器62、可変ゲイン80、一次遅
れ要素90、飽和要素70、対象制御系の伝達関数20
で構成されている。本発明を実施するために挿入される
周波数推定器52、調整器62、可変ゲイン80、一次
遅れ要素90、飽和要素70は、プロセスで一般的に使
用されているデジタル制御システムの機能の一部として
限界ゲインを同定するときに挿入されるものである。周
波数推定器52は、振動の周期の推定値を出力する。ま
た、(16)〜(19)式で与えられるアルゴリズムが
組み込まれており、(22)式と(23)式に従い推定
値eE、deE/dtを出力し(ただし、vがeEに対
応する)、(18)式に従いdω/dtを出力する。調
整器62は、(37)および(38)式で与えられる調
整則を内臓して、可変ゲイン80、一次遅れ要素90の
ゲインおよび一次遅れ要素部分(位相角)を調整する。
また、飽和要素70は、実施例1と同様に、同定中に出
力が異常とならないよう、安全の目的で挿入したもので
ある。
=40°となるときの伝達関数点を求める。パラメ−タ
は次のようにする。 適応則:β1=0.3、β2=0、u0=1、α=5.
0 初期値:k(0)=10、ω(0)=10、T(0)=
0.001 外乱として、大きさ0.001のステップ入力を時刻0
に加えたときの結果を図12〜図15に示す。同様に、
φc=20°、60°、80°においてもシミュレ−シ
ョンを行い、定常状態におけるゲインk、遅れ時間T、
周波数ωの値から計算される伝達関数点を図16に示
す。実線がナイキスト線図であり、*で示した点が本実
施の形態により推定された伝達関数点である。図16か
ら、それぞれの位相において、高精度に同定されている
のが確認できる。上述で説明したように、限界ゲインの
適応同定法を用いて指定した位相のゲインと周波数を求
める方法をシミュレ−ションした。これにより、位相交
点以外の周波数においても、ゲインと周波数を高精度に
同定することができることが分かる。 (応用ができる技術・製品)加熱・蒸留・合成・などの
化学プロセスなどフィ−ドバック制御系を用いているプ
ロセス一般に適用可能。
度のよい限界ゲイン・限界周期の同定ができる。また、
これは、1変数1出力系のみならず、多変数系多出力系
においても適用できる。これにより、制御系のパラメ−
タの最適な値が設定でき、性能のよいプロセスの制御が
可能となる。 (2)位相が90度〜180度遅れる時の系の伝達関数
点を同定することができる。これによって、対象制御系
のゲインを適切に調整することができる。
明する図である。
明する図である。
す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 制御対象の伝達関数を含むフィ−ドバッ
ク制御系に対する限界ゲイン同定方法であって、 前記フィードバック制御系は、可変ゲイン要素と飽和要
素とを有しており、 前記可変ゲイン要素の入力からの振幅を計測しながら、
下記の式によって前記可変ゲイン要素のゲインを十分に
大きなゲインから漸減させ、 自励振動が一定振幅に収束するときのゲインを限界ゲイ
ンとすることを特徴とするフィ−ドバック制御系の限界
ゲインの同定方法。 【数1】 ここで、 k:可変ゲイン要素の値 バ−e:e(t)の振幅 u0:飽和要素の飽和値 β1>0、β2≧0:定数 - 【請求項2】 前記フィードバック制御系は、さらに位
相を設定できる一次遅れ要素を有しており、また、前記
可変ゲイン要素の入力から振幅と周波数を計測し、 計測された振幅と周波数から、前記可変ゲイン要素のゲ
インを漸減するとともに、前記一次遅れ要素に対して位
相を下記の式によって所定位相に十分小さなT(T>
0)から適応的に調整することにより、所定の位相にお
ける前記フィードバック制御系における前記伝達関数を
同定することを特徴とする請求項1記載の限界ゲインの
同定方法。 【数2】 ここで T:一次遅れ要素の時定数 ω:周波数 θc:位相の指定値 α>0:定数 - 【請求項3】 制御対象の伝達関数を含むフィ−ドバッ
ク制御系に対する限界ゲイン同定装置であって、 前記フィードバック制御系は、可変ゲイン要素と飽和要
素とを有し、 さらに、前記ゲイン要素の入力から振幅を計測する手段
と、 下記の式によって前記ゲイン要素のゲインを十分大きな
ゲインから漸減させる調整手段とを有し、 自励振動が一定振幅に収束するときのゲインを計測する
と、そのゲインを前記フィードバック制御系の限界ゲイ
ンとすることを特徴とするフィ−ドバック制御系の限界
ゲインの同定装置。 【数3】 ここで、 k:可変ゲイン要素のゲイン バ−e:e(t)の振幅 u0:飽和要素の飽和値 β1>0、β2≧0:定数 - 【請求項4】 前記フィードバック制御系は、さらに位
相を設定できる一次遅れ要素を有しており、 前記ゲイン要素の入力から振幅を計測する手段は、周波
数も計測し、 前記調整手段は、前記一次遅れ要素を所定位相に設定す
ることもでき、前記調整手段は、計測された振幅と周波
数から、前記可変ゲイン要素のゲインとともに、前記一
次遅れ要素に対して位相を、下記の式によって十分小さ
なT(T>0)から所定位相に適応的に調整することに
より、所定の位相における前記フィードバック制御系に
おける前記伝達関数を同定することを特徴とする請求項
3記載の限界ゲインの同定装置。 【数4】 ここで T:一次遅れ要素の時定数 ω:周波数 θc:位相の指定値 α>0:定数
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---|---|---|---|---|
JP2008225526A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Kajima Corp | アクティブ制振制御システム及びプログラム |
CN110138295A (zh) * | 2019-04-29 | 2019-08-16 | 中国电力科学研究院有限公司 | 一种测量自并励励磁系统电压控制环静态放大倍数的方法及系统 |
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- 2001-04-19 JP JP2001121100A patent/JP3774376B2/ja not_active Expired - Fee Related
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