JPH07281709A - 制御装置の制御パラメータの調整方法 - Google Patents

制御装置の制御パラメータの調整方法

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JPH07281709A
JPH07281709A JP10063294A JP10063294A JPH07281709A JP H07281709 A JPH07281709 A JP H07281709A JP 10063294 A JP10063294 A JP 10063294A JP 10063294 A JP10063294 A JP 10063294A JP H07281709 A JPH07281709 A JP H07281709A
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gain
control
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sensitivity
coefficient
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JP10063294A
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Taitaro Tanaka
泰太郎 田中
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊な装置を用いる必要もなく、また長時間
特殊なパターン入力を行うこともなく、簡便な手法によ
り制御パラメータの調整をなし得る制御装置の制御パラ
メータの調整方法を提供する。 【構成】 I−PD制御またはPID制御における制御
パラメータ調整方法であって、積分ゲインのみを高めた
ときの限界振動の感度および周期、ならびに比例ゲイン
のみを高めたときの限界振動の感度および周期により前
記制御パラメータの値を求めるものである。そのため、
特別な装置用いることなく簡便に制御パラメータの調整
をなし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる部分的モデル
マッチング法を用いる制御装置の制御パラメータの調整
方法に関する。さらに詳しくは、望ましい制御系の伝達
関数の特性多項式の性質として、その中に存在する振動
モードがある特定の項に関係が深いという原理を利用す
る制御装置の制御パラメータの調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、PID制御に用いられる制御
装置における制御パラメータの調整に関しては種々の提
案がなされているが、ジーグラーニコルズの限界感度法
においては、比例制御のみにより制御を行い、この状態
で比例ゲインを徐々に大きくし、目標値あるいは外乱の
ステップ状変化に対する制御量の応答を次第に振動的に
させ、ついには安定限界を超えて発振状態とさせて、そ
のときの比例ゲインおよび持続振動の周期に基づいて、
比例ゲイン、積分ゲインおよび微分ゲイン等の制御パラ
メータを求めることができるために、同法は広く利用さ
れている。
【0003】しかしながら、制御対象の特性によって
は、ジーグラーニコルズの限界感度法が有効に機能しな
いという問題がある。このため、M系列信号等の特殊パ
ターンの入力を与えて制御パラメータの調整を行う方法
やファジィー推論を応用して制御パラメータの調整を行
う方法が提案されている(PID制御、システム制御情
報学会編)。しかしながら、これらの調整法では特殊な
パターンの入力を長時間与えなければならないという問
題や調整のために特殊な装置がいるという問題が生じて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、特殊な装置を
用いる必要もなく、また長時間特殊なパターン入力を行
うこともなく、簡便な手法により制御パラメータの調整
をなし得る制御装置の制御パラメータの調整方法を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置の制御
パラメータの調整方法の第1態様は、I−PD制御また
はPID制御における制御パラメータ調整方法であっ
て、積分ゲインのみを高めたときの限界振動の感度およ
び周期、ならびに比例ゲインのみを高めたときの限界振
動の感度および周期により前記制御パラメータの値を求
めることを特徴とする。
【0006】より具体的には、 (1)静特性試験により静的ゲインを計測することによ
り、制御対象の伝達関数の分母式の第1項の係数
(a0)を求める手順と、
【0007】(2)比例ゲイン(KP),微分ゲイン
(KD)をともにゼロとして、積分ゲイン(KI)を限界
振動が発生するまで大きくし、そのときの積分ゲイン
(KI)の値KCIと回転数の変動周期(TI)の値TCI
測定し、得られたKCIおよびTCIを下記式: a1=KCI(TCI/(2π))2 に代入して前記分母式の第2項の係数(a1)を求める
手順と、
【0008】(3)前記a0およびTCIを下記式: a2=a0(TCI/(2π))2 に代入して前記分母式の第3項の係数(a2)を求める
手順と、
【0009】(4)微分ゲイン(KD)をゼロとし、積
分ゲイン(KI)をほぼゼロとして、比例ゲイン(KP
を限界振動が発生するまで大きくし、そのときの比例ゲ
イン(KP)の値KCPと制御量の変動周期(TP)の値T
CPを測定し、得られたKCPおよびTCPを下記式: a3=a1(TCP/(2π))2 に代入して前記分母式の第4項の係数(a3)を求める
手順と、
【0010】(5)ついで、得られたa0,a1,a2
3を用いて積分ゲイン(KI),比例ゲイン(KP),
微分ゲイン(KD)を下記式: KD=αs2 2/a3−a1P=αs(KD+a12/a2−a0I=αs(KP+a02/(KD+a1) により求める手順とを含んでいることを特徴とするもの
である。
【0011】ここで、前記αsが0.3から0.5の範
囲にあるのが好ましい。
【0012】また、本発明の制御装置の制御パラメータ
の調整方法の第2態様は、I−P制御またはPI制御に
おける制御パラメータ調整方法であって、積分ゲインの
みを高めたときの限界振動の感度および周期により前記
制御パラメータの値を求めることを特徴とする。
【0013】より具体的には、 (1)静特性試験により静的ゲインを計測することによ
り、制御対象の伝達関数の分母式の第1項の係数
(a0)を求める手順と、
【0014】(2)比例ゲイン(KP)をゼロとして、
積分ゲイン(KI)を限界振動が発生するまで大きく
し、そのときの積分ゲイン(KI)の値KCIと制御量の
変動周期(TI)の値TCIを測定し、得られたKCIおよ
びTCIを下記式: a1=KCI(TCI/(2π))2 に代入して前記分母式の第2項の係数(a1)を求める
手順と、
【0015】(3)前記a0およびTCIを下記式: a2=a0(TCI/(2π))2 に代入して前記分母式の第3項の係数(a2)を求める
手順と、
【0016】(4)積分ゲイン(KI)をほぼゼロとし
て、比例ゲイン(KP)を限界振動が発生するまで大き
くし、そのときの比例ゲイン(KP)の値KCPと制御量
の変動周期(TP)の値TCPを測定し、得られたKCP
よびTCPを下記式: a3=a1(TCP/(2π))2 に代入して前記分母式の第4項の係数(a3)を求める
手順と、
【0017】(5)ついで、得られたa0,a1,a2
3を用いて積分ゲイン(KI),比例ゲイン(KP)を
下記式: KP=αs(a12/a2−a0I=αs(KP+a02/a1 により求める手順とを含んでいることを特徴とするもの
である。
【0018】ここで、前記αsが0.3から0.5の範
囲にあるのが好ましい。
【0019】
【作用】本発明の制御装置の制御パラメータの調整方法
の第1態様においては、積分ゲインのみを高めたときの
限界振動の感度および周期、ならびに比例ゲインのみを
高めたときの限界振動の感度および周期により制御パラ
メータの値を求めることができる。そのため、本発明の
第1態様によれば、従来のジーグラーニコルズの限界感
度法とほぼ同様に、簡便に制御パラメータ、すなわち、
比例ゲイン、積分ゲインおよび微分ゲインを求めること
ができる。
【0020】また、本発明の制御装置の制御パラメータ
の調整方法の第2態様においては、積分ゲインのみを高
めたときの限界振動の感度および周期により制御パラメ
ータの値を求めることができる。そのため、本発明の第
2態様によれば、従来のジーグラーニコルズの限界感度
法と同様に、簡便に制御パラメータ、すなわち、比例ゲ
インおよび積分ゲインを求めることができる。
【0021】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0022】図1に、制御対象をガスタービンとして、
それに対してI−PD制御がなされている状態をブロッ
ク図で示す。なお、図において、1は積分要素、2は比
例要素、3は微分要素、4はガスタービンを示す。
【0023】いま、制御対象であるガスタービン4の伝
達関数を下記のように想定する。 G(s)=1/(a0+a11+a22+a33+a4
4+・・・)
【0024】そのときの前記制御系の伝達関数は下記の
ようになる。 W(s)=1/{KI+(KP+a0)s+(KD+a1)s2+a2s3+a3s4+a4
s5+・・・}
【0025】さらに、前記伝達関数G(s)の分母式の
連続する3つの係数を用いて下記式により定義されるパ
ラメータ(以下、αパラメータという)を導入する。 αi=(ai+1/ai)/(ai/ai-1
【0026】また、前記伝達関数G(s)が安定である
ための十分条件は、αiが0.68を超えず、また下記
式により定められるλiが、0.465を超えなければ
よいことが知られている。 λi=(ai-1・ai-2)/(ai・ai+1
【0027】ここで、αパラメータの性質から、部分的
モデルマッチング法においては、制御対象の高次の部分
項は安定条件を満足しているとし、低次の部分項をαパ
ラメータの指標により補償することが有効であることが
知られている(「ロバスト制御系設計のためのαパラメ
ータ」(計測自動制御学会論文集、Vol.28,N
o.12,1501/1503(1992)))。
【0028】そのため、何らかの手段により前記分母式
の低次の係数a0,a1,a2,a3の推測値を知ることが
できれば、積分ゲイン(KI),比例ゲイン(KP),微
分ゲイン(KD)の最適調整を可能とすることができ
る。
【0029】以下、a0,a1,a2,a3の推測値および
積分ゲイン(KI),比例ゲイン(KP),微分ゲイン
(KD)の最適調整値の求め方を説明する。
【0030】0の算出について 静特性試験により静的ゲインを計測することにより算出
できる。なお、制御対象の伝達関数の分母式がわかれ
ば、その式においてs=0とすることにより容易に求め
ることができる。
【0031】1の算出について 比例ゲイン(KP),微分ゲイン(KD)をともにゼロと
して、積分ゲイン(KI)を限界振動が発生するまで大
きくし、そのときの積分ゲイン(KI)の値KCIと制御
量(ここでは回転数)の変動周期(TI)の値TCIを測
定する。得られたKCIおよびTCIを下記式に代入するこ
とによりa1を算出できる。 a1=KCI(TCI/(2π))2
【0032】2の算出について 前記a0およびTCIを下記式に代入することによりa2
算出できる。 a2=a0(TCI/(2π))2
【0033】3の算出について 微分ゲイン(KD)をゼロとし、積分ゲイン(KI)をほ
ぼゼロとして、比例ゲイン(KP)を限界振動が発生す
るまで大きくし、そのときの比例ゲイン(KP)の値K
CPと制御量(ここでは回転数)の変動周期(TP)の値
CPを測定する。得られたKCPおよびTCPを下記式に代
入することによりa3を算出できる。 a3=a1(TCP/(2π))2
【0034】ついで、得られたa0,a1,a2,a3を用
いて積分ゲイン(KI),比例ゲイン(KP),微分ゲイ
ン(KD)の最適調整値を求める。
【0035】i)微分ゲイン(KD)の最適調整値の算
出について 得られたa1,a2,a3を下記式に代入することにより
算出できる。 KD=αs2 2/a3−a1 ここで、αsは0.3から0.5の範囲とされる。ただ
し、標準的には0.5とされる。
【0036】ii)比例ゲイン(KP)の最適調整値の
算出について 得られたa0,a1,a2および前記により得られた微分
ゲイン(KD)を下記式に代入することにより算出でき
る。 KP=αs(KD+a12/a2−a0 ここで、αsは0.3から0.5の範囲とされる。ただ
し、標準的には0.5とされる。
【0037】iii)積分ゲイン(KI)の最適調整値
の算出について 得られたa0,a1および前記により得られた微分ゲイン
(KD)および比例ゲイン(KP)を下記式に代入するこ
とにより算出できる。 KI=αs(KP+a02/(KD+a1) ここで、αsは0.3から0.5の範囲とされる。ただ
し、標準的には0.5とされる。
【0038】実施例1および比較例1 伝達関数G(s)が下記式で表される制御対象、例えば
ガスタービンに対するI−PD制御における制御パラメ
ータの調整を前記方法により行い、しかるのちシミュレ
ーションを行った(実施例1)。その結果を図2(a)
に示す。なお、αsは0.5とした。 G(s)=exp(−0.01s)/(1+5s)(1
+0.2s)
【0039】比較のために、ジーグラーニコルズの限界
感度法により制御パラメータを求め、しかるのちシミュ
レーションを行った(比較例1)。その結果を図3に示
す。
【0040】図2(a)および図3より実施例1におい
ては系が安定しているが、比較例1では系が発振してい
るのがわかる。これにより、本発明の制御装置の制御パ
ラメータの調整方法によれば、ジーグラーニコルズの限
界感度法が適用できない制御対象について、簡便に制御
パラメータの調整がなし得るのがわかる。
【0041】以上、I−PD制御を例にとり本発明の制
御装置の制御パラメータの調整方法を説明してきたが、
本発明の適用は前記に限定されるものではなく、PID
制御、P制御、I−P制御、PI制御についても好適に
適用できる。ただし、その場合は、P制御、I−P制
御、PI制御における積分ゲイン(KI),比例ゲイン
(KP)の最適調整値は下記式によるものとする。
【0042】P制御について KP=αs1 2/a2−a0 ここで、αsは0.3から0.5の範囲とされる。ただ
し、標準的には0.5とされる。
【0043】実施例2および比較例2 実施例1のガスタービンに対し前記手順によりP制御に
おける比例ゲイン(KP)を求め、しかるのちシミュレ
ーションを行った(実施例2)。その結果を図2(b)
に示す。なお、αsは0.5とした。
【0044】比較のために、ジーグラーニコルズの限界
感度法により制御パラメータを求め、しかるのちシミュ
レーションを行った(比較例2)。その結果を図3に示
す。
【0045】図2(b)および図3より実施例2におい
ては系が安定しているが、比較例2では系が発振してい
るのがわかる。これにより、本発明の制御装置の制御パ
ラメータの調整方法によれば、ジーグラーニコルズの限
界感度法が適用できない制御対象について、簡便に制御
パラメータの調整がなし得るのがわかる。
【0046】I−P制御、PI制御について KP=αs1 2/a2−a0I=αs(KP+a02/a1 ここで、αsは0.3から0.5の範囲とされる。ただ
し、標準的には0.5とされる。
【0047】実施例3および比較例3 実施例1におけるガスタービンに対し前記手順によりI
−P制御における比例ゲイン(KP)および比例ゲイン
(KI)を求め、、しかるのちシミュレーションを行っ
た(実施例3)。その結果を図2(b)に示す。なお、
αsは0.5とした。
【0048】比較のために、ジーグラーニコルズの限界
感度法により制御パラメータを求め、しかるのちシミュ
レーションを行った(比較例3)。その結果を図3に示
す。
【0049】図2(b)および図3より実施例3におい
ては系が安定しているが、比較例3では系が発振してい
るのがわかる。これにより、本発明の制御装置の制御パ
ラメータの調整方法によれば、ジーグラーニコルズの限
界感度法が適用できない制御対象について、簡便に制御
パラメータの調整がなし得るのがわかる。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、従来のジーグラーニコルズの限界感度法と同様の簡
便な手法により、ジーグラーニコルズの限界感度法が適
用できない制御対象についても制御パラメータを最適値
に調整することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンにおけるI−PD制御のブロック
図である。
【図2】実施例1〜実施例3におけるシミュレーション
結果のグラフである。
【図3】比較例1〜比較例3におけるシミュレーション
結果のグラフである。
【符号の説明】
1 積分要素 2 比例要素 3 微分要素 4 ガスタービン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I−PD制御またはPID制御における
    制御パラメータの調整方法であって、積分ゲインのみを
    高めたときの限界振動の感度および周期ならびに比例ゲ
    インのみを高めたときの限界振動の感度および周期によ
    り前記制御パラメータの値を求めることを特徴とする制
    御装置の制御パラメータの調整方法。
  2. 【請求項2】 (1)静特性試験により静的ゲインを計
    測することにより、制御対象の伝達関数の分母式の第1
    項の係数(a0)を求める手順と、(2)比例ゲイン
    (KP),微分ゲイン(KD)をともにゼロとして、積分
    ゲイン(KI)を限界振動が発生するまで大きくし、そ
    のときの積分ゲイン(KI)の値KCIと制御量の変動周
    期(TI)の値TCIを測定し、得られたKCIおよびTCI
    を下記式: a1=KCI(TCI/(2π))2 に代入して前記分母式の第2項の係数(a1)を求める
    手順と、(3)前記a0およびTCIを下記式: a2=a0(TCI/(2π))2 に代入して前記分母式の第3項の係数(a2)を求める
    手順と、(4)微分ゲイン(KD)をゼロとし、積分ゲ
    イン(KI)をほぼゼロとして、比例ゲイン(KP)を限
    界振動が発生するまで大きくし、そのときの比例ゲイン
    (KP)の値KCPと制御量の変動周期(TP)の値TCP
    測定し、得られたKCPおよびTCPを下記式: a3=a1(TCP/(2π))2 に代入して前記分母式の第4項の係数(a3)を求める
    手順と、(5)ついで、得られたa0,a1,a2,a3
    用いて積分ゲイン(KI),比例ゲイン(KP),微分ゲ
    イン(KD)を下記式: KD=αs2 2/a3−a1P=αs(KD+a12/a2−a0 I=αs(KP+a02/(KD+a1) により求める手順とを含んでいることを特徴とする請求
    項1記載の制御装置の制御パラメータの調整方法。
  3. 【請求項3】 前記αsが0.3から0.5の範囲とさ
    れていることを特徴とする請求項2記載のパラメータの
    調整方法。
  4. 【請求項4】 I−P制御またはPI制御における制御
    パラメータの調整方法であって、積分ゲインのみを高め
    たときの限界振動の感度および周期により前記制御パラ
    メータの値を求めることを特徴とする制御装置の制御パ
    ラメータの調整方法。
  5. 【請求項5】 (1)静特性試験により静的ゲインを計
    測することにより、制御対象の伝達関数の分母式の第1
    項の係数(a0)を求める手順と、(2)比例ゲイン
    (KP)をゼロとして、積分ゲイン(KI)を限界振動が
    発生するまで大きくし、そのときの積分ゲイン(KI
    の値KCIと制御量の変動周期(TI)の値TCIを測定
    し、得られたKCIおよびTCIを下記式: a1=KCI(TCI/(2π))2 に代入して前記分母式の第2項の係数(a1)を求める
    手順と、(3)前記a0およびTCIを下記式: a2=a0(TCI/(2π))2 に代入して前記分母式の第3項の係数(a2)を求める
    手順と、(4)積分ゲイン(KI)をほぼゼロとして、
    比例ゲイン(KP)を限界振動が発生するまで大きく
    し、そのときの比例ゲイン(KP)の値KCPと制御量の
    変動周期(TP)の値TCPを測定し、得られたKCPおよ
    びTCPを下記式: a3=a1(TCP/(2π))2 に代入して前記分母式の第4項の係数(a3)を求める
    手順と、(5)ついで、得られたa0,a1,a2,a3
    用いて積分ゲイン(KI),比例ゲイン(KP)を下記
    式: KP=αs(a12/a2−a0I=αs(KP+a02/a1 により求める手順とを含んでいることを特徴とする請求
    項4記載の制御装置の制御パラメータの調整方法。
  6. 【請求項6】 前記αsが0.3から0.5の範囲とさ
    れていることを特徴とする請求項5記載のパラメータの
    調整方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004086702A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Yaskawa Electric Corp 振動抑制フィルタの自動設定方法
JP2011113111A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Saginomiya Seisakusho Inc Pid制御装置及びpid制御方法
CN103116270A (zh) * 2013-01-30 2013-05-22 上海交通大学 基于灵敏度约束的稳定PIλDμ控制器参数整定方法
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