JP2001005502A - 重み同定方法及びフィードバック制御方法 - Google Patents

重み同定方法及びフィードバック制御方法

Info

Publication number
JP2001005502A
JP2001005502A JP11175032A JP17503299A JP2001005502A JP 2001005502 A JP2001005502 A JP 2001005502A JP 11175032 A JP11175032 A JP 11175032A JP 17503299 A JP17503299 A JP 17503299A JP 2001005502 A JP2001005502 A JP 2001005502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
model
models
control system
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11175032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3410047B2 (ja
Inventor
Ryoichi Hibino
良一 日比野
Masataka Osawa
正敬 大澤
Hidekazu Ono
英一 小野
Shu Asaumi
周 浅海
Toshinari Suzuki
俊成 鈴木
Katsumi Kono
克己 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP17503299A priority Critical patent/JP3410047B2/ja
Priority to US09/596,067 priority patent/US6807448B1/en
Publication of JP2001005502A publication Critical patent/JP2001005502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3410047B2 publication Critical patent/JP3410047B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/0205Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric not using a model or a simulator of the controlled system
    • G05B13/024Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric not using a model or a simulator of the controlled system in which a parameter or coefficient is automatically adjusted to optimise the performance

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御モデルを構成するパラメータを直接推定
することなく、それらを包含するパラメータ群を含むモ
デルの重みを推定することによって演算量を減少する。 【解決手段】 コントローラ102は、スリップ回転速
度Nslipと目標回転速度との差e及びパラメータマ
ップ101からの重みθに基づいて、スリップ回転速度
Nslipが目標回転速度となるための指令値Duty
をフィードバック制御する。重みθは、スリップ制御系
103を表す制御モデルを構成するための、各々パラメ
ータ群を含む複数のモデル各々に掛ける重みであり、複
数のモデルの1つのモデルに掛ける重みにより、複数の
モデルの該1つのモデル以外の他の少なくとも1つのモ
デルに掛ける重みが特定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重み同定方法及び
フィードバック制御方法に係り、より詳しくは、制御系
を表す制御モデルを構成するための、各々パラメータ群
を含む複数のモデル各々に掛ける重みを同定する重み同
定方法、及び、制御系を制御するための目標値及び目標
値に基づいて制御される制御系の応答値と、該制御系を
表す制御モデルを構成するための、各々パラメータ群を
含む複数のモデル各々に掛ける重みと、から、応答値が
目標値となるための制御系への指令値をフィードバック
制御するフィードバック制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用無段階変速機(CV
T)では、変速油圧制御器と入力側プーリ、金属ベル
ト、出力側プーリ等とを含むCVTユニットと、変速油
圧制御器を制御する制御器と、を備えている。即ち、制
御器は変速油圧制御器を制御して、変速制御を行ってい
る。かかるCVTは特性を個々に調整する必要がある。
このため、制御器のパラメータを、CVTユニットの特
性に合わせて設定する必要がある。即ち、CVTユニッ
トに目標回転数をステップ的に与え、その応答回転数を
計測し、制御器のパラメータを算出し、パラメータを実
現するように、制御器とCVTユニットとのマッチング
を行っている。
【0003】この場合、CVTユニットの伝達係数が不
明な場合には、ステップ応答回転数をさまざまな条件下
で多数計測して、制御器のパラメータを決定する必要が
ある。しかし、プーリの押しつけ力や平衡点の違いによ
る特性変化のため、最適なパラメータの設定が難しく時
間がかかるにも関わらず全運転領域で満足な性能を得る
のが難しい。
【0004】そこで、従来では、CVTユニットと制御
器とからなる制御系を、
【数1】 で近似し、スロットル開度及び出力側プーリの実際の回
転数から求めた目標回転数と実測した回転数とから、定
数Kr、固有角周波数ωn及び減衰係数ζを直接推定
し、これらの値が、目標回転数及び実測した回転数から
定まる望ましい値となるように、定数Kr、個有角周波
数ωn、減衰係数ζにより表すことの可能な制御器のパ
ラメータを調整することが提案されている(特開平7−
35210号公報)。
【0005】ところで、一般に制御対象には非線形特性
が存在する。例えば、スリップ制御系では、エンジン速
度、車速、エンジン負荷、油温、経時的な変化により制
御系の特性は変化する。コントローラ設計では、これら
特性変化の補償ために、コントローラの応答性を高める
ことは難しく、また設計のために多くの時間を必要とす
る。
【0006】そこで従来技術を適用すると、モデルの特
性に合わせて制御パラメータを同定し自動調整するの
で、制御性の向上と、設計の短期化が図れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術では
制御対象の定数Kr、個有角周波数ωn及び減衰係数ζ
を直接同定しているため、制御対象や近似する範囲によ
りラプラス演算子Sの次数が上がるほど、多くのパラメ
ータ推定が必要となってしまい、演算量、プログラムサ
イス、メモリの増加により実装上問題が生ずる。またパ
ラメータ推定の過程において、推定値が発散する恐れが
ある。
【0008】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、制御モデルを構成するパラメータを直接推定するこ
となく、それらを包含するパラメータ群を含むモデルの
重みを推定することによって演算量を減少することの可
能な重み同定方法及びフィードバック制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、制御系を表す制御モデルを構成する
ための、各々パラメータ群を含む複数のモデル各々に掛
ける重みを同定する重み同定法において、前記複数のモ
デルの1つのモデルに掛ける重みにより、前記複数のモ
デルの該1つのモデル以外の他の少なくとも1つのモデ
ルに掛ける重みが特定されることを特徴とする。
【0010】即ち、本発明は、複数のモデル各々に掛け
る重みを同定するものである。この複数のモデルは、制
御系を表す制御モデルを構成するためのものであり、各
々パラメータ群を含むものである。
【0011】そして、本発明は、複数のモデルの1つの
モデルに掛ける重みにより、複数のモデルの該1つのモ
デル以外の他の少なくとも1つのモデルに掛ける重みが
特定されるようにしている。即ち、例えば、請求項2の
ように、複数のモデルの1つのモデルに掛ける重みを大
きくすると、前記複数のモデルの該1つのモデル以外の
他の少なくとも1つのモデルに掛ける重みが小さくなる
ようにする。モデルが2つある場合の各々のモデルの重
みを、θ1、θ2とすると、θ1=1−θ2である。ま
た、モデルが3つある場合の各々のモデルの重みを、θ
1、θ2、θ3とすると、θ3=1−θ1−θ2であ
る。なお、モデル数は、2個、3個に限定されない。こ
のように、各モデルに対する重みを、ゼロ以上1以下の
値とすると、推定値が発散すことを防止することができ
る。
【0012】このように、複数のモデルの1つのモデル
に掛ける重みにより、複数のモデルの該1つのモデル以
外の他の少なくとも1つのモデルに掛ける重みが特定さ
れるので、各モデルの重みを同定する必要がなく、演算
量を減少することができる。
【0013】ところで、本発明にかかる重み同定方法
は、フィードバック制御方法に適用することができる。
【0014】即ち、請求項3のように、制御系を制御す
るための目標値及び目標値に基づいて制御される制御系
の制御量と、該制御系を表す制御モデルを構成するため
の、各々パラメータ群を含む複数のモデル各々に掛ける
重みと、から、制御量が目標値となるための制御系への
指令値をフィードバック制御するフィードバック制御方
法において、前記複数のモデルの1つのモデルに掛ける
重みにより、前記複数のモデルの該1つのモデル以外の
他の少なくとも1つのモデルに掛ける重みが特定される
ことを特徴とする。この場合、前記複数のモデルの1つ
のモデルに掛ける重みを大きくすると、前記複数のモデ
ルの該1つのモデル以外の他の少なくとも1つのモデル
に掛ける重みが小さくなるようにする。
【0015】そして、請求項3において、前記複数のモ
デルの1つのモデルに掛ける重みを大きくすると、前記
複数のモデルの該1つのモデル以外の他の少なくとも1
つのモデルに掛ける重みが小さくなるようにすることも
できる。また、請求項3において、重みを、前記目標値
及び前記制御量の差と、前記指令値の平衡値からの差
と、に基づいて推定するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。なお、本実施の形態は、重み同
定方法及びフィードバック制御方法をクラッチのスリッ
プ制御装置に適用している。なお、本発明は、クラッチ
のスリップ制御装置にのみ適用されるものではなく、C
VTなどにも適用可能である。
【0017】本実施の形態にかかるクラッチのスリップ
制御装置は、クラッチの制御系(油圧のバルブ制御機構
等)のスリップ制御系103、スリップ制御系103か
らの応答であるスリップ回転速度Nslipと目標回転
速度との差eを演算する演算器104、スリップ回転速
度Nslipと目標回転速度との差e及び後述する重み
θに基づいて、スリップ回転速度Nslipが目標回転
速度となるためのスリップ制御系103を制御するため
の指令値であるDutyをフィードバック制御するコン
トローラ102を備えている。
【0018】また、クラッチのスリップ制御装置103
は、スリップ回転速度Nslipと目標回転速度との差
e及び指令値Dutyが入力され、スリップ回転速度N
slipと目標回転速度との差eと、指令値Dutyの
平衡値からの差と、に基づいて重みθを推定する適応機
構105、適用機構105から重みθが入力され、スリ
ップ制御系103の制御状態及び状態量θが安定してい
る場合に、スリップ制御系103の運転状態Ntから、
パラメータマップ101により求められたθを、入力さ
れた重みθにより更新し、前記θをコントローラ102
に出力し、スリップ制御系103の制御状態が否安定の
場合には、スリップ制御系103の運転状態Ntからθ
をマップから求めて、コントローラ102に出力するパ
ラメータマップ101と、を備えている。
【0019】次に、重みを説明する。重みは、スリップ
制御系103を表す制御モデルを構成するための、各々
パラメータ群を含む複数のモデル各々に掛けるためのも
のである。即ち、スリップ制御系103を表す制御モデ
ルは、(1)式のように、位相遅れモデル(A1〜D
1)と位相進みモデル(A2〜D2)の合成(LPV:
LinerParameterVaryingモデル
化)することにより表現できる。
【0020】
【数2】
【0021】ここで、各制御モデルのパラメータは、表
1のように、既知である。
【0022】
【表1】
【0023】次に、本実施の形態の作用を説明する。コ
ントローラ102は、スリップ回転速度Nslipが目
標回転速度となるためのスリップ制御系103を制御す
るための指令値Dutyを求めて、スリップ制御系10
3に出力して、制御する。このように制御されたスリッ
プ制御系103からは、応答としてのスリップ回転速度
Nslipを出力する。演算器104は、スリップ制御
系103からのスリップ回転速度Nslipと目標回転
速度との差eを演算する。そして、コントローラ102
は、スリップ回転速度Nslipと目標回転速度との差
e及びパラメータマップ101からの重みθに基づい
て、スリップ回転速度Nslipが目標回転速度となる
ためのスリップ制御系103を制御するための指令値D
utyによりフィードバック制御する。
【0024】適応機構105は、スリップ回転速度Ns
lipと目標回転速度との差eと、指令値Dutyの平
衡値からの差と、に基づいて重みθを推定(同定)す
る。パラメータマップ101は、適用機構105から重
みθが入力され、スリップ制御系103の制御状態及び
状態量θが安定している場合に、スリップ制御系103
の運転状態Ntから、パラメータマップ101により求
められたθを、入力された重みにより更新し、前記θを
コントローラ102に出力し、スリップ制御系103の
制御状態が否安定の場合に、スリップ制御系103の運
転状態Ntからθをマップから求めて、コントローラ1
02に出力する。
【0025】次に、適用機構105による重みθの同定
方法を説明する。適応機構105には、スリップ回転速
度Nslipと目標回転速度との差e[k]と指令値D
utyとが入力される。適応機構105は、指令値Du
tyと図示しないローパスフィルタにより指令値Dut
yの変動分が除去されて求められた平衡値との偏差u
[k]を求める。そして、適応機構105は、スリップ
回転速度Nslipと目標回転速度との差e[k]と、
指令値Dutyと指令値Dutyの平衡値からの偏差u
[k]と、から、以下の式を用いた逐次型の最小自乗法
により重みθを同定する。
【0026】
【数3】
【0027】なお、変数の初期値、サンプリング時間
は、表2に示す通りである。
【0028】
【表2】
【0029】このように、位相遅れモデルと位相進みモ
デルとを合成して求められるスリップ制御系の各モデル
の重みを同定しているので、モデルのパラメータを直接
同定する必要がなく、演算量を減少することができる。
【0030】また、重みをゼロ以上1以下の値とするの
で、推定値が発散することを防止することができる。
【0031】ここで、前述した(1)式の指令値Dut
yからスリップ回転速度Nslipまでの伝達特性を周
波数領域で表すと、図2(A)、図2(B)に示すよう
になる。即ち、θ=0の場合には、スリップ制御系10
3の制御モデルは、位相遅れモデルのみとなり、一方、
θ=1の場合には、スリップ制御系103の制御モデル
は、位相進みモデルのみとなる。
【0032】ところで、前述したように、重みθは、ス
リップ制御系103の制御状態が否安定の場合、即ち、
図3(A)に示すように、スロットル開度が変化する場
合には、図3(B)に示すように、スロットル開度が変
化するに従って変化する。一方、スリップ制御系103
の制御状態が安定の場合、即ち、スロットル開度が変化
しない場合には、重みθは適応機構105で、一定値に
同定される。
【0033】そして、モデル(θ=0.1)のシミュレ
ーションと試験データ(タービン速度=1781rp
m、スリップ速度=50rpm時、スロットル開度6
%)との比較結果(図4参照)、及び、モデル(θ=
0.7)のシミュレーションと試験データ(タービン速
度=1781rpm、スリップ速度=50rpm時、ス
ロットル開度13%)との比較結果(図5参照)より、
良好にθ同定により求められたモデル(点線で示すシミ
ュレーション結果)は、試験データ(実線参照)と比較
して良い一致度を示していることがわかる。
【0034】ところで、PWM変調VVVFインバータ
の制御回路において、第1微分補償器、第2微分補償
器、及び一次遅れ補償器の直列回路を並設して、主回路
のダンピング効果を得る装置が提案されている(特開平
1−252103号公報)。この装置では、第2微分補
償器及び一次遅れ補償器の係数を直接求める必要がある
のに対し、本実施の形態では、位相遅れモデルと位相進
みモデルとを合成して求められるスリップ制御系の制御
モデルの該2つのモデルの一方のモデルに掛ける重みに
より他方のモデルに掛ける重みが特定される点で相違す
る。よって、本実施の形態では、求めるべきパラメータ
数が多い場合に、少ない重み係数を決定するだけでスリ
ップ制御系の制御モデルを同定でき、演算量、プログラ
ムサイズ、メモリなどを増やす必要がない、という顕著
な効果を有する。
【0035】なお、本発明に係る重み同定方法は、上記
例に限定されず、図6に示す同定問題に適用するこも可
能である。すなわち、u’→yの伝達関数が、制御対象
の特性変化によらず、常にPOとなる重みθを推定する
問題である。図6の構成にする利点は、コントローラ2
01から見た出力yまでの伝達特性が、制御対象の特性
変化によらず一定となるため、固定ゲインコントローラ
により応答性、ロバスト性向上が可能となる。
【0036】POフィルタを次のようにおく。
【0037】
【数4】
【0038】PO=(フィルタ)×Pの関係より、数3
において、y[k]、φ[k]を以下のように変更すれば、
同様にθを推定することが可能である。
【0039】
【数5】
【0040】以上説明した実施の形態では、制御系を表
す制御モデルを2つのモデルで表しているが、本発明は
これに限定されるものではなく、3以上のモデルで表す
ことが可能となる。この場合、例えば、(1)式におけ
るAは、 A=θ1A1+θ2A2+θ3A3 =θ1A1+θ2A2+(1−θ1−θ2)A3 と表すようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、複数のモデルの1つのモデルに掛ける重みにより、
複数のモデルの該1つのモデル以外の他の少なくとも1
つのモデルに掛ける重みが特定されるので、各モデルの
重みを同定する必要がなく、演算量を減少することがで
きる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のブロック図である。
【図2】上下限モデル(θ=0,1)の伝達特性を示し
たグラフであり、(A)は、スリップ回転速度Nsli
pのゲイン(振幅)を示し、(B)は、位相を示してい
る。
【図3】重みθのオンライン同定結果を示したグラフで
ある。
【図4】モデル(θ=0.1)のシミュレーションと試
験データとの比較結果を示したグラフである。
【図5】モデル(θ=0.7)のシミュレーションと試
験データとの比較結果を示したグラフである。
【図6】変形例にかかるブロック図である。
【符号の説明】
102 コントローラ 103 スリップ制御系 105 適応機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大澤 正敬 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 小野 英一 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 浅海 周 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 鈴木 俊成 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 河野 克己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H004 GA17 GA18 GB12 HA08 HB08 KA22 KB22 KB24 KB28 KC32 KC35 KC45 KC54 LA02 LA05 LA13 MA04 MA12 9A001 BB02 GG03 HH32 KK29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御系を表す制御モデルを構成するため
    の、各々パラメータ群を含む複数のモデル各々に掛ける
    重みを同定する重み同定方法において、 前記複数のモデルの1つのモデルに掛ける重みにより、
    前記複数のモデルの該1つのモデル以外の他の少なくと
    も1つのモデルに掛ける重みが特定される、 ことを特徴とする重み同定方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のモデルの1つのモデルに掛け
    る重みを大きくすると、前記複数のモデルの該1つのモ
    デル以外の他の少なくとも1つのモデルに掛ける重みが
    小さくなることを特徴とする請求項1記載の重み同定方
    法。
  3. 【請求項3】 制御系を制御するための目標値及び目標
    値に基づいて制御される制御系の制御量と、該制御系を
    表す制御モデルを構成するための、各々パラメータ群を
    含む複数のモデル各々に掛ける重みと、から、制御量が
    目標値となるための制御系への指令値をフィードバック
    制御するフィードバック制御方法において、 前記複数のモデルの1つのモデルに掛ける重みにより、
    前記複数のモデルの該1つのモデル以外の他の少なくと
    も1つのモデルに掛ける重みが特定される、 ことを特徴とするフィードバック制御方法。
JP17503299A 1999-06-22 1999-06-22 フィードバック制御方法 Expired - Fee Related JP3410047B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17503299A JP3410047B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 フィードバック制御方法
US09/596,067 US6807448B1 (en) 1999-06-22 2000-06-16 Weight identification method and feedback control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17503299A JP3410047B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 フィードバック制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001005502A true JP2001005502A (ja) 2001-01-12
JP3410047B2 JP3410047B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=15989038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17503299A Expired - Fee Related JP3410047B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 フィードバック制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6807448B1 (ja)
JP (1) JP3410047B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017159268A1 (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 ジヤトコ株式会社 無段変速機の制御装置及び無段変速機の制御方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085692B2 (en) * 2001-10-11 2006-08-01 Xerox Corporation Learning systems and methods for market-based control of smart matter
US7832297B2 (en) 2005-04-19 2010-11-16 Hewatt Chris B Method and apparatus for gyroscopic propulsion
US8644962B2 (en) * 2007-02-21 2014-02-04 Powervation Limited Adaptive control system
US11948703B2 (en) 2019-04-01 2024-04-02 Anya L. Getman Methods and devices for electrically insulating a power line
CN109765888B (zh) * 2018-12-27 2021-12-31 东软睿驰汽车技术(沈阳)有限公司 一种车辆控制方法、装置及系统

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2739951B2 (ja) 1988-03-31 1998-04-15 株式会社東芝 電気車制御装置
JPH06222839A (ja) 1993-01-25 1994-08-12 Yaskawa Electric Corp 位置制御装置
JP3150832B2 (ja) * 1993-10-26 2001-03-26 トヨタ自動車株式会社 車両用制動制御装置
JPH0735210A (ja) 1993-07-20 1995-02-07 Hitachi Ltd 車両用無段変速機の調整方法及びその装置
US5761626A (en) * 1995-12-26 1998-06-02 Ford Global Technologies, Inc. System and method for distinguishing and characterizing motor vehicles for control of automatic drivers
JP3514927B2 (ja) 1996-10-02 2004-04-05 トヨタ自動車株式会社 クラッチのスリップ制御装置およびその製造方法
JP3230465B2 (ja) * 1997-09-05 2001-11-19 日産自動車株式会社 トルクコンバータのスリップ制御装置
US6275761B1 (en) * 2000-08-28 2001-08-14 General Motors Corporation Neural network-based virtual sensor for automatic transmission slip
US6490511B1 (en) * 2000-11-10 2002-12-03 Ford Motor Company Torque-based monitor in a hybrid electric vehicle
US6449548B1 (en) * 2001-02-14 2002-09-10 Ford Global Technologies, Inc. Automatic transmission shift control

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017159268A1 (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 ジヤトコ株式会社 無段変速機の制御装置及び無段変速機の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6807448B1 (en) 2004-10-19
JP3410047B2 (ja) 2003-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101223669B1 (ko) 엔진 벤치 시스템 제어 시스템
US8010272B2 (en) Control device for internal combustion engine
US7638965B2 (en) Motor control apparatus
US20030184251A1 (en) Method for controlling electric motor and apparatus for controlling the same
CN107269827B (zh) 扭矩转换器离合器滑移控制
WO2006120838A1 (ja) 車両の駆動力制御装置
Diop et al. Preserving stability/performance when facing an unknown time-delay
JP2001132501A (ja) 車両駆動系回転振動抑制装置
US8770019B2 (en) Test rig for dynamic test assignments on internal combustion engines, and method for operating a test rig of this kind
JP3410047B2 (ja) フィードバック制御方法
CN109306910B (zh) 用于执行燃烧马达的转速调节的方法和设备
WO2007046543A1 (ja) 車両の駆動力制御装置
CN100374704C (zh) 燃料喷射量控制设备
Kaiser et al. Fundamentals of servo motion control
CN109564410B (zh) 用于识别机械负载的物理参数的半自动、交互式工具
WO2021106290A1 (ja) 車速指令生成装置及び車速指令生成方法
Tararykin et al. A robust model control for dynamic systems
JP2001290506A (ja) 制御対象の同定方法およびその同定結果を利用する制御装置
JP3774376B2 (ja) 制御系の限界ゲインや伝達関数の同定方法およびその装置
JPH0272404A (ja) メンバーシップ関数決定方法
JP2019021079A (ja) 制御系設計方法及び試験システムの制御パラメータ決定方法
JPH0934503A (ja) Pidコントローラの調整法
JPH10171504A (ja) バックラッシュ系制御器用調整装置
EP1550924A1 (en) Optimal instruction creation device
EP1081566A1 (en) Setting apparatus and method for identification signal

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080320

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees