JPH10171504A - バックラッシュ系制御器用調整装置 - Google Patents

バックラッシュ系制御器用調整装置

Info

Publication number
JPH10171504A
JPH10171504A JP8325299A JP32529996A JPH10171504A JP H10171504 A JPH10171504 A JP H10171504A JP 8325299 A JP8325299 A JP 8325299A JP 32529996 A JP32529996 A JP 32529996A JP H10171504 A JPH10171504 A JP H10171504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
amplitude
cycle
backlash
limit cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8325299A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitotsugu Maruyama
仁嗣 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8325299A priority Critical patent/JPH10171504A/ja
Publication of JPH10171504A publication Critical patent/JPH10171504A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】常に適切なリミットサイクル状況に維持するこ
とで、作業工数と経費を削減するバックラッシュ系制御
器用調整装置を提供すること。 【解決手段】非線形システム制御に特有のリミットサイ
クルの振幅と周期を分析するリミットサイクル分析手段
(12)と、このリミットサイクル分析手段(12)で
分析して得たリミットサイクルの振幅と周期からバック
ラッシュ幅を同定する同定手段(13)と、この同定手
段(13)で同定したバックラッシュ幅から記述関数を
定め、これを用いて所定の制御器(3)のパラメータを
安定交点が適切な振幅と周期を表わす位置に在る様に調
整するチューニング手段(14)と、から構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラントにお
ける制御弁を用いた流量制御系等のバックラッシュを含
むシステムの制御系に適用されるバックラッシュ系制御
器用調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のバックラッシュを含むシ
ステムの制御系の構成を示す図である。図3に示す制御
系は、制御対象5の運転状況に応じた値として出力され
る被制御変数yを設定器1により設定される目標値rに
対して負帰還する制御を、コントローラ(制御器)3に
より行なう。減算器2では目標値rと被制御変数yとの
制御偏差eを算定してコントローラ3へ送る。コントロ
ーラ3は、偏差eに対して周知の比例・積分制御演算を
行ない操作変数uを算出し、制御を行なう。コントロー
ラ3の典型的な演算式を下式(1)に示す。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、K…比例ゲイン R…リセット率
である。コントローラ3と制御対象5との間に操作
端4が存在し、コントローラ3から出力された操作変数
uが制御対象5に及ぶ前に、操作端4に入力される。操
作端4にはバックラッシュ特性があり、操作端4が作動
することで、はじめて制御対象5への真の操作u′が作
用することになる。
【0005】図4は、前述したバックラッシュ特性を示
す図である。ここでは操作端4の例として調節弁を取り
あげる。コントローラ3から出力される弁開度指令uに
対して弁駆動機構が作動する際に、図4に示すようなバ
ックラッシュ特性により、実弁開度指令u′が発生され
る。制御対象5は実弁開度指令u′が与えられることで
応答し、流量を示す被制御変数yを発生し、再び負帰還
される。このようなフィードバック制御により、被制御
変数yと目標値rとの偏差が0になるよう、常に制御さ
れることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5は、上記制御系に
よる制御状況を示す図であり、図6は許容できる制御状
況を示す図である。図5は、ゲインが大きいすなわち振
動大のリミットサイクル波形の例を示しており、図6は
ゲインが小さいすなわち良好なリミットサイクル波形の
例を示している。
【0007】上述した制御系によれば制御状況は図5に
示すようになり、一応の制御は行なわれ、被制御変数y
は目標値rの近傍に制御されるが、バックラッシュが存
在するときに特徴的なリミットサイクルが生ずる。リミ
ットサイクルが生ずることは不都合であるため、コント
ローラゲインを下げる等の対策により振幅と周期を極力
低減し、図6に示す如き許容できる状態にする必要があ
る。
【0008】ところが従来では、調整員が現場において
図5に示すような操業波形を目視により分析し、判断を
加えてゲインを下げる等の対策を随時実施することによ
り、図6に示す許容できる状況に維持する必要があっ
た。そのため、制御対象の特性Gが経時変化するのにつ
れて、その都度調整を随時実施することを繰り返す必要
があり、余分な作業工数と経費が発生するという問題が
ある。本発明の目的は、常に適切なリミットサイクル状
況に維持することで、作業工数と経費を削減するバック
ラッシュ系制御器用調整装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のバックラッシュ系制御器用調
整装置は以下の如く構成されている。 (1)本発明のバックラッシュ系制御器用調整装置は、
非線形システム制御に特有のリミットサイクルの振幅と
周期を分析するリミットサイクル分析手段と、このリミ
ットサイクル分析手段で分析して得たリミットサイクル
の振幅と周期からバックラッシュ幅を同定する同定手段
と、この同定手段で同定したバックラッシュ幅から記述
関数を定め、これを用いて所定の制御器のパラメータを
安定交点が適切な振幅と周期を表わす位置に在る様に調
整するチューニング手段と、から構成されている。 (2)本発明のバックラッシュ系制御器用調整装置は上
記(1)に記載の装置であり、かつ前記チューニング手
段で選定した前記制御器のパラメータを前記制御器にオ
ンラインで設定する。 (3)本発明のバックラッシュ系制御器用調整装置は上
記(2)に記載の装置であり、かつ前記リミットサイク
ル分析手段、前記同定手段、前記チューニング手段およ
び前記制御器をオンラインで機能させ、前記制御器を常
時調整し続ける。
【0010】上記手段を講じた結果、それぞれ次のよう
な作用が生じる。 (1)本発明のバックラッシュ系制御器用調整装置は、
非線形システム制御に特有のリミットサイクルの振幅と
周期を分析し、その振幅と周期から同定したバックラッ
シュ幅から記述関数を定め、これを用いて所定の制御器
のパラメータを安定交点が適切な振幅と周期を表わす位
置に在る様に調整するので、バックラッシュの存在によ
りリミットサイクルが発生しても、これを低減するよう
にバックラッシュ幅同定とそれに基づくコントローラパ
ラメータの調整が行なわれるので、制御仕様にある振幅
と周期に近い制御特性へ直ちに改善される。 (2)本発明のバックラッシュ系制御器用調整装置は、
前記チューニング手段で選定した前記制御器のパラメー
タを前記制御器にオンラインで設定するので、リミット
サイクルが制御要求通りである振幅、周期の制御特性が
実現される。 (3)本発明のバックラッシュ系制御器用調整装置は、
前記リミットサイクル分析手段、前記同定手段、前記チ
ューニング手段および前記制御器をオンラインで機能さ
せ、前記制御器を常時調整し続けるので、経時変化によ
りバックラッシュ幅が増減したとしても、当該装置の機
能により常に適切なリミットサイクル状況に維持でき
る。また、プラント操業状態(流量、圧力等)が変わっ
たためにバックラッシュ幅が変化した場合でも、同様に
適応調整される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る制御器用調整装置を上記制御系に適用した構成を示す
図である。図1において図3と同一な部分には同一符号
を付してある。
【0012】図1において制御器用調整装置11は、リ
ミットサイクル分析装置12、バックラッシュ幅同定装
置13およびパラメータチューニング装置14から構成
され、リミットサイクル分析装置12とバックラッシュ
幅同定装置13は信号伝送線16で連結され、バックラ
ッシュ幅同定装置13とパラメータチューニング装置1
4は信号伝送線17で連結されている。減算器2は伝送
線15を介してリミットサイクル分析装置12に連結さ
れている。これにより制御器用調整装置11には、減算
器2から伝送線15を介して制御偏差eが入力される。
【0013】また、制御器用調整装置11の出力情報で
あるゲインKとリセット率Rは、パラメータチューニン
グ装置14から出力され、伝送線18を介してコントロ
ーラ3へ伝達される。可変パラメータ機能を有するコン
トローラ3は、受け入れたパラメータを上式(1)によ
る制御演算に適用する。
【0014】制御器用調整装置11におけるリミットサ
イクル分析装置12は、操作中の制御偏差eの波形から
図5に示す振幅Aと周期Tを分析する。なお図5におい
て、点Pに対応する振幅AはAP で示されており、点P
に対応する周期TはTP で示されている。
【0015】振幅Aを分析する方法として、十分長い評
価時間範囲における最大値から最小値を差し引く、等の
計算が適用できる。周期Tを波握する方法として、波形
と目標値rとが交差する時点を常時記録しておき、評価
時点から溯った直近の1点目の交差時点と、さらに溯っ
た2点目の交差時点との時間差を得る方法がある。周期
Tにばらつきがある場合は、周期Tの平均値T′を用い
る。
【0016】振幅Aと平均値T′の値は、リミットサイ
クル分析装置12から伝送線16を介してバックラッシ
ュ幅同定装置13へ伝送される。図4に示す如き片幅x
0 のバックラッシュ特性では、その記述関数Xは次式
(2)で計算される。このため、振幅Aを変化させたと
き、−1/Xの複素平面上の軌跡(振幅軌跡と呼ばれ
る)は、後述する図2に示したようなものが得られる。
【0017】
【数2】
【0018】なお上式(2)は、例えば計測自動制御学
会編自動制御ハンドブック基礎編p.276等に記載さ
れている公知のものである。図2は、バックラッシュを
含む制御系の安定性を判別するために使用する非線形制
御系の安定判別図である。バックラッシュを除く制御ル
ープの一巡伝達関数は、制御対象5の伝達関数Gとコン
トローラ3の伝達関数Cとの積G・Cで示されるが、ω
を変化させた場合にベクトルG・Cの先端が描くベクト
ル軌跡を同じ複素平面上に描くと図2に示すような軌跡
になる。
【0019】あるコントローラパラメータ(K,R)の
場合のG・Cのベクトル軌跡が、図2にて実線イで表わ
されている(ゲインKが大きい場合)。このときの振幅
軌跡(−1/X)との安定交点はPであり、交点Pにお
ける振幅はAp 、角周波数はωp である。
【0020】振幅がAp より小さい場合には、振幅軌跡
(−1/X軌跡)は、G・Cベクトル軌跡の外側になる
ため不安定で、振幅は次第に大きく成る。反対に振幅が
Apより大きい場合には、振幅軌跡はG・Cベクトル軌
跡の内側になり安定で、振幅は次第に小さくなり減衰す
る。かくして振幅Ap に結局は落ち着き持続するので、
リミットサイクルとして持続することになる。
【0021】このときリミットサイクルの振幅はAp で
あり、周期はTp =2π/ωp である。このようなリミ
ットサイクルが持続するとき、振幅Ap と周期Tp が図
5に示す実プラント操業データA,Tと一致するよう
に、バックラッシュ幅x0 をパラメータとして、−1/
Xの振幅軌跡を描いて探索を行ない、リミットサイクル
分析装置12から伝送された操業データA,Tと一致す
るx0 を見出す。このようにして同定されたx0 が実プ
ラントのバックラッシュ幅に他ならない。このようなx
0 の同定をバックラッシュ幅同定装置13で行なう。
【0022】次に、同定されたx0 および振幅軌跡−1
/X(A) は、バックラッシュ幅同定装置13から伝送線
17を介してパラメータチューニング装置14に伝送さ
れる。現状の操業状況が図5に示した如く、振幅A=A
p と大きく、周期T=Tp と短かく、振動が顕著である
とすると、コントローラパラメータ(K,R)の調整に
より解消する必要がある。本実施の形態では、パラメー
タ(K,R)の2次元平面上で探索を行ない、各探索点
毎に図2中に破線で示すベクトル軌跡G・C(ω)を描
き振幅軌跡との交点Q(AQ ,ωQ )を求める。
【0023】そして、上記の探索点(K,R)の中か
ら、制御パラメータを(K,R)とした場合に予想され
るリミットサイクルの振幅AQ が現状のリミットサイク
ルの振幅AP に比べて十分に小さく、予想されるリミッ
トサイクルの周期TQ =2π/ωQ が現状のリミットサ
イクルの周期TP に比べて十分に長く、予想されるリミ
ットサイクルの様子が制御要求仕様に近く満足し得るも
のを選択する。これが本実施の形態における調整の一手
法である。
【0024】次に、選定したコントロールパラメータ
(K,R)をパラメータチューニング装置14から伝送
線18を介してコントローラ3へ伝送し、制御演算に適
用する。すると調整の効果により、図6に示すようにリ
ミットサイクルが制御要求の通りである振幅AQ 、周期
TQ の制御特性が実現される。以上の動作を、オンライ
ンで常時、実行し続ける。
【0025】以上のように本実施の形態では、図1に示
すように制御器用調整装置11にてバックラッシュ系を
対象とするコントローラ3をオンラインで自動的に調整
する。本実施の形態の要点および特徴は以下の通りであ
る。 (1) リミットサイクル分析装置12を設け、振幅と周期
を分析、把握する。 (2) バックラッシュ幅同定装置13にて、上記(1) で分
析して得た振幅と周期からバックラッシュ幅を同定す
る。 (3) パラメータチューニング装置14により、上記(2)
で同定したバックラッシュ幅から記述関数を定め、コン
トローラ(制御器)3のパラメータ(ゲインK、リセッ
ト率R)を安定交点が適切な振幅と周期を表わす位置に
存在する様に調整する。 (4) 上記(3) で選定した制御器パラメータを制御器3に
オンラインで設定し、当該パラメータにより制御演算を
行なわせる。 (5) 上記(1) 〜(4) の動作をオンラインで機能させ、常
時調整して継続する。
【0026】上記手段(1) 〜(4) は、この順番に作用す
る。つまり、最初に(1) でリミットサイクル分析装置1
2が図5に示す操業中の波形yまたはeから振幅および
周期を分析し把握する。次に、(2) で振幅と周期を手が
かりにバックラッシュ幅を同定する。続いて(3) では、
バックラッシュ幅を用いて記述関数Xを算定し、バック
ラッシュ以外の一巡伝達関数のベクトル軌跡と−1/X
の振幅軌跡との原点寄りの交点(安定交点)が、制御目
的からみて適切な振幅と周期を表わす位置に変わる様に
コントローラパラメータ(K,R)を調整する。これに
より、リミットサイクルの振幅を十分に小さくして、か
つ周期も十分に長い制御特性に変化させ、制御上の好ま
しい状態を実現し得るコントローラパラメータ(K,
R)を得る。
【0027】そして(4) で、上記のようにして求めたコ
ントローラパラメータ(K,R)をコントローラ3に設
定して演算に適用する。(5) の特徴は、上記(1) 〜(4)
をオンラインで常時実行することであり、これにより、
リミットサイクルの振幅と周期が許容できる好適なもの
に常に維持される様に、コントローラパラメータが常
時、調整され続けることになる。
【0028】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成およ
び作用効果をまとめると次の通りである。 [1]実施の形態に示されたバックラッシュ系制御器用
調整装置は、非線形システム制御に特有のリミットサイ
クルの振幅と周期を分析するリミットサイクル分析手段
(12)と、このリミットサイクル分析手段(12)で
分析して得たリミットサイクルの振幅と周期からバック
ラッシュ幅を同定する同定手段(13)と、この同定手
段(13)で同定したバックラッシュ幅から記述関数を
定め、これを用いて所定の制御器(3)のパラメータを
安定交点が適切な振幅と周期を表わす位置に在る様に調
整するチューニング手段(14)と、から構成されてい
る。
【0029】このように上記バックラッシュ系制御器用
調整装置においては、非線形システム制御に特有のリミ
ットサイクルの振幅と周期を分析し、その振幅と周期か
ら同定したバックラッシュ幅から記述関数を定め、これ
を用いて所定の制御器(3)のパラメータを安定交点が
適切な振幅と周期を表わす位置に在る様に調整するの
で、バックラッシュの存在によりリミットサイクルが発
生しても、これを低減するようにバックラッシュ幅同定
とそれに基づくコントローラパラメータの調整が行なわ
れるので、制御仕様にある振幅と周期に近い制御特性へ
直ちに改善される。 [2]実施の形態に示されたバックラッシュ系制御器用
調整装置は上記[1]に記載の装置であって、かつ前記
チューニング手段(14)で選定した前記制御器(3)
のパラメータを前記制御器(3)にオンラインで設定す
る。
【0030】このように上記バックラッシュ系制御器用
調整装置においては、前記チューニング手段(14)で
選定した前記制御器(3)のパラメータを前記制御器
(3)にオンラインで設定するので、リミットサイクル
が制御要求通りである振幅、周期の制御特性が実現され
る。 [3]実施の形態に示されたバックラッシュ系制御器用
調整装置は上記[2]に記載の装置であって、かつ前記
リミットサイクル分析手段(12)、前記同定手段(1
3)、前記チューニング手段(14)および前記制御器
(3)をオンラインで機能させ、前記制御器(3)を常
時調整し続ける。
【0031】このように上記バックラッシュ系制御器用
調整装置においては、前記リミットサイクル分析手段
(12)、前記同定手段(13)、前記チューニング手
段(14)および前記制御器(3)をオンラインで機能
させ、前記制御器(3)を常時調整し続けるので、経時
変化によりバックラッシュ幅が増減したとしても、当該
装置の機能により常に適切なリミットサイクル状況に維
持できる。また、プラント操業状態(流量、圧力等)が
変わったためにバックラッシュ幅が変化した場合でも、
同様に適応調整される。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、常に適切なリミットサ
イクル状況に維持することで、作業工数と経費を削減す
るバックラッシュ系制御器用調整装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る制御器用調整装置を
制御系に適用した構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る安定判別図。
【図3】従来例に係るバックラッシュを含むシステムの
制御系の構成を示す図。
【図4】本発明の実施の形態および従来例に係る、バッ
クラッシュ特性を示す図。
【図5】本発明の実施の形態および従来例に係る、制御
系による制御状況を示す図。
【図6】本発明の実施の形態および従来例に係る、許容
できる制御状況を示す図。
【符号の説明】
1…目標値設定器 2…減算器 3…コントローラ(制御器) 4…操作端 5…制御対象 6,7,8,9,10…伝送線 11…制御器用調整装置 12…リミットサイクル分析装置 13…バックラッシュ幅同定装置 14…パラメータチューニング装置 15,16,17,18…伝送線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非線形システム制御に特有のリミットサイ
    クルの振幅と周期を分析するリミットサイクル分析手段
    と、 このリミットサイクル分析手段で分析して得たリミット
    サイクルの振幅と周期からバックラッシュ幅を同定する
    同定手段と、 この同定手段で同定したバックラッシュ幅から記述関数
    を定め、これを用いて所定の制御器のパラメータを安定
    交点が適切な振幅と周期を表わす位置に在る様に調整す
    るチューニング手段と、 を具備したことを特徴とするバックラッシュ系制御器用
    調整装置。
  2. 【請求項2】前記チューニング手段で選定した前記制御
    器のパラメータを前記制御器にオンラインで設定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のバックラッシュ系制御
    器用調整装置。
  3. 【請求項3】前記リミットサイクル分析手段、前記同定
    手段、前記チューニング手段および前記制御器をオンラ
    インで機能させ、前記制御器を常時調整し続けることを
    特徴とする請求項2に記載のバックラッシュ系制御器用
    調整装置。
JP8325299A 1996-12-05 1996-12-05 バックラッシュ系制御器用調整装置 Withdrawn JPH10171504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8325299A JPH10171504A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 バックラッシュ系制御器用調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8325299A JPH10171504A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 バックラッシュ系制御器用調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10171504A true JPH10171504A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18175274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8325299A Withdrawn JPH10171504A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 バックラッシュ系制御器用調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10171504A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537800A (ja) * 2006-05-15 2009-10-29 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト バックラッシュ検査のための方法および生産機械またはロボット
CN101937194A (zh) * 2010-09-27 2011-01-05 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 具有学习功能的智能控制系统和方法
JP2013254310A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 制御系設計支援装置及び方法並びにプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537800A (ja) * 2006-05-15 2009-10-29 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト バックラッシュ検査のための方法および生産機械またはロボット
CN101937194A (zh) * 2010-09-27 2011-01-05 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 具有学习功能的智能控制系统和方法
JP2013254310A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 制御系設計支援装置及び方法並びにプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100524106C (zh) 电动机控制装置的自动调整法及装置
KR900005546B1 (ko) 적응프로세스 제어장치
US10310489B2 (en) Servo controller
JPH02222003A (ja) 適応制御装置
JPH10171504A (ja) バックラッシュ系制御器用調整装置
JPH0822306A (ja) 演算制御パラメータ自動調整装置
JPH08110802A (ja) Pidコントローラ
JP4072350B2 (ja) モータ制御装置
JP3410047B2 (ja) フィードバック制御方法
JP3340923B2 (ja) Sacコントローラ
JP3494772B2 (ja) ファジィ制御装置
JPH0434766B2 (ja)
JPH07261805A (ja) 比例積分微分制御パラメータ自動調整装置
JPH07325603A (ja) 制御系の調整方法
JP2839679B2 (ja) 制御パラメータのオートチューニング装置
JPH07107766A (ja) サーボゲインパラメータチューニング装置
JP3774376B2 (ja) 制御系の限界ゲインや伝達関数の同定方法およびその装置
JPH11102203A (ja) プラント制御装置
JP2000020104A (ja) 速度制御ゲイン調整方法および装置
JP4378903B2 (ja) Pid調整装置
JPH06348305A (ja) Pid調節器のパラメータ調整装置
JPH0934503A (ja) Pidコントローラの調整法
JP3277484B2 (ja) Pidコントローラ
JPH0619506A (ja) 同定装置
US20060015217A1 (en) Optimal instruction creation device

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040302