JP3340923B2 - Sacコントローラ - Google Patents
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Description
ラに関するものである。
形式が確定し、その適応ル−プ内の信号の有界性及び出
力誤差の漸近安定性が理論的に証明された。しかし、制
御アルゴリズムが複雑で、実用に際して設定すべきパラ
メ−タが多数含まれ、更にこれらのパラメ−タの調整に
ついて明確な指針がないという問題が指摘されている。
そこで、このような問題の解決策として研究されてきた
のが、SAC(SimpleAdaptive Control )である(文
献:岩井、「単純適応制御(SAC)」、計測と制御、
Vol.35,No.6,1996)。
)、カウフマン(Kaufman )、マビウス(Mabius)に
よって提案され、その後バルカナ(Bar-Kana)らによっ
て検討されてきた手法である。この手法は、制御量を規
範モデル出力に一致させるような理想制御入力(操作
量)を適応的に実現し、同時に閉ル−プ系の安定性を適
応出力フィ−ドバック形式で確保しようとする CGT
(Command Generator tracker)という適応制御の一手
法である。
制御対象がASPR(Almost Strictly Positive Real
)条件を満たすことが必要である。結論だけ言えば、
制御対象プロセスにむだ時間が含まれるとASPR条件
を満たさない。そこで、このASPR条件を満たすため
の手法として、並列フィ−ドフォワ−ド補償(Parallel
Feedforward Compensator、以下、PFCと略する)が
提案されている。このPFCを単純に表現すれば、制御
対象のむだ時間分だけ応答がないことを見かけ上ごまか
すために、制御量測定値に適当な疑似的応答を上乗せす
る手法である。
ーラを用いた制御系のブロック線図である。SACコン
トローラは、規範モデル演算部33、操作量算出部3
4、PFC演算部35からなる。最初に、PFC演算部
35は、出力値yf(k)を以下のように算出する。 zf(k)=[b1×zf(k−1)+Kf×{u(k−1) −u(k−2)}]/(b1+dT) ・・・(1) yf(k)={b2×yf(k−1)+dT×zf(k)}/(b2+dT) ・・・(2)
内部変数、zf(k−1)は内部変数zf(k)の1制
御周期前の値、yf(k−1)は出力値yf(k)の1
制御周期前の値、u(k−1)、u(k−2)は操作量
算出部34から出力される操作量u(k)のそれぞれ
1、2制御周期前の値である。また、dTは制御周期パ
ラメータ、b1、b2は定数、KfはPFCゲインであ
る。続いて、規範モデル演算部33は、設定値sp
(k)から出力値zn-1(k)、zn-2(k)・・・z1
(k)、z0(k)を次式のように算出する。
・・・z1(k−1)、z0(k−1) は、それぞれ出
力値zn-1(k) 、zn-2(k)・・・z1(k)、z0
(k)の1制御周期前の値、am 、a0 、a1 ・・・a
n-2 、an-1 は定数である。
にして操作量u(k)を算出する。まず、操作量算出部
34内の加算部41は、制御対象プロセス50の制御量
y(k)とPFC演算部35の出力値yf(k)を加算
し、更に減算部42は、加算部41の出力から規範モデ
ル演算部33の出力値z0(k) を減算する。よって、
減算部42の出力値ey(k)は次式となる。 ey(k)=y(k)+yf(k)−z0(k) ・・・(4)
(k)、KP2(k)・・・KPn+2(k)、KJ1(k)、
KJ2(k)・・・KJn+2(k)を以下のように算出す
る。
1)、KJ2(k−1)・・・KJn+2(k−1)はそれぞ
れ出力値KJ1(k)、KJ2(k)・・・KJn+2(k)の
1制御周期前の値、γP1、γP2・・・γPn、γPn+1、γ
Pn+2、γJ1、γJ2・・・γJn、γJn+1、γJn+2はSAC
ゲインである。なお、演算部43〜45の出力のうち、
KP1、KJ1については演算部45が算出し、KP2、KP3
・・・KPn+1、KJ2、KJ3・・・KJn+1については演算
部44が算出し、KPn+2、KJn+2については演算部43
が算出する。最後に、加算部46は、演算部43と演算
部44の出力を加算し、更に加算部47は、加算部46
の出力と演算部45の出力を加算する。その結果、加算
部47の出力が操作量算出部34の出力である操作量u
(k)となる。
では単純な部類であるが、それでも調整すべきパラメ−
タは10個以上あり、これらはきわめて専門的な知識に
基づいて調整されるものである。
ACコントロ−ラは、極めて専門的な知識に基づいて設
計され調整されるため、汎用コントローラとして制御の
専門的知識のないオペレ−タが使いこなすことができな
いという問題点があった。また、誤ったパラメ−タ設定
を行った場合、制御特性が悪くなるばかりでなく、制御
対象にとってきわめて異常で危険な状態に陥ることもあ
り得るという問題点があった。本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、制御の専門的知識と調整
の手間を必要としないSACコントロ−ラを提供するこ
とを目的とする。
載のように、操作量に対しPFCゲインKfに基づいて
並列フィードフォワード補償演算を行うPFC演算部
と、設定値に対して規範モデル演算を行う規範モデル演
算部と、SACゲインγに基づくSACアルゴリズムに
より、制御量、設定値、PFC演算部の出力及び規範モ
デル演算部の出力から操作量を算出してPFC演算部及
び制御対象プロセスに出力する操作量算出部と、制御対
象プロセスのゲインを記憶するためのプロセス記憶部
と、このプロセス記憶部に記憶されたプロセスゲインK
p1、プロセスゲイン1の標準プロセスに合わせて調整
されたPFCゲインKfから、制御対象プロセスに応じ
たPFCゲインの修正値Kf1をKf1=Kf×Kp1
によって算出して、PFC演算部のPFCゲインKfを
この修正値Kf1に変更するPFC調整部と、プロセス
ゲインKp1、標準プロセスに合わせて調整されたSA
Cゲインγから、制御対象プロセスに応じたSACゲイ
ンの修正値γ1をγ1=γ/Kp1によって算出して、
操作量算出部のSACゲインγをこの修正値γ1に変更
するSAC調整部とを有するものである。このようにP
FC演算部が操作量に対し並列フィードフォワード補償
演算を行い、規範モデル演算部が設定値に対し規範モデ
ル演算を行い、操作量算出部がSACアルゴリズムによ
り制御量、設定値、PFC演算部及び規範モデル演算部
の出力から操作量を算出してPFC演算部及び制御対象
プロセスに出力することにより、制御対象プロセスの制
御が行われる。そして、適切な制御特性を実現するため
に、PFC演算部のPFCゲインは、プロセス記憶部に
記憶されたプロセスゲインからPFCゲインの修正値を
算出するPFC調整部によって自動的に調整され、操作
量算出部のSACゲインは、プロセスゲインからSAC
ゲインの修正値を算出するSAC調整部によって自動的
に調整される。
対しPFCゲイン及び制御周期パラメータdTに基づい
て並列フィードフォワード補償演算を行うPFC演算部
と、入力された設定値に対し制御周期パラメータdTに
基づいて規範モデル演算を行う規範モデル演算部と、S
ACゲイン及び制御周期パラメータdTに基づくSAC
アルゴリズムにより、制御量、設定値、PFC演算部の
出力及び規範モデル演算部の出力から操作量を算出して
PFC演算部及び制御対象プロセスに出力する操作量算
出部と、制御対象プロセスのむだ時間を記憶するための
プロセス記憶部と、このプロセス記憶部に記憶されたプ
ロセスむだ時間Lp1、プロセスゲイン1の標準プロセ
スに合わせて調整された制御周期パラメータdT、標準
プロセスのむだ時間Lpから、制御対象プロセスに応じ
た制御周期パラメータの修正値dT1をdT1=Lp×
dT/Lp1によって算出して、PFC演算部、規範モ
デル演算部及び操作量算出部の各制御周期パラメータd
Tをこの修正値dT1に変更する周期調整部とを有する
ものである。このように適切な制御特性を実現するため
に、PFC演算部、規範モデル演算部及び操作量算出部
の制御周期パラメータは、プロセス記憶部に記憶された
プロセスむだ時間から制御周期パラメータの修正値を算
出する周期調整部によって自動的に調整される。
対しPFCゲインに基づいて並列フィードフォワード補
償演算を行うPFC演算部と、入力された設定値に対し
て規範モデル演算を行う規範モデル演算部と、SACゲ
インに基づくSACアルゴリズムにより、制御量、設定
値、PFC演算部の出力及び規範モデル演算部の出力か
ら操作量を算出してPFC演算部に出力する操作量算出
部と、制御対象プロセスの時定数を記憶するためのプロ
セス記憶部と、操作量算出部から出力された操作量に対
し、リード側時定数がプロセス記憶部に記憶されたプロ
セス時定数Tp1と等しく、ラグ側時定数がプロセスゲ
イン1の標準プロセスの時定数Tpと等しいという設定
のリードラグ補償演算を行い、この演算結果を制御対象
プロセスへの操作量として出力するリードラグ補償部と
を有するものである。このように適切な制御特性を実現
するために、リードラグ補償部は、操作量算出部から出
力された操作量に対しプロセス記憶部に記憶されたプロ
セス時定数に基づいてリードラグ補償演算を行い、この
演算結果を制御対象プロセスへの操作量として出力す
る。
対しPFCゲインKf及び制御周期パラメータdTに基
づいて並列フィードフォワード補償演算を行うPFC演
算部と、入力された設定値に対し制御周期パラメータd
Tに基づいて規範モデル演算を行う規範モデル演算部
と、SACゲインγ及び制御周期パラメータdTに基づ
くSACアルゴリズムにより、制御量、設定値、PFC
演算部の出力及び規範モデル演算部の出力から操作量を
算出してPFC演算部に出力する操作量算出部と、制御
対象プロセスのゲイン、時定数及びむだ時間を記憶する
ためのプロセス記憶部と、操作量算出部から出力された
操作量に対し、リード側時定数がプロセス記憶部に記憶
されたプロセス時定数Tp1と等しく、ラグ側時定数が
プロセスゲイン1の標準プロセスの時定数Tpと等しい
という設定のリードラグ補償演算を行い、この演算結果
を制御対象プロセスへの操作量として出力するリードラ
グ補償部と、プロセス記憶部に記憶されたプロセスゲイ
ンKp1、標準プロセスに合わせて調整されたPFCゲ
インKfから、制御対象プロセスに応じたPFCゲイン
の修正値Kf1をKf1=Kf×Kp1によって算出し
て、PFC演算部のPFCゲインKfをこの修正値Kf
1に変更するPFC調整部と、プロセスゲインKp1、
標準プロセスに合わせて調整されたSACゲインγか
ら、制御対象プロセスに応じたSACゲインの修正値γ
1をγ1=γ/Kp1によって算出して、操作量算出部
のSACゲインγをこの修正値γ1に変更するSAC調
整部と、プロセス記憶部に記憶されたプロセスむだ時間
Lp1、標準プロセスに合わせて調整された制御周期パ
ラメータdT、標準プロセスのむだ時間Lpから、制御
対象プロセスに応じた制御周期パラメータの修正値dT
1をdT1=Lp×dT/Lp1によって算出して、P
FC演算部、規範モデル演算部、操作量算出部及びリー
ドラグ補償部の各制御周期パラメータdTをこの修正値
dT1に変更する周期調整部とを有するものである。こ
のように適切な制御特性を実現するために、リードラグ
補償部は、操作量に対しプロセス時定数に基づいてリー
ドラグ補償演算を行い、PFC調整部は、プロセスゲイ
ンに基づいてPFC演算部のPFCゲインを自動的に調
整し、SAC調整部は、プロセスゲインに基づいて操作
量算出部のSACゲインを自動的に調整し、周期調整部
は、プロセスむだ時間に基づいてPFC演算部、規範モ
デル演算部、操作量算出部及びリードラグ補償部の制御
周期パラメータを自動的に調整する。
対しPFCゲインKf及び制御周期パラメータdTに基
づいて並列フィードフォワード補償演算を行うPFC演
算部と、入力された設定値に対し制御周期パラメータd
Tに基づいて規範モデル演算を行う規範モデル演算部
と、SACゲインγ及び制御周期パラメータdTに基づ
くSACアルゴリズムにより、制御量、設定値、PFC
演算部の出力及び規範モデル演算部の出力から操作量を
算出してPFC演算部に出力する操作量算出部と、制御
対象プロセスに適したPIDパラメータを記憶しておく
ためのPID記憶部と、このPIDパラメータから制御
対象プロセスのゲイン、時定数及びむだ時間の推定値を
算出するパラメータ変換部と、操作量算出部から出力さ
れた操作量に対し、リード側時定数がプロセス記憶部に
記憶されたプロセス時定数Tp1と等しく、ラグ側時定
数がプロセスゲイン1の標準プロセスの時定数Tpと等
しいという設定のリードラグ補償演算を行い、この演算
結果を制御対象プロセスへの操作量として出力するリー
ドラグ補償部と、パラメータ変換部で算出されたプロセ
スゲインKp1、標準プロセスに合わせて調整されたP
FCゲインKfから、制御対象プロセスに応じたPFC
ゲインの修正値Kf1をKf1=Kf×Kp1によって
算出して、PFC演算部のPFCゲインKfをこの修正
値Kf1に変更するPFC調整部と、パラメータ変換部
で算出されたプロセスゲインKp1、標準プロセスに合
わせて調整されたSACゲインγから、制御対象プロセ
スに応じたSACゲインの修正値γ1をγ1=γ/Kp
1によって算出して、操作量算出部のSACゲインγを
この修正値γ1に変更するSAC調整部と、パラメータ
変換部で算出されたプロセスむだ時間Lp1、標準プロ
セスに合わせて調整された制御周期パラメータdT、標
準プロセスのむだ時間Lpから、制御対象プロセスに応
じた制御周期パラメータの修正値dT1をdT1=Lp
×dT/Lp1によって算出して、PFC演算部、規範
モデル演算部、操作量算出部及びリードラグ補償部の各
制御周期パラメータdTをこの修正値dT1に変更する
周期調整部とを有するものである。このように適切な制
御特性を実現するために、パラメータ変換部は、PID
パラメータから制御対象プロセスのゲイン、時定数及び
むだ時間の推定値を算出し、リードラグ補償部は、操作
量に対しプロセス時定数に基づいてリードラグ補償演算
を行い、PFC調整部は、プロセスゲインからPFC演
算部のPFCゲインを自動的に調整し、SAC調整部
は、プロセスゲインから操作量算出部のSACゲインを
自動的に調整し、周期調整部は、プロセスむだ時間から
PFC演算部、規範モデル演算部、操作量算出部及びリ
ードラグ補償部の制御周期パラメータを自動的に調整す
る。
すSACコントローラのブロック図、図2はこのSAC
コントローラを用いた制御系のブロック線図、図3はこ
のコントローラの動作を説明するためのフローチャート
図である。図2は図1の規範モデル演算部3、操作量算
出部4、PFC演算部5からなるSACコントローラの
基本構成に、制御対象プロセス50を含めて制御系とし
て書き直したものである。
PFC調整部8がPFC演算部5のPFCゲインを決定
すると共に、SAC調整部9が操作量算出部4のSAC
ゲインを決定し、これにより制御系の特性が決定される
が、ここではコントローラの制御系としての動作を先に
説明する。設定値sp(k)は、このコントローラのオ
ペレータによって設定され、外部とのインタフェースと
なる設定値入力部1を介して規範モデル演算部3及び操
作量算出部4に入力される(図3ステップ104)。
入力部2には、制御対象プロセス50(実際には制御量
を検出するセンサ)から制御量y(k)が入力される
(ステップ105)。次いで、PFC演算部5は、操作
量算出部4から出力された操作量より出力値yf(k)
を算出するPFC演算を行うが、その伝達関数Gfは次
式のように表すことができる。
4に単位ステップ入力1/sに対するPFC演算部5の
応答特性を示す。応答出力yf(k)は時間Tfで極大
値を示し、この極大値yf(Tf)はKf/eとなる
(eは2.7182・・・)。このように、PFC演算
部5は、制御量y(k)に加えるための適当な擬似的応
答であるyf(k)を出力するものである。
の伝達関数Gfで表されるPFC演算を離散時間系で実
現するため、実際には以下のように動作する。最初に、
PFC演算部5は、次式のような内部変数zf(k)を
算出する。 zf(k)=[b1×zf(k−1)+Kf×{u(k−1) −u(k−2)}]/(b1+dT) ・・・(9) 続いて、PFC演算部5は、次式のように出力値yf
(k)を算出する。 yf(k)={b2×yf(k−1)+dT×zf(k)}/(b2+dT) ・・・(10)
1)は内部変数zf(k)の1制御周期前の値、yf
(k−1)は出力値yf(k)の1制御周期前の値、u
(k−1)、u(k−2)は操作量算出部4から出力さ
れる操作量u(k)のそれぞれ1、2制御周期前の値、
dTは制御周期パラメータ(本実施の形態では制御周期
と同一の値)、b1、b2は上記時定数Tfに相当する
定数である。こうして、PFC演算部5はPFC演算を
行う(ステップ106)。
と制御対象プロセス50とを一体とした制御系の理想的
な特性を具現化したもので、上記制御系の特性が規範モ
デルの特性に一致するようにコントローラのパラメータ
は調整される。規範モデル演算部3は、上記規範モデル
として規範モデル演算を行い、設定値入力部1から入力
された設定値sp(k)に対し式(3)を用いてその出
力を算出する(ステップ107)。
して操作量u(k)を算出する。まず、操作量算出部4
内の加算部21は、制御対象プロセス50の制御量y
(k)とPFC演算部5の出力値yf(k)を加算し、
更に減算部22は、加算部21の出力から規範モデル演
算部3の出力値z0(k) を減算する。よって、減算部
22の出力値ey(k)は次式となる。 ey(k)=y(k)+yf(k)−z0(k) ・・・(11)
(k)、KP2(k)・・・KPn+2(k)、KJ1(k)、
KJ2(k)・・・KJn+2(k)を以下のように算出す
る。
−1)、KJ2(k−1)・・・KJn +2(k−1)はそれ
ぞれ出力値KJ1(k)、KJ2(k)・・・KJn+2(k)
の1制御周期前の値、γP1、γP2・・・γPn、γPn+1、
γPn+2、γJ1、γJ2・・・γJn、γJn+1、γJn+2はSA
Cゲインである。なお、演算部23〜25の出力のう
ち、KP1、KJ1については演算部25が算出し、KP2、
KP3・・・KPn+1、KJ2、KJ3・・・KJn+1については
演算部24が算出し、KPn+2、KJn+2については演算部
23が算出する。
部24の出力を加算し、更に加算部27は、加算部26
の出力と演算部25の出力を加算する。その結果、加算
部27の出力が操作量算出部4の出力である操作量u
(k)となる。
作量u(k)を算出する(ステップ108)。この操作
量u(k)は、外部とのインタフェースとなる操作量出
力部6を介して制御対象プロセス50(実際にはバルブ
等の操作装置)へ出力される(ステップ109)。後述
するステップ101〜103の動作と以上のようなステ
ップ104〜109の動作をオペレータ等の指令によっ
てコントローラが停止するまで(ステップ110)、制
御周期ごとに繰り返す。これが、このSACコントロー
ラの動作である。
動作を説明する。今、制御対象プロセスが1次遅れとむ
だ時間の要素を有するものとすると、その伝達関数Gp
は次式のような近似伝達関数で表現できる。 Gp=Kp×exp(−Lp×s)/(1+Tp×s) ・・・(15) 式(15)において、Kpはプロセスゲイン、Tpはプ
ロセス時定数、Lpはプロセスむだ時間である。
のような1次遅れとむだ時間の要素を有する制御対象プ
ロセスに合わせて調整されたものであり、ここでは、プ
ロセスゲインKpが1、プロセス時定数Tpが20秒、
プロセスむだ時間Lpが20秒のプロセス(このような
制御対象プロセスを以下、標準プロセスと呼ぶ)に合わ
せて調整されている。
35.45、b1=b2=12.66、n=1、am=
a0=1/(12.0+dT)、γ(=γP1=γP2=γ
P3=γJ1=γJ2=γJ3)= 0.025のように調整さ
れている。
(9)は上記標準プロセスに合わせて次式のように設定
されている。 zf(k)=[12.66×zf(k−1)+Kf×{u(k−1) −u(k−2)}]/(12.66+dT) ・・・(16) そして、式(10)は次式のように設定されている。 yf(k)={12.66×yf(k−1)+dT×zf(k)} /(12.66+dT) ・・・(17)
(3)は次式のように設定される。 ym(k)=z0(k) ={12.0×ym(k−1)+dT×sp(k)} /(12.0+dT) ・・・(18) 操作量算出部4で用いられる式(12)は次式のように
設定される。
れる。 u(k)={KP1(k)+KJ1(k)}×ey(k) +{KP2(k)+KJ2(k)}×ym(k) +{KP3(k)+KJ3(k)}×sp(k) ・・・(21)
ローラは、任意のプロセスゲインを有する制御対象プロ
セス50(本実施の形態では、プロセス時定数及びプロ
セスむだ時間は標準プロセスと同じとする)を正しく制
御することはできない。そこで、SAC調整部9は、こ
のような制御対象プロセス50に応じたSACゲインの
修正値γ1を次式のように算出する。 γ1=γ/Kp1 ・・・(22) Kp1は制御対象プロセス50のプロセスゲインの推定
値である。
(22)のように算出できる理由を説明する。例えば、
理想の応答を得るために上記標準プロセスに対して操作
量u’(k)が出力されるとすると、標準プロセスの2
倍のプロセスゲインを有するプロセスに対しては操作量
u’(k)/2を出力すれば、同一の理想応答が得られ
る。この操作量u’(k)/2を出力するには、標準プ
ロセスに合わせて調整されたSACゲインγをγ/2に
修正すればよい。上記の式(22)はこのような考え方
を一般化したものである。
セス50に応じたPFCゲインの修正値Kf1を次式の
ように算出する。 Kf1=Kf×Kp1 ・・・(23)
(23)のように算出できる理由を説明する。例えば、
理想の応答を得るために、標準プロセスに合わせて調整
されたPFC演算部5及び標準プロセスに対して操作量
u’(k)が出力され、その結果PFC演算部5から出
力yf’(k)が出力されるとする。このとき、操作量
算出部4のSACゲインが上記のように修正されると、
PFC演算部5の出力はyf’(k)×Kp1になって
しまう。そこで、標準プロセスに合わせて調整されたP
FCゲインKfをKf×Kp1に修正すれば、PFC演
算部5の出力はyf’(k)に維持される。
て設定された制御対象プロセス50のプロセスゲインの
推定値Kp1、プロセス時定数の推定値Tp1、プロセ
スむだ時間の推定値Lp1が記憶されている。なお、本
実施の形態では、Kp1だけを用いるので、設定するの
はKp1だけでよい。
プロセス記憶部7からプロセスゲインの推定値Kp1を
読み出す(図3ステップ101)。そして、PFC調整
部8は、式(23)によりPFCゲインの修正値Kf1
を算出し、これをPFC演算部5に出力する。これによ
り、PFC演算部5のPFCゲインKf(式(16))
は修正値Kf1に変更される(ステップ102)。
よりSACゲインの修正値γ1を算出し、これを操作量
算出部4に出力する。これにより、操作量算出部4のS
ACゲインγ=γP1=γP2=γP3=γJ1=γJ2=γ
J3(式(19)、(20))は修正値γ1に変更される
(ステップ103)。こうして、操作量算出部4、PF
C演算部5の特性が変更され、本実施の形態のSACコ
ントローラは制御対象プロセス50に適合したコントロ
ーラとなる。
ラが標準プロセスに合わせて調整された後、実際のプロ
セスゲインが調整時のものと異なる場合に、オペレータ
は実際のプロセスゲインの値をプロセス記憶部7に記憶
させるだけで、SACコントローラが適切な制御動作を
実行するように自動調整される。これにより、SACの
特徴である制御量y(k)を規範モデル出力ym(k)
に一致させる(本発明では、PFCを用いているので、
正確には、制御量y(k)とPFC演算部の出力yf
(k)とを加算した結果が規範モデル出力ym(k)に
一致する)ような制御を実現することができる。このS
ACの特徴は、制量量を所望の値、所望の速度で変化さ
せたいという鉄鋼プロセス等の要求において、貴重な解
決策を与えるものである。
の形態を示すSACコントローラのブロック図であり、
図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施
の形態においても、設定値入力部1、制御量入力部2、
操作量出力部6の動作は、実施の形態の1と全く同じで
あり、規範モデル演算部3a、操作量算出部4a、PF
C演算部5aの動作も制御周期パラメータが変更される
以外は実施の形態の1と同じである。よって、このSA
Cコントローラを用いた制御系のブロック線図は図2と
同様である。
間を有し、プロセス時定数とプロセスむだ時間の比(時
定数/むだ時間)が上記標準プロセスと同じ制御対象
(プロセスゲインとプロセス時定数も標準プロセスと同
じ)を制御対象プロセス50とする。
るためのフローチャート図である。最初に、周期調整部
10は、プロセス記憶部7から制御対象プロセス50の
プロセスむだ時間の推定値Lp1を読み出す(ステップ
201)。そして、周期調整部10は、制御対象プロセ
ス50に応じた制御周期パラメータの修正値dT1を次
式のように算出する。 dT1=Lp×dT/Lp1 ・・・(24)
周期パラメータの修正値dT1を規範モデル演算部3
a、操作量算出部4a、PFC演算部5aに出力する。
これにより、これらの構成の制御周期パラメータdTが
修正値dT1に変更される(ステップ202)。
のように修正する理由を説明する。図7は任意のむだ時
間の制御対象プロセスに対する調整の原理を説明するた
めの図である。図7(a)はコントローラに設定値sp
としてステップ入力が加えられたときの上記標準プロセ
スの理想応答波形(制御量y0)を示している。また、
図7(b)はコントローラに設定値spとしてステップ
入力が加えたときの制御対象プロセス50の理想応答波
形(制御量y1)を示している。
間Lp、Lp1は設定値spが変化してから制御量が変
化するまでの時間、時定数Tp、Tp1は制御量変化が
設定値spの63.2%に達するまでの時間である。図
7(a)に示す理想の応答を得るために標準プロセスに
対してコントローラから操作量u’(k)が出力される
とすれば、この標準プロセスに合わせて調整されたSA
Cコントローラを用いて制御対象プロセス50を制御
し、図7(b)に示す理想の応答を得るためには、操作
量u’(Lp×k/Lp1)を出力すればよい。
ロセスに対する調整時に用いた制御周期パラメータdT
を式(24)のように修正すればよいことが分かる。な
お、実際の制御周期(図6のステップ201〜209を
1周する周期)は初期設定(=dT)のままであり、こ
れが周期調整部10によって変更されることはない。
実施の形態の1のステップ104、105と同様であ
る。PFC演算部5aの動作は、式(16)、式(1
7)における制御周期パラメータdTが修正値dT1に
変更されることを除くと、実施の形態の1のPFC演算
部5と同様である(ステップ205)。
式(18)における制御周期パラメータdTが修正値d
T1に変更されることを除くと、実施の形態の1の規範
モデル演算部3と同様である(ステップ206)。ま
た、操作量算出部4aの動作は、式(20)における制
御周期パラメータdTが修正値dT1に変更されること
を除くと、実施の形態の1の操作量算出部4と同様であ
る(ステップ207)。
形態の1のステップ109、110と同様である。本実
施の形態によれば、SACコントローラが標準プロセス
に合わせて調整された後、実際のプロセスむだ時間が調
整時のものと異なる場合に、オペレータは実際のプロセ
スむだ時間の値をプロセス記憶部7に記憶させるだけ
で、SACコントローラが適切な制御動作を実行するよ
うに自動調整される.
の形態を示すSACコントローラのブロック図、図9は
このSACコントローラを用いた制御系のブロック線図
であり、図1、図2と同一の構成には同一の符号を付し
てある。本実施の形態では、任意のプロセス時定数を有
するプロセス(プロセスゲイン及びプロセスむだ時間は
標準プロセスと同じ)を制御対象プロセス50とする。
るためのフローチャート図である。最初に、リードラグ
補償部11は、プロセス記憶部7から制御対象プロセス
50のプロセス時定数の推定値Tp1を読み出す(ステ
ップ301)。ステップ302、303の動作は、実施
の形態の1のステップ104、105と同様である。
に合わせて調整されたパラメータのまま、PFC演算部
5と同様にPFC演算を行う(ステップ304)。ま
た、規範モデル演算部3bは、標準プロセスに合わせて
調整されたパラメータのまま、規範モデル演算部3と同
様に規範モデル演算を行う(ステップ305)。そし
て、操作量算出部4bは、標準プロセスに合わせて調整
されたパラメータのまま、操作量算出部4と同様に操作
量算出を行う(ステップ306)。
iは、次式によって表すことができる。 Gi=(1+Tp1×s)/(1+Tp×s) ・・・(25) 標準プロセスに対してプロセス時定数が異なる制御対象
プロセス50の伝達関数Gp1は次式のように表すこと
ができる。 Gp1=Kp×exp(−Lp×s)/(1+Tp1×s) ・・・(26)
プロセス50とを直列にしたときの伝達関数Gは次式と
なる。 G=Gi×Gp1={(1+Tp1×s)/(1+Tp×s)} ×{Kp×exp(−Lp×s)/(1+Tp1×s)} =Kp×exp(−Lp×s)/(1+Tp×s) ・・・(27)
伝達関数Gpと同じであり、リードラグ補償を制御対象
プロセス50に対して直列に施せば、実質的に制御対象
は標準プロセスと等価のものとして扱えることが分か
る。
続時間系の伝達関数Giで表されるリードラグ補償演算
を離散時間系で実現するため、実際には次式のように出
力値ur(k)を算出する。 ur(k)=[Tp×ur(k−1)+u(k)×dT+Tp1 ×{u(k)−u(k−1)}]/(Tp+dT) ・・・(28) ここで、ur(k−1)は出力値ur(k)の1制御周
期前の値である。こうして、リードラグ補償演算が行わ
れる(ステップ307)。
から出力されたur(k)を実際の操作量として制御対
象プロセス50へ出力する(ステップ308)。本実施
の形態によれば、SACコントローラが標準プロセスに
合わせて調整された後、実際のプロセス時定数が調整時
のものと異なる場合に、オペレータは実際のプロセス時
定数の値をプロセス記憶部7に記憶させるだけで、SA
Cが適切な制御動作を実行するように自動調整される。
施の形態を示すSACコントローラのブロック図であ
り、図1、図5、図8と同一の構成には同一の符号を付
してある。本実施の形態において、PFC調整部8、S
AC調整部9の動作は、実施の形態の1と全く同じであ
り、規範モデル演算部3a、周期調整部10の動作は実
施の形態の2と同じである。
cの動作は制御周期パラメータの変更が行われることを
除いて実施の形態の1と同じであり、同様にリードラグ
補償部11aの動作は制御周期パラメータの変更が行わ
れることを除いて実施の形態の3と同じである。したが
って、このSACコントローラを用いた制御系のブロッ
ク線図は図9と同様である。
ン、任意のプロセス時定数、任意のプロセスむだ時間
(プロセス時定数/プロセスむだ時間の比は標準プロセ
スと同じ)プロセスを制御対象プロセス50とする。図
12はこのコントローラの動作を説明するためのフロー
チャート図である。最初に、PFC調整部8、SAC調
整部9は、プロセス記憶部7からプロセスゲインの推定
値Kp1を読み出し、周期調整部10は、プロセスむだ
時間の推定値Lp1を読み出し、リードラグ補償部11
は、プロセス時定数の推定値Tp1を読み出す(ステッ
プ401)。
形態の1のステップ102、103と同様である。周期
調整部10は、上記と同様に制御周期パラメータの修正
値dT1を算出するが、この修正値dT1を規範モデル
演算部3a、操作量算出部4c、PFC演算部5cだけ
でなく、リードラグ補償部11aにも出力する。これに
より、リードラグ補償部11aの制御周期パラメータd
Tも修正値dT1に変更される(ステップ404)。
401〜412を1周する周期)が変更されないことは
実施の形態の2と同様である。次に、ステップ405、
406の動作は、実施の形態の1のステップ104、1
05と同様である。PFC演算部5cは、PFC演算部
5と同様にPFC演算を行うが(ステップ407)、式
(16)、式(17)におけるPFCゲインKfはPF
C調整部8によって修正値Kf1に変更され、制御周期
パラメータdTは周期調整部10によって修正値dT1
に変更されている。
実施の形態の2のステップ206と全く同じである(ス
テップ408)。操作量算出部4cは、操作量算出部4
と同様に操作量算出を行うが(ステップ409)、この
とき式(19)、(20)におけるSACゲインγはS
AC調整部9によって修正値γ1に変更され、制御周期
パラメータdTは周期調整部10によって修正値dT1
に変更されている。
ドラグ補償部11と同様にリードラグ補償演算を行うが
(ステップ410)、このとき式(28)における制御
周期パラメータdTは周期調整部10によって修正値d
T1に変更されている。ステップ411の動作は実施の
形態の3のステップ308と同様である。
ことができる。これら3つの併合により、任意のプロセ
スゲイン、任意のプロセス時定数、任意のプロセスむだ
時間の制御対象プロセス50に対して、オペレ−タがそ
のプロセスゲイン、プロセス時定数、プロセスむだ時間
の値をプロセス記憶部7に記憶させるだけで、SACが
適切な制御動作を実行するように自動調整される。すな
わち設定すべきパラメ−タは、たった3個になり、しか
もこれらは制御の専門知識のないオペレ−タにも明快に
理解できるパラメ−タのみになる。
施の形態を示すSACコントローラのブロック図であ
り、図11と同一の構成には同一の符号を付してある。
このSACコントローラは、図11のコントローラにお
いて、プロセス記憶部7の代わりにPID記憶部12、
パラメータ変換部13を設けたものである。
説明するためのフローチャート図である。PID記憶部
12には、オペレータによって設定されたPIDパラメ
ータ、すなわち比例ゲインKg、積分時間Ti、微分時
間Tdが記憶されている。パラメータ変換部13は、P
ID記憶部12から比例ゲインKg、積分時間Ti、微
分時間Tdを読み出す(ステップ501)。
ようにしてPIDパラメータをプロセスゲインの推定値
Kp1、プロセス時定数の推定値Tp1、プロセスむだ
時間の推定値Lp1に変換する。例えば、特願平6−2
46034号に記載したIMC(Internal Model Contr
ol)に基づく調整法やCHR(Chien,Hrones,Reswick)
調整法によれば、PIDパラメータは以下のように設定
される。
算すると、以下のような推定式が得られる。 Kp1=0.22×Ti/(Kg×Td) ・・・(32) Tp1=Ti ・・・(33) Lp1=2×Td ・・・(34)
2)〜式(34)を用いて比例ゲインKg、積分時間T
i、微分時間TdをプロセスゲインKp1、プロセス時
定数Tp1、プロセスむだ時間Lp1に変換する(ステ
ップ502)。ステップ503〜513の動作は、実施
の形態の4のステップ402〜412と同様である。
積分時間Ti、微分時間Tdの3つのパラメータを調整
するだけで実用できるもので、この使いやすさはPID
が最も実用される理由の1つである。本実施の形態によ
れば、制御対象に適したPIDパラメータをPID記憶
部12に与えると、それらの値からプロセスゲイン、プ
ロセス時定数、プロセスむだ時間の推定値を算出し、そ
の推定値によりSACのパラメータを適切な値に自動調
整するので、任意の制御対象プロセスに対してPIDと
同じ調整要領でSACを適切に動作させることができ
る。
に、PFC調整部が、プロセス記憶部に記憶されたプロ
セスゲインに基づいてPFC演算部のPFCゲインを自
動的に調整し、SAC調整部が、プロセスゲインに基づ
いて操作量算出部のSACゲインを自動的に調整するの
で、実際のプロセスゲインが調整時のものと異なる場合
に、実際のプロセスゲインの値をプロセス記憶部に記憶
させるだけで、適切な制御特性が維持されるようにSA
Cコントローラを自動調整することができ、SACの特
徴である制御量を規範モデル出力に一致させる(正確に
は、制御量とPFC演算部の出力とを加算した結果が規
範モデル出力に一致する)ような制御を実現することが
できる。その結果、現場のオペレ−タが任意のプロセス
ゲインの制御対象プロセスに対してSACコントローラ
を適切かつ容易に利用できるようになる。
部が、プロセス記憶部に記憶されたプロセスむだ時間に
基づいてPFC演算部、規範モデル演算部及び操作量算
出部の制御周期パラメータを自動的に調整するので、実
際のプロセスむだ時間が調整時のものと異なる場合に、
実際のプロセスむだ時間の値をプロセス記憶部に記憶さ
せるだけで、適切な制御特性が維持されるようにSAC
コントローラを自動調整することができ、SACの特徴
である制御量を規範モデル出力に一致させる(正確に
は、制御量とPFC演算部の出力とを加算した結果が規
範モデル出力に一致する)ような制御を実現することが
できる。その結果、現場のオペレ−タが任意のプロセス
むだ時間の制御対象プロセスに対してSACコントロー
ラを適切かつ容易に利用できるようになる。
グ補償部が、操作量算出部から出力された操作量に対し
プロセス記憶部に記憶されたプロセス時定数に基づいて
リードラグ補償演算を行うので、実際のプロセス時定数
が調整時のものと異なる場合に、実際のプロセス時定数
の値をプロセス記憶部に記憶させるだけで、適切な制御
特性が維持されるようにSACコントローラを自動調整
することができ、SACの特徴である制御量を規範モデ
ル出力に一致させる(正確には、制御量とPFC演算部
の出力とを加算した結果が規範モデル出力に一致する)
ような制御を実現することができる。その結果、現場の
オペレ−タが任意のプロセス時定数の制御対象プロセス
に対してSACコントローラを適切かつ容易に利用でき
るようになる。
グ補償部が、操作量に対しプロセス時定数に基づいてリ
ードラグ補償演算を行い、PFC調整部が、プロセスゲ
インに基づいてPFC演算部のPFCゲインを自動的に
調整し、SAC調整部が、プロセスゲインに基づいて操
作量算出部のSACゲインを自動的に調整し、周期調整
部が、プロセスむだ時間に基づいてPFC演算部、規範
モデル演算部、操作量算出部及びリードラグ補償部の制
御周期パラメータを自動的に調整するので、任意のプロ
セスゲイン、任意のプロセス時定数、任意のプロセスむ
だ時間の制御対象プロセスに対して、そのプロセスゲイ
ン、プロセス時定数、プロセスむだ時間の値をプロセス
記憶部に記憶させるだけで、適切な制御特性が維持され
るようにSACコントローラを自動調整することができ
る。その結果、設定すべきパラメ−タは、たった3個に
なり、しかもこれらは制御の専門的知識のないオペレ−
タにも明快に理解できるパラメ−タのみとなる。
タ変換部が、PIDパラメータから制御対象プロセスの
ゲイン、時定数及びむだ時間の推定値を算出するので、
任意のプロセスゲイン、任意のプロセス時定数、任意の
プロセスむだ時間の制御対象プロセスに適したPIDパ
ラメータをPID記憶部に記憶させるだけで、適切な制
御特性が維持されるようにSACコントローラを自動調
整することができ、SACの特徴である制御量を規範モ
デル出力に一致させる(正確には、制御量とPFC演算
部の出力とを加算した結果が規範モデル出力に一致す
る)ような制御を実現することができる。その結果、現
場のオペレータが任意の制御対象プロセスに対してPI
Dコントローラと同じ使い勝手でSACコントローラを
適切かつ容易に利用できるようになる。
トローラのブロック図である。
ブロック線図である。
ためのフローチャート図である。
ローラのブロック図である。
ためのフローチャート図である。
に対する調整の原理を説明するための図である。
ローラのブロック図である。
ブロック線図である。
るためのフローチャート図である。
トローラのブロック図である。
するためのフローチャート図である。
トローラのブロック図である。
するためのフローチャート図である。
のブロック線図である。
モデル演算部、4、4a〜4c…操作量算出部、5、5
a〜5c…PFC演算部、6…操作量出力部、7…プロ
セス記憶部、8…PFC調整部、9…SAC調整部、1
0…周期調整部、11、11a…リードラグ補償部、1
2…PID記憶部、13…パラメータ変換部。
Claims (5)
- 【請求項1】 制御対象プロセスに出力された操作量に
対し並列フィードフォワード補償演算を行った結果とプ
ロセスの制御量とを加算した値が、制御系の所望の特性
を数式表現した規範モデルの出力に一致するように、前
記操作量を算出するSACコントローラにおいて、 操作量に対しPFCゲインKfに基づいて並列フィード
フォワード補償演算を行うPFC演算部と、 入力された設定値に対して規範モデル演算を行う規範モ
デル演算部と、SACゲインγに基づくSACアルゴリズムにより、前
記制御量、前記設定値、前記PFC演算部の出力及び前
記規範モデル演算部の出力から前記操作量を算出して前
記 PFC演算部及び制御対象プロセスに出力する操作量
算出部と、前記 制御対象プロセスのゲインを記憶するためのプロセ
ス記憶部と、 このプロセス記憶部に記憶されたプロセスゲインKp
1、プロセスゲイン1の標準プロセスに合わせて調整さ
れた前記PFCゲインKfから、前記制御対象プロセス
に応じたPFCゲインの修正値Kf1をKf1=Kf×
Kp1によって算出して、前記PFC演算部のPFCゲ
インKfをこの修正値Kf1に変更するPFC調整部
と、前記プロセスゲインKp1、前記標準プロセスに合わせ
て調整された前記SACゲインγから、前記制御対象プ
ロセスに応じたSACゲインの修正値γ1をγ1=γ/
Kp1によって算出して、前記操作量算出部のSACゲ
インγをこの修正値γ1に変更する SAC調整部とを有
することを特徴とするSACコントローラ。 - 【請求項2】 制御対象プロセスに出力された操作量に
対し並列フィードフォワード補償演算を行った結果とプ
ロセスの制御量とを加算した値が、制御系の所望の特性
を数式表現した規範モデルの出力に一致するように、前
記操作量を算出するSACコントローラにおいて、 操作量に対しPFCゲイン及び制御周期パラメータdT
に基づいて並列フィードフォワード補償演算を行うPF
C演算部と、 入力された設定値に対し前記制御周期パラメータdTに
基づいて規範モデル演算を行う規範モデル演算部と、 SACゲイン及び前記制御周期パラメータdTに基づく
SACアルゴリズムにより、前記制御量、前記設定値、
前記PFC演算部の出力及び前記規範モデル演算部の出
力から前記操作量を算出して前記PFC演算部及び制御
対象プロセスに出力する操作量算出部と、前記 制御対象プロセスのむだ時間を記憶するためのプロ
セス記憶部と、 このプロセス記憶部に記憶されたプロセスむだ時間Lp
1、プロセスゲイン1の標準プロセスに合わせて調整さ
れた前記制御周期パラメータdT、前記標準プロセスの
むだ時間Lpから、前記制御対象プロセスに応じた制御
周期パラメータの修正値dT1をdT1=Lp×dT/
Lp1によって算出して、前記PFC演算部、前記規範
モデル演算部及び前記操作量算出部の各制御周期パラメ
ータdTをこの修正値dT1に変更する周期調整部とを
有することを特徴とするSACコントローラ。 - 【請求項3】 制御対象プロセスに出力された操作量に
対し並列フィードフォワード補償演算を行った結果とプ
ロセスの制御量とを加算した値が、制御系の所望の特性
を数式表現した規範モデルの出力に一致するように、前
記操作量を算出するSACコントローラにおいて、 操作量に対しPFCゲインに基づいて並列フィードフォ
ワード補償演算を行うPFC演算部と、 入力された設定値に対して規範モデル演算を行う規範モ
デル演算部と、 SACゲインに基づくSACアルゴリズムにより、前記
制御量、前記設定値、前記PFC演算部の出力及び前記
規範モデル演算部の出力から前記操作量を算出して前記
PFC演算部に出力する操作量算出部と、 制御対象プロセスの時定数を記憶するためのプロセス記
憶部と、前記操作量算出部から出力された操作量に対し、リード
側時定数が前記プロセス記憶部に記憶されたプロセス時
定数Tp1と等しく、ラグ側時定数がプロセスゲイン1
の標準プロセスの時定数Tpと等しいという設定のリー
ドラグ補償演算を行い、この演算結果を前記 制御対象プ
ロセスへの操作量として出力するリードラグ補償部とを
有することを特徴とするSACコントローラ。 - 【請求項4】 制御対象プロセスに出力された操作量に
対し並列フィードフォワード補償演算を行った結果とプ
ロセスの制御量とを加算した値が、制御系の所望の特性
を数式表現した規範モデルの出力に一致するように、前
記操作量を算出するSACコントローラにおいて、 操作量に対しPFCゲインKf及び制御周期パラメータ
dTに基づいて並列フィードフォワード補償演算を行う
PFC演算部と、 入力された設定値に対し前記制御周期パラメータdTに
基づいて規範モデル演算を行う規範モデル演算部と、SACゲインγ及び前記制御周期パラメータdTに基づ
くSACアルゴリズムにより、前記制御量、前記設定
値、前記PFC演算部の出力及び前記規範モデル演算部
の出力から前記操作量を算出して前記 PFC演算部に出
力する操作量算出部と、 制御対象プロセスのゲイン、時定数及びむだ時間を記憶
するためのプロセス記憶部と、前記操作量算出部から出力された操作量に対し、リード
側時定数が前記プロセス記憶部に記憶されたプロセス時
定数Tp1と等しく、ラグ側時定数がプロセスゲイン1
の標準プロセスの時定数Tpと等しいという設定のリー
ドラグ補償演算を行い、この演算結果を前記 制御対象プ
ロセスへの操作量として出力するリードラグ補償部と、前記プロセス記憶部に記憶されたプロセスゲインKp
1、前記標準プロセスに合わせて調整された前記PFC
ゲインKfから、前記制御対象プロセスに応じたPFC
ゲインの修正値Kf1をKf1=Kf×Kp1によって
算出して、前記PFC演算部のPFCゲインKfをこの
修正値Kf1に変更する PFC調整部と、前記プロセスゲインKp1、前記標準プロセスに合わせ
て調整された前記SACゲインγから、前記制御対象プ
ロセスに応じたSACゲインの修正値γ1をγ1=γ/
Kp1によって算出して、前記操作量算出部のSACゲ
インγをこの修正値γ1に変更する SAC調整部と、前記プロセス記憶部に記憶されたプロセスむだ時間Lp
1、前記標準プロセスに合わせて調整された前記制御周
期パラメータdT、前記標準プロセスのむだ時 間Lpか
ら、前記制御対象プロセスに応じた制御周期パラメータ
の修正値dT1をdT1=Lp×dT/Lp1によって
算出して、前記PFC演算部、前記規範モデル演算部、
前記操作量算出部及び前記リードラグ補償部の各制御周
期パラメータdTをこの修正値dT1に変更する 周期調
整部とを有することを特徴とするSACコントローラ。 - 【請求項5】 制御対象プロセスに出力された操作量に
対し並列フィードフォワード補償演算を行った結果とプ
ロセスの制御量とを加算した値が、制御系の所望の特性
を数式表現した規範モデルの出力に一致するように、前
記操作量を算出するSACコントローラにおいて、 操作量に対しPFCゲインKf及び制御周期パラメータ
dTに基づいて並列フィードフォワード補償演算を行う
PFC演算部と、 入力された設定値に対し前記制御周期パラメータdTに
基づいて規範モデル演算を行う規範モデル演算部と、SACゲインγ及び前記制御周期パラメータdTに基づ
くSACアルゴリズムにより、前記制御量、前記設定
値、前記PFC演算部の出力及び前記規範モデル演算部
の出力から前記操作量を算出して前記 PFC演算部に出
力する操作量算出部と、 制御対象プロセスに適したPIDパラメータを記憶して
おくためのPID記憶部と、 このPIDパラメータから制御対象プロセスのゲイン、
時定数及びむだ時間の推定値を算出するパラメータ変換
部と、前記操作量算出部から出力された操作量に対し、リード
側時定数が前記プロセス記憶部に記憶されたプロセス時
定数Tp1と等しく、ラグ側時定数がプロセスゲイン1
の標準プロセスの時定数Tpと等しいという設定のリー
ドラグ補償演算を行い、この演算結果を前記 制御対象プ
ロセスへの操作量として出力するリードラグ補償部と、前記パラメータ変換部で算出されたプロセスゲインKp
1、前記標準プロセスに合わせて調整された前記PFC
ゲインKfから、前記制御対象プロセスに応じたPFC
ゲインの修正値Kf1をKf1=Kf×Kp1によって
算出して、前記 PFC演算部のPFCゲインKfをこの
修正値Kf1に変更する PFC調整部と、前記パラメータ変換部で算出されたプロセスゲインKp
1、前記標準プロセスに合わせて調整された前記SAC
ゲインγから、前記制御対象プロセスに応じたSACゲ
インの修正値γ1をγ1=γ/Kp1によって算出し
て、前記操作量算出部のSACゲインγをこの修正値γ
1に変更する SAC調整部と、前記パラメータ変換部で算出されたプロセスむだ時間L
p1、前記標準プロセスに合わせて調整された前記制御
周期パラメータdT、前記標準プロセスのむだ時間Lp
から、前記制御対象プロセスに応じた制御周期パラメー
タの修正値dT1をdT1=Lp×dT/Lp1によっ
て算出して、前記PFC演算部、前記規範モデル演算
部、前記操作量算出部及び前記リードラグ補償部の各制
御周期パラメータdTをこの修正値dT1に変更する 周
期調整部とを有することを特徴とするSACコントロー
ラ。
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JP30047096A JP3340923B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | Sacコントローラ |
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JP30047096A JP3340923B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | Sacコントローラ |
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JPH10143205A (ja) | 1998-05-29 |
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