JP2002317463A - 作業機の防音構造 - Google Patents

作業機の防音構造

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JP2002317463A
JP2002317463A JP2001122318A JP2001122318A JP2002317463A JP 2002317463 A JP2002317463 A JP 2002317463A JP 2001122318 A JP2001122318 A JP 2001122318A JP 2001122318 A JP2001122318 A JP 2001122318A JP 2002317463 A JP2002317463 A JP 2002317463A
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JP
Japan
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cover
sound absorbing
sound
wall surface
hollow portion
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JP2001122318A
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English (en)
Inventor
Eiichi Ishida
榮一 石田
Makoto Shinohara
誠 篠原
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの削減を図りながら防音性能の向
上を図れるようにする。 【解決手段】 原動部7を覆うカバー27に中空部32
を形成するとともに、その内壁面34に中空部32を外
部に連通させる孔33を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホーやトラ
クタなどの作業機の防音構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような作業機の防音構造と
しては、原動部を覆うカバーを鉄板又は樹脂板で形成
し、その内面に、スポンジやグラスウールなどからなる
吸音材を貼り付けることが考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸音材
は、高価な割りに経年劣化によって性能が低下し易く、
又、洗浄水や雨水などを吸収すると吸音率が著しく低下
する欠点を有することから、防音性能の向上や製造コス
トの削減を図る上において改善の余地があった。
【0004】本発明の目的は、製造コストの削減を図り
ながら防音性能の向上を図れるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、原
動部を覆うカバーに中空部を形成するとともに、その内
壁面に前記中空部を外部に連通させる孔を設けた。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、カバーに形成した中空部及び孔により、特定周波数
の音を共鳴によって減衰させるレゾネータを構成するこ
とができ、これによって、カバーの内面に高価な吸音材
を貼り付けなくても吸音効果が得られるようになり、
又、カバーの内面に吸音材を貼り付けることによる見栄
えの低下や、吸音材が他物に引っ掛かって破れることに
起因した吸音率の低下をも回避できるようになる。
【0007】しかも、カバーに形成した中空部や孔は、
吸音材のような経年劣化による性能低下がなく、更に、
洗浄水や雨水などが掛かっても、吸音材のように洗浄水
や雨水などを吸収して吸音率の低下を招くこともない。
【0008】〔効果〕従って、原動部を覆うカバーに中
空部や孔を設けるだけの簡単な改良を施すことで、吸音
材を使用することなく、長期にわたって安定した吸音効
果が得られるようになり、もって、製造コストの削減を
図りながら防音性能の向上を図れるようになった。
【0009】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発
明では、上記請求項1記載の発明において、ボス部を有
するように前記孔を形成した。
【0010】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、ボス部によって孔の長さを大きくすることができ、
これによって、より大きな吸音効果が得られるようにな
る。
【0011】〔効果〕従って、より一層の防音性能の向
上を図れるようになった。
【0012】〔構成〕本発明のうちの請求項3記載の発
明では、原動部を覆うカバーに中空部を形成するととも
に、その内壁面を薄肉の膜状に形成した。
【0013】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、膜状の内壁面が振動することで、反射波の干渉によ
る吸音効果が得られるようになり、これによって、カバ
ーの内面に高価な吸音材を貼り付けなくても吸音効果を
得ることができるようになる。しかも、カバーに形成し
た中空部や膜状の内壁面は、吸音材のような経年劣化に
よる性能低下がなく、更に、洗浄水や雨水などが掛かっ
ても、吸音材のように洗浄水や雨水などを吸収して吸音
率の低下を招くこともない。
【0014】〔効果〕従って、原動部を覆うカバーに中
空部や膜状の内壁面を備えるだけの簡単な改良を施すこ
とで、吸音材を使用することなく、長期にわたって安定
した吸音効果が得られるようになり、もって、製造コス
トの削減を図りながら防音性能の向上を図れるようにな
った。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には作業機の一例であるバッ
クホーの全体側面が、図2にはその全体平面が示されて
おり、このバックホーは、左右一対のクローラ式走行装
置1の作動で走行する走行機体2、その前部に昇降自在
に連結されたドーザ3、走行機体2の上部に縦軸心周り
に旋回自在に配設された旋回台4、その前部に連結され
た掘削装置5、走行機体2の前半部に形成された操縦部
6、及び、走行機体2の後半部に搭載された原動部7、
などによって構成されている。
【0016】掘削装置5は、旋回台4に左右揺動自在に
連結されたスイングブラケット8、その上部に横軸心周
りに揺動自在に支持されたブーム9、その遊端に横軸心
周りに揺動自在に支持されたアーム10、その遊端に横
軸心周りに揺動自在に支持されたバケット11、スイン
グブラケット8を揺動駆動するスイングシリンダ12、
ブーム9を揺動駆動するブームシリンダ13、アーム1
0を揺動駆動するアームシリンダ14、及び、バケット
11を揺動駆動するバケットシリンダ15、などによっ
て構成されている。
【0017】図1〜3に示すように、操縦部6には、運
転座席16、対応するクローラ式走行装置1を操作する
左右一対の走行用操作レバー17、ドーザ3及び掘削装
置5を操作する左右一対の作業用操作レバー18、並び
に、運転座席16の上方を覆うキャノピ19、などが備
えられている。
【0018】図2及び図3に示すように、原動部7に
は、左右向きに搭載された水冷式のエンジン20、その
動力で駆動される複数の油圧ポンプ21や冷却ファン2
2、冷却ファン22により吸引された外気で冷却水を冷
却するラジエータ23、燃料を貯留する燃料タンク2
4、作動油を貯留する油圧タンク25、及び、作動油の
流動を制御する複数の制御弁26、などが備えられてい
る。
【0019】図1〜6に示すように、原動部7は、カバ
ー27の一例であるエンジンボンネットで覆われてお
り、このエンジンボンネット27は、エンジン20及び
冷却ファン22の前部側やラジエータ23及び燃料タン
ク24を覆うとともに運転座席16が装着される第1ボ
ンネット部28、ラジエータ23や燃料タンク24の左
側方を覆う第2ボンネット部29、複数の油圧ポンプ2
1や油圧タンク25を覆う第3ボンネット部30、及
び、エンジン20及び冷却ファン22の後部側を覆う第
4ボンネット部31、からなる4分割構造で、各ボンネ
ット部28〜31には、中空部32を有するとともに、
その中空部32を外部に連通させる複数の孔33が各内
壁面34に形成された樹脂製のものが採用されている。
【0020】つまり、エンジンボンネット27の各ボン
ネット部28〜31に形成した中空部32及び複数の孔
33によって、エンジンルーム35内で発生したエンジ
ン音などを共鳴によって減衰させるレゾネータが構成さ
れており、これによって、各ボンネット部28〜31の
内壁面34に高価な吸音材を貼り付けなくても吸音効果
が得られるようになっている。しかも、各ボンネット部
28〜31に形成した中空部32や複数の孔33は、吸
音材のような経年劣化による性能低下がなく、又、洗浄
水や雨水などが掛かっても、吸音材のように洗浄水や雨
水などを吸収して吸音率の低下を招くことがないことか
ら、長期にわたって安定した吸音効果が得られるように
なっている。
【0021】尚、図2に示すように、第4ボンネット部
31は、左右一対のヒンジ36を介して第1ボンネット
部28に開閉自在に連結されるとともに、図外のロック
機構によって閉塞姿勢で固定できるようになっている。
【0022】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。
【0023】(1)作業機としては、バックホー以外の
ホイルローダなどの建設作業機、あるいは、トラクタや
田植機などの農作業機、などであってもよい。
【0024】(2)カバー27の構成としては種々の変
更が可能であり、例えばカバー27を、単一又は複数の
ブロー成形品で構成するようにしてもよく、又、複数の
板金材で中空部32と孔33とを有するように構成して
もよい。
【0025】(3)カバー27に設けられる孔33の数
量や大きさなどは種々の変更が可能であり、例えば、図
7及び図8に示すように、カバー27に設けられる孔3
3を、外方(図7参照)又は内方(図8参照)に向けて
突出するボス部37を有するように形成することで、孔
33の長さをより高い吸音効果が得られる長さに設定す
るようにしてもよい。
【0026】(4)図9に示すように、カバー27に、
中空部32を複数に区画する仕切り壁38を設けること
で、中空部32をより高い吸音効果が得られる適切な大
きさに区画形成しながら、カバー27の補強を図れるよ
うにしてもよい。
【0027】(5)図10に示すように、カバー27の
内壁面34を薄肉の膜状に形成し、その内壁面34が振
動することで、反射波の干渉による吸音効果が得られる
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーの全体側面図
【図2】バックホーの全体平面図
【図3】バックホーの背面図
【図4】カバーの構成を示す分解斜視図
【図5】カバーの構成を示す要部の縦断側面図
【図6】カバーにおける要部の拡大断面図
【図7】カバーに外向きのボス部を有する孔を形成した
別実施形態を示す要部の断面図
【図8】カバーに内向きのボス部を有する孔を形成した
別実施形態を示す要部の断面図
【図9】カバーに中空部を区画する仕切り壁を設けた別
実施形態を示す要部の断面図
【図10】カバーの内壁面を薄肉の膜状に形成した別実
施形態を示す要部の縦断側面図
【符号の説明】
7 原動部 27 カバー 32 中空部 33 孔 34 内壁面 37 ボス部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動部を覆うカバーに中空部を形成する
    とともに、その内壁面に前記中空部を外部に連通させる
    孔を設けてある作業機の防音構造。
  2. 【請求項2】 ボス部を有するように前記孔を形成して
    ある請求項1記載の作業機の防音構造。
  3. 【請求項3】 原動部を覆うカバーに中空部を形成する
    とともに、その内壁面を薄肉の膜状に形成してある作業
    機の防音構造。
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