JP2002317464A - 作業機の防音構造 - Google Patents

作業機の防音構造

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JP2002317464A
JP2002317464A JP2001122319A JP2001122319A JP2002317464A JP 2002317464 A JP2002317464 A JP 2002317464A JP 2001122319 A JP2001122319 A JP 2001122319A JP 2001122319 A JP2001122319 A JP 2001122319A JP 2002317464 A JP2002317464 A JP 2002317464A
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JP
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sound absorbing
cover
sound
absorbing material
work machine
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Application number
JP2001122319A
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Inventor
Eiichi Ishida
榮一 石田
Makoto Shinohara
誠 篠原
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの削減を図りながら防音性能の向
上を図れるようにする。 【解決手段】 原動部7を覆うカバー27を多孔質の焼
結プラスチックで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホーやトラ
クタなどの作業機の防音構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような作業機の防音構造と
しては、原動部を覆うカバーを鉄板又は樹脂板で形成
し、その内面に、スポンジやグラスウールなどからなる
吸音材を貼り付けることが考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸音材
は、高価な割りに経年劣化によって性能が低下し易く、
又、洗浄水や雨水などを吸収すると吸音率が著しく低下
する欠点を有することから、防音性能の向上や製造コス
トの削減を図る上において改善の余地があった。
【0004】本発明の目的は、製造コストの削減を図り
ながら防音性能の向上を図れるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、原
動部を覆うカバーを多孔質の焼結プラスチックで構成し
た。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、吸音材として利用される焼結プラスチックで原動部
を覆うカバーを構成していることから、カバーの内面に
高価な吸音材を貼り付けなくても吸音効果が得られるよ
うになり、又、カバーの内面に吸音材を貼り付けること
による見栄えの低下や、吸音材が他物に引っ掛かって破
れることに起因した吸音率の低下をも回避できるように
なる。
【0007】しかも、焼結プラスチックは、吸音材のよ
うな経年劣化が少ないことから、長期にわたって安定し
た吸音効果を得ることができるようになり、その上、撥
水性が高いことから、洗浄水や雨水などが掛かっても、
吸音材のように洗浄水や雨水などを吸収することに起因
した吸音率の低下を招くこともない。
【0008】〔効果〕従って、原動部を覆うカバーを焼
結プラスチックで構成するだけの簡単な改良を施すこと
で、吸音材を使用することなく、長期にわたって安定し
た吸音効果が得られるようになり、もって、製造コスト
の削減を図りながら防音性能の向上を図れるようになっ
た。
【0009】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発
明では、上記請求項1記載の発明において、前記カバー
に中空部を形成した。
【0010】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、多孔質の焼結プラスチックで構成したカバーに中空
部を形成することで共鳴による吸音効果が得られるよう
になる。
【0011】〔効果〕従って、防音性能の向上をより効
果的に図れるようになった。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には作業機の一例であるバッ
クホーの全体側面が、図2にはその全体平面が示されて
おり、このバックホーは、左右一対のクローラ式走行装
置1の作動で走行する走行機体2、その前部に昇降自在
に連結されたドーザ3、走行機体2の上部に縦軸心周り
に旋回自在に配設された旋回台4、その前部に連結され
た掘削装置5、走行機体2の前半部に形成された操縦部
6、及び、走行機体2の後半部に搭載された原動部7、
などによって構成されている。
【0013】掘削装置5は、旋回台4に左右揺動自在に
連結されたスイングブラケット8、その上部に横軸心周
りに揺動自在に支持されたブーム9、その遊端に横軸心
周りに揺動自在に支持されたアーム10、その遊端に横
軸心周りに揺動自在に支持されたバケット11、スイン
グブラケット8を揺動駆動するスイングシリンダ12、
ブーム9を揺動駆動するブームシリンダ13、アーム1
0を揺動駆動するアームシリンダ14、及び、バケット
11を揺動駆動するバケットシリンダ15、などによっ
て構成されている。
【0014】図1〜3に示すように、操縦部6には、運
転座席16、対応するクローラ式走行装置1を操作する
左右一対の走行用操作レバー17、ドーザ3及び掘削装
置5を操作する左右一対の作業用操作レバー18、並び
に、運転座席16の上方を覆うキャノピ19、などが備
えられている。
【0015】図2及び図3に示すように、原動部7に
は、左右向きに搭載された水冷式のエンジン20、その
動力で駆動される複数の油圧ポンプ21や冷却ファン2
2、冷却ファン22により吸引された外気で冷却水を冷
却するラジエータ23、燃料を貯留する燃料タンク2
4、作動油を貯留する油圧タンク25、及び、作動油の
流動を制御する複数の制御弁26、などが備えられてい
る。
【0016】図1〜5に示すように、原動部7は、カバ
ー27の一例であるエンジンボンネットで覆われてお
り、このエンジンボンネット27は、エンジン20及び
冷却ファン22の前部側やラジエータ23及び燃料タン
ク24を覆うとともに運転座席16が装着される第1ボ
ンネット部28、ラジエータ23や燃料タンク24の左
側方を覆う第2ボンネット部29、複数の油圧ポンプ2
1や油圧タンク25を覆う第3ボンネット部30、及
び、エンジン20及び冷却ファン22の後部側を覆う第
4ボンネット部31、からなる4分割構造で、各ボンネ
ット部28〜31には、多孔質の焼結プラスチックが採
用されている。
【0017】つまり、吸音材として利用される焼結プラ
スチックで原動部7を覆うエンジンボンネット27を構
成していることから、エンジンボンネット27の内面に
高価な吸音材を貼り付けなくても吸音効果が得られるよ
うになっている。しかも、焼結プラスチックは、吸音材
のような経年劣化が少なく、又、撥水性が高く、洗浄水
や雨水などが掛かっても、吸音材のように洗浄水や雨水
などを吸収することに起因した吸音率の低下を招くこと
もないことから、長期にわたって安定した吸音効果が得
られるようになっている。
【0018】尚、図2に示すように、第4ボンネット部
31は、左右一対のヒンジ32を介して第1ボンネット
部28に開閉自在に連結されるとともに、図外のロック
機構によって閉塞姿勢で固定できるようになっている。
【0019】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 (1)作業機としては、バックホー以外のホイルローダ
などの建設作業機、あるいは、トラクタや田植機などの
農作業機、などであってもよい。 (2)図6に示すように、カバー27を、中空部33を
有するように形成して、共鳴による吸音効果が得られる
ように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーの全体側面図
【図2】バックホーの全体平面図
【図3】バックホーの背面図
【図4】カバーの構成を示す分解斜視図
【図5】カバーの構成を示す要部の縦断側面図
【図6】カバーに中空部を形成した別実施形態を示す要
部の縦断側面図
【符号の説明】
7 原動部 27 カバー 33 中空部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動部を覆うカバーを多孔質の焼結プラ
    スチックで構成してある作業機の防音構造。
  2. 【請求項2】 前記カバーに中空部を形成してある請求
    項1記載の作業機の防音構造。
JP2001122319A 2001-04-20 2001-04-20 作業機の防音構造 Pending JP2002317464A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019019661A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 株式会社クボタ 作業機
JP2022534657A (ja) * 2019-06-06 2022-08-03 ヴィンセント メディカル(ドングアン)マニュファクチャリング シーオー.,エルティーディー. 騒音減衰部材付きの呼吸デバイス

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JP2019019661A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 株式会社クボタ 作業機
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