JP2002316708A - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置

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JP2002316708A
JP2002316708A JP2001123035A JP2001123035A JP2002316708A JP 2002316708 A JP2002316708 A JP 2002316708A JP 2001123035 A JP2001123035 A JP 2001123035A JP 2001123035 A JP2001123035 A JP 2001123035A JP 2002316708 A JP2002316708 A JP 2002316708A
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pair
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Noboru Tanaka
昇 田中
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一対のベルトコンベア式の搬送手段による物品
搬送装置において物品の形状を問わない確実な搬送を得
る。 【解決手段】一対の基部材(3)はねじ棒4とナット部
材6からなる対称同時移動機構によりう間隔が調整可能
である。基部材には回転軸9を介して主アーム10が回
動可能に連結され、主アームの先端には回動軸16を介
して搬送手段12が回動可能に連結される。搬送する物
品20の形状に応じて一対の基部材3,3の間隔を調整
し一対の搬送手段12,12の間隔を任意に設定する。
基部材3に対する主アーム10の角度を調整し、搬送手
段12の設置高さを任意に設定する。主アームの先端に
おいて回動軸16についての搬送手段12の角度を調整
し、搬送手段12の傾斜状態を任意に設定する。多様な
形状の物品に対応して搬送手段の姿勢を変更・調整で
き、確実に搬送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に不定形な物品
を一列に整列させて搬送することができる物品搬送装置
に係り、例えば前工程から不等間隔で供給されてくる当
該物品を安定的に次工程へ投入する導入機構として有用
な物品搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、物品の製造ラインでは、製造さ
れた物品を搬送しながら重量測定して良不良を選別する
工程を有する場合がある。このような搬送中の重量測定
では、ベルトコンベアなどの搬送手段で物品を搬送しな
がら個々の物品の重量を測定する機能を備えた重量測定
装置を用いることがある。かかる重量測定装置を用いて
計量を正確に行うためには、測定装置に2個以上の物品
が同時に載らないようにする必要があるが、測定対象で
ある物品は前工程から不等間隔で次々に搬送されてくる
ことがあり、かかる場合には物品をそのまま重量測定装
置に送り込むことができなかった。そこで、前記物品を
適当な間隔に並び替えて重量測定装置に送り込むため、
サイドコンベアと通称される物品搬送装置が用いられる
ことがあった。
【0003】この物品搬送装置は、例えば特開平7−6
1569号に開示されているが、図5に示すように、前
段のコンベア50と、後段の重量測定装置のベルトコン
ベア60との間にわたって設けられるもので、両コンベ
アの両側に沿って配置された一対の搬送ベルト装置70
からなる。前段のコンベア50から送られてきた物品は
一対の搬送ベルト装置70に挟まれて搬送され、隣り合
う物品の間隔をばらつきのない状態で拡大して後段の重
量測定装置のベルトコンベア60に受け渡すことができ
る。
【0004】しかし、従来の物品搬送装置は、互いに間
隔をおいて平行に配置された左右一対の搬送ベルトが循
環しているにすぎないものであり、例えば単純な箱型の
物品などには適するが、テーパー面を有する物品(例え
ば円錐台形、逆円錐台形等の食品容器や、飲料のびんな
ど)は保持・搬送が確実でないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一対のベル
トコンベア式の搬送手段を有する物品搬送装置におい
て、多様な形状の物品に対応するために搬送手段の姿勢
を変更・調整しうる自由度の高い物品搬送装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された物
品搬送装置(1)は、物品(20)を両側から挟持して
所定の搬送方向に搬送する物品搬送装置である。この物
品搬送装置は、まず前記搬送方向に交差する方向につい
て位置調整可能とされた一対の基部材(3)を有してい
る。前記各基部材には、上下方向に旋回可能となるよう
に一対の主アーム(10)が取り付けられている。前記
各主アームの先端には、一対の搬送手段(12)が回動
可能に取り付けられている。搬送手段は、前記搬送方向
に平行で互いに反対の方向に循環して移動する無端ベル
ト(13)をそれぞれ備え、物品を挟持して前記搬送方
向に搬送する。
【0007】請求項2に記載された物品搬送装置(1)
は、物品(20)を両側から挟持して所定の搬送方向に
搬送する物品搬送装置である。この物品搬送装置は、前
記搬送方向と直交する方向に沿って配置され、同方向に
沿って互いに反対方向に対称に移動することによりその
間隔が調整可能とされた一対の基部材(3)を有してい
る。前記各基部材には、実質的に鉛直面内で移動可能と
なるように一対の主アーム(10)がその各基端側で取
り付けられている。前記各主アームの各先端側には、実
質的に鉛直面内で移動可能となるように一対の搬送手段
(12)が回動可能に取り付けられている。各搬送手段
は、前記搬送方向に平行で互いに反対の方向に循環して
移動する無端ベルト(14)をそれぞれ備え、物品を両
側から挟持して前記搬送方向に搬送する。
【0008】請求項3に記載された物品搬送装置は、物
品を両側から挟持して所定の搬送方向に搬送する物品搬
送装置である。この物品搬送装置は、前記搬送方向と直
交する方向に沿って配置され、同方向に沿って互いに反
対方向に対称に移動することによりその間隔が調整可能
とされた一対の基部材(3)を有している。また、物品
搬送装置は、各中間部が回動可能に支持されるとともに
各基端部が前記各基部材に回動可能に連結されることに
より、前記一対の基部材の移動によって各先端部が実質
的に鉛直面内で移動する一対のリンク(31)を有して
いる。さらに、物品搬送装置は、実質的に鉛直面内で移
動可能となるように前記各リンクの各先端部にその各基
端側で取り付けられた一対の主アーム(10)を有して
いる。そして、物品搬送装置は、実質的に鉛直面内で移
動可能となるように前記各主アームの各先端側に回動可
能に取り付けられた一対の搬送手段(12)を有してい
る。各搬送手段は、前記搬送方向に平行で互いに反対の
方向に循環して移動する無端ベルト(13)をそれぞれ
備え、物品を両側から挟持して前記搬送方向に搬送す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
〜図3を参照して説明する。この物品搬送装置1は、図
示するような逆円錐台形の物品(例えば乳酸飲料等の紙
容器)を両側から安定的に挟持して所定の搬送方向に搬
送するものである。
【0010】この物品搬送装置1は、例えば、図示しな
い前段のベルトコンベア及び後段の重量測定装置のベル
トコンベアとの間に部分において、搬送方向に沿って設
けられる。この物品搬送装置1は、図示しないベルトコ
ンベアをまたぐ門形の基台2が基体として設置されてい
る。基台2の上部には、一対の基部材3が搬送方向と直
交する方向に沿って移動可能に配置されている。即ち、
搬送方向と直交する方向に沿ってねじ棒4が配置されて
ハンドル5で回動可能とされている。ねじ棒4には右螺
旋と左螺旋がそれぞれ半分ずつ形成されており、各部分
にはそれぞれナット部材6が螺合されている。そして、
各ナット部材6には連結材7を介して前記一対の基部材
3が取り付けられている。従って、ハンドル5を操作し
てねじ棒4を回転させれば一対の基部材3はねじ棒4の
回転方向に応じて接近方向又は離れる方向に同じ移動量
だけ移動する。即ち、一対の基部材3は所定の中心位置
を基準に対称な移動をすることができ、その間隔を任意
に設定することができる。一対の基部材3は固定手段と
してのねじ8で位置を固定でき、設定した間隔を固定す
ることができる。
【0011】前記各基部材3には、前記ねじ棒4と直交
する水平な回転軸9を介して、主アーム10が連結され
ている。主アーム10は実質的に鉛直面内で移動可能
(旋回可能)である。即ち、回転軸を中心に主アーム1
0を旋回させることにより主アーム10の回転軸9に対
する中心角(実質的な鉛直面内における旋回角度)を調
整して主アーム10の先端の位置を任意に設定すること
ができる。このようにして設定した主アーム10の姿勢
は、基部材3に設けられた固定手段としてのねじ11に
よって固定することができる。
【0012】各主アーム10の各先端側には、搬送手段
12がそれぞれ取り付けられている。搬送手段12は、
搬送方向に沿って循環移動する無端ベルト13と、無端
ベルト13を駆動する駆動源14を備えている。一対の
搬送手段12の各無端ベルト13の移動方向は互いに反
対であり、物品20を両側から挟持した場合にこれを一
定の方向に搬送することができる。搬送手段12のフレ
ームには受け部15が固定されており、この受け部15
に前述した主アーム10の先端側が回動軸16を介して
回動可能に連結されている。即ち、回動軸16を中心に
搬送手段12を旋回させることにより、搬送手段12の
回動軸16に対する中心角を調整して搬送手段12の傾
き(実質的な鉛直面内における旋回角度)を任意に設定
することができる。このようにして設定した搬送手段1
2の姿勢は、受け部15に設けられた固定手段としての
ねじ17によって固定することができる。
【0013】なお、本例では、図3の分解図に示すよう
に、基部材3と、これに連結された主アーム10と、搬
送手段12の受け部15は、片側でそれぞれ二個一組と
されている。
【0014】以上の構成によれば、図1及び図2に示す
ように、搬送しようとする物品20の形状等に応じて一
対の基部材3,3の間隔を調整することにより一対の搬
送手段12,12の間隔を任意に設定できる。また、基
部材3に対する主アーム10の角度を調整することによ
り、搬送手段12の鉛直方向の位置(設置高さ)を任意
に設定できる。また、主アーム10の先端において回動
軸16についての搬送手段12の角度を調整することに
より、搬送手段12の傾斜状態を任意に設定できる。
【0015】このようにして一対の搬送手段12,12
の配置・姿勢等を所望の状態に設定できるので、従来の
単なるサイドコンベアでは把持・搬送が不確実であった
物品でも確実に搬送することができる。例えば図2に示
すように、逆円錐台形の物品20では外形の小さい底部
を挟持すると搬送が不安定であるが、かかる場合には図
1に示すように物品20の外形が大きい上部側周を挟持
するように本装置1の設定を行えばよい。特に本例で
は、搬送手段12が主アーム10の先端に対して回動可
能であり傾斜できるので、図1に示すような物品20の
テーパー状の側面に対して物品の両側から安定して面接
触でき、安定した搬送を行うことができる。
【0016】次に、本発明実施の形態の第2の例を図4
の模式図により説明する。本装置も、第1の例と同様、
物品を両側から挟持して所定の搬送方向に搬送する機能
を有する。間隔が調整可能とされた一対の基部材3の構
成は第1の例と略同様であり、対応する部分に第1の例
と同一の符号を付して説明を省略する。各基部材3に
は、リンク31の基端が回動可能に連結されている。リ
ンク31の中間は、所定の自由度をもって本装置の不動
部分32に支持軸33をもって回動可能に連結されてい
る。リンク31の先端には、角度調整可能に回転軸9を
もって主アーム10が連結されている。主アーム10の
先端には搬送手段12が傾斜角度調整可能に回動軸16
を介して連結されている。主アーム10と搬送手段12
の構成は第1の例と同じである。この構成によれば、一
対の基部材3の移動により、リンク31が支持軸33を
中心に旋回して搬送手段12の間隔を任意に設定でき
る。リンク31の先端に設けられた主アーム10の角度
を調整すれば搬送手段12の設置高さを任意に設定でき
る。主アーム10の先端に設けられた搬送手段12の傾
斜状態を調整すれば搬送手段12が物品に接触する姿勢
を任意に設定できる。このように、本例によっても、第
1の例と略同一の機能が得られ、テーパー面を有する物
品などの安定した搬送を行うことができる。
【0017】以上説明した本例の物品搬送装置は、物品
の搬送ラインにおいて、搬送手段と重量測定装置とのつ
なぎ部分に設ければ、重量測定装置の直前まで不等間隔
で搬送されてきた物品を一定間隔で順次先方に送り出す
ことができるので、同搬送ラインにおける重量測定の精
度等が向上するという効果も得られる。もちろん、これ
は本発明の物品搬送装置の一適用例にすぎず、本発明は
一般的なサイドベルトコンベアによっては挟持・搬送が
困難な形状の物品 (例えば前述したテーパー面を有する
物品や、びん等)の搬送に適用して高い効果を得ること
ができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、物品を両側から挟持し
て所定の搬送方向に搬送する物品搬送装置において、間
隔調整可能な一対の基部材に上下方向に旋回可能な主ア
ームを取り付け、主アームの先端にベルト式の搬送手段
を回動可能に取り付けたので、搬送手段の姿勢を多様な
形状の物品に合わせて高い自由度で調整・設定でき、同
物品を安定して搬送することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である物品搬送装置
の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例である物品搬送装置
の斜視図であって、搬送手段の位置・姿勢が図1とは異
なる状態を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例である物品搬送装置
の一部分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の第2の例である物品搬送
装置の可動部の構成を示す模式図である。
【図5】従来の物品搬送装置の一例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1…物品搬送装置 3…基部材 10…主アーム 12…搬送手段 13…無端ベルト 20…物品 31…リンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を両側から挟持して所定の搬送方向
    に搬送する物品搬送装置において、 前記搬送方向に交差する方向について位置調整可能とさ
    れた一対の基部材と、 上下方向に旋回可能となるように前記各基部材に取り付
    けられた一対の主アームと、 前記各主アームの先端に回動可能に取り付けられ、前記
    搬送方向に平行で互いに反対の方向に循環して移動する
    無端ベルトをそれぞれ備え、物品を挟持して前記搬送方
    向に搬送する一対の搬送手段と、 を有する物品搬送装置。
  2. 【請求項2】 物品を両側から挟持して所定の搬送方向
    に搬送する物品搬送装置において、 前記搬送方向と直交する方向に沿って配置され、同方向
    に沿って互いに反対方向に対称に移動することによりそ
    の間隔が調整可能とされた一対の基部材と、 実質的に鉛直面内で移動可能となるように前記各基部材
    にその各基端側で取り付けられた一対の主アームと、 実質的に鉛直面内で移動可能となるように前記各主アー
    ムの各先端側に回動可能に取り付けられ、前記搬送方向
    に平行で互いに反対の方向に循環して移動する無端ベル
    トをそれぞれ備え、物品を両側から挟持して前記搬送方
    向に搬送する一対の搬送手段と、 を有する物品搬送装置。
  3. 【請求項3】 物品を両側から挟持して所定の搬送方向
    に搬送する物品搬送装置において、 前記搬送方向と直交する方向に沿って配置され、同方向
    に沿って互いに反対方向に対称に移動することによりそ
    の間隔が調整可能とされた一対の基部材と、 各中間部が回動可能に支持されるとともに各基端部が前
    記各基部材に回動可能に連結されることにより、前記一
    対の基部材の移動によって各先端部が実質的に鉛直面内
    で移動する一対のリンクと、 実質的に鉛直面内で移動可能となるように前記各リンク
    の各先端部にその各基端側で取り付けられた一対の主ア
    ームと、 実質的に鉛直面内で移動可能となるように前記各主アー
    ムの各先端側に回動可能に取り付けられ、前記搬送方向
    に平行で互いに反対の方向に循環して移動する無端ベル
    トをそれぞれ備え、物品を両側から挟持して前記搬送方
    向に搬送する一対の搬送手段と、 を有する物品搬送装置。
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