JP6175474B2 - 被搬送物の姿勢変更装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、シュリンク包装された容器である被搬送物を、その搬送途中において姿勢を変更させる姿勢変更装置に関する。
下記特許文献1には、物品(被搬送物に相当する)の検査装置が記載されており、この検査装置は、物品を検査する検査部と、物品の姿勢を変更させる姿勢変更装置とを備えている。姿勢変更装置は、検査部に対して物品の搬送方向上流側に配置された上流側姿勢変更装置と、検査部に対して物品の搬送方向下流側に配置された下流側姿勢変更装置とを備えている。
上流側姿勢変更装置は、搬送ベルトに底面を載せた基準姿勢にある物品を、搬送途中で搬送方向に直交する仮想面に沿って一方向に倒し、側面を搬送ベルトに載せた検査姿勢とするよう構成されている。
下流側姿勢変更装置は、検査部において検査されて搬送方向下流側に搬送された物品を、搬送ベルト上において搬送方向に直交する仮想面に沿って起こし、検査姿勢から再び底面を搬送ベルトに載せた基準姿勢へ戻すよう構成されている。
特開2006−292457号公報
上記のように、特許文献1に記載の姿勢変更装置では、物品の検査のために物品の姿勢を搬送途中において、上流側姿勢変更装置を用いて検査姿勢に変更し、下流側姿勢変更装置を用いて、物品を基準姿勢に戻すようにしている。
ところで、例えば所定の位置まで搬送された後に物品が箱詰めされる場合等に、箱の内部での物品の姿勢を指定されることがある。しかしながら、特許文献1の上流側姿勢変更装置、下流側姿勢変更装置では、物品が一の姿勢に特定されてしまうから、上記のような、物品の姿勢の指定に応じることができない。
本発明はかかる事情に鑑み、被搬送物の姿勢を、異なる複数の姿勢とすることのできる被搬送物の姿勢変更装置の提供を目的とする。
本発明の被搬送物の姿勢変更装置は、被搬送物をその下部で載置し無端状に回転して、該被搬送物を搬送方向に沿って搬送する下側無端状体と、該下側無端状体の上側に配置され前記被搬送物をその両側部で挟んで、無端状に回転する一対の上側無端状体とを備え、前記下側無端状体と上側無端状体とは、搬送方向の回転速度に差をもって回転可能とされ、且つ搬送方向において相対的に搬送方向下流側ほど互いに接近した接近姿勢、あるいは搬送方向において搬送方向下流側ほど互いに離間した離間姿勢に切替えるよう、前記下側無端状体および上側無端状体のうち少なくとも一方が回動可能とされ、前記下側無端状体は、前記上側無端状体に対して搬送方向下流側へ延長した延長部を備えたことを特徴としている。
上記構成を備えた本発明の姿勢変更装置によれば、下側無端状体と上側無端状体とが搬送方向下流側ほど互いに接近した接近姿勢とするよう、下側無端状体および上側無端状体のうち少なくとも一方を回動させ、この接近姿勢の状態で下側無端状体の回転速度に対して上側無端状体の回転速度を速く設定することで、被搬送物の搬送途中において被搬送物が搬送方向下流側へ回転するよう姿勢を変更して、下側無端状体の延長部に載る。
上記構成を備えた本発明の姿勢変更装置によれば、下側無端状体と上側無端状体とが搬送方向上流側ほど互いに離間した離間姿勢とするよう、下側無端状体および上側無端状体のうち少なくとも一方を回動させ、この離間姿勢の状態で下側無端状体の回転速度に対して上側無端状体の回転速度を遅く設定することで、被搬送物の搬送途中において被搬送物が搬送方向上流側へ回転するよう姿勢を変更して、下側無端状体の延長部に載る。
本発明の被搬送物の姿勢変更装置では、前記上側無端状体は、前記下側無端状体の搬送面に対しその幅方向両側にあって、且つ前記下側無端状体の搬送面に対し直交する面において無端状に回転する構成を採用できる。
上記構成の被搬送物の姿勢変更装置によれば、被搬送体は、下側無端状体に載って搬送方向に搬送される途中で、その両側部を下側無端状体で挟まれ、両側部において上側無端状体と接触する部分が上側無端状体から力を受けて、下側無端状体に接触している下部を支点に回動ないし回転して、姿勢が変更される。
本発明の被搬送物の姿勢変更装置では、前記下側無端状体は水平方向に配置され、前記上側無端状体が前記下側無端状体に対して回動可能とされた構成を採用できる。
上記構成の被搬送物の姿勢変更装置によれば、下側無端状体に対して上側無端状体を回動させて離間姿勢または接近姿勢とし、下側無端状体および上側無端状体の搬送方向の回転速度どうしが差をもつよう設定することで、被搬送物の姿勢を変更する。
本発明の被搬送物の姿勢変更装置によれば、被搬送物の姿勢を、異なる複数の姿勢とすることができる。
本発明の一実施形態に係る姿勢変更装置において、接近姿勢での使用状態を表した側面図である。 同平面図である。 同搬送方向上流側を見た正面図である。 同姿勢変更装置において、離間姿勢での使用状態を表した側面図である。
以下、本発明に係る被搬送物の姿勢変更装置の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1ないし図4に示すように、本実施形態では、被搬送物Cとして、干麺が収容されフィルムによってシュリンク包装されたカップ麺容器を例示する。これは、搬送方向上流端面および搬送方向下流端面のうち少なくとも一方を平面状に形成した被搬送物Cの一例であり、円錐台形状に形成されている。すなわち、下部である底面C1と、上部である上面C2と、側部である側面C3とを備える。
被搬送物Cは、フィルムによってシュリンク包装されているから、被搬送物Cは露出していない。したがって、被搬送物Cがその外部と接触する部分は、実際にはフィルムである。しかしながら、説明の便宜上以下の説明において、場合によって、フィルムを無視した記載をする。
姿勢変更装置1は、被搬送物Cを搬送方向に搬送する途中で、搬送方向上流端面および搬送方向下流端面のうちの、何れか一方の端面が下面となるよう、被搬送物Cを回動ないし回転させて姿勢を変更するよう構成されている。換言すると、被搬送物Cを搬送方向に搬送する途中で、搬送方向下流側へ回して被搬送物Cの姿勢を変更する用い方と、被搬送物Cを搬送方向に搬送する途中で、搬送方向上流側へ回して被搬送物Cの姿勢を変更する用い方の、双方が可能に構成されている。
姿勢変更装置1は、不図示の包装装置が備えたシュリンクトンネルと、受取部との間に配置されており、シュリンクトンネルを通過してシュリンク包装された被搬送物Cを、受取部へ渡す間の搬送途中において、シュリンクトンネル側から受渡された基本姿勢にある被搬送物Cの姿勢を変更する。
姿勢変更装置1は、不図示の台の上部に配置した組付枠2と、組付枠2の下部に支持された下側搬送部3と、下側搬送部3の下側駆動部4と、組付枠2の上部に垂下するよう支持された上側搬送部5,6と、上側搬送部5,6の上側駆動部7とを備える。
組付枠2は、前記台から上方に延長されて四隅に配置された柱部材8と、柱部材8の上端に掛渡された梁部材9とを備える。下側搬送部3は、被搬送物Cの搬送方向に対して直交する幅方向に離間して柱部材8に取付けた下側フレーム10,11と、下側フレーム10,11の搬送方向上流端側および搬送方向下流端側に一対で、且つ幅方向に沿って配置された下側巻掛ローラ12,13と、下側巻掛ローラ12,13に渡すように巻掛けられた下側無端状体(以下「下側搬送ベルト」と称する)14と、下側搬送ベルト14を無端回転させるための前記下側駆動部4とを備える。
下側搬送ベルト14は、被搬送物Cを載置するのに充分な幅を備えている。下側搬送ベルト14の上面が被搬送物Cを載置する面であり、この載置面14Aは略水平になっていて、載置面14Aが搬送方向へ移動する。下側駆動部4は駆動モータであり、下側フレーム10,11の下方に配置されている。その出力軸には駆動プーリ15が取付けられ、駆動プーリ15の上方に従動プーリ16が配置され、従動プーリ16とともに回転する従動軸17が、下側巻掛ローラ12,13に平行に配置され、下側搬送ベルト14は、載置面14Aの下側で、下側巻掛ローラ12,13に平行に配置された搬送方向に一対の中継ローラ18を介して従動軸17に巻掛けられている。
下側搬送ベルト14において、後に詳述する上側搬送部5,6に対して搬送方向下流側へ延長された領域が延長部14Bである。この延長部14Bには、姿勢変更領域で姿勢変更された被搬送物Cが送り出される。姿勢変更領域は、下側搬送ベルト14と上側搬送ベルト39が上下方向で対応する搬送長さの範囲として特定されている。
下側搬送ベルト14において、上側搬送部5,6に対する搬送方向上流側は、被搬送物Cを姿勢変更領域に供給する供給領域である。この供給領域における下側搬送ベルト14の上方近傍には、被搬送物Cを安定して姿勢変更領域へ送り出すためのガイドレール19,19が配置されている。
この場合では、被搬送物Cは円錐台形状であり、ガイドレール19,19どうしの幅方向での離間距離は、被搬送物Cの最大径よりも小さい。しかしながら、被搬送物Cは円錐台形状であり、ガイドレール19,19の高さを、被搬送物Cをガイドレール19,19に載せた際に、被搬送物Cの外周面が下側搬送ベルト14の載置面14Aに接触することで、被搬送物Cは、姿勢変更領域へ向けて円滑に搬送される。ガイドレール19,19どうしの幅方向での離間距離は、調整できるよう構成されている。
この構成では、下側駆動部4が駆動することで、駆動プーリ15が回転し、この回転に伴って従動プーリ16が回転し、従動プーリ16の回転とともに従動軸17が回転して、従動軸17に巻掛けられている下側搬送ベルト14が無端状に回転する。下側搬送ベルト14が無端状に回転することで載置面14Aが搬送方向に移動し、載置面14Aに載置された被搬送物Cが搬送される。
上側搬送部5,6は、梁部材9に、接近離間操作部20を介して垂下するよう、幅方向に一対で設けられている。上側搬送部5,6どうしは、接近離間操作部20が操作されることで、互いに幅方向で接近離間する。接近離間操作部20は、全ねじボルト21,22を備える。全ねじボルト21,22は、梁部材9に垂下するよう取付けた支持板23に、図示しない軸受を介して回転自在に取付けられている。また、全ねじボルト21,22どうしは、幅方向に沿って同心に配置されている。接近離間操作部20は、一方の全ねじボルト21、他方の全ねじボルト22にそれぞれ螺合した断面矩形のナット部材24,25と、両全ねじボルト21,22を同時に同方向へ回転させることのできるハンドル26とを備える。この構成によれば、上側搬送部5,6をナット部材24,25の下面に取付けた状態で、ハンドル26を異なる方向に回転させることにより、ナット部材24,25が接近離間する。すなわち、上側搬送部5,6を、互いに幅方向に接近離間させることができる。
上側搬送部5,6は幅方向で対称構成とされている。このため、一方の上側搬送部5の説明を他方の上側搬送部6の説明に兼用する。上側搬送部5は、保持板30と、平板状の被案内杆部材31,32と、上下一対の上側フレーム33,34と、上側フレーム33,34どうしを平行に維持する維持部材35と、板状の回動中心設定部材36と、複数の上側巻掛ローラ37,38と、上側無端状体(以下「上側搬送ベルト」と称する)39と、上側搬送ベルト39にテンションを付与する複数のテンションローラ40と、前記下側駆動部4とを備える。
保持板30は、接近離間操作部20のナット部材24(25)に取付けられて、搬送方向を長手方向とした板状に形成されている。被案内杆部材31,32は、保持板30の搬送方向下流側端部、搬送方向上流側端部に、案内ピン41,42を介して上下動および回動自在に取付けられて平板状に形成されている。案内ピン41,42は、保持板30の下面に固定されたピン取付部材30aに、幅方向に沿うよう固定されている。被案内杆部材31,32には、その長手方向に長い長孔31a,32aがそれぞれ形成されており、案内ピン41,42は長孔31a,32aに遊嵌している。
上側フレーム33,34は、各被案内杆部材31,32の下端に、端ピン支持片43に支持される支持ピン44,45を介して回動自在に連結されている。支持ピン44,45は幅方向に沿うよう設けられている。一対の上側フレーム33,34のうち、上方に配置された上側フレーム33は、下方に配置された上側フレーム34に対して、搬送方向下流側に延長されている。換言すれば、上方に配置された上側フレーム33の搬送方向下流側寄りの部分の直下には、下方に配置された上側フレーム34は存在せずに、前記延長部14Bが存在するよう、下方に配置された上側フレーム34の搬送方向長さが設定されている。
回動中心設定部材36は、保持板30の搬送方向に沿った中心位置に、上方の上側フレーム33の搬送方向に沿った中心位置に向けて垂下して、上側フレーム33,34の回動中心部を設定するものであり、板状に形成されている。回動中心設定部材36の下端部は、中支持ピン片46に支持されて幅方向に沿う回動中心ピン47を介して上方の上側フレーム33に連結されている。回動中心ピン47は、幅方向に沿うよう設けられている。
上側巻掛ローラ37,38は、上側フレーム33,34の間にあって、搬送方向上流側端および搬送方向下流側端に、また幅方向で離間して、上側フレーム33,34の面方向に直交する方向の軸心回りに回転自在に設けられている。上側搬送ベルト39は、上側巻掛ローラ37,38に無端状に巻掛けられており、上下方向に所定の幅(後述するように、被搬送物Cを幅方向両側から挟んで姿勢変更途中でも被搬送物Cが離脱しない寸法)を有するタイミングベルトが用いられている。
上側搬送ベルト39は、下側搬送ベルト14の幅方向で対向するよう一対で配置されて、下側搬送ベルト14の搬送面である載置面14Aに対し、その幅方向両側位置にあって、下側搬送ベルト14の搬送面に直交する面において無端状に回転する。具体的には、上側搬送ベルト39において、被搬送物Cに接触する(被搬送物Cを挟む)対向面39Aが、下側搬送ベルト14の幅方向両端に略一致する位置に設定されている。上側搬送ベルト39は、幅方向で一対設けられていて、被搬送物Cを幅方向両側から挟んで回転する。
上方に配置された上側フレーム33の搬送方向下流側寄りの部分の直下には、下方に配置された上側フレーム34は存在しないように構成していることで、互いに組付けた上側フレーム33,34を下側搬送ベルト14に対してできるだけ幅方向で近付けて配置している。この構成により、姿勢変更装置1全体として、幅方向で大型化してしまうことを抑制している。上側搬送ベルト39は、下側搬送ベルト14に比べて搬送方向長さが短く設定されている。上側巻掛ローラ37,38のうちの一個の上側巻掛ローラ38は、上側駆動部7の駆動が伝達されて駆動する上側駆動ローラである。
テンションローラ40は、上側フレーム33,34の面方向に直交する方向の軸心回りに回転自在であって、ばね48によって付勢されることで上側搬送ベルト39にテンションを付与する。テンションローラ40は、幅方向で対向する上側搬送ベルト39どうしが、幅方向で対向する面の裏側に配置されている。
上側駆動部7は、下側搬送ベルト14の幅方向側方に位置するよう、下方の上側フレーム33,34に、取付アングル49を介して固定されている。上側駆動部7の駆動軸50は、上側フレーム33,34と平行に配置される。駆動軸50には駆動傘歯車51が取付けられている。上側駆動ローラの回転中心軸38Aは、下方の上側フレーム34(上側フレーム33)の板面方向に直交する方向に沿うよう配置されている。回転中心軸38Aは、下方の上側フレーム34から下方へ突出しており、この突出部分に、駆動傘歯車51に噛合する従動傘歯車52が取付けられている。
上記構成の姿勢変更装置1において、下側搬送ベルト14に、被搬送物Cを、その上面C2を搬送方向上流側にして寝かせた被搬送物Cの基準姿勢で載置面14Aに供給し、延長部14Bに搬送された時点では、上面C2を下にして延長部14Bに載った供給姿勢とする場合の動作を、図1を参照説明する。延長部14Bでの被搬送物Cの供給姿勢は、例えば顧客の要望に基づく。
まず、このように被搬送物Cの姿勢を変更する場合では、姿勢変更装置1では、上側搬送ベルト39を回動させて、下側搬送ベルト14と上側搬送ベルト39とが搬送方向下流側ほど接近した接近姿勢としておき、この接近姿勢の状態で、下側搬送ベルト14の回転速度に対して上側搬送ベルト39の回転速度を速くするよう、下側駆動部4および上側駆動部7の駆動を確定しておく。すなわち、下側搬送ベルト14と上側搬送ベルト39とで、被搬送物Cの搬送速度に差があるように設定される。この場合の搬送速度とは、搬送方向である水平方向へ被搬送物Cを搬送する水平方向の速度成分である。
まず、被搬送物Cの幅に対応するよう、上側搬送部5,6どうしを幅方向で接近離間させ、被搬送物Cをその両側から挟むことができるよう、上側搬送部5,6どうしの離間距離を調整する。この場合、前述したように、接近離間操作部20のハンドル26を回転させる操作だけで、上側搬送部5,6どうしの位置調整ができる。
下側搬送ベルト14と上側搬送ベルト39とを接近姿勢とする場合を説明する。まず、上側搬送ベルト39は、下側搬送ベルト14と平行な姿勢とすることができる。上側搬送ベルト39を、下側搬送ベルト14と平行にするには、被案内杆部材31,32の長孔31a,32aに対する案内ピン41,42の位置を等しい高さ位置に調整することで、上側搬送ベルト39を、下側搬送ベルト14と平行にすることができる。
上側搬送ベルト39を、下側搬送ベルト14と平行にしつつ、上側搬送ベルト39の高さ位置を被搬送物Cに対応するよう調整し、続いて上側フレーム33,34の搬送方向下流側を下方に下げることで、被案内杆部材31,32が案内ピン41,42に案内され、上側フレーム33,34とともに上側搬送ベルト39を回動中心ピン47回りに回動させることができるので、接近姿勢とすることができる。また、上側フレーム34に取付けられている上側駆動部7も、上側フレーム34とともに傾斜する。
なお、接近姿勢おいて、下側搬送ベルト14に対する上側搬送ベルト39の傾斜角度は、被搬送物Cにおいてはその搬送方向長さや、直径等に基づき、姿勢変更装置1においては下側搬送ベルト14の搬送速度や、上側搬送ベルト39の搬送方向長さ等の条件に基づいて、基準姿勢にある被搬送物Cを供給姿勢とするのに過不足ないように調整される。また、一旦接近姿勢を特定すれば、図示しない固定手段(例えば、被案内杆部材31,32を固定する)により、上側搬送ベルト39の姿勢を固定する。
そして、下側搬送ベルト14の回転速度に対して上側搬送ベルト39の回転速度を速く設定し、被搬送物Cが載置面14Aに載ると、被搬送物Cは、姿勢変更領域に向けて搬送され、上側搬送ベルト39で被搬送物Cの側部が幅方向両側から挟まれる。下側搬送ベルト14の回転速度に対して上側搬送ベルト39の回転速度が速いから、被搬送物Cは下側搬送ベルト14および上側搬送ベルト39で搬送されつつ被搬送物Cの搬送方向下流側の下部を支点にして、上面C2を下面として下側搬送ベルト14に載るよう搬送方向下流側に向けて回転(被搬送物Cの底面C1側が、上面C2側に先行する速度で搬送され)し、供給姿勢となる。被搬送物Cは姿勢変更領域を抜けた供給領域に、供給姿勢で、下側搬送ベルト14の回転とともに延長部14Bに至る。この場合、被搬送物Cは搬送方向下流側に向けて90°だけ回転する。
顧客が要望する供給姿勢となった被搬送物Cは、顧客が扱い易い。また、被搬送物Cの姿勢を変更するための特別な装置を準備することなく箱詰め等の作業を行うことができる。
なお、被搬送物Cはシュリンクトンネル側から載置面14Aに載置される。そして、下側搬送ベルト14および上側搬送ベルト39には回転速度差を設定している。このため、被搬送物Cを包装しているフィルムに上側搬送ベルト39とフィルムに摩擦が生じる。この摩擦によってフィルムが破損しないよう、上側搬送ベルト39では、テンションローラ40によって、被搬送物Cの挟持力が調整されている。
次に、下側搬送ベルト14に、被搬送物Cを、その上面C2を搬送方向上流側にして寝かせた被搬送物Cの基準姿勢で載置面14Aに供給し、延長部14Bに搬送された時点では、底面C1を下にして延長部14Bに載った供給姿勢とする場合の動作を説明する。
このように被搬送物Cの姿勢を変更する場合では、姿勢変更装置1では、上側搬送ベルト39を回動させて、下側搬送ベルト14と上側搬送ベルト39とが搬送方向下流側ほど離間した離間姿勢としておき、この離間姿勢の状態で下側搬送ベルト14の回転速度に対して上側搬送ベルト39の回転速度を遅くするよう、下側駆動部4および上側駆動部7の駆動を確定しておく。
下側搬送ベルト14および上側搬送ベルト39を離間姿勢とする手順は、上側搬送ベルト39を、下側搬送ベルト14と平行にしつつ、上側搬送ベルト39の高さ位置を被搬送物Cに対応するよう調整し、続いて上側フレーム33,34の搬送方向上流側を下方に下げることで、被案内杆部材31,32が案内ピン41,42に案内され、上側フレーム33,34とともに上側搬送ベルト39を回動中心ピン47回りに回動させる。また、上側フレーム34に取付けられている上側駆動部7も、上側フレーム34とともに傾斜する。すなわち、下側搬送ベルト14および上側搬送ベルト39が接近姿勢にあれば、接近姿勢から離間姿勢へ切替わる。
下側搬送ベルト14の回転速度に対して上側搬送ベルト39の回転速度を遅く設定し、被搬送物Cが載置面14Aに載ると、被搬送物Cは、姿勢変更領域に向けて搬送され、上側搬送ベルト39で被搬送物Cの側部が幅方向両側から挟まれる。下側搬送ベルト14の回転速度に対して上側搬送ベルト39の回転速度が遅いから、被搬送物Cは下側搬送ベルト14および上側搬送ベルト39で搬送されつつ被搬送物Cの搬送方向上流側の下部を支点にして、底面C1を下面として下側搬送ベルト14に載るよう搬送方向上流側に向けて回転し(被搬送物Cの底面C1側が、上面C2側に先行する速度で搬送され)、供給姿勢となる。被搬送物Cは姿勢変更領域を抜けた供給領域に、供給姿勢で、下側搬送ベルト14の回転とともに延長部14Bに至る。この場合、被搬送物Cは搬送方向上流側に向けて90°だけ回転する。
姿勢変更装置1では、接近姿勢および離間姿勢ともに、水平方向に沿う下側搬送ベルト14に対する上側搬送ベルト39の傾斜角度は、被案内杆部材31,32が案内ピン41,42に案内される範囲内で調整が可能である。何れにしても、顧客が要望する供給姿勢となった被搬送物Cは、顧客が扱い易い。また、被搬送物Cの姿勢を変更するための特別な装置を準備することなく箱詰め等の作業を行うことができる。このように、本実施形態における姿勢変更装置1では、被搬送物Cの姿勢を、異なる複数の姿勢とすることができる。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。その他、各部の具体的構成についても同様である。上記実施形態では、下側搬送ベルト14を水平方向に沿うよう設定し、上側搬送ベルト39を下側搬送ベルト14に対して傾斜させた場合を例示した。しかしながら、上側搬送ベルト39を水平方向に沿うよう設定し、これに対して下側搬送ベルト14を傾斜させて、接近姿勢あるいは離間姿勢とすることも可能である。また、下側搬送ベルト14は被搬送物を載置できる所定の幅を有するが、一枚のベルトであっても、幅方向に複数条に分割されたベルトを用いてもよい。
なお、上記実施形態では、被搬送物Cとして円錐台形状の場合を例示した。しかしながら被搬送物としては、円錐台形状に限定されず、角錐台形状、直方体形状であってもよい。何れにしても、搬送方向下流側、あるいは搬送方向上流側に回転させた際に、下側搬送ベルト14に安定して載置される面を備えていればよい。また、上記実施形態では、被搬送物Cを搬送方向に90°だけ回転させて姿勢変更する場合を例示した。しかしながら、搬送方向であって、供給姿勢において延長部14Bに安定して載置されるなら、90°より小さくてもよいし、90°よりも大きくてもよい。
上記実施形態では、姿勢変更装置1は、不図示の包装装置が備えたシュリンクトンネルと、受取部との間に配置されており、シュリンクトンネルを通過してシュリンク包装された被搬送物Cを、受取部へ渡す間の搬送途中において、シュリンクトンネル側から受渡された基本姿勢にある被搬送物Cの姿勢を変更するようにした場合を例示した。しかしながら、姿勢変更装置1を単独で使用して、作業者が被搬送物を下側搬送ベルト14に載せ、供給姿勢となっている被搬送物を作業者が受取って箱詰め等の作業を行うように用いることもできる。また、本発明の姿勢変更装置で扱う被搬送物は、フィルムで包装された物品に限定されない。
1…姿勢変更装置、2…組付枠、3…下側搬送部、4…下側駆動部、5,6…上側搬送部、7…上側駆動部、8…柱部材、9…梁部材、10,11…下側フレーム、14…下側搬送ベルト、14A…載置面、14B…延長部、19,19…ガイドレール、20…接近離間操作部、31,32…被案内杆部材、31a,32a…長孔、33,34…上側フレーム、36…回動中心設定部材、39…上側搬送ベルト、39A…対向面、41,42…案内ピン、44,45…支持ピン、47…回動中心ピン、50…駆動軸、C…被搬送物、C1…底面、C2…上面、C3…側面

Claims (3)

  1. 被搬送物をその下部で載置し無端状に回転して、該被搬送物を搬送方向に沿って搬送する下側無端状体と、該下側無端状体の上側に配置され前記被搬送物をその両側部で挟んで、無端状に回転する一対の上側無端状体とを備え、
    前記下側無端状体と上側無端状体とは、搬送方向の回転速度に差をもって回転可能とされ、且つ搬送方向において相対的に搬送方向下流側ほど互いに接近した接近姿勢、あるいは搬送方向において搬送方向下流側ほど互いに離間した離間姿勢に切替えるよう、前記下側無端状体および上側無端状体のうち少なくとも一方が回動可能とされ、
    前記下側無端状体は、前記上側無端状体に対して搬送方向下流側へ延長した延長部を備えたことを特徴とする被搬送物の姿勢変更装置。
  2. 前記上側無端状体は、前記下側無端状体の搬送面に対しその幅方向両側にあって、且つ前記下側無端状体の搬送面に対し直交する面において無端状に回転する請求項1記載の被搬送物の姿勢変更装置。
  3. 前記下側無端状体は水平方向に配置され、前記上側無端状体が前記下側無端状体に対して回動可能とされた請求項1または請求項2に記載の被搬送物の姿勢変更装置。
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