JPH06115672A - Ｐｔｐシートの搬送装置 - Google Patents
Ｐｔｐシートの搬送装置Info
- Publication number
- JPH06115672A JPH06115672A JP27185792A JP27185792A JPH06115672A JP H06115672 A JPH06115672 A JP H06115672A JP 27185792 A JP27185792 A JP 27185792A JP 27185792 A JP27185792 A JP 27185792A JP H06115672 A JPH06115672 A JP H06115672A
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- ptp sheet
- guide plate
- reversing
- ptp
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で小型化かつ価格の低減が可能で
あり、長さの短いＰＴＰシートも容易に搬送することの
できるＰＴＰシートの搬送装置を得ること。 【構成】 案内板１上を搬送されるＰＴＰシートＳを案
内板１とその上に設けた上部案内板２とに交互に振分け
て上部案内板２上のＰＴＰシートＳを反転させ、反転し
たＰＴＰシートＳ1 と案内板１上を搬送されるＰＴＰシ
ートＳとを抱合わせて次工程へ送るＰＴＰシートの搬送
装置において、上部案内板２に、ＰＴＰシートＳ1 をこ
のＰＴＰシートＳの搬送方向と直交する方向に移動させ
ながら反転させる摺動反転装置２０を設けたもの。
あり、長さの短いＰＴＰシートも容易に搬送することの
できるＰＴＰシートの搬送装置を得ること。 【構成】 案内板１上を搬送されるＰＴＰシートＳを案
内板１とその上に設けた上部案内板２とに交互に振分け
て上部案内板２上のＰＴＰシートＳを反転させ、反転し
たＰＴＰシートＳ1 と案内板１上を搬送されるＰＴＰシ
ートＳとを抱合わせて次工程へ送るＰＴＰシートの搬送
装置において、上部案内板２に、ＰＴＰシートＳ1 をこ
のＰＴＰシートＳの搬送方向と直交する方向に移動させ
ながら反転させる摺動反転装置２０を設けたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＰＴＰシートの搬送装
置に係り、さらに詳しくは、搬送装置中に設けたＰＴＰ
シートの摺動反転装置に関するものである。
置に係り、さらに詳しくは、搬送装置中に設けたＰＴＰ
シートの摺動反転装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＰＴＰ、即ちプレス・スルー・パッキン
グ（Ｐｒｅｓｓ Ｔｈｒｏｕｇｈ Ｐａｃｋｉｎｇ）
は、一般に可塑性プラスチックフィルムを連続的に加熱
して真空又は圧縮空気により成型し、成型されたポケッ
トに錠剤，カプセル等を充填し、その上をアルミ箔など
の金属シートで熱接着して所望の大きさにトリミングす
る包装形式を称している。また、ＰＴＰシートとは、Ｐ
ＴＰ方式によって得られた連続したシート及びトリミン
グした個々のシート片の両者を総称しているが、本発明
におけるＰＴＰシートとは、後者の個々のシート片を称
する。
グ（Ｐｒｅｓｓ Ｔｈｒｏｕｇｈ Ｐａｃｋｉｎｇ）
は、一般に可塑性プラスチックフィルムを連続的に加熱
して真空又は圧縮空気により成型し、成型されたポケッ
トに錠剤，カプセル等を充填し、その上をアルミ箔など
の金属シートで熱接着して所望の大きさにトリミングす
る包装形式を称している。また、ＰＴＰシートとは、Ｐ
ＴＰ方式によって得られた連続したシート及びトリミン
グした個々のシート片の両者を総称しているが、本発明
におけるＰＴＰシートとは、後者の個々のシート片を称
する。
【０００３】ＰＴＰ包装機においては、連続したシート
がトリミングされて個々のＰＴＰシートにされ、所定の
間隔で連続的に搬送して搬送中に１枚おきに回転させた
のち、一方のＰＴＰシートを反転させてそのポケットが
他方のＰＴＰシートの凹部に嵌入するように表同士を合
わせて抱合わせ、抱合わされた対のＰＴＰシートを更に
複数対集積して一纏めとし、プラスチックフィルム等で
包装して製品とする自動化方式が採用されている。
がトリミングされて個々のＰＴＰシートにされ、所定の
間隔で連続的に搬送して搬送中に１枚おきに回転させた
のち、一方のＰＴＰシートを反転させてそのポケットが
他方のＰＴＰシートの凹部に嵌入するように表同士を合
わせて抱合わせ、抱合わされた対のＰＴＰシートを更に
複数対集積して一纏めとし、プラスチックフィルム等で
包装して製品とする自動化方式が採用されている。
【０００４】上記のようなＰＴＰシートの搬送装置とし
て、例えば、特公昭５９−２６５２９号、特開昭６１−
１５５１５６号、実開昭６３−１１４５１号、実開昭６
３−１７１２４号公報に示すように、数多く提案されて
いる。図８は上記のような従来のＰＴＰシートの搬送装
置の原理的説明図で、１はＰＴＰシートＳを搬送する案
内板、２は案内板１の途中から案内板１の上方にかつこ
れと平行に設けられた上部案内板、３は案内板１に設け
られ、搬送されたＰＴＰシートＳを１枚おきに回転させ
て横方向の左右を逆にする回転部である。なお、図に示
すように、ＰＴＰシートＳのポケットは、横方向の一方
の側に片寄って設けられている。
て、例えば、特公昭５９−２６５２９号、特開昭６１−
１５５１５６号、実開昭６３−１１４５１号、実開昭６
３−１７１２４号公報に示すように、数多く提案されて
いる。図８は上記のような従来のＰＴＰシートの搬送装
置の原理的説明図で、１はＰＴＰシートＳを搬送する案
内板、２は案内板１の途中から案内板１の上方にかつこ
れと平行に設けられた上部案内板、３は案内板１に設け
られ、搬送されたＰＴＰシートＳを１枚おきに回転させ
て横方向の左右を逆にする回転部である。なお、図に示
すように、ＰＴＰシートＳのポケットは、横方向の一方
の側に片寄って設けられている。
【０００５】４は搬送されたＰＴＰシートＳを案内板１
と上部案内板２とに交互に振分けするリフトで、図に
は、回転部３で回転したＰＴＰシートＳ1 を上部案内板
２へ送り込む場合を示してある。５は上部案内板２に設
けた反転部で、搬送されたＰＴＰシートＳ1 を反転さ
せ、表裏を逆にして送り出す。
と上部案内板２とに交互に振分けするリフトで、図に
は、回転部３で回転したＰＴＰシートＳ1 を上部案内板
２へ送り込む場合を示してある。５は上部案内板２に設
けた反転部で、搬送されたＰＴＰシートＳ1 を反転さ
せ、表裏を逆にして送り出す。
【０００６】９は案内板１の下方において、スプロケッ
ト１０ａと回転部３より若干下流側に設けたスプロケッ
ト１０ｂとの間にベルト、チェーン等１１を懸架して構
成した第１のコンベア、１３はスプロケット１０ｂと同
軸上に設けたスプロケット１４ａと反転部５の下流側に
設けたスプロケット１４ｂとの間にベルト、チェーン等
１５を懸架して構成した第２のコンベアで、両コンベア
９，１３にはそれぞれ等間隔に各一対のアタッチメント
１２及び１６が取付けられている。
ト１０ａと回転部３より若干下流側に設けたスプロケッ
ト１０ｂとの間にベルト、チェーン等１１を懸架して構
成した第１のコンベア、１３はスプロケット１０ｂと同
軸上に設けたスプロケット１４ａと反転部５の下流側に
設けたスプロケット１４ｂとの間にベルト、チェーン等
１５を懸架して構成した第２のコンベアで、両コンベア
９，１３にはそれぞれ等間隔に各一対のアタッチメント
１２及び１６が取付けられている。
【０００７】６ａ，６ｂは第１のコンベア９の上方にお
いて案内板１に設けられた第１の案内溝で、第１のコン
ベア９の回転に伴なって、これに取付けられたアタッチ
メント１２の頭部が嵌入され、案内板１の上面に突出し
てＰＴＰシートＳを搬送する。７ａ，７ｂは第２のコン
ベア１３の上方において案内板１に設けられた第２の案
内溝、８ａ，８ｂは上部案内板２の第２の案内溝７ａ，
７ｂと整合する位置に設けられた第３の案内溝で、両案
内溝７ａ，７ｂと８ａ，８ｂには第２のコンベア１３の
回転に伴なって、これに取付けられたアタッチメント１
６が嵌入され、その頭部が上部案内板２の上面に突出し
てＰＴＰシートＳ，Ｓ1 を搬送する。なお、第２、第３
の案内溝７ａ，７ｂ、８ａ，８ｂの間隔は、第１の案内
溝６ａ，６ｂの間隔より広く形成されている。
いて案内板１に設けられた第１の案内溝で、第１のコン
ベア９の回転に伴なって、これに取付けられたアタッチ
メント１２の頭部が嵌入され、案内板１の上面に突出し
てＰＴＰシートＳを搬送する。７ａ，７ｂは第２のコン
ベア１３の上方において案内板１に設けられた第２の案
内溝、８ａ，８ｂは上部案内板２の第２の案内溝７ａ，
７ｂと整合する位置に設けられた第３の案内溝で、両案
内溝７ａ，７ｂと８ａ，８ｂには第２のコンベア１３の
回転に伴なって、これに取付けられたアタッチメント１
６が嵌入され、その頭部が上部案内板２の上面に突出し
てＰＴＰシートＳ，Ｓ1 を搬送する。なお、第２、第３
の案内溝７ａ，７ｂ、８ａ，８ｂの間隔は、第１の案内
溝６ａ，６ｂの間隔より広く形成されている。
【０００８】次に、上記のように構成したＰＴＰシート
の搬送装置の作用を説明する。アタッチメント１２によ
って案内板１上を搬送されたＰＴＰシートＳが回転部３
の位置に達すると、１枚おきに停止して回転部３により
１８０°回転され、左右が逆になる。回転が終るとＰＴ
ＰシートＳは再びアタッタメント１２によって送られる
が、このアタッチメント１２は第１のコンベア９により
下方に送り込まれてＰＴＰシートＳから離脱し、ＰＴＰ
シートＳは第２のコンベア１３のアタッチメント１６に
よって引続き案内板１上を搬送される。
の搬送装置の作用を説明する。アタッチメント１２によ
って案内板１上を搬送されたＰＴＰシートＳが回転部３
の位置に達すると、１枚おきに停止して回転部３により
１８０°回転され、左右が逆になる。回転が終るとＰＴ
ＰシートＳは再びアタッタメント１２によって送られる
が、このアタッチメント１２は第１のコンベア９により
下方に送り込まれてＰＴＰシートＳから離脱し、ＰＴＰ
シートＳは第２のコンベア１３のアタッチメント１６に
よって引続き案内板１上を搬送される。
【０００９】そして、例えば回転部３で回転したＰＴＰ
シートＳ1 がリフト４上に達すると、リフト４が上昇し
て（又は傾斜し）このＰＴＰシートＳ1 を上部案内板２
上に送り込む。一方、回転しないＰＴＰシートＳがリフ
ト４上に達してもリフト４は作動せず、ＰＴＰシートＳ
はそのまま案内板１上を搬送される。上部案内板２上に
送り込まれたＰＴＰシートＳ1 は、反転部５によって裏
返しに反転され、案内板１上を搬送されるＰＴＰシート
Ｓと共にアタッチメント１６によって搬送され、上部案
内板２の終端部において両ＰＴＰシートＳ，Ｓ1 は抱合
わされ、次の工程へ送り出される。
シートＳ1 がリフト４上に達すると、リフト４が上昇し
て（又は傾斜し）このＰＴＰシートＳ1 を上部案内板２
上に送り込む。一方、回転しないＰＴＰシートＳがリフ
ト４上に達してもリフト４は作動せず、ＰＴＰシートＳ
はそのまま案内板１上を搬送される。上部案内板２上に
送り込まれたＰＴＰシートＳ1 は、反転部５によって裏
返しに反転され、案内板１上を搬送されるＰＴＰシート
Ｓと共にアタッチメント１６によって搬送され、上部案
内板２の終端部において両ＰＴＰシートＳ，Ｓ1 は抱合
わされ、次の工程へ送り出される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成のＰ
ＴＰシートの搬送装置においては、次のような問題があ
る。 （１）ＰＴＰシートの搬送ラインに、回転部３と反転部
５が設けられているのでラインが長く大型になり、設置
にあたっては占有面積を広くとらなければならない。 （２）第１、第２のコンベア９，１３を必要とし、その
上複雑な構造の回転部３が設けられているので、装置全
体が複雑になり、設備費及びランニングコストが高価に
なるばかりでなく、調整や保守が面倒である。
ＴＰシートの搬送装置においては、次のような問題があ
る。 （１）ＰＴＰシートの搬送ラインに、回転部３と反転部
５が設けられているのでラインが長く大型になり、設置
にあたっては占有面積を広くとらなければならない。 （２）第１、第２のコンベア９，１３を必要とし、その
上複雑な構造の回転部３が設けられているので、装置全
体が複雑になり、設備費及びランニングコストが高価に
なるばかりでなく、調整や保守が面倒である。
【００１１】（３）２基のコンベア９，１３でＰＴＰシ
ートＳ，Ｓ1 を搬送しており、しかも第２の案内溝７
ａ，７ｂの幅は第１の案内溝６ａ，６ｂの幅より広く形
成されているので、搬送されるＰＴＰシートは長さ方向
に（案内板１と直交する方向）に４本のアタッメントが
当接する長さが必要である。このため、長さの短いＰＴ
Ｐシートについては、搬送が困難で搬送できないことが
ある。
ートＳ，Ｓ1 を搬送しており、しかも第２の案内溝７
ａ，７ｂの幅は第１の案内溝６ａ，６ｂの幅より広く形
成されているので、搬送されるＰＴＰシートは長さ方向
に（案内板１と直交する方向）に４本のアタッメントが
当接する長さが必要である。このため、長さの短いＰＴ
Ｐシートについては、搬送が困難で搬送できないことが
ある。
【００１２】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、構造が簡単で小型化かつ価格の低減が可
能であり、長さの短いＰＴＰシートも容易に搬送するこ
のできるＰＴＰシートの搬送装置を得ることを目的とし
たものである。
されたもので、構造が簡単で小型化かつ価格の低減が可
能であり、長さの短いＰＴＰシートも容易に搬送するこ
のできるＰＴＰシートの搬送装置を得ることを目的とし
たものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明に係るＰＴＰシー
トの搬送装置は、上部案内板に、ＰＴＰシートをその搬
送方向と直交する方向に移動させながら反転させる摺動
反転装置を設けたものである。
トの搬送装置は、上部案内板に、ＰＴＰシートをその搬
送方向と直交する方向に移動させながら反転させる摺動
反転装置を設けたものである。
【００１４】また、上記摺動反転装置を、上部案内板と
直交して設けたガイドレールに摺動可能に取付けられた
摺動部材と、この摺動部材をガイドレールに沿って前後
に摺動させる駆動手段と、上部又は下部に開口部を備え
たＰＴＰシートの保持部を有し一端が摺動部材にＰＴＰ
シートの搬送方向と直交しかつ垂直方向に回転可能に軸
止された反転部材と、この反転部材を正逆に回動させる
駆動手段とによって構成したものである。
直交して設けたガイドレールに摺動可能に取付けられた
摺動部材と、この摺動部材をガイドレールに沿って前後
に摺動させる駆動手段と、上部又は下部に開口部を備え
たＰＴＰシートの保持部を有し一端が摺動部材にＰＴＰ
シートの搬送方向と直交しかつ垂直方向に回転可能に軸
止された反転部材と、この反転部材を正逆に回動させる
駆動手段とによって構成したものである。
【００１５】
【作用】上部案内板上を搬送されたＰＴＰシートが摺動
反転装置の反転部材内に送り込まれると、反転部材は駆
動手段に駆動されて垂直方向に回動すると共に、摺動部
材も駆動手段に駆動されて上部案内板と直交する方向に
摺動する。そして摺動部材が摺動の終端部に達したとき
は、反転部材は１８０°回転し、上下を逆にして搬送路
上に位置する。このとき、反転部材に収容されたＰＴＰ
シートは１８０°回転して裏返しにされ、かつ左右が逆
になる。この状態でＰＴＰシートはアタッチメントによ
り反転部材から送り出される。
反転装置の反転部材内に送り込まれると、反転部材は駆
動手段に駆動されて垂直方向に回動すると共に、摺動部
材も駆動手段に駆動されて上部案内板と直交する方向に
摺動する。そして摺動部材が摺動の終端部に達したとき
は、反転部材は１８０°回転し、上下を逆にして搬送路
上に位置する。このとき、反転部材に収容されたＰＴＰ
シートは１８０°回転して裏返しにされ、かつ左右が逆
になる。この状態でＰＴＰシートはアタッチメントによ
り反転部材から送り出される。
【００１６】ＰＴＰシートが送り出されると、反転部材
は駆動手段により反対方向に回動し、また摺動部材も駆
動手段により反対方向に摺動して元の状態に戻る。
は駆動手段により反対方向に回動し、また摺動部材も駆
動手段により反対方向に摺動して元の状態に戻る。
【００１７】
【実施例】図１は本発明に係るＰＴＰ搬送装置の原理的
説明図である。なお、図８で説明した従来例と同じ部分
にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。本発明
は、図８で説明した従来例の案内板１に設けた回転部３
を省略すると共に、ＰＴＰシートＳを搬送する２基のコ
ンベア９，１３を１基に減らし、また、上部案内板２に
設けた反転部５に代えて、ＰＴＰシートＳの回転及び反
転を同時に行なう摺動反転装置２０を設けたものであ
る。以下、本発明の要部をなす摺動反転装置２０につい
て説明する。
説明図である。なお、図８で説明した従来例と同じ部分
にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。本発明
は、図８で説明した従来例の案内板１に設けた回転部３
を省略すると共に、ＰＴＰシートＳを搬送する２基のコ
ンベア９，１３を１基に減らし、また、上部案内板２に
設けた反転部５に代えて、ＰＴＰシートＳの回転及び反
転を同時に行なう摺動反転装置２０を設けたものであ
る。以下、本発明の要部をなす摺動反転装置２０につい
て説明する。
【００１８】図２は摺動反転装置２０の実施例の平面
図、図３はその正面図、図４は反転部材の駆動機構の説
明図、図５は背面図である。図５において、２１は上部
案内板３上に設けられた摺動部材で、上面には複数の軸
受部２２ａ，２２ｂ，２２ｃ，２２ｄが設けられてお
り、装置のフレーム１７に上部案内板２と直交して設け
たガイドレール１８に、軸受部２２ａ〜２２ｄによって
摺動自在に懸架されている。
図、図３はその正面図、図４は反転部材の駆動機構の説
明図、図５は背面図である。図５において、２１は上部
案内板３上に設けられた摺動部材で、上面には複数の軸
受部２２ａ，２２ｂ，２２ｃ，２２ｄが設けられてお
り、装置のフレーム１７に上部案内板２と直交して設け
たガイドレール１８に、軸受部２２ａ〜２２ｄによって
摺動自在に懸架されている。
【００１９】２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄは反転部
材で、アリ溝２９を有するＬ字状の基板２８と、アリ３
１を有し基板２８のアリ溝２９に摺動可能に嵌入された
調整子３０と、一端が調整子３０に連結され基板２８に
螺入された調整ねじ３４とからなり、基板２８に固定さ
れた軸２７により、摺動部材２１の前面下方に等間隔で
突設されたブラケット２６ａ，２６ｂ，２６ｃ，２６ｄ
にそれぞれ回動可能に取付けられている。
材で、アリ溝２９を有するＬ字状の基板２８と、アリ３
１を有し基板２８のアリ溝２９に摺動可能に嵌入された
調整子３０と、一端が調整子３０に連結され基板２８に
螺入された調整ねじ３４とからなり、基板２８に固定さ
れた軸２７により、摺動部材２１の前面下方に等間隔で
突設されたブラケット２６ａ，２６ｂ，２６ｃ，２６ｄ
にそれぞれ回動可能に取付けられている。
【００２０】３２ａ，３２ｂは基板２８と調整子３０の
上部に所定の間隔を隔てて取付けられた保持板で、これ
らにより、ＰＴＰシートＳの保持部３３が形成されてい
る。上記のように構成した反転部材２５ａ〜２５ｄは、
調整ねじ３４を正又は逆方向に回転することにより、保
持部３３の幅Ｗを調整することができる。
上部に所定の間隔を隔てて取付けられた保持板で、これ
らにより、ＰＴＰシートＳの保持部３３が形成されてい
る。上記のように構成した反転部材２５ａ〜２５ｄは、
調整ねじ３４を正又は逆方向に回転することにより、保
持部３３の幅Ｗを調整することができる。
【００２１】図４は摺動部材２１の内面に設けられた反
転部材２５ａ〜２５ｄの駆動機構３５を示すもので、３
６は摺動部材２１の中央部下方に設けられたサーボモー
タ、３８ａ，３８ｂ，３８ｃ，３８ｄはそれぞれブラケ
ット２６ａ〜２６ｄに対応して設けられたプーリ、３９
はサーボモータ３６の上方に設けられた中間プーリであ
り、サーボモータ３６の出力軸に設けたプーリ３７、プ
ーリ３８ａ〜３８ｄ及び中間プーリ３９の間にはタイミ
ングベルト４０が掛けられ、張力調整部４１ａ，４１ｂ
により張力が調整される。
転部材２５ａ〜２５ｄの駆動機構３５を示すもので、３
６は摺動部材２１の中央部下方に設けられたサーボモー
タ、３８ａ，３８ｂ，３８ｃ，３８ｄはそれぞれブラケ
ット２６ａ〜２６ｄに対応して設けられたプーリ、３９
はサーボモータ３６の上方に設けられた中間プーリであ
り、サーボモータ３６の出力軸に設けたプーリ３７、プ
ーリ３８ａ〜３８ｄ及び中間プーリ３９の間にはタイミ
ングベルト４０が掛けられ、張力調整部４１ａ，４１ｂ
により張力が調整される。
【００２２】４２ａ，４２ｂ，４２ｃ，４２ｄはプーリ
３８ａ〜３８ｄの軸に固定された歯車で、中間歯車４３
を介してブラケット２６ａ〜２６ｄに取付けられた反転
部材２５ａ〜２５ｄの軸２７に固定された歯車４４にそ
れぞれ連結されている。
３８ａ〜３８ｄの軸に固定された歯車で、中間歯車４３
を介してブラケット２６ａ〜２６ｄに取付けられた反転
部材２５ａ〜２５ｄの軸２７に固定された歯車４４にそ
れぞれ連結されている。
【００２３】上記のように構成した駆動機構３５におい
て、いま、サーボモータ３６が例えば矢印ａ方向に回転
すると、各プーリ３８ａ〜３８ｄはタイミングベルト４
０を介して矢印ａ方向に回転する。プーリ３８ａ〜３８
ｄの回転は、歯車４２ａ〜４２ｄ、中間歯車４３、歯車
４４を介して軸２７を矢印ａ方向に回転させ、軸２７に
固定された反転部材２５ａ〜２５ｄをそれぞれ矢印ａ方
向に回動させる。そして、反転部材２５ａ〜２５ｄが１
８０°回動して反対側に位置したときはサーボモータ３
６を停止し、ついで、サーボモータ３６を反矢印ａ方向
に回転し、反転部材２５ａ〜２５ｄを元の位置に戻す。
て、いま、サーボモータ３６が例えば矢印ａ方向に回転
すると、各プーリ３８ａ〜３８ｄはタイミングベルト４
０を介して矢印ａ方向に回転する。プーリ３８ａ〜３８
ｄの回転は、歯車４２ａ〜４２ｄ、中間歯車４３、歯車
４４を介して軸２７を矢印ａ方向に回転させ、軸２７に
固定された反転部材２５ａ〜２５ｄをそれぞれ矢印ａ方
向に回動させる。そして、反転部材２５ａ〜２５ｄが１
８０°回動して反対側に位置したときはサーボモータ３
６を停止し、ついで、サーボモータ３６を反矢印ａ方向
に回転し、反転部材２５ａ〜２５ｄを元の位置に戻す。
【００２４】図５は摺動部材２１の駆動機構を示すもの
で、２３は摺動部材２１の上面に設けられたブラケット
であり、ナット２４を備えている。このナット２４に
は、両端部が装置のフレーム１７に設けた軸受４７ａ，
４７ｂに回転可能に支持されたねじ棒４６が螺入されて
いる。４８はフレーム１７に取付けられたサーボモータ
で、その出力軸は継手４９を介してねじ棒４６に連結さ
れており、これらにより摺動部材２１の駆動機構４５を
構成している。
で、２３は摺動部材２１の上面に設けられたブラケット
であり、ナット２４を備えている。このナット２４に
は、両端部が装置のフレーム１７に設けた軸受４７ａ，
４７ｂに回転可能に支持されたねじ棒４６が螺入されて
いる。４８はフレーム１７に取付けられたサーボモータ
で、その出力軸は継手４９を介してねじ棒４６に連結さ
れており、これらにより摺動部材２１の駆動機構４５を
構成している。
【００２５】上記のように構成した駆動機構４５におい
て、いま、サーボモータ４８を例えば正方向に回転して
ねじ棒４６を回転させると、これに螺入されたナット２
４はねじ棒４６に沿って例えば矢印Ｃ方向に移動し、ナ
ット２４と一体に構成された摺動部材２１をガイドレー
ル１８に沿って矢印Ｃ方向に摺動させる。サーボモータ
４８が逆方向に回転すると、摺動部材２１は前記と反対
の作用により矢印ｄ方向に摺動する。
て、いま、サーボモータ４８を例えば正方向に回転して
ねじ棒４６を回転させると、これに螺入されたナット２
４はねじ棒４６に沿って例えば矢印Ｃ方向に移動し、ナ
ット２４と一体に構成された摺動部材２１をガイドレー
ル１８に沿って矢印Ｃ方向に摺動させる。サーボモータ
４８が逆方向に回転すると、摺動部材２１は前記と反対
の作用により矢印ｄ方向に摺動する。
【００２６】次に、上記のように構成したＰＴＰシート
の摺動反転装置２０の作用を、図６及び図７により説明
する。上部案内板２上を搬送されたＰＴＰシートＳが、
図６（ａ）に示すように反転部材２５ａの保持部３３に
送り込まれると、アタッチメントは反転部材２５ａに当
って倒れ、反転部材２５ａの下を通って送られる。保持
部３３にＰＴＰシートＳが送り込まれると、反転部材２
５ａの駆動機構３５のサーボモータ３６が矢印ａ方向に
回転し、反転部材２５ａを上部案内板３に対して垂直な
面に沿って矢印ａ方向に回動させると共に、摺動部材２
１の駆動機構４５のサーボモータ４８が回転して、摺動
部材２１を上部案内板２と直交して矢印Ｃ方向に摺動さ
せる。
の摺動反転装置２０の作用を、図６及び図７により説明
する。上部案内板２上を搬送されたＰＴＰシートＳが、
図６（ａ）に示すように反転部材２５ａの保持部３３に
送り込まれると、アタッチメントは反転部材２５ａに当
って倒れ、反転部材２５ａの下を通って送られる。保持
部３３にＰＴＰシートＳが送り込まれると、反転部材２
５ａの駆動機構３５のサーボモータ３６が矢印ａ方向に
回転し、反転部材２５ａを上部案内板３に対して垂直な
面に沿って矢印ａ方向に回動させると共に、摺動部材２
１の駆動機構４５のサーボモータ４８が回転して、摺動
部材２１を上部案内板２と直交して矢印Ｃ方向に摺動さ
せる。
【００２７】摺動部材２１が矢印Ｃ方向にほぼ中間点ま
で摺動したときは、図６（ｂ）に示すように、反転部材
２５ａはほぼ９０°回転する。さらに、摺動部材２１が
矢印Ｃ方向に摺動して終端位置に位置に達して停止する
と、反転部材２５ａは図６（ｃ）に示すように１８０°
回転して図６（ａ）に位置に戻るが、上下が逆になって
いる。したがって、反転部材２５ａの保持部３３に収容
されたＰＴＰシートＳは反転し、かつ左右が逆になる。
この状態で、次のアタッチメントが保持板３２ａ，３２
ｂの間からＰＴＰシートＳに当接し、再び上部案内板２
上を搬送する。
で摺動したときは、図６（ｂ）に示すように、反転部材
２５ａはほぼ９０°回転する。さらに、摺動部材２１が
矢印Ｃ方向に摺動して終端位置に位置に達して停止する
と、反転部材２５ａは図６（ｃ）に示すように１８０°
回転して図６（ａ）に位置に戻るが、上下が逆になって
いる。したがって、反転部材２５ａの保持部３３に収容
されたＰＴＰシートＳは反転し、かつ左右が逆になる。
この状態で、次のアタッチメントが保持板３２ａ，３２
ｂの間からＰＴＰシートＳに当接し、再び上部案内板２
上を搬送する。
【００２８】ＰＴＰシートＳが送り出されると、サーボ
モータ３６及びサーボモータ４８はそれぞれ反対方向に
回転し、図７（ａ），（ｂ）に示すように反転部材２５
ａを矢印ｂ方向に回動させると共に、摺動部材２１を矢
印ｂ方向に移動させ、図７（ｃ）に示すように再び元の
状態（図６（ａ））に戻る。
モータ３６及びサーボモータ４８はそれぞれ反対方向に
回転し、図７（ａ），（ｂ）に示すように反転部材２５
ａを矢印ｂ方向に回動させると共に、摺動部材２１を矢
印ｂ方向に移動させ、図７（ｃ）に示すように再び元の
状態（図６（ａ））に戻る。
【００２９】次に、上記のような摺動反転装置２０を備
えたＰＴＰシートの搬送装置の作用を、図１により説明
する。コンベア９に等間隔で取付けられた複数対のアタ
ッチメント１２によって案内板１上を搬送されたＰＴＰ
シートＳは、リフト４によって１枚おきに交互に案内板
１と上部案内板２とに振分けられる。そして、案内板１
上のＰＴＰシートＳはそのまま搬送され、上部案内板２
上に送られたＰＴＰシートＳ1 は、次のアタッチメント
１２により摺動反転装置２０の保持部３３に送り込ま
れ、前述の作用によって反転される。
えたＰＴＰシートの搬送装置の作用を、図１により説明
する。コンベア９に等間隔で取付けられた複数対のアタ
ッチメント１２によって案内板１上を搬送されたＰＴＰ
シートＳは、リフト４によって１枚おきに交互に案内板
１と上部案内板２とに振分けられる。そして、案内板１
上のＰＴＰシートＳはそのまま搬送され、上部案内板２
上に送られたＰＴＰシートＳ1 は、次のアタッチメント
１２により摺動反転装置２０の保持部３３に送り込ま
れ、前述の作用によって反転される。
【００３０】反転したＰＴＰシートＳ2 は、案内板１上
を搬送された次のＰＴＰシートＳと共に、アタッチメン
ト１２により上部案内板２上を搬送され、上部案内板２
の終端部で両ＰＴＰシートＳ2 ，Ｓが抱合わされ、次の
工程へ送り出される。
を搬送された次のＰＴＰシートＳと共に、アタッチメン
ト１２により上部案内板２上を搬送され、上部案内板２
の終端部で両ＰＴＰシートＳ2 ，Ｓが抱合わされ、次の
工程へ送り出される。
【００３１】上記の説明では、上部案内板２上に設けた
摺動部材２１に４個の反転部材２５ａ〜２５ｄを取付け
た場合を示したが、反転部材２５ａ〜２５ｄの数は搬送
装置の構成に応じて適宜設定することができ、また、摺
動反転装置２０も２個以上設けてもよい。また、摺動部
材２１及び反転部材２５ａ〜２５ｄの駆動機構３５，４
５も上記実施例に限定するものではなく、適宜変更する
ことができる。
摺動部材２１に４個の反転部材２５ａ〜２５ｄを取付け
た場合を示したが、反転部材２５ａ〜２５ｄの数は搬送
装置の構成に応じて適宜設定することができ、また、摺
動反転装置２０も２個以上設けてもよい。また、摺動部
材２１及び反転部材２５ａ〜２５ｄの駆動機構３５，４
５も上記実施例に限定するものではなく、適宜変更する
ことができる。
【００３２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はＰＴＰシートの搬送装置において、ＰＴＰシートを摺
動反転装置により摺動させながら反転させるようにした
ので、以下のような顕著な効果を得ることができる。 （１）ＰＴＰシートの搬送ライン上には回転部がなく、
摺動反転装置により回転及び反転の両作用を行なわせる
ようにしたので、ラインが短くなり装置全体を小型化す
ることができ、これにより狭い場所にも設置できる。
はＰＴＰシートの搬送装置において、ＰＴＰシートを摺
動反転装置により摺動させながら反転させるようにした
ので、以下のような顕著な効果を得ることができる。 （１）ＰＴＰシートの搬送ライン上には回転部がなく、
摺動反転装置により回転及び反転の両作用を行なわせる
ようにしたので、ラインが短くなり装置全体を小型化す
ることができ、これにより狭い場所にも設置できる。
【００３３】（２）コンベアは１基でよく、しかも複雑
な構造の回転部を省略できるので、装置全体を簡素化す
ることができる。このため、設備費及びランニングコス
トを低減できるばかりでなく、調整や保守が容易にな
る。 （３）コンベアが１基なので、ＰＴＰシートの搬送ライ
ンにおけるアタッチメントの幅は一定である。このた
め、長さの長いＰＴＰシートでも長さの短いＰＴＰシー
トでも確実に搬送することができる。
な構造の回転部を省略できるので、装置全体を簡素化す
ることができる。このため、設備費及びランニングコス
トを低減できるばかりでなく、調整や保守が容易にな
る。 （３）コンベアが１基なので、ＰＴＰシートの搬送ライ
ンにおけるアタッチメントの幅は一定である。このた
め、長さの長いＰＴＰシートでも長さの短いＰＴＰシー
トでも確実に搬送することができる。
【図１】本発明実施例の原理的説明図である。
【図２】本発明の要部をなす摺動反転装置の実施例の平
面図である。
面図である。
【図３】図２の正面図である。
【図４】反転部材の駆動機構の実施例の正面図である。
【図５】摺動部材の駆動機構の実施例を示す図１の背面
図である。
図である。
【図６】本発明実施例の作用説明図である。
【図７】本発明実施例の作用説明図である。
【図８】従来のＰＴＰシートの搬送装置の一例を示す説
明図である。
明図である。
１ 案内板 ２ 上部案内板 ４ リフト ６ａ，６ｂ，８ａ，８ｂ 案内溝 ９ コンベア １２ アタッチメント ２０ 摺動反転装置 ２１ 摺動部材 ２５ａ〜２５ｄ 反転部材 ３３ 保持部 ３５ 反転部材の駆動機構 ４５ 摺動部材の駆動機構
Claims (2)
- 【請求項１】 案内板上を搬送されるＰＴＰシートを前
記案内板とその上に設けた上部案内板とに交互に振分け
て前記上部案内板上のＰＴＰシートを反転させ、該反転
したＰＴＰシートと前記案内板上を搬送されるＰＴＰシ
ートとを抱合わせて次工程へ送るＰＴＰシートの搬送装
置において、 前記上部案内板に、ＰＴＰシートを該ＰＴＰシートの搬
送方向と直交する方向に移動させながら反転させる摺動
反転装置を設けたことを特徴とするＰＴＰシートの搬送
装置。 - 【請求項２】 摺動反転装置を、前記上部案内板と直交
して設けたガイドレールに摺動可能に取付けられた摺動
部材と、 該摺動部材を前記ガイドレールに沿って前後に摺動させ
る駆動手段と、 上部又は下部に開口部を備えたＰＴＰシートの保持部を
有し、一端が前記摺動部材にＰＴＰシートの搬送方向と
直交しかつ垂直方向に回動可能に軸止された反転部材
と、 該反転部材を正逆に回動させる駆動手段とによって構成
したことを特徴とする請求項１記載のＰＴＰシートの搬
送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27185792A JPH0774041B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | Ｐｔｐシートの搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27185792A JPH0774041B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | Ｐｔｐシートの搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06115672A true JPH06115672A (ja) | 1994-04-26 |
| JPH0774041B2 JPH0774041B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=17505856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27185792A Expired - Lifetime JPH0774041B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | Ｐｔｐシートの搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774041B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010274952A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Mitsuhashi Seisakusho:Kk | 多列分配装置 |
| JP2011037527A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Omori Mach Co Ltd | Ｐｔｐシートの抱き合わせ方法及び装置 |
| JP2014061910A (ja) * | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Kureha Corp | 被集積体の集積方法および集積装置 |
| CN114194770A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-03-18 | 锐视智能(济南)技术研究中心(有限合伙) | 一种对矩形瓶自动定向排序的送料装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4829947A (ja) * | 1971-08-25 | 1973-04-20 | ||
| JPS61108681A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-27 | ダウ コーニング コーポレーシヨン | シリコーン感圧接着剤組成物の製造法 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP27185792A patent/JPH0774041B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4829947A (ja) * | 1971-08-25 | 1973-04-20 | ||
| JPS61108681A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-27 | ダウ コーニング コーポレーシヨン | シリコーン感圧接着剤組成物の製造法 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010274952A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Mitsuhashi Seisakusho:Kk | 多列分配装置 |
| JP2011037527A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Omori Mach Co Ltd | Ｐｔｐシートの抱き合わせ方法及び装置 |
| JP2014061910A (ja) * | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Kureha Corp | 被集積体の集積方法および集積装置 |
| CN114194770A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-03-18 | 锐视智能(济南)技术研究中心(有限合伙) | 一种对矩形瓶自动定向排序的送料装置 |
| CN114194770B (zh) * | 2021-12-27 | 2024-02-20 | 锐视智能(济南)技术研究中心(有限合伙) | 一种对矩形瓶自动定向排序的送料装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0774041B2 (ja) | 1995-08-09 |
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