JP2002315913A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002315913A
JP2002315913A JP2001121296A JP2001121296A JP2002315913A JP 2002315913 A JP2002315913 A JP 2002315913A JP 2001121296 A JP2001121296 A JP 2001121296A JP 2001121296 A JP2001121296 A JP 2001121296A JP 2002315913 A JP2002315913 A JP 2002315913A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Osamu Nagasaka
修 長坂
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抽選結果を明確にできるようにする。 【解決手段】 パチンコ機やアレンジボール機等の遊技
機に関し、抽選を行う抽選手段2と、図柄8(具体的に
は図柄8a,8b,8c,8d)を表示可能な表示部4
と、抽選手段2が行った抽選結果を報知するために表示
部4の画面上または当該画面の周縁部について特定部位
を指示する可動部6とを備える。可動部6は抽選結果に
従って特定部位(例えば図柄8cまたは図柄8d)を指
示するので、その特定部位における表示内容から遊技者
等は抽選結果を認識することができる。例えば図柄8c
は『大当り』の文字からなり、図柄8dは『ハズレ』の
文字からなるが、回転体22の先端部を図柄8cに向け
て指示すれば抽選結果が大当たりを意味するので明確に
なる。しかも表示部4の表示と可動部6の動きとを協同
して作動させるので、この作動を見る遊技者等を飽きさ
せない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機について、表
示部と可動部を協同で作動させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一つであるパチンコ機では、例
えばパチンコ球が始動口に入賞すると、液晶表示器で図
柄変動を始める。その図柄変動を始めてからしばらくし
て大当たり図柄(例えば「777」等のゾロ目)が液晶
表示器に表示されると、「大当たり」として大当たり遊
技等を実現する。ところで、可動体が図柄に合わせて回
転するだけでは変化に乏しいという問題点を解決するた
めに、本願出願人は図柄の表示と可動体の動きを連動さ
せる技術を特開2001−25546号公報で開示し
た。当該公報に開示した技術では、液晶表示器の画面内
に入り込む動きが可能な可動体を備え、図柄の表示と可
動体の動きとを連動させた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊技者は抽選
結果が「大当たり」と「外れ」のいずれになったかに関
心がある。よって単に図柄の表示と可動体の動きとを連
動させたとしても、抽選結果が明確でない場合もある。
その一方、抽選結果を図柄で表示すれば明確になるが、
こうした態様は周知であって遊技者にとっては新鮮味が
ない。本発明はこのような点に鑑みてなしたものであ
り、表示部と可動部を協同で作動させて抽選結果を明確
にした遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段1】課題を解決するための
手段1は、請求項1に記載した通りである。ここで、請
求項1に記載した用語については以下のように解釈す
る。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明につ
いても同様である。 (1)「抽選」には大当たりか否かを決定するための抽
選のみならず、他の抽選(例えば時短回数,時短期間,
確変回数等)を含む。 (2)「図柄」は、表示部で表示可能な全てのものを対
象とする。例えば、文字(英数字や漢字等),記号,符
号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示
用図柄(特別図柄,普通図柄等),装飾用図柄(前景図
柄,背景図柄等)などが該当し、静止画であってもよ
く、アニメーション等の動画であってもよい。図柄群を
構成する要素としての図柄は、遊技中等における任意の
タイミングで変化(増減や交換等)させてもよく、不変
としてもよい。 (3)「表示部」は一の表示器(あるいは表示装置,表
示体,発光体)について図柄を表示可能な画面のほぼ全
部であってもよく、当該画面の一部であってもよい。さ
らには一の表示器に限らず、二以上の表示器で構成して
もよい。 (4)「可動部」は、開閉部材,羽根部材(可動翼
片),回転体,スライド部材等のように姿勢を変更可能
な部材や装置等を意味する。
【0005】当該手段1によれば図1に模式的に示すよ
うに、抽選を行う抽選手段2と、図柄8(具体的には図
柄8a,8b,8c,8d)を表示可能な表示部4と、
抽選手段2が行った抽選結果を報知するために表示部4
の画面上または当該画面の周縁部について特定部位を指
示する可動部6とを備える。可動部6は抽選結果に従っ
て特定部位(例えば図柄8cまたは図柄8d)を指示す
るので、その特定部位における表示内容から遊技者等は
抽選結果を認識することができる。図1の例では図柄8
cは『大当り』の文字からなり、図柄8dは『ハズレ』
の文字からなる。通常は二点鎖線で示すように先端部を
下方に向けた姿勢をとる可動部6が実線で示すように先
端部を図柄8cに向けて指示すれば抽選結果が大当たり
を意味し、同様に一点鎖線で示すように先端部を図柄8
dに向けて指示すれば抽選結果が外れを意味するので明
確になる。しかも表示部4の表示(例えば図柄変動)と
可動部6の動き(例えば矢印D方向の回転運動)とを協
同して作動させるので、この作動を見る遊技者等を飽き
させなくできる。
【0006】
【課題を解決するための手段2】課題を解決するための
手段2は、請求項2に記載した通りである。当該手段2
によれば、表示部4の画面内に入り込む動きが可能に可
動部6を構成した。表示部4の画面内に入り込んだ可動
部6は、抽選手段2が行った抽選結果に対応する図柄
(例えば図柄8cまたは図柄8d)または当該図柄の近
傍に位置することが可能になる。したがって、抽選結果
に対応する図柄を的確に特定(指示)することができ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段3】課題を解決するための
手段3は、請求項3に記載した通りである。ここで、請
求項3に記載した用語の「一以上の図柄」は所要の意味
付けをした図柄であって、単体図柄(例えば図柄「当」
や図柄「落」等)と、二以上最大数までの図柄からなる
複合図柄(例えば図柄「当」「た」「り」や、図柄
「落」「選」等)とが該当する。当該解釈は他の請求項
および発明の詳細な説明についても同様である。
【0008】当該手段3によれば、抽選手段2が行って
取り得る抽選結果として表示部4に複数の図柄を表示し
たとき、可動部6は複数の図柄のうち一以上の図柄を特
定して指示する構成とする。すなわち表示部4に表示す
る抽選結果の候補(複数の図柄)に対して、可動部6が
候補(一以上の図柄)を指示する。図1の例では『大当
り』の文字からなる図柄8cと、『ハズレ』の文字から
なる図柄8dとを抽選結果の候補として表示し、可動部
6はいずれかの図柄等を指示する。よって遊技者等はど
のような候補があるのかを知ることができ、所望の候補
(例えば図柄8c)を可動部6が指示するかもしれない
という期待感を持って見るようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1は遊技機の一つであるパ
チンコ機に本発明を適用し、表示部の画面内に入り込む
動きが可能な可動部を作動させて抽選結果を報知する例
である。本実施の形態1は、図2〜図11を参照しなが
ら説明する。なお以下の説明において、「停止」は完全
な停止(静止)している表示に限らず、一時的に停止し
ている表示を含む。また、基準位置を中心として任意の
方向に任意の距離範囲で移動させる表示や、移動しない
で図柄自体の大きさを変化させる表示等を含む。
【0010】図2は、カードユニット10(CRユニッ
ト)およびパチンコ機12の外観を示す正面図である。
まず、パチンコ機12の構成例について概説する。当該
パチンコ機12の遊技盤14上には、通過するパチンコ
球を検出するゲートセンサ50を有するゲート52、入
賞したパチンコ球を検出する始動口センサ46を有する
始動口24、ソレノイド44によって開閉可能な開閉蓋
28および特定領域に入ったパチンコ球を検出する特定
領域センサ58を有する大入賞口26、液晶表示装置2
0・回転体22・保留球ランプ48,54等を有する複
合役物装置16、その他に一般の入賞口や風車,障害釘
などを適宜に配置している。表示部4には液晶表示装置
20を用いたが、7セグメント素子,CRT,プラズマ
表示装置,LED表示装置等を用いてもよい。保留球ラ
ンプ48,54は、ともに所定個数(例えば4個ずつ)
からなる発光体によって構成する。可動部6に相当する
回転体22は、モータ138(駆動体;図3を参照)の
駆動に従って回転可能(一方向回転,正逆回転等)にな
っている。発光体には例えばLEDを用いるが、電球,
7セグメント素子,液晶表示装置,プラズマ表示装置等
を任意に用いてもよい。
【0011】遊技盤14の下方には、タバコの吸い殻等
を入れる灰皿38、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯
留する下皿36、遊技者等の手が触れているか否かを検
出するタッチセンサ34を備えたハンドル32、賞球の
受皿である上皿30の内部に設けられて音(音声,音
楽,効果音等)を出すスピーカ40(音響装置)などを
備える。また、遊技領域の周囲等には、遊技状態等に応
じて発光するランプ類18(発光体)を備える。さらに
上皿30の上方には、球貸しを指示する球貸スイッチ4
2、カード残量等の情報を表示する度数表示器56、カ
ード(ICカードや磁気カード等の記録媒体)の返却を
指示する返却スイッチ60等を備える。
【0012】次に、パチンコ機12によるパチンコ遊技
を実現するために接続構成をした各種基板の一例につい
て図3を参照しながら説明する。CPU(プロセッサ)
122を中心に構成したメイン制御基板120は、遊技
制御プログラムや所要のデータ等を格納するROM12
4や、各種乱数や信号等の一時的データを格納するRA
M126等を備える。なおメイン制御基板120は周知
の構成と同様であるので、具体的な構成については図示
および説明を省略する。CPU122はROM124に
格納した遊技制御プログラムを実行してパチンコ機12
による遊技を実現するが、当該遊技制御プログラムには
後述する始動口処理,図柄表示処理,報知処理等の手続
きを実現するプログラムを含む。ROM124にはEP
ROMを用い、RAM126にはDRAMを用いるが、
他種のメモリ(例えばEEPROM,SRAM,フラッ
シュメモリ等)を任意に用いてもよい。
【0013】メイン制御基板120には、タッチセンサ
34や払出制御基板112からの信号を受けて発射用の
モータ100を駆動制御する発射制御基板110や、駆
動センサ104や計数センサ106等からの信号を受け
て払い出し用のモータ102を駆動制御する払出制御基
板112、カードユニット10や払出制御基板112と
接続しデータの送受信や度数表示器56の表示を制御す
るインタフェース基板114(図3では「I/F基板」
と示す)、液晶表示装置20に表示する図柄を制御する
図柄制御基板130、スピーカ40から出す音を制御す
る音声制御基板132、ランプ類18等の表示を制御す
るランプ制御基板134、モータ138を介して回転体
22の回転動作を制御する可動体制御基板136などを
接続する。これらの各基板はメイン制御基板120と同
様にCPUを中心に構成する。なお、駆動センサ104
はモータ102やパチンコ球を払い出しを行う払出装置
等の駆動状態を監視する。計数センサ106は、実際に
払い出したパチンコ球の個数をカウントする。これらの
駆動センサ104や計数センサ106、あるいはゲート
センサ50,始動口センサ46,特定領域センサ58等
には、接触型センサ(例えばリードスイッチ,マイクロ
スイッチ,圧力センサ等)や、非接触型センサ(例えば
近接センサ,光センサ,赤外線センサ等)を用いる。
【0014】またメイン制御基板120には、上述した
始動口センサ46等のほかに、パチンコ機12の外部装
置に信号(例えば大当たり,図柄確定,確変中等の遊技
情報を含む)を伝達可能な外部端子板140や、保留球
ランプ48,54などを直接に接続する。さらに、メイ
ン制御基板120から離れた位置に備えた装置(例えば
ゲートセンサ50,特定領域センサ58,ソレノイド4
4等)は信号中継用の中継端子板142を介して接続す
る。
【0015】上述のように構成したパチンコ機12にお
いて、本発明を実現するべく実行する手続きについて図
4〜図6を参照しながら説明する。図4には始動口24
へのパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続
きを、図5には液晶表示装置20で図柄の表示を実現す
る図柄表示処理の手続きを、図6には回転体22を用い
て抽選結果の報知を実現する報知処理の手続きをそれぞ
れフローチャートで示す。始動口処理はメイン制御基板
120で実行し、図柄表示処理は図柄制御基板130で
実行し、報知処理は可動体制御基板136で実行する
(図3を参照)。図4のステップS14は、抽選手段2
を具体化した処理である。
【0016】なお、実際のパチンコ機では変動中に始動
口24にパチンコ球が入賞すると、所定個数(例えば4
個)を上限として図柄変動を一時的に保留して保留球ラ
ンプ48を点灯し、今回の図柄変動を終えた後に保留球
数の範囲内で続けて次回以降の図柄変動を行う。しかし
本明細書では説明を簡単にするために、保留球数が0個
(保留球ランプ48が全て消灯した状態)のときであっ
て、かつ始動口24に1個のパチンコ球が入賞したとき
を想定して説明する。
【0017】図4に示す始動口処理では、まず始動口2
4にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップ
S10〕。例えば図2,図3に示す始動口センサ46か
らの検出信号があれば入賞した(YES)と判別し、当
該検出信号がなければ入賞していない(NO)と判別す
る。もし始動口24にパチンコ球が入賞すると(YE
S)、図柄変動を行うか否かを判別する〔ステップS1
2〕。例えば、現在の遊技状態が変動表示中または大当
たり遊技中であるか否かによって判別する。もし図柄変
動を行うならば(NO)、各種乱数を読み込んでRAM
126に記憶する〔ステップS14〕。当該各種乱数に
は、例えば大当たりか否かを決定するための大当たり判
定用乱数RAや、その大当たり判定用乱数RAによって
大当たりと決定したときに液晶表示装置20に表示する
大当たり図柄(所定の図柄表示態様)を特定するための
大当たり図柄用乱数RB、液晶表示装置20の表示と回
転体22の作動とを協同させる協同作動パターンを特定
するための協同作動用乱数RC等が該当する。
【0018】始動口24への入賞に伴って作動させ得る
各種装置に対して所定の作動を指令するべくコマンドを
メイン制御基板120から送信し、当該所定の作動を終
えるまでの所定期間は待機する〔ステップS16〕。当
該各種装置としては、例えば図柄の表示を行うための図
柄制御基板130や、スピーカ40から音を出すための
音声制御基板132、ランプ類18等の表示を行うため
のランプ制御基板134、回転体22等の可動部材にか
かる作動を制御するための可動体制御基板136などが
該当する。待機する所定期間には、例えば図柄変動を開
始してから停止し、今回の抽選による図柄を確定するま
での期間が該当する。送信するコマンドの内容は、例え
ば協同作動用乱数RCに基づいて決定する。
【0019】ステップS16のコマンド送信によって図
柄変動等の作動を終えると、今回の抽選の結果が大当た
りか否かを判別する〔ステップS18〕。外来ノイズ等
の影響を受けにくく信頼性が高いパチンコ機12では、
大当たり判定用乱数RAに基づいて大当たりか否か、す
なわち乱数値=大当たり値か否かで判別する。当該大当
たり値は1個または複数個である。もし大当たりならば
(YES)、賞球を得る機会を与えるために大当たり処
理を実行する〔ステップS20〕。大当たり処理は大当
たり遊技を実現し、例えば大入賞口26の開閉蓋28を
一定期間(具体的には30秒間)だけ開放し、当該大入
賞口26等に入賞したパチンコ球の数に応じて賞球を払
い出す等を行う。当該大当たり処理の具体的な手続きは
周知であるので、その説明および図示を省略する。一
方、ステップS10の判別で始動口24にパチンコ球が
入賞していない場合(NO)や、ステップS18の判別
で外れならば(NO)、そのまま始動口処理を終了す
る。
【0020】なお、必要に応じて液晶表示装置20に停
止表示された特別図柄が大当たり図柄と一致するか否か
によって大当たりか否かを判別してもよく、ステップS
18の判別を実行せずにステップS20の大当たり処理
を実行してもよい。また、大当たり処理の前後には、必
要に応じて次回以降の抽選で大当たりになる確率(期待
度)を変更する確率変動処理を実行してもよい。こうす
れば、次回以降の大当たりを期待する遊技者の期待感を
向上させることができる。
【0021】次に、図4のステップS16を実行して送
信したコマンドに基づいて、図柄制御基板130を通じ
て液晶表示装置20で図柄の表示(図柄変動やアニメー
ション等を含む)を実現する図柄表示処理について図5
を参照しながら説明し、可動体制御基板136を通じて
回転体22の作動を実現する報知処理について図6を参
照しながら説明する。
【0022】図5に示す図柄表示処理では、まずメイン
制御基板120から送信されたコマンドを受信すると
〔ステップS30〕、当該受信したコマンドに基づいて
表示パターンを決定する〔ステップS32〕。表示パタ
ーンは図柄変動や図柄の表示等を実現するパターンであ
って液晶表示装置20に表示すべき内容,時期,順序等
を規定し、図柄制御基板130内のROMやRAM等に
コマンドごとに対応して一又は二以上を予め記憶する。
表示パターンの内容やパターン数等は不変でもよく、任
意のタイミングで増減したり内容を変化させてもよい。
コマンドに基づいて決定する表示パターンの数は一つに
限らず、二以上であってもよい。なお、図柄変動にはリ
ールの回転を模した通常変動や、画面上の所定位置を中
心に任意方向に任意距離だけ揺れ動かす態様の正逆変
動、二以上の図柄変動を同期させて行う同期変動、全て
の図柄変動を同期させて行う全図柄同期変動などが該当
する。どの図柄変動を行うかは任意であって、遊技状態
等に応じて表示パターンを決定する構成にすれば遊技者
に期待感を持たせることができる。
【0023】そしてステップS32によって決定した表
示パターンに基づいて、表示タイミングに達するまで待
機した後〔ステップS34〕、液晶表示装置20に信号
を出力して図柄の表示や図柄変動を行う〔ステップS3
6〕。このように幾つかの表示タイミングに達するごと
に図柄の表示等を行う手続きを、他に表示を行わなくな
るまで繰り返し実行する〔ステップS38〕。その後、
他に表示を行わなくなると(ステップS38のYE
S)、図柄表示処理を終了する。このときに液晶表示装
置20に表示されている図柄は、今回の抽選によって確
定した図柄となる。
【0024】続いて図6に示す報知処理では、まずメイ
ン制御基板120から送信されたコマンドを受信すると
〔ステップS40〕、当該受信したコマンドに基づいて
作動パターンを決定する〔ステップS42〕。作動パタ
ーンは回転体22を作動させる内容,時期,順序等を規
定し、ランプ制御基板134内のROMやRAM等にコ
マンドごとに対応して一又は二以上を予め記憶する。作
動パターンの内容やパターン数等は不変でもよく、任意
のタイミングで増減したり内容を変化させてもよい。コ
マンドに基づいて決定する作動パターンの数は一つに限
らず、二以上であってもよい。
【0025】そしてステップS42によって決定した作
動パターンに基づいて、作動タイミングに達するまで待
機した後〔ステップS44〕、回転体22に信号を出力
して作動させる〔ステップS46〕。この回転体22の
作動によって液晶表示装置20の特定部位を指示し、今
回の抽選による抽選結果を報知することも可能になる。
このように幾つかの作動タイミングに達するごとに報知
事項を報知する手続きを、他に報知を行わなくなるまで
繰り返し実行する〔ステップS48〕。その後、他に報
知を行わないときは(ステップS48のYES)、回転
体22を元の状態(姿勢)に戻して〔ステップS5
0〕、報知処理を終了する。なお、メイン制御基板12
0から音声制御基板132にコマンドを送信し、スピー
カ40から音を出す音制御処理についても上述した報知
処理と同様に行う。よって具体的な手続きについては図
示および説明を省略する。
【0026】次に、図4〜図6に示す各処理を実行して
液晶表示装置20と回転体22とを協同して作動させる
例について、図7〜図10を参照しながら説明する。当
該図7〜図10に示す例は、大当たりになるケースであ
る。数多く発生する外れになるケースについては図示と
説明を省略する。なお、本例では同じ内容の図柄(いわ
ゆるゾロ目)が表示されると、リーチや大当たりに達し
たことを意味する。また、コマンドに基づいて決定した
表示パターンと作動パターンの例を次の表1に示す。当
該表1に示す経過時間(t1,t2,…,t9)は経過
時間t1から経過時間t9に向かって変化し、所定のタ
イミング(例えば液晶表示装置20への表示開始時)か
ら経過した時間を意味する。また、表中に示す下矢印
「↓」は表示等を継続していることを意味する。
【0027】
【表1】
【0028】まず遊技開始後にパチンコ球が始動口24
に入賞すると(図4のステップS10でYES)、メイ
ン制御基板120はコマンドを送信し〔図4のステップ
S16〕、経過時間t1(≒0秒)に達すると液晶表示
装置20では図7(A)に示すように左図柄変動C2,
中図柄変動C4,右図柄変動C6を始める〔図5のステ
ップS34,S36〕。二以上の図柄からなる図柄群を
用いて行う図柄変動にかかる具体的な手続きは、周知の
技術であるので図示および説明を省略する。なお、キャ
ラクタ62が右手に持っている刀剣を模した回転体22
は、後述する経過時間t5まで基本姿勢のままで作動し
ない。経過時間t2,t3に達すると図柄変動の一部を
停止し、図7(B)に示すように左図柄Z2と中図柄Z
4を表示する〔図5のステップS34,S36〕。図7
(B)の例における左図柄Z2と中図柄Z4はともに図
柄「7」であるので、経過時間t3にはリーチに達した
ことが分かる。
【0029】経過時間t4に達すると、図8(A),図
8(B)に示すように右図柄変動C6に代わって抽選結
果の候補を表示する〔図5のステップS34,S3
6〕。これらの図8(A),図8(B)の例では、左図
柄Z2と中図柄Z4をやや変形させるとともに、右図柄
変動C6を覆うように決定図柄E2が画面左側に向かっ
て(矢印D2方向に)出現する。本例の決定図柄E2
は、『大当り』の文字からなる候補E2aと、『ハズ
レ』の文字からなる候補E2bとを有する。すなわち、
複数の候補を一図柄として表示する。経過時間t5に達
すると、図9(A)に示すようにモータ138の駆動を
制御して回転体22の作動を開始する〔図6のステップ
S44,S46〕。図9(A)の例では、回転体22は
矢印D4で示すように軸回りに回転して液晶表示装置2
0の画面上に入り込み、実線で示すように候補E2aを
指示したり、あるいは二点鎖線で示すように候補E2b
を指示したりする。そして経過時間t6には候補E2
a,E2bの一方に回転体22の先端部を指示し、抽選
結果を報知する〔図6のステップS44,S46〕。例
えば大当たりの場合には、回転体22の先端部は候補E
2aを指示する。この報知を認識した遊技者等は、図柄
変動を停止して図柄を確定する前に抽選結果を知ること
ができる。
【0030】経過時間t7に達すると、図9(B)に示
すように抽選結果の候補を消去するとともに、回転体2
2の元の状態に戻す〔図5のステップS34,S36、
図6のステップS44,S46〕。図9(B)の例で
は、液晶表示装置20では決定図柄E2を画面右側に向
かって(矢印D8方向に)消去するに伴って右図柄変動
C6を復活させ、回転体22を先端部が下向きになるよ
うに左回転(矢印D6)させて元の基本姿勢に戻してい
る。経過時間t8に達すると、図10(A)に示すよう
に右図柄変動C6の変動速度を減速させ、図10(B)
に示すように全図柄変動を停止する〔図5のステップS
34,S36〕。図10(B)の例では右図柄Z6とし
て図柄「7」が停止しており、左図柄Z2,中図柄Z4
と合わせて図柄の組み合せ「777」が表示されたので
大当たりである。よって、大当たり処理が実行され〔図
4のステップS20〕、遊技者は大当たり遊技によって
多くの賞球を獲得する機会を得る。
【0031】なお、次に示す(a1),(a2)のよう
な形態を実現してもよい。 (a1)上述した回転体22は液晶表示装置20の画面
上に入り込む動きが可能に構成したが、液晶表示装置2
0の画面上には入り込めないが当該画面の周縁部を指示
する動きが可能に構成してもよい。刀剣を模した回転体
22の長さによっては、例えば図11(A)に示すよう
にキャラクタ62の左手に持たせる。図11(A)の例
では、液晶表示装置20において右図柄変動C6の変動
速度を減速させている。この場合の回転体22は、図1
1(B)に示すように軸回りに回転させても回転体22
の画面上には入り込めない。しかし、回転体22を回転
させてその先端部を液晶表示装置20の周縁部を指示す
ることができ、画面上の特定部位で正逆変動している右
図柄Z6a,Z6bの一方を特定することが可能であ
る。例えば実線で示す姿勢の回転体22の場合は右図柄
Z6a「7」を指示するのを認識でき、二点鎖線で示す
姿勢の回転体22の場合は右図柄Z6b「8」を指示す
るのを認識できる。したがって、遊技者等は回転体22
の作動によって抽選結果を知ることができる。
【0032】(a2)抽選結果を報知するために回転体
22が指示する対象は上述した決定図柄E2(候補E2
a,E2b)に限らず、液晶表示装置20に表示可能な
他の図柄であってもよい。当該他の図柄としては次に示
す形態があり、これらの各形態を実現した場合でも回転
体22によって抽選結果を報知することができる。 図12(A)に示すように、液晶表示装置20の画面
上に抽選結果の候補となる領域E4a,E4bをそれぞ
れ表示する{斜線ハッチで図示する}。図12(A)の
例では、領域E4aは『大当り』の文字を有し、領域E
4bは『ハズレ』の文字を有する。回転体22は領域E
4a,E4bの一方を指示することで抽選結果を報知で
き、実線で示す姿勢の場合は領域E4aを指示する。 図12(B)に示すように、液晶表示装置20の画面
上に抽選結果の候補となる図柄E6a,E6bをそれぞ
れ独立して表示する。図12(B)の例では図柄E6
a,E6bは独立した図柄である点で、決定図柄E2の
一部である候補E2a,E2bと異なる。回転体22は
図柄E6a,E6bの一方を指示することで抽選結果を
報知でき、実線で示す姿勢の場合は図柄E6bを指示す
る。 図12(C)に示すように、液晶表示装置20の画面
上に抽選結果の候補となる図柄E8,E10を独立して
表示する。図12(C)の例では図柄E8,E10はそ
れぞれ独立しているが、図柄E8は構成図柄E8a
「当」,構成図柄E8b「た」,構成図柄E8c「り」
によって構成し、図柄E10は構成図柄E10a
「ハ」,構成図柄E10b「ズ」,構成図柄E10c
「レ」によって構成する。すなわち図柄E8,E10
は、複数の構成図柄を備えて初めて意味をなす。回転体
22は図柄E8,E10(あるいはその構成図柄)の一
方を指示することで抽選結果を報知でき、実線で示す姿
勢の場合は図柄E8を指示する。
【0033】上記実施の形態1によれば、以下に示す効
果を得ることができる。 (b1)パチンコ球が始動口24に入賞すると大当たり
判定用乱数RA等によって抽選を行い{抽選手段2;図
4のステップS10,S14}、決定図柄E2(図柄
8;具体的には候補E2a,E2b)を表示する液晶表
示装置20(表示部4)に対して、当該液晶表示装置2
0の画面上または当該画面の周縁部について特定部位を
回転体22(可動部6)が指示する構成とした。回転体
22は抽選結果に従って候補E2a,E2b(特定部
位)を指示するので、その候補E2a,E2bの表示内
容から遊技者等は抽選結果を認識し得る。しかも液晶表
示装置20の表示(例えば図柄変動)と回転体22の動
き(例えば矢印D方向の回転運動)とを協同して作動さ
せるので、この作動を見る遊技者等を飽きさせない。 (b2)回転体22は液晶表示装置20の画面内に入り
込む動きが可能に構成した{図6のステップS46,図
9を参照}。液晶表示装置20の画面内に入り込んだ回
転体22(特に先端部)は、抽選結果に対応する図柄
(図12の例では、領域E4a,E4b、図柄E6a,
E6b、図柄E8,E10など)または当該図柄の近傍
に位置することが可能になる。したがって、抽選結果に
対応する図柄を的確に特定(指示)することができる。 (b3)抽選結果として液晶表示装置20に候補E2
a,E2b等(複数の図柄)を表示し、回転体22は一
以上の図柄を特定して指示する構成とした{図5のステ
ップS36,図6のステップS46,図9,図11,図
12を参照}。すなわち液晶表示装置20に表示する抽
選結果の候補に対して、回転体22が候補を指示する。
図12の例では、領域E4a,E4b、図柄E6a,E
6b、図柄E8,E10などが候補である。よって遊技
者等はどのような候補があるのかを知ることができ、所
望の候補(例えば大当たりに繋がる候補E2a,領域E
4a,図柄E6a,図柄E8など)を回転体22が指示
するかもしれないという期待感を持って見るようにな
る。
【0034】〔実施の形態2〕実施の形態2は実施の形
態1と同様にパチンコ機12に本発明を適用するが、当
該実施の形態1とは基板の接続構成を異ならせた例であ
る。当該実施の形態2は図13,図14を参照しながら
説明する。なおパチンコ機12の構成等は実施の形態1
と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施
の形態2では実施の形態1と異なる点について説明す
る。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には
同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】各種基板の接続構成が実施の形態1におけ
るパチンコ機12と異なる点について、第1に図13を
参照しながら説明する。図3の接続構成に代わる図13
の接続構成では、音声制御基板132,ランプ制御基板
134,可動体制御基板136を液晶表示装置20と同
様に図柄制御基板130に接続し、必要に応じて双方向
に信号伝達可能に構成する。よってスピーカ40,ラン
プ類18,回転体22などを作動させるには、メイン制
御基板120は図柄制御基板130にコマンドを送信す
るのみでよい。その反面、コマンドを受信した図柄制御
基板130は液晶表示装置20に表示する図柄を制御す
るほか、音声制御基板132,ランプ制御基板134,
可動体制御基板136に各々対応するコマンドを適切な
タイミングで送信する必要がある。
【0036】続いて実施の形態1と異なる点について、
第2に図14を参照しながら説明する。図5の図柄表示
処理に代わる図14の作動制御処理は、まずメイン制御
基板120から送信されたコマンドを受信すると〔ステ
ップS60〕、当該受信したコマンドに基づいて作動パ
ターンを決定する〔ステップS62〕。作動パターンは
液晶表示装置20,ランプ類18,回転体22,スピー
カ40等の作動を実現するパターンであって各種装置を
作動させるべき内容,時期,順序等を規定し、図柄制御
基板130内のROMやRAM等にコマンドごとに対応
して一又は二以上を予め記憶する。作動パターンの内容
やパターン数等は不変でもよく、任意のタイミングで増
減したり内容を変化させてもよい。コマンドに基づいて
決定する作動パターンの数は一つに限らず、二以上であ
ってもよい。
【0037】そしてステップS62によって決定した作
動パターンに基づいて、以下の手続きを他に表示を行わ
なくなるまで繰り返し実行する〔ステップS76〕。す
なわち、表示タイミングに達したときにのみ(ステップ
S64のYES)、液晶表示装置20に信号を出力して
図柄(図柄変動)を表示したり、ランプ制御基板134
に信号を出力してランプ類18等を表示(点灯,消灯,
点滅)する〔ステップS66〕。同様に作動タイミング
に達したときにのみ(ステップS68のYES)、対応
するコマンドを可動体制御基板136に送信して回転体
22を作動させる〔ステップS70〕。さらに、出力タ
イミングに達したときにのみ(ステップS72のYE
S)、対応するコマンドを音声制御基板132に送信し
てスピーカ40から音を出す〔ステップS74〕。その
後、他に作動を行わないときは(ステップS76のYE
S)、次回以降の処理に備えて回転体22等を元の状態
に戻した上で〔ステップS78〕、作動制御処理を終了
する。なお液晶表示装置20の表示や回転体22の作動
に対して、スピーカ40から出す音(特に音声)とをほ
ぼ同期させて行うとよい。こうすれば、液晶表示装置2
0に表示された図柄(特にキャラクタ)等が音を出して
いるような錯覚を持ち得るので、協同の作動がより面白
くなる。
【0038】上記実施の形態2によれば、以下に示す効
果を得ることができる。 (c1)上位側のメイン制御基板120と下位側の図柄
制御基板130とをマスター・スレーブ方式で接続した
ので、メイン制御基板120は図柄制御基板130に対
してコマンドを送信するのみでよくなり、メイン制御基
板120の処理負荷が軽減される。また、液晶表示装置
20,ランプ類18,回転体22,スピーカ40等は図
柄制御基板130によって制御することが可能になる。
メイン制御基板120から直接制御する場合に比べる
と、液晶表示装置20,ランプ類18,回転体22,ス
ピーカ40等の作動について同期性を高めることができ
る。 (c2)音声制御基板132,ランプ制御基板134,
可動体制御基板136と、図柄制御基板130との間で
双方向に信号伝達する構成では、音声制御基板132,
ランプ制御基板134,可動体制御基板136にそれぞ
れ接続した装置の作動状態を監視しながら制御を行うこ
とができる。 (c3)その他の要件,構成,作用,作動結果等につい
ては実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1
と同様の効果を得ることができる{上述した(b1)〜
(b4)を参照}。
【0039】〔他の実施の形態〕上述したパチンコ機1
2(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大き
さ,材質,配置および動作条件等については、上記実施
の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形
態を応用した次の各形態を実施することもできる。 (d1)実施の形態1,2では、パチンコ機12に本発
明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他
の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,
雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって抽選手段2,
表示部4,可動部6とを備えたものにも同様に本発明を
適用することができる。当該他の遊技機であっても表示
部4と可動部6とが協同で作動するので抽選手段2によ
る抽選結果が明確になるので、この作動を見る者を飽き
させない。
【0040】(d2)実施の形態1,2では、パチンコ
球が始動口24に入賞することを条件として、大当たり
判定用乱数RA等を用いて抽選を行なった{抽選手段
2;図4のステップS10,S14}。この形態に代え
て、他の抽選態様についても同様に適用することができ
る。例えばパチンコ球がゲート52を通過したことを条
件としたり、乱数以外の抽選方法を用いたり、複数回の
抽選を行なって一の抽選結果を報知したり、一回の抽選
を行なって複数の抽選結果を報知する態様などが該当す
る。乱数以外の抽選方法としては、例えば複数の抽選結
果を有するテーブルを用いる方法や、パチンコ球を検出
したセンサによって抽選結果を異ならせる方法などが該
当する。また、大当たりか否かを決定する抽選に限ら
ず、時短回数,時短期間,確変回数等を決定する抽選に
ついても適用することができる。こうした様々の抽選に
ついても、液晶表示装置20と回転体22とを協同させ
た作動によって抽選結果を報知することができる。な
お、報知する内容は抽選結果に限らず、遊技状態(確変
中,時短中等)や遊技条件等にも同様に適用可能であ
る。
【0041】(d3)実施の形態1,2では、可動部6
として回転体22を適用した{図9,図10,図11等
を参照}。この形態に代えて、液晶表示装置20やその
近傍に備え、液晶表示装置20の画面上または当該画面
の周縁部について一部すなわち特定部位を直接・間接に
指示可能なものを適用してもよい。例えば、開閉蓋28
等の開閉部材や、チューリップと呼ばれる羽根部材(可
動翼片)、上下方向や左右方向等にスライド可能なスラ
イド部材、照射位置を変更可能な発光体(例えばスポッ
トライトやレーザー光)等のように姿勢を変更可能な部
材,装置,可動体等が該当する。これらの部材を用いた
場合であっても図柄や領域等の特定部位を指示すること
ができるので、遊技者等は抽選結果を認識することがで
きる。
【0042】(d4)実施の形態1では、抽選結果を報
知する候補として「大当り」等の文字からなる図柄や特
別図柄等の抽選図柄を用いた{図9,図11,図12を
参照}。この形態に代えて、他の図柄を用いてもよい。
当該他の図柄としては、例えば図15(A)に示すよう
な図形「○」からなる図柄E12aや図形「×」からな
る図柄E12b、図15(B)に示すような第1色(例
えば青色;「/」の斜線ハッチで示す)からなる背景図
柄E14aや第2色(例えば赤色;「\」の斜線ハッチ
で示す)からなる背景図柄E14bなどが該当する。そ
の他には、「@」や「§」等の記号、「+」や「−」等
の符号、キャラクタ、映像、普通図柄,前景図柄などが
該当する。これらの図柄を用いた場合であっても回転体
22が特定部位を指示し得るので、遊技者等は抽選結果
を認識することができる。
【0043】(d5)実施の形態1では、決定図柄E2
として候補E2a,E2bを用いた{図8,図9を参
照}。すなわち、抽選結果として二つの候補を表示し
た。この形態に代えて、三つの候補からRAM等に格納
可能な最大数の候補までの間で任意の数について候補を
表示してもよい。当該候補としては「大当り」と「ハズ
レ」の他に、「確率変動(確変)」、「確変中」と「非
確変中」、「大当たり&確変」、「12R」等のラウン
ド数、「10回」等の開閉回数,時短回数,確変回数、
「5秒」等の開閉期間,時短期間などが該当する。この
ように様々な候補が表示されると、遊技者等は特定の候
補を回転体22が指示するかもしれないという期待感を
持って見るようになる。
【0044】(d6)実施の形態1では、回転体22
(可動部6)が指示可能な特定部位として液晶表示装置
20(表示部4)の画面上または当該画面の周縁部を適
用した{図9,図11,図12を参照}。この形態に代
えて、抽選結果を示す二以上の候補を表示可能な表示体
または当該表示体の周縁部を適用してもよい。表示部4
に相当する表示体の例としては、四つの候補E16a,
E16b,E16c,E16dからなる表示板E16を
図15(C)に示す。表示板E16は塗装や貼付シール
等によって四つの候補(図柄)を表示するが、その表示
内容は変更不能なものである。具体的には、表示板E1
6を遊技盤14上に埋め込んだり、装飾部材や役物装置
等に取り付けるか一体化することにより実現する。図1
5(C)の例では、回転体22が実線で示す姿勢のとき
文字『大当り』の候補E16aを指示し、同様に二点鎖
線で示す姿勢のとき文字『時短』の候補E16cを指示
するのが分かる。このように表示装置以外の表示体であ
っても回転体22が特定部位を指示し得るので、遊技者
等は抽選結果を認識できる。
【0045】(d7)実施の形態1,2では、液晶表示
装置20(あるいは7セグメント素子,CRT,プラズ
マ表示装置,LED表示装置等)のように非可動要素を
用いて表示が可能な表示装置を表示部4として適用した
{図7〜図11を参照}。この形態に代えて、可動要素
を用いて表示が可能な他の表示装置を表示部4として適
用してもよい。当該他の表示装置としては、ドラム式表
示装置やリーフ式表示装置等が該当する。ドラム式表示
装置はドラムやリールの外周面に所定数の図柄を表示
し、当該ドラムやリールを回転させることで表示する図
柄を変化させることができる。リーフ式表示装置は、図
柄を表示した板状部材について所定数を一の棒状部材
(ドラムを含む)の外周面に連結し、当該棒状部材を回
転させることで表示する図柄を変化させることができ
る。こうした様々の表示装置であっても回転体22が特
定部位を指示し得るので、遊技者等は抽選結果を認識で
きる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、表示部と可動部とが協
同で作動するので抽選手段による抽選結果が明確にな
り、この作動を見る者を飽きさせない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】カードユニットとパチンコ機の外観を示す正面
図である。
【図3】各種基板と各種装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図4】始動口処理の手続きを示すフローチャートであ
る。
【図5】図柄表示処理の手続きを示すフローチャートで
ある。
【図6】報知処理の手続きを示すフローチャートであ
る。
【図7】液晶表示装置と回転体との第1作動例を示す図
である。
【図8】図7に続く作動例を示す図である。
【図9】図8に続く作動例を示す図である。
【図10】図9に続く作動例を示す図である。
【図11】液晶表示装置と回転体との第2作動例を示す
図である。
【図12】回転体が指示可能な図柄等の例を示す図であ
る。
【図13】各種基板と各種装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】作動制御処理の手続きを示すフローチャート
である。
【図15】回転体が指示可能な図柄等の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 抽選手段 4 表示部 6 可動部 8,8a,8b,8c,8d 図柄 10 カードユニット 12 パチンコ機(遊技機) 20 液晶表示装置(表示部) 22 回転体(可動部) 62 キャラクタ 110 発射制御基板 112 払出制御基板 114 インタフェース基板 120 メイン制御基板 122 CPU 124 ROM 126 RAM 130 図柄制御基板 132 音声制御基板 134 ランプ制御基板 136 可動体制御基板 138 モータ 140 外部端子板 142 中継端子板 E2 決定図柄 E2a,E2b,E16a,E16b,E16c,E1
6d 候補 E4a,E4b 領域 E6a,E6b,E8,E10,E12a,E12b
図柄 E8a,E8b,E8c,E10a,E10b,E10
c 構成図柄 E14a,E14b 背景図柄 E16 表示板(表示体,表示部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽選を行う抽選手段と、 図柄を表示可能な表示部と、 前記抽選手段が行った抽選結果を報知するために、前記
    表示部の画面上または当該画面の周縁部について特定部
    位を指示する可動部とを有する遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した遊技機において、 表示部の画面内に入り込む動きが可能に可動部を構成し
    た遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した遊技機にお
    いて、 抽選手段が行って取り得る抽選結果として表示部に複数
    の図柄を表示したとき、可動部は前記複数の図柄のうち
    一以上の図柄を特定して指示する遊技機。
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