JP2003000870A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003000870A
JP2003000870A JP2001192862A JP2001192862A JP2003000870A JP 2003000870 A JP2003000870 A JP 2003000870A JP 2001192862 A JP2001192862 A JP 2001192862A JP 2001192862 A JP2001192862 A JP 2001192862A JP 2003000870 A JP2003000870 A JP 2003000870A
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JP2001192862A
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English (en)
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Shinichi Hoshino
進一 星野
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーチ等を表す所定の条件に応じて表示演出
を行なう際に、メモリ容量を増加することなく、遊技態
様に応じた特別図柄を目立たせることができる遊技機の
提供を目的とする。 【解決手段】 主制御基板150より出力される命令信
号に応じてCPU10で抽選された図柄が遊技者に当た
りへ移行することを予期させる状態(所謂リーチ)を表
す場合に、背景図柄メモリ12Bに記憶された背景図柄
データを画像処理用LSI24に読み出して、明度、彩
度、色彩の何れかを調整し、合成処理用LSI22で画
像処理された背景図柄と特別図柄を合成して表示するこ
とにより、特別図柄に対する背景図柄の表示状態を可変
して、特別図柄の演出を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機にかかり、
特に、遊技態様に応じて図柄を変動して表示する表示装
置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的に知られている遊技機、例
えばパチンコ遊技機では、表示装置に表示する図柄を変
動表示させる始動入賞口にパチンコ玉が入賞した場合等
の所定の条件に基づいて、遊技者にとって有利な状態の
抽選が行なわれると共に表示装置の図柄変動が開始され
る。そして、変動装置は所定時間経過等の図柄変動を停
止させる状態に従って表示装置の図柄変動を停止させ
る。そして、停止した表示装置の表示態様に応じて所定
数の賞品球等を遊技者に提供するように構成されてい
る。
【0003】例えば、パチンコ遊技機では、表示装置の
図柄変動を開始する始動入賞口にパチンコ球が入賞した
とき、当たりの抽選が行なわれると共に、表示装置の図
柄変動が開始され、所定時間経過後に表示装置の表示態
様で抽選結果が表示される。この時、当たりを表す表示
態様が表示された場合には、大入賞口と呼ばれる入賞口
がパチンコ球の入賞しやすい状態へと移行する。そし
て、所定時間、又は、大入賞口に所定数のパチンコ球が
入賞することにより、大入賞口が通常の状態へと移行す
る。この時、大入賞口の所定位置(所謂Vゾーン)にパ
チンコ球が入賞することによって、さらに、大入賞口が
パチンコ球の入賞しやすい状態へと移行する。そして、
大入賞口がパチンコ球の入賞しやすい状態が所定回数に
達すると一連の当たり処理を終了する。このような上述
の一連の当たり処理により、遊技者に賞品球を提供する
ことにより遊技性を提供している。
【0004】また、前記抽選結果を表示する表示態様を
表示する際には、当たりの可能性を予期させるリーチを
表示することによって、遊技者に当たりへの期待感を抱
かせている。例えば、一般的なパチンコ遊技機では、抽
選結果を表示する表示態様を3つの図柄によって表示
し、同一図柄が3つ揃った場合を当たりの表示態様とし
ている。そして、この3つの図柄を順に表示していき、
同一図柄が2つ揃った場合にリーチとして所定の動作を
行なっている。そして、従来のパチンコ遊技機における
リーチの所定の動作としては、最後の1つの図柄をスク
ロールや表示切替(異なる図柄を順次表示)し、当たり
に該当する図柄が停止するか否かを表現することによっ
て行なわれていた。
【0005】また、表示装置では、遊技機のテーマに沿
った複数種類の背景、キャラクタ、図柄などの動画や静
止画が表示され、表示装置に多彩な表示態様を表示する
ことで遊技を演出するようになっており、リーチの演出
としては、予め用意しておいた背景図柄に切り替えた
り、背景図柄にフェードをかけたりすることにより、リ
ーチを表す図柄を目立たせたり、表示装置自体の機能を
使用して切り換えていた(例えば、ブラインドやリビー
ルなど)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、予め用
意しておいた背景図柄に切り替えたり、背景図柄にフェ
ードをかけたりすることによる演出を行なう場合には、
それぞれ専用のデータが必要となり、データ量に応じた
メモリ容量が必要となる。
【0007】また、表示装置自体の機能を使用した場合
には、リーチ等の遊技態様を表す図柄を目立たせたりす
るのが困難であると共に、表示装置自体のコストが上が
ってしまう、という問題がある。
【0008】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、リーチ等を表す所定の条件に応じて表示演出を
行なう際に、メモリ容量を増加することなく、遊技態様
に応じた特別図柄を目立たせることができる遊技機の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、遊技の状態に応じた遊技態
様を表示する表示装置を備えた遊技機であって、前記遊
技態様に応じた特別図柄及び背景図柄を前記表示装置に
表示させるための画像データを記憶する記憶手段と、予
め定められた図柄変動パターンに基づいて、前記記憶手
段に記憶された画像データを読み出して前記表示装置に
表示させ、図柄変動を実行する図柄変動制御手段と、所
定の条件に応じて、前記背景図柄の少なくとも色彩、彩
度、及び明度の何れかを可変することにより、前記背景
図柄の表示状態を可変する背景図柄制御手段と、を備え
ることを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、記憶手段
には、遊技態様に応じた特別図柄及び背景図柄を表示装
置に表示させるための画像データが記憶される。図柄変
動制御手段では、予め定められた図柄変動パターンに基
づいて、記憶手段に記憶された画像データを読み出して
表示装置に表示させ、図柄変動が実行される。
【0011】この時、背景図柄制御手段によって、所定
の条件、例えば、リーチの時に背景図柄の少なくとも、
色彩、彩度、及び明度の何れかが可変されることによ
り、背景図柄の表示状態が可変される。すなわち、背景
図柄の色彩、彩度、及び明度の何れかが可変されるの
で、特別図柄を背景図柄に対して目立たせることができ
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記背景図柄制御手段は、前記特別図
柄に対して前記背景図柄の色彩が暗くなるように前記表
示状態を可変することを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、背景図柄制御手段が、特別図柄
に対して背景図柄の明度が暗くなるように表示状態を可
変することにより、背景図柄に対して特別図柄の色彩が
明るくなり、特別図柄を目立たせることが可能となる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記背景図柄制御手段は、前記特別図
柄に対して前記背景図柄の彩度が低くなるように前記表
示状態を可変することを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、背景図柄制御手段が、特別図柄
に対して背景図柄の彩度が低くなるように表示状態を可
変することにより、背景図柄に対して特別図柄の彩度が
高くなり、特別図柄を目立たせることが可能となる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記背景図柄制御手段は、前記特別図
柄に対して前記背景図柄の明度が低くなるように前記表
示状態を可変することを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、背景図柄制御手段が、特別図柄
に対して背景図柄の明度が低くなるように表示状態を可
変することにより、背景図柄に対して特別図柄の明度が
高くなり、特別図柄を目立たせることが可能となる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の発明において、前記背景図
柄制御手段は、前記所定の条件として、前記遊技態様が
遊技者にとって有利な状態へ移行することを予期させる
前記図柄変動パターンに基づいた表示をする際に、前記
表示状態を可変することを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項4の何れか1項に記載の発明において、背景
図柄制御手段が、所定の条件として、遊技態様が遊技者
にとって有利な状態へ移行することを予期させる図柄変
動パターンに基づいた表示、すなわち、所謂リーチを表
示する際に、背景図柄の表示状態を可変することによ
り、特別図柄を目立たせることがで、これによって遊技
者に有利な状態へ移行することを期待させることが可能
となる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ遊技機110が示されている。このパチンコ遊技
機110は、矩形の枠体113でその外形が構成されて
おり、店側のベース面115に支持されている。また、
枠体113には、装飾版113A、スピーカ162、キ
ーシリンダ113B等が配設されている。
【0021】枠体113の内側正面には、透明ガラス板
110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設
されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内
側領域には、遊技盤111が配設されている。また、こ
の遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0022】図2に示される如く、ゲージ部114に
は、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール
112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116
に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内
路に案内されながら、落下していくようになっている。
また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左
右対称の位置には、風車118が取り付けられており、
パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようにな
っている。
【0023】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0024】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には表示装置としての役
物ユニット122が配置され、その表示部124が露出
されている。この表示部124の下方には役物ユニット
122を始動するための特別図柄始動入賞口126が設
けられている。なお、表示部124は本発明の表示装置
に相当する。
【0025】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を
開閉する開閉部材129は、前記役物ユニット122で
の所謂当りの表示状態で所定時間開放され、大量のパチ
ンコ球を入賞させることができる構成となっている。
【0026】なお、この特別図柄始動入賞口126に入
賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、役物ユニッ
ト122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留
された分が消化されるようになっている。
【0027】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130が設けられおり、普通図柄始動入賞口13
0にパチンコ球が入賞すると、図示しない普通図柄表示
部の表示が変動し、所定当り数字になると、前記特別図
柄始動入賞口126に設けられた可動部としての電動チ
ューリップ134が所定時間開放するようになってい
る。この電動チューリップ134の開放により、特別図
柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的に高まるこ
とになる。
【0028】図1に示される如く、上記ゲージ部114
の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パ
ネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿
141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置
の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落
下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられてい
る。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設け
られている。
【0029】ハンドル136は、前記パネル140の内
部から突出された回転軸に取付けられており、この回転
軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者が
このハンドル136を把持して回転することで、発射装
置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度
が設定されるようになっている。なお、この回転には、
復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動
的に元の回転位置に戻る構造となっている。
【0030】図3には、パチンコ遊技機110を制御す
るための制御系の概略が示されている。制御系は、主制
御基板150を中心として、払出制御基板152、音声
制御基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板
158、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類され
ている(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板
151という)。
【0031】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ遊技機の稼動状況を管理することも可能となってい
る。
【0032】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0033】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ遊技機110に設けられたスピーカ162からの
効果音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板15
6は、パチンコ遊技機110に取り付けられた電飾部材
(遊技盤側表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射
制御基板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制
御する。
【0034】図柄表示制御基板160は、前記表示部1
24が表示ドライバ166を介して接続されており、主
制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出
効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示制
御基板160は、普通図柄表示部も制御する。
【0035】図柄表示制御基板160は、詳しくは図4
に示すように、CPU10、ROM12、RAM14、
入力ポート16、、出力ポート18、合成処理用LSI
22及び画像処理用LSI24がバス20に接続されて
おり、入力ポート16に接続された主制御基板150か
らの命令信号に基づいて、所定の演出効果をもたらす表
示を行なうためのデータが出力ポート18を介して表示
ドライバ166に出力されるようになっており、出力ポ
ート18より出力されるデータに応じて、表示部124
に所定の演出効果をもたらす表示がなされる。なお、図
柄表示制御基板160は本発明の図柄変動制御手段に相
当し、ROM12は本発明の記憶手段に相当し、画像処
理用LSI24は本発明の背景図柄制御手段に相当す
る。
【0036】CPU10は、主制御基板150の命令信
号に応じて表示部124に表示する図柄の抽選を行な
い、抽選された図柄をROM12より読み出して表示す
る制御を行なう。
【0037】また、ROM12は、数字やキャラクタ等
で表される特別図柄を表示するための特別図柄メモリ1
2A及び背景図柄を表示するための背景図柄メモリ12
Bを含んで構成されている。なお、それぞれのメモリは
別々に設けてもよいし、同一メモリの領域を分割して記
憶するようにしてもよい。特別図柄メモリ12Aには、
遊技態様に応じて表示するための数字やキャラクタ等の
特別図柄を表示するための特別図柄データが記憶され、
背景図柄メモリ12Bには、特別図柄等の表示部124
に表示される図柄の背景となる背景図柄を表示するため
の背景図柄データが記憶されている。
【0038】画像処理用LSI24は、主制御基板15
0より出力される命令信号に応じてCPU10で抽選さ
れた図柄が遊技者に当たりへ移行することを予期させる
状態(所謂リーチ)を表す場合に、背景図柄メモリ12
Bに記憶された背景図柄データに対して、明度、彩度、
色彩の何れかを調整し、特別図柄に対する背景図柄の表
示状態を可変することによって、特別図柄の演出を行な
うように構成されている。
【0039】合成処理用LSI22は、CPU10によ
って抽選された、特別図柄メモリ12Aに記憶された特
別図柄データ及び背景図柄メモリ12Bに記憶された背
景図柄データを、合成することによって得られる合成画
像データを出力ポート18へ出力するようになってお
り、合成処理用LSI22によって特別図柄と背景図柄
を合成することによって、背景図柄の前面に特別図柄が
表示されるようになっている。
【0040】すなわち、通常はCPU10によって抽選
された特別図柄メモリ12Aに記憶された特別図柄デー
タ及び背景図柄メモリ12Bに記憶された背景図柄デー
タを合成して、画像を表示部124に表示し、CPU1
0によって抽選された特別図柄データがリーチを表す場
合に、画像処理用LSI24によって背景図柄に対して
上述のような画像処理を施してから、合成処理用LSI
22による合成を行なって画像を表示部124に表示す
る。
【0041】例えば、通常表示される特別図柄及び背景
図柄が、図5に示すように、数字等の図柄で表示される
特別図柄26とそれ以外の背景図柄28で構成される場
合には、主制御基板150より出力される命令信号に応
じてCPU10で抽選された図柄がリーチを表す時に、
図6に示すように、特別図柄26に対する背景図柄28
の明度又は彩度が低くなるように可変したり、または、
特別図柄26に対する背景図柄28の色彩が暗くなるよ
うに背景図柄28の表示状態を可変することによって特
別図柄26を目立たせることができ、背景図柄28の表
示状態で特別図柄26の演出を行なうことができる。
【0042】なお、表示部124に表示する図柄の抽選
は、図柄表示制御基板160のCPU10によって行な
うようにしたが、主制御基板150で行なうようにして
もよい。また、画像処理用LSI24と合成処理用LS
I22を別々のLSIとしたが、1つのLSIを用いて
特別図柄及び背景図柄に対して画像処理及び合成処理を
行なうようにしてもよい。
【0043】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ
172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を
検出する大入賞口センサ173が接続されている。な
お、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続す
るためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにも
Vゾーンセンサ171が設けられている。
【0044】また、この主制御基板150には、電動チ
ューリップ134を開閉させるためのソレノイド17
4、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるため
のソレノイド175、特別図柄保留ランプ(図示省略)
が接続されている。
【0045】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄等の図柄変動パターンの抽選がなされ、この抽
選結果に基づく表示部124での表示内容を選択し、図
柄表示制御基板160へ命令信号を出力する。すなわ
ち、図柄表示制御基板160には、複数種の命令信号に
基づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、
命令信号に基づいてデータが選択されて、起動する。
【0046】ここで、本実施の形態のゲーム内容とし
て、特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞し、
内部で抽選が行われた結果、大当りとなると、主制御基
板150では、パチンコ遊技機110の遊技状態を、遊
技者に有利な状態に切り換える(以下、大当り処理とい
う)。すなわち、この大当りとなった時点で、大入賞口
128の開閉部材129を所定時間開放状態とする。開
閉部材129が開放状態となると、アウト球となってい
た多くのパチンコ球を入賞させることが可能となり、短
時間で大量の出球が保証される。なお、大入賞口128
の開放時間は通常30秒と定められており、この30秒
を限度とすると共に、例えばパチンコ球が10球入賞し
た時点で閉止されるようになっている。
【0047】主制御基板150では、上記大入賞口12
8の開放から閉止までを1ラウンドとして、所定のラウ
ンド数(例えば10〜16ラウンド)繰り返すようにし
ている。
【0048】一方、主制御基板150から図柄表示制御
基板160に図柄変動を制御するコマンド信号を送出す
ると共に、このコマンド信号は音声制御基板154にも
送出されるようになっている。
【0049】すなわち、表示部124に表示する図柄
(画像)の動きに同期して、スピーカ162から効果音
(音声、音楽を含む)が出力される。
【0050】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0051】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落
下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め
定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。ま
た、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通
図柄入賞センサ170で検出する。
【0052】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が
抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図
柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ13
4を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電す
る。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入
り易い、高確率状態とすることができる。
【0053】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確立で大当り抽選が開始される。この大
当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれに
おいて、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動パ
ターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、
図柄表示制御基板160を含む演出に関連する制御基板
へコマンド信号を送出する。
【0054】図柄表示制御基板160では、受信したコ
マンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表
示部124に特別図柄や背景図柄等の図柄変動パターン
を表示する。この図柄変動パターンにおいては、リーチ
を経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ
等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結
果を待つことができる。
【0055】ここで、当りとなった場合には、大入賞口
128の開閉部材129が所定時間、所定回数開放する
ことで、パチンコ球の入賞の確率が極めて大きくなる、
遊技者の有利な状態とすることができる。
【0056】上記図柄変動表示中に、特別図柄始動入賞
口126にパチンコ球が入賞すると、抽選はその時点で
なされるが、現在進行中の図柄変動表示中が終了するま
で図柄変動表示を待機する。これは、保留ランプが点灯
することで、遊技者に報知される。
【0057】ところで、本実施の形態では、上述したよ
うに図柄表示制御基板160のROM12に所定の演出
効果をもたらす表示を行なうためのデータが記憶されて
おり、表示部124に特別図柄や背景図柄等の図柄変動
パターンを表示する際に様々な演出を行なっている。以
下、図7のフローチャートに従い、表示部124に図柄
を表示する際の主制御基板150及び図柄表示制御基板
160で行なわれる表示制御について説明する。
【0058】まず、表示部124には、図示しないデモ
画面が表示される。このような状態におて、ステップ2
00では、特別図柄始動入賞口126に入賞したか否か
判断される。該判断が肯定された場合には、ステップ2
02へ移行して、抽選が行なわれる。この時点で当たり
/はずれが決定する。また、ステップ200の判断が否
定された場合には処理を終了する。
【0059】ステップ204では、抽選結果に基づく図
柄変動パターンが設定され、図柄表示制御基板160及
びその他の制御部(例えば、音声制御基板154やラン
プ制御基板156等)へコマンド信号が送出される。
【0060】次のステップ206では、図柄変動が開始
される。すなわち、表示部124に表示される遊技態様
を表す図柄を変動表示させる指示を図柄表示制御基板1
60に送出する。これにより、図柄表示制御基板160
では、ROM12より対応する特別図柄データ及び背景
図柄データを抽出し、合成処理用LSI22で特別図柄
データと背景図柄データを合成して表示部124に特別
図柄及び背景図柄の表示を行なう。
【0061】続いて、ステップ208では、左図柄の停
止時期か否か判断され、該判断が肯定されると、ステッ
プ210へ移行して左図柄を停止させる。
【0062】次のステップ212では、中図柄の停止時
期か否か判断され、該判断が肯定されると、ステップ2
14へ移行して中図柄を停止させる。
【0063】続いて、ステップ216では、リーチか否
か判断される。すなわち、左図柄と中図柄に同一図柄が
揃ったか否かが図柄表示制御基板160で判断され、該
判断が肯定された場合には、ステップ218へ移行し
て、リーチ演出画像の表示を行なう。リーチ演出画像の
表示は、図柄表示制御基板160によって表示部124
に特別図柄及び背景図柄を表示させる際に、ROM12
より抽出された背景図柄データを画像処理用LSI24
で画像処理を施してから特別図柄データと背景図柄デー
タを合成処理LSI22で合成して表示ドライバ166
に出力する。すなわち、背景図柄は、特別図柄に対して
明度が低くなるように、彩度が低くなるように、又は色
彩が暗くなるように画像処理LSI24で画像処理され
るので、特別図柄と背景図柄との明度差により、特別図
柄を目立たせることができ、リーチを遊技者に演出する
ことができる。
【0064】一方、ステップ216の判断が否定された
場合には、そのままステップ220へ移行する。ステッ
プ220では、右図柄の停止時期か否か判断され、該判
断が肯定されると、ステップ222へ移行して右図柄を
停止させる。
【0065】次のステップ224では、抽選結果が当た
りか否か判断され、該判断が否定、すなわち、抽選結果
がはずれの場合には処理を終了する。また、ステップ2
24が肯定、すなわち、抽選結果が当たりの場合には、
ステップ226へ移行して大当たり制御が実行される。
【0066】大当たり制御は、大入賞口128の開閉部
材129を所定時間開放状態とする。開閉部材129が
開放状態となると、アウト球となっていた多くのパチン
コ球を入賞させることが可能となり、短時間で大量の出
球が保証される。なお、大入賞口128の開放時間は通
常30秒と定められており、この30秒を限度とすると
共に、例えばパチンコ球が10球入賞した時点で閉止さ
れる。この大入賞口128の開放から閉止までを1ラウ
ンドとして、所定ラウンド数(例えば、10〜16ラウ
ンド)繰り返される。
【0067】このように、本実施の形態では、遊技態様
が所定の条件としてリーチになると、背景図柄に対して
画像処理が行なわれて、特別図柄に対して、明度が低く
なるように、彩度が低くなるように、又は色彩が暗くな
るように画像処理がなされるので、特別図柄と背景図柄
との間の層に、あたかも濃色フィルムを挟んだような視
覚的な演出を行なうことができる。すなわち、背景図柄
に対して特別図柄を際立たせることができ、リーチを遊
技者に演出することができる。
【0068】また、背景図柄にフェードをかけて背景を
一時的に消したり、別の背景図柄に切り替えたりするこ
となく、特別図柄を目立たせることができ、フェードを
かけるためのフェード専用データや別の背景図柄に切り
替えるため背景データ等のメモリ量を節減できる。
【0069】なお、上記の実施の形態では、リーチの場
合に背景図柄に対して画像処理を行なうようにしたが、
これに限るものではなく、例えば、当たりが決定した場
合や大当たり処理が終了した後に行なわれる所謂確率変
動が決定した場合等に背景図柄に対して画像処理を行な
うようにしてもよい。さらに、上記の実施の形態では、
リーチの場合に背景図柄に対して画像処理を行なうよう
にしたが、背景図柄以外の特別図柄等に画像処理を行な
い、特別図柄を目立たせるようにしてもよい。
【0070】また、上記の実施の形態では、パチンコ遊
技機を例に挙げて説明したが、これに限るものではな
く、例えば、所謂パチスロ機等のスロットマシンに本発
明を適用するようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の条件に応じて、背景図柄の少なくとも色彩、彩度、
及び明度の何れかを可変して、背景図柄の表示状態を可
変するようにしたので、リーチ等を表す所定の条件に応
じて表示演出を行なう際に、専用の図柄を表示するため
のデータを設けることなく、遊技態様に応じた特別図柄
を目立たせることができる。
【0072】従って、メモリ容量を増加することなく、
遊技態様に応じた特別図柄を目立たせることができる、
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の正
面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機にお
けるゲージ部の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の制
御系を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機にお
ける図柄制御基板を示すブロック図である。
【図5】特別図柄と背景図柄の一例を示す図である。
【図6】特別図柄に対して背景図柄の表示状態を可変し
た一例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機にお
ける主制御基板及び図柄表示制御基板で行なわれる図柄
表示制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU 12 ROM 12A 特別図柄メモリ 12B 背景図柄メモリ 22 合成処理用LSI 24 画像処理用LSI 124 表示部 160 図柄表示制御基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の状態に応じた遊技態様を表示する
    表示装置を備えた遊技機であって、 前記遊技態様に応じた特別図柄及び背景図柄を前記表示
    装置に表示させるための画像データを記憶する記憶手段
    と、 予め定められた図柄変動パターンに基づいて、前記記憶
    手段に記憶された画像データを読み出して前記表示装置
    に表示させ、図柄変動を実行する図柄変動制御手段と、 所定の条件に応じて、前記背景図柄の少なくとも色彩、
    彩度、及び明度の何れかを可変することにより、前記背
    景図柄の表示状態を可変する背景図柄制御手段と、 を備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 前記背景図柄制御手段は、前記特別図柄
    に対して前記背景図柄の色彩が暗くなるように前記表示
    状態を可変することを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記背景図柄制御手段は、前記特別図柄
    に対して前記背景図柄の彩度が低くなるように前記表示
    状態を可変することを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記背景図柄制御手段は、前記特別図柄
    に対して前記背景図柄の明度が低くなるように前記表示
    状態を可変することを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記背景図柄制御手段は、前記所定の条
    件として、前記遊技態様が遊技者にとって有利な状態へ
    移行することを予期させる前記図柄変動パターンに基づ
    いた表示をする際に、前記表示状態を可変することを特
    徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の遊
    技機。
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