JP2002313718A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JP2002313718A JP2001111360A JP2001111360A JP2002313718A JP 2002313718 A JP2002313718 A JP 2002313718A JP 2001111360 A JP2001111360 A JP 2001111360A JP 2001111360 A JP2001111360 A JP 2001111360A JP 2002313718 A JP2002313718 A JP 2002313718A
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    • H01L21/02664Aftertreatments
    • H01L21/02667Crystallisation or recrystallisation of non-monocrystalline semiconductor materials, e.g. regrowth

Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂基板の耐熱温度以上の温度での熱処理を施
すことなく、樹脂基板上に非晶質シリコン膜からなる薄
膜トランジスタを製造する方法を提供する。 【解決手段】本方法は、水素を含有した非晶質シリコン
膜5を樹脂基板1上に形成する過程と、非晶質シリコン
膜5が結晶化するしきい値強度以下の強度でレーザー光
を非晶質シリコン膜5に照射する過程と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置を構
成するアクティブマトリクス基板に用いられる薄膜トラ
ンジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置を構成するアクティブマト
リクス基板として、非晶質シリコン薄膜トランジスタを
スイッチ素子とするアクティブマトリクス基板が一般的
に知られている。
【0003】このようなアクティブマトリクス基板にお
いては、例えば、特開昭56−35407号公報に記載
されているように、非晶質シリコン薄膜トランジスタ
は、一般的に、ガラス基板上に形成されている。
【0004】しかしながら、ガラスは、その比重が大き
いため、ガラス基板を用いたアクティブマトリクス基板
は比較的重いものとならざるを得ない。
【0005】特に、ガラスは割れやすいため、ガラス基
板の厚さを大きくしなければならず、その結果、アクテ
ィブマトリクス基板は不可避的に重いものとなってい
た。
【0006】近年、液晶表示装置は軽量化及び薄型化が
求められており、そのためには、アクティブマトリクス
基板自体を軽量化及び薄型化することが不可欠である。
【0007】しかしながら、上記の理由により、ガラス
基板を用いたアクティブマトリクス基板を備える液晶表
示装置を軽量化及び薄型化することには限界があった。
【0008】このため、液晶表示装置の軽量化及び薄型
化を図るため、ガラス基板よりも軽量であり、かつ、ガ
ラス基板よりも薄くすることが可能な樹脂基板をガラス
基板に代えて用いることが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特開平11−
103064号公報は、樹脂基板上に形成された薄膜ポ
リシリコンからなる薄膜トランジスタ(TFT:Thi
n Film Transistor)をスイッチ素子
として備えるアクティブマトリクス基板を提案してい
る。
【0010】しかしながら、樹脂基板上に非晶質シリコ
ン膜からなる薄膜トランジスタを形成する場合、次のよ
うな問題点があった。
【0011】現在使用されている樹脂基板の耐熱温度は
摂氏約180度である。プラズマCVD(PECVD)
によってガラス基板上に非晶質シリコン膜を形成する場
合、成膜温度は摂氏約300度であるが、この温度は樹
脂基板の耐熱温度を超えているため、プラズマCVD
(PECVD)によって樹脂基板上に非晶質シリコン膜
を形成することは不可能である。
【0012】成膜温度を樹脂基板の耐熱温度以下、すな
わち、摂氏180度以下にすれば、プラズマCVDを用
いて、樹脂基板上に非晶質シリコン膜を形成することは
可能であるが、成膜温度を摂氏200度以下に設定する
と、プラズマCVDで成膜した非晶質シリコン膜は膜密
度が低く、膜中の水素濃度が高く、かつ、電気的には好
ましくないSi−H2結合が増加する。
【0013】例えば、摂氏約300度で成膜を行うと、
Si−H結合をなしているHの個数は約4E21個/c
3であり、Si−H2結合の個数はSi−H結合の個数
の1/40以下である。これに対して、摂氏約200度
で成膜を行うと、Si−H結合をなしているHの個数は
約7E21個/cm3であり、Si−H2結合の個数はS
i−H結合の個数の1/4以上となる。このように、摂
氏約200度で成膜された非晶質シリコン膜におけるS
i−H2結合の個数は摂氏約300度で成膜された非晶
質シリコン膜におけるSi−H2結合の個数よりも極め
て多い。
【0014】また、水素雰囲気内におけるスパッタリン
グを行うことにより、非晶質シリコン膜は低温で成膜す
ることが可能であるが、そのような非晶質シリコン膜は
水素含有量が少ない。また、水素がシリコンの置換位置
に配置せず、侵入型原子の位置に配置されてしまう。す
なわち、水素で終端されないダングリングボンドが数多
く残存している。
【0015】また、上述の特開昭56−35407号公
報に記載されているように、スパッタリングにより形成
した非晶質シリコン膜に水素をイオン注入することも可
能であるが、イオン注入した水素をシリコンに結合させ
るためには、摂氏200度以上の温度でのアニール処理
が必要となる。
【0016】前述のように、現在使用されている樹脂基
板の耐熱温度は摂氏約180度であるので、このような
アニール処理を施すと、樹脂基板の破損の原因となる。
【0017】また、樹脂基板に熱処理を施すと、基板か
らガスが放出されるという問題がある。通常は、樹脂基
板の耐熱温度よりも低い温度でプリアニールを長時間行
い、可能な限り多量のガスを最初に放出させる。
【0018】しかしながら、プリアニールによって全て
のガスが放出されることはなく、プリアニール後に、樹
脂基板は空気中の水分を吸収したり、あるいは、フォト
レジスト工程におけるウェットプロセスの度に水分を吸
収したりするため、新たにガスを放出することになる。
このため、樹脂基板に対するアニール工程を増やすこと
は避けなければならない。
【0019】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、樹脂基板の耐熱温度以上の温度での熱
処理を施すことなく、樹脂基板上に非晶質シリコン膜か
らなる薄膜トランジスタを製造する方法を提供すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、水素を含有した非晶質シリコン膜を樹脂
基板上に形成する第1の過程と、非晶質シリコン膜が結
晶化するしきい値強度以下の強度でレーザー光を非晶質
シリコン膜に照射する第2の過程と、を備えることを特
徴とする薄膜トランジスタの製造方法を提供する。
【0021】また、本発明は、水素を含有した非晶質シ
リコン膜を樹脂基板上に形成する第1の過程と、非晶質
シリコン膜に電界を印可する第2の過程と、を備えるこ
とを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法を提供す
る。
【0022】本発明に係る薄膜トランジスタの製造方法
における非晶質シリコン膜へのレーザー光の照射及び非
晶質シリコン膜への電界の印加は何れも熱エネルギーを
利用せずに室温で処理可能なプロセスである。このた
め、耐熱温度の低い樹脂基板に対して、その耐熱温度以
上の温度負荷が作用することなく、非晶質シリコン膜か
らなる薄膜トランジスタを樹脂基板上に形成することが
可能になる。
【0023】例えば、第1の過程は、スパッタリングに
より、非晶質シリコン膜を樹脂基板上に形成する第3の
過程と、非晶質シリコン膜に水素をイオンドーピングす
る第4の過程と、から構成することができる。
【0024】第2の過程において照射されるレーザー光
の強度は、しきい値強度の70%以上、かつ、しきい値
強度未満であることが好ましい。
【0025】本発明は、樹脂基板上に絶縁膜を形成する
第1の過程と、絶縁膜上にゲート電極を形成する第2の
過程と、ゲート電極を覆って絶縁膜上にゲート絶縁膜を
形成する第3の過程と、ゲート絶縁膜上に第1の非晶質
シリコン膜を形成する第4の過程と、第1の非晶質シリ
コン膜上にチャネル保護膜を形成する第5の過程と、チ
ャネル保護膜上から第1の非晶質シリコン膜にレーザー
光を照射する第6の過程と、チャネル保護膜をアイラン
ド化する第7の過程と、不純物を含有する第2の非晶質
シリコン膜をチャネル保護膜を覆って第1の非晶質シリ
コン膜上に形成する第8の過程と、第2の非晶質シリコ
ン膜、第1の非晶質シリコン膜及びゲート絶縁膜をアイ
ランド化する第9の過程と、第9の過程においてアイラ
ンド化された第2の非晶質シリコン膜の一部が露出する
ように、第2の非晶質シリコン膜、第1の非晶質シリコ
ン膜及びゲート絶縁膜の周囲に金属配線層を形成する第
10の過程と、金属配線層をマスクとして、第2の非晶
質シリコン膜を除去し、第7の過程においてアイランド
化されたチャネル保護膜を露出させる第11の過程と、
全面に層間絶縁膜を形成する第12の過程と、金属配線
層に到達するコンタクトホールを層間絶縁膜に形成する
第13の過程と、コンタクトホールが埋まるように層間
絶縁膜上に画素電極となる金属膜を形成する第14の過
程と、を備える薄膜トランジスタの製造方法を提供す
る。
【0026】また、本発明は、樹脂基板上に絶縁膜を形
成する第1の過程と、絶縁膜上にゲート電極を形成する
第2の過程と、ゲート電極を覆って絶縁膜上にゲート絶
縁膜を形成する第3の過程と、ゲート絶縁膜上に第1の
非晶質シリコン膜を形成する第4の過程と、第1の非晶
質シリコン膜に水素を導入する第5の過程と、第1の非
晶質シリコン膜に選択的に不純物を導入し、不純物形成
領域を形成する第6の過程と、不純物形成領域を含む第
1の非晶質シリコン膜の全面にレーザー光を照射する第
7の過程と、不純物形成領域が含まれるように、第1の
非晶質シリコン膜をアイランド化する第8の過程と、第
8の過程においてアイランド化した第1の非晶質シリコ
ン膜に接して金属配線層を形成する第9の過程と、全面
に層間絶縁膜を形成する第10の過程と、金属配線層に
到達するコンタクトホールを層間絶縁膜に形成する第1
1の過程と、コンタクトホールが埋まるように層間絶縁
膜上に画素電極となる金属膜を形成する第12の過程
と、を備える薄膜トランジスタの製造方法を提供する。
【0027】さらに、本発明は、樹脂基板上に絶縁膜を
形成する第1の過程と、絶縁膜上にゲート電極を形成す
る第2の過程と、ゲート電極を覆って絶縁膜上にゲート
絶縁膜を形成する第3の過程と、ゲート絶縁膜上に第1
の非晶質シリコン膜を形成する第4の過程と、第1の非
晶質シリコン膜に水素を導入する第5の過程と、第1の
非晶質シリコン膜に選択的に不純物を導入し、不純物形
成領域を形成する第6の過程と、不純物形成領域が含ま
れるように、第1の非晶質シリコン膜をアイランド化す
る第7の過程と、第7の過程においてアイランド化した
第1の非晶質シリコン膜に接して金属配線層を形成する
第8の過程と、全面に層間絶縁膜を形成する第9の過程
と、金属配線層に到達するコンタクトホールを層間絶縁
膜に形成する第10の過程と、コンタクトホールが埋ま
るように層間絶縁膜上に画素電極となる金属膜を形成す
る第11の過程と、薄膜トランジスタのソースとなる不
純物形成領域とドレインとなる不純物形成領域との間に
電界を印可する第12の過程と、を備える薄膜トランジ
スタの製造方法を提供する。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る薄膜トランジスタの製造方法の各工程における薄
膜トランジスタの断面図である。以下、図1を参照し
て、本実施形態に係る薄膜トランジスタの製造方法を説
明する。
【0029】先ず、図1(A)に示すように、耐熱温度
が摂氏約220度のポリイミド(PI)製の樹脂基板1
上にカバー膜として二酸化シリコン膜2を、スパッタ法
により、膜厚が2000オングストロームになるように
成膜した。
【0030】次いで、二酸化シリコン膜2上にクロム膜
を成膜した後、フォトレジストをクロム膜上に塗布し、
フォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、フ
ォトレジストをパターニングし、マスク(図示せず)を
形成した。このマスクを用いて、クロム膜をドライエッ
チングによりパターニングし、ゲート電極3を形成し
た。
【0031】次いで、図1(B)に示すように、プラズ
マCVD(PECVD)により、連続的に、ゲート電極
3を覆って二酸化シリコン膜2上に窒化シリコンからな
るゲート絶縁膜4を形成し、ゲート絶縁膜4上に活性層
としての非晶質シリコン膜5を形成し、さらに、非晶質
シリコン膜5上に窒化シリコンからなるチャネル保護膜
6を形成した。成膜温度は摂氏200度であった。膜厚
は、ゲート絶縁膜4が4000オングストローム、非晶
質シリコン膜5が1000オングストローム、チャネル
保護膜6が1000オングストロームであった。
【0032】次いで、図1(C)に示すように、チャネ
ル保護膜6上から非晶質シリコン膜5にエキシマレーザ
ー光を照射した。
【0033】照射条件は次の通りであった。
【0034】光源:XeCl光源 エネルギー密度:270mJ/cm2 ビーム径:250×0.4mm スキャン照射ピッチ:0.04mm このレーザー光照射によって、非晶質シリコン膜5中の
水素濃度は14%から10%に低減し、含有水素におけ
るSi−H結合の割合は78%から90%へと増加し
た。
【0035】なお、レーザー光照射の工程において、レ
ーザー光のエネルギー密度を300mJ/cm2とした
ところ、非晶質シリコン膜5は結晶化してしまい、ポリ
シリコン膜となった。
【0036】このことから、発明者はレーザー光のエネ
ルギー密度の適切な強度範囲を求めるための実験を行っ
た。この実験においては、レーザー光のエネルギー密度
を種々の値に変化させ、各エネルギー密度における非晶
質シリコン膜の結晶化の有無及び水素濃度の変化を測定
した。
【0037】実験結果を以下に示す。 エネルギー密度(mJ/cm2) 結晶化 水素濃度(%) 190 無 14→12 200 無 14→12 210 無 14→10.5 220 無 14→10.5 230 無 14→10.5 240 無 14→10 250 無 14→10 260 無 14→10 270 無 14→10 280 無 14→9.5 290 無 14→3 300 有 以上の結果から明らかであるように、上記の条件の下で
は、レーザー光照射工程におけるレーザー光のエネルギ
ー密度は300mJ/cm2が、非晶質シリコン膜5が
結晶化するしきい値強度であることが判明した。
【0038】さらに、非晶質シリコン膜5の含有水素濃
度を有効に低減させるためには、しきい値強度の70%
以上のエネルギー密度、すなわち、210mJ/cm2
のエネルギー密度を有するレーザー光を非晶質シリコン
膜5に照射することが望ましいことが判明した。
【0039】また、210mJ/cm2以上の条件で
は、薄膜トランジスタの信頼性も向上することが明らか
になった。これは、レーザの効果がa−Si表面からa
−Si/SiN界面にまでおよび、界面の改質をも果た
したためと考えられる。
【0040】また、しきい値強度近傍では急激に水素濃
度が低下し始める。従って、レーザ照射条件としては、
しきい値強度の約70%乃至約95%が適当である。
【0041】ただし、上記のしきい値強度は、a−Si
膜厚、レーザ光の波長、レーザー光のパルス幅などのプ
ロセス条件によって変化する。
【0042】次いで、フォトレジストをチャネル保護膜
6上に塗布し、フォトリソグラフィー及びドライエッチ
ングにより、フォトレジストをパターニングし、マスク
(図示せず)を形成した。このマスクを用いて、図1
(D)に示すように、チャネル保護膜6をドライエッチ
ングによりパターニングし、チャネル保護膜6をアイラ
ンド化した。
【0043】次いで、マスクを除去した後、プラズマC
VD(PECVD)法により、n導電型非晶質シリコン
膜7を、アイランド化したチャネル保護膜6を覆って、
非晶質シリコン膜5上に摂氏200度で成膜した。
【0044】次いで、フォトレジストをn導電型非晶質
シリコン膜7上に塗布し、フォトリソグラフィー及びド
ライエッチングにより、フォトレジストをパターニング
し、マスク(図示せず)を形成した。このマスクを用い
て、図1(E)に示すように、n導電型非晶質シリコン
膜7、非晶質シリコン膜5及びゲート絶縁膜4をドライ
エッチングによりパターニングし、アイランド化した。
【0045】次いで、マスクを除去した後、全面にクロ
ム膜をスパッタリングにより成膜した。
【0046】次いで、フォトレジストをクロム膜上に塗
布し、フォトリソグラフィー及びドライエッチングによ
り、フォトレジストをパターニングし、マスク(図示せ
ず)を形成した。このマスクを用いて、図1(F)に示
すように、クロム膜をドライエッチングによりパターニ
ングし、アイランド化したチャネル保護膜6の上方が開
口している金属配線層8を形成した。
【0047】次いで、図1(G)に示すように、金属配
線層8をマスクとして、アイランド化したチャネル保護
膜6上のn導電型非晶質シリコン膜7をドライエッチン
グにより除去した。
【0048】次いで、層間絶縁膜9としての窒化シリコ
ン膜をPECVD法により摂氏180度で全面に形成し
た。
【0049】次いで、フォトレジストを層間絶縁膜9上
に塗布し、フォトリソグラフィー及びドライエッチング
により、フォトレジストをパターニングし、マスク(図
示せず)を形成した。このマスクを用いて、図1(H)
に示すように、ドライエッチングにより、金属配線層8
に到達するコンタクトホール9aを層間絶縁膜9に形成
した。
【0050】次いで、スパッタ法により、コンタクトホ
ール9aが埋まるように、層間絶縁膜9上にインジウム
錫酸化物(ITO)その他の透明導電膜を成膜した。
【0051】次いで、透明導電膜上にフォトレジストを
塗布した後、フォトリソグラフィー及びドライエッチン
グにより、フォトレジストをパターニングし、マスクを
形成した。このマスクを用いて、図1(I)に示すよう
に、透明導電膜をパターニングし、画素電極10を形成
した。
【0052】最後に、コンタクト抵抗を改善するため
に、摂氏200度、1時間のアニール処理を行った。
【0053】以上の工程により、樹脂基板1上に良好な
電気特性を示すチャネル保護型非晶質シリコン薄膜トラ
ンジスタが形成された。
【0054】この薄膜トランジスタの移動度は0.7c
2/Vsであった。
【0055】非晶質シリコン膜5へのレーザー光照射の
効果を確認するために、上記の薄膜トランジスタの製造
方法において、図1(D)に示した非晶質シリコン膜5
へのレーザー光照射の工程は実施せず、他の工程は全て
同様に実施し、比較対象としての薄膜トランジスタを製
造した。
【0056】この比較対象の薄膜トランジスタの移動度
は0.1cm2/Vsであり、本実施形態に係る薄膜ト
ランジスタの移動度の1/7であった。この比較試験に
より、本実施形態に係る薄膜トランジスタの有効性が確
認された。
【0057】図2は、本発明の第2の実施形態に係る薄
膜トランジスタの製造方法の各工程における薄膜トラン
ジスタの断面図である。以下、図2を参照して、本実施
形態に係る薄膜トランジスタの製造方法を説明する。
【0058】先ず、図2(A)に示すように、耐熱温度
が摂氏約180度のポリエーテルスルホン(PES)製
の樹脂基板11上にカバー膜として二酸化シリコン膜1
2をスパッタ法により成膜した。
【0059】次いで、二酸化シリコン膜12上にクロム
膜を成膜した後、フォトレジストをクロム膜上に塗布
し、フォトリソグラフィー及びドライエッチングによ
り、フォトレジストをパターニングし、マスク(図示せ
ず)を形成した。このマスクを用いて、クロム膜をドラ
イエッチングによりパターニングし、ゲート電極13を
形成した。
【0060】次いで、図2(B)に示すように、スパッ
タリングにより、連続的に、ゲート電極13を覆って二
酸化シリコン膜12上に窒化シリコンからなるゲート絶
縁膜14を形成し、さらに、ゲート絶縁膜14上に活性
層としての非晶質シリコン膜15を形成した。
【0061】次いで、図2(C)に示すように、イオン
ドーピング法により、水素を非晶質シリコン膜15の全
面に導入した。このイオンドーピングにより、水素は非
晶質シリコン膜15のみならず、非晶質シリコン膜15
の直下に形成されているゲート絶縁膜14中にも導入さ
れる。
【0062】次いで、フォトレジストを非晶質シリコン
膜15上に塗布し、フォトリソグラフィー及びドライエ
ッチングにより、フォトレジストをパターニングし、マ
スク(図示せず)を形成した。このマスクを用いて、図
2(D)に示すように、イオンドーピング法により、リ
ン(P)を非晶質シリコン膜15内に導入し、n型の不
純物導入領域16を形成した。
【0063】なお、不純物導入領域16の形成は、イオ
ンドーピング法に代えて、イオン注入法を用いてもおこ
なうことができる。
【0064】次いで、マスクを除去した後、図2(E)
に示すように、不純物導入領域16を含む非晶質シリコ
ン膜15の全面にエキシマレーザー光を照射した。
【0065】次いで、フォトレジストを非晶質シリコン
膜15上に塗布し、フォトリソグラフィー及びドライエ
ッチングにより、フォトレジストをパターニングし、マ
スク(図示せず)を形成した。このマスクを用いて、図
2(F)に示すように、非晶質シリコン膜15をドライ
エッチングによりパターニングし、不純物導入領域16
を含む非晶質シリコン膜15をアイランド化した。
【0066】次いで、スパッタリングによりクロム膜を
全面に成膜した。
【0067】次いで、フォトレジストをクロム膜上に塗
布し、フォトリソグラフィー及びドライエッチングによ
り、フォトレジストをパターニングし、マスク(図示せ
ず)を形成した。このマスクを用いて、図2(G)に示
すように、クロム膜をドライエッチングによりパターニ
ングし、アイランド化した非晶質シリコン膜15が上面
において露出している金属配線層17を形成した。
【0068】次いで、層間絶縁膜18としての二酸化シ
リコン膜をスパッタリングにより全面に形成した。
【0069】次いで、フォトレジストを二酸化シリコン
膜上に塗布し、フォトリソグラフィー及びドライエッチ
ングにより、フォトレジストをパターニングし、マスク
(図示せず)を形成した。このマスクを用いて、図2
(H)に示すように、ドライエッチングにより、金属配
線層17に到達するコンタクトホール18aを層間絶縁
膜18に形成した。
【0070】次いで、スパッタ法により、コンタクトホ
ール18aが埋まるように、層間絶縁膜18上にインジ
ウム錫酸化物(ITO)その他の透明導電膜を成膜し
た。
【0071】次いで、透明導電膜上にフォトレジストを
塗布した後、フォトリソグラフィー及びドライエッチン
グにより、フォトレジストをパターニングし、マスクを
形成した。このマスクを用いて、図2(I)に示すよう
に、透明導電膜をパターニングし、画素電極19を形成
した。
【0072】最後に、コンタクト抵抗を改善するため
に、アニール処理を行った。
【0073】以上の工程により、樹脂基板11上に良好
な電気特性を示すコプラナ型非晶質シリコン薄膜トラン
ジスタが形成された。
【0074】次いで、上述の製造方法の一具体例を以下
に挙げる。
【0075】先ず、図2(A)に示すように、耐熱温度
が摂氏約180度のポリエーテルスルホン(PES)製
の樹脂基板11上にカバー膜として二酸化シリコン膜1
2を、スパッタ法により、膜厚が2000オングストロ
ームになるように成膜した。
【0076】次いで、二酸化シリコン膜12上にクロム
膜を成膜した後、このクロム膜をフォトリソグラフィー
及びドライエッチングによりパターニングし、ゲート電
極13を形成した。
【0077】次いで、図2(B)に示すように、スパッ
タリングにより、連続的に、ゲート絶縁膜14と非晶質
シリコン膜15とを形成した。成膜温度は摂氏180度
であった。膜厚は、ゲート絶縁膜14が4500オング
ストローム、非晶質シリコン膜15が800オングスト
ロームであった。
【0078】次いで、図2(C)に示すように、イオン
ドーピング法により、水素を非晶質シリコン膜15の全
面に導入した。
【0079】ドーピング条件は、加速電圧40keV、
導入量は5×1016cm-2とした。
【0080】次いで、非晶質シリコン膜15上にマスク
(図示せず)を形成し、このマスクを用いて、図2
(D)に示すように、イオンドーピング法により、リン
(P)を非晶質シリコン膜15内に導入し、n型の不純
物導入領域16を形成した。
【0081】ドーピング条件は、リンが非晶質シリコン
膜15にのみ導入されるように、加速電圧20keV、
導入量は2×1015cm-2とした。
【0082】次いで、マスクを除去した後、図2(E)
に示すように、不純物導入領域16を含む非晶質シリコ
ン膜15の全面にエキシマレーザー光を照射した。
【0083】照射条件は次の通りであった。
【0084】光源:XeCl光源 エネルギー密度:180mJ/cm2 ビーム径:250×0.4mm スキャン照射ピッチ:0.04mm このレーザー光照射後の非晶質シリコン膜15中の水素
濃度は10%であり、含有水素におけるSi−H結合の
割合は90%以上であった。
【0085】なお、本条件における非晶質シリコン膜1
5が結晶化するレーザー光のエネルギー密度は210m
J/cm2であった。
【0086】次いで、図2(F)に示すように、不純物
導入領域16を含む非晶質シリコン膜15をアイランド
化した。
【0087】次いで、スパッタリングによりクロム膜を
全面に成膜した後、クロム膜をドライエッチングにより
パターニングし、アイランド化した非晶質シリコン膜1
5が上面において露出している金属配線層17を形成し
た。
【0088】次いで、層間絶縁膜18としての二酸化シ
リコン膜をスパッタリングにより全面に形成した後、図
2(H)に示すように、ドライエッチングにより、金属
配線層17に到達するコンタクトホール18aを層間絶
縁膜18に形成した。
【0089】次いで、スパッタ法により、コンタクトホ
ール18aが埋まるように、層間絶縁膜18上にインジ
ウム錫酸化物(ITO)その他の透明導電膜を成膜し
た。
【0090】次いで、この透明導電膜をパターニング
し、画素電極19を形成した。
【0091】最後に、コンタクト抵抗を改善するため
に、摂氏160度、1時間のアニール処理を行った。
【0092】以上の工程により、樹脂基板11上に良好
な電気特性を示すコプラナ型非晶質シリコン薄膜トラン
ジスタが形成された。
【0093】非晶質シリコン膜15へのレーザー光照射
の効果を確認するために、上記の薄膜トランジスタの製
造方法において、図1(E)に示した非晶質シリコン膜
15へのレーザー光照射の工程は実施せず、他の工程は
全て同様に実施し、比較対象としての薄膜トランジスタ
を製造した。
【0094】上記の工程により製造された本実施形態に
係る薄膜トランジスタは十分に作動したのに対して、比
較対象の薄膜トランジスタは作動しなかった。この比較
試験により、本実施形態に係る薄膜トランジスタの有効
性が確認された。
【0095】図3は、本発明の第3の実施形態に係る薄
膜トランジスタの製造方法の各工程における薄膜トラン
ジスタの断面図である。以下、図3を参照して、本実施
形態に係る薄膜トランジスタの製造方法を説明する。
【0096】先ず、図3(A)に示すように、耐熱温度
が摂氏約250度のシロキサン製の樹脂基板21上にカ
バー膜として二酸化シリコン膜22をスパッタ法により
成膜した。
【0097】次いで、二酸化シリコン膜22上にクロム
膜を成膜した後、フォトレジストをクロム膜上に塗布
し、フォトリソグラフィー及びドライエッチングによ
り、フォトレジストをパターニングし、マスク(図示せ
ず)を形成した。このマスクを用いて、クロム膜をドラ
イエッチングによりパターニングし、ゲート電極23を
形成した。
【0098】次いで、図3(B)に示すように、スパッ
タリングにより、連続的に、ゲート電極23を覆って二
酸化シリコン膜22上に窒化シリコンからなるゲート絶
縁膜24を形成し、さらに、ゲート絶縁膜24上に活性
層としての非晶質シリコン膜25を形成した。
【0099】次いで、図3(C)に示すように、イオン
ドーピング法により、水素を非晶質シリコン膜25の全
面に導入した。このイオンドーピングにより、水素は非
晶質シリコン膜25のみならず、非晶質シリコン膜25
の直下に形成されているゲート絶縁膜24中にも導入さ
れる。
【0100】次いで、フォトレジストを非晶質シリコン
膜25上に塗布し、フォトリソグラフィー及びドライエ
ッチングにより、フォトレジストをパターニングし、マ
スク(図示せず)を形成した。このマスクを用いて、図
3(D)に示すように、イオンドーピング法により、リ
ン(P)を非晶質シリコン膜25内に導入し、n型の不
純物導入領域26を形成した。
【0101】次いで、フォトレジストを非晶質シリコン
膜25上に塗布し、フォトリソグラフィー及びドライエ
ッチングにより、フォトレジストをパターニングし、マ
スク(図示せず)を形成した。このマスクを用いて、図
3(E)に示すように、非晶質シリコン膜25をドライ
エッチングによりパターニングし、不純物導入領域26
を含む非晶質シリコン膜25をアイランド化した。
【0102】次いで、スパッタリングによりクロム膜を
全面に成膜した。
【0103】次いで、フォトレジストをクロム膜上に塗
布し、フォトリソグラフィー及びドライエッチングによ
り、フォトレジストをパターニングし、マスク(図示せ
ず)を形成した。このマスクを用いて、図3(F)に示
すように、クロム膜をドライエッチングによりパターニ
ングし、アイランド化した非晶質シリコン膜25が上面
において露出している金属配線層27を形成した。
【0104】次いで、層間絶縁膜28としての二酸化シ
リコン膜をスパッタリングにより全面に形成した。
【0105】次いで、フォトレジストを二酸化シリコン
膜上に塗布し、フォトリソグラフィー及びドライエッチ
ングにより、フォトレジストをパターニングし、マスク
(図示せず)を形成した。このマスクを用いて、図3
(G)に示すように、ドライエッチングにより、金属配
線層27に到達するコンタクトホール28aを層間絶縁
膜28に形成した。
【0106】次いで、スパッタ法により、コンタクトホ
ール28aが埋まるように、層間絶縁膜28上にインジ
ウム錫酸化物(ITO)その他の透明導電膜を成膜し
た。
【0107】次いで、透明導電膜上にフォトレジストを
塗布した後、フォトリソグラフィー及びドライエッチン
グにより、フォトレジストをパターニングし、マスクを
形成した。このマスクを用いて、図3(H)に示すよう
に、透明導電膜をパターニングし、画素電極29を形成
した。
【0108】次いで、コンタクト抵抗を改善するため
に、アニール処理を行った。
【0109】次いで、図3(I)に示すように、薄膜ト
ランジスタのドレインを構成する不純物領域26aとソ
ースを構成する不純物領域26bとの間に電界を印加し
た。電界を印加するためには、ドレイン及びソースに接
続する2つの電極を形成し、これら2つの電極間に電圧
を印可すればよい。
【0110】このように、薄膜トランジスタのドレイン
及びソースの間に電界を印可することにより、薄膜トラ
ンジスタの移動度を大きくすることができた。
【0111】以上の工程により、樹脂基板21上に良好
な電気特性を示すコプラナ型非晶質シリコン薄膜トラン
ジスタが形成された。
【0112】次いで、上述の製造方法の一具体例を以下
に挙げる。
【0113】先ず、図3(A)に示すように、耐熱温度
が摂氏約250度のシロキサン製の樹脂基板21上にカ
バー膜として二酸化シリコン膜22を、スパッタ法によ
り、膜厚が2000オングストロームになるように成膜
した。
【0114】次いで、二酸化シリコン膜22上にクロム
膜を成膜した後、このクロム膜をフォトリソグラフィー
及びドライエッチングによりパターニングし、ゲート電
極23を形成した。
【0115】次いで、図3(B)に示すように、スパッ
タリングにより、連続的に、ゲート絶縁膜24と非晶質
シリコン膜25とを形成した。成膜温度は摂氏180度
であった。膜厚は、ゲート絶縁膜24が4500オング
ストローム、非晶質シリコン膜25が800オングスト
ロームであった。
【0116】次いで、図3(C)に示すように、イオン
ドーピング法により、水素を非晶質シリコン膜25の全
面に導入した。
【0117】ドーピング条件は、加速電圧40keV、
導入量は5×1016cm-2とした。
【0118】次いで、非晶質シリコン膜25上にマスク
(図示せず)を形成し、このマスクを用いて、図3
(D)に示すように、イオンドーピング法により、リン
(P)を非晶質シリコン膜25内に導入し、n型の不純
物導入領域26を形成した。
【0119】ドーピング条件は、リンが非晶質シリコン
膜25にのみ導入されるように、加速電圧20keV、
導入量は2×1015cm-2とした。
【0120】次いで、図3(E)に示すように、不純物
導入領域26を含む非晶質シリコン膜25をアイランド
化した。
【0121】次いで、スパッタリングによりクロム膜を
全面に成膜した後、クロム膜をドライエッチングにより
パターニングし、図3(F)に示すように、アイランド
化した非晶質シリコン膜25が上面において露出してい
る金属配線層27を形成した。
【0122】次いで、層間絶縁膜28としての二酸化シ
リコン膜をスパッタリングにより全面に形成した後、図
3(G)に示すように、ドライエッチングにより、金属
配線層27に到達するコンタクトホール28aを層間絶
縁膜28に形成した。
【0123】次いで、スパッタ法により、コンタクトホ
ール28aが埋まるように、層間絶縁膜28上にインジ
ウム錫酸化物(ITO)その他の透明導電膜を成膜し
た。
【0124】次いで、この透明導電膜をパターニング
し、画素電極29を形成した。
【0125】最後に、コンタクト抵抗を改善するため
に、摂氏160度、1時間のアニール処理を行った。
【0126】このようにして形成された薄膜トランジス
タの動作状態を測定したところ、明瞭なトランジスタ動
作を示すことはなく、逆に、抵抗体としての動作を示し
た。
【0127】次いで、図3(I)に示すように、薄膜ト
ランジスタのドレインを構成する不純物領域26aとソ
ースを構成する不純物領域26bとの間に50Vの電界
を印加した。
【0128】この段階において、薄膜トランジスタの移
動度を再測定したところ、明瞭なトランジスタ動作を示
し、その移動度は0.6cm2/Vsであった。すなわ
ち、電界の印加により、トランジスタが形成された。
【0129】また、電界印加後の非晶質シリコン膜25
中の水素濃度は10%であり、含有水素におけるSi−
H結合の割合は90%以上であった。
【0130】以上のように、第1乃至第3の実施形態に
係る薄膜トランジスタの製造方法における非晶質シリコ
ン膜へのレーザー光の照射及び非晶質シリコン膜への電
界の印加は何れも熱エネルギーを利用せずに室温で処理
可能なプロセスである。このため、第1乃至第3の実施
形態に係る薄膜トランジスタの製造方法によれば、耐熱
温度の低い樹脂基板に対して、その耐熱温度以上の温度
負荷が作用することなく、非晶質シリコン膜からなる薄
膜トランジスタを樹脂基板上に形成することが可能にな
る。
【0131】また、上記の第1乃至第3の実施形態に係
る薄膜トランジスタの製造方法により製造された薄膜ト
ランジスタを液晶表示装置に用いることにより、液晶表
示装置の軽量化及び薄型化を図ることが可能になる。
【0132】なお、本薄膜トランジスタを適用する液晶
表示装置の種類は問わない。透過型、COT(Colo
r filter On TFT)型及び反射型の何れ
の液晶表示装置にも適用することが可能である。
【0133】なお、上記の各実施形態の説明において
は、本発明の特徴となる部分について主に説明し、本分
野において通常の知識を有する者にとって既知の事項に
ついては特に詳述していないが、たとえ記載がなくても
これらの事項は上記の者にとっては類推可能な事項に属
する。
【0134】なお、本明細書における「樹脂基板」の語
は、板状のもののみならず、ダイオード素子を形成する
ことができる全ての樹脂製材料を指すものとする。従っ
て、例えば、樹脂フィルムも「樹脂基板」の中に含まれ
る。
【0135】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る薄膜トラン
ジスタの製造方法においては、熱エネルギーを利用せず
に室温で処理可能なプロセス、例えば、レーザー光の照
射または電界の印加などのプロセスを用いているため、
耐熱温度の低い樹脂基板に対して、その耐熱温度以上の
温度負荷が作用することがない。このため、本発明に係
る薄膜トランジスタの製造方法によれば、電気的に良好
な特性を有する非晶質シリコン膜からなる薄膜トランジ
スタを樹脂基板上に形成することが可能になる。
【0136】また、本発明に係る薄膜トランジスタの製
造方法により製造された薄膜トランジスタを液晶表示装
置に用いることにより、液晶表示装置の軽量化及び薄型
化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る薄膜ト
ランジスタの製造方法の各工程における薄膜トランジス
タの断面図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施形態に係る薄膜ト
ランジスタの製造方法の各工程における薄膜トランジス
タの断面図である。
【図3】図3は、本発明の第3の実施形態に係る薄膜ト
ランジスタの製造方法の各工程における薄膜トランジス
タの断面図である。
【符号の説明】
1、11、21 樹脂基板 2、12、22 二酸化シリコン膜 3、13、23 ゲート電極 4、14、24 ゲート絶縁膜 5、15、25 非晶質シリコン膜 6 チャネル保護膜 7 n導電型非晶質シリコン膜 8、17、27 金属配線層 9、18、28 層間絶縁膜 9a、18a、28a コンタクトホール 10、19、29 画素電極 16、26 不純物導入領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 627F 618Z Fターム(参考) 2H092 JA24 JA26 KA05 MA05 MA27 MA30 MA37 NA27 4M104 AA01 AA08 AA09 BB01 BB13 BB36 BB39 CC01 CC05 DD08 DD16 DD26 DD37 DD43 DD65 DD78 EE02 EE03 EE05 EE16 EE17 5F052 AA02 AA11 BA01 BB07 CA09 DA02 DB03 DB07 EA02 EA12 EA15 HA06 JA01 5F110 AA17 BB01 CC07 CC08 DD01 DD06 DD13 EE04 FF03 FF07 FF28 FF30 GG02 GG15 GG25 GG33 GG34 GG43 GG45 GG51 GG58 HJ01 HJ04 HJ12 HJ13 HJ22 HJ23 HK04 HK09 HK16 HK21 HK33 HK35 HL07 HL23 HL27 NN02 NN03 NN14 NN23 NN24 NN34 NN35 PP03 PP06 QQ09 QQ21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素を含有した非晶質シリコン膜を樹脂
    基板上に形成する第1の過程と、 前記非晶質シリコン膜が結晶化するしきい値強度以下の
    強度でレーザー光を前記非晶質シリコン膜に照射する第
    2の過程と、 を備えることを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 水素を含有した非晶質シリコン膜を樹脂
    基板上に形成する第1の過程と、 前記非晶質シリコン膜に電界を印可する第2の過程と、 を備えることを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1の過程は、 スパッタリングにより、非晶質シリコン膜を前記樹脂基
    板上に形成する第3の過程と、 前記非晶質シリコン膜に水素をイオンドーピングする第
    4の過程と、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の薄
    膜トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の過程において、前記しきい値
    強度の70%以上、かつ、前記しきい値強度未満の強度
    のレーザー光を前記非晶質シリコン膜に照射することを
    特徴とする請求項1または3に記載の薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 樹脂基板上に絶縁膜を形成する第1の過
    程と、 前記絶縁膜上にゲート電極を形成する第2の過程と、 前記ゲート電極を覆って前記絶縁膜上にゲート絶縁膜を
    形成する第3の過程と、 前記ゲート絶縁膜上に第1の非晶質シリコン膜を形成す
    る第4の過程と、 前記第1の非晶質シリコン膜上にチャネル保護膜を形成
    する第5の過程と、 前記チャネル保護膜上から前記第1の非晶質シリコン膜
    にレーザー光を照射する第6の過程と、 前記チャネル保護膜をアイランド化する第7の過程と、 不純物を含有する第2の非晶質シリコン膜を前記チャネ
    ル保護膜を覆って前記第1の非晶質シリコン膜上に形成
    する第8の過程と、 前記第2の非晶質シリコン膜、前記第1の非晶質シリコ
    ン膜及び前記ゲート絶縁膜をアイランド化する第9の過
    程と、 前記第9の過程においてアイランド化された前記第2の
    非晶質シリコン膜の一部が露出するように、前記第2の
    非晶質シリコン膜、前記第1の非晶質シリコン膜及び前
    記ゲート絶縁膜の周囲に金属配線層を形成する第10の
    過程と、 前記金属配線層をマスクとして、前記第2の非晶質シリ
    コン膜を除去し、前記第7の過程においてアイランド化
    された前記チャネル保護膜を露出させる第11の過程
    と、 全面に層間絶縁膜を形成する第12の過程と、 前記金属配線層に到達するコンタクトホールを前記層間
    絶縁膜に形成する第13の過程と、 前記コンタクトホールが埋まるように前記層間絶縁膜上
    に画素電極となる金属膜を形成する第14の過程と、 を備える薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 樹脂基板上に絶縁膜を形成する第1の過
    程と、 前記絶縁膜上にゲート電極を形成する第2の過程と、 前記ゲート電極を覆って前記絶縁膜上にゲート絶縁膜を
    形成する第3の過程と、 前記ゲート絶縁膜上に第1の非晶質シリコン膜を形成す
    る第4の過程と、 前記第1の非晶質シリコン膜に水素を導入する第5の過
    程と、 前記第1の非晶質シリコン膜に選択的に不純物を導入
    し、不純物形成領域を形成する第6の過程と、 前記不純物形成領域を含む前記第1の非晶質シリコン膜
    の全面にレーザー光を照射する第7の過程と、 前記不純物形成領域が含まれるように、前記第1の非晶
    質シリコン膜をアイランド化する第8の過程と、 前記第8の過程においてアイランド化した前記第1の非
    晶質シリコン膜に接して金属配線層を形成する第9の過
    程と、 全面に層間絶縁膜を形成する第10の過程と、 前記金属配線層に到達するコンタクトホールを前記層間
    絶縁膜に形成する第11の過程と、 前記コンタクトホールが埋まるように前記層間絶縁膜上
    に画素電極となる金属膜を形成する第12の過程と、 を備える薄膜トランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】 樹脂基板上に絶縁膜を形成する第1の過
    程と、 前記絶縁膜上にゲート電極を形成する第2の過程と、 前記ゲート電極を覆って前記絶縁膜上にゲート絶縁膜を
    形成する第3の過程と、 前記ゲート絶縁膜上に第1の非晶質シリコン膜を形成す
    る第4の過程と、 前記第1の非晶質シリコン膜に水素を導入する第5の過
    程と、 前記第1の非晶質シリコン膜に選択的に不純物を導入
    し、不純物形成領域を形成する第6の過程と、 前記不純物形成領域が含まれるように、前記第1の非晶
    質シリコン膜をアイランド化する第7の過程と、 前記第7の過程においてアイランド化した前記第1の非
    晶質シリコン膜に接して金属配線層を形成する第8の過
    程と、 全面に層間絶縁膜を形成する第9の過程と、 前記金属配線層に到達するコンタクトホールを前記層間
    絶縁膜に形成する第10の過程と、 前記コンタクトホールが埋まるように前記層間絶縁膜上
    に画素電極となる金属膜を形成する第11の過程と、 薄膜トランジスタのソースとなる不純物形成領域とドレ
    インとなる不純物形成領域との間に電界を印可する第1
    2の過程と、 を備える薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか一項に記載の薄
    膜トランジスタの製造方法により製造された薄膜トラン
    ジスタを用いて液晶表示装置を製造する方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7の何れか一項に記載の薄
    膜トランジスタの製造方法により製造された薄膜トラン
    ジスタを備える液晶表示装置。
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