JP4461731B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

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本発明は薄膜トランジスタの製造方法に関し、特にはフラットパネルディルプレイの製造に適する薄膜トランジスタの製造方法に関する。
液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、画素電極の駆動用素子として薄膜トランジスタ(TFT:thin film transistor)が設けられている。このうち、半導体薄膜として多結晶シリコン(poly-Si)を用いたpoly-Si・TFTは、駆動回路を形成できること、高機能な回路をパネルに内蔵することによりいわゆるシステム−オン−グラス化が可能になることなどの理由から注目されている。ところで、石英基板上ではなく、低コストのガラス基板上へのpoly-Si・TFTの形成を実現するために、製造プロセスの温度を600℃以下に抑えた、いわゆる低温poly-Siプロセスの開発が行われてきた。
低温poly-Siプロセスによるpoly-Si・TFTの製造においては、ガラスなどの絶縁基板上に、プラズマCVD法によって非晶質シリコン(a−Si)を半導体薄膜として成膜し、この膜にエキシマレーザーなどの強光を照射してアニール(レーザーアニール)処理することにより多結晶化する方法が用いられている。しかしながら、このようにして得られるpoly-Siは、結晶粒界や結晶粒内にシリコンの未結合手(ダングリングボンド)を一因とする欠陥準位を多数含むため、欠陥準位にトラップされた電荷により結晶内部を走行する電子、ホール等のキャリアに対して粒界ポテンシャル障壁が形成されることはよく知られている。このポテンシャル障壁が高い場合はキャリア移動度が低くなり、その結果高性能な薄膜トランジスタを形成することができない。
このような薄膜トランジスタの性能劣化を防止するため、このダングリングボンドに水素などを結合させて終端化させ、欠陥準位を減少させる手法は従来からよく知られていた。ダングリングボンドに水素を結合させる手法には、多結晶シリコン膜上に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜等を堆積させ、熱アニールすることで酸化シリコンや窒化シリコン膜中の水素を多結晶シリコン中に拡散させる方法や、水素プラズマ中に基板をさらすことにより水素化させる方法が知られている。しかしながらこのような方法で膜中に導入した水素の内、ダングリングボンドの終端化に寄与している水素原子はごく一部に過ぎず、多くのダングリングボンドは終端化されずに残る。またSi−H結合エネルギーも約3.0eV程度であり400〜500℃の熱アニールで水素結合は失われてしまう。
そこで、水分雰囲気下での熱処理(水蒸気アニール)を行うことによりダングリングボンドに酸素を結合させ、欠陥順位を低下させる工程が提案されている。Si−O結合の結合エネルギーは約4.7eVとSi−H結合に比較し高いので、より高温のプロセスやホットキャリアに対しても安定なのである。また特に、水蒸気アニールは、バッチ処理が可能であるため酸素プラズマ法と比較して量産に適し、また酸素アニール法と比較して酸化レートが大きいと言った利点もある。
このような水蒸気アニールを適用した薄膜トランジスタの製造は、次のように行われる。先ず、多結晶化させた半導体薄膜上に酸化シリコン膜を形成し、次に上記水蒸気アニールが行われる。その後、酸化シリコン膜および半導体薄膜をパターニングして素子分離を行い、これらのパターンを覆う状態でゲート絶縁膜を形成する。このような製造手順において形成された薄膜トランジスタにおいては、水蒸気アニールにさらされた酸化シリコン膜もゲート絶縁膜の一部として用いられる(以上、下記特許文献1,2参照)。
特開2002−151526号公報(図1、図2、および0040〜0044参照) 特開2002−208707号公報(図1および0042〜0045参照)
しかしながら、上述した製造方法を適用して形成された薄膜トランジスタは、半導体薄膜中におけるキャリア移動度は確保されるものの、特にnチャネルの薄膜トランジスタは、閾電圧(Vth)が異常にマイナス方向にシフトする現象があり、問題となっていいた。
そこで本発明は、導電型によらずにしきい値電圧を確保できる薄膜トランジスタの製造方法および薄膜トランジスタを提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、次の手順を有することを特徴としている。先ず第1工程では、基板上に半導体薄膜を形成し、当該半導体薄膜上をキャップ絶縁膜で覆う。次の大2工程では、水分雰囲気中においてキャップ絶縁膜を介して前記半導体薄膜の熱処理を行う。その後の第3工程では、キャップ絶縁膜を除去した後、熱処理が行われた半導体薄膜の表面を直接覆う状態でゲート絶縁膜を形成する。
このような製造方法によれば、水蒸気雰囲気中での熱処理によって半導体薄膜のダングリングボンドに酸素を結合させて終端させた後に、この半導体薄膜を表面を直接覆う状態で、新たな絶縁膜が形成される。このため、半導体薄膜に接する絶縁膜は、水蒸気雰囲気中での熱処理の影響が及ぼされず、したがって、絶縁膜中における−OH結合濃度が低く保たれる。
ここで、図1には、ゲート絶縁膜(酸化シリコン膜)中におけるSi−OH結合濃度と、nチャンネル薄膜トランジスタのしきい値(Vth)との関係を示す。また、図2には、nチャネルTFTの伝達特性(ゲート電圧−ドレイン電流特性)を、ゲート絶縁膜(酸化シリコン膜)中におけるSi−OH結合濃度毎に測定した図を示す。尚、Si−OH結合濃度は、TFTの製造工程と同時に同一のチャンバーで、Siウェハ上に成膜した酸化シリコンに対して水蒸気アニールを施した各サンプルについて、フーリエ赤外分光法を用いて測定した。
図1から明らかなように、Si−OH結合濃度とnチャンネル薄膜トランジスタのVthはほぼ直線関係にある。すなわち、Si−OH結合濃度が高いほどVthはマイナス方向にシフトしていることが確認された。これは、図2からも明らかである。
このため、上述した本発明手順により、半導体薄膜に接する絶縁膜(例えばゲート絶縁膜や層間絶縁膜)中における−OH結合濃度を低く保つことにより、nチャンネルであっても、Vthがマイナス側にシフトすることのない薄膜トランジスタが得られることが分かる。
また、本発明の薄膜トランジスタは、基板上に、シリコンを主成分とする半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極とがこの順またはこれと逆の順に積層され、半導体薄膜のソース領域およびドレイン領域に、V族の元素を含有する薄膜トランジスタにおいて、半導体薄膜に接する絶縁膜中の−OH結合濃度が1×1021cm-3未満であり、当該半導体薄膜におけるシリコンの未結合手が酸素で終端されていることを特徴としている。
このような構成の薄膜トランジスタでは、半導体薄膜のソース領域およびドレイン領域にV族の元素を含有することによりnチャンネルとなる薄膜トランジスタにおいて、半導体薄膜に接する絶縁膜中の−OH結合濃度を1×1021cm-3未満に抑えたことで、Vthのマイナス側へのシフトが抑えられる。つまり、図1から明らかなように、ゲート絶縁膜の酸化シリコン中のSi−OH結合濃度が1×1021cm-3以上になると、nチャネルの薄膜トランジスタのVthはマイナス方向に大きくシフトし、Vth制御のためのイオンインプラ等の方法ではVthを調整できる範囲を超えてしまう。したがって、膜中のSi−OH結合濃度を1×1021cm-3未満に抑えることにより、Vthの調整が可能である。一方、通常のプラズマCVD法でSiH4ガスと酸素ガス、N2Oガス等を分解して得られる酸化シリコン膜中のSi−OH結合濃度は8×1020〜9×1020cm-3であることがわかっており、上述した本発明の製造方法を用いることにより絶縁膜中のSi−OH結合濃度を1×1021cm-3未満に抑えることができる。しかも、半導体薄膜におけるシリコンの未結合手が酸素で終端されているため、水素で終端されている場合と比較して、終端部における結合エネルギーが強く、終端部の結合がより確実になる。
尚、図1および図2を用いて説明したようなSi−OH結合濃度に依存したVthシフトはpチャネルの薄膜トランジスタでは、観察されない。このため、このようなnチャンネルTFTのVthのシフトは、水蒸気アニールの膜中固定電荷への影響というようなモデルでは現象を説明できない。
nチャネルのTFT素子のみにVthの大きなマイナスシフトが観察される理由については以下のように考えられる。シリコン中の水素原子の振る舞いについては例えばPhysical Review B,Volume41,(1990)、p.12354等に示すように、シリコン中の結晶場下でP−H誘導体がP-H→P++H-…(1)のように解離して安定なH-イオンが発生し、これが電場の存在によりシリコン中を移動することが報告されている。一方、Si−OH結合は単独では水素原子が結合する相手がいないため、OH結合から水素を完全に解離させるには1000℃以上の高温でアニールする必要があるが、Hが結合する相手としてnチャネルの薄膜トランジスタにおいてはソース/ドレイン中にP原子が存在するため、容易にP−H誘導体を作り得る。一旦P−H結合ができるとシリコン中で上記(1)式に従いH-イオンが発生し、これが薄膜トランジスタのドレイン電界でチャネル中に移動するため負電荷がチャネル中に蓄積し、この結果、Vthがマイナス方向にシフトするためと考えられる。一方、pチャネルの薄膜トランジスタではソース/ドレイン中に含まれる不純物原子は硼素(B)で、Hと安定的に結合するV族の元素(例えばP)が存在しない(しても少ない)ため、Vthシフトへの影響は殆どない。
本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれば、水分雰囲気下の熱処理を行った場合であっても、nチャンネルの薄膜トランジスタのVthが異常シフトを起こすことがなく、導電型によらずに安定したVthの薄膜トランジスタを得ることが可能になる。
また、本発明の薄膜トランジスタによれば、水素よりも結合力の強い酸素で半導体薄膜内のダングリングボンドが終端されてキャリア移動度が確保され、かつ導電型によらずに安定したVthを備えたことで薄膜トランジスタの高性能化および動作の安定化を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、薄膜トランジスタの製造方法、薄膜トランジスタの順に説明する。尚、ここでは、製造方法に関する各実施形態を説明するのに先立ち、各実施形態で用いる処理装置の構成を説明し、その後、製造方法の各実施形態1〜6を説明する。
<処理装置>
図3は、下記実施形態において使用される処理装置の一例を示す構成図である。この図に示す処理装置1は、気密にシールされた圧力容器2と、圧力容器2内で気密にシールされた処理室3と、処理室3を加熱するヒータ4と、圧力容器2に接続された昇圧ライン5および減圧ライン6と、処理室3に接続されたガス供給ライン7及び排気ライン8とから構成されている。
処理室3は内壁が石英で構成された石英管であり、金属の混入を防ぐ構成となっている。この処理室3内には、ガラス基板やシリコン基板などの被処理基板(図示省略)を複数枚搭載可能なステージ3aが配置され、被処理基板をバッチ処理できる構成となっている。
ヒータ4は処理室3の外周を囲むように設けられ、処理室3内を300〜700℃に維持できるようになっている。
昇圧ライン5は空気(Air)供給源に接続され、減圧弁RV、フローメータFM、バルブVを有し、バルブVの開閉により圧力容器2に空気(Air)を導入する。一方、減圧ライン6は減圧弁Vを備え、圧力容器2内を排気し減圧できるようになっている。
ガス供給ライン7は、処理室3側を下流とした場合の上流部において、窒素ガス(N2)等の不活性ガス供給ライン7a、水供給ライン7b、さらにここでの図示を省略した処理ガス(酸素または亜酸化窒素等)を供給するための処理ガス供給ラインに分枝している。また、このガス供給ライン7には、処理室3内に処理ガスを放出する下流部に、処理ガスを処理室3内と同等の温度に加熱するヒータ7cが設けられている。
そして、不活性ガス供給ライン7aは、窒素(N2)等の不活性ガスの供給源、減圧弁RV、フローメータFM、バルブVを有し、バルブVの開閉により処理室3内に不活性ガスを供給し、処理室3を所定の処理ガス雰囲気にするとともに処理室3を0.1〜5MPaまで昇圧できるようになっている。水供給ライン7bは、ポンプPおよびバルブVを有し、水源から水をくみ上げてバルブVの開閉によりヒータ7cに水を供給し、そのヒータ7cで水を蒸発させ処理室3内に供給する。また、ここでの図示を省略した処理ガス供給ラインは、酸素または亜酸化窒素等の処理ガスの圧力シリンダーから、各処理ガスを処理室3内に供給する。
このような構成の処理装置1においては、処理室3内を高圧水蒸気の雰囲気に保つことが可能であり、処理室3内に収納した処理基板に対して高圧水蒸気雰囲気下での熱処理(すなわち高圧水蒸気アニール)を施すことができる。これにより、例えば基板表面にプラズマCVD法等で成膜した酸化シリコン膜に対して高圧水蒸気アニールを行うと、酸化シリコン中に残留する未酸化のシリコンを酸化することができ、酸化膜の緻密化、膜中固定電荷の減少をはかることができるので、酸化膜の膜質の向上を図ることができる。一方、水蒸気アニールにより酸化膜中のSi−OH結合濃度は増加する。尚、Si−OH結合濃度は水蒸気アニール温度が低いほど高くなる傾向がある。
<第1実施形態>
図3〜図5の断面工程図は、第1実施形態の薄膜トランジスタの製造方法を説明するための図である。ここでは、これらの図を用いて薄膜トランジスタとしてトップゲート型のTFTの製造方法を説明し、さらにはこれを用いた表示用駆動パネル製造方法を説明する。
先ず、図4(a)に示すように、絶縁性の基板31を用意する。この基板31には、例えば旭ガラス社製AN635、AN100、コーニング社製Code1737、Eagle2000等が適宜用いられる。
そして、プラズマCVD法またはLPCVD法等の成膜方法によって、この基板31上に、バッファ層となる窒化シリコン(SiNx)膜32を成膜し、さらに酸化シリコン(SiOx)膜33を約50nm〜400nmの膜厚で成膜する。この際、窒化シリコン膜32および酸化シリコン膜33の成膜にプラズマCVD法を用いる場合には、先ず窒化シリコン膜32の成膜においては、無機系シランガス(SiH4、Si26等)とアンモニアガス(NH3)とを成膜ガスに用いる。また、酸化シリコン膜33の成膜においては、上記無機系シランガスと酸素(O2)または亜酸化窒素(N2O)とを成膜ガスに用いる。尚、成膜の際の基板温度は450℃程度に保つこととする。
以上の後、プラズマCVD法、反応性熱CVD法、減圧CVD法、常圧CVD法によって、酸化シリコン膜33上に、シリコンまたはシリコンゲルマニウム、またはこれらの積層体からなる半導体薄膜34を成膜する。ここでは、膜厚が10〜100nm、好ましくは40nmの半導体薄膜34を成膜することとする。
その後、必要に応じて、半導体薄膜34中の残留水素を脱離される脱水素アニールを行う。
また、さらに必要に応じて、半導体薄膜34に対して、パルスエキシマレーザー、Xe(キセノン)アークランプ、高圧ガスの噴き付けなどのエネルギーの照射を行う。これにより、半導体薄膜34を構成する多結晶中の欠陥を消去するとともに、溶融再結晶化等の方法で結晶粒径を大きくし、または溶融させず結晶欠陥のみを消去し、半導体薄膜34を構成する材料の結晶性を助長させる。この際、例えば、エキシマレーザーはXeCl(塩化キセノン)の波長308nmのラインビームレーザーを用い、パルス繰り返し周波数は200Hz程度に設定して行われる。また、レーザー照射エネルギーを200〜400mJ/cm2で照射する。
以上の後、図4(b)に示すように、水分雰囲気H中で半導体薄膜34の熱処理を行う。この際の処理条件は、例えば200〜600℃、大気圧〜2MPa、1〜2時間であり、いわゆる「高圧水蒸気アニール」を行う。尚、半導体薄膜34下部にある酸化シリコン膜33に対しては、半導体薄膜34の透水性が小さいため、この処理の影響は小さく抑えられる。また、この処理は、図3を用いて説明した構成の処理装置1を用いて行う。さらに、この処理の後、必要に応じて半導体薄膜34表面の自然酸化膜を除去する工程を行う。
次いで、図4(c)に示すように、半導体薄膜34をパターンエッチングすることによってアイランド状に分離する。
その後、図4(d)に示すように、プラズマCVD法によって、酸化シリコンからなるゲート絶縁膜35を、約100nmの膜厚で成膜する。その後、必要に応じて、ここで形成する薄膜トランジスタのVthを制御する目的で、B+イオンをドーズ量0.1E12〜4E12/cm2程度で半導体薄膜34にイオン注入する。この際、イオンビームの加速電圧は20〜200keV程度に設定される。
次に、図4(e)に示すように、パターニングされた半導体薄膜34上にゲート絶縁膜35を介してゲート電極36を形成する。この場合、先ず、ゲート絶縁膜35上にアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、不純物が添加されたポリシリコン(Doped poly-Si)、あるいはこれらの合金を200〜800nmの膜厚に成膜し、これをパターニングすることによってゲート電極36を形成する。
その後、図5(f)に示すように、ゲート電極36をマスクにしたイオン注入法によって、n型のMOSトランジスタのLDD拡散層37を半導体薄膜34中に形成するための不純物導入を行う。この際、例えばP+イオンを用い、注入ドーズ量:6E12〜5E13/cm2、加速電圧:20〜200keV程度に設定した質量分離イオン注入が行われる。
次に、図5(g)に示すように、nチャンネル領域aにおけるゲート電極36の側壁を覆い、かつpチャンネル領域bを覆うレジストパターン38を形成し、これをマスクにしたイオン注入によって、nチャンネルの薄膜トランジスタのソース・ドレイン39を形成するための不純物導入を行う。この際、例えばP+イオンを用い、注入ドーズ量:1E14〜3E15/cm2、加速電圧:20〜200keV程度に設定した質量分離または非質量分離型のイオンシャワードーピングが行われる。これにより、nチャンネルの薄膜トランジスタ(nTFT)40を形成する。イオン注入後には、レジストパターン40を剥離する。
さらに、図5(h)に示すように、nチャンネル領域aを覆うレジストパターン41を形成し、これとpチェンネル領域bのゲート電極36をマスクにしたイオン注入法によって、pチャンネルの薄膜トランジスタのソース・ドレイン42を形成するための不純物導入を行う。この際、例えば、B+イオンを用い、注入ドーズ量:1E15〜3E15/cm2、加速電圧10〜100keV程度で注入し、pチャンネルの薄膜トランジスタ(pTFT)43を形成する。イオン注入後には、レジストパターン41を剥離する。
以上の後、図6(i)に示すように、nTFT40およびpTFT43を覆うように、基板31上に酸化シリコン膜44を約600nmの膜厚で成膜する。この状態で、半導体薄膜34中に導入した不純物を活性化させるため、レーザーアニール、ランプアニール、炉アニール等から適宜選択された方法で活性化アニール処理を行う。次に、水素を含有した窒化シリコン膜45を200〜400nmの膜厚で成膜した後、水素化アニールをN2中において350〜400℃で1時間程度施す。
次いで、図6(j)に示すように、酸化シリコン膜44と窒化シリコン膜45からなる層間絶縁膜に、半導体薄膜34に達するコンタクトホール46を形成する。そして、このコンタクトホール46を介して半導体薄膜34に接続される配線電極47を形成する。この配線電極47の形成は、Al−Si等の配線用電極材料をスパッタ成膜し、これをパターニングすることによって行う。
その後、例えばアクリル系有機樹脂からなる平坦化絶縁膜48を約1μmの膜厚で塗布形成し、この平坦化絶縁膜48に配線電極47に達するコンタクトホール49を形成する。そして、このコンタクトホール49を介して配線電極47に接続された画素電極50を、平坦化絶縁膜48上に形成する。画素電極50は、例えば透明導電性材料であるITO(Indium Tin Oxide)をスパッタ成膜し、これをパターニングすることによって形成する。また、画素電極50がITOからなる場合には、画素電極50を窒素雰囲気中において約220℃で30分間アニールすることで、表示用駆動パネル51の完成となる。
このようにして形成された表示用駆動パネル51においては、図4(b)を用いて説明したように、半導体薄膜34に対して高圧水蒸気アニールを施すことにより、この半導体薄膜34を構成するシリコンのダングリングボンドに対して水素よりも結合力の強い酸素を結合させて終端させることができ、耐熱性、耐ホットキャリア特性に優れる。そして、この処理の後に、図4(c)を用いて説明したようにこの半導体薄膜34をパターニングし、さらに図4(d)を用いて説明したようにゲート絶縁膜35を形成しているため、半導体薄膜34に接する下地の酸化シリコン膜33やゲート絶縁膜35に対して、水蒸気アニールの影響が及ぼされることはない。このため、これらの絶縁膜中における−OH結合濃度(Si−OH結合濃度)が低く、例えば1×1021cm-3未満に抑えられたnTFT40,およびpTFT43が形成される。
そして、このように、半導体薄膜34に接する絶縁膜33,35中のSi−OH結合濃度を低く抑えることができるため、nTFT40のVthが異常シフトを起こすことがなく、導電型によらずに安定したVthのnTFT40およびp−TFT43を得ることが可能になる。以上より、基板31内のTFT素子特性ばらつきの少ない表示用駆動パネル51を提供できる。そして、大面積ガラス基板上に高性能のTFTを形成できるので、ディスプレイパネル上に高機能回路を集積化するシステムディスプレイ液晶パネル、有機ELパネル等への実現に大きく寄与できる。
また、半導体薄膜34中のダングリングボンドを酸素でターミネートする方法において、水蒸気アニールを行うためスループットも高い。
<第2実施形態>
次に、図6の断面工程図を用いて第2実施形態の半導体薄膜の製造方法を説明する。
本第2実施形態の製造方法が、上述した第1実施形態の方法と異なるところは、半導体薄膜に高圧水蒸気アニールを施すタイミングにある。
すなわち、先ず、図7(a)に示す工程を、図4(a)を用いて説明したと同様に行うことにより、基板31上に、窒化シリコン膜32および酸化シリコン膜33を成膜し、さらに半導体薄膜34を成膜する。
その後、図7(b)に示すように、半導体薄膜34上に、酸化シリコンからなるキャップ絶縁膜61を形成する。この際、半導体薄膜34の形成に連続してキャップ絶縁膜61の形成を行うこととする。そして、この後、必要に応じて、このキャップ絶縁膜61上から半導体薄膜34に対してエネルギーの照射を行い、半導体薄膜34の結晶性を助長させる。この工程は、第1実施形態において図4(a)を用いて説明したと同様に行う。
そして、以上のように半導体薄膜34上をキャップ絶縁膜61で覆った状態で、水分雰囲気H中で半導体薄膜34の熱処理を行う。この熱処理は、第1実施形態において図4(b)を用いて説明したと同様の高圧水蒸気アニールを行う。
この熱処理が終了した後、図7(c)に示すように、キャップ絶縁膜(61)を除去し、半導体薄膜34を露出させる。
以降の工程は、第1実施形態において図4(c)〜図6(j)を用いて説明したと同様に行い、表示用駆動パネル51を完成させる。
以上の第2実施形態の製造方法であっても、図7(b)を用いて説明したように、半導体薄膜34に対して高圧水蒸気アニールを施した後に、図7(c)を用いて説明したようにキャップ絶縁膜61を除去し、その後は第1実施形態と同様に半導体薄膜34のパターニングと新たなゲート絶縁膜34の形成が行われるため、半導体薄膜34に接する下地の酸化シリコン膜33やゲート絶縁膜35に対して、水蒸気アニールの影響が及ぼされることはなく、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、このうような効果に加えて、半導体薄膜34の結晶化の助長工程や高圧水蒸気アニール工程が、キャップ絶縁膜61で半導体薄膜34を覆った状態で行われるため、結晶化工程、水蒸気アニール工程等での半導体薄膜34の不純物汚染を防止できる。
<第3実施形態>
次に、図8,9の断面工程図を用いて第3実施形態の半導体薄膜の製造方法を説明する。ここでは、これらの図を用いて薄膜トランジスタとしてボトムゲート型のTFTの製造方法を説明し、さらにはこれを用いた表示用駆動パネル製造方法を説明する。
先ず、図8(a)に示すように、第1実施形態と同様の絶縁性の基板71上にゲート電極72を形成する。この場合、先ず、基板71上に、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、クロム(Cr)、銅(Cu)またはこれらの合金等を20〜250nmの膜厚で形成し、これをパターニングすることによってゲート電極72を形成する。
次に、図8(b)に示すように、プラズマCVD法、常圧CVD法、または減圧CVD法によって、基板71上にゲート電極72を覆う状態で、窒化シリコン膜73を30〜50nmの膜厚で成膜し、さらに続けて酸化シリコン膜74を50〜200nmの膜厚で成膜し、ゲート絶縁膜75を得る。その後、さらに続けて、ゲート絶縁膜75上に、第1実施形態と同様の半導体薄膜76を成膜する。以上の成膜工程は、同一チャンバ内において連続して行われることとする。
次いで、必要に応じて、半導体薄膜76の形成に続けて、半導体薄膜76に対して、パルスエキシマレーザー、XeアークランプなどのエネルギーEの照射、または高温のN2ガスなどを吹き付けることによる急速昇温を行い、半導体薄膜76の結晶性を助長させる。この工程は、第1実施形態で図4(a)を用いて説明したと同様に行われる。
その後、半導体薄膜76に対して、第1実施形態において図4(b)を用いて説明したと同様にして、水蒸気雰囲気H中での熱処理として「高圧水蒸気アニール」を行う。
その後、図8(c)に示すように、プラズマCVD法によって、酸化シリコンからなるキャップ絶縁膜77を100〜200nmの膜厚で成膜する。その後、必要に応じてTFTのVthを制御する目的で、B+イオンをドーズ量0.1E12〜4E12/cm2程度で半導体薄膜76にイオン注入する。この際、イオンビームの加速電圧は10〜100keV程度に設定される。
次いで図8(d)に示すように、基板71側からの裏面露光によって、ゲート電極72をマスクとしてキャップ絶縁膜77上にレジストパターン78を形成する。
次に、図8(e)に示すように、レジストパターン78をマスクにしたイオン注入法によって、nチャンネルの薄膜トランジスタ(nTFT)のLDD拡散層79を半導体薄膜76中に形成するための不純物導入を行う。この際、例えばP+イオンを用い、注入ドーズ量:4E12〜5E13/cm2、加速電圧:10〜100keV程度に設定した質量分離イオン注入が行われる。
その後、図9(f)に示すように、nチャンネル領域aにおけるゲート電極72上およびLDD拡散層79上、さらにpチャンネル領域b全体を覆うレジストパターン80を形成し、これをマスクにしたイオン注入法によって、nチャンネルの薄膜トランジスタ(nTFT)のソース・ドレイン81を形成するための不純物導入を行う。この際、例えばP+イオンを用い、注入ドーズ量:1E14〜1E15/cm2、加速電圧:10〜100keV程度に設定した、質量分離または非質量分離型のイオンシャワードーピングが行われる。これにより、nTFT82を形成する。イオン注入後には、レジストパターン80を剥離する。
次いで、図9(g)に示すように、nチャンネル領域a全体と、pチャンネル領域bのゲート電極72上を覆うレジストパターン83を形成し、これをマスクにしたイオン注入法によって、pチャンネルの薄膜トランジスタ(pTFT)のソース・ドレイン84を形成するための不純物導入を行う。この際、例えば、H2希釈のB26ガスを用い、B+イオンを注入ドーズ量:1E15〜3E15/cm2、加速電圧10〜100keV程度で注入し、PチャンネルTFT85を形成する。イオン注入後には、レジストパターン83を剥離する。
次いで、半導体薄膜76中に導入した不純物の活性化アニール処理を行う。この活性化アニール処理は、レーザーアニール、ランプアニール、炉アニール等から適宜選択された方法で行われる。
その後、図9(h)に示すように、キャップ絶縁膜77および半導体薄膜76を同時にパターニングしてアイランドに分離することにより、各nTFT82、pTFT85を素子分離する。次いで、nTFT82、pTFT85を覆う状態で酸化シリコン膜44を100〜400nmの膜厚で形成し、さらに続けて窒化シリコン膜45を100〜400nmの膜厚で形成し、これらの膜を層間絶縁膜とする。そして、窒化シリコン膜45の水素化アニールをN2中において350〜400℃で1時間程度施す。
以上の後には、図9(i)に示す工程を、第1実施形態で図6(j)を用いて説明したと同様の手順で行う。すなわち、酸化シリコン膜44と窒化シリコン膜45からなる層間絶縁膜に、半導体薄膜34に達するコンタクトホール46を形成する。そして、このコンタクトホール46を介して半導体薄膜34に接続される配線電極47を形成する。その後、平坦化絶縁膜48を塗布形成し、この平坦化絶縁膜48に配線電極47に達するコンタクトホール49を形成する。そして、このコンタクトホール49を介して配線電極47に接続された画素電極50を、平坦化絶縁膜48上に形成し、表示用駆動パネル86の完成となる。
以上の製造方法においては、図8(b)を用いて説明したように、ゲート絶縁膜75上に形成した半導体薄膜76に対して高圧水蒸気アニールを施した後に、図8(c)を用いて説明したようにキャップ絶縁膜77を形成し、その後図9(h)に示す工程で半導体薄膜76のパターニングを行うため、半導体薄膜76に接する下地のゲート絶縁膜75やキャップ絶縁膜77に対して、高圧水蒸気アニールの影響が及ぼされることはなく、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第4実施形態>
次に、図10の断面工程図を用いて第4実施形態の半導体薄膜の製造方法を説明する。
本第4実施形態の製造方法が、上述した第3実施形態の方法と異なるところは、半導体薄膜に高圧水蒸気アニールを施すタイミングにある。
タイミングにある。
すなわち、先ず、図10(a)に示す工程を、図8(a)を用いて説明したと同様に行うことにより、基板71上に、ゲート電極72を形成する。
その後、図10(b)に示すように、ゲート電極72を覆う状態で基板71上に、窒化シリコン膜73および酸化シリコン膜74からなるゲート絶縁膜75をプラズマCVD成膜する。また、さらに続けて、半導体薄膜76を成膜する。ここまでの工程は、第3実施形態で図8(a),図8(b)で説明したと同様である。
その後、半導体薄膜76h上に、酸化シリコンからなるキャップ絶縁膜77を続けて成膜する。このキャップ絶縁膜77は、TEOS(tetraethoxy silane)ガスを分解して得られる酸化シリコン膜であることが好ましい。そして、以上までの工程を、成膜表面を大気に晒すことなく減圧状態に保ったままで連続して行うこととする。
次に、このキャップ絶縁膜77上から半導体薄膜76に対してエネルギーの照射を行い、半導体薄膜76の結晶性を助長させる。この工程は、第1実施形態において図4(a)を用いて説明したと同様に行う。
そして、以上のように半導体薄膜76上をキャップ絶縁膜77で覆った状態で、水分雰囲気H中での熱処理として高圧水蒸気アニールを行う。この工程は、第1実施形態において図4(b)を用いて説明したと同様に行う。
この熱処理が終了した後、図10(c)に示すように、キャップ絶縁膜(77)を除去し、半導体薄膜76を露出させる。
以降の工程は、第1実施形態において図8(c)〜図9(i)を用いて説明したと同様に行い、表示用駆動パネル86を完成させる。
以上の第4実施形態の製造方法であっても、図10(b)を用いて説明したように、半導体薄膜76に対して高圧水蒸気アニールを施した後に、図10(c)を用いて説明したようにキャップ絶縁膜77を除去し、その後は第3実施形態と同様に新たなキャップ絶縁膜77の形成と、当該キャップ絶縁膜77および半導体薄膜76のパターニングが行われるため、半導体薄膜76に接する下地のゲート絶縁膜75やキャップ絶縁膜77に対して、水蒸気アニールの影響が及ぼされることはなく、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、このうような効果に加えて、半導体薄膜34の結晶化の助長工程や高圧水蒸気アニール工程が、キャップ絶縁膜77で半導体薄膜76を覆った状態で行われるため、結晶化工程、水蒸気アニール工程等での半導体薄膜76の不純物汚染を防止できる。
nチャンネルの薄膜トランジスタを用いたフラットパネルディスプレイの形成にも、適用できる。
酸化シリコン膜中Si−OH結合濃度とnチャンネルTFTのしきい値(Vth)との関係を示すグラフである。 nチャネルTFTの伝達特性(ゲート電圧−ドレイン電流特性)を示すグラフである。 本発明の製造方法に用いる処理装置の一例を示す構成図である。 第1実施形態の製造方法を示す断面工程図(その1)である。 第1実施形態の製造方法を示す断面工程図(その2)である。 第1実施形態の製造方法を示す断面工程図(その3)である。 第2実施形態の製造方法を示す断面工程図である。 第3実施形態の製造方法を示す断面工程図(その1)である。 第3実施形態の製造方法を示す断面工程図(その2)である。 第4実施形態の製造方法を示す断面工程図である。
符号の説明
31,71…基板、33…半導体薄膜に接する絶縁膜、34,76…半導体薄膜、35,75…ゲート絶縁膜、36,72…ゲート電極、39,81…ソース・ドレイン、40,82…nチャンネルのTFT(薄膜トランジスタ)、61,77…キャップ絶縁膜

Claims (3)

  1. 基板上に半導体薄膜を形成し、当該半導体薄膜上をキャップ絶縁膜で覆う第1工程と、
    前記キャップ絶縁膜を介して前記半導体薄膜の結晶化を助長させる工程と、
    水分雰囲気中において前記キャップ絶縁膜を介して前記結晶化を助長させた半導体薄膜の熱処理を行う第2工程と、
    前記キャップ絶縁膜を除去した後、前記熱処理が行われた半導体薄膜の表面を直接覆う状態でゲート絶縁膜を形成する第3工程とを行う
    薄膜トランジスタの製造方法。
  2. 前記半導体薄膜は、非単結晶シリコン、非単結晶シリコンゲルマニウム、または非単結晶シリコンと非単結晶シリコンゲルマニウムとの積層体である
    請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  3. 前記第3工程の後、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成し、当該ゲート電極をマスクにして前記半導体薄膜に不純物を導入してn型のソース・ドレインを形成する工程を行なう
    請求項1または2に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
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