JP2002309849A - 鉄道車両用ドアの開閉装置 - Google Patents

鉄道車両用ドアの開閉装置

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範雄 石坂
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Yoshihisa Inazuki
佳寿 稲月
Mikio Tatsuhira
幹夫 立平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ駆動とするとともに、鴨居における駆
動装置の幅を、スライドドアを閉じたときのと略同じ幅
で、かつ、装置の奥行きの厚みを可能な限り薄くして、
取り付けやメンテナンスを容易にし、かつ、装置の軽量
化を図ること。 【解決手段】 鴨居13のレール17に沿って設けたベ
ース板18に、一方のスライドドア11の上方に位置し
てモータ34を設け、このモータ駆動軸44をベース板
18側に突出して出力プーリ23を設け、他方のスライ
ドドア11の上方に位置して従動プーリ24を設けてユ
ニット化し、これらの間に無端帯のベルト26を掛け渡
し、一方のスライドドア11の上端を連結棒33を介し
て他方のスライドドア11の上端位置でベルト26の下
側に連結し、他方のスライドドア11の上端を連結棒3
3を介して一方のスライドドア11の上端位置でベルト
26の上側に連結してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の旅客乗
降口に取り付けられる電気式の鉄道車両用ドアの開閉装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に鉄道車両用の旅客乗降口10に
は、図5に示すように、スライドにより開閉するスライ
ドドア11が用いられている。この鉄道車両用のスライ
ドドア11の駆動源には、空気シリンダに圧縮空気を送
り、ピストンを動かし、その駆動力を利用してスライド
ドア11の開閉を行っているのが主流である。鉄道車両
のブレーキ源として圧縮空気源を有することによるもの
である。
【0003】この圧縮空気を利用した装置のタイプとし
ては、両スライドドア11の両側の戸袋12に位置した
座席下に異形シリンダ形差動ラック式開閉装置を設け、
リンクを介して一方側のスライドドア11を開閉し、同
時に、鴨居13に設けたVベルトによって他方側のスラ
イドドア11を連動して開閉するタイプと、左右のシリ
ンダを分離した同径複シンリダピストン式の開閉装置を
用い、鴨居13に取り付けた左右のピストンと開閉棒を
連動し、開閉てこを介してスライドドア11を左右に開
閉するタイプがある。このように、鉄道車両用の鉄道車
両用ドアの開閉装置は、圧縮空気を利用した装置が主流
であるが、戸袋12部分の下方には座席があり、上方に
は網棚があるので、メンテナンスや操作力制御が面倒
で、しかも、圧縮空気を送るためにコンプレッサとドア
開閉装置との間を配管で連結しなければならない、とい
う問題があった。
【0004】そのため、近年は、省メンテナンス、操作
力制御の容易さ、圧縮空気を作るためのコンプレッサや
配管の削減の面から電気駆動の装置も利用されている。
この電気駆動の装置のタイプには、鴨居13に左右逆ね
じのスクリュー軸をモータにより回転させ、ボールナッ
トを左右に動かし、スライドドア11を開閉するタイプ
と、リニアモータを利用してスライドドア11を開閉す
るタイプとがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧縮空気を利用した装
置は、圧縮空気を送るための面倒な配管工事を必要とす
ること、また、定期的に空気シリンダを分解し、パッキ
ン類の交換をするなどのメンテナンス作業が必要である
ばかりか、これらの作業は、戸袋12部分の下方の座席
や上方の網棚を外したりして行わなければならず、極め
て面倒であること、ドア開閉力が一定で、旅客の荷物、
衣類などがドアに挟まった場合に抜けにくいこと、など
の問題があった。
【0006】これに対し、電気駆動の装置は、定期的な
メンテナンス作業が圧縮空気を利用した装置程でもない
が、左右逆ねじのスクリュー軸が鴨居13から戸袋12
の上方部分まで伸びているので、調整やメンテナンス作
業は、依然として網棚を外したりして行わなければなら
ず、面倒であること、部品点数が多く、質量も大きいこ
と(一般に40kg以上)、装置取付けの調整に精度が
要求され取付け時間が長くかかること、などの問題があ
った。
【0007】本発明は、モータ駆動とするとともに、鴨
居における駆動装置の幅を、スライドドアを閉じたとき
のと略同じ幅で、かつ、装置の奥行きの厚みを可能な限
り薄くして、取り付けやメンテナンスを容易にし、か
つ、装置の軽量化を図ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、鴨居13に設
けたレール17に、2枚の両開きスライドドア11を戸
車31により吊り下げ転動して開閉する鉄道車両用ドア
の開閉装置において、前記レール17に沿ってベース板
18を設け、このベース板18に、前記一方のスライド
ドア11の上方に位置してモータ34に結合された出力
プーリ23を設けるとともに、前記他方のスライドドア
11の上方に位置して従動プーリ24を設け、これらの
出力プーリ23と従動プーリ24の間にベルト26を掛
け渡し、前記一方のスライドドア11の上端を連結棒3
3を介して他方のスライドドア11の上端位置で前記ベ
ルト26の下側に連結し、前記他方のスライドドア11
の上端を連結棒33を介して一方のスライドドア11の
上端位置で前記ベルト26の上側に連結してなることを
特徴とする鉄道車両用ドアの開閉装置である。
【0009】モータ34により出力プーリ23が回転し
ベルト26の上側の右方向の移動に伴い、連結棒33を
介して、スライドドア11が左右方向に引っ張られ、戸
車31がレール17の上を転動して開放する。2枚のス
ライドドア11は、停止距離の少し手前の減速位置まで
は、高速で開放し、減速の位置に達するとゆっくり開放
し、停止する。
【0010】車掌が閉鎖のためのスイッチを入れると、
モータ34が逆回転してスライドドア11が閉鎖する方
向に移動する。停止距離の少し手前の減速位置までは、
高速で閉鎖し、減速の位置に達すると、ゆっくり閉鎖す
る。完全に閉じると、スライドドア11をロックする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による鉄道車両用ド
アの開閉装置の一実施例を図面に基づき説明する。図1
は、鉄道車体15の内側から鴨居13の内部を見たとき
の図面であり、図2及び図3は、鉄道車体15の鴨居1
3の縦断面図である。これらの図において、鉄道車体1
5において、スライドドア11の上部の鴨居13の内部
には、図2に示すように、鴨居枠16が固定的に取り付
けられ、この鴨居枠16の下部に、保持材19、20に
よりレール17が取り付けられている。
【0012】前記レール17は、スライドドア11が閉
じたときの略中央から戸袋12の上部の両端部まで伸び
た状態で設けられており、又、前記ベース板18は、ス
ライドドア11が閉じたときの2枚のスライドドア11
の幅と略同じ長さに設けられている。これらの鴨居枠1
6、レール17は、鉄道車体15を製造するときに予め
固定的に取り付けられる。
【0013】前記鴨居枠16の上部の前面に保持材21
によりベース板18が取り付けられるが、このベース板
18は、工場などでモータ34や従動プーリ24などを
予め組み込んだユニットの状態でドアの組み立て時に鴨
居枠16に取り付けられることにより、取り付け作業の
簡易化を図っている。さらに詳しくは、前記ベース板1
8の左端に、モータ取付け枠22を介して減速機35付
きのモータ34が取り付けられている。この減速機35
は、例えば、図4に示すように、モータ34よりも薄く
構成されたものが用いられ、この減速機35とベース板
18との間には隙間48が形成されるようにモータ取付
け枠22を介在し、この減速機35から隙間48側へ向
けて駆動軸44を突出させ、この駆動軸44に、出力プ
ーリ23が取り付けられ、無端帯の歯付きベルト26が
掛け渡されている。この結果、駆動軸44と出力プーリ
23が手前側に突出しないので、装置全体が可能な限り
薄くなっている。前記モータ34は、鉄道車両の電源を
そのまま利用できるようなDC100Vで、かつ、ブラ
シレス型が用いられ、メンテナンスをできるだけなくす
ようにしている。なお、前記無端帯の歯付きベルト26
は、無端帯でなくてもよいし、又、歯付きでなくてもよ
い。
【0014】又、前記ベース板18の右端に、従動プー
リ取付け枠25が取り付けられ、この従動プーリ取付け
枠25にベルト張り調整板27を介して従動プーリ24
が取り付けられている。そして、ベルト張り調整板27
の長孔のボルトを緩めて調整ボルト29により従動プー
リ24を出力プーリ23側へ寄せてこれらの出力プーリ
23と従動プーリ24との間に歯付きベルト26を掛け
渡す。歯付きベルト26を掛け渡した後、調整ボルト2
9で従動プーリ24を引き寄せて歯付きベルト26の張
り具合を調整し、調整後にベルト張り調整板27のボル
トを締めつけて固定する。
【0015】前記スライドドア11の上端部の両端に近
い位置に、戸車31を設けた吊り金具30が固定的に取
り付けられる。これらの戸車31は、前記レール17の
U字溝部分に転動自在に載せられる。又、戸車31が転
動時に浮き上がってレール17から外れるのを防止する
ため、レール17の下面で戸車31と対をなす位置に、
図1の手前側から前記吊り金具30のローラ組込み孔4
1に、浮上り防止ローラ39付きのローラ支持板40が
組み込まれて取り付けられ、戸車31がレール17から
浮き上がるのを防止している。
【0016】前記両側のスライドドア11における内側
の吊り金具30に、それぞれ連結金具32が固定的に取
り付けられる。図1において、左側の連結金具32は、
歯付きベルト26の略下部位置までの高さであり、ま
た、右側の連結金具32は、歯付きベルト26の略上部
位置までの高さである。左側の連結金具32には、右方
向に伸びた連結棒33が取り付けられ、この連結棒33
の先端部で挟み板37により歯付きベルト26を挟んで
固着されている。同様に、右側の連結金具32には、左
方向に伸びた連結棒33が取り付けられ、この連結棒3
3の先端部で挟み板37により歯付きベルト26を挟ん
で固着されている。図1は、2枚のスライドドア11が
互いに接触して閉じている状態を示しているが、この状
態から、出力プーリ23と従動プーリ24が図中右回り
に回転することにより、左右のスライドドア11が互い
に離れる方向に移動して開放する。スライドドア11の
開閉のストロークは、連結金具32における連結棒33
の取り付け位置の調整ナット36により調整されて固定
される。
【0017】このように、左右の連結棒33がスライド
ドア11の閉鎖時に交差するように、すなわち、左側の
連結棒33の歯付きベルト26との取付け位置を右側の
従動プーリ24にできるだけ近づけて固定し、逆に、右
側の連結棒33の歯付きベルト26との取付け位置を左
側の出力プーリ23にできるだけ近づけて固定すること
で、出力プーリ23と従動プーリ24の間隔ができるだ
け近くなるように構成されている。その結果、前記ベー
ス板18は、左右のスライドドア11が閉じたときの幅
と略同じ長さにすることができる。
【0018】前記ベース板18の略中央には、戸閉めス
イッチ38がスイッチ取付け枠28により取り付けら
れ、両側のスライドドア11が完全に閉じたときに、こ
の戸閉めスイッチ38に、吊り金具30に設けたスイッ
チ作動金具45が当接して後述するロック装置42のロ
ック信号とモータ34の停止信号を出力する。
【0019】前記左右のスライドドア11が閉じたとき
の合わせ目の上部には、ロック装置42が取り付けら
れ、また、スライドドア11の上面の合わせ目付近に
は、ロック棒43が設けられている。そして、前記戸閉
めスイッチ38からのスライドドア11が閉じたときの
信号によって図示しないソレノイドなどが励磁され、ロ
ック棒43がロック装置42に係止してロックする。ま
た鴨居13の内部の適当な空間部、例えば、ベース板1
8の上方部には、図2に2点鎖線で示すように制御装置
47を取り付ける。
【0020】前記スライドドア11の上部には、前記ベ
ース板18と略同じ幅で、スライドドア11の上端部か
らベース板18のやや上方部までを被覆するような鴨居
カバー14がヒンジ46により開閉自在に設けられてい
る。この鴨居カバー14には、必要に応じて室内に向け
て案内表示器、広告板などが取り付けられる。
【0021】以上のような構成による作用を説明する。
図1のように、2枚のスライドドア11が閉じた状態に
おいて、車掌がドアを開放するためのスイッチを入れる
と、制御装置47を介してロック装置42にロック解除
信号が送られ、ロック棒43がロック装置42から外れ
る。同時に、制御装置47からモータ34に駆動信号が
送られる。
【0022】モータ34の動作開始により、出力プーリ
23が図1中右回りをし、歯付きベルト26は、上側が
右方向に移動し、下側が従動プーリ24を介して反転し
て左方向に移動する。歯付きベルト26の上側の右方向
の移動に伴い、連結棒33、連結金具32、吊り金具3
0を介して、一方のスライドドア11が右方向に引っ張
られ、戸車31がレール17の上を転動して開放方向に
移動する。同様に、歯付きベルト26の下側の左方向の
移動に伴い、連結棒33、連結金具32、吊り金具30
を介して、他方のスライドドア11が左方向に引っ張ら
れ、戸車31がレール17の上を転動して開放方向に移
動する。
【0023】2枚のスライドドア11が両開きを開始す
ると、制御装置47では、移動距離に対応したパルスの
数を計数し、停止距離の少し手前の減速位置までは、高
速で開放し、減速に位置に達すると、モータ34の回転
を落としてゆっくり回転し、停止位置に対応するパルス
数に達すると、モータ34は、停止し、スライドドア1
1は、開放したままとなる。
【0024】車掌がドアの閉鎖のためのスイッチを入れ
ると、制御装置47からモータ34に閉鎖のための逆回
転信号が送られる。2枚のスライドドア11は、前記と
逆の動作により閉鎖する方向に移動する。スライドドア
11が閉鎖を開始すると、制御装置47では、移動距離
に対応したパルスの数を計数し、停止距離の少し手前の
減速位置までは、高速で閉鎖し、減速の位置に達する
と、モータ34の回転を落としてゆっくり回転し、2枚
のスライドドア11が完全に閉じると、モータ34が停
止するとともに、スイッチ作動金具45が戸閉めスイッ
チ38に接触して停止信号がロック装置42に出力し、
ロック棒43がロック装置42に係止してスライドドア
11をロックする。
【0025】前記実施例では、モータ34と出力プーリ
23を図1中左端に取り付け、従動プーリ24を右端に
取り付けたが、その逆であっても良い。前記実施例で
は、連結金具32を吊り金具30に連結したが、これに
限られるものではなく、スライドドア11の上端部に直
接取り付けるようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、鴨居13
に設けたレール17に、2枚の両開きスライドドア11
を戸車31により吊り下げ転動して開閉する鉄道車両用
ドアの開閉装置において、前記レール17に沿ってベー
ス板18を設け、このベース板18における前記一方の
スライドドア11の上方に位置してモータ34に結合さ
れた出力プーリ23を設け、前記他方のスライドドア1
1の上方に従動プーリ24を設け、これらの出力プーリ
23と従動プーリ24の間にベルト26を掛け渡し、前
記一方のスライドドア11の上端を連結棒33を介して
他方のスライドドア11の上端位置でベルト26の下側
に連結し、前記他方のスライドドア11の上端を連結棒
33を介して一方のスライドドア11の上端位置でベル
ト26の上側に連結したので、面倒な配管工事を必要と
せず、また、メンテナンス作業時に、戸袋部分の下方の
座席や上方の網棚を外したりすることがなく、又、旅客
の荷物、衣類などがドアに挟まった場合にも比較的簡単
に抜くことができる。さらに、左右逆ねじのスクリュー
軸を使用した場合に比較して、装置の重量が精々20k
gと約半分になり、大幅な軽量化が行われる。最近の車
両は、6ドアから8ドアになりつつあるので、特に軽量
化の効果が甚大である。
【0027】請求項2記載の発明によれば、ベース板1
8は、スライドドア11の幅の約2倍の長さとしたの
で、駆動装置と制御装置の取付け幅が旅客乗降口10を
閉じたときの旅客乗降口10と略同じ幅の狭い間口とな
り、装置のメンテナンスや調整がドアの上部で全て済ま
すことができる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、モータ34
は、減速機35を具備し、この減速機35の駆動軸44
を、駆動軸44とベース板18との間の隙間48側に突
出し、この駆動軸44に出力プーリ23を直結したの
で、駆動軸44と出力プーリ23が手前側に突出するこ
とがなく、装置全体を可能な限り薄くできる。したがっ
て、鴨居部分に表示装置などを組み込むことができる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、鴨居13に
鴨居カバー14を開閉自在に設け、この鴨居カバー14
は、2枚のスライドドア11が閉じたときの幅と略同じ
幅にしたので、ベース板18をスライドドア11の幅の
約2倍の長さとしたことと相俟って、鴨居カバー14の
開閉により、装置のメンテナンスや調整がドアの上部で
全て済ますことができる。
【0030】請求項5記載の発明によれば、モータ34
は、ブラシレスの直流モータからなるので、駆動部分の
メンテナンスをほとんどなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鉄道車両用ドアの開閉装置の一実
施例を示す鴨居カバー14を除いた鴨居13の内部の正
面図である。
【図2】図1において、鴨居13の内部を側面から見た
縦断面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】図1におけるモータ34と出力プーリ23の一
部切り欠いた平面図である。
【図5】旅客乗降口10の正面図である。
【符号の説明】
10…旅客乗降口、11…スライドドア、12…戸袋、
13…鴨居、14…鴨居カバー、15…鉄道車体、16
…鴨居枠、17…レール、18…ベース板、19…保持
材、20…保持材、21…保持材、22…モータ取付け
枠、23…出力プーリ、24…従動プーリ、25…従動
プーリ取付け枠、26…歯付きベルト、27…ベルト張
り調整板、28…スイッチ取付け枠、29…調整ボル
ト、30…吊り金具、31…戸車、32…連結金具、3
3…連結棒、34…モータ、35…減速機、36…調整
ナット、37…挟み板、38…戸閉めスイッチ、39…
浮上り防止ローラ、40…ローラ支持板、41…ローラ
組込み孔、42…ロック装置、43…ロック棒、44…
駆動軸、45…スイッチ作動金具、46…ヒンジ、47
…制御装置、48…隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石坂 範雄 東京都豊島区西池袋1−11−1 東日本ト ランスポーテック株式会社内 (72)発明者 栗原 芳勝 東京都豊島区西池袋1−11−1 東日本ト ランスポーテック株式会社内 (72)発明者 稲月 佳寿 東京都豊島区西池袋1−11−1 東日本ト ランスポーテック株式会社内 (72)発明者 立平 幹夫 東京都品川区南品川6丁目3番10号 扶桑 電機工業株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA01 CA06 DA04 DB04 EA15 EB01 EC02 GA01 GA10 GB12 GB15 GC01 GC03 GC07 GD07 KA02 KA14 KA15 KA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鴨居13に設けたレール17に、2枚の
    両開きスライドドア11を戸車31により吊り下げ転動
    して開閉する鉄道車両用ドアの開閉装置において、前記
    レール17に沿ってベース板18を設け、このベース板
    18に、前記一方のスライドドア11の上方に位置して
    モータ34に結合された出力プーリ23を設けるととも
    に、前記他方のスライドドア11の上方に位置して従動
    プーリ24を設け、これらの出力プーリ23と従動プー
    リ24の間にベルト26を掛け渡し、前記一方のスライ
    ドドア11の上端を連結棒33を介して他方のスライド
    ドア11の上端位置で前記ベルト26の下側に連結し、
    前記他方のスライドドア11の上端を連結棒33を介し
    て一方のスライドドア11の上端位置で前記ベルト26
    の上側に連結してなることを特徴とする鉄道車両用ドア
    の開閉装置。
  2. 【請求項2】 ベース板18は、スライドドア11の幅
    の約2倍の長さからなることを特徴とする請求項1記載
    の鉄道車両用ドアの開閉装置。
  3. 【請求項3】 モータ34は、減速機35を具備し、こ
    の減速機35の駆動軸44を、この駆動軸44とベース
    板18との間の隙間48側に突出し、この隙間48にて
    駆動軸44に出力プーリ23を直結したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の鉄道車両用ドアの開閉装置。
  4. 【請求項4】 鴨居13に鴨居カバー14を開閉自在に
    設け、この鴨居カバー14は、2枚のスライドドア11
    が閉じたときの幅と略同じ幅にしたことを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の鉄道車両用ドアの開閉装置。
  5. 【請求項5】 モータ34は、ブラシレスの直流モータ
    からなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の鉄道車両用ドアの開閉装置。
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Cited By (7)

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