JP2002309156A - ウレタン塗膜防水構造体およびそれに用いる塗料用樹脂組成物 - Google Patents

ウレタン塗膜防水構造体およびそれに用いる塗料用樹脂組成物

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JP2002309156A
JP2002309156A JP2001114512A JP2001114512A JP2002309156A JP 2002309156 A JP2002309156 A JP 2002309156A JP 2001114512 A JP2001114512 A JP 2001114512A JP 2001114512 A JP2001114512 A JP 2001114512A JP 2002309156 A JP2002309156 A JP 2002309156A
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polymerizable monomer
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polymerizable
urethane
resin composition
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JP2001114512A
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Miyoshi Ogura
美儀 小倉
Nobuo Suzuki
信夫 鈴木
雅也 ▲吉▼田
Masaya Yoshida
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な耐侯性を有し、優れた太陽熱反射性を
長期にわたり持続させることができるとともに、高い防
水性を備えたウレタン塗膜防水構造体、およびそれに用
いられる塗料用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ウレタン樹脂層の上にトップコート樹脂
層が設けられてなるウレタン塗膜防水構造体であって、
前記トップコート樹脂層が、重合性紫外線安定性単量体
(a)0.1〜10.0重量%と、シクロアルキル基を
有する重合性単量体(b)5.0〜97.9重量%と、
水酸基を有する重合性単量体(c)2.0〜35.0重
量%と、を少なくとも含む重合性単量体成分(x)(但
し、重合性単量体成分(x)を構成する各重合性単量体
の合計が100重量%となるようにする)を重合してな
るアクリルポリオール、および、樹脂固形分に対して容
積濃度で10〜40%の酸化チタン、を少なくとも含有
してなる樹脂組成物をポリイソシアネート化合物で硬化
させた層である、ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートやモ
ルタル構造物等に対して適用されるウレタン塗膜防水構
造体およびそれに用いられる塗料用樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物の屋上等に用いられる
コンクリートやモルタル構造物等に防水性を付与する技
術として、構造物の上をウレタン樹脂層で被覆するウレ
タン塗膜防水工法が知られている。また、建築物の屋上
のコンクリートやモルタル構造物等は、日光の直射を受
けて太陽エネルギーを吸収しやすいため、例えば、室内
温度の上昇に伴う居住性の低下や冷房費の増大等の不都
合を招くことがあった。そこで、これを改良するため
に、従来から、例えば酸化チタンのような太陽熱反射性
を有する顔料を含む塗料を表面塗装することが試みられ
てきた。
【0003】しかしながら、太陽熱反射性を有する顔料
を含む塗料を表面塗装しても、塗装当初には優れた太陽
熱反射性を発揮するものの、長期間、風雨に曝された
り、特に屋上においては人や車の通行による摩擦や衝撃
をうけつづけることによって、徐々に塗膜が擦傷してい
き、その熱反射効果は経時的に低下する傾向があった。
したがって、太陽熱反射性を長期間持続させるために
は、度々塗装し直す必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、良好な耐侯性を有し、優れた太陽熱反射性を長期に
わたり持続させることができるとともに、高い防水性を
備えたウレタン塗膜防水構造体、およびそれに用いられ
る塗料用樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討を行った。その結果、重合性紫外線
安定性単量体、シクロアルキル基を有する重合性単量
体、および水酸基を有する重合性単量体を重合性単量体
成分として重合してなる特定のアクリルポリオールをポ
リイソシアネート化合物で硬化させた塗膜が、耐侯性に
極めて優れ、しかも、屋上等の過酷な状態においても共
存する酸化チタンの太陽熱反射性能を長期間持続させる
ことができることを見いだし、本発明を完成した。すな
わち、本発明のウレタン塗膜防水構造体は、ウレタン樹
脂層の上にトップコート樹脂層が設けられてなるウレタ
ン塗膜防水構造体であって、前記トップコート樹脂層
が、重合性紫外線安定性単量体(a)0.1〜10.0
重量%と、シクロアルキル基を有する重合性単量体
(b)5.0〜97.9重量%と、水酸基を有する重合
性単量体(c)2.0〜35.0重量%と、を少なくと
も含む重合性単量体成分(x)(但し、重合性単量体成
分(x)を構成する各重合性単量体の合計が100重量
%となるようにする)を重合してなるアクリルポリオー
ル、および、樹脂固形分に対して容積濃度で10〜40
%の酸化チタン、を少なくとも含有してなる塗料用樹脂
組成物をポリイソシアネート化合物で硬化させた層であ
ることを特徴とする。
【0006】また、本発明の塗料用樹脂組成物は、本発
明のウレタン塗膜防水構造体におけるトップコート樹脂
層に用いられる、ポリイソシアネート化合物で硬化可能
な塗料用樹脂組成物であって、重合性紫外線安定性単量
体(a)0.1〜10.0重量%と、シクロアルキル基
を有する重合性単量体(b)5.0〜97.9重量%
と、水酸基を有する重合性単量体(c)2.0〜35.
0重量%と、を少なくとも含む重合性単量体成分(x)
(但し、重合性単量体成分(x)を構成する各重合性単
量体の合計が100重量%となるようにする)を重合し
てなるアクリルポリオールを含んでなり、かつ、樹脂固
形分に対して容積濃度で10〜40%の酸化チタンをも
含有していることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】〔ウレタン塗膜防水構造体〕本発
明のウレタン塗膜防水構造体は、ウレタン樹脂層と、該
ウレタン樹脂層の上に設けられたトップコート樹脂層
と、により構成されるものである。以下、各々について
説明する。なお、本発明のウレタン塗膜防水構造体によ
り被覆することができる基体としては、特に制限されな
いが、例えば、セメントコンクリート、アスファルトコ
ンクリート、石綿スレート(JIS5403)、ALC
板、PC板、FRC、プラスチック、木質物、金属等の
単独あるいは組み合わせで構成されたものが挙げられ
る。また、その形状についても、特に制限はなく、構造
物の表面であれば、球面、曲面、延長面、平面、垂直
面、斜面、天井面等いずれでもよい。基体には、必要に
応じ、ウレタン樹脂層を形成する前に予め下地処理、プ
ライマー処理等を施しておくことが好ましい。
【0008】(ウレタン樹脂層)本発明のウレタン塗膜
防水構造体は、以下に述べるウレタン樹脂層を有するこ
とによって、優れた防水性を発揮するものである。本発
明におけるウレタン樹脂層は、例えば、ポリオキシプロ
ピレンポリオール等のポリオールとトリレンジイソシア
ネート等のジイソシアネートとの反応により得られるイ
ソシアネート基末端プレポリマーからなる主剤と、ポリ
オールやポリアミンをイソシアネート反応成分としこれ
に有機金属塩等の触媒や必要に応じて可塑剤等を配合し
てなる硬化剤とを、施工現場で混合した後、コテ、ヘラ
もしくはレーキ等を用いて手塗り塗工し、硬化させるこ
とにより、形成することができる。
【0009】前記主剤を得る際に用いられるジイソシア
ネートとしては、各種異性体や混合物を含むトリレンジ
イソシアネートや、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート等の芳香族ジアミン等が挙げられる。また、
前記主剤を得る際に用いられるポリオールとしては、例
えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン等の低分子ポリオー
ルにプロピレンオキサイドを付加重合させて得られる
か、もしくは、プロピレンオキサイドとエチレンオキサ
イドを付加重合させて得られる、通常「PPG」と略称
されるものや、ポリオキシテトラメチレングリコール、
ポリカプロラクトンポリオール、ポリエステルポリオー
ル等が挙げられる。なお、これらポリオールの数平均分
子量は、通常、1,500〜8,000の範囲であるこ
とが好ましい。
【0010】前記イソシアネート基末端プレポリマー中
に含まれるイソシアネート基含有量は、1〜10重量%
であることが好ましく、1.5〜5重量%であることが
より好ましい。イソシアネート基含有量が1重量%未満
であると、塗膜の物性が低下する傾向があり、一方、1
0重量%を超えると、発泡して防水層としての機能を損
なう恐れがある。前記硬化剤の主成分であるポリアミン
としては、例えば、4,4’−メチレンビス(2−クロ
ロアニリン)、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン、ジエチルトルエンジアミンなどの
芳香族ポリアミン等が挙げられ、これらは単独もしくは
2種以上を混合して用いられる。
【0011】前記硬化剤には、例えば、フタル酸ジオク
チル、アジピン酸ジオクチル、リン酸トリクレジル、塩
素化パラフィン等の可塑剤を配合してもよい。さらに、
前記硬化剤には、必要に応じて、例えば、炭酸カルシウ
ム、タルク、ゼオライト、珪藻土等の無機充填剤;酸化
クロム、酸化チタン、ベンガラ、カーボンブラック、酸
化鉄等の顔料;安定剤;消泡剤;色分かれ防止剤;分散
剤;沈降防止剤;増粘剤;等の添加剤を配合することが
できる。前記主剤と硬化剤とを混合比は、主剤であるイ
ソシアネート基末端プレポリマーのNCOと硬化剤のN
2 との当量比が、NCO/NH2 =0.8〜1.5の
範囲となるようにすることが好ましく、1.0〜1.3
となるようにすることがより好ましい。
【0012】前記ウレタン樹脂層は、通常、0.5〜
5.0mm程度の厚みに形成されることが好ましい。
0.5mm未満であると、充分な防水性を発揮できない
ことがあり、一方、5.0mmを越えると、硬化収縮に
より亀裂が生じる傾向がある。 (トップコート樹脂層)本発明のウレタン塗膜防水構造
体におけるトップコート樹脂層は、以下に詳述する本発
明の塗料用樹脂組成物をポリイソシアネート化合物で硬
化させた層である。本発明の塗料用樹脂組成物をポリイ
ソシアネート化合物で硬化させることにより、優れた耐
侯性を示すトップコート樹脂層とすることができ、同時
に、下層との優れた接着性、高い硬度、光沢、肉持性、
耐溶剤性、耐ガソリン性を発揮することができる。
【0013】前記ポリイソシアネート化合物としては、
1分子中に2個以上のイソシアネート基を有するポリイ
ソシアネートであれば特に制限はなく、例えば、トリレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、リジンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネート、1,3−(イソシアナートメチ
ル)シクロヘキサン、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート、トリフェニルメタントリイソシアネート、等のア
ダクト体、ビュレット体、イソシアヌレート体;これら
ポリイソシアネートを、エタノール等のアルコール類、
フェノール等のフェノール性水酸基を有する化合物、ア
セトキシム等のオキシム類、ε−カプロラクタム等のラ
クタム類等のブロック剤で封鎖したブロックドポリイソ
シアネート;等が挙げられる。特に、塗膜の黄変を防止
するためには、芳香環に直接結合したイソシアネート基
を有しない無黄変性ポリイソシアネート化合物が好まし
い。これらは、1種のみを用いてもよく、2種以上を併
用してもよい。さらに、これらポリイソシアネート化合
物には、ジブチル錫ジラウレート、第3級アミン等の公
知の触媒を1種または2種以上添加してもよい。
【0014】前記ポリイソシアネート化合物は、後述す
る本発明の塗料用樹脂組成物に含まれるアクリルポリオ
ール中の水酸基1当量に対して、イソシアネート基が
0.8〜1.2当量となるように用いられることが好ま
しい。本発明において、前記ウレタン樹脂層の上にトッ
プコート樹脂層を積層して設ける方法としては、特に制
限されないが、例えば、本発明の塗料用樹脂組成物にポ
リイソシアネート化合物を配合したものを、刷毛やロー
ラーやスプレー等によって塗布するようにすればよい。
このとき、ポリイソシアネート化合物はできる限り塗布
直前に配合することが好ましいのであるが、ブロックド
ポリイソシアネートの場合にはあらかじめ配合しておく
こともできる。なお、トップコート樹脂層は、通常、1
0〜100μm程度の厚みに形成されることが好まし
い。10μm未満であると、耐侯性や均一性を損なう傾
向があり、一方、100μmを越えると、乾燥が遅くな
る傾向がある。
【0015】本発明のウレタン塗膜防水構造体の好まし
い形態においては、太陽熱輻射に対する全反射率は80
%以上となる。太陽熱輻射に対する全反射率が80%未
満であると、充分な太陽熱反射性が得られないこととな
る。後述する本発明の塗料用樹脂組成物が特定量の酸化
チタンを含有することにより、本発明のウレタン塗膜防
水構造体は、容易に、前記範囲の太陽熱輻射に対する全
反射率を発揮するものとなる。また、この太陽熱輻射に
対する全反射率は、曝露6カ月後にも75%以上を保持
することが好ましい。さらに、本発明のウレタン塗膜防
水構造体は、熱遮断率が90%以上であることが好まし
い。熱遮断率が90%未満であると、充分な太陽熱反射
性が得られにくい傾向がある。後述する本発明の塗料用
樹脂組成物が特定量の酸化チタンを含有することによ
り、本発明のウレタン塗膜防水構造体は、容易に、前記
範囲の熱遮断率を発揮するものとなる。
【0016】〔塗料用樹脂組成物〕本発明の塗料用樹脂
組成物は、重合性紫外線安定性単量体(a)と、シクロ
アルキル基を有する重合性単量体(b)と、水酸基を有
する重合性単量体(c)とを含む重合性単量体成分
(x)を重合してなるアクリルポリオールを含むもので
ある。このように、少なくともシクロアルキル基と紫外
線安定性基とを有するアクリルポリオールは、耐侯性に
優れ、塗料用樹脂組成物中に共存する酸化チタンの太陽
熱反射性能を長期間にわたり持続させることができるの
である。また、前記アクリルポリオールは、水酸基を有
することによりポリイソシアネート化合物と反応させる
ことができる。
【0017】前記重合性紫外線安定性単量体(a)とし
ては、立体障害を受けた窒素原子を有するピペリジニル
基と重合性不飽和基とを分子内に少なくとも1個有する
ものであれば、特に制限されないが、特に、下記一般式
(1)および一般式(2)
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】(一般式(1)および(2)中、R1 は、
水素原子またはシアノ基を表し、R2、R3 は、各々独
立して、水素原子、メチル基またはエチル基を表し、R
4 は、水素原子、炭素数1〜18のアルキル基を表し、
Xは、イミノ基または酸素原子を表す)で示される化合
物が、耐侯性に一段と優れる構造体とすることができる
ことから、好ましい。このような化合物としては、具体
的には、例えば、4−(メタ)アクリロイルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(メ
タ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン、4−シアノ−4−(メタ)アクリロイル
アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1
−(メタ)アクリロイル−4−(メタ)アクリロイルア
ミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−
(メタ)アクリロイル−4−シアノ−4−(メタ)アク
リロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、4−クロトノイルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、4−クロトノイルアミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−クロトノイ
ル−4−クロトノイルオキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン等が挙げられる。これらは1種のみを
用いてもよく、2種以上を適宜混合して用いてもよい。
【0021】前記重合性紫外線安定性単量体(a)の含
有率は、重合性単量体成分(x)を構成する全重合性単
量体の合計重量に対して、0.1〜10.0重量%とす
ることが重要である。好ましくは0.2〜5.0重量%
であるのがよい。紫外線安定性単量体(a)の含有率
が、0.1重量%未満であると、耐侯性の向上効果が現
れにくく、一方、10.0重量%を越えると、光沢、肉
持性が低下し、得られるウレタン塗膜防水構造体の外観
が損なわれる傾向があり、しかも一般に紫外線安定性単
量体(a)は高価であるためコスト的にも不利となる。
前記シクロアルキル基を有する重合性単量体(b)とし
ては、具体的には、例えば、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、
シクロドデシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
これらは、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
【0022】前記シクロアルキル基を有する重合性単量
体(b)の含有率は、重合性単量体成分(x)を構成す
る全重合性単量体の合計重量に対して、5.0〜97.
9重量%とすることが重要である。シクロアルキル基を
有する重合性単量体(b)の含有率が、5.0重量%未
満であると、得られるウレタン塗膜防水構造体の耐侯性
を充分に向上させることができないと同時に、光沢、肉
持性も低下する傾向があり、一方、97.9重量%を越
えると、乾燥性およびレベリング性が両立しにくくなる
傾向がある。前記水酸基を有する重合性単量体(c)と
しては、特に限定されないが、例えば、ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、カプロラクトン変性ヒドロキシ(メタ)
アクリレート(例えば、ダイセル化学工業(株)製「商
品名、プラクセルFM」等)、フタル酸とプロピレング
リコールとからなるポリエステルジオールのモノ(メ
タ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル
モノマー等が挙げられる。これらは1種のみを用いても
よく、2種以上を適宜混合して用いてもよい。
【0023】前記水酸基を有する重合性単量体(c)の
含有率は、重合性単量体成分(x)を構成する全重合性
単量体の合計重量に対して、2.0〜35.0重量%と
することが重要である。好ましくは、3.5〜23.0
重量%とするのがよい。水酸基を有する重合性単量体
(c)の含有率が、2.0重量%未満であると、架橋剤
を用いた場合、反応性が低下して充分な塗膜性能が得ら
れず、一方、35.0重量%を越えると、架橋剤を配合
した後の保存安定性が低下する。前記アクリルポリオー
ルを得る際の前記重合性単量体成分(x)は、さらに、
前記重合性紫外線吸収性単量体(d)をも含んでいるこ
とが好ましい。重合性紫外線吸収性単量体(d)をさら
に含有させることにより、得られるウレタン塗膜防水構
造体の耐侯性をより向上させることができる。
【0024】前記重合性紫外線吸収性単量体(d)とし
ては、特に限定されないが、例えば、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノンまたは2,2’,4−トリヒドロキ
シベンゾフェノンとグリシジル(メタ)アクリレートと
の反応により得られる、2−ヒドロキシ−4−(3−メ
タアクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)ベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−(3−アクリルオキシ
−2−ヒドロキシプロポキシ)ベンゾフェノン、2,
2’−ジヒドロキシ−4−(3−メタアクリルオキシ−
2−ヒドロキシプロポキシ)ベンゾフェノン、2,2’
−ジヒドロキシ−4−(3−アクリルオキシ−2−ヒド
ロキシプロポキシ)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン
系重合体;2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)ア
クリロイルオキシエチルフェニル〕−2H−ベンゾトリ
アゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)ア
クリロイルオキシプロピルフェニル〕−2H−ベンゾト
リアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)
アクリロイルオキシヘキシルフェニル〕−2H−ベンゾ
トリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−t−ブ
チル−5’−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニ
ル〕−2H−ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロ
キシ−3’−t−ブチル−5’−(メタ)アクリロイル
オキシエチルフェニル〕−5−クロロ−2H−ベンゾト
リアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチ
ル−3’−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニ
ル〕−2H−ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロ
キシ−5’−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニ
ル〕−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−
〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフェニル〕−5−メトキシ−2H−ベンゾトリ
アゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)ア
クリロイルオキシエチルフェニル〕−5−シアノ−2H
−ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’
−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル〕−5−
t−ブチル−2H−ベンゾトリアゾール等のベンゾトリ
アゾール系重合体;が挙げられる。これらの中でも特
に、ベンゾトリアゾール系重合体が好ましい。これらは
1種のみを用いてもよく、2種以上を適宜混合して用い
てもよい。
【0025】前記重合性紫外線吸収性単量体(d)の含
有率は、重合性単量体成分(x)を構成する全重合性単
量体の合計重量に対して、0.1〜10.0重量%、好
ましくは0.2〜5.0重量%であるのがよい。重合性
紫外線吸収性単量体(d)の含有率が、0.1重量%未
満であると、より充分に満足する耐侯性が得られず、1
0.0重量%を越えると、重合安定性が悪く、しかも光
沢、肉持性、作業性が低下する傾向があるため、好まし
くない。前記アクリルポリオールを得る際の前記重合性
単量体成分(x)としては、前記の各重合性単量体
(a)(b)(c)(d)のほかに、これらと共重合可
能な他の重合性単量体(e)をもさらに含有していても
よい。共重合可能な他の重合性単量体(e)としては、
特に制限されないが、具体的には、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ート等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル類;グリ
シジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有不飽和
単量体;(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ビニルピリジン、
ビニルイミダゾール等の窒素含有不飽和単量体;塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン等のハロゲン含有不飽和単量体;
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳
香族不飽和単量体;酢酸ビニル等のビニルエステル;ビ
ニルエーテル;(メタ)アクリロニトリル等の不飽和シ
アン化合物;等が挙げられる。また、(メタ)アクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸等のカルボキシル基含有不飽和単量体;ビニルスル
ホン酸、スチレンスルホン酸、スルホエチル(メタ)ア
クリレート等のスルホン酸基含有不飽和単量体;2−
(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェー
ト、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルアシッド
ホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオキシ−3−
クロロ−プロピルアシッドホスフェート、2−メタクリ
ロイルオキシエチルフェニルリン酸等の酸性リン酸エス
テル系不飽和単量体;等の酸性官能基を含有する重合性
不飽和単量体も使用することができる。これら例示の重
合性単量体は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併
用してもよい。
【0026】重合性単量体成分(x)として、前記他の
重合性単量体(e)をも含有する場合、その含有率は、
重合性単量体成分(x)を構成する全重合性単量体の合
計重量に対して、92.9重量%以下とすることが好ま
しい。また、前記例示の他の重合性単量体(e)のうち
酸性官能基を含有する重合性不飽和単量体は、アクリル
ポリオールが架橋反応する際の内部触媒としても作用す
るので、全重合性単量体中、5.0重量%以下、好まし
くは0.1〜3.0重量%とするとよい。但し、重合性
単量体成分(x)を構成する前述の各重合性単量体の含
有率は、常にそれらの合計が100重量%となるように
して選択されるものである。
【0027】前記重合性紫外線安定性単量体(a)と、
シクロアルキル基を有する重合性単量体(b)と、水酸
基を有する重合性単量体(c)と、必要に応じて、前記
重合性紫外線吸収性単量体(d)およびこれらと共重合
可能な他の重合性単量体(e)とからなる重合性単量体
成分(x)を重合してアクリルポリオールを得る際の、
重合方法としては、特に限定されるものではなく、例え
ば、溶液重合、塊状重合、懸濁重合、エマルション重合
等の従来公知の重合方法を採用すればよい。前記重合の
際の溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン等の高
沸点の芳香族系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソ
ルブアセテート等のエステル系溶剤;メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;等を単
独あるいは併用して使用することができるのであるが、
これらに限定されるものではない。
【0028】前記重合の際には、必要に応じて重合開始
剤を使用することができる。重合開始剤としては、特に
限定されるものではなく、例えば、アゾビスイソブチロ
ニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド等の通常のラジカル開始剤を単独あるい
は併用して使用すればよい。前記重合の際の重合条件に
ついては、特に限定されるものでなく、適宜選択すれば
よい。具体的には、重合温度は、室温〜200℃、好ま
しくは40〜140℃の範囲がよい。また、重合時間
は、反応の進行状況に応じ、それぞれ、適宜選択すれば
よい。また、重合に際しては、必要に応じて、公知の他
の添加剤等を添加することもできる。
【0029】本発明の塗料用樹脂組成物は、酸化チタン
をも含有しているものである。酸化チタンを含有させる
ことにより、太陽熱反射性を著しく向上させることがで
きる。前記酸化チタンは、塗料用樹脂組成物の固形分に
対する容積濃度(樹脂固形分および酸化チタンの総容積
中の酸化チタン容積濃度)で10〜40%の割合で含有
されていることが重要である。10%未満であると、充
分な太陽熱反射性が得られず、一方、40%を越える
と、塗膜外観が悪くなったり、耐侯性が大きく低下する
傾向にある。
【0030】本発明の塗料用樹脂組成物においては、前
記アクリルポリオールを硬化させるための前記ポリイソ
シアネート化合物をも含有し、2液ウレタン樹脂組成物
となっていることが、耐久性、耐水性および耐溶剤性の
点から好ましい。この場合、ポリイソシアネート化合物
とアクリルポリオールとの割合は、アクリルポリオール
中の水酸基1当量に対して、イソシアネート基が0.8
〜1.2当量となるようにすることが好ましい。本発明
の塗料用樹脂組成物には、必要に応じ、アクリルポリオ
ール中の水酸基とイソシアネート基とのウレタン化反応
を促進させる、例えば、ジラウリン酸ジ−n−ブチルス
ズ等の有機スズ化合物や第三級アミン等の公知の触媒を
含有させることができる。
【0031】本発明の塗料用樹脂組成物は、必要に応じ
て、前記酸化チタン以外の顔料や、その他の種々の添加
剤を含有するものであってもよい。前記酸化チタン以外
の顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、三酸化アン
チモン、亜鉛華、リトポン、鉛白等の白色顔料や、カー
ボンブラック、黄鉛、モリブテン赤、ベンガラ、黄色酸
化鉄、黄華等の着色顔料のような無機顔料;ベンジジ
ン、ハンザイエロー等のアゾ化合物や、フタロシアニン
ブルー等のフタロシアニン類のような有機顔料;が挙げ
られる。また、他の添加剤としては、例えば、充填剤
(フィラー)、トナー、湿潤剤、帯電防止剤、顔料分散
剤、可塑剤、酸化防止剤、流れコントロール剤、粘度調
整剤等が挙げられる。特に、紫外線吸収剤としては、ベ
ンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリシレート
系、シアノアクリレート系、酸アニリド系、トリアジン
系等が挙げられ、紫外線安定剤としては、ヒンダードア
ミン系、ベンゾエート系等が挙げられる。これら顔料や
添加剤は、1種類のみを用いてもよいし、2種類以上を
併用することもできる。
【0032】なお、本発明の塗料用樹脂組成物は、例え
ば、基体、ウレタン樹脂層等からなる既設構造体を補修
する際に、新たなトップコート樹脂層として塗布するこ
ともできる。補修の際には、新たなトップコート樹脂層
は0.005〜1.0mm程度の厚みになるように形成
することが好ましい。
【0033】
【実施例】以下に、実施例および比較例によって本発明
をより具体的に説明するが、本発明は実施例に限定され
るものではない。なお、実施例および比較例に記載の
「部」は「重量部」を示している。 <製造例1(アクリルポリオールの製造)>攪拌装置、
温度計、冷却装置、滴下装置および窒素ガス導入管を取
りけた四つ口フラスコに、キシレン50部および酢酸ブ
チル50部を仕込み、窒素ガス気流下で100℃に昇温
した。次いで、このフラスコ内を100℃に保持したま
ま、4−メタクリロイルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン2部、シクロヘキシルメタクリレー
ト40部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート18
部、メチルメタクリレート20部、ブチルメタクリレー
ト10部、ブチルアクリレート9部、メタクリル酸1
部、およびベンゾイルパーオキサイド1部からなる混合
物を2時間かけて滴下し、同温度で4時間熟成して、ア
クリルポリオール(1)を得た。
【0034】得られたアクリルポリオール(1)を11
0℃のオーブン中で1時間乾燥したところ、不揮発分
(樹脂固形分)は49.8重量%であった。また、BM
型粘度計((株)東京計器製)により測定した粘度は、
1800mPa・sであった。また、HLC−8020
型ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(東ソー
(株)製)により測定した数平均分子量(ポリスチレン
換算)は、10,000であった。 <製造例2および比較製造例1〜3(アクリルポリオー
ルの製造)>表1に示す製造例1の各重合性単量体成分
を表1に示す通りに変更した以外は、製造例1と同様に
して、アクリルポリオール(2)および比較アクリルポ
リオール(1)〜(3)を得た。
【0035】得られた各アクリルポリオールについて、
製造例1と同様に、不揮発分、粘度および数平均分子量
を測定した。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】〔実施例1〕製造例1で得たアクリルポリ
オール(1)に、酸化チタン(石原産業(株)製「タイ
ペークCR−95」)を、樹脂固形分に対して容積濃度
で25%になるように配合し、サンドミルでよく分散さ
せて、塗料用樹脂組成物(1)を得た。他方、ウレタン
樹脂層を以下のようにして得た。すなわち、まず、容量
3Lの四つ口フラスコに、トリレンジイソシアネート
(日本ポリウレタン工業(株)製「TDI−100」:
NCO含有率48.3重量%、2,4−トリレンジイソ
シアネート100%)138gを仕込み、次いで、ポリ
プロピレンエーテルジオール(第一工業製薬(株)製
「PPG−2000」:数平均分子量2000、OH価
56mgKOH/g)862gを仕込み(NCO/OH
当量比1.84)、窒素気流化で攪拌しながら80℃ま
で徐々に加熱し、80℃で7時間反応させた後、室温ま
で冷却し、プレポリマー成分を調製した。JIS−K−
1558に準じて測定した該プレポリマー成分のNCO
含有量は3.03%であった。次に、容量2Lのポリプ
ロピレン製ビーカーに、3,3’−ジクロロ−4,4’
−ジアミノジフェニルメタン(イハラケミカル工業
(株)製「キャミンMT」:アミン価420mgKOH
/g)12g、ジオクチルフタレート(大日本インキ化
学(株)製)107g、炭酸カルシウム(日東粉化商事
(株)製「NS−100」)180g、および消泡剤
(楠本化成(株)製「P−420」)1.5gを仕込
み、予備混合した後、3本ロールでロール練りして、硬
化剤を調製した。そして、上記で得られたプレポリマー
成分と硬化剤とを、プレポリマー成分:硬化剤(重量
比)=1:2(NCO/NH2 =1.18)の割合で混
合した後、厚みが1.5〜2.0mmになるようにヘラ
でコートし、常温で乾燥させて、ウレタン樹脂層を得
た。
【0038】次に、上記で得た塗料用樹脂組成物(1)
に、多官能イソシアネート(住友バイエルウレタン
(株)製「スミジュールN−3200」)を、該樹脂組
成物中の水酸基1当量に対してイソシアネート基が1当
量となるように配合するとともに、トルエン:酢酸ブチ
ル(1:1容量比)溶液でエアスプレー可能な粘度まで
希釈し、上記で得たウレタン樹脂層上に、乾燥塗膜40
μmになるようにエアスプレーで塗装した後、常温で乾
燥させて、ウレタン塗膜防水構造体(1)を得た。 〔実施例2および比較例1〜5〕表2に示すアクリルポ
リオールを用い、酸化チタンの容積濃度を表2に示す通
りに変更した以外は実施例1と同様にして、塗料用樹脂
組成物(2)および比較塗料用樹脂組成物(1)〜
(5)を得、次いで、各塗料用樹脂組成物を用いて、実
施例1と同様にして、ウレタン塗膜防水構造体(2)お
よび比較ウレタン塗膜防水構造体(1)〜(5)を得
た。
【0039】以上、実施例1,2および比較例1〜5で
得られた各ウレタン塗膜防水構造体について、初期、お
よび、JIS−A−1410「プラスチック建築材料の
屋外曝露試験方法」に準じて行った屋外曝露試験6カ月
後の、太陽熱輻射に対する全反射率を下記のようにして
測定した。結果を表2に示す。 <太陽熱輻射に対する全反射率>日立自記分光光度計
(日立製作所製「Spectpotometer U−
3400」を用いて、800nm、1000nm、12
00nm、1400nm、1600nm、1800n
m、2000nmの各波長での反射率を測定し、その平
均値を全反射率(%)とした。
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、良好な耐侯性を有し、
優れた太陽熱反射性を長期にわたり持続することができ
るとともに、高い防水性を備えたウレタン塗膜防水構造
体、およびそれに用いられる塗料用樹脂組成物を提供す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 18/62 C08G 18/62 C09D 175/04 C09D 175/04 (72)発明者 ▲吉▼田 雅也 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 Fターム(参考) 4D075 AE03 CA02 CA13 CA32 CA38 CA44 CA48 CB04 DA06 DB12 DC02 DC03 EA07 EA19 EA23 EB14 EB22 EB38 EB45 EB56 EC02 EC47 EC54 4F100 AA21 AA21H AK01B AK51A AK51B BA02 EH46 EH462 EH61 EH612 EJ86 EJ862 GB07 JD05 JL09 JM02B JN06 4J034 DB07 DP03 DP18 FA04 FB01 FC02 GA33 HA07 HC03 HC12 HC71 HC73 RA07 RA10 4J038 CC021 CC031 CC081 CD021 CD081 CE051 CF021 CG021 CG031 CG061 CG071 CG141 CG161 CG171 CG191 CG211 CH031 CH041 CH071 CH131 CH171 CH181 CH191 CH201 CH221 CJ111 CJ151 CK021 CK041 DD051 DG101 DG272 DG282 DG302 DM011 FA261 GA03 GA13 HA216 KA08 KA12 MA02 NA03 NA04 NA19 PA19 PB05 PC01 PC04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウレタン樹脂層の上にトップコート樹脂層
    が設けられてなるウレタン塗膜防水構造体であって、 前記トップコート樹脂層が、重合性紫外線安定性単量体
    (a)0.1〜10.0重量%と、シクロアルキル基を
    有する重合性単量体(b)5.0〜97.9重量%と、
    水酸基を有する重合性単量体(c)2.0〜35.0重
    量%と、を少なくとも含む重合性単量体成分(x)(但
    し、重合性単量体成分(x)を構成する各重合性単量体
    の合計が100重量%となるようにする)を重合してな
    るアクリルポリオール、および、樹脂固形分に対して容
    積濃度で10〜40%の酸化チタン、を少なくとも含有
    してなる樹脂組成物をポリイソシアネート化合物で硬化
    させた層である、ことを特徴とするウレタン塗膜防水構
    造体。
  2. 【請求項2】太陽熱輻射に対する全反射率が80%以上
    である、請求項1に記載のウレタン塗膜防水構造体。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のウレタン塗膜防
    水構造体におけるトップコート樹脂層に用いられる、ポ
    リイソシアネート化合物で硬化可能な塗料用樹脂組成物
    であって、 重合性紫外線安定性単量体(a)0.1〜10.0重量
    %と、シクロアルキル基を有する重合性単量体(b)
    5.0〜97.9重量%と、水酸基を有する重合性単量
    体(c)2.0〜35.0重量%と、を少なくとも含む
    重合性単量体成分(x)(但し、重合性単量体成分
    (x)を構成する各重合性単量体の合計が100重量%
    となるようにする)を重合してなるアクリルポリオール
    を含んでなり、かつ、樹脂固形分に対して容積濃度で1
    0〜40%の酸化チタンをも含有している、ことを特徴
    とする塗料用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記重合性単量体成分(x)が、さらに、
    重合性紫外線吸収性単量体(d)0.1〜10.0重量
    %をも含む、請求項3に記載の塗料用樹脂組成物。
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