JP2002309078A - 軟質樹脂組成物およびその軟質樹脂組成物でなる膜状弾性体と硬質樹脂成型体とで構成される複合成型体 - Google Patents

軟質樹脂組成物およびその軟質樹脂組成物でなる膜状弾性体と硬質樹脂成型体とで構成される複合成型体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬質樹脂との共押出成形における接着性に優
れ、かつ成形性や耐久性、緩衝機能に優れた膜状弾性体
形成用の軟質樹脂組成物をより簡便かつ低コストで提供
し、さらに、該軟質樹脂組成物でなる膜状弾性体と硬質
樹脂成型体とで構成される複合成型体を提供する。 【解決手段】 硬度65〜75度(JISA)であるウ
レタン系熱可塑性エラストマー100重量部と、硬度8
5〜95度(JISA)であるポリエステル系熱可塑性
エラストマー10〜40重量部と、硬度65〜75度
(JISA)であるスチレン系熱可塑性エラストマー2
0〜60重量部と、からなる軟質樹脂組成物を形成し
た。また、形成した軟質樹脂組成物にて、硬質樹脂との
共押出成形を行い、硬質樹脂による成形部と幅0.3〜
2.0mmの少なくとも一本の線上で接着される膜厚
0.3〜1.0mmの膜状弾性体を形成した。また、硬
質樹脂による成形部と二本の線上で両端が接着されて、
硬質樹脂による成形部とで中空構造を構成する膜状弾性
体を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬質樹脂との共押
出成形において、前記硬質樹脂との接着性に優れ、かつ
弾性疲労し難い膜状弾性体形成用の軟質樹脂組成物およ
びその軟質樹脂組成物でなる膜状弾性体と硬質樹脂成型
体とで構成される複合成型体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂製部材の性能および機能
の高度化に伴い、硬質樹脂と軟質樹脂との共押出による
複合成形が盛んに行われている。しかしながら、一般に
異種樹脂間における接着性能は必ずしも良いとはいえ
ず、特に、硬質樹脂とゴム弾性に富む軟質樹脂との接着
性が悪い。
【0003】このため、前記問題を改善する方法とし
て、少なくとも一方の樹脂にもう一方の樹脂と親和性の
高い相溶化剤を添加し、樹脂同士の接着性能を向上させ
る方法、あるいは、少なくとも一方の樹脂を変性し、例
えば、共通の構造を有する成分を共重合させることによ
り親和性を向上させる方法や、極性置換基を導入するこ
とにより樹脂に電気的な偏りを生じさせて、接着性能を
向上させる方法などが検討されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、軟質樹脂の緩衝
機能をより効果的に発現するために該軟質樹脂で形成さ
れる膜状弾性体を硬質樹脂による成形部に接着した複合
成型体は、軽量かつ緩衝効果が大きいため、内装材、水
まわりのパッキン材など住宅部材に高い需要がある。
【0005】このような複合成型体を形成する場合は、
軟質樹脂で構成される膜状弾性体と硬質樹脂による成形
部とを互いに独立した機能を有する構造体として形成
し、かつ、共押出によって両部材を完全に複合一体化さ
せなくてはならず、極めて小さい接触面における両樹脂
部材の強い融着を実現させる必要があった。
【0006】しかしながら、異種樹脂部材間の接着力の
向上と、個々の部材の成形性や耐久性、機能特性とを同
時に両立させることは困難であった。
【0007】すなわち、硬質樹脂との接着強度を上げる
ために軟質樹脂の各種相溶化剤の添加等を行うと、密度
や硬度が低下する結果として、その成形性が低下し、軟
質部材で構成された膜状弾性体の形状を正確に再現する
ことが困難になった。また、比較的短期間の繰り返し圧
縮等によって該膜状弾性体の変形、破損が生じるという
問題が挙げられた。また、特に厨房や台所等において頻
繁に使用する場合においては、食用油などの付着による
汚染劣化が著しく、耐油、耐久性能が低下した。
【0008】また、共重合による共通構造の導入、ある
いは極性置換基の導入など、軟質樹脂の構造変性によっ
て硬質樹脂との接着性能を向上させる方法は、ある程度
までは有効な手立てであるが、この場合においても、軟
質樹脂の分子構造が変化することにより、本来有する物
理的特性が失われる結果として、その成形性や耐久性、
緩衝機能が低下する傾向にあった。しかも、樹脂の構造
変性を行うためには大規模な合成反応制御機器類が必要
であるため、コストや手間がかかるといった問題があっ
た。
【0009】そこで、本発明は、硬質樹脂との共押出成
形における接着性に優れ、かつ成形性や耐久性、緩衝機
能に優れた膜状弾性体形成用の軟質樹脂組成物をより簡
便かつ低コストで提供し、さらに、該軟質樹脂組成物で
なる膜状弾性体と硬質樹脂成型体とで構成される複合成
型体を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0011】まず、本願の請求項1に記載の発明は、硬
質熱樹脂との共押出成形により、該硬質樹脂とで複合成
型体を構成する膜状弾性体形成用の軟質樹脂組成物であ
って、硬度65〜75度(JISA)であるウレタン系
熱可塑性エラストマー100重量部と、硬度85〜95
度(JISA)であるポリエステル系熱可塑性エラスト
マー10〜40重量部と、硬度65〜75度(JIS
A)であるスチレン系熱可塑性エラストマー20〜60
重量部と、からなることを特徴とする。
【0012】この発明において使用されるウレタン系熱
可塑性エラストマーとは、長鎖構造を有する脂肪族性ポ
リエーテルで形成された軟質相と短鎖グリコールのポリ
ウレタンで形成された硬質相とが海島状に分布した二相
構造を形成していると考えられる。また、一般的な性質
としては、高粘着性であり、ゴムと同様の引っ張り強さ
を保持し、ゴムよりも引き裂き強さおよび摩耗抵抗が大
きい、さらに耐老化性、耐油性に優れ、低温時の物理特
性の低下が極めて少ない。また、硬質樹脂として、AB
S樹脂との接着特性が良好である。しかし、硬度が非常
に低く、成形性に劣るため、単独では目的とする膜状弾
性体の構造を保持することができない。
【0013】また、ポリエステル系熱可塑性エラストマ
ーとは、軟質相として長鎖構造を有する脂肪族ポリエス
テルを用い、そのゴム相中に硬質相であるポリブチレン
テレフタレートあるいはポリエチレンテレフタレートが
分散している二層構造であると考えられる。なお、該エ
ラストマーにABS樹脂を約50%混合し、樹脂軟化温
度をABSとほぼ等しくしたものは、硬質部材としてA
BS樹脂を用いた場合において、該硬質部材との親和性
が増加し、より接着効果が向上する。一般的な性質とし
ては、成形性が良く、耐油性にも優れるが、硬度が高
く、ゴム弾性が極めて低いため、単独で使用した場合、
形成した膜状弾性体の形状の復元性、緩衝機能が低下す
る。その結果、長期間の繰り返し使用において膜状弾性
体の亀裂、破損が生じる。
【0014】また、スチレン系エラストマーとは、ポリ
スチレンーポリブタジエンーポリスチレンのABA型ブ
ロック共重合体であり、ポリスチレン成分の少ないもの
は物理的な架橋構造をとるので、熱可塑性樹脂と同様に
利用されている。また、プラスチック成型品としては、
ポリスチレン成分60〜90%のものが用いられ、ポリ
スチレン層にポリブタジエン粒子のミクロ分散した二層
構造を形成する。硬質相にポリスチレンブロック、軟質
相にゴム性質を有するポリブタジエン、ポリイソプレン
あるいはその水添物を持つもので、トリブロック共重合
体や星形ブロック共重合体の構造のものである。また、
それぞれの相は共重合体あるいはアロイによってさらに
多様な性質を付与することが可能であり、例えばポリス
チレンにエチレンなどのオレフィンを共重合したもの、
ポリプロピレンなどとのブレンド体などがある。さら
に、分子内に存在する二重結合を安定化させ、耐光性、
耐熱性などを強化するため、一部水添処理されているも
のもある。いずれもゴム弾性に優れ、柔軟であるが、硬
質ABS樹脂との接着性は劣る。また、比較的耐油性、
耐久性が悪い傾向にあり、繰り返し使用により、著しい
緩衝機能の低下が認められる。
【0015】したがって、この発明によれば、ABS樹
脂を主成分とするような硬質樹脂との接着性が良く、弾
性に富み、高い耐久性および耐油性を有するウレタン系
熱可塑性エラストマー100重量部に対して、比較的硬
度が高く、かつABS樹脂との接着強度が高いポリエス
テル系熱可塑性エラストマーを10〜40重量部混合す
ることにより、接着性を低下させることなく成形性を向
上させることとなる。また、さらに、ゴム成分を含有す
るスチレン系熱可塑性エラストマーを20〜60重量部
混合することによって、軟質樹脂組成物にゴム弾性を付
与させることとなる。これにより、得られた該軟質樹脂
組成物の硬度(JISA)は70度から75度となり、
硬質樹脂との共押出成形における接着性に優れ、かつ成
形性、耐久性、緩衝機能に優れた膜状弾性体を形成する
ことが可能になり、パッキンなど緩衝材および密封材と
して適応することが可能となる。
【0016】また、該軟質樹脂組成物において、より高
い接着強度、緩衝性能および耐油性を要求する場合、上
記全ての構成樹脂の長所がより増幅され、かつその短所
はより低減される混合最適範囲は、それぞれウレタン系
熱可塑性エラストマー100重量部に対して、ポリエス
テル系熱可塑性エラストマーを30〜40重量部、スチ
レン系熱可塑性エラストマーを40〜50重量部とする
ことが好ましい。
【0017】この場合、成形性および硬質熱可塑性組成
物との接着性はさらに向上するとともに、成形した該膜
状弾性体を構成する該軟質樹脂組成物のゴム弾性、耐久
性、耐油性が向上する結果、台所や厨房などの耐油性を
強く要求する場合においても、パッキンなどの緩衝材お
よび密封材として、より高い性能を発揮することが可能
となる。
【0018】しかし、上記ウレタン系熱可塑性エラスト
マー100重量部に対して、ポリエステル系熱可塑性エ
ラストマーが10重量部未満である場合は、得られる軟
質樹脂組成物の硬度が非常に低いため、成形性が著しく
低下する。また、40重量部を超えて配合すると、硬度
が高く、弾性が低下するため、得られる膜状弾性体の緩
衝作用が著しく低下する。
【0019】一方、上記ウレタン系熱可塑性エラストマ
ー100重量部に対して、スチレン系熱可塑性エラスト
マーが20重量部未満である場合は、得られる軟質樹脂
組成物はゴム弾性に劣り、得られる膜状弾性体における
形状復元性が低下する。また、60重量部を超えて配合
すると、硬質樹脂との接着性能が著しく低下するととも
に、耐久性、耐油性能が低下する。
【0020】前記ポリウレタン系熱可塑性エラストマー
の市販品としては、東洋紡績株式会社製(商品名:東洋
紡ウレタン)、三菱化学株式会社製(商品名:プリマロ
イ)などがある。また、ポリエステル系熱可塑性エラス
トマーの市販品としては、例えば東レ株式会社製(商品
名:トヨラック)がある。また、前記スチレン系熱可塑
性エラストマーの市販品としては、例えば新興化成株式
会社製(商品名:スーパートリブレン)、理研ビニル工
業株式会社製(商品名:レオストマー、アクティマ
ー)、株式会社クラレ製(商品名:セプトン)などがあ
る。
【0021】また、本願の請求項2に記載の発明は、上
記請求項1の発明の軟質樹脂組成物において、膜厚が
0.3〜1.0mmであり、硬質樹脂による成形部と幅
0.3〜2.0mmの少なくとも一本の線上で接着され
る膜状弾性体を形成することを特徴とする。
【0022】この発明によれば、前記軟質樹脂組成物が
比較的膜厚の薄い膜状弾性体を独立した構造体として形
成され、さらに該膜状弾性体が比較的小さい接着面にて
硬質樹脂と接着されることになり、硬質樹脂との共押出
成形において、ごく小さい面で接着する薄膜かつ複雑多
様な形状を有する弾性体を形成することが可能となる。
【0023】また、本願の請求項3に記載の発明は、上
記請求項2記載の発明の軟質樹脂組成物が、硬質樹脂に
よる成形部と二本の線上で両端が接着されて、硬質樹脂
による成形部とで中空構造を構成する膜状弾性体を形成
することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、前記軟質樹脂組成物は
硬質樹脂と二本の線上で両端が接着され中空構造を有す
る膜状弾性体を形成することになり、該膜状弾性体はよ
り効果的な緩衝作用を発現することとなる。
【0025】また、本願の請求項4に記載の発明は、硬
質樹脂成型体と、該硬質成型体に接着された軟質樹脂組
成物でなる膜状弾性体とで構成され、共押出成形により
形成される複合成型体であって、上記軟質樹脂組成物
は、硬度65〜75度(JISA)であるウレタン系熱
可塑性エラストマー100重量部と、硬度85〜95度
(JISA)であるポリエステル系熱可塑性エラストマ
ー10〜40重量部と、硬度65〜75度(JISA)
であるスチレン系熱可塑性エラストマー20〜60重量
部と、からなることを特徴とする膜状弾性体と硬質樹脂
成型体とで構成されることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、前記複合成型体におい
て、上記請求項1の発明の軟質樹脂組成物が硬質樹脂と
の共押出成形における接着性に優れ、かつ成形性、耐久
性、緩衝機能に優れた膜状弾性体を形成することが可能
であるため、該軟質樹脂組成物で形成した膜状弾性体は
ABS樹脂を主成分とするような硬質樹脂成型体と強固
に接着され、かつ高いゴム弾性、耐久性、耐油性を有し
ていることとなり、内装材、水まわりのパッキン材など
緩衝作用および密閉性が要求される住宅部材としての性
能が向上することとなる。
【0027】また、本願の請求項5に記載の発明は、上
記請求項4の発明の複合成型体において、膜状弾性体は
膜厚が0.3〜1.0mmであり、硬質樹脂成型体と幅
0.3〜2.0mmの少なくとも一本の線上で接着され
ていることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、上記請求項2の発明の
軟質樹脂組成物が硬質樹脂との共押出成形において、ご
く小さい面で接着する薄膜かつ複雑多様な形状を有する
弾性体を形成することが可能であるため、該軟質樹脂組
成物にて形成された複合成型体における膜状弾性体は、
膜厚が比較的薄く、さらに比較的小さい面積で硬質樹脂
と強固に接着し、任意形状を保持することとなり、十分
な耐久性を有する、デザイン性の高い複合成型体を形成
することが可能となる。
【0029】また、本願の請求項6に記載の発明は、上
記請求項5の発明の複合成型体において、膜状弾性体
は、硬質樹脂成型体と二本の線上で両端がそれぞれ接着
され、該硬質樹脂成型体とで中空構造を構成しているこ
とを特徴とする。
【0030】この発明によれば、上記請求項3の発明の
軟質樹脂組成物が硬質樹脂と二本の線上で両端が接着さ
れ中空構造を有する膜状弾性体を形成することになり、
該膜状弾性体はより効果的な緩衝作用を発現するため、
該軟質樹脂組成物にて形成された複合成型体における膜
状弾性体は、硬質樹脂と二本の線上で両端が接着された
中空構造を形成することになり、中空内部の空隙に存在
する空気層によって、複合成型体はより高い緩衝作用を
発現することとなる。また該膜状弾性体の両端が接着さ
れていることによって耐久性がより高く、該複合成型体
をより長期間使用することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本願発明に係る軟質樹脂組
成物およびその軟質樹脂組成物でなる膜状弾性体と硬質
樹脂成型体とで構成される複合成型体において、第1の
実施の形態について実施例に基づいて具体的に説明する
が、本願発明はその要旨を超えない限り、実施例に限定
されるものではない。
【0032】
【実施例】硬質ABS樹脂は日本A&L株式会社製(商
品名:SRナチュラル:SR)を用いた。軟質樹脂組成
物において、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(商
品名:東洋紡ウレタンE3070A:東洋紡績株式会社
製)を100重量部、ポリエステル系熱可塑性エラスト
マー(商品名:トヨラック SA01:東レ株式会社
製)を32.5重量部、スチレン系熱可塑性エラストマ
ー(商品名:スーパートリブレン HD9705:新興
化成株式会社製)を42.9重量部とし、これらを力学
的に均一に混合させ、ホッパーに投入した。
【0033】なお、成型物の発泡を防ぐため、使用する
樹脂はいずれも約85℃で3時間程度乾燥させてから用
いた。
【0034】シリンダ温度はホッパー側から押出口へ、
170℃185℃185℃とし、溶融混練の過程でそれ
ぞれの原料を均一化させた。一方、硬質ABS樹脂は、
シリンダ温度をホッパー側から175℃185℃195
℃とし、溶融させた。さらに熱溶融した両樹脂は200
〜220℃に設定されたダイへと誘導され、ここから押
し出されると同時に複合化させた。
【0035】図1に示すように、複合成型体1は、硬質
ABS樹脂より形成された硬質基材10と、軟質樹脂に
て形成された膜状弾性体20から共押出一体成形により
構成され、該膜状弾性体20の膜部21の両端が、該硬
質基材10とそれぞれ接着部21a,21bにて接着さ
れることによって、該硬質基材10と略U字状の該膜状
弾性体20とで中空部30を形成している。また、該膜
部21の厚みは約0.5mmであり、該膜部21の接着
部21a,21bは、該硬質基材10と約0.8mmの
幅で結合している。また、該硬質基材10は長尺帯状に
形成されている。
【0036】これにより、上記膜状弾性体20が圧縮応
力を受ける際、上記膜部21が直接変形して衝撃を緩和
するだけでなく、上記中空部30の空気層がその衝撃を
緩和し、複合成型体1はより高い緩衝効果を奏する。ま
た、上記膜部21の両端が接着部21aおよび21bに
てそれぞれ固定されており、せん断応力に対しても高い
抵抗性が発現される。
【0037】
【比較例1】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラル SR)を用
いた。軟質樹脂組成物として、スチレン系熱可塑性エラ
ストマー(商品名:スーパートリブレン HD970
5:新興化成株式会社製)のみを用いた。成形条件は実
施例と同様にした。
【0038】
【比較例2】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラルSR)を用い
た。軟質樹脂組成物として、スチレン系熱可塑性エラス
トマー(商品名:セプトンSUM698:株式会社クラ
レ製)のみを用いた。成形条件は実施例と同様にした。
【0039】
【比較例3】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラルSR)を用い
た。軟質樹脂組成物として、スチレン系熱可塑性エラス
トマー(試作品名:L0B9312M:理研ビニル工業
株式会社製)のみを用いた。成形条件は実施例と同様に
した。
【0040】
【比較例4】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラルSR)を用い
た。軟質樹脂組成物として、ポリエステル系熱可塑性エ
ラストマー(商品名:トヨラックSA01:東レ株式会
社製)のみを用いた。成形条件は実施例と同様にした。
【0041】
【比較例5】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラルSR)を用い
た。軟質樹脂組成物として、ポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマー(商品名:東洋紡ウレタンE3070A:東
洋紡績株式会社製)のみを用いた。成形条件は実施例と
同様にした。
【0042】
【比較例6】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラルSR)を用い
た。軟質樹脂組成物として、スチレン系熱可塑性エラス
トマーを全く使用せず、ポリウレタン系熱可塑性エラス
トマー(商品名:東洋紡ウレタンE3070A:東洋紡
績株式会社製)を100重量部、ポリエステル系熱可塑
性エラストマー(商品名:トヨラックSA01:東レ株
式会社製)を20重量部を混合させ、実施例と同様の成
形条件にて成形した。
【0043】
【比較例7】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラル SR)を用
いた。軟質樹脂組成物として、ポリエステル系熱可塑性
エラストマーを全く使用せず、ポリウレタン系熱可塑性
エラストマー(商品名:東洋紡ウレタンE3070A:
東洋紡績株式会社製)を100重量部、スチレン系熱可
塑性エラストマー(商品名:スーパートリブレンHD9
705:新興化成株式会社製)を100重量部混合さ
せ、実施例と同様の成形条件にて成形した。
【0044】
【比較例8】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラルSR)を用い
た。軟質樹脂組成物として、ポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマーを全く使用せず、ポリエステル系熱可塑性エ
ラストマー(商品名:トヨラックSA01:東レ株式会
社製)を20重量部、スチレン系熱可塑性エラストマー
(商品名:スーパートリブレンHD9705:新興化成
株式会社製)を80重量部混合させ、実施例と同様の成
形条件にて成形した。
【0045】
【比較例9】硬質ABS樹脂は、実施例と同様、日本A
&L株式会社製(商品名:SRナチュラルSR)を用い
た。軟質樹脂組成物として、ポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマー(商品名:東洋紡ウレタンE3070A:東
洋紡績株式会社製)を100重量部、ポリエステル系熱
可塑性エラストマー(商品名:トヨラックSA01:東
レ株式会社製)を53.4重量部、スチレン系熱可塑性
エラストマー(商品名:スーパートリブレンHD970
5:新興化成株式会社製)を80重量部混合させ、実施
例と同様の成形条件にて成形した。
【0046】実施例および比較例1から9において、得
られた複合成型体1において、軟質樹脂組成物による膜
状弾性体20の硬質基材10に対する耐剥離性、耐油
性、耐光性、成形性、1Kgの荷重を毎秒1回で10万
回繰り返してかけた場合の軟質樹脂組成物の耐久性(パ
ッキンテスト)および24時間植物性油脂に浸漬後、同
様にパッキンテストを行い、評価した結果を表に示す。
【0047】また、耐剥離性は、引っ張り試験機(OR
IENTEC社製、商品名:TENSILON RTA
-1T)にて90度剥離試験を行った。試験条件は一端
を固定した複合成型体1における膜状弾性体20にヘッ
ドスピード10mm/分にて4kgfで90度方向の引
っ張り力を与え、硬質基材10と該膜状弾性体20との
剥離挙動を観察し、耐性の程度として、容易に剥離した
ものを×、やや剥離が認められたものを△、まったく剥
離の起こらなかったものを○で評価した。
【0048】また、耐油性は24時間植物性油脂に浸漬
後の膨潤および接着状態を観察し、耐性の程度として、
軟質樹脂組成物が著しく膨潤、変形し、硬質基材10と
膜状弾性体20とが剥離したものを×、該膜状弾性体2
0にのみ、やや膨張が認められるものを△、まったく損
傷を受けなかったものを○で評価した。
【0049】また、耐光性は、(スガ試験機株式会社製
商品名:紫外線ロングライフフェードメーター)にて
所定期間、紫外線照射を行い、膜状弾性体20の劣化、
退色挙動を観察し、耐光性の高いものとして、著しい変
色あるいは退色が認められ、劣化したものを×、やや変
色が認められたものを△、ほとんど損傷を受けなかった
ものを○で評価した。
【0050】成形性は成形操作の難易度、表面および形
状の外観、再現性などを総合的に評価し、成形が困難で
あり、かつ得られた膜状弾性体20の形状安定性が低
く、表面が粗く、光沢のないものを×、成形が容易で、
かつ得られた該膜状成型体20の形状安定性が高く、表
面光沢に優れるものを○、○を満たす評価基準のうち、
一つでも欠ける点があるものを△で評価した。
【0051】パッキンテストおよび耐油パッキンテスト
は同様に複合成型体1に破損のないもののみを合格とし
た。
【0052】
【表1】
【0053】この結果から、第1の実施例で形成された
軟質樹脂組成物および該軟質樹脂組成物でなる膜状弾性
体と硬質樹脂成型体とで構成される複合成型体が、いず
れの性能においても最も優れた特性を有するということ
が明らかである。
【0054】また、図2に示す、本願発明の第2の実施
の形態に係る複合成型体2について説明すると、この複
合成型体2においては、軟質樹脂組成物より形成された
膜状弾性体50の膜部51が複数の接着部51a,51
b,51c,...,51xにて硬質基材40と接着さ
れ、該硬質基材40と該膜状弾性体50とで複数の中空
部60を形成している。
【0055】したがって、これにより、上記膜部51が
直接変形して衝撃を緩和するだけでなく、第1の実施の
形態と同様に、上記中空部60が複数形成されることに
よって、複合成型体2はさらに高い緩衝効果を奏する。
また、広範囲にわたって連続した緩衝効果を得ることが
できる。また、上記膜部51が複数の接着部51a、5
1b,51c,...,51xにてそれぞれ固定されて
おり、せん断応力に対してより高い抵抗性が発現され
る。
【0056】さらに、図3に示す、本願発明の第3の実
施の形態に係る複合成型体3について説明すると、この
複合成型体3においては、軟質樹脂組成物より形成され
た膜状弾性体80の膜部81が接着部81aにて硬質基
材70と接着されている。また、該膜状弾性体80の両
端部がそれぞれ外側に向かって略U字上に屈曲してい
る。
【0057】したがって、これにより、上記複合成型体
3は、圧縮応力に対して上記膜部81が直接変形し、そ
の衝撃を緩和するだけでなく、該膜部81において、両
端がそれぞれ外側に屈折するように変形し、十分偏平化
するため、圧縮する物体との間に形成される隙間がより
小さく、高い密封性を発揮することができる。
【0058】また、例えば、図4に示すように、本願発
明の第4の実施の形態に係る複合成型体3’において、
軟質樹脂組成物より形成された膜状弾性体80’の膜部
81’が接着部81a’にて硬質基材70’と接着さ
れ、該膜状弾性体80’の両端部がそれぞれ内側に向か
って略U字上に屈曲しており、この場合においても、第
3の実施の形態と同様の効果で高い緩衝効果および密封
性が発現される。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、特に硬
質ABS樹脂などの硬質樹脂との共押出成形において、
接着性に優れ、耐油性が高く、かつ弾性疲労し難い膜状
弾性体形成用の軟質樹脂組成物が提供でき、さらに該軟
質樹脂組成物でなる膜状弾性体と硬質樹脂成型体とで構
成される複合成型体を簡便に提供することが可能とな
る。その結果、内装材に限らず台所や厨房など耐油性が
必要な場合にも高い緩衝効果および密封性を保持できる
ため、防音効果および衛生効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係る複合成型体
の断面斜視図である。
【図2】本願発明の第2の実施の形態に係る複合成型体
の断面図である。
【図3】本願発明の第3の実施の形態に係る複合成型体
の断面図である。
【図4】本願発明の第4の実施の形態に係る複合成型体
の断面図である。
【符号の説明】
1,2,3,3’ 複合成型体 10,40,70,70’ 硬質
基材 20,50,80,80’ 膜状
弾性体 21,51,81,81’ 膜部 21a,21b,51a,51b,51c,...,5
1x,81a,81a’ 接着部 30,60 中空部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 25:00) B29K 55:02 B29K 55:02 67:00 67:00 75:00 75:00 B29L 9:00 B29L 9:00 22:00 22:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質樹脂との共押出成形により、該硬質樹
    脂とで複合成型体を構成する膜状弾性体形成用の軟質樹
    脂組成物であって、硬度65〜75度(JISA)であ
    るウレタン系熱可塑性エラストマー100重量部と、硬
    度85〜95度(JISA)であるポリエステル系熱可
    塑性エラストマー10〜40重量部と、硬度65〜75
    度(JISA)であるスチレン系熱可塑性エラストマー
    20〜60重量部と、からなる軟質樹脂組成物。
  2. 【請求項2】膜厚が0.3〜1.0mmであり、硬質樹
    脂による成形部と幅0.3〜2.0mmの少なくとも一
    本の線上で接着される膜状弾性体を形成する請求項1に
    記載の軟質樹脂組成物。
  3. 【請求項3】硬質樹脂による成形部と二本の線上で両端
    が接着されて、硬質樹脂による成形部とで中空構造を構
    成する膜状弾性体を形成する請求項2に記載の軟質樹脂
    組成物。
  4. 【請求項4】硬質樹脂成型体と、該硬質成型体に接着さ
    れた軟質樹脂組成物でなる膜状弾性体とで構成され、共
    押出成形により形成される複合成型体であって、上記軟
    質樹脂組成物は、硬度65〜75度(JISA)である
    ウレタン系熱可塑性エラストマー100重量部と、硬度
    85〜95度(JISA)であるポリエステル系熱可塑
    性エラストマー10〜40重量部と、硬度65〜75度
    (JISA)であるスチレン系熱可塑性エラストマー2
    0〜60重量部と、からなることを特徴とする膜状弾性
    体と硬質樹脂成型体とで構成される複合成型体。
  5. 【請求項5】膜状弾性体は膜厚が0.3〜1.0mmで
    あり、硬質樹脂成型体と幅0.3〜2.0mmの少なく
    とも一本の線上で接着されていることを特徴とする請求
    項4に記載の膜状弾性体と硬質樹脂成型体とで構成する
    複合成型体。
  6. 【請求項6】膜状弾性体は、硬質樹脂成型体と二本の線
    上で両端がそれぞれ接着され、該硬質樹脂成型体とで中
    空構造を構成している請求項5に記載の膜状弾性体と硬
    質樹脂成型体とで構成される複合成型体。
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