JP2002308476A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像形成装置

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JP2002308476A
JP2002308476A JP2001119879A JP2001119879A JP2002308476A JP 2002308476 A JP2002308476 A JP 2002308476A JP 2001119879 A JP2001119879 A JP 2001119879A JP 2001119879 A JP2001119879 A JP 2001119879A JP 2002308476 A JP2002308476 A JP 2002308476A
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roller
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conveying
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Kazuhiko Ishiwatari
和彦 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラとレジ前下ガイドとの隙間にシートが
巻き込まれてジャム等が発生するのを防止する。 【解決手段】 シート搬送方向に沿って上流側に配置さ
れた上流側搬送ローラ5,6と、該上流側搬送ローラに
より搬送されるシートの先端をそのニップ部に突き当て
てループを作ることによりシートの斜行補正をする斜行
補正ローラ7,8と、各ローラに駆動を伝達する駆動伝
達手段51,52と、を備え、シート後端が上流側搬送
ローラ5,6を抜ける前に上流側搬送ローラへの駆動伝
達を遮断し、その後、斜行補正ローラ7,8の搬送力に
よりシートを上流側搬送ローラ5,6から引き抜いて搬
送することにより、レジ前下ガイド9の隙間にシートが
巻き込まれないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを搬送する
シートシート搬送装置及び、このシート搬送装置を備え
た、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の複写機等の画像形成装置には、
記録紙(シート)を画像を形成するための画像形成部ま
で正しい姿勢で画像形成のタイミングを合わせて搬送す
るためのシート搬送装置が具備されている。従来、この
シート搬送装置は、例えば図9に示されるように、画像
形成部の感光体ドラム112の上流側に、通常レジスト
ローラと呼ばれるローラ対106が配置され、記録紙を
案内する面が凸形状となるようにやや湾曲した形状のレ
ジ前ガイド部107を挟んで、上流側にレジ前ローラ1
05(駆動ローラローラ105a,従動ローラ105
b)が配置されている。
【0003】給紙カセット1から送り出された記録紙S
は、レジ前ローラ105により搬送され、停止状態のレ
ジストローラのローラ対106のニップ部に突き当てら
れてループが形成され、記録紙Sの先端曲がりの補正
(斜行補正)がされる。
【0004】そして、原稿画像の準備ができた後、ロー
ラ対106を回転させることで、感光体ドラム112面
上への露光114の開始と、記録紙Sの搬送開始のタイ
ミングを合わせて感光体ドラム112と転写ローラ11
3の間の転写部Pへと記録紙Sを送り、記録紙Sの先端
位置と感光ドラム面上のトナー像の先端位置との位置合
わせを行って、記録紙Sの正しい位置に画像が形成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では以下のような問題点があった。
【0006】図10に示すように,記録紙先端をレジス
トローラのローラ対106に突き当ててループを作り斜
行補正した後、記録紙を搬送するためのローラ対106
の矢印A方向の回転とともに、レジ前ローラ105も矢
印A方向へ回転し続ける。
【0007】この場合、図10に示すように、記録紙後
端がレジ前ローラ105を抜けた後に、作られたループ
が矢印Bの方向に減少し消滅するまでの時間、記録紙後
端部Sbがレジ前ローラ105のローラ105aのゴム
ローラ部の表面を矢印Cの方向に接触し続けるので、図
中一点鎖線に示すように、記録紙後端部Sbがローラ1
05aのゴムローラ部に対するレジ前下ガイド107の
切欠き部の隙間108に巻き込まれ、記録紙の後端部側
に傷や跡をつけたりジャムを発生するおそれがあった。
【0008】本発明は、これらの問題点に鑑みてなされ
たもので、レジ前ローラとレジ前下ガイドとの間にシー
トの後端が巻き込まれないようにして、シートへのダメ
ージ及びジャムの発生を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート搬送方
向に沿って上流側に配置された上流側搬送ローラと、該
上流側搬送ローラにより搬送されるシートの先端をその
ニップ部に突き当ててループを作ることによりシートの
斜行補正をする斜行補正ローラと、前記各ローラに駆動
を伝達する駆動伝達手段と、を備えるシート搬送装置に
おいて、シート後端が前記上流側搬送ローラを抜ける前
に該上流側搬送ローラへの駆動伝達を遮断し、その後、
前記斜行補正ローラの搬送力によりシートを前記上流側
搬送ローラから引き抜いて搬送することを特徴とする。
【0010】本発明は、前記上流側搬送ローラと前記駆
動伝達手段の間にワンウェイクラッチを設けていること
を特徴とする。
【0011】本発明は、前記上流側搬送ローラと前記斜
行補正ローラとの間でシートを案内するガイドが湾曲形
状をしていることを特徴とする。
【0012】本発明は、前記斜行補正ローラの搬送力に
より駆動の伝達が遮断された上流側搬送ローラから引き
抜かれるシート後端部の引抜き量を設定する設定手段
と、該設定手段により設定された情報に基づいて、前記
斜行補正ローラの搬送力により上流側搬送ローラから引
き抜かれるシート後端部の引抜き量を変更する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】本発明は、搬送するシートの種類及び/又
はサイズを入力する手段と、その入力された情報に応じ
て、前記斜行補正ローラの搬送力により上流側搬送ロー
ラから引き抜かれるシート後端部の引抜き量を変更する
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1乃至図
3は本発明の第1の実施の形態を示す図であり、図1は
要部断面図、図2は画像形成装置である複写機の主断面
図、図3は動作を説明する図である。まず、図2を用い
て複写機でコピ−画像が得られるまでの概要を簡単に説
明する。
【0015】原稿ガラス201上に原稿をセットし、コ
ピ−ボタンを押すと露光装置201は原稿を照射しなが
ら矢印Dの方向に移動し原稿全面を走査する。露光装置
より原稿を照射した光は第2、3ミラ−203により折
り返されレンズによりCCD204に結像する。CCD
204により読み取られた原稿は画像処理部で電気信号
に変換されレ−ザスキャナ100に伝送される。そして
レ−ザスキャナ100から射出された画像情報に対応す
る画像書き込み光学系により走査されて感光ドラム10
1上に結像して静電潜像を作る。この静電潜像は現像器
102により現像される。
【0016】Sは記録紙であり、給紙カセット1にセッ
トされ複写機本体内に収められている。給紙カセット1
が複写機本体内にセットされると図示しないリフタモ−
タにより給紙カセット1内の紙面が上昇して給紙可能状
態になる。記録紙Sは給紙ロ−ラ2の回転により移動を
開始し、分離ロ−ラ3,4により1枚ずつ分離され上流
側搬送ロ−ラ5,6を経て斜行補正ローラであるレジス
トロ−ラ7,8へと搬送される。
【0017】レジストローラ7,8により、斜行補正さ
れた記録紙は転写部へと搬送され、先ほど現像器102
により現像された像を感光ドラム101と転写ローラ1
03により記録紙上に転写される。画像を転写された記
録紙はシート搬送部10を経由して定着器11で記録紙
上の像を定着して排紙ロ−ラ12により機外に排出され
片面のコピ−動作を終了する。
【0018】次にシート搬送部について詳細に説明す
る。図1は本実施の形態を最も良く表す図であり、本発
明を実施したシート搬送部の断面図である。
【0019】記録紙Sは上述したようにカセット1から
上流側のレジ前ローラ5,6を経てレジストローラ7,
8へと図の矢印Eの方向へ搬送される。レジ前ローラと
レジローラの間の搬送路は、図1に示すようにほぼ直線
形状となるようにレジ前下ガイド9が形成されている。
また、レジストローラ7は駆動伝達手段51により駆動
され、上流側レジ前ローラ5は別の駆動伝達手段52に
よりおのおの駆動伝達される。
【0020】記録紙Sはレジ前ローラ5,6にて搬送さ
れ、斜行を補正するために駆動伝達手段51により駆動
を遮断されて停止したレジストローラ7,8に先端を当
接させ、更に任意の長さ(本実施の形態においては約1
0mm程度)のループを作った後、駆動伝達手段52に
よりレジ前ローラ5,6も一時停止させてループを保持
することにより斜行補正を行う。斜行補正の後、レジス
トローラ7,8とレジ前ローラ5,6はそれぞれの駆動
伝達手段51,52により駆動を与えられてループを保
持したまま記録紙の搬送が続行される。
【0021】図3のように、記録紙Sの後端部Sbとレ
ジ前ローラ5,6のニップ部までの距離がLになったと
き、駆動伝達手段52よりレジ前ローラ5,6の駆動が
遮断され、レジ前ローラ5,6は停止する。実験では、
部品公差、紙送りシーケンスのバラツキ等考えて、引抜
き量L=3〜20mm程度が最適であった。
【0022】なお、引抜き量Lは、レジ前ローラ5,6
の上流側にセンサ(図示せず)を配置し、このセンサの
検知に基づいて駆動伝達手段52による駆動伝達を遮断
することにより設定してもよいし、予めサイズ検知セン
サ(図示せず)によりカセット1内のシートのサイズを
検知しておき、その検知したサイズとレジ前ローラ5,
6の搬送量とで設定するようにしてもよい。
【0023】その後、記録紙後端部はレジストローラ
7,8の搬送力によってレジ前ローラ5,6から引き抜
かれるため、記録紙の後端部Sbはレジ前ローラ5のゴ
ムローラ部に対するレジ前下ガイド9の切欠き部の隙間
53に巻き込まれることがなく下流側の転写部方向に搬
送される。
【0024】ここで、レジストローラ7,8で引き抜く
際、レジストローラ7,8の搬送力はレジ前ローラ5,
6からの引き抜き力に対して十分大きい(本実施の形態
では約10倍以上)ため、確実に引き抜くことが可能で
ある。
【0025】以上のように、記録紙後端が上流側のレジ
前ローラ5,6を抜ける前にレジ前ローラ5,6の駆動
が遮断され、その後記録紙は下流側のレジストローラ
7,8の搬送力により、レジ前ローラ5,6から引き抜
いて搬送されるため、記録紙後端部がレジ前ローラ5と
レジ前下ガイド9との隙間に巻き込まれて後端部に傷や
跡をつけたりジャム等発生することなく問題なく搬送さ
れる。よって、シート搬送装置の品質及び信頼性を向上
する効果がある。
【0026】(第2の実施の形態)図4を用いて本発明
の第2の実施の形態を説明する。図4は本実施の形態を
最も良く表すシート搬送部の断面図である。なお、第1
の実施の形態と異なる構成を詳細に説明し、同じ符号を
付したものについては説明を省略する。
【0027】本実施の形態においてはレジ前ローラ5
5,56とレジストローラ7,8との間のレジ前下ガイ
ド板54は記録紙を案内する側が凸形状となるようにや
や湾曲した形状をしている。
【0028】本構成においても第1の実施の形態と同様
に、記録紙先端をレジストローラ7,8に突き当て所定
のループを作り斜行補正をした後、記録紙後端が上流側
のレジ前ローラ55,56を抜ける前にレジ前ローラの
駆動を遮断し、その後、記録紙を下流側のレジストロー
ラ7,8の搬送力によりレジ前ローラ55,56から引
き抜いて搬送する。これにより、記録紙後端部に傷や跡
をつけたり、ジャム等発生することなく問題なく搬送す
ることができる。
【0029】しかしながら、湾曲したレジ前下ガイド5
4の様な搬送路を挟んで上流側のレジ前ローラ55,5
6と下流側にレジストローラ7,8が配置されている
と、記録紙をレジストローラ7,8により引き抜く際に
レジ前下ガイド54に記録紙が強く擦られることにな
る。これは下流側のレジ前ローラ55,56から記録紙
を引き抜く時のバックテンションがレジ前下ガイド板5
4への押し付け力として加わるためである。このよう
に、レジ前下ガイド54が湾曲している場合、次のよう
な問題が発生する可能性がある。
【0030】1.記録紙と搬送路が擦れることによる搬
送路の磨耗や、紙粉の発生 2.レジストローラに引き抜き時の抵抗が加わるためロ
ーラの早期磨耗 3.レジストローラに引き抜き時の抵抗が加わるため駆
動力の増加 4.記録紙にストレスがかかるため転写時の画像不良や
定着時の紙シワ 5.レジストローラの前奥での圧バランスや引き抜き時
の前奥での抵抗差による記録紙の斜行 以上の様な問題を無くすため本実施の形態では、図4に
示すように、レジ前ローラ軸と駆動伝達手段の入力側ギ
ア59の間である、レジ前ローラ55の軸上の入力ギア
57内部にワンウェイクラッチ58を配置し、記録紙引
き抜き時にレジ前ローラ55が空転可能な構成とした。
【0031】この構成により、レジストローラ7,8で
記録紙を引き抜く際にレジ前ローラ55,56は軽い力
で空転するので、そのときのバックテンションは減少で
きる。実験によれば、バックテンションは約1/5にす
ることができた。
【0032】その結果、レジ前下ガイド板54への押し
付け力は大幅に減少し、以下の5項目のように上記問題
点はすべて解決可能である。
【0033】1.搬送路の磨耗や紙粉の発生の減少 2.レジストローラの磨耗減少による耐久性向上 3.レジストローラ駆動トルクの減少 4.記録紙の転写時の画像不良や定着時の紙シワの防止 5.レジストローラ引き抜き時の前奥での抵抗差による
記録紙の斜行防止
【0034】以上のように、レジ前ローラ55と駆動伝
達手段52の間にワンウェイクラッチ58を設けること
により、たとえ、レジ前ローラ55,56とレジストロ
ーラ7,8の間のレジ前下ガイド板54が湾曲している
場合においても、記録紙がレジストローラ7,8に引き
抜かれる時のバックテンションを小さく抑えることがで
きるので、レジ前下ガイド54の摩耗やレジストローラ
7,8の耐久性等の問題はすべて解決され、シート搬送
装置の更なる品質と信頼性を向上することが可能にな
る。更に、駆動トルクも低く抑えることができるのでロ
ーラを駆動するモータの小型化及び消費電流の抑制が可
能となるため、装置のコストダウン及び省消費電力化の
効果にもつなげられる。
【0035】なお、レジ前下ガイド54を湾曲していな
い第1の実施の形態で示した直線的なガイドとすれば、
さらに効果的である。
【0036】(第3の実施の形態)図5乃至図8に基づ
いて本発明の第3の実施の形態について説明する。図5
は本発明のシート搬送装置を備えた画像形成装置である
複写機の一部正面図を有する主断面図、図6は本発明の
要部であるシート搬送部の断面図、図7はシート搬送部
の斜視図、図8はレジ前ローラの断面図である。
【0037】図5において、第1及び第2の実施の形態
と同じ構成については、同符号を記して説明を省略す
る。図において、61、62はレジ前ローラ、7,8は
レジストローラ、54はやや湾曲した形状のレジ前下ガ
イドである。
【0038】また、208は入力手段でもある操作部で
あり、ユーザーが操作部の表示から記録紙の種類やサイ
ズ等を選ぶと複写機本体側で入力された情報を認識す
る。63は操作部208より入力された記録紙の情報に
よりレジ前ローラ61の駆動伝達手段52を制御する制
御手段である。
【0039】次にシート搬送部について詳細に説明す
る。
【0040】第2の実施の形態と同様に、レジ前ローラ
61と駆動伝達手段52の入力側の軸15との間にワン
ウェイクラッチ14が図7のように上流側のレジ前ロー
ラ61の側面に配置されている。図8はレジ前ローラ6
1の構成の詳細図であり、摺動性樹脂のハウジング部1
6とゴムローラ部17から構成され、摺動性樹脂のハウ
ジング部16はワンウェイクラッチ14の嵌合部14a
が矢印Fのように嵌合し一体となって回転するよう設け
られている。そのため、記録紙がレジストローラ7,8
によりレジ前ローラ61,62から引き抜かれる時のバ
ックテンションを小さく抑えることができるので、第2
の実施の形態と同様に、レジ前下ガイド54の摩耗やレ
ジストローラ7,8の耐久性等の問題はすべて解決され
ている。
【0041】図7において、Mはレジ前ローラ61のゴ
ムローラ部に対するレジ前下ガイド54の切欠き部64
のローラ軸方向長さであり、本実施の形態の場合、約1
20mmである。実験によると、この長さMが50mm
以上のとき顕著にレジ前ローラへの記録紙後端の巻き込
みが発生した。
【0042】また、記録紙のサイズ(特に奥行きサイ
ズ)や、種類(厚さ等)により、レジストローラ7,8
の搬送力が変わる。レジストローラの搬送力が小さい場
合は、レジ前ローラ61,62から記録紙を引き抜く
際、ループがなくなった瞬間に装置の前奥での抵抗差に
より記録紙の斜行が悪くなることがあった。
【0043】これに対し、本実施の形態においては、操
作部208からの記録紙の入力情報に応じて制御手段6
3がレジ前ローラ61の駆動伝達手段52を制御し、ロ
ーラから引き抜かれる記録紙後端部の引抜き量Lを変更
可能に構成している。
【0044】本実施の形態で使用した引抜き量Lを表1
に示す。
【0045】
【表1】
【0046】この表の値はあくまでも一例であり、本体
装置のローラの配置や記録紙搬送速度等により適宜変更
が必要であり、本発明の効果範囲を制限するものではな
い。
【0047】これにより、たとえば、奥行き長さの短い
A5サイズ/薄紙の記録紙の場合は引抜き量が5mmに
制御され、斜行は悪くなることはなく良好に搬送され
た。その他のサイズの記録紙についても、表1の引抜き
量にそれぞれ制御され、良好な記録紙搬送が達成でき
た。
【0048】また、本実施の形態において、記録紙のサ
イズ等の入力手段として、操作部を用いたが、例えば、
記録紙の厚さ検知手段やカセットサイズ検知手段等の出
力を本体への記録紙情報の入力手段として用いることも
可能である。
【0049】以上のように、入力手段(操作部)からの
記録紙の入力情報に応じて、制御手段がレジ前ローラの
駆動伝達手段を制御してレジストローラがレジ前ローラ
から引き抜く記録紙後端部の量を変更可能に構成するこ
とにより、記録紙のサイズや種類に関わらず、斜行等の
発生がない良好な記録紙搬送を達成できる。よって、本
発明を実施したのシート搬送装置を備える複写機におい
ても、特に紙搬送の品質と信頼性を向上することが可能
になった。
【0050】なお、上記実施の形態では記録紙のサイズ
や種類の記録紙情報に基づいて制御手段がシートの引抜
き量を設定するようにしているが、ユーザがシートの引
抜き量を直接操作部208から設定手段により設定し、
この設定した情報に基づいて制御手段がレジ前ローラの
駆動制御を行うようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、シート後端が上流側のレ
ジ前ローラを抜ける前に、レジ前ローラの駆動が遮断
し、その後シートを下流側のレジストローラの搬送力に
よりレジ前ローラから引き抜いて搬送することにより、
シート後端部に傷や跡をつけたり、ジャム等発生するこ
となく、問題なく搬送することができる。よって、シー
ト搬送装置の品質及び信頼性を向上する効果がある。
【0052】更に、レジ前ローラと駆動伝達手段の入力
側の間にワンウェイクラッチを設けるものでは、レジ前
ローラとレジストローラとの間のレジ前下ガイド部が湾
曲している場合でも、シートが引き抜かれる時のバック
テンションを小さく抑えることができ、ガイドの摩耗や
レジストローラの耐久性等の問題はすべて解決され、更
なる品質と信頼性を向上することが可能になる。そし
て、トルクも低く抑えることができるので、ローラを駆
動するモータの小型化及び消費電流の抑制が可能となる
ため、装置のコストダウン及び省消費電力化の効果もあ
る。
【0053】更に、シートのサイズや種類等を入力する
手段を設けるものでは、その入力情報に応じて制御手段
によりレジ前ローラ駆動を制御し、記録紙のサイズや種
類のよって、レジ前ローラから引き抜かれるシート後端
部の量を変更するので、斜行等の搬送不良がない良好な
シート搬送を達成できる。よって、シート搬送の品質と
信頼性を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるシート搬送装
置の断面図
【図2】図1のシート搬送装置を実施した複写機の主断
面図
【図3】記録紙後端引抜き時の説明図
【図4】本発明の第2の実施の形態であるシート搬送装
置の断面図
【図5】図4のシート搬送装置を実施した複写機の主断
面図、及び正面図
【図6】本発明の第3の実施の形態であるシート搬送部
の断面図
【図7】図6のシート搬送装置の斜視図
【図8】図6のレジ前ローラの構成の詳細図
【図9】本発明の従来例であるシート搬送装置の断面図
【図10】図10に示した従来例の詳細断面図
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 給紙ローラ 3,4 分離ローラ 5,6 レジ前ローラ 7,8 レジストローラ 9 レジ前下ガイド 10 搬送路 11 定着器 12 排紙ローラ 14、58 ワンウェイクラッチ 14a 嵌合部 15 ローラ軸 16 ハウジング部 17 ゴムローラ部 51 レジストローラの駆動伝達手段 52 レジ前ローラの駆動伝達手段 54 レジ前下ガイド 55,56 レジ前ローラ 57 駆動ギア 59 入力側ギア 61,62 レジ前ローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 3F102 AA02 AB01 BA02 BB02 CB00 DA08 EA03 EC08 FA08 FA09 3F343 FA02 FB02 FC15 GA03 GB01 GC01 GD01 HD07 JA01 KB06 KB07 MA03 MA26 MB04 MB15 MC08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート搬送方向に沿って上流側に配置さ
    れた上流側搬送ローラと、該上流側搬送ローラにより搬
    送されるシートの先端をそのニップ部に突き当ててルー
    プを作ることによりシートの斜行補正をする斜行補正ロ
    ーラと、前記各ローラに駆動を伝達する駆動伝達手段
    と、を備えるシート搬送装置において、 シート後端が前記上流側搬送ローラを抜ける前に該上流
    側搬送ローラへの駆動伝達を遮断し、その後、前記斜行
    補正ローラの搬送力によりシートを前記上流側搬送ロー
    ラから引き抜いて搬送することを特徴とするシート搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記上流側搬送ローラと前記駆動伝達手
    段の間にワンウェイクラッチを設けていることを特徴と
    する請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記上流側搬送ローラと前記斜行補正ロ
    ーラとの間でシートを案内するガイドが湾曲形状をして
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシ
    ート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記斜行補正ローラの搬送力により駆動
    の伝達が遮断された上流側搬送ローラから引き抜かれる
    シート後端部の引抜き量を設定する設定手段と、該設定
    手段により設定された情報に基づいて、前記斜行補正ロ
    ーラの搬送力により上流側搬送ローラから引き抜かれる
    シート後端部の引抜き量を変更する制御手段と、を備え
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 搬送するシートの種類及び/又はサイズ
    を入力する手段と、その入力された情報に基づいて、前
    記斜行補正ローラの搬送力により上流側搬送ローラから
    引き抜かれるシート後端部の引抜き量を変更する制御手
    段と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 上前記請求項1から5のいずれかに記載
    のシート搬送装置と、 前記シート搬送装置から送り出されたシートに画像を形
    成する画像形成部と,を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011051759A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Ricoh Co Ltd 用紙搬送装置及び画像形成装置

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