JP2002308133A - 運転操作装置 - Google Patents

運転操作装置

Info

Publication number
JP2002308133A
JP2002308133A JP2001115869A JP2001115869A JP2002308133A JP 2002308133 A JP2002308133 A JP 2002308133A JP 2001115869 A JP2001115869 A JP 2001115869A JP 2001115869 A JP2001115869 A JP 2001115869A JP 2002308133 A JP2002308133 A JP 2002308133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction force
movement amount
force
detected
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001115869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4513227B2 (ja
Inventor
Eiji Kasai
栄治 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001115869A priority Critical patent/JP4513227B2/ja
Publication of JP2002308133A publication Critical patent/JP2002308133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4513227B2 publication Critical patent/JP4513227B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反力発生機構により操作レバーが移動不能に
なったり、操作レバーの操作量センサが異常となって
も、操舵制御を可能とすること。 【解決手段】 運転操作装置は、車体に対し移動可能に
支持されるとともに運転者により操作される操作レバー
10と、前記操作部材の移動量を検出する移動量検出手
段26と、前記操作部材に加わる操作力を検出する操作
力検出手段10dと、操作レバーに対し反力を発生する
反力発生手段(出力部B12、スイッチング回路42、
電動モータ25等)とを備えている。また、本装置は、
前記検出される移動量が異常であるか否かを判定する移
動量異常検出部B3を備え、前記検出される移動量が正
常と判定されるときはスイッチ部B1を介して移動量に
基く操舵制御を行い、前記移動量が異常であると判定さ
れたときはスイッチB1を切換えて前記検出される操作
力に基く操舵制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に対し移動可
能に支持されるとともに運転者により操作される操作レ
バー等の操作部材の移動量等に応じて車両の転舵角等の
運転制御量を変更する運転操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の運転制御装置は、例えば、特開
平10−226352号公報に記載されている。開示さ
れた装置は、車輪の向きを変える舵取機構に機械的に連
結されていない操舵手段と、前記操舵手段の操舵角を検
出する操舵角検出手段と、検出された操舵角に応じて前
記舵取機構の転舵角を増減制御する制御手段を備えてい
る。また、この装置は、前記検出された操舵角に基いて
前記操舵手段に与えるべき反力を求める制御手段と、電
動モータ、同電動モータを駆動する反力増減部、及び同
電動モータと前記操舵手段とを接続/切断するクラッチ
を含む反力増減手段と、前記反力増減手段の故障を検出
したときに前記電動モータを短絡して前記反力を所定の
値とする短絡手段とを備えていて、反力増減手段の故障
時にも所定の反力を発生させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、反力増減手段の故障に起因して操舵
手段が操舵(移動)できないようなステッィク故障(又
は操舵ロック状態)が発生すると、検出される操舵角が
一定値となるため、実質的に転舵角を変更することがで
きないという問題がある。また、操舵角を検出する操舵
角センサ等の操舵角検出手段が異常となった場合にも同
様の問題が発生する。
【0004】本発明は、上記課題に対処するためになさ
れたものであって、その特徴は、車両の運転操作装置で
あって、車体に対し移動可能に支持されるとともに運転
者により操作される操作部材と、前記操作部材の移動量
を検出する移動量検出手段と、運転者により前記操作部
材に加えられる操作力を検出する操作力検出手段と、前
記操作力に抗する反力を発生する反力発生手段と、前記
検出される移動量が異常であるか否かを判定する異常状
態判定手段と、前記検出される移動量が異常であると判
定されないときは少なくとも同検出される移動量に基い
て前記車両の運転制御量を変更するとともに、前記移動
量が異常であると判定されたときは前記検出される移動
量に代えて前記検出される操作力に基いて同運転制御量
を変更する運転制御量変更手段とを備えたことにある。
【0005】この場合、上記操作部材は車両のステアリ
ングホイール型、航空機の所謂操縦桿型、ジョイスティ
ック(操作レバー)型等、運転者により操作され車体に
移動(直線移動、回動等を含む。)可能な部材であれ
ば、どのような形状を有していてもよい。また、上記運
転制御量は例えば転舵角(タイヤ切れ角)、内燃機関の
スロットルバルブ開度又はアクセル開度、ブレーキアク
チュエータの発生する制動力等の車両の運転のために操
作される部材の制御量を含む。更に、検出される移動量
が異常とは、同移動量が通常ではあり得ない値となった
場合、或いは車速が所定車速以上で車両が走行している
と判定されるときに、同移動量が一定時間以上変化しな
い場合等を言う。なお、これらの点は、以下に説明する
発明についても同様に適用される。
【0006】これによれば、検出される移動量が異常で
あると判定されないときは少なくとも同検出される移動
量に基いて前記車両の運転制御量が変更されるととも
に、前記移動量が異常であると判定されたときは前記検
出される移動量に代え前記検出される操作力に基いて同
運転制御量が変更されるので、反力発生手段の故障等に
より操作部材が移動不能となったとき、或いは、移動量
検出手段が異常となったときであっても、車両の制御量
の変更を継続することができる。
【0007】本発明の他の特徴は、車両の運転操作装置
であって、車体に対し移動可能に支持されるとともに運
転者により操作される操作部材と、前記操作部材の移動
量を検出する移動量検出手段と、運転者により前記操作
部材に加えられる操作力を検出する操作力検出手段と、
前記操作力に抗する反力であって指示値に応じた大きさ
の反力を発生する反力発生手段と、前記検出される移動
量が異常であるか否かを判定する異常状態判定手段と、
前記検出される移動量が異常であると判定されないとき
は少なくとも同検出される移動量に基いて前記指示値を
決定するとともに、前記移動量が異常であると判定され
たときは前記検出される移動量に代え前記検出される操
作力に基いて前記指示値を決定する反力指示値演算手段
とを備えたことにある。
【0008】これによれば、検出される移動量が異常で
あると判定されないときは少なくとも同検出される移動
量に基いて反力の指示値が決定されるとともに、前記移
動量が異常であると判定されたときは前記検出される移
動量に代え前記検出される操作力に基いて同反力の指示
値が変更されるので、移動量検出手段が異常となったと
きであっても、操作部材に対して適正な反力を付与する
ことができる。
【0009】本発明の他の特徴は、車両の運転操作装置
であって、車体に対し移動可能に支持されるとともに運
転者により操作される操作部材と、前記操作部材の移動
量を検出する移動量検出手段と、運転者により前記操作
部材に加えられる操作力を検出する操作力検出手段と、
前記操作力に抗する反力を発生する反力発生手段と、前
記操作部材が移動不能であるか否かを判定する異常状態
判定手段と、前記操作部材が移動不能であると判定され
ないときは少なくとも前記検出される移動量に基いて前
記車両の運転制御量を変更するとともに、前記操作部材
が移動不能であると判定されたときは前記検出される移
動量に代え前記検出される操作力に基いて同運転制御量
を変更する運転制御量変更手段とを備えたことにある。
【0010】これによれば、前記操作部材が移動不能で
あると判定されないときは少なくとも前記検出される移
動量に基いて前記車両の運転制御量が変更されるととも
に、前記操作部材が移動不能であると判定されたときは
前記検出される移動量に代えて前記検出される操作力に
基いて同運転制御量が変更されるので、反力発生手段の
故障等により操作部材が移動不能となったときでも、車
両の制御量の変更を継続することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による車両の運転操作装置の一実施形態について説明す
る。この運転操作装置は、図1及び図2に示した操作部
材としての操作レバー(ジョイスティック)10を備え
ている。操作レバー10は、車両の運転席近傍に設けら
れ、図1に矢印で示したように、運転者により全体を前
後方向及び左右方向に傾動(回動)させられるようにな
っている。
【0012】図2は、上記操作レバー10を含む操作レ
バー装置の概略斜視図を示している。上記操作レバー1
0は、円柱棒状のロッド10aと、同ロッド10aの上
部外周に固定された円柱状の把持部10bとを備えてい
る。ロッド10aは略中央部に球状部10cを備えてい
て、同球状部10cにて車体に対して左右及び前後方向
に回動可能に支持されている。なお、ロッド10aの軸
方向が鉛直上下方向に沿う場合、操作レバー10の回動
位置はその回動方向中央位置である中立位置にあるもの
と定義される。また、ロッド10aには、同ロッド10
aの車両左右方向の歪を同車両左右方向において操作レ
バー10に加えられる操作力FSとして検出する歪セン
サ(即ち、操作力センサ)10dと、同ロッド10aの
車両前後方向の歪を同車両前後方向において同操作レバ
ー10に加えられる操作力FZとして検出する歪センサ
(即ち、操作力センサ)10eとが備えられている。
【0013】操作レバー装置は、また、操作レバー10
の車両左右方向の回動に対する反力(中立位置から車両
左右方向に回動させようとする運転者の操作力に抗する
力)を発生する左右方向反力発生機構20を備えてい
る。この左右方向反力発生機構20は、ガイドプレート
21、回転軸22、第1歯車23、第2歯車24、直流
電動モータ(左右反力用モータ)25、及び移動量検出
手段としての移動量センサ(操作量センサ)26を備え
ている。
【0014】ガイドプレート21は、L字状に屈曲され
てなる板状部材であり、回転軸22が固定された面が鉛
直面内に存在するように配置され、水平方向に存在する
ように配置される面に前記ロッド10aの直径より若干
だけ大きい幅を有して車両前後方向に長手方向を有する
溝21aが設けられていて、同溝内21a内をロッド1
0aが貫通するように構成されている。
【0015】回転軸22は、その軸線が車両前後方向に
沿うとともに、前記操作レバー10の球状部10cの中
心を通るように車体に対して回転可能に支持されてい
て、中央部に第1歯車23を一体的に備えている。この
第1歯車23は電動モータ25の回転軸に固定された第
2歯車24に噛合している。
【0016】以上の構成により、操作レバー10は車体
に対して左右方向に(左右方向の面内で)回動可能に支
持されるとともに、電動モータ25の回転により(電動
モータ25の発生トルクにより)ガイドプレート21が
回転軸22回りに回動し、これにより、操作レバー10
が左右方向に回動されて同操作レバー10に車両左右方
向の反力が付与されるようになっている。
【0017】移動量センサ(移動量検出手段)26は、
回転軸22の端部位置において車体に固定されていて、
同回転軸22の回転角を操作レバー10の左右方向の移
動量Xとして検出するようになっている。この移動量セ
ンサ26の出力である移動量Xの値は、操作レバー10
が左右方向の中立位置にあるときに「0」となるように
調整されている。なお、移動量センサ26は、回転軸2
2の回転を直線運動に変換し、同変換後の直線移動量を
検出するものであってもよく、回転軸22の回転ととも
に移動する左右方向反力発生機構20の他の部材の回転
角変化を移動量Xとして検出するものであってもよい。
【0018】更に、操作レバー装置は、操作レバー10
の車両前後方向の回動に対する反力(中立位置から車両
前後方向に回動させようとする運転者の操作力に抗する
力)を発生する前後方向反力発生機構30を備えてい
る。この前後方向反力発生機構30は、ガイドプレート
31、回転軸32、第3歯車33、第4歯車34、直流
電動モータ(前後反力用モータ)35、及び移動量セン
サ36を備えている。
【0019】ガイドプレート31は、L字状に屈曲され
てなる板状部材であり、回転軸32が固定された面が鉛
直面内に存在するように配置され、水平方向に存在する
ように配置される面に前記ロッド10aの直径より若干
だけ大きい幅を有して車両左右方向に長手方向を有する
溝31aが設けられ、同溝内31a内をロッド10aが
貫通するように構成されている。
【0020】回転軸32は、その軸線が車両左右方向に
沿うとともに、前記操作レバー10の球状部10cの中
心を通るように車体に対して回転可能に支持されてい
て、中央部に第3歯車33を一体的に備えている。この
第3歯車33は電動モータ35の回転軸に固定された第
4歯車34に噛合している。
【0021】以上の構成により、操作レバー10は車体
に対して前後方向に(前後方向の面内で)回動可能に支
持されるとともに、電動モータ35の回転により(電動
モータ35の発生トルクにより)ガイドプレート31が
回転軸32回りに回動し、これにより、操作レバー10
が前後方向に回動され、同操作レバー10に車両前後方
向の反力が付与されるようになっている。
【0022】また、移動量センサ(移動量検出手段)3
6は、回転軸32の端部位置において車体に固定されて
いて、同回転軸32の回転角を操作レバー10の前後方
向の移動量Yとして検出するようになっている。この移
動量センサ36の出力である移動量Yの値は、操作レバ
ー10が前後方向の中立位置にあるときに「0」となる
ように調整されている。なお、移動量センサ36は、回
転軸32の回転を直線運動に変換し、同変換後の直線移
動量を検出するものであってもよく、回転軸32の回転
とともに移動する前後方向反力発生機構30の他の部材
の回転角変化を移動量Yとして検出するものであっても
よい。このような構成の結果、上記操作力センサ10
d,10eは、実質的に電動モータ25,35の負荷を
検出する負荷検出手段をも構成している。
【0023】次に、本運転操作装置の電気制御装置につ
いて図3を参照しながら説明する。なお、図3は、説明
を簡単にするため、左右方向の反力発生機構20の電動
モータ25と操舵角制御機構とを示すが、前後方向の反
力発生機構30の電動モータ35、操作レバー10の前
後方向の操作により変更される車両の内燃機関のスロッ
トル開度及びブレーキアクチュエータの図示を省略して
いる。
【0024】この電気制御装置40は、マイクロコンピ
ュータ41と、電動モータ25に所定の電流を流すため
のスイッチング回路42と、操舵用電動モータ51に所
定の電流を流すためのスイッチング回路43とを備えて
いる。
【0025】マイクロコンピュータ41は、CPU41
aと、入力インターフェース41bと、出力インターフ
ェース41cと、EEPROM41d(Electrical Era
sable PROM)とを含んでいて、CPU41aは、後述す
るプログラム及びマップ等を記憶したROM、及びCP
U41aによるプログラムの実行時に一時的に演算値を
記憶するRAMからなるメモリ41eを内蔵している。
【0026】入力インターフェース41bは、バスを介
してCPU41aに接続されるとともに、移動量センサ
26、操作力センサ10d、及び車両状態量センサとし
ての車速Vを検出する車速センサ61と接続されてい
て、これらのセンサの検出値をCPU41aに供給する
ようになっている。また、入力インターフェース41b
は、スイッチング回路42の抵抗42aの上流側と接続
されていて、同抵抗42aの上流側電位を検出すること
で電動モータ25に流れる実際のモータ電流値(実モー
タ電流)RIをCPU41aに供給するようになってい
る。
【0027】出力インターフェース41cは、バスを介
してCPU41aに接続されるとともに、スイッチング
回路42,43、及び常開(ノーマリー・オープン)型
のリレー44に接続されていて、CPU41aからの指
令に基づきこれらの状態を変更する信号を送出するよう
になっている。
【0028】EEPROM41dは、車両バッテリ70
からの電源の供給を受けない状態においてもデータを記
憶・保持する記憶手段であり、バスを介してCPU41
aと接続されていて、電源が供給されている状態にて同
CPU41aから供給されるデータを格納するととも
に、CPU41aの要求に応じて保持しているデータを
同CPU41aに供給するようになっている。
【0029】スイッチング回路42は、ゲートが出力イ
ンターフェース41cにそれぞれ接続されたMOSFE
Tからなる4個のスイッチング素子Tr1〜Tr4と、
抵抗42aとを備えている。スイッチング素子Tr1,
Tr2の各ドレインは、車両に搭載されたバッテリ70
の電源ラインLに上流側端子が接続されたリレー44の
下流側端子に接続されていて、同スイッチング素子Tr
1,Tr2のソースは、スイッチング素子Tr3,Tr
4のドレインにそれぞれ接続され、同スイッチング素子
Tr3,Tr4のソースは抵抗42aを介して接地され
ている。また、スイッチング素子Tr1とTr3との間
は電動モータ25の一側に接続され、スイッチング素子
Tr2とTr4との間は電動モータ25の他側に接続さ
れている。
【0030】以上の構成により、スイッチング回路42
(即ち、電動モータ25)はリレー44がオン(閉成)し
たときにバッテリ70から電源の供給を受け得る状態と
なり、スイッチング素子Tr1,Tr4が選択的に導通
状態(オン状態)とされたとき、電動モータ25に所定
の方向の電流が流れて同電動モータ25は一方向に回転
し、スイッチング素子Tr2,Tr3が選択的に導通状
態とされたとき、電動モータ25に前記所定の方向と反
対方向の電流が流れて同電動モータ25は他方向に回転
する。また、リレー44がオフ(開成)したときには電
動モータ25の電源供給経路が遮断され、同電動モータ
25への通電は停止する。
【0031】スイッチング回路43は、上記スイッチン
グ回路42と同様の構成を有していて、出力インターフ
ェース41cを介して与えられるCPU41aの指示に
応じて操舵用モータ51に所定の電流を流すようになっ
ている。これにより、操舵用モータ51が回転トルクを
発生すると操舵機構52が作動し、所定の転舵角θ(操
舵角、タイヤ切れ角)が達成されるようになっている。
【0032】前記バッテリ70の電源ラインLには、運
転者によりオン(閉成)状態又はオフ(開成)状態に切
換えられるイグニッションスイッチ45の一端が接続さ
れている。イグニッションスイッチ45の他端はダイオ
ードD1を介してCPU41a、入力インターフェース
41b、出力インターフェース41c、及びEEPRO
M41dに接続されていて、イグニッションスイッチ4
5がオン状態とされたとき、それぞれに電源が供給され
るようになっている。また、ダイオードD1の下流は、
リレー44の下流側から前記ダイオードD1の下流側へ
向う電流のみを許容するダイオードD2を介して前記リ
レー44の下流側端子と接続されていて、リレー44が
オン状態とされたときは、イグニッションスイッチ45
の状態にかかわらず、CPU41a、入力インターフェ
ース41b、出力インターフェース41c、及びEEP
ROM41dに電源が供給されるようになっている。
【0033】なお、図3においては省略されているが、
実際には入力インターフェース41bに移動量センサ3
6が接続されるとともに、出力インターフェース41c
には警告灯、電動モータ35に電流を付与するためのス
イッチング回路、及び他のアクチュエータが接続されて
いる。
【0034】次に、上記のように構成した運転操作装置
の作動について、図4を参照して説明する。図4は、図
3に示したCPU41aがプログラムを実行することに
より達成する機能をブロック図で示したものであり、理
解を容易にするために、車速センサ61、移動量センサ
26、操作力センサ10d、反力発生用の電動モータ2
5、スイッチング回路42,43、リレー44、操舵用
の電動モータ51、操舵機構52、及びバッテリ70を
併せて図示している。以下、各ブロック毎の機能につい
て個別に説明し、その後、全体の作動について説明す
る。
【0035】先ず、操舵(転舵)制御について説明する
と、この操舵制御はスイッチ部B1と操舵制御部(運転
制御量変更手段)B2とにより達成される。
【0036】スイッチ部B1は、移動量異常検出部(移
動量の異常状態判定手段)B3の出力に基いて、移動量
センサ26の出力である移動量Xが正常であるときには
同移動量Xを操舵制御部B2に出力し、移動量センサ2
6の出力である移動量Xが異常であるときには操作力セ
ンサ10dの出力である操作力FSを同操舵制御部B2
に出力する。
【0037】操舵制御部B2は、入力された移動量X又
は操作力FSに基いて、図5又は図6の操舵角マップを
それぞれ使用して目標操舵角θmを決定し、同目標操舵
角θmを達成するために必要な電流(電動モータ51に
流すべき電流であって、例えば目標操舵角θmに比例す
る電流)Iθを求める。そして、操舵制御部B2は、前
記電流Iθが操舵用モータ51に流れるようにするため
の信号をスイッチング回路43に供給し、スイッチング
回路43は、この信号に基いてスイッチング素子(図示
省略)を制御する。この結果、移動量センサ26の出力
である移動量Xが正常であるときには同移動量Xに応じ
た目標操舵角θmとなるように操舵機構52が駆動さ
れ、移動量センサ26の出力である移動量Xが異常であ
るときには、操作力FSに応じた目標操舵角θmとなる
ように操舵機構52が駆動される。なお、操舵制御部B
2に車両状態量として車速Vやヨーレートγを入力し、
車速V又はヨーレートγによって目標操舵角θmを補正
してもよい。
【0038】次に、反力制御について説明すると、この
反力制御は、上記移動量異常検出部B3に加え、通常時
反力演算部B4、異常時反力演算部B5、操作力異常検
出部B6、反力発生異常検出部B7、スイッチ部B8〜
B10、反力減衰部B11、出力部B12、2入力の論
理積を出力する論理積部B13、2入力の論理和を出力
する論理和部B14、及び電流検出部B15により行わ
れる。出力部B12を除くこれらの機能部は反力指示値
演算手段を構成している。
【0039】移動量異常検出部B3は、移動量センサ2
6の出力である移動量Xが、同移動量センサ26が正常
である限りあり得ない値となったときに同移動量X(又
は、移動量センサ26)が異常であると判定し、その旨
をスイッチ部B1,B8、及び論理積部B13に出力す
る。また、移動量異常検出部B3は、車両の運転中(例
えば、車速センサ61の出力である車速Vが所定車速よ
り大きいとき等)において、移動量センサ26の出力で
ある移動量Xが所定時間以上変化しないとき、同移動量
X(又は、移動量センサ26)が異常であると判定し、
その旨をスイッチ部B1,B8、及び論理積部B13に
出力する。この場合、移動量異常検出部B3は、操作レ
バー10が移動不能であるか否かを事実上判定してい
る。なお、移動量Xが正常であるか否かの判定・検出
は、上記方法に限定されることはなく、例えば、上記正
常である限りあり得ない値となっている状態が所定時間
以上継続したときに同移動量Xが異常であると判定して
もよい。
【0040】通常時反力演算部B4は、車速センサ61
の出力である車速Vを入力するとともに、移動量センサ
26の出力である移動量Xを入力し、車速Vと移動量X
とブロックB4内に示した反力マップとを用いて反力T
Fを決定する。なお、反力TFは、図示したように、同
一移動量Xに対しては車速Vが大きいほど大きくなるよ
うに決定される。
【0041】一方、異常時反力演算部B5は、車速セン
サ61の出力である車速Vを入力するとともに、操作力
センサ10dの出力である操作力FSを入力し、車速V
と操作力FSとブロックB5内に示した反力マップとを
用いて反力TFを決定する。なお、反力TFは、図示し
たように、同一操作力FSに対しては車速Vが大きいほ
ど大きくなるように決定される。
【0042】操作力異常検出部B6は、操作力センサ1
0dの出力である操作力FSが、同操作力センサ10d
が正常である限りあり得ない値となったときに同操作力
センサ10d(又は検出された操作力FS)が異常であ
ると判定し、その旨を論理積部B13に出力する。な
お、操作力センサ10dが正常であるか否かの判定は、
上記方法に限定されることはなく、例えば、検出された
操作力FSが正常である限りあり得ない値となっている
状態が所定時間以上継続したときに同操作力センサ10
dが異常であると判定してもよく、或いは、車両の運転
中(例えば、車速センサ61の出力である車速Vが所定
車速より大きいとき等)において、操作力センサ10d
の出力である操作力FSが所定時間以上変化しないと
き、同操作力センサ10dが異常であると判定してもよ
い。
【0043】反力発生異常検出部B7は、スイッチ部B
10から出力部B12に与えられる反力指示値TFs
と、抵抗42aの上流側の電位をAD変換する電流検出
部B15によって検出される電動モータ25に流れる電
流RIとを入力し、図7にフローチャートにより示した
反力発生異常判定ルーチンを実行することで、出力部B
12、スイッチング回路42、及び電動モータ25(以
下において、出力部B12、スイッチング回路42、及
び電動モータ25を反力発生部と称する。)の異常を検
出し、その結果に応じた信号を出力部B12、論理和部
B14、及びリレー44に出力する。
【0044】ここで、図7に示した反力発生異常検出
(判定)ルーチンについて、反力発生部が正常である場
合から説明すると、CPU41aは所定時間の経過毎に
ステップ700から処理を開始し、ステップ705に進
んで反力指示値TFsを読込むとともに、ステップ71
0に進んでモータ電流RIを読込み、続くステップ71
5にてモータ電流RIに所定の定数kを乗じて実際の反
力(実反力)TFrを求める。
【0045】次いで、CPU41aはステップ720に
進み、同ステップ720にて反力指示値TFsと実反力
TFrの差の絶対値(|TFs−TFr|)が所定の閾値
Th以上か否かを判定する。この場合、反力発生部は正
常であるから、反力指示値TFsと実反力TFrは略等
しいので、反力指示値TFsと実反力TFrの差の絶対
値(|TFs−TFr|)は所定の閾値Thより小さい。
従って、CPU41aはステップ720にて「No」と
判定してステップ725に進み、同ステップ725にて
カウンタCNTの値を「0」に設定し、ステップ795
に進んで本ルーチンを一旦終了する。以上の処理は、反
力発生部が正常である限り、所定時間の経過毎に繰り返
され、反力発生異常検出部B7は、出力部B12、論理
和部B14、及びリレー44に対して何らの信号も出力
しない。
【0046】次に、反力発生部が異常となった場合につ
いて説明すると、CPU41aはステップ700〜72
0までを同様に実行するが、この場合、反力指示値TF
sと実反力TFrの差の絶対値(|TFs−TFr|)が
所定の閾値Thより大きくなる。従って、CPU41a
はステップ720にて「Yes」と判定してステップ7
30に進み、同ステップ730にてカウンタCNTの値
を「1」だけ増大する。
【0047】次いで、CPU41aはステップ735に
進み、同ステップ735にてカウンタCNTの値が所定
値CNT0より大きいか否かを判定する。現時点は、カ
ウンタCNTの値は「0」から「1」だけ大きくなった
直後であるので、所定値CNT0より小さい。従って、
CPU41aはステップ735にて「No」と判定して
ステップ795に進み、本ルーチンを一旦終了する。
【0048】以降においても、反力発生部が異常である
と、反力指示値TFsと実反力TFrの差の絶対値(|
TFs−TFr|)は所定の閾値Thより大きく、従っ
て、CPU41aはステップ700〜720、730、
735、795を繰り返し実行する。このため、カウン
タCNTの値はステップ730の処理により次第に大き
くなって、所定値CNT0を超えるので、CPU41a
はステップ735に進んだときに「Yes」と判定して
ステップ740に進み、同ステップ740にて反力徐変
指示(ハイレベル信号)を論理和部B14に対して出力
する。この結果、スイッチ部B9,B10が反力減衰部
B11を出力部B12に接続するように切換るととも
に、反力減衰部B11が反力指示値TFsの減衰を開始
し、これにより発生する反力が時間とともに徐々に減少
する。
【0049】次いで、CPU41aはステップ745に
進み、同ステップ745にて反力指示値TFsが「0」
であるか否かを判定する。現時点においては、反力指示
値TFsは減衰を開始した直後であるから「0」でな
く、従って、CPU41aはステップ745にて「N
o」と判定してステップ795に進み、同ステップ79
5にて本ルーチンを一旦終了する。
【0050】このような状態が継続すると、反力指示値
TFsは反力減衰部B11により次第に減少させられて
「0」となる。このため、CPU41aはステップ74
5に進んだとき、同ステップ745にて「Yes」と判
定してステップ750に進み、同ステップ750にてリ
レー44をオフ状態に変更(開成)する。次いで、CP
U41aはステップ755に進み、同ステップ755に
て出力部B12に対し、電動モータ25がモータブレー
キを発生するような状態とするための指示(スイッチン
グ素子Tr1,Tr2を導通状態(オン)とし、スイッ
チング素子Tr3,Tr4を非導通状態(オフ)とする
ことで、電動モータ25の両端を短絡するための指示)
を発生し、ステップ795に進んで本ルーチンを一旦終
了する。以上が、反力発生異常検出部B7の機能であ
る。
【0051】なお、上記のルーチンにおいて、ステップ
720にて「No」と判定した場合であって、反力指示
値TFsが先のステップ740と反力減衰部B11によ
り減少されているときは、これを正規の反力指示値TF
sまで徐々に増大するように構成することが好適であ
る。
【0052】スイッチ部B8は、通常時反力演算部B4
により決定される反力TFと、異常時反力演算部B5に
より決定される反力TFの何れかを、移動量異常検出部
B3の出力に応じて選択し、同選択した反力TFを後段
のスイッチ部B9に出力する。
【0053】スイッチ部B9及びスイッチ部B10は、
論理和部B14の出力に応じて同時に切換り、論理和部
B14からの出力がない場合(ローレベル信号を受けて
いる場合)、スイッチ部B8から入力される反力TFを
そのまま反力指示値TFsとして出力部B12に出力す
る。一方、論理和部B14からの出力がある場合(ハイ
レベル信号を受けた場合)、スイッチ部B8から入力さ
れる反力TFを反力減衰部B11を介して時間減衰して
反力指示値TFsに変更し、これを出力部B12に出力
する。
【0054】出力部B12は、PWM回路を含んでい
て、スイッチ部B10から入力された反力指示値TFs
に応じた電流値を求め、この電流値を有する電流を電動
モータ25に流すようにスイッチング回路42の各スイ
ッチング素子Tr1〜Tr4に対して制御信号を出力す
る。また、前述したように、反力発生異常検出部B7か
らの信号に応じて、電動モータ25を短絡状態とするた
めの制御信号をスイッチング回路42に供給する。
【0055】CPU41aは、上述の各ブロックの機能
を達成するプログラムを実行することによって、操舵制
御と反力制御を行う。以下、場合を分けて説明する。
【0056】(システム(運転操作装置)全体が正常に
機能しているとき)この場合、移動量異常検出部B3、
操作力異常検出部B6、及び反力発生異常検出部B7は
何れも異常を検出しないので、その出力を発生しない
(即ち、ローレベル信号を発生する)。この結果、操舵
制御部B2は、移動量Xに応じて目標操舵角θmを決定
し、これに応じた操舵制御が達成される。また、通常時
反力演算部B4により移動量Xと車速Vとに応じて決定
された反力TFが出力部B12に反力指示値TFsとし
て与えられ、これに応じた反力が電動モータ25により
発生される。
【0057】(移動量センサの出力である移動量Xに異
常が発生したとき)この場合、移動量異常検出部B3が
出力を発生する(ハイレベル信号を出力する)。従っ
て、スイッチ部B1が切換り、操舵制御部B2に移動量
Xに代えて操作力FSが与えられ、操作力FSによる操
舵(転舵)制御が実行される。移動量センサ26の出力
が異常となる場合は、移動量センサ26自体が故障した
場合、又はスイッチング回路42、電動モータ25を含
む反力発生機構20が故障して操作レバー10が移動不
能となる場合(スティック故障発生時、ロック故障発生
時)等が考えられるが、上記構成によれば、このように
移動量Xが正確に検出できない場合や移動量Xが一定値
となってしまう場合であっても、操作力FSによる車両
の操舵(運転制御量の変更)が可能となる。
【0058】また、移動量異常検出部B3が出力を発生
すると、スイッチ部B8が切換り、通常時反力演算部B
4に代えて異常時反力演算部B5によって決定される反
力TFに基く反力制御が実行される。従って、移動量セ
ンサ26が故障した場合であって正しい移動量Xが検出
できない場合であっても、操作力FSによって適切な反
力が操作レバー10に付与される。
【0059】(操作力センサ及び移動量センサの出力で
ある操作力FS及び移動量Xに異常が発生したとき)こ
の場合、移動量異常検出部B3及び操作力異常検出部B
6の両ブロックが出力を発生する(ハイレベル信号を出
力する)。従って、論理積部B13の出力がハイレベル
となって、論理和部B14の出力もハイレベルとなる。
この結果、スイッチ部B9,B10が切換り、その時点
の反力TFが反力減衰部B11により時間とともに減衰
されて反力指示値TFsに変換されるので、実際の反力
が徐々に減少する。これにより、反力の急減がなく、安
定した運転操作を行うことができる。
【0060】(反力発生機構20、反力発生部(出力部
B12、スイッチング回路42、及び電動モータ25)
に異常が発生した場合)この場合、図7のルーチンを用
いて説明したように、反力発生異常検出部B7は、先
ず、論理和部B14に反力徐変指示のためのハイレベル
信号を出力するため、スイッチ部B9,B10が切換
り、その時点の反力TFが反力減衰部B11により時間
とともに減衰されて反力指示値TFsに変換されるの
で、実際の反力が徐々に減少する。これにより、反力の
急減がなく、安定した運転操作を行うことができる。
【0061】そして、所定時間だけ反力発生部の異常が
検出され続けて反力指示値TFsが「0」となると、反
力発生異常検出部B7はリレー44をオフ状態に変更
(開成)し、出力部B12に対して電動モータ25がモ
ータブレーキを発生するような状態とするための指示を
発生する。この結果、反力発生部への電源供給が遮断さ
れるとともに、反力発生部が機能すれば電動モータ25
のモータブレーキによる反力が発生され、反力発生部の
異常時にもある程度の反力が操作レバー10に付与され
る。
【0062】以上、説明したように、本発明による運転
操作装置によれば、移動量センサ26、36操作力セン
サ10d,10e、反力発生部等の異常が検出された場
合に、異常内容に応じた操舵制御や反力制御を行うこと
ができる。
【0063】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採
用することができる。例えば、通常時の操舵角制御は操
作力FS、又は移動量Xの時間微分値を考慮して行って
もよく、また電動モータ25に流れる電流は、所謂目標
トルクに対するPI制御又はPID制御により決定して
もよい。更に、上記実施形態は左右方向の反力発生機構
20に関する異常に対応するものであったが、本発明は
前後方向の反力発生機構30に関する異常に対しても同
様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る運転操作装置の操作
レバーの概略図である。
【図2】 図1に示した操作レバーを含む操作レバー装
置の概略斜視図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る運転操作装置の電気
制御装置を示すブロック図である。
【図4】 図3に示したCPUの実行するプログラムを
表した機能ブロック図である。
【図5】 移動量と目標操舵角の関係を規定する操舵角
マップである。
【図6】 操作力と目標操舵角の関係を規定する操舵角
マップである。
【図7】 図4に示した反力発生異常検出部の機能を達
成するために図3に示したCPUが実行する反力発生異
常検出ルーチンを示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…操作レバー、10a…ロッド、10d,10e…
操作力センサ、20…左右方向反力発生機構、30…前
後方向反力発生機構、21,31…ガイドプレート、2
5,35…直流電動モータ、26,36…移動量セン
サ、40…電気制御装置、41…マイクロコンピュー
タ、41a…CPU、42,43…スイッチング回路、
44…リレー、51…操舵用直流電動モータ、52…操
舵機構、61…車速センサ、70…バッテリ、B2…操
舵制御部、B3…移動量異常検出部、B4…通常時反力
演算部、B5…異常時反力演算部、B6…操作力異常検
出部、B7…反力発生異常検出部、B11…反力減衰
部、B12…出力部、B13…論理積部、B14…論理
和部、B15…電流検出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 137:00 B62D 137:00 Fターム(参考) 3D032 CC33 CC34 DA04 DA15 DA23 DA64 DA99 EB12 EC21 3D033 CA13 CA16 CA17 CA28 CA29 CA31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の運転操作装置であって、 車体に対し移動可能に支持されるとともに運転者により
    操作される操作部材と、 前記操作部材の移動量を検出する移動量検出手段と、 運転者により前記操作部材に加えられる操作力を検出す
    る操作力検出手段と、 前記操作力に抗する反力を発生する反力発生手段と、 前記検出される移動量が異常であるか否かを判定する異
    常状態判定手段と、 前記検出される移動量が異常であると判定されないとき
    は少なくとも同検出される移動量に基いて前記車両の運
    転制御量を変更するとともに、前記移動量が異常である
    と判定されたときは前記検出される移動量に代え前記検
    出される操作力に基いて同運転制御量を変更する運転制
    御量変更手段とを備えた運転操作装置。
  2. 【請求項2】車両の運転操作装置であって、 車体に対し移動可能に支持されるとともに運転者により
    操作される操作部材と、 前記操作部材の移動量を検出する移動量検出手段と、 運転者により前記操作部材に加えられる操作力を検出す
    る操作力検出手段と、 前記操作力に抗する反力であって指示値に応じた大きさ
    の反力を発生する反力発生手段と、 前記検出される移動量が異常であるか否かを判定する異
    常状態判定手段と、 前記検出される移動量が異常であると判定されないとき
    は少なくとも同検出される移動量に基いて前記指示値を
    決定するとともに、前記移動量が異常であると判定され
    たときは前記検出される移動量に代え前記検出される操
    作力に基いて前記指示値を決定する反力指示値演算手段
    とを備えた運転操作装置。
  3. 【請求項3】車両の運転操作装置であって、 車体に対し移動可能に支持されるとともに運転者により
    操作される操作部材と、 前記操作部材の移動量を検出する移動量検出手段と、 運転者により前記操作部材に加えられる操作力を検出す
    る操作力検出手段と、 前記操作力に抗する反力を発生する反力発生手段と、 前記操作部材が移動不能であるか否かを判定する異常状
    態判定手段と、 前記操作部材が移動不能であると判定されないときは少
    なくとも前記検出される移動量に基いて前記車両の運転
    制御量を変更するとともに、前記操作部材が移動不能で
    あると判定されたときは前記検出される移動量に代え前
    記検出される操作力に基いて同運転制御量を変更する運
    転制御量変更手段とを備えた運転操作装置。
JP2001115869A 2001-04-13 2001-04-13 運転操作装置 Expired - Fee Related JP4513227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001115869A JP4513227B2 (ja) 2001-04-13 2001-04-13 運転操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001115869A JP4513227B2 (ja) 2001-04-13 2001-04-13 運転操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002308133A true JP2002308133A (ja) 2002-10-23
JP4513227B2 JP4513227B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=18966698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001115869A Expired - Fee Related JP4513227B2 (ja) 2001-04-13 2001-04-13 運転操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4513227B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529867A (ja) * 2013-05-09 2015-10-08 シン、ジュン ヒョプSHIN,Jun Hyup ジョイスティックを用いた位置制御装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02241869A (ja) * 1989-03-14 1990-09-26 Fuji Heavy Ind Ltd 電動式パワステアリング装置の制御方法
JPH06107200A (ja) * 1992-09-22 1994-04-19 Toyota Motor Corp 電動式パワーステアリング装置
JPH0710023A (ja) * 1993-06-29 1995-01-13 Honda Motor Co Ltd 車輌用操舵装置
JPH0725347A (ja) * 1993-07-12 1995-01-27 Mitsubishi Motors Corp 操舵角センサ及び操舵力センサの監視システム
JPH08207540A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Toyota Motor Corp 舵角センサの故障検出装置
JPH10197238A (ja) * 1997-01-08 1998-07-31 Koyo Seiko Co Ltd 操舵角センサの故障検出装置及び操舵角センサの故障検出方法
JPH10258751A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Koyo Seiko Co Ltd 車両用操舵装置
JPH111174A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Toyota Motor Corp 操舵制御装置
JP2000318587A (ja) * 1999-05-06 2000-11-21 Nissan Motor Co Ltd 自動車用運転操作装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02241869A (ja) * 1989-03-14 1990-09-26 Fuji Heavy Ind Ltd 電動式パワステアリング装置の制御方法
JPH06107200A (ja) * 1992-09-22 1994-04-19 Toyota Motor Corp 電動式パワーステアリング装置
JPH0710023A (ja) * 1993-06-29 1995-01-13 Honda Motor Co Ltd 車輌用操舵装置
JPH0725347A (ja) * 1993-07-12 1995-01-27 Mitsubishi Motors Corp 操舵角センサ及び操舵力センサの監視システム
JPH08207540A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Toyota Motor Corp 舵角センサの故障検出装置
JPH10197238A (ja) * 1997-01-08 1998-07-31 Koyo Seiko Co Ltd 操舵角センサの故障検出装置及び操舵角センサの故障検出方法
JPH10258751A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Koyo Seiko Co Ltd 車両用操舵装置
JPH111174A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Toyota Motor Corp 操舵制御装置
JP2000318587A (ja) * 1999-05-06 2000-11-21 Nissan Motor Co Ltd 自動車用運転操作装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529867A (ja) * 2013-05-09 2015-10-08 シン、ジュン ヒョプSHIN,Jun Hyup ジョイスティックを用いた位置制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4513227B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8087488B2 (en) Steering apparatus for vehicle that detects an anomaly of the connecting-disconnecting device between the steering wheel and the turnable wheels
US7130728B2 (en) Vehicle steering apparatus and method for controlling the same
JP3937914B2 (ja) 車両操作装置
US7849954B2 (en) Steering system for vehicle
JP2004338562A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
US20210229737A1 (en) Steering control device
JP3803226B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP2006347208A (ja) 車両用操舵装置
JP4635661B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2003165460A (ja) 車両のステアバイワイヤ装置
JP2002308133A (ja) 運転操作装置
CN109715475B (zh) 用于运行机动车的伺服转向系统的方法和装置、伺服转向系统
JP4061856B2 (ja) 運転操作装置
JP2000053015A (ja) 車両の操舵装置
JP4243146B2 (ja) 電動ステアリング装置におけるバッテリ状態判定装置
JP4114686B2 (ja) 車両用操舵装置
JP7200981B2 (ja) パワーステアリング制御装置、及びパワーステアリング制御方法
JP3734440B2 (ja) 車両用操舵装置
JP4333399B2 (ja) 車両操舵装置
JP4752306B2 (ja) 車両用操舵装置
JP3956706B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4513226B2 (ja) 運転操作装置
JPH1149010A (ja) 車両用操舵装置
JPH10258750A (ja) 操舵制御装置
KR20230162305A (ko) 차량의 후륜 조향 장치를 이용한 조향 제어 시스템 및 그 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100503

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4513227

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees