JP2002307719A - インクジェット式記録装置および同装置におけるインクエンド判定方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置および同装置におけるインクエンド判定方法

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JP2002307719A JP2001114884A JP2001114884A JP2002307719A JP 2002307719 A JP2002307719 A JP 2002307719A JP 2001114884 A JP2001114884 A JP 2001114884A JP 2001114884 A JP2001114884 A JP 2001114884A JP 2002307719 A JP2002307719 A JP 2002307719A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクエンドに至ったカートリッジの交換後
に、交換クリーニングが実行された場合、あるいはその
後にわずかな印刷の実行によって、他のインクカートリ
ッジがインクエンドに達するという不具合の発生を回避
する。 【解決手段】 各インクカートリッジに貯留されたイン
クの消費を、インク消費カウンタによって計数し、当該
計数値が定められた所定値に達した場合に、インクエン
ドであると判定する。この場合、インク消費カウンタに
よって求めた他のインクカートリッジのインク消費計数
値に対して、所定の計数値を加算することで、他のイン
クカートリッジのインク消費の状態も検証する。そし
て、所定の計数値の加算後の値が一定の値に達する場合
においては、それに対応するカートリッジもインクエン
ドであると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、印刷データに対
応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド
と、前記記録ヘッドにインクを供給するために、各色ご
とに独立して交換可能に装着されるインクカートリッジ
とを備えたインクジェット式記録装置に関し、特に記録
装置に装着されたインクカートリッジにおけるインク残
量の管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、シリアルプリンティング方式の
インクジェット式記録装置は、キャリッジに搭載されて
主走査方向に移動するインクジェット式記録ヘッドと、
前記主走査方向に直交する副走査方向に記録用紙を搬送
させる紙送り手段が具備され、印刷データに基づいて記
録ヘッドよりインク滴を吐出させることで、記録用紙に
対して印刷が実行される。
【0003】そして、ホームユーズとして用いられる比
較的小型の記録装置においては、記録ヘッドに対してイ
ンクを供給するインクカートリッジが、例えばキャリッ
ジ上に着脱可能に装着されるように構成されている。そ
して、各インクカートリッジに貯留されたインクの消費
量を計数することにより、各インクカートリッジのイン
ク消費量を演算するインク消費量演算手段が具備され、
いずれかのインクカートリッジにおけるインクの消費量
(インク消費計数値)が所定の値に達した時に、インク
エンドであると判定するように構成されている。
【0004】前記した記録装置においては、インクエン
ドに基づくインクカートリッジの交換に際しては、イン
クエンドとなったカートリッジをキャリッジ上のカート
リッジホルダから引き抜き、新たなインクカートリッジ
を再びキャリッジ上のカートリッジホルダ内に差し込む
操作がなされる。
【0005】この場合、この主の記録装置においては、
キャリッジ上のカートリッジホルダの下底部には、中空
状のインク導入針が、上部に向かって配置されている。
そして、新たなインクカートリッジを装着する場合に
は、インクカートリッジにおけるインク供給口を前記イ
ンク導入針に向かって押し込むことで、インク導入針に
対してカートリッジのインク供給口が接合され、インク
カートリッジよりキャリッジに搭載された記録ヘッドに
対してインクが供給されるようになされる。
【0006】前記したようなインクカートリッジの交換
操作を行った場合、カートリッジホルダの下底部に配置
された中空状のインク導入針より空気が侵入し、前記イ
ンク導入針内に空気を閉じ込めるという問題が発生す
る。この閉じ込められた空気の一部は、印刷動作等によ
るインクの流れに乗って記録ヘッド内に移動し、記録ヘ
ッドからの正常なインク滴の吐出作用に障害を与え、印
刷不良を発生させるという問題を招来する。
【0007】このために、記録ヘッドのノズル形成面を
封止することができるキャッピング手段が備えられ、当
該キャッピング手段内を吸引ポンプにより負圧にして吸
引することで、記録ヘッドからインクを吸引し、同時に
インク流路に閉じ込められた空気を排出する操作が実行
される。このように、インクカートリッジの交換後にな
されるインクの吸引排出操作を、交換クリーニング動作
と称している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した記
録装置の多くは、各カートリッジから供給される例え
ば、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各インク
を1つの記録ヘッドに形成された各ノズル列より吐出す
るように構成されている。そして、前記した交換クリー
ニング動作を実行した場合においては、前記記録ヘッド
のノズル形成面を封止する1つのキャッピング手段によ
って、各色のインクをそれぞれ比較的多量に吸引する操
作が実行される。
【0009】したがって、ある色の第1のカートリッジ
がインクエンドに達して、新たなカートリッジに交換
し、前記した交換クリーニングを実行した場合、他のイ
ンク量が少ない第2のカートリッジにおいては、前記交
換クリーニングの実行により、インクエンドになるとい
う状況が発生し得る。さらに前記第2のカートリッジを
交換することにより、再度交換クリーニングが実行され
た場合には、さらに他の第3のカートリッジがインクエ
ンドになるという状態も発生し得る。
【0010】また、ある色のカートリッジを交換して、
前記した吸引動作を実行した際には、他のカートリッジ
はインクエンドに達していなくとも、印刷動作を再開さ
せた場合、わずかな印刷動作の実行により、他のいずれ
かのカートリッジがインクエンドとなり、再びインクカ
ートリッジの交換作業を余儀なくされるという状態も発
生し得る。
【0011】図12ないし図15は、前記した状態が発
生し得る状況を模式的に示したものである。ここでは、
各色のカートリッジのインクの使用量(インク消費計数
値)をハッチングによって示している。したがって計数
値がインクエンドに至った場合には、当該インクカート
リッジはインクエンドと見なされる。ここで、図12に
示されたように、例えばブラックインクがインクエンド
(計数値A)に至った場合、ブラックインクカートリッ
ジが交換される。
【0012】そして、ブラックインクカートリッジの交
換の際に実行される前記吸引動作により、図13に示さ
れたように、シアン、マゼンタ、イエローの各インクの
使用量(インク消費計数値)としてcc,mm,yyが
インクリメントされる。この状態で印刷が実行され、こ
の印刷の実行により、わずかな印刷量に伴うppが各カ
ウンタにさらにインクリメントされると、図14に示す
ようにイエローインクカートリッジがインクエンドに達
する。
【0013】そこで、イエローインクカートリッジを交
換した場合には、前記した吸引動作が再び実行され、こ
れにより、図15に示されたように、ブラック、シア
ン、マゼンタの各インクの使用量(インク消費計数値)
としてbb,cc,mmがインクリメントされる。この
ように図15に示されたような状態においては、さらに
印刷を再開した場合には、わずかな印刷動作の実行によ
って、マゼンタがインクエンドに到達し、再びマゼンタ
インクのカートリッジを交換する作業を余儀なくされる
ことになる。
【0014】したがって、前記したようなインクの消費
状況が発生した場合においては、第1のカートリッジの
交換後に、すぐに第2のカートリッジの交換を余儀なく
され、さらに第2のインクカートリッジの交換後に第3
のカートリッジの交換が必要となり、ユーザに対してい
らただしさを与える結果となる。しかも、交換の度にイ
ンクの吸引動作を実行する必要があるために、結果とし
て各カートリッジのインクを浪費することになる。
【0015】この発明は、前記したようなインクカート
リッジの交換を頻繁に行なわなければならない状況が発
生するのを防止し、ユーザに対して不快感を与えるのを
防ぐことができるインクジェット式記録装置および同装
置におけるインクエンド判定方法を提供することを目的
とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされたこの発明にかかる第1形態のインクジェ
ット式記録装置は、印刷データに対応してインク滴を吐
出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッド
に各インクを供給するために、各インクごとに独立して
交換可能に装着されるインクカートリッジとを備えたイ
ンクジェット式記録装置であって、前記各インクカート
リッジに貯留されたインクの消費量を演算することによ
り、各インクカートリッジのインク消費計数値をそれぞ
れ求めるインク消費量計数手段と、前記インク消費量計
数手段によって、いずれかのインクカートリッジのイン
ク消費計数値が第1の所定値に達してインクエンドであ
ると判定された場合、前記インク消費量計数手段によっ
て求めた他のインクカートリッジのインク消費計数値に
対して所定の計数値を加算することで、前記第1の所定
値に満たない第2の所定値に達するか否かを検証する検
証手段と、前記検証手段により、前記所定の計数値の加
算後の値が、前記第2の所定値に達すると検証された場
合において、当該インクカートリッジもインクエンドで
あると判定するインクエンド判定手段とが具備される。
【0017】この場合、前記所定の計数値が、インクカ
ートリッジの交換後に実行されるインクの吸引動作に伴
うインクの消費量に相当する計数値に設定されているこ
とが望ましい。
【0018】前記した第1形態の構成によると、インク
消費量計数手段によって、各インクカートリッジに貯留
されたインクの消費量が計数される。そして、いずれか
のインクカートリッジのインク消費計数値が第1の所定
値に達してインクエンドであると判定された時に、他の
インクカートリッジのインク消費計数値に対して所定の
計数値が加算される。この加算された計数値は、第1の
所定値に満たない第2の所定値に達するか否かが検証さ
れ、第2の所定値に達すると検証された場合において、
当該他のインクカートリッジもインクエンドであると判
定するように作用する。
【0019】そして、前記したように所定の計数値を、
インクカートリッジの交換後に実行されるインクの吸引
動作に伴うインクの消費量に相当する計数値に設定する
ことにより、インクの吸引動作(交換クリーニング)が
実行された場合において、さらに他のインクカートリッ
ジがインクエンドに近づくか否かを見極めることができ
る。
【0020】加えて、前記記録装置は、好ましくは
〔(第1の所定値−第2の所定値)≦(所定の計数値)
×(装置に装着されるカートリッジの数−2)以下の自
然数〕の関係となるように設定される。
【0021】すなわち、前記した設定がなされることに
より、いずれかのインクカートリッジがインクエンドの
状態に至った場合に実行される交換クリーニングによ
り、無駄にされるインク量を抑えることができる。すな
わち、(装置に装着されるカートリッジの数−2)以下
の自然数は、例えば、ブラック、イエロー、シアン、マ
ゼンタの4色のインクカートリッジが装着される記録装
置を想定した場合、そのうちの3色のカートリッジが同
時にインクエンドになる確率は低い。したがって、前記
した(カートリッジの数−2)と設定することは、前記
した確率を考慮した場合、実用上において適切な値とな
る。
【0022】一方、前記記録装置は、〔(第1の所定値
−第2の所定値)≦(装置の動作電源のオン時、または
定期的に実行されるインクの吸引動作に伴うインクの消
費量に相当する計数値、もしくはフラッシング動作に伴
うインクの消費量に相当する計数値)×自然数〕の関係
となるように設定されることが好ましい。
【0023】前記した設定がなされた場合においては、
記録装置においてプログラムされている動作電源のオン
時においてなされるクリーニング動作、所定時間毎に実
行されるタイマークリーニング動作、さらに印刷動作中
に定期的になされるフラッシング動作の実行により、他
のインクカートリッジがインクエンドの状態に至るとい
う不具合を抑制することができる。したがって、記録装
置においてプログラムされている前記各動作の実行によ
って、さらに他のインクカートリッジの交換を余儀なく
されるという問題を回避することができる。
【0024】また、前記記録装置には、前記第2の所定
値に満たない第3の所定値がさらに定められ、〔(第1
の所定値−第3の所定値)>(所定の計数値)〕の関係
となるように、前記第3の所定値が設定されていること
が望ましい。
【0025】前記した第3の所定値を設定し、インク消
費計数値が第3の所定値を超える場合においては、後述
するようにニアインクエンドのサインを出すことで、当
該カートリッジは、インクエンドに至るまでには多少の
余裕(残量)がある状態であることを認識することがで
きる。したがって、ユーザにとってはカートリッジの交
換後においては、さらにある程度の印刷が可能であるこ
とを認識することができる。換言すれば、ユーザが多量
の印刷を実行しようとしている場合においては、ニアイ
ンクエンドであるカートリッジについても、同時に交換
するような管理を行うことも可能となる。
【0026】そして、前記記録装置における好ましい実
施の形態においては、前記インク消費計数値が第1の所
定値に達してインクエンドであると判定された場合、お
よびインク消費計数値に対して所定の計数値を加算した
値が、前記第2の所定値に達すると検証される場合にお
いて、当該カートリッジがインクエンドであることを報
知するように構成される。また、前記所定の計数値を加
算したインク消費計数値が前記第3の所定値に達すると
検証される場合においては、当該カートリッジがインク
エンドに近い状態であることを報知するように構成され
る。
【0027】これにより、インクエンド状態と見なされ
るカートリッジを一度に交換することで、カートリッジ
交換後において実行されるインクの吸引動作によって、
さらに他のカートリッジがインクエンドに陥るような不
具合の発生を回避することができる。また、他のカート
リッジが前記第3の所定値に達した場合には、ニアイン
クエンドの状態であることも認識することができ、ユー
ザの判断において、当該カートリッジも交換する操作を
選択することもできる。
【0028】一方、この発明にかかる第2形態のインク
ジェット式記録装置は、印刷データに対応してインク滴
を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘ
ッドに各インクを供給するために、各インクごとに独立
して交換可能に装着されるインクカートリッジとを備え
たインクジェット式記録装置であって、前記各インクカ
ートリッジに貯留されたインクの消費量を演算すること
により、各インクカートリッジのインク消費計数値をそ
れぞれ求めるインク消費量計数手段と、前記インク消費
量計数手段によって、いずれかのインクカートリッジの
インク消費計数値が第1の所定値に達してインクエンド
であると判定された場合、前記インク消費量計数手段に
よって求めた他のインクカートリッジのインク消費計数
値に対して所定の計数値を加算することで、前記第1の
所定値に達するか否かを検証する検証手段と、前記検証
手段により、前記所定の計数値の加算後の値が、前記第
1の所定値に達すると検証された場合において、当該イ
ンクカートリッジもインクエンドであると判定するイン
クエンド判定手段とが具備される。
【0029】この場合、前記所定の計数値は、好ましく
はインクカートリッジの交換後に実行されるインクの吸
引動作に伴うインクの消費量に相当する第1計数値と、
所定量の印刷動作に伴うインクの消費量に相当する第2
計数値の和に設定される。そして、前記第2計数値は、
好ましくは所定のデューティで所定量の印刷が可能なイ
ンク量に相当する計数値になされる。
【0030】前記した第2形態の構成によると、インク
消費量計数手段によって、各インクカートリッジに貯留
されたインクの消費量が計数される。そして、いずれか
のインクカートリッジのインク消費計数値が第1の所定
値に達してインクエンドであると判定された時に、他の
インクカートリッジのインク消費計数値に対して所定の
計数値が加算される。この加算された計数値が、前記第
1の所定値に達するか否かが検証され、第1の所定値に
達すると検証された場合において、当該他のインクカー
トリッジもインクエンドであると判定するように作用す
る。
【0031】そして、前記したように所定の計数値を、
インクカートリッジの交換後に実行されるインクの吸引
動作に伴うインクの消費量に相当する第1計数値と、所
定量の印刷動作に伴うインクの消費量に相当する第2計
数値の和に設定することにより、インクの吸引動作(交
換クリーニング)が実行された後において、さらに所定
量の印刷を実行することが保証される。
【0032】また、前記した記録装置においては、前記
所定の計数値の加算後の値が、前記第1の所定値に達し
ないと検証される場合においては、好ましくは当該カー
トリッジのインク消費計数値から前記第2計数値を減算
して、新たなインク消費計数値として再設定する操作が
なされる。
【0033】前記した再設定を実行させることにより、
前記所定の計数値の加算によって設定された計数値よ
り、所定量の印刷を実行するに要するインク量に対応す
る計数値が減算されるため、アルゴリズム上で操作され
た計数値を実際のインクの残量を示す計数値に戻すこと
ができる。これにより、継続して実行されるインクエン
ドの判定操作の信頼性を確保することができる。
【0034】加えて、前記第2形態の記録装置において
も、好ましくは〔第2計数値≦(第1計数値)×(装置
に装着されるカートリッジの数−2)以下の自然数〕の
関係となるように設定される。
【0035】すなわち、前記した設定がなされることに
より、前記した第1形態の記録装置と同様に、いずれか
のインクカートリッジがインクエンドの状態に至った場
合に実行される交換クリーニングにより、無駄にされる
インク量を抑えることができる。
【0036】一方、前記第2形態の記録装置において
も、〔第2計数値≦(装置の動作電源のオン時、または
定期的に実行されるインクの吸引動作に伴うインクの消
費量に相当する計数値、もしくはフラッシング動作に伴
うインクの消費量に相当する計数値)×自然数〕の関係
に設定されることが好ましい。
【0037】前記した設定がなされた場合においては、
前記第1形態の記録装置と同様に、記録装置においてプ
ログラムされている各定期動作の実行によって、さらに
他のインクカートリッジの交換を余儀なくされるという
問題を回避することができる。
【0038】加えて、前記第2形態の記録装置において
は、前記第1の所定値に満たない第2の所定値がさらに
定められ、〔(第1の所定値−第2の所定値)>(所定
の計数値)〕の関係となるように、前記第2の所定値が
設定されていることが望ましい。
【0039】前記したように、第2の所定値を設定する
ことにより、インクカートリッジの交換により他のカー
トリッジがインクエンドに至る状態である場合において
は、当該他のカートリッジは、インクエンドに近い状態
(ニアインクエンド)であることを、前もって認識する
ことができる。したがって、前記第1形態の記録装置と
同様に、ニアインクエンドであるカートリッジについて
も同時に交換するような管理を行うことが可能となり、
1つのカートリッジの交換後に、まもなく他のカートリ
ッジの交換を余儀なくされるという問題も回避すること
ができる。
【0040】そして、前記第2形態の記録装置において
も、前記インク消費計数値が第1の所定値に達してイン
クエンドであると判定された場合、およびインク消費計
数値に対して所定の計数値を加算した値が、前記第1の
所定値に達すると検証される場合において、当該カート
リッジがインクエンドであることを報知するように構成
される。また、前記インク消費計数値に対して所定の計
数値を加算した値が、前記第2の所定値に達すると検証
される場合においては、当該カートリッジがインクエン
ドに近い状態であることを報知するように構成される。
【0041】これにより、インクエンド状態と見なされ
るカートリッジを一度に交換することで、わずかな印刷
動作によって他のカートリッジがインクエンドに至ると
いう不具合の発生を回避することができる。さらに、他
のカートリッジが前記第2の所定値に達した場合には、
ニアインクエンドの状態であることも認識することがで
き、ユーザの判断において、当該カートリッジも交換す
る操作を選択することもできる。
【0042】そして、前記した第1および第2形態の記
録装置のいずれにおいても、前記各インクカートリッジ
から供給されるインクが1つの記録ヘッドのノズル形成
面に配置された各ノズルよりインク滴として吐出される
ように構成されると共に、前記ノズル形成面を封止する
1つのキャッピング手段に負圧を印加させることによっ
て、同時に各インクを吸引排出させる構成になされた記
録装置に適用することで、前記した好ましい作用を得る
ことが可能となる。
【0043】さらに、この発明にかかる第1態様のイン
クエンド判定方法は、印刷データに対応してインク滴を
吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッ
ドに各インクを供給するために、各インクごとに独立し
て交換可能に装着されるインクカートリッジとを備えた
インクジェット式記録装置におけるインクエンド判定方
法であって、前記各インクカートリッジに貯留されたイ
ンクの消費量を演算することにより、各インクカートリ
ッジのインク消費計数値をそれぞれ求めるインク消費計
数ステップと、前記インク消費計数ステップの実行によ
り、いずれかのインクカートリッジのインク消費計数値
が第1の所定値に達したことが検証された場合、当該カ
ートリッジがインクエンドであると判定する第1インク
エンド判定ステップと、前記いずれかのインクカートリ
ッジが、インクエンドであると判定された場合に、前記
インク消費計数ステップの実行により求められた他のイ
ンクカートリッジのインク消費計数値に対して所定の計
数値を加算する加算ステップと、前記加算ステップによ
り加算された計数値が、前記第1の所定値に満たない第
2の所定値に達するか否かを検証する検証ステップと、
前記検証ステップにおいて、前記所定の計数値の加算後
の値が、前記第2の所定値に達すると判定された場合に
おいて、当該インクカートリッジもインクエンドである
と判定する第2インクエンド判定ステップとを実行する
ようになされる。
【0044】さらにまた、この発明にかかる第2態様の
インクエンド判定方法は、前記各インクカートリッジに
貯留されたインクの消費量を演算することにより、各イ
ンクカートリッジのインク消費計数値をそれぞれ求める
インク消費計数ステップと、前記インク消費計数ステッ
プの実行により、いずれかのインクカートリッジのイン
ク消費計数値が第1の所定値に達したことが検証された
場合、当該カートリッジがインクエンドであると判定す
る第1インクエンド判定ステップと、前記いずれかのイ
ンクカートリッジが、インクエンドであると判定された
場合に、前記インク消費計数ステップの実行により求め
られた他のインクカートリッジのインク消費計数値に対
して所定の計数値を加算する加算ステップと、前記加算
ステップにより加算された計数値が、前記第1の所定値
に達するか否かを検証する検証ステップと、前記検証ス
テップにおいて、前記所定の計数値の加算後の値が、前
記第1の所定値に達すると検証された場合において、当
該インクカートリッジもインクエンドであると判定する
第2インクエンドステップとを実行するようになされ
る。
【0045】前記した第1態様並びに第2態様のインク
エンド判定方法を採用した記録装置によると、インク消
費計数ステップの実行により、各インクカートリッジに
貯留されたインクの消費量が演算され、各カートリッジ
のインク消費計数値がそれぞれ求められる。そして、い
ずれかのカートリッジのインク消費計数値が第1の所定
値に達した場合において、当該カートリッジがインクエ
ンドと判定される。
【0046】この場合、加算ステップが実行されること
により、インクエンドと判定された以外のカートリッジ
におけるインク消費計数値に対して、所定の計数値が加
算され、その加算後の値が検証される。この検証によっ
て、加算後の値が定められた値に達したと判定される場
合において、他のインクカートリッジもインクエンドで
あると判定されるようになされる。
【0047】したがって、前記第1態様並びに第2態様
のインクエンド判定方法を採用した記録装置によると、
カートリッジの交換後に、まもなくさらに他のカートリ
ッジがインクエンドとなり、再びカートリッジの交換作
業を余儀なくされるという問題を回避することができ、
カートリッジの交換に伴う交換クリーニングの再度の実
行によって、インクを浪費することも避けることができ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるインクジ
ェット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づ
いて説明する。図1はこの発明が適用された記録装置本
体の基本構成を示したものである。図中符号1はキャリ
ッジであり、このキャリッジ1はキャリッジモータ2に
よって駆動されるタイミングベルト3を介し、ガイド部
材4に案内されて紙送り部材5の長手方向に沿って往復
駆動されるように構成されている。
【0049】前記紙送り部材5に対向するキャリッジ1
の下側面には、後述する記録ヘッド7が搭載されてお
り、またキャリッジ1の上面には、記録ヘッド7に対し
てそれぞれブラック、シアン、マゼンタおよびイエロー
インクを供給することができる独立したインクカートリ
ッジ8B,8C,8M,8Yが着脱可能に装着されてい
る。これにより、印刷指令を受けた前記記録ヘッド7よ
り、紙送り部材5上を搬送される記録用紙6に対してイ
ンク滴が吐出され、印刷が実行されるように構成されて
いる。
【0050】記録装置の非印刷領域(図1における右
側)には、キャリッジ1が当該箇所に移動した時に上昇
して、キャリッジ1に搭載された記録ヘッド7のノズル
形成面を封止することができるキャッピング手段9が配
置されている。このキャッピング手段9は、フラッシン
グ動作時においては、一定の間隙をもって前記記録ヘッ
ド7に対峙し、空吐出によるインク滴を受ける機能を果
たし、また装置の休止期間中には記録ヘッド7のノズル
形成面を封止する蓋体として機能するようになされてい
る。さらにキャッピング手段9は、クリーニング操作時
において、吸引ポンプ10からの負圧を受けて記録ヘッ
ド7よりインクを強制的に吸引排出させることができる
ように構成されている。
【0051】また、キャッピング手段9に隣接する印刷
領域側には、ゴムなどの弾性素材を短冊状に形成したワ
イピング部材11が配置されていて、キャリッジ1がキ
ャッピング手段9側に往復移動する際に、記録ヘッドの
移動軌跡に進入して、必要に応じて記録ヘッドのノズル
形成面を払拭するワイピング動作がなされるように構成
されている。
【0052】次に図2は、前記キヤリッジに搭載された
記録ヘッド7の上部に、インクカートリッジを装着する
状況を断面状態で示したものである。なお、この実施の
形態における記録装置においては、前記したように4種
類インクカートリッジを用いるようになされているが、
図2においてはそのうちの1つのカートリッジであるブ
ラックインクカートリッジ8Bの構成を代表して示して
いる。
【0053】記録ヘッド7を構成するヘッドケース7A
の下側面には、ノズル形成面を構成するノズルプレート
7aが配置されており、このノズルプレート7aには複
数のノズル開口7bが形成され、また各ノズル開口7b
に対応して圧力室7cが配置されている。そして、ノズ
ル開口7bとその圧力室7c部分から上部に向かってイ
ンク連絡流路7dがヘッドケース7A内に形成されてい
る。
【0054】前記ヘッドケース7Aの上部には、それぞ
れにインク導入孔21aが形成された4本の中空状のイ
ンク導入針21が直立状態に配置されており、前記ヘッ
ドケース7A内に形成された各インク連絡流路7dは、
それぞれ各インク導入針21内のインク流路に連通され
ている。そして、各インク導入針21とヘッドケース7
Aとの間には、フィルタ部材22が配置されており、こ
れにより塵埃等の異物が記録ヘッド側に侵入するのを阻
止できるように構成されている。
【0055】図2における左端のインク導入針21は、
ブラックインクを導入するためのものであり、このイン
ク導入針21に向かって、その上部からブラックインク
カートリッジ8Bが、矢印方向から装填することができ
るように構成されている。このブラックインクカートリ
ッジ8Bは、その上部の大半がインク貯留室8aになさ
れており、このインク貯留室8aには、多孔質部材8b
が収納され、且つ多孔質部材8bにブラックインクが含
浸された状態でインクが貯留されている。
【0056】またインク貯留室8aの下側部には開口部
8cが形成され、この開口部8c内にはゴム製のシール
部材8dが嵌め込まれている。そして、開口部8cの下
端部にはフィルム部材8eが貼着されて、カートリッジ
の保管中において、内部のインク溶媒が揮散しないよう
にシールされている。
【0057】前記したカートリッジ8Bを、矢印方向に
押し込むことにより、インク導入針21が前記フィルム
部材8eを貫通し、カートリッジ8Bに装着された前記
ゴム製のシール部材8dがインク導入針21の周囲に接
合することで、カートリッジ8Bは装填状態となされ
る。そして、インク導入針21の先端部付近に形成され
たインク導入孔21aを介してインクカートリッジ8B
から記録ヘッド側にインクが供給されるようになされ
る。なお、他のシアン、マゼンタ、イエローの各カラー
インクを個別に収納するそれぞれのカートリッジにおい
ても、残りの3本のインク導入針21を利用して装着さ
れ、それぞれ記録ヘッド7側にインクが供給されるよう
になされる。
【0058】図3は、前記した記録装置に搭載された制
御回路の構成をブロック図によって示したものである。
なお、図3において、すでに説明した図1および図2に
示された各部に相当する部分を同一符号で示しており、
したがってその説明は省略する。なお図3に示したよう
に、前記キャッピング手段9には、その内部空間を負圧
に吸引する吸引ポンプ(チューブポンプ)10における
チューブの一端が接続されており、この吸引ポンプ10
の排出側は廃液タンク14に接続されている。そして、
クリーニング動作等によってキャッピング手段9内に排
出されたインク廃液は、廃液タンク14に収納された廃
液吸収材15によって、吸収保持されるように構成され
ている。
【0059】図3において、符号30はホストコンピュ
ータを示しており、このホストコンピュータ30にはプ
リンタドライバ31が搭載されており、入力装置32か
らの指令によって、このプリンタドライバのユーティリ
ティ上で、周知の用紙サイズ、モノクロ/カラー印刷の
選択、記録モードの選択、フォント等のデータおよび印
刷指令等が入力できるようになされている。
【0060】また、前記ホストコンピュータ30には、
ディスプレイ33が接続されており、周知のとおり、前
記入力装置32による入力状況が確認できると共に、記
録装置の状態、例えば装着されている各インクカートリ
ッジのインク残量等の情報も可視的に表示できるように
構成されている。
【0061】一方、図3に示す印刷制御手段34は、ホ
ストコンピュータ30側から送られる印刷データに基づ
いてビットマップデータを生成し、このデータに基づい
てヘッド駆動手段35により駆動信号を発生させて、記
録ヘッド7からインク滴を吐出させることができるよう
に構成されている。前記ヘッド駆動手段35は印刷デー
タに基づくインク滴の吐出作用の他に、フラッシング制
御手段36からの指令を受けて、インク滴を空吐出させ
るようにも作用する。
【0062】前記フラッシング制御手段36は、印刷タ
イマ37の計時により印刷動作が一定時間継続した時点
で、フラッシング動作(定期フラッシング)が実行され
るように構成されており、この場合、キャリッジ1はフ
ラッシング位置、例えばキャッピング手段9の配置位置
に移送される。そして、ノズル開口の目詰まりの防止や
目詰まり解消のために、前記記録ヘッド7の全てのノズ
ル開口から所定数のインク滴が空吐出されるように制御
される。
【0063】クリーニング制御手段38は、例えばホス
トコンピュータ30からの指令を受けて印刷制御手段3
4を介して制御信号を受けた場合、或いは記録装置の操
作パネルに配置されたクリーニングスイッチ41が操作
された場合に起動されるように構成されている。そし
て、記録ヘッド7をキャッピング手段9によって封止し
た状態で、ポンプ駆動手段39に制御信号を出力し、吸
引タイマ40にセットされた時間において吸引ポンプ1
0を駆動し、これにより記録ヘッド7のノズル開口から
インクを吸引排出させるマニュアルクリーニング動作が
なされるように作用する。また、クリーニング制御手段
38は、他に記録装置の動作電源のオン時においてなさ
れる電源オンクリーニング動作、所定時間毎に実行され
るタイマークリーニング動作、およびインクカートリッ
ジが交換された時においてなされる交換クリーニング動
作等も実行されるように機能する。
【0064】インク消費量演算手段42は、各インクカ
ートリッジに貯留されたインクの消費量をそれぞれ演算
する機能を有しており、このインク消費量演算手段42
は印刷動作やフラッシング動作により吐出されたインク
滴の数をカウントし、これに係数設定手段43に格納さ
れている1滴当たりのインク量を乗算して消費インク量
を算出するように作用する。また、クリーニング動作時
においては、ポンプ駆動手段39に吸引指令が出力され
た段階で、記録ヘッド7から排出されるインク量も演算
するように構成されている。
【0065】このインク消費量演算手段42によって演
算したインク消費量に関する計数値は、インク消費量計
数手段を構成するインク消費カウンタ44に送られ、こ
のインク消費カウンタ44において、装着されている各
インクカートリッジのインク残量が管理される。このイ
ンク消費カウンタ44は演算制御手段45との間で、双
方向にデータの交信ができるように構成されている。そ
して、演算制御手段45には、インクカートリッジ着脱
検出手段46からの制御信号が供給されるように構成さ
れている。
【0066】前記インクカートリッジ着脱検出手段46
は、キャリッジ1上に各インクカートリッジが装着され
ているか否かを検出するものであり、例えばインクカー
トリッジの交換に伴い、インクカートリッジが取り外さ
れたことを感知した場合においては、インクカートリッ
ジ交換フラグをセットする動作がなされる。
【0067】前記演算制御手段45の詳細な機能につい
ては後述するが、演算制御手段45にはインク消費カウ
ンタ44からのインク消費計数値にかかるデータ、およ
びカートリッジ着脱検出手段46からのデータ(フラ
グ)が供給され、インクカートリッジの交換に伴い、当
該カートリッジに対応するインク消費計数値をゼロリセ
ットさせると共に、後述するようにインクエンド等の判
定動作において所定の計数値を加算させた場合におい
て、インク消費カウンタ44におけるデータを書き換え
る等の機能も備えている。
【0068】また、演算制御手段45を介してインク消
費カウンタ44からのデータが、検証手段47に供給さ
れるように構成されている。検証手段47には閾値設定
手段48からの閾値情報が供給されるように構成されて
おり、検証手段47は閾値設定手段48からの閾値情報
と、インク消費カウンタ44からのデータとを比較し
て、各インクカートリッジの状態を表示手段49に表示
させるようにも機能する。
【0069】図4は、以上のように構成された記録装置
によってなされるインクカートリッジのインク残量を管
理するこの発明にかかる第1形態の制御ルーチンを示し
たものである。なお、図4においては、ブラックインク
カートリッジについてのインク残量を認識し管理する例
について示しているが、このルーチンはブラック、シア
ン、マゼンタ、イエローの各カートリッジの順に、イン
ク残量を認識し管理する動作が繰り返えされる。
【0070】図4に示す制御ルーチンにおけるステップ
S11においては、ブラックインクカートリッジが装着
されているか否かが判定される。これは、図3に示すイ
ンクカートリッジ着脱検出手段46からのフラグデータ
が利用され、演算制御手段45によって判定される。こ
のステップS11において、ブラックインクカートリッ
ジが装着されていない(No)と判定された場合には、
表示手段49において、インクエンド表示がなされる。
また、ステップS11において、ブラックインクカート
リッジが装着されている(Yes)と判定された場合に
は、ステップS12に移り、他のカートリッジが交換状
態にあるか否かが判定される。
【0071】すなわち、このステップS12において
は、ブラックインクカートリッジ以外のシアン、マゼン
タ、イエローの各インクカートリッジの装着状態が判定
される。この判定においても、図3に示すインクカート
リッジ着脱検出手段46からのフラグデータが利用され
る。このステップS12において、シアン、マゼンタ、
イエローの各インクカートリッジは交換状態ではない
(No)と判定されると、ステップS13に移る。この
ステップS13においては、図3に示す演算制御手段4
5は、インク消費カウンタ44におけるブラックインク
カートリッジのインク消費計数値(Cb)のデータを取
り込んで、検証手段47に送る動作を実行する。そし
て、検証手段47は閾値設定手段48において設定され
た閾値と、インク消費計数値(Cb)とを比較する操作
を実行する。
【0072】この実施の形態においては、閾値設定手段
48においては、インクの消費が最も進んだインクエン
ドと見なされる第1の所定値としてのレベルA、第1の
所定値に満たない第2の所定値としてのレベルB、第2
の所定値に満たないニアインクエンドと見なされる第3
の所定値としてのレベルCが設定されている。そして、
ブラックインクのインク消費計数値がレベルC未満であ
ると検証された場合には、ステップS13に示すよう
に、インクステータスを“0”に設定する。また、同じ
くレベルC以上であると検証された場合には、インクス
テータスを“1”に設定する。この場合には、表示手段
49に対して“ニアインクエンド”の表示をなすように
制御される。なお図においては、これを“ニアエンド”
と表記している。
【0073】さらに、同じくレベルB以上であると検証
された場合には、インクステータスを“2”に設定し、
これにより、表示手段49に対して“ニアインクエン
ド”の表示をなすように制御される。さらにまた、同じ
くレベルA以上であると検証された場合には、インクス
テータスを“3”に設定し、これにより、表示手段49
に対してインクカートリッジの交換を促す“インクエン
ド”の表示をなすように制御される。以上の操作によ
り、ブラックインクカートリッジのインク消費の進行状
態を把握することができる。
【0074】一方、前記ステップS12において、シア
ン、マゼンタ、イエローのいずれかのインクカートリッ
ジが交換状態である(Yes)と判定されると、ステッ
プS14に移る。このステップS14においては、イン
ク消費カウンタ44に格納されているインク消費計数値
に対して、所定の計数値である“bb”をインクリメン
ト(ブラックインクの消費計数値“Cb”に“bb”を
加算)する。この“bb”の値は、インクカートリッジ
の交換後に実行されるインクの吸引動作に伴うブラック
インクの消費量に相当する計数値である。
【0075】そして、ステップS15においては、前記
した加算操作がなされたブラックインクの消費計数値
“Cb”が検証手段47に送られ、閾値設定手段48に
おいて設定された閾値との比較がなされる。このステッ
プS15において、加算操作がなされたブラックインク
のインク消費計数値が、前記したC未満であると検証さ
れた場合には、インクステータスが“0”に設定され
る。また、同じくC以上であると検証された場合には、
インクステータスが“1”に設定される。この場合に
は、表示手段49に対して“ニアインクエンド”の表示
をなすように制御される。
【0076】さらに、同じく前記した第2の所定値であ
るB以上であると検証された場合には、インクステータ
スが“3”に設定され、これにより、表示手段49に対
してインクカートリッジの交換を促す“インクエンド”
の表示をなすように制御される。
【0077】以上の判定動作は、前記したように各イン
クカートリッジに対応して、順次循環して実行される。
したがって、記録装置に装着されたそれぞれのインクカ
ートリッジにおけるインク消費の進行状態を、表示手段
49の表示によって把握することができる。そして、例
えば“インクエンド”の表示がなされた場合には、ユー
ザは、これに対応するカートリッジを交換する操作が必
要であると認識することができる。
【0078】図5ないし図9は、図4に示した制御ルー
チンにしたがって、インクカートリッジの交換操作を実
行する場合の作用を解説するものである。なお、図5な
いし図9に示す模式図は、すでに説明した図12ないし
図15と同様に、各色のカートリッジのインクの使用に
よって増大するインク消費計数値を、ハッチングによっ
て示している。
【0079】例えば、図5に示すようにブラックインク
カートリッジのインク消費計数値が、第1所定値である
インクエンドAに至った場合には、ユーザによってブラ
ックインクカートリッジの交換がなされる。この交換操
作によって、他のカートリッジに対応するインク消費計
数値には、それぞれ所定の計数値であるcc,mm,y
yがそれぞれインクリメントされる。このcc,mm,
yyは、前記したようにカートリッジの交換後に実行さ
れるインクの吸引動作(交換クリーニング)に伴うイン
ク消費量に相当する計数値である。
【0080】そして、この実施の形態においては、前記
第1の所定値に満たない第2の所定値であるインクエン
ドBが設定されており、前記他のカートリッジに対応す
るインクリメントされた計数値は、インクエンドBと比
較される。この場合、図5に示すようにイエローインク
カートリッジのインクリメントされた計数値は、インク
エンドBよりも大きいために、インクエンドと判定され
る。したがって、イエローインクカートリッジの交換も
促され、ユーザはブラックインクカートリッジの交換時
に、同時にイエローインクカートリッジの交換も行うこ
とができる。実際にはブラックインクカートリッジのイ
ンク消費計数値が第1所定値であるインクエンドに至
り、検証手段47が検証する際に同時に実行される。し
たがって、インクエンドの表示も同時に行われる。
【0081】したがって、ブラックインクカートリッジ
の交換後に、まもなくイエローインクカートリッジがイ
ンクエンドAに達して、再び当該カートリッジの交換を
余儀なくされるという問題を解消することができる。そ
して、前記したブラックおよびイエローインクカートリ
ッジの交換によって、各カートリッジのインク消費計数
値は、図6に示すようになされる。
【0082】それ故、この実施の形態によると、ブラッ
クおよびイエローインクカートリッジを同時に交換する
ことができるため、ブラックインクカートリッジの交換
後に、交換クリーニングが実行され、さらにまもなくイ
エローインクカートリッジを交換することで、再び交換
クリーニングが実行される場合と比較すると、〔(bb
+cc+mm)−(インクエンドA−インクエンド
B)〕に対応するインク量を無駄にするのを避けること
ができる。
【0083】続いて、印刷を実行することにより、各イ
ンクカートリッジのインク消費計数値には、それぞれp
pがインクリメントされ、図7に示すようにマゼンタの
インクカートリッジがインクエンドAに達する。そこ
で、マゼンタのインクカートリッジを交換することで、
図8に示すようにマゼンタ以外のインクカートリッジに
対応する各インク消費計数値には、それぞれbb,c
c,yyがインクリメントされ、引き続いて印刷を実行
することができる。
【0084】ここで、前記した第1の所定値であるイン
クエンドAと、第2の所定値であるインクエンドBのレ
ベル差と、カートリッジの交換後に実行されるインクの
吸引動作(交換クリーニング)に伴うインク消費量に相
当する所定の計数値(bb,cc,mm,yy)との関
係は、〔(第1の所定値−第2の所定値)≦(所定の計
数値)×(装置に装着されるカートリッジの数−2)以
下の自然数〕となるように設定されていることが望まし
い。
【0085】すなわち、前記した関係になされているこ
とにより、いずれかのインクカートリッジがインクエン
ドの状態に至った場合に実行される交換クリーニングに
より、無駄にされるインク量を抑えることができる。こ
こで、(装置に装着されるカートリッジの数−2)以下
の自然数は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの
4色のインクカートリッジが装着される記録装置を想定
した場合、そのうちの3色のカートリッジが同時にイン
クエンドになる確率は低い。したがって、前記した(カ
ートリッジの数−2)と設定することは、前記した確率
を考慮した場合、実用上において適切な値となる。
【0086】一方、前記記録装置は、〔(第1の所定値
−第2の所定値)≦(装置の動作電源のオン時、または
定期的に実行されるインクの吸引動作に伴うインクの消
費量に相当する計数値、もしくはフラッシング動作に伴
うインクの消費量に相当する計数値)×自然数〕の関係
となるように設定されることが望ましい。
【0087】前記した設定がなされた場合においては、
記録装置においてプログラムされている動作電源のオン
時においてなされる電源オンクリーニング動作、所定時
間毎に実行されるタイマークリーニング動作、さらに印
刷動作中に定期的になされるフラッシング動作の実行に
より、1つのインクカートリッジの交換後に、まもなく
他のインクカートリッジがインクエンドの状態に至ると
いう不具合を回避することができる。したがって、前記
した設定により記録装置においてプログラムされている
前記各動作の実行によって、さらに他のインクカートリ
ッジの交換を余儀なくされるという問題が解消される。
【0088】なお、この実施の形態においては、図5な
いし図8に示すように、第2の所定値であるインクエン
ドBに満たない第3の所定値であるニアインクエンドC
が定められており、各インク消費計数値がニアインクエ
ンドCに至った場合においては、それに対応して“ニア
インクエンド”の表示がなされる。例えば図6における
マゼンタのインクカートリッジはその状態を示してい
る。
【0089】前記した第3の所定値を設定し、インク消
費計数値が第3の所定値を超える場合において、ニアイ
ンクエンドのサインを出すことで、当該カートリッジ
は、インクエンドに至るまでには多少の余裕(残量)が
ある状態であることをユーザに知らせることができる。
したがって、ユーザにとってはインクエンドに至ったカ
ートリッジの交換後において、さらにある程度の印刷が
可能であることを認識することができる。換言すれば、
ユーザが多量の印刷を実行しようとしている場合におい
ては、ニアインクエンドであるカートリッジについて
も、同時に交換するような管理を行うことも可能とな
る。
【0090】次に図9は、各インクカートリッジのイン
ク残量を管理するこの発明にかかる第2形態の制御ルー
チンを示したものである。なお、図9においても、ブラ
ックインクカートリッジについてのインク残量を認識し
管理する例について示しているが、このルーチンは前記
した第1形態の制御ルーチンと同様に、ブラック、シア
ン、マゼンタ、イエローの各カートリッジの順に、イン
ク残量を認識し管理する動作が繰り返えされる。
【0091】図9に示す制御ルーチンにおいては、第1
の所定値としてのインクエンドAと、前記第1の所定値
に満たない第2の所定値であるニアインクエンドCが設
定されている。そして、ステップS21およびステップ
S22は、前記した図4に示すステップS11およびス
テップS12と同様の処理がなされる。したがって、そ
の説明は省略する。
【0092】図9に示すステップS23においては、図
3に示す演算制御手段45は、インク消費カウンタ44
におけるブラックインクカートリッジのインク消費計数
値(Cb)のデータを取り込んで、検証手段47に送る
動作を実行する。そして、検証手段47は閾値設定手段
48において設定された閾値と、インク消費計数値(C
b)とを比較する操作を実行する。
【0093】この実施の形態においては、閾値設定手段
48においては、インクの消費が最も進んだインクエン
ドと見なされる第1の所定値としてのレベルA、第1の
所定値に満たないニアインクエンドと見なされる第2の
所定値としてのレベルCが設定されている。そして、ブ
ラックインクのインク消費計数値がレベルC未満である
と検証された場合には、ステップS23に示すように、
インクステータスを“0”に設定する。また、同じくレ
ベルC以上であると検証された場合には、インクステー
タスを“1”に設定する。この場合には、表示手段49
に対して“ニアインクエンド”の表示をなすように制御
される。
【0094】さらに、同じくレベルA以上であると検証
された場合には、インクステータスを“3”に設定し、
これにより、表示手段49に対して“インクエンド”の
表示をなすように制御される。以上の操作により、ブラ
ックインクカートリッジのインク消費の進行状態を把握
することができる。
【0095】一方、ステップS24においては、インク
消費カウンタ44に格納されているインク消費計数値に
対して、第1計数値である“bb”と、第2計数値であ
る“AA”の和がインクリメントされる。この第1計数
値である“bb”の値は、インクカートリッジの交換後
に実行されるインクの吸引動作に伴うブラックインクの
消費量に相当する計数値である。また、第2計数値であ
る“AA”は、記録ヘッドに与えられるビットマップデ
ータにおける平均的な印刷デューティの動作時におい
て、所定量の印刷が可能なインク量に相当する予め定め
られた計数値になされている。
【0096】前記したように、インク消費カウンタ44
に格納されているインク消費計数値に対して、所定の計
数値(“bb”+“AA”)を、インクリメントするこ
とにより、カートリッジの交換に伴うインクの吸引動作
(交換クリーニング)が実行された後において、さらに
予め定められた所定量の印刷を実行することができるか
否かについて判定することができる。
【0097】前記した判定動作を実現させるために、こ
の実施の形態においては、ステップS25において、イ
ンクカートリッジのインク消費計数値“Cb”に対して
所定の計数値である“bb+AA”をインクリメント
(加算)した後の値が、第1の所定値としてのレベルA
および第2の所定値としてのレベルCと比較される。こ
こで、加算操作がなされたブラックインクのインク消費
計数値が、前記したレベルC未満であると検証された場
合には、インクステータスが“0”に設定される。この
様な状態においては、インク残量に余裕があると見なさ
れるものであり、この場合においては、加算操作がなさ
れたインク消費計数値から、前記“AA”をデクリメン
ト(減算)する操作がなされる。
【0098】これは、前記ステップS24の実行によっ
て、インク消費カウンタ44に格納されているインク消
費計数値“Cb”がすでにインクリメントされており、
したがって、前記“AA”をデクリメントして再設定す
ることで、アルゴリズム上で操作された計数値を実際の
インクの残量を示す計数値に戻すようになされる。これ
により、継続して実行されるインクエンドの判定操作の
信頼性を確保することができる。
【0099】一方、ステップS25において、加算操作
がなされたインク消費計数値が、レベルC以上であると
検証された場合には、インクステータスが“1”に設定
される。この場合には、表示手段49に対して“ニアイ
ンクエンド”の表示がなされ、同じく加算操作がなされ
たインク消費計数値から、前記“AA”をデクリメント
する操作がなされる。さらに、同じく前記した第1の所
定値であるレベルA以上であると検証された場合には、
インクステータスが“3”に設定され、これにより、表
示手段49に対してインクカートリッジの交換を促す
“インクエンド”の表示をなすように制御される。
【0100】以上の判定動作は、前記したように各イン
クカートリッジに対応して、順次循環して実行される。
したがって、記録装置に装着されたそれぞれのインクカ
ートリッジにおけるインク消費の進行状態を、表示手段
49の表示によって把握することができる。そして、例
えば“インクエンド”の表示がなされた場合には、ユー
ザは、これに対応するカートリッジを交換する操作が必
要であると認識することができる。
【0101】図10および図11は、図9に示した制御
ルーチンにしたがって、インクカートリッジの交換操作
を実行する場合の作用を解説するものである。なお、図
10および図11に示す模式図は、すでに説明した図5
ないし図8と同様に、各色のカートリッジのインクの使
用量(インク消費計数値)をハッチングによって示して
いる。
【0102】例えば、図10に示すようにブラックイン
クカートリッジのインク消費計数値が、第1所定値であ
るインクエンドAに至った場合には、ユーザによってブ
ラックインクカートリッジの交換がなされる。この交換
操作によって、他のカートリッジに対応するインク消費
計数値には、それぞれ所定の計数値であるcc+AA,
mm+AA,yy+AAが、それぞれインクリメントさ
れる。
【0103】そして、この実施の形態においては、前記
各値がインクリメントされた時、前記第1の所定値であ
るインクエンドAに達するか否かが検証される。図10
に示した状態においては、イエローインクカートリッジ
がインクエンドAに達することになり、したがってイン
クエンドと見なされる。したがって、イエローインクカ
ートリッジの交換も促され、ユーザはブラックインクカ
ートリッジの交換時に、同時にイエローインクカートリ
ッジの交換も行うことができる。
【0104】したがって、ブラックインクカートリッジ
の交換後のわずかな印刷動作の実行により、イエローイ
ンクカートリッジがインクエンドAに達して、再び当該
カートリッジの交換を余儀なくされるという問題を解消
することができる。そして、前記したブラックおよびイ
エローインクカートリッジの交換によって、各カートリ
ッジのインク消費計数値は、図11に示すようになされ
る。
【0105】なお、この実施の形態においては、前記第
1の所定値に満たない第2の所定値であるニアインクエ
ンドCが設定されている。そして、インクエンドと見な
されない他のカートリッジに対応するインクリメントさ
れた計数値は、インクエンドCのレベルと比較される。
この場合、図10に示すようにマゼンタインクカートリ
ッジのインクリメントされた計数値は、ニアインクエン
ドCよりも大きいために、ニアインクエンドと判定さ
れ、表示手段49において“ニアインクエンド”の表示
がなされる。その後、加算操作がなされたインク消費計
数値から、前記“AA”をデクリメントする操作がなさ
れる。アルゴリズム上で操作された計数値を、実際のイ
ンクの残量を示す計数値に戻すことで、継続して実行さ
れるインクエンドの判定操作の信頼性を確保することが
できる。
【0106】この場合においては、当該カートリッジが
インクエンドに至るまでには多少の余裕(残量)がある
状態であることをユーザに知らせることができる。した
がって、ユーザにとってはインクエンドに至ったカート
リッジの交換後において、さらにある程度の印刷が可能
であることを認識することができる。換言すれば、ユー
ザが多量の印刷を実行しようとしている場合において
は、ニアインクエンドであるカートリッジについても、
同時に交換するような管理を行うことも可能となる。
【0107】ここで、前記した第1計数値と第2計数
値、および装置に装着されるカートリッジの数との関係
を、〔第2計数値≦(第1計数値)×(装置に装着され
るカートリッジの数−2)以下の自然数〕となるように
設定されていることが望ましい。前記した設定がなされ
ることにより、前記した第1形態の記録装置と同様に、
いずれかのインクカートリッジがインクエンドの状態に
至った場合に実行される交換クリーニングによって、無
駄にされるインク量を抑えることができる。
【0108】一方、この第2形態の記録装置において
も、〔第2計数値≦(装置の動作電源のオン時、または
定期的に実行されるインクの吸引動作に伴うインクの消
費量に相当する計数値、もしくはフラッシング動作に伴
うインクの消費量に相当する計数値)×自然数〕の関係
に設定されることが好ましい。前記した設定がなされた
場合においては、前記第1形態の記録装置と同様に、記
録装置においてプログラムされている各定期動作の実行
によって、さらに他のインクカートリッジの交換を余儀
なくされるという問題を回避することができる。
【0109】加えて、この第2形態の記録装置において
は、前記第1の所定値に満たない第2の所定値がさらに
定められ、〔(第1の所定値−第2の所定値)>(所定
の計数値)〕の関係となるように、前記第2の所定値が
設定されていることが望ましい。
【0110】前記したように、第2の所定値を設定する
ことにより、インクエンドに近い状態(ニアインクエン
ド)であるカートリッジを認識することができる。した
がって、前記第1形態の記録装置と同様に、ニアインク
エンドであるカートリッジについても同時に交換するよ
うな管理を行うことが可能となり、1つのカートリッジ
の交換後に、まもなく他のカートリッジの交換を余儀な
くされるという問題も回避することができる。
【0111】なお、前記した説明においては、インクカ
ートリッジの交換後において、各インクカートリッジ内
のインクの消費に伴い、インク量計数手段がその計数値
を増大(インクリメント)させることでインクエンド等
を判定するように構成する場合を例にしているが、例え
ば、各インクカートリッジ内のインクの消費に伴い、イ
ンク量計数手段がその計数値を減少(デクリメント)さ
せるようにしてインクエンドを判定するように構成する
こともできる。この場合においては、特許請求の範囲、
並びに発明の詳細な説明に記載された加算(インクリメ
ント)、減算(デクリメント)の関係は、逆の関係に読
み替えて解釈されることになる。
【0112】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
にかかるインクエンド判定方法を採用したインクジェッ
ト式記録装置によると、インク消費量計数手段によっ
て、いずれかのインクカートリッジのインク消費計数値
が定められた所定値に達してインクエンドであると判定
された場合、前記インク消費量計数手段によって求めた
他のインクカートリッジのインク消費計数値に対して所
定の計数値を加算することで、他のインクカートリッジ
のインク消費の状態を検証するようになされる。したが
って、インクエンドに至ったカートリッジの交換後に、
例えば交換クリーニングが実行された場合、あるいはそ
の後にわずかな印刷の実行によって、再び他のインクカ
ートリッジがインクエンドに達するという不具合の発生
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された記録装置本体の基本構成
を示した斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置のキャリッジに搭載された
記録ヘッドと、これにインクを供給するインクカートリ
ッジの構成を示した断面図である。
【図3】図1に示す記録装置に搭載された制御回路の構
成を示したブロック図である。
【図4】図3に示す制御回路によってなされる各インク
カートリッジにおけるインク残量管理を実行する第1形
態の制御ルーチンである。
【図5】図4に示す制御ルーチンによってなされる各イ
ンクカートリッジにおけるインク残量管理の状態を示し
た模式図である。
【図6】図5に示した状態に続く各インクカートリッジ
におけるインク残量管理の状態を示した模式図である。
【図7】図6に示した状態に続く各インクカートリッジ
におけるインク残量管理の状態を示した模式図である。
【図8】図7に示した状態に続く各インクカートリッジ
におけるインク残量管理の状態を示した模式図である。
【図9】図3に示す制御回路によってなされる各インク
カートリッジにおけるインク残量管理を実行する第2形
態の制御ルーチンである。
【図10】図9に示す制御ルーチンによってなされる各
インクカートリッジにおけるインク残量管理の状態を示
した模式図である。
【図11】図10に示した状態に続く各インクカートリ
ッジにおけるインク残量管理の状態を示した模式図であ
る。
【図12】従来の各インクカートリッジにおけるインク
残量管理の状態を示した模式図である。
【図13】図12に示した状態に続く従来の各インクカ
ートリッジにおけるインク残量管理の状態を示した模式
図である。
【図14】図13に示した状態に続く従来の各インクカ
ートリッジにおけるインク残量管理の状態を示した模式
図である。
【図15】図14に示した状態に続く従来の各インクカ
ートリッジにおけるインク残量管理の状態を示した模式
図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 6 記録用紙 7 記録ヘッド 7A ヘッドケース 7a ノズルプレート 7b ノズル開口 8B,8C,8M,8Y カートリッジホルダ 9 キャッピング手段 10 吸引ポンプ 11 ワイピング部材 21 インク導入針 21a インク導入孔 30 ホストコンピュータ 31 プリンタドライバ 32 入力装置 33 ディスプレイ 34 印刷制御手段 38 クリーニング制御手段 42 インク消費量演算手段 43 係数設定手段 44 インク消費カウンタ 45 演算制御手段 46 インクカートリッジ着脱検
出手段 47 検証手段 48 閾値設定手段 49 表示手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドに各
    インクを供給するために、各インクごとに独立して交換
    可能に装着されるインクカートリッジとを備えたインク
    ジェット式記録装置であって、 前記各インクカートリッジに貯留されたインクの消費量
    を演算することにより、各インクカートリッジのインク
    消費計数値をそれぞれ求めるインク消費量計数手段と、 前記インク消費量計数手段によって、いずれかのインク
    カートリッジのインク消費計数値が第1の所定値に達し
    てインクエンドであると判定された場合、前記インク消
    費量計数手段によって求めた他のインクカートリッジの
    インク消費計数値に対して所定の計数値を加算すること
    で、前記第1の所定値に満たない第2の所定値に達する
    か否かを検証する検証手段と、 前記検証手段により、前記所定の計数値の加算後の値
    が、前記第2の所定値に達すると検証された場合におい
    て、当該インクカートリッジもインクエンドであると判
    定するインクエンド判定手段と を具備したことを特徴とするインクジェット式記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定の計数値が、インクカートリッ
    ジの交換後に実行されるインクの吸引動作に伴うインク
    の消費量に相当する計数値に設定された請求項1に記載
    のインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 〔(前記第1の所定値−前記第2の所定
    値)≦(前記所定の計数値)×(装置に装着されるカー
    トリッジの数−2)以下の自然数〕の関係に設定された
    請求項1または請求項2に記載のインクジェット式記録
    装置。
  4. 【請求項4】 〔(前記第1の所定値−前記第2の所定
    値)≦(装置の動作電源のオン時、または定期的に実行
    されるインクの吸引動作に伴うインクの消費量に相当す
    る計数値、もしくはフラッシング動作に伴うインクの消
    費量に相当する計数値)×自然数〕の関係に設定された
    請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の所定値に満たない第3の所定
    値がさらに定められ、〔(前記第1の所定値−前記第3
    の所定値)>(前記所定の計数値)〕の関係となるよう
    に、前記第3の所定値が設定された請求項1に記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インク消費計数値が第1の所定値に
    達してインクエンドであると判定された場合、およびイ
    ンク消費計数値に対して所定の計数値を加算した値が、
    前記第2の所定値に達すると検証される場合において、
    当該カートリッジがインクエンドであることを報知する
    ように構成した請求項1に記載のインクジェット式記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記インク消費計数値に対して所定の計
    数値を加算した値が、前記第3の所定値に達すると検証
    される場合においては、当該カートリッジがインクエン
    ドに近い状態であることを報知するように構成した請求
    項5に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドに各
    インクを供給するために、各インクごとに独立して交換
    可能に装着されるインクカートリッジとを備えたインク
    ジェット式記録装置であって、 前記各インクカートリッジに貯留されたインクの消費量
    を演算することにより、各インクカートリッジのインク
    消費計数値をそれぞれ求めるインク消費量計数手段と、 前記インク消費量計数手段によって、いずれかのインク
    カートリッジのインク消費計数値が第1の所定値に達し
    てインクエンドであると判定された場合、前記インク消
    費量計数手段によって求めた他のインクカートリッジの
    インク消費計数値に対して所定の計数値を加算すること
    で、前記第1の所定値に達するか否かを検証する検証手
    段と、 前記検証手段により、前記所定の計数値の加算後の値
    が、前記第1の所定値に達すると検証される場合におい
    て、当該インクカートリッジもインクエンドであると判
    定するインクエンド判定手段とを具備したことを特徴と
    するインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の計数値が、インクカートリッ
    ジの交換後に実行されるインクの吸引動作に伴うインク
    の消費量に相当する第1計数値と、所定量の印刷動作に
    伴うインクの消費量に相当する第2計数値の和に設定さ
    れた請求項8に記載のインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記第2計数値が、所定のデューティ
    で所定量の印刷が可能なインク量に相当する計数値であ
    る請求項9に記載のインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の計数値の加算後の値が、前
    記第1の所定値に達しないと検証される場合において
    は、当該カートリッジのインク消費計数値から前記第2
    計数値を減算して、新たなインク消費計数値として再設
    定する操作がなされる請求項9または請求項10に記載
    のインクジェット式記録装置。
  12. 【請求項12】 〔前記第2計数値≦(前記第1計数
    値)×(装置に装着されるカートリッジの数−2)以下
    の自然数〕の関係に設定された請求項9または請求項1
    0に記載のインクジェット式記録装置。
  13. 【請求項13】 〔前記第2計数値≦(装置の動作電源
    のオン時、または定期的に実行されるインクの吸引動作
    に伴うインクの消費量に相当する計数値、もしくはフラ
    ッシング動作に伴うインクの消費量に相当する計数値)
    ×自然数〕の関係に設定された請求項9または請求項1
    0に記載のインクジェット式記録装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の所定値に満たない第2の所
    定値がさらに定められ、〔(前記第1の所定値−前記第
    2の所定値)>(前記所定の計数値)〕の関係となるよ
    うに、前記第2の所定値が設定された請求項8に記載の
    インクジェット式記録装置。
  15. 【請求項15】 前記インク消費計数値が第1の所定値
    に達してインクエンドであると判定された場合、および
    インク消費計数値に対して所定の計数値を加算した値
    が、前記第1の所定値に達すると検証される場合におい
    て、当該カートリッジがインクエンドであることを報知
    するように構成した請求項8に記載のインクジェット式
    記録装置。
  16. 【請求項16】 前記インク消費計数値に対して所定の
    計数値を加算した値が、前記第2の所定値に達すると検
    証される場合においては、当該カートリッジがインクエ
    ンドに近い状態であることを報知するように構成した請
    求項14に記載のインクジェット式記録装置。
  17. 【請求項17】 前記各インクカートリッジから供給さ
    れるインクが、1つの記録ヘッドのノズル形成面に配置
    された各ノズルよりインク滴として吐出されるように構
    成されると共に、前記ノズル形成面を封止する1つのキ
    ャッピング手段に負圧を印加させることによって、同時
    に各インクを吸引排出させる構成になされた請求項1な
    いし請求項16のいずれかに記載のインクジェット式記
    録装置。
  18. 【請求項18】 印刷データに対応してインク滴を吐出
    するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドに
    各インクを供給するために、各インクごとに独立して交
    換可能に装着されるインクカートリッジとを備えたイン
    クジェット式記録装置におけるインクエンド判定方法で
    あって、 前記各インクカートリッジに貯留されたインクの消費量
    を演算することにより、各インクカートリッジのインク
    消費計数値をそれぞれ求めるインク消費計数ステップ
    と、 前記インク消費計数ステップの実行により、いずれかの
    インクカートリッジのインク消費計数値が第1の所定値
    に達したことが検証された場合、当該カートリッジがイ
    ンクエンドであると判定する第1インクエンド判定ステ
    ップと、 前記いずれかのインクカートリッジが、インクエンドで
    あると判定された場合に、前記インク消費計数ステップ
    の実行により求められた他のインクカートリッジのイン
    ク消費計数値に対して所定の計数値を加算する加算ステ
    ップと、 前記加算ステップにより加算された計数値が、前記第1
    の所定値に満たない第2の所定値に達するか否かを検証
    する検証ステップと、 前記検証ステップにおいて、前記所定の計数値の加算後
    の値が、前記第2の所定値に達すると検証された場合に
    おいて、当該インクカートリッジもインクエンドである
    と判定する第2インクエンド判定ステップと、を実行す
    るようになされたインクジェット式記録装置におけるイ
    ンクエンド判定方法。
  19. 【請求項19】 印刷データに対応してインク滴を吐出
    するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドに
    各インクを供給するために、各インクごとに独立して交
    換可能に装着されるインクカートリッジとを備えたイン
    クジェット式記録装置におけるインクエンド判定方法で
    あって、 前記各インクカートリッジに貯留されたインクの消費量
    を演算することにより、各インクカートリッジのインク
    消費計数値をそれぞれ求めるインク消費計数ステップ
    と、 前記インク消費計数ステップの実行により、いずれかの
    インクカートリッジのインク消費計数値が第1の所定値
    に達したことが検証された場合、当該カートリッジがイ
    ンクエンドであると判定する第1インクエンド判定ステ
    ップと、 前記いずれかのインクカートリッジが、インクエンドで
    あると判定された場合に、前記インク消費計数ステップ
    の実行により求められた他のインクカートリッジのイン
    ク消費計数値に対して所定の計数値を加算する加算ステ
    ップと、 前記加算ステップにより加算された計数値が、前記第1
    の所定値に達するか否かを検証する検証ステップと、 前記検証ステップにおいて、前記所定の計数値の加算後
    の値が、前記第1の所定値に達すると検証された場合に
    おいて、当該インクカートリッジもインクエンドである
    と判定する第2インクエンドステップと、を実行するよ
    うになされたインクジェット式記録装置におけるインク
    エンド判定方法。
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