JP2002306689A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002306689A JP2001112385A JP2001112385A JP2002306689A JP 2002306689 A JP2002306689 A JP 2002306689A JP 2001112385 A JP2001112385 A JP 2001112385A JP 2001112385 A JP2001112385 A JP 2001112385A JP 2002306689 A JP2002306689 A JP 2002306689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電時にも未排出球数を記憶保持する遊技機
において、停電中も未排出球数を表示する遊技機を提供
することを目的とする。 【解決手段】 遊技における賞価値として発生した遊技
媒体を遊技者に付与する遊技機において、賞価値として
発生した遊技媒体のうち、遊技者への付与が済んでいな
い未付与の遊技媒体数に関する情報を記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶された情報に基づいて未付与の遊技
媒体数を特定可能に表示する遊技媒体数表示手段と、を
備え、遊技媒体数表示手段は、遊技機の前面に設けら
れ、遊技機への電源の供給が停止したときにも、未付与
の遊技媒体数を特定可能な表示をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特に
停電中の遊技機の表示に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機、スロットマシン
遊技機は、遊技店の島設備から電源(AC24V)の供
給を受けて動作し、プログラムの実行に従って遊技のた
めの制御動作を行うマイクロコンピュータ等の処理手段
からなる複数の制御装置(遊技制御装置、排出制御装置
等)が設けられている。この制御装置はセンサ(賞球検
出手段、入賞球検出手段)の検出信号を定期的に監視し
つつ、遊技機内に設けられた被制御装置(入賞装置、表
示装置、排出ユニット等)の動作を制御して、遊技や遊
技に関連する動作(入賞口の開閉、遊技媒体(遊技球、
遊技コイン等)の払出等)を管理・制御して遊技を進行
させるように構成されている。
【0003】例えば、パチンコ機では、遊技制御装置が
入賞球を検出する入賞センサの検出信号を定期的に監視
し、入賞球が検出されると入賞記憶データを増加させ、
その入賞記憶データに基づいて、排出制御装置に賞球制
御指令信号を送信して、入賞の種類に応じた所定数の賞
球を排出させる構成となっている。この場合、具体的に
は、排出ユニット600の排出機構を駆動させて遊技球
を下方へ流下案内し、遊技球が、2条の流路の各々に設
けられた賞球検出センサ713A、713Bを通過する
ように制御する(図2、図3参照)。そして、これらの
排出球検出手段として機能する排出センサ(賞球検出セ
ンサ713A、713B、貸球検出センサ714A、7
14B)の検出信号を、遊技制御装置、排出制御装置が
定期的に監視して、賞球排出が正常であるかを監視し、
賞球排出数のデータを外部の管理装置に送信していた。
なお、本実施の形態等の説明において「賞球検出センサ
713」は、賞球検出センサ713Aと賞球検出センサ
713Bの双方を意味し、双方の賞球検出センサの出力
を読み込んで、いずれかの賞球検出センサで球が検出さ
れることを意味する。
【0004】このパチンコ機は24Vの交流電源で動作
しており、停電が発生すると排出ユニットは停止する。
また、停電検出後に排出されずに残された球数を、停電
時にも保持されるバックアップメモリに記憶している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したバックアップ
機能を有する遊技機では、停電発生時に、払い出されて
いない遊技球数が遊技機内部のバックアップメモリに記
憶保持されているが、記憶保持されたを外部から確認す
ることはできなかった。特に停電中にはバックアップ電
源の容量の問題もあり、表示をすることが困難であっ
た。
【0006】さらに、未排出球数を表示する表示部を別
に設けてもよいが、この表示部は停電時にしか動作しな
いので、動作頻度が低く、表示部の稼動効率が悪かっ
た。
【0007】本発明は、停電時にも未排出球数を記憶保
持する遊技機において、停電中も未排出球数を表示する
遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、遊技にお
ける賞価値として発生した遊技媒体を遊技者に付与する
遊技機において、前記賞価値として発生した遊技媒体の
うち、遊技者への付与が済んでいない未付与の遊技媒体
数に関する情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶された情報に基づいて未付与の遊技媒体数を特定可
能に表示する遊技媒体数表示手段と、を備え、前記遊技
媒体数表示手段は、前記遊技機の前面に設けられ、前記
遊技機への電源の供給が停止したときにも、前記未付与
の遊技媒体数を特定可能な表示をすることを特徴とす
る。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、遊技
機への電源の供給停止時にも前記遊技媒体数表示手段に
電源を供給するバックアップ手段を有し、前記遊技媒体
数表示手段は、前記バックアップ手段からから供給され
る電源によって、前記未付与の遊技媒体数を特定可能な
表示をすることを特徴とする。
【0010】第3の発明は、第1又は2の発明におい
て、前記遊技機への電源の供給が停止した後の所定時間
においても、遊技者に付与される遊技媒体数を計数して
未付与の遊技媒体数を算出するとともに、前記所定時間
が経過したときに未付与の遊技媒体数を確定させて前記
遊技媒体数表示手段に表示することを特徴とする。
【0011】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記遊技媒体数表示手段は、前記遊技機への電源供
給中に、予め定められた所定の内容を表示することを特
徴とする。
【0012】第5の発明は、第4の発明において、遊技
制御を行うプログラムによって前記遊技機の仕様が決定
されるとともに、前記遊技媒体数表示手段は、前記プロ
グラムによって決定される仕様の情報を表示することを
特徴とする。
【0013】第6の発明は、第1〜第5の発明におい
て、前記記憶手段に記憶された未付与の遊技媒体に関す
る情報を初期化する初期化手段を遊技機の裏面側に設け
たことを特徴とする。
【0014】第7の発明は、第1〜第6の発明におい
て、前記記憶手段に記憶された未付与の遊技媒体数に関
する情報を初期化する初期化手段を備えるとともに、前
記初期化手段による操作は、遊技店の従業員が可搬な操
作器具によってのみ可能としたことを特徴とする。
【0015】
【発明の作用および効果】第1の発明では、遊技におけ
る賞価値として発生した遊技媒体を遊技者に付与する遊
技機において、賞価値として発生した遊技媒体のうち、
遊技者への付与が済んでいない未付与の遊技媒体数に関
する情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された
情報に基づいて未付与の遊技媒体数を特定可能に表示す
る遊技媒体数表示手段と、を備え、遊技媒体数表示手段
は、遊技機の前面に設けられ、遊技機への電源の供給が
停止したときにも、未付与の遊技媒体数を特定可能な表
示をするので、停電中でも残賞球数が保持されているこ
とを遊技者が認識でき、遊技者が安心して停電復旧を待
つことができる。
【0016】第2の発明では、遊技機への電源の供給停
止時にも遊技媒体数表示手段に電源を供給するバックア
ップ手段を有し、遊技媒体数表示手段は、バックアップ
手段からから供給される電源によって、未付与の遊技媒
体数を特定可能な表示をするので、通常時に表示動作を
する表示手段によって、停電時にも表示をすることがで
きる。
【0017】第3の発明では、遊技機への電源の供給が
停止した後の所定時間においても、遊技者に付与される
遊技媒体数を計数して未付与の遊技媒体数を算出すると
ともに、所定時間が経過したときに未付与の遊技媒体数
を確定させて遊技媒体数表示手段に表示するので、停電
発生時に表示される未付与の遊技媒体数が、停電中に変
化することを防止することができる。
【0018】第4の発明では、遊技媒体数表示手段は、
遊技機への電源供給中に、予め定められた所定の内容を
表示するので、通常時から、遊技媒体数表示手段の故障
の有無を確認することができる。
【0019】第5の発明では、遊技制御を行うプログラ
ムによって遊技機の仕様が決定されるとともに、遊技媒
体数表示手段は、プログラムによって決定される仕様の
情報を表示するので、遊技制御プログラムの変更に基づ
く遊技機の外観では識別不可能な仕様の相違を遊技者に
知らせることができる。
【0020】第6の発明では、記憶手段に記憶された未
付与の遊技媒体に関する情報を初期化する初期化手段を
遊技機の裏面側に設けたので、遊技者が未付与の遊技媒
体に関する情報を、誤って消去することがなくなる。
【0021】第7の発明では、記憶手段に記憶された未
付与の遊技媒体数に関する情報を初期化する初期化手段
を備えるとともに、初期化手段による操作は、遊技店の
従業員が可搬な操作器具によってのみ可能としたので、
遊技者が未付与の遊技媒体に関する情報を、誤って消去
することがなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態の遊技機の全
体の構成を示す正面図である。
【0024】図1に示す遊技機(パチンコ遊技機)1は
カード球貸ユニット90を併設したCR機である。遊技
機1の前面枠3は本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して
開閉回動可能に組み付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏
面に取り付けられた収納フレームに収装される。
【0025】遊技盤6の表面には、変動表示装置8、大
入賞口を備えた変動入賞装置10、各入賞口11〜1
5、始動口16、普通図柄表示部7、普通変動入賞装置
9等が配設された遊技領域が形成される。前面枠3に
は、遊技盤6の前面を覆うカバーガラス18が取り付け
られている。
【0026】変動表示装置8は、表示領域に、左、中、
右の三つの表示図柄(識別情報)が表示される。これら
の表示図柄には、例えば「0」〜「9」までの各数字
と、「A」〜「E」のアルファベット文字が割り当てら
ている。
【0027】変動表示装置8は、始動口16へ遊技球の
入賞があると、前述した数字、文字で構成される表示図
柄が順に表示される。始動口16への入賞が所定のタイ
ミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の特別
図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には、大当
り状態となり、三つの表示図柄が揃った状態(大当たり
図柄)で停止する。このとき、変動入賞装置10の大入
賞口が所定の時間(例えば30秒)だけ大きく開き、多
くの遊技球を獲得することができる。
【0028】この始動口16への遊技球の入賞は、特別
図柄始動センサ52で検知される。この遊技球の通過タ
イミング(具体的には、入賞検出時点での遊技制御装置
100内に備えられた特別図柄乱数カウンタの値)は、
特別図柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定
の記憶領域(特別図柄乱数記憶領域)に、最大で連続し
た4回分を限度に記憶される。この特別図柄入賞記憶の
記憶数は、変動表示装置8の上側に設けられた4つのL
EDからなる特別図柄記憶状態表示部21に表示され
る。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶に基づい
て、変動表示装置8にて可変表示ゲームを行う。
【0029】普通図柄表示部7は、普通図柄始動ゲート
(図示省略)へ遊技球の入賞があると、普通図柄(例え
ば一つの数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通
図柄始動ゲートへの入賞が所定のタイミングでなされた
とき(具体的には、入賞検出時の普通図柄乱数カウンタ
値が当たり値であるとき)には、普通図柄に関する当た
り状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)で
停止する。このとき、始動口16の手前に設けられた普
通変動入賞装置9が所定の時間(例えば0.5秒)だけ
大きく開き、遊技球の始動口16への入賞可能性が高め
られる。
【0030】この普通図柄始動ゲートへの遊技球の通過
は、普通図柄始動センサ53で検知される。この遊技球
の通過タイミング(具体的には、遊技制御装置100内
に備えられた普通図柄乱数カウンタの通過検出時点での
値)は、普通図柄入賞記憶として、遊技制御装置100
内の所定の記憶領域(普通図柄乱数記憶領域)に、最大
で連続した4回分を限度に記憶される。この普通図柄入
賞記憶の記憶数は、普通図柄表示部7の左右に設けられ
た4つのLEDからなる普通図柄記憶状態表示部19に
表示される。遊技制御装置100は、普通図柄入賞記憶
に基づいて、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。
【0031】前面枠3の下部の開閉パネル20には球を
打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22に
は下皿23及び打球発射装置の操作部24等が配設され
る。
【0032】カード球貸ユニット90には、前面のカー
ド挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード
等)のデータの読込、書込等を行うカードリーダライタ
と球貸制御装置が内蔵され、カード球貸ユニット用の操
作パネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成され
る。
【0033】カード球貸ユニット用の操作パネル26に
は、カードの残高を表示するカード残高表示部27、球
貸しを指令する球貸しスイッチ28と、カードの返却を
指令するカード返却スイッチ30等が設けられている。
後述するように、カード残高表示部27は停電時にも継
続して表示をすることから、消費電力の少ない液晶ディ
スプレイ(LCD)で構成されている。
【0034】カバーガラス18の枠の上部の、遊技機の
前面から視認できる位置には、点灯により球の排出の異
常等の状態を報知する第1報知ランプ31、第2報知ラ
ンプ32、残賞球数表示部33が設けられている。
【0035】図2は、本発明の実施の形態の遊技機の全
体の構成を示す背面図である。
【0036】遊技盤6の裏面側には、大入賞口、各入賞
口11〜15、始動口16に入賞した入賞球を案内する
入賞球集合カバー(図示せず)が取り付けられている。
【0037】前面枠3の収納フレームの裏面側には、裏
機構盤60が取り付けられている。この裏機構盤60の
中央部には、変動表示装置8等を制御する表示制御装置
150、遊技制御装置100からの装飾制御指令信号に
より遊技盤6と前面枠3に設けられた装飾用のランプの
点灯/消灯を制御する装飾制御装置200、スピーカ9
5からの音響出力を制御する音制御装置300、遊技盤
用外部端子41が遊技盤カバーの内部に配置されてい
る。また、裏機構盤60の中央部右側には、各制御装置
(遊技制御装置100、表示制御装置150、装飾制御
装置200、音制御装置300、排出制御装置400、
発射制御装置550等)に供給する所定の電圧を発生す
る電源供給装置250が設けられている。
【0038】裏機構盤60の開放軸側の上部には、ター
ミナル基板42が装着されている。このターミナル基板
42には、遊技機1の外部(遊技店の島設備)から24
ボルトの交流電源を取り入れて電源供給装置250へ中
継するとともに、電源スイッチ、過電流防止手段として
のヒューズ等が配置されており、遊技機からの情報を収
集する管理装置との間の外部信号線を接続する枠用外部
情報出力部(外部ターミナル)42Aが配置されてい
る。ターミナル基板42に接続される電源線はカールコ
ードとなっており、遊技機の裏面において下方まで垂れ
下がらないようになっている。また、この電源線の先端
には電源コネクタが設けられおり、遊技店の島設備のA
C24Vの電源供給用端子に接続される。
【0039】さらに、裏機構盤60の上部には、遊技球
を貯留する球貯留タンク61、球貯留タンク61の球を
半端球検出センサ64を備えた樋ユニット部(半端セン
サユニット)63に導く誘導樋62が取り付けられてい
る。誘導樋62及び樋ユニット部63には2条の流路が
形成されている。
【0040】裏機構盤35の右側には、樋ユニット部3
8の球を遊技機1の前面側の受皿に払い出す排出装置
(排出ユニット600、流路切換ユニット700)が取
り付けられており、この排出装置の作動によって、賞価
値である賞球や、プリペイドカードの金額データから変
換された貸球が遊技者に付与される。
【0041】裏機構盤60の下部には、遊技を統括的に
制御する遊技制御装置100、排出ユニット600を制
御する排出制御装置400、打球発射装置500、打球
発射装置500を制御する発射制御装置550、カード
球貸ユニット用中継基板43等が取り付けられている。
【0042】カード球貸ユニット90はプリペイドカー
ドにより遊技球を貸し出す。貸球の排出は、カード球貸
ユニット90からカード球貸ユニット用中継基板43を
経由して入力された貸球制御指令信号により、排出制御
装置400により制御された球排出装置(排出ユニット
600、流路切換ユニット700)によりなされる。
【0043】排出ユニット600と流路切換ユニット7
00とは、上下に一体に組み付けられて、球排出装置を
構成している。また、排出ユニット600および流路切
換ユニット700は、遊技球を効率的に排出するため、
2系統の球流路を設けている。
【0044】排出ユニット600には、球送出部とし
て、球排出用パルスモータ620に連結されたスプロケ
ットが設けられており、球排出用パルスモータ620の
回転に基づく、スプロケットの回転により、遊技球が排
出される。
【0045】流路切換ユニット700には、賞球として
の遊技球が導入される賞球流路と、貸球としての遊技球
が導入される貸球流路に分岐している。この分岐部に
は、流路切換弁が設けられ、賞球流路と貸球流路の入口
を選択的に閉鎖する。賞球流路には賞球検出センサ71
3A、713Bが設けられ、貸球流路には、それぞ貸球
検出センサ714A、714Bが設けられ、通過した遊
技球の数を流路毎にカウントできるようになっている。
【0046】この排出ユニット600の球送出部と、流
路切換ユニット700の検出センサ(賞球検出センサ7
13、貸球検出センサ714)の間にはある程度の距離
があるため、排出ユニット600から排出された遊技球
が流路切換ユニット700で検出されるまでには時間的
なずれが生じる。このため、排出動作中に停電があり、
排出用パルスモータ620が停止し、排出ユニット60
0が停止した後にも流路切換ユニット700を通過する
遊技球が残ることになる。
【0047】打球発射装置500より遊技領域に発射さ
れた球が各入賞口11〜15、大入賞口に入賞すると、
遊技制御装置100から賞球制御指令信号が排出制御装
置400に送られ、排出制御装置400により排出ユニ
ット600が駆動され、排出装置から所定数の賞球が排
出される。
【0048】図3は、本発明の実施の形態の遊技機の全
体の構成を示すブロック図である。
【0049】遊技制御装置100、装飾制御装置20
0、排出制御装置400は、それぞれ、CPU、RA
M、ROM、入出力インターフェース(I/F)で構成
されている。
【0050】遊技制御装置100には各種検出装置から
の検出信号が入力され、入出力インターフェースを介し
てCPUに入力される。これらの各種検出装置には、一
般入賞口11〜15への入賞を検出する一般入賞口セン
サ51.1〜51.N、始動口16への入賞球の検出に
よって変動表示装置8による可変表示ゲームを開始する
ための特別図柄始動センサ52、球の検出によって普通
変動入賞装置9の作動を決定するための普通図柄表示装
置7の変動を開始させる普通図柄始動センサ53、大入
賞口への入賞を検出するカウントセンサ54及び大入賞
口継続センサ55、遊技盤前面のガラス枠の開放を検出
する金属枠開放センサ56、排出ユニット600によっ
て排出された遊技球が貯留過多となったことを検出する
オーバーフローセンサ57、排出ユニット600への遊
技球の供給が不十分であることを検出する半端球検出セ
ンサ64などが含まれる。
【0051】遊技制御装置100のCPUは、これらの
検出信号に基づいて、ROMに記録されたプログラム
(遊技プログラム)を実行し、遊技の統括的な制御(遊
技制御)を行う。具体的には、遊技制御装置100は装
飾制御装置200、排出制御装置400にそれぞれ装飾
制御指令信号、賞球制御指令信号を出力し、これらを制
御する。なお、遊技制御装置100から装飾制御装置2
00、排出制御装置400へのデータは単方向で通信さ
れ、装飾制御装置200、排出制御装置400から遊技
制御装置100へのデータの送信は行われないようにな
っている。
【0052】遊技制御装置100は、大入賞口ソレノイ
ド10A、普通変動入賞口ソレノイド9Aに制御信号を
送信し、これらのソレノイドへの通電を制御することに
より、特別変動入賞装置10、普通変動入賞装置9の開
閉を制御する。さらに、普通図柄表示装置7に制御信号
を送信し、この表示を制御する。
【0053】また、遊技制御装置100は、賞球排出が
正確に行われているかを監視する。具体的には、排出制
御装置400へ賞球制御指令信号として送信した排出を
指令した賞球数と、賞球検出センサ713A、713B
により計数された実際の排出数が一致するかの監視及び
賞球排出指令が送信されていないにも関わらず賞球排出
がなされていないかの監視を行う。賞球排出指令信号が
送信されていないにも関わらず、賞球排出がされている
等の異常が認められたときは、異常対応処理を行う。例
えば、枠用外部情報出力部42Aから異常検出信号を管
理装置(ホールコンピュータ)に出力し、装飾制御装置
200に装飾制御指令信号を送信して、賞球異常報知L
ED31を点滅させて異常を報知する。あるいは、遊技
制御の停止、打球発射の停止等により、遊技を強制的に
中止させる。
【0054】また、遊技制御装置100は、残賞球表示
コントロールユニット800に対して、残賞球表示部3
3の表示内容を送信して制御している。
【0055】排出制御装置400には、排出された球を
検出する賞球検出センサ713A、713Bからの検出
信号が入力される。具体的には、排出ユニット600か
ら賞球として排出された球を検出する賞球検出センサ7
13A、713Bの各検出信号と、排出ユニット600
から貸球として排出された球を検出する貸球検出センサ
714A、714Bの各検出信号とが入力される。そし
て、排出制御装置400は、賞球制御指令信号に基づい
て、排出ユニット600からの遊技球の排出及び流路切
換ユニット700における流路切換を制御する。また、
排出制御装置400には、遊技制御装置100からの賞
球制御指令信号とは別に、カードユニット90から貸球
要求信号が入力される。排出制御装置400は、賞球制
御指令及び貸球要求信号に基づいて排出ユニット600
を制御し、排出球検出手段としての排出センサ(賞球検
出センサ713A、713B、貸球検出センサ714
A、714B)の検出信号を用いて、賞球及び貸球の排
出を行う。
【0056】なお、賞球検出センサ713A、713B
の各検出信号は、中継基板710を介して遊技制御装置
100へも入力されている。
【0057】遊技制御装置100、排出制御装置400
は、通常動作中は、所定時間(2ミリ秒)間隔で発生す
るクロックパルスに基づいて(又は所定時間(2ミリ
秒)のウェイトを設けることにより)呼び出される割込
処理により、所定時間間隔で賞球検出センサ713の出
力を読み込みカウンタ(確認カウンタ、貯留カウンタ)
を減算する。また、遊技制御装置100、排出制御装置
400の通常動作中に停電が発生すると、電圧検出回路
253により発生する停電検出信号に基づくNMI割込
により、後述する停電検出処理が実行される。
【0058】装飾制御装置200には、遊技制御装置1
00からのランプを点灯(点滅)させる指令信号である
装飾制御指令信号が入力され、各種ランプを点灯駆動す
る。具体的には、遊技制御装置100が遊技機1の異常
を検出すると、異常報知ランプ31を点灯させる。ま
た、遊技制御装置100から排出制御装置400に賞球
制御指令信号が送られ、賞球の排出が始まると、賞球排
出ランプ32を点灯させる。さらに、遊技機1が大当り
状態となると、遊技に抑揚をつけるように、装飾ランプ
45.1〜45.Nを点灯(点滅)させる。
【0059】電源供給装置250は、電源回路251、
電圧検出回路253、バックアップ電源回路256を有
している。電源回路251は、遊技店の島設備から遊技
機1が外部ターミナル42Aを介して受電した24ボル
トの交流電源を、各制御装置(遊技制御装置100、排
出制御装置400等)の動作に必要な電圧(12V、1
8V等)の直流電源に変換して、各制御装置100、4
00等に供給する。電圧検出回路253は、遊技機に供
給される電圧の変動を監視し、電圧の低下を検出する
と、停電検出信号を出力して、各制御回路(遊技制御回
路100、排出制御装置400)に停電処理を実行させ
る。バックアップ電源回路256は電源回路251から
の5Vの出力が常時印加されている大容量素子(二次電
池、スーパーキャパシタ等)によって構成され、遊技機
への電源の供給が停止した状態(停電時)で、電源回路
からの出力が消滅しても、停電時にも動作をする必要が
ある回路に電源を供給するものであり、停電時にも記憶
内容を保持する必要があるバックアップメモリ、停電時
にも動作が必要な回路(例えば、表示コントロールユニ
ット800全体)に電源を供給する。
【0060】残賞球表示コントロールユニット800
は、遊技制御装置100に接続されており、残賞球表示
部33に表示する内容を記憶し、表示内容を制御するも
ので、その構成は図4を用いて詳述する。また、残賞球
数表示部33は、残賞球表示コントロールユニット80
0により制御され、停電時に未排出の賞球数を表示する
ものであるが、本発明では、通常時(電源が正常である
停電発生時以外の状態)には、遊技制御装置100のR
OMで決定される仕様の情報が表示される。この仕様の
具体的な内容としては、変動表示装置8の図柄が遊技者
に有利な特別遊技状態を発生する組み合わせで停止する
確率(大当り確率)、特別遊技状態の終了後に確率変動
モード(通常より普通変動入賞装置9の開放頻度が増加
するモード)に移行する確率(確変突入率)、入賞口毎
に設定された賞球数、機種名などがある。
【0061】図4は、本発明の実施の形態の遊技機の残
賞球表示コントロールユニット及びその周辺のブロック
図である。
【0062】残賞球表示コントロールユニット800は
制御部810、ドライバ部820を備え、外部から書込
可能なレジスタ(831〜834)を記憶する記憶部を
備えている。
【0063】表示コントロールユニット800は遊技制
御装置100に接続されており、遊技制御装置100か
ら停電発生、残賞球数、機種仕様情報の信号を受信し、
対応するレジスタに記憶する。また、表示コントロール
ユニット800はバックアップ内容を消去するクリアス
イッチ255にも接続されており、クリアスイッチ25
5からの入力は制御部810に入力され、制御部810
によりクリア指示レジスタ834が設定される。このク
リア指示レジスタ834の情報により遊技制御装置10
0の排出球数に関するカウンタがクリアされる。
【0064】停電発生レジスタ833は、その値が通常
は”0”であり、停電が発生すると、その値が”1”に
書き換わる。すなわち、電源装置250の電圧検出回路
253が電源電圧の低下を検出すると、遊技制御装置1
00に停電検出信号が出力され、遊技制御装置100は
表示コントロールユニット800に停電発生信号を出力
する。停電発生信号を受けた表示コントロールユニット
800は、停電発生レジスタを”1”に書き換えて、記
憶する(図6のS29)。また、遊技制御装置100の
電源投入時の初期化処理にて、停電発生レジスタは”
0”に書き換えられる(図5のS4)。
【0065】機種仕様情報レジスタ832には、通常時
(電源が正常である停電発生時以外の状態)に残賞球表
示部33に表示される、機種毎の仕様を表す情報が記憶
保持されている。機種仕様情報レジスタ832は、遊技
制御装置100からの信号により内容が書き換えられ、
制御部810により読み出され、残賞球表示部33に表
示されるものである。
【0066】本発明における遊技機では、遊技制御装置
100のROMの記憶内容を変更することによって、大
当り確率値、確変突入率、入賞口毎の賞球数などの仕様
を変更することができるため、外観(外枠、遊技盤、賞
球排出機構、制御装置のハードウェアなど)を共通化し
た同一シリーズの機種であって、互いに性能(大当りの
発生頻度など)を異ならせた数パターンの遊技機を用意
することができ、低コストで機種の品揃えを豊富にする
ことができる。そして外観が類似しているこれら同一シ
リーズの遊技機であっても、遊技者がそれぞれを個別に
識別できるように、通常時には、遊技制御装置100の
ROMの記憶内容に依存し、遊技機の外観に基づかない
機種の仕様に関する情報を残賞球表示部33に表示する
ものであり、例えば、「大当り確率 1/311 確
変突入率 7/15 賞球 5&10&15 機種
名 CR×××II」のような表示が行われる。残賞球数
レジスタ831には、未排出の賞球数が記憶されてい
る。すなわち、遊技制御装置100が入賞口センサ51
により賞球を検出すると、確認カウンタに排出すべき賞
球数を加算し、賞球を排出する毎にこのカウンタ値を減
算する。遊技制御装置100から表示コントロールユニ
ット800には、賞球排出毎及び停電が発生したときの
残賞球数データが送信される。具体的には、遊技機に電
源が投入されたとき(図5のS11)、賞球を排出した
り、入賞球が検出されることにより確認カウンタ値が変
化したときに、遊技制御装置100から表示コントロー
ルユニット800に残貸球数を出力する。また、電源装
置250が遊技制御装置100に停電検出信号を出力す
ると、遊技制御装置100は停電発生処理を実行し、停
電発生処理で計数した賞球数も考慮した残賞球数を表示
コントロールユニット800に出力して、残賞球レジス
タに書き込むクリア指示レジスタ834は、クリアスイ
ッチ255が操作されると、制御部810により設定さ
れる。このクリア指示レジスタの内容は、遊技制御装置
100にも出力され、遊技制御装置100内のRAMに
記憶された貯留カウンタ、排出カウンタの値をクリアす
る。
【0067】本実施の形態では、クリア指示スイッチ2
55は遊技機の裏面側(電源供給装置250)に設けた
が、遊技機の正面側に鍵により操作するスイッチとして
設けたり、或いは、遊技店の従業員に赤外線(或いは電
波)を発するリモコンを持たせ、このリモコンが発する
赤外線を受信する受信手段を遊技機のクリア指示スイッ
チと電気的に接続する構成にして、遊技店の従業員によ
りクリアを指示させる構成であってもよい。このよう
に、クリア指示スイッチ255を遊技盤の裏面側に設け
るか、鍵或いはリモコンといった従業員が可搬な操作器
具によってクリア指示が行えるようにしておけば、遊技
者が誤ってクリア操作をしてしまうことがなくなる。
【0068】図5は、本発明の実施の形態の遊技機の遊
技制御装置の動作のうちメイン処理を示すフローチャー
トである。
【0069】遊技制御装置100のCPUは電源投入時
(停電復帰時)に、表示コントロールユニット800を
通常状態に設定し、停電発生レジスタ833を通常状態
を意味する”0”にクリアする初期化処理を行う(S
1)。そして、クリア操作部255の操作に基づき設定
されるクリア指示レジスタ834を参照して、バックア
ップメモリのクリアが必要かを判定する(S2)。クリ
ア指示レジスタ834にクリア指示が記憶されていれば
(S2で”Y”)、ステップS3にて確認カウンタの値
をクリアして、確認カウンタに記憶保持された遊技球数
が停電復旧後に排出されないようにする。一方、クリア
指示レジスタ834にクリア指示が記憶されていなけれ
ば(S2で”N”)、確認カウンタの値をクリアせず、
停電復旧後の動作を開始する。この賞球排出の基礎とな
る確認カウンタは、入賞球を検出したら、排出制御装置
400に賞球制御指令信号を送信するとともに、入賞口
毎に定められた賞球数分だけ確認カウンタを加算して、
確認カウンタを更新する。また、賞球を排出する(賞球
排出が検出される)と、排出された数量分だけ確認カウ
ンタを減算して、確認カウンタを更新する。
【0070】その後、残賞球表示コントロールユニット
800に停電状態から通常状態に移行したことを通知
し、停電発生レジスタ833に通常状態を意味する”
0”を書き込んで、電源が正常な状態で、通常の動作
(停電処理でない動作)を始めたことを記憶する(S
4)。そして、通常動作時に残賞球表示部33に表示す
る内容である機種仕様情報を、機種仕様情報レジスタ8
32に書き込む(S5)。
【0071】そして、入賞球を検出する入賞口センサ5
1等の出力を判定する(S6)。入賞口センサ51等に
より入賞球が検出されたなら(S6で”Y”)、排出制
御装置400に、入賞口毎に定められた賞球数に対応す
る賞球制御指令信号を送信して賞球の排出を指示する
(S7)。そして、入賞口毎に定められた賞球数分だけ
確認カウンタを加算・更新する(S8)。一方、入賞球
が検出されていなければ(S6で”N”)、確認カウン
タの更新等(S7、S8)をせずに、次のステップへ進
む。
【0072】その後、排出ユニット600を動作(パル
スモータ620の回転)により排出された賞球を、賞球
検出センサ713によって検出する(S9)。賞球検出
センサ713によって賞球排出が検出されたら(S9
で”Y”)、検出された賞球の排出数を確認カウンタか
ら減算・更新する(S10)。一方、賞球排出が検出さ
れなかったら(S9で”N”)、確認カウンタを更新せ
ずに次のステップに進む。
【0073】そして、確認カウンタに記憶されている未
排出の賞球数(残賞球数)を表示コントロールユニット
800に転送し、未排出の賞球数を残賞球数レジスタ8
31に書き込んで、未排出の賞球数を表示コントロール
ユニット800に記憶する(S11)。その後、その他
の遊技制御として、装飾制御指令信号、賞球制御指令信
号の出力や、特別変動入賞装置10、普通変動入賞装置
9の開閉等の遊技制御を開始する(S12)。
【0074】このように、入賞球を検出し、賞球排出を
検出すると残賞球数レジスタ831が書き込まれるの
で、残賞球数レジスタ831には最新の残賞球数データ
が記憶・保持されている。
【0075】図6は、本発明の実施の形態の遊技機の遊
技制御装置の停電検出処理を示すフローチャートであ
る。この停電検出処理は、電源供給装置250の電圧検
出回路253が電源電圧を監視した結果、電圧の低下
(停電)を検出したならば、遊技制御装置100のCP
UにNMI割込をかけることにより実行されるものであ
る。
【0076】この停電検出処理では、まず、タイマ割込
を禁止して、通常時の手順による賞球検出センサ713
による賞球の検出が行われないようにする(S21)。
これにより通常処理と停電検出処理との両方で賞球が重
複して検出されることが防止できる。そして、賞球検出
センサ713の読み込み回数を定めるタイマの初期値
(例えばT=500)を設定し、タイマを起動して(S
22)、タイマのループ(S23〜S27)に入る。こ
のタイマのループ内では、所定時間間隔で賞球検出セン
サ713の出力を読み込む処理が行われる。
【0077】具体的には、賞球検出センサ713の出力
を、所定時間(2ミリ秒)間隔で検出し、読み込むため
に検出ディレイにて待ち時間を設定し(S23)、2ミ
リ秒後に賞球検出センサ713の出力を読み込む(S2
4)。この2ミリ秒間に賞球検出センサ713の出力
が”0”から”1”へ変化したならば、賞球が賞球検出
センサ713の位置の、賞球が通過を始めたことを検出
したと判断して(S24で”Y”)、確認カウンタを減
算する(S25)。一方、この2ミリ秒間で賞球検出セ
ンサ713の出力の”0”から”1”への変化が検出さ
れなければ、球が通過し始めたものでない(球通過の立
ち上がりでない)と判断し(S24で”N”)、確認カ
ウンタを減算(S25)することなく、次のステップに
進む。
【0078】その後、未排出賞球数を表示コントロール
ユニット800に転送して、残賞球数レジスタ831書
き込む(S26)。そして、タイマカウンタ(T)から
1を減じ(S27)、タイマカウンタが0になったかを
判定し、タイマカウンタ値が”0”より大きければ(S
28で”N”)、所定回数の賞球検出センサ713の読
み込み処理が終了していないので、S23に戻り、前回
の賞球検出センサ713の読み込みから2ミリ秒のディ
レイの後(S23)、再度賞球検出センサ713の出力
を読み込む処理(S24)を繰り返す。
【0079】一方、タイマカウンタ値が”0”になった
ら(S28で”Y”)、所定回数(500回)の賞球検
出センサ713の読み込み処理が終了しているので、遊
技制御装置100から表示コントロールユニット800
に、現在の遊技状態に関する情報を転送し、大当り中で
あるか、確率変動中であるか、大当りのラウンド数、大
当りのカウント数等の遊技状態を、遊技進行情報レジス
タ832に設定する(S29)。そして、遊技制御装置
100から表示コントロールユニット800に停電発生
中であることを通知し、停電発生レジスタ833を停電
状態を示す”1”に設定する(S30)。これの停電発
生レジスタ833の設定により、表示コントロールユニ
ットは、残賞球数表示部33に表示する内容を通常時の
表示から停電発生時の表示へと切り替える。
【0080】本停電検出処理で、タイムアップとなった
(S28で”Y”)後は、賞球が賞球検出センサ713
を通過しても、賞球検出センサ713の読み込みが終了
しているので、この停電発生処理においては確認カウン
タはこれ以上減算されず、該停電発生における確認カウ
ンタ値は確定する。よって、確定した確認カウンタ値が
残賞球表示部33に表示される。
【0081】その後、遊技制御装置100は、電源が遮
断されるまで、アイドリング処理として、何も演算、デ
ータの入出力をせずに待機する(S31)。
【0082】本実施の形態では賞球の排出について説明
したが、スロットマシン遊技機のようにコインを排出す
る遊技機おいても同様の制御が可能である。
【0083】図7は、本発明の実施の形態の遊技機の残
賞球表示コントローラの処理を示すフローチャートであ
る。この残賞球表示コントローラは、表示コントロール
ユニット800の制御部810の作用により実現され
る。
【0084】まず、残賞球表示コントローラは表示コン
トロールユニット800の各レジスタの値を順次読み取
る(S41〜S43)。具体的には、未排出賞球数を記
憶・保持している残賞球数レジスタ831の数値を確認
する(S41)。さらに、残賞球表示部33に表示する
機種仕様情報を記憶・保持している機種仕様情報レジス
タ832の記憶内容を確認する(S42)。最後に、現
在が停電状態か通常状態かを保持している停電発生レジ
スタ833の値を確認する(S43)。
【0085】各レジスタ値の読み取りが終了すると、ど
のデータを表示するかを選択する(S44〜S47)。
【0086】まず、取り込んだ停電発生レジスタの値に
より、現在が停電状態か否かが判定される(S44)。
停電状態であれば、停電発生レジスタは”1”に設定さ
れているので、ステップS47に進み、残賞球数レジス
タ831から残賞球数データを読み取り、残賞球表示部
33に残賞球数を表示する(S47)。
【0087】一方、通常状態(電源が正常である停電発
生時以外の状態)であれば、停電発生レジスタは”0”
にクリアされているので、残賞球数クリア指示レジスタ
をクリア(消去)して、後の処理(図5のS2)にてバ
ックアップメモリの記憶値が消去されないようにする
(S45)。そして、残賞球表示部33に機種仕様情報
レジスタ832に記憶された機種仕様情報を表示する。
【0088】その後、クリア操作部255が操作されて
いるかのチェックのために、クリア操作部255からの
信号検出する(S48)。そして、クリア操作部255
が操作されているかを判定する(S48)。クリア操作
部255が操作されていれば(S49で”Y”)、ステ
ップS49にて残賞球数レジスタ831の値をクリア
し、停電発生時に誤って残賞球数レジスタ831に記憶
保持された未排出球数が表示されないようにする。そし
て、クリア指示レジスタ834をセットして(S5
0)、後の遊技制御装置100のメイン処理で確認カウ
ンタの値をクリアする(図5のS2、S3)のに用いら
れる。その後、処理の初め(S41)に戻る。
【0089】一方、クリア指示レジスタ834にクリア
指示が記憶されていなければ(S48で”N”)、残賞
球数レジスタの値をクリアせず、処理の初め(S41)
に戻る。
【0090】なお、本実施の形態では、残賞球数は停電
時のみに表示されるが、通常時にも残賞球数を表示する
ように構成してもよい。そのときには、停電時と通常時
とで異なる表示態様(例えば、表示色を変える、点滅の
有無等)により残賞球数を表示すると好適である。
【0091】さらに、本実施の形態では、遊技機の状態
により機種仕様情報と残賞球数との一方を選択的に表示
するが、機種仕様情報と残賞球数とを交互に表示させ
(例えば、表示がスクロールして両者が順番に表れるよ
うに表示)てもよい。
【0092】このように、本発明の実施の形態では、遊
技者への付与が済んでいない未排出の賞球数(残賞球
数)を記憶するバックアップメモリ(確認カウンタ、残
賞球数レジスタ)と、バックアップメモリに記憶された
賞球数を表示する残賞球表示部33と、遊技機への電源
の供給停止時にバックアップメモリの記憶内容を保持す
るバックアップ電源回路256とを備え、残賞球表示部
33は、遊技機1の前面に設けられ、遊技機1への電源
の供給が停止したときにも、バックアップ電源回路25
6から供給される電源により、残賞球数を表示するの
で、停電中でも残賞球数が保持されていることを遊技者
が認識でき、遊技者が安心して停電復旧を待つことがで
きる。
【0093】また、遊技機1への電源の供給が停止した
後の所定時間(本実施の形態は1秒間)においても、賞
球の排出を計数して、未付与の遊技媒体数を算出すると
ともに、この所定時間経過後は賞球の排出を計数しない
ことから、この所定時間が終了した時点で排出された賞
球数の計数結果が確定することになり、この確定した計
数結果に基づいた未排出の賞球数が、電源供給停止中に
残賞球表示部33にて表示されることになる。従って、
賞球排出中に球詰まりが発生して、詰まっていた賞球が
偶然にも電源供給停止中に落下してきた場合でも、電源
供給停止中の表示内容が変化しないので、遊技者に誤解
を与えるおそれがない。
【0094】また、残賞球表示部33は、遊技機1への
電源の供給中に、予め定められた所定の内容を表示する
ので、通常時から、残賞球表示部33の故障の有無を確
認することができる。
【0095】また、遊技制御装置100を動作させるプ
ログラムによって遊技機の仕様が決定されるとともに、
残賞球表示部33は、プログラムによって決定される仕
様の情報を表示するので、遊技制御プログラムの変更に
基づく遊技機の外観では識別不可能な仕様の相違を遊技
者に知らせることができ、仕様毎に異なる内容の表示を
付す必要がなくなる。
【0096】また、バックアップメモリに記憶された未
排出賞球数を初期化するクリア操作部を遊技機の裏面側
に設けたので、遊技者が誤ってクリア操作部を操作し
て、未排出賞球数に関する情報を消去することがなくな
る。
【0097】また、遊技制御装置100のRAMに記憶
された未付与の遊技媒体数に関する情報を初期化する遊
技店の従業員が可搬な鍵、リモコン等を備えるので、こ
の初期化手段(鍵、リモコン等)を遊技店の従業員が容
易に持ち運ぶことができ便利であるとともに、遊技者が
未排出賞球数に関する情報を誤って消去することがなく
なる。
【0098】本実施の形態では、電気的なバックアップ
により停電中であっても、未付与の賞球数を表示してい
るが、機械的な表示器を用いて、未付与の賞球数を表示
すれば、バックアップ電源を必要とせずに、停電中の賞
球数の表示が可能になる。
【0099】今回開示した実施の形態は、全ての点で例
示であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び
内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の遊技機全体の構成を示
す正面図である。
【図2】 同じく遊技機全体の構成を示す背面図であ
る。
【図3】 同じく遊技機全体の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 同じく表示コントロールユニット周辺のブロ
ック図である。ある。
【図5】 同じく排出制御装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】 同じく遊技機の停電検出処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】 同じく遊技機の残度数コントローラの処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機 3 前面枠 4 本体枠 5 ヒンジ 6 遊技盤 8 変動表示装置 35 裏機構盤 90 カード球貸ユニット 100 遊技制御装置 150 表示制御装置 200 装飾制御装置 250 電源供給装置 300 音制御装置 400 排出制御装置 500 打球発射装置 550 発射制御装置 600 排出ユニット 700 流路切換ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BA13 BC14 BC22 BC58 BC70 EA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技における賞価値として発生した遊技
    媒体を遊技者に付与する遊技機において、 前記賞価値として発生した遊技媒体のうち、遊技者への
    付与が済んでいない未付与の遊技媒体数に関する情報を
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された情報に基づいて未付与の遊技
    媒体数を特定可能に表示する遊技媒体数表示手段と、 を備え、 前記遊技媒体数表示手段は、前記遊技機の前面に設けら
    れ、前記遊技機への電源の供給が停止したときにも、前
    記未付与の遊技媒体数を特定可能な表示をすることを特
    徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技機への電源の供給停止時にも前記遊
    技媒体数表示手段に電源を供給するバックアップ手段を
    有し、 前記遊技媒体数表示手段は、前記バックアップ手段から
    から供給される電源によって、前記未付与の遊技媒体数
    を特定可能な表示をすることを特徴とする請求項1に記
    載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技機への電源の供給が停止した後
    の所定時間においても、遊技者に付与される遊技媒体数
    を計数して未付与の遊技媒体数を算出するとともに、前
    記所定時間が経過したときに未付与の遊技媒体数を確定
    させて前記遊技媒体数表示手段に表示することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技媒体数表示手段は、前記遊技機
    への電源供給中に、予め定められた所定の内容を表示す
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記
    載の遊技機。
  5. 【請求項5】 遊技制御を行うプログラムによって前記
    遊技機の仕様が決定されるとともに、 前記遊技媒体数表示手段は、前記プログラムによって決
    定される仕様の情報を表示することを特徴とする請求項
    4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段に記憶された未付与の遊技
    媒体に関する情報を初期化する初期化手段を遊技機の裏
    面側に設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれ
    か一つに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段に記憶された未付与の遊技
    媒体数に関する情報を初期化する初期化手段を備えると
    ともに、 前記初期化手段による操作は、遊技店の従業員が可搬な
    操作器具によってのみ可能としたことを特徴とする請求
    項1から6のいずれか一つに記載の遊技機。
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