JP2002305852A - Ａｃサーボモータ - Google Patents
ＡｃサーボモータInfo
- Publication number
- JP2002305852A JP2002305852A JP2001103555A JP2001103555A JP2002305852A JP 2002305852 A JP2002305852 A JP 2002305852A JP 2001103555 A JP2001103555 A JP 2001103555A JP 2001103555 A JP2001103555 A JP 2001103555A JP 2002305852 A JP2002305852 A JP 2002305852A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- frame
- side bracket
- load side
- armature winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電機子巻線で発生した熱が負荷側ブラケット
に熱伝達されやすく、反負荷側に配置された検出器を熱
的に保護することができるＡＣサーボモータを提供す
る。 【解決手段】 金属製の筒状のフレーム１と、フレーム
１の内周面に嵌合固着した固定子鉄心２と、固定子鉄心
２に巻装した電機子巻線３と、フレーム１の軸方向両端
部に取り付けた負荷側ブラケット４および反負荷側ブラ
ケット５と、負荷側ブラケット４および反負荷側ブラケ
ット５に軸受７、８を介して回転自在に支承した回転軸
６と、回転軸６に取り付けた回転子マグネット９とを有
するＡＣサーボモータにおいて、フレーム１の負荷側端
部に、負荷側ブラケット４と接するつば部１ａを設け
る。
に熱伝達されやすく、反負荷側に配置された検出器を熱
的に保護することができるＡＣサーボモータを提供す
る。 【解決手段】 金属製の筒状のフレーム１と、フレーム
１の内周面に嵌合固着した固定子鉄心２と、固定子鉄心
２に巻装した電機子巻線３と、フレーム１の軸方向両端
部に取り付けた負荷側ブラケット４および反負荷側ブラ
ケット５と、負荷側ブラケット４および反負荷側ブラケ
ット５に軸受７、８を介して回転自在に支承した回転軸
６と、回転軸６に取り付けた回転子マグネット９とを有
するＡＣサーボモータにおいて、フレーム１の負荷側端
部に、負荷側ブラケット４と接するつば部１ａを設け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＡＣサーボモータ
に関するもので、特に冷却構造に関するものである。
に関するもので、特に冷却構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のＡＣサーボモータは、金属製の筒
状のフレームと、前記フレームの内周面に嵌合固着した
固定子鉄心と、前記固定子鉄心に巻装した電機子巻線
と、前記フレームの軸方向両端部に取り付けた負荷側ブ
ラケットおよび反負荷側ブラケットと、前記負荷側ブラ
ケットおよび反負荷側ブラケットに軸受を介して回転自
在に支承した回転軸と、前記回転軸に取り付けた回転子
マグネットとを備えるとともに、前記回転軸と反負荷側
ブラケットの反負荷側端部に、検出器を取り付けて構成
されている。このような構成において、電機子巻線で発
生した熱は、固定子鉄心からフレームに伝達され、さら
にフレームから、負荷側ブラケットと反負荷側ブラケッ
トに伝達される。ＡＣサーボモータにおいては、反負荷
側に検出器が取り付けられるため、電機子巻線で発生し
た熱は、できるだけ反負荷側ブラケットに伝達されずに
負荷側ブラケットに伝達されるようにする必要がある。
そのため、従来はフレームの外周に冷却フィンを形成し
て放熱効果を上げるとともに、フレームと反負荷側ブラ
ケットとの間に熱絶縁部材を介在させて熱が反負荷側の
検出器の方に伝達されにくいようにしていた。
状のフレームと、前記フレームの内周面に嵌合固着した
固定子鉄心と、前記固定子鉄心に巻装した電機子巻線
と、前記フレームの軸方向両端部に取り付けた負荷側ブ
ラケットおよび反負荷側ブラケットと、前記負荷側ブラ
ケットおよび反負荷側ブラケットに軸受を介して回転自
在に支承した回転軸と、前記回転軸に取り付けた回転子
マグネットとを備えるとともに、前記回転軸と反負荷側
ブラケットの反負荷側端部に、検出器を取り付けて構成
されている。このような構成において、電機子巻線で発
生した熱は、固定子鉄心からフレームに伝達され、さら
にフレームから、負荷側ブラケットと反負荷側ブラケッ
トに伝達される。ＡＣサーボモータにおいては、反負荷
側に検出器が取り付けられるため、電機子巻線で発生し
た熱は、できるだけ反負荷側ブラケットに伝達されずに
負荷側ブラケットに伝達されるようにする必要がある。
そのため、従来はフレームの外周に冷却フィンを形成し
て放熱効果を上げるとともに、フレームと反負荷側ブラ
ケットとの間に熱絶縁部材を介在させて熱が反負荷側の
検出器の方に伝達されにくいようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、モータの小形化などにより冷却フィン形
状が制約を受けたり、フレームの肉厚が薄いためフレー
ムと負荷側ブラケット間の熱伝達が効果的に行われず、
かなりの熱が反負荷側ブラケットに伝達され、検出器に
悪影響を与えるという問題があった。本発明は、このよ
うな問題を解消するためになされたもので、電機子巻線
で発生した熱が負荷側ブラケットに熱伝達されやすく、
反負荷側に配置された検出器を熱的に保護することがで
きるＡＣサーボモータを提供することを目的とするもの
である。
術においては、モータの小形化などにより冷却フィン形
状が制約を受けたり、フレームの肉厚が薄いためフレー
ムと負荷側ブラケット間の熱伝達が効果的に行われず、
かなりの熱が反負荷側ブラケットに伝達され、検出器に
悪影響を与えるという問題があった。本発明は、このよ
うな問題を解消するためになされたもので、電機子巻線
で発生した熱が負荷側ブラケットに熱伝達されやすく、
反負荷側に配置された検出器を熱的に保護することがで
きるＡＣサーボモータを提供することを目的とするもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、金属製の筒状のフレームと、前記フレー
ムの内周面に嵌合固着した固定子鉄心と、前記固定子鉄
心に巻装した電機子巻線と、前記フレームの軸方向両端
部に取り付けた負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケ
ットと、前記負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケッ
トに軸受を介して回転自在に支承した回転軸と、前記回
転軸に取り付けた回転子マグネットとを有するＡＣサー
ボモータにおいて、前記フレームの負荷側端部に、前記
負荷側ブラケットと接するつば部を設けるようにしたも
のである。
め、本発明は、金属製の筒状のフレームと、前記フレー
ムの内周面に嵌合固着した固定子鉄心と、前記固定子鉄
心に巻装した電機子巻線と、前記フレームの軸方向両端
部に取り付けた負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケ
ットと、前記負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケッ
トに軸受を介して回転自在に支承した回転軸と、前記回
転軸に取り付けた回転子マグネットとを有するＡＣサー
ボモータにおいて、前記フレームの負荷側端部に、前記
負荷側ブラケットと接するつば部を設けるようにしたも
のである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図１は本発明の実施例を示すＡＣサーボ
モータの側断面図である。図１において、１は金属製の
筒状のフレームで、負荷側端部につば部１ａを設けてい
る。２は前記フレーム１の内周面に嵌合固着した固定子
鉄心で薄板状の鉄心を積層して構成している。３は前記
固定子鉄心２に巻装した電機子巻線、４は前記フレーム
１の負荷側の軸方向端部に取り付けた負荷側ブラケット
で、例えば工作機械に対するモータ取付フランジとな
る。前記フレーム１のつば部１ａは前記負荷側ブラケッ
ト４に当接している。５は前記フレーム１の反負荷側の
軸方向端部に取り付けた反負荷側ブラケット、６は前記
負荷側ブラケット４および反負荷側ブラケット５に軸受
７、８を介して回転自在に支承した回転軸、９は前記回
転軸６に取り付けた回転子マグネットである。なお、前
記回転軸６の反負荷側端部には、図示しない検出器が取
り付けられている。このような構成において、電機子巻
線３で発生した熱は、固定子鉄心２からフレーム１に伝
達され、さらにフレーム１から、負荷側ブラケット４と
反負荷側ブラケット５へと伝達される。しかしこの場
合、フレーム１と負荷側ブラケット４の接触部は、フレ
ーム１に設けたつば部１ａによって、大きな接触面積を
有しているので、フレーム１から負荷側ブラケット４へ
の熱の伝達は、フレーム１から反負荷側ブラケット５へ
の熱の伝達に比べてはるかに大きい。したがって、電機
子巻線３で発生した熱は、フレーム１から負荷側ブラケ
ット４に多量に伝達され、反負荷側ブラケット５へはあ
まり伝達されないことになる。前記つば部１ａの高さ
は、フレーム１の熱伝達率と、フレーム１と負荷側ブラ
ケット４間の熱伝達率とが等しくなるような高さとする
のがよく、この場合、つば部１ａの高さをｈ、フレーム
１の熱伝達率をλｆ（Ｗ／ｍ°Ｃ）、フレーム１と負荷
側ブラケット４間の熱伝達率をα（Ｗ／ｍ2°Ｃ）、熱
源とつば部１ａとの距離をＬ（ｍｍ）、フレームの厚み
をｔｆ（ｍｍ）としたときに、次式が成立する。 ｈ＝（λｆ／α・Ｌ）・ｔｆ（ｍ） （１）式 熱源とつば部との距離Ｌをフレーム１の長さＬＬ（ｍ
ｍ）の１／２とすれば、（１）式より、つば部１ａの高
さｈは、次式で求められる。 ｈ＝（２λｆ／α）・（ｔｆ／ＬＬ）（ｍ） （２）式 前記（２）式において、 フレーム１が鉄製の場合、λｆ＝４２（Ｗ／ｍ°Ｃ） フレーム１がアルミ製の場合、λｆ＝９６（Ｗ／ｍ°
Ｃ） フレーム１と負荷側ブラケット４の接触面を、▽▽▽記
号で表す精密仕上げとし、両者をねじ締めした場合、α
＝４２１１．９８（Ｗ／ｍ2°Ｃ） とすると、λｆ／αは、次式を満足すればよいことにな
る。 ０．０１≦（λｆ／α）≦０．０２３ （３）式 よって、つば部１ａの高さは、（３）式の条件のもとに
（２）式により決定する。このようにすることにより、
フレーム１の熱伝達率と、フレーム１と負荷側ブラケッ
ト４間の熱伝達率とが等しくなり、フレーム１と負荷側
ブラケット４とが一体品の場合と同等レベルの熱伝達が
実現できる。したがって、電機子巻線３で発生した熱
は、負荷側ブラケット４に多量に伝達され、反負荷側ブ
ラケット５に取り付けられた検出器は、熱的な悪影響を
防ぐことができる。なお、前記つば部１ａに、前記電機
子巻線３の負荷側端部を当接させるようにすれば、電機
子巻線３から負荷側ブラケット４への熱の伝達がより良
好になる。
いて説明する。図１は本発明の実施例を示すＡＣサーボ
モータの側断面図である。図１において、１は金属製の
筒状のフレームで、負荷側端部につば部１ａを設けてい
る。２は前記フレーム１の内周面に嵌合固着した固定子
鉄心で薄板状の鉄心を積層して構成している。３は前記
固定子鉄心２に巻装した電機子巻線、４は前記フレーム
１の負荷側の軸方向端部に取り付けた負荷側ブラケット
で、例えば工作機械に対するモータ取付フランジとな
る。前記フレーム１のつば部１ａは前記負荷側ブラケッ
ト４に当接している。５は前記フレーム１の反負荷側の
軸方向端部に取り付けた反負荷側ブラケット、６は前記
負荷側ブラケット４および反負荷側ブラケット５に軸受
７、８を介して回転自在に支承した回転軸、９は前記回
転軸６に取り付けた回転子マグネットである。なお、前
記回転軸６の反負荷側端部には、図示しない検出器が取
り付けられている。このような構成において、電機子巻
線３で発生した熱は、固定子鉄心２からフレーム１に伝
達され、さらにフレーム１から、負荷側ブラケット４と
反負荷側ブラケット５へと伝達される。しかしこの場
合、フレーム１と負荷側ブラケット４の接触部は、フレ
ーム１に設けたつば部１ａによって、大きな接触面積を
有しているので、フレーム１から負荷側ブラケット４へ
の熱の伝達は、フレーム１から反負荷側ブラケット５へ
の熱の伝達に比べてはるかに大きい。したがって、電機
子巻線３で発生した熱は、フレーム１から負荷側ブラケ
ット４に多量に伝達され、反負荷側ブラケット５へはあ
まり伝達されないことになる。前記つば部１ａの高さ
は、フレーム１の熱伝達率と、フレーム１と負荷側ブラ
ケット４間の熱伝達率とが等しくなるような高さとする
のがよく、この場合、つば部１ａの高さをｈ、フレーム
１の熱伝達率をλｆ（Ｗ／ｍ°Ｃ）、フレーム１と負荷
側ブラケット４間の熱伝達率をα（Ｗ／ｍ2°Ｃ）、熱
源とつば部１ａとの距離をＬ（ｍｍ）、フレームの厚み
をｔｆ（ｍｍ）としたときに、次式が成立する。 ｈ＝（λｆ／α・Ｌ）・ｔｆ（ｍ） （１）式 熱源とつば部との距離Ｌをフレーム１の長さＬＬ（ｍ
ｍ）の１／２とすれば、（１）式より、つば部１ａの高
さｈは、次式で求められる。 ｈ＝（２λｆ／α）・（ｔｆ／ＬＬ）（ｍ） （２）式 前記（２）式において、 フレーム１が鉄製の場合、λｆ＝４２（Ｗ／ｍ°Ｃ） フレーム１がアルミ製の場合、λｆ＝９６（Ｗ／ｍ°
Ｃ） フレーム１と負荷側ブラケット４の接触面を、▽▽▽記
号で表す精密仕上げとし、両者をねじ締めした場合、α
＝４２１１．９８（Ｗ／ｍ2°Ｃ） とすると、λｆ／αは、次式を満足すればよいことにな
る。 ０．０１≦（λｆ／α）≦０．０２３ （３）式 よって、つば部１ａの高さは、（３）式の条件のもとに
（２）式により決定する。このようにすることにより、
フレーム１の熱伝達率と、フレーム１と負荷側ブラケッ
ト４間の熱伝達率とが等しくなり、フレーム１と負荷側
ブラケット４とが一体品の場合と同等レベルの熱伝達が
実現できる。したがって、電機子巻線３で発生した熱
は、負荷側ブラケット４に多量に伝達され、反負荷側ブ
ラケット５に取り付けられた検出器は、熱的な悪影響を
防ぐことができる。なお、前記つば部１ａに、前記電機
子巻線３の負荷側端部を当接させるようにすれば、電機
子巻線３から負荷側ブラケット４への熱の伝達がより良
好になる。
【０００６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
機子巻線で発生した熱が負荷側ブラケットに熱伝達され
やすく、反負荷側に配置された検出器を熱的に保護する
ことができるＡＣサーボモータを提供することができる
効果がある。
機子巻線で発生した熱が負荷側ブラケットに熱伝達され
やすく、反負荷側に配置された検出器を熱的に保護する
ことができるＡＣサーボモータを提供することができる
効果がある。
【図１】 本発明の実施例を示すＡＣサーボモータの側
断面図である。
断面図である。
１ フレーム、 １ａ つば部、 ２ 固定子鉄心、 ３ 電機子巻線、 ４ 負荷側ブラケット、 ５ 反負荷側ブラケット、 ６ 回転軸、 ７、８ 軸受、 ９ 回転子マグネット
Claims (3)
- 【請求項１】 金属製の筒状のフレームと、前記フレー
ムの内周面に嵌合固着した固定子鉄心と、前記固定子鉄
心に巻装した電機子巻線と、前記フレームの軸方向両端
部に取り付けた負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケ
ットと、前記負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケッ
トに軸受を介して回転自在に支承した回転軸と、前記回
転軸に取り付けた回転子マグネットとを有するＡＣサー
ボモータにおいて、 前記フレームの負荷側端部に、前記負荷側ブラケットと
接するつば部を設けたことを特徴とするＡＣサーボモー
タ。 - 【請求項２】 前記つば部に、前記電機子巻線の負荷側
端部を当接したことを特徴とする請求項１に記載のＡＣ
サーボモータ。 - 【請求項３】 前記つば部の高さを、フレームの熱伝達
率と、フレームと負荷側ブラケット間の熱伝達率とがほ
ぼ等しくなる高さとしたことを特徴とする請求項１また
は２に記載のＡＣサーボモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103555A JP2002305852A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | Ａｃサーボモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103555A JP2002305852A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | Ａｃサーボモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002305852A true JP2002305852A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18956597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001103555A Pending JP2002305852A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | Ａｃサーボモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002305852A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11519387B2 (en) * | 2017-06-30 | 2022-12-06 | Agile Wind Power Ag | Vertical wind turbine comprising rotor blade-supporting pitch motor, as well as kit for same, and method for operating same |
-
2001
- 2001-04-02 JP JP2001103555A patent/JP2002305852A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11519387B2 (en) * | 2017-06-30 | 2022-12-06 | Agile Wind Power Ag | Vertical wind turbine comprising rotor blade-supporting pitch motor, as well as kit for same, and method for operating same |
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