JP2001169500A - 電気モータ - Google Patents

電気モータ

Info

Publication number
JP2001169500A
JP2001169500A JP34778099A JP34778099A JP2001169500A JP 2001169500 A JP2001169500 A JP 2001169500A JP 34778099 A JP34778099 A JP 34778099A JP 34778099 A JP34778099 A JP 34778099A JP 2001169500 A JP2001169500 A JP 2001169500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
stator core
electric motor
steel pipe
cast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34778099A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Sakurai
潤一郎 櫻井
Masashi Sakuma
昌史 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP34778099A priority Critical patent/JP2001169500A/ja
Publication of JP2001169500A publication Critical patent/JP2001169500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲な温度範囲にわたり熱接触が良好な状
態でステータコアをフレームに固定保持させることがで
きて電気モータの小型化が図れ、また製造コストをより
低くすることができるようにする。 【解決手段】 鋳造用アルミニウム材を用いて鋳造され
たフレーム29には機械構造用炭素鋼管を切断して構成
した安価な鋼管30が鋳込まれている。ステータコア2
3のフレーム29への固定は、ステータコア23を鋼管
30の内径側に圧入することで行われている。ステータ
コア23を鋼管30の内径側に圧入する代わりに、ステ
ータコア23の外周部をフレーム29に鋳込むこととし
ても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、電気モー
タ、特に、軟磁性鋼板を多数枚積層することによって構
成されかつ電気コイルが装着されたステータコアおよび
このステータコアを支持するフレームを備えた電気モー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気モータの構成が図3に示さ
れている。図3において、1は回転軸、2はロータコ
ア、3はステータコア、4は電気コイルである。回転軸
1は、ブラケット5、6により軸受7、8を介して回転
自在に支持される。ロータコア2は、珪素鋼板などの軟
磁性鋼板を多数枚積層することによって構成されてお
り、回転軸1により支持されて回転軸1と一体に回転す
る。ステータコア3は、ロータコア2と同様に珪素鋼板
などの軟磁性鋼板を多数枚積層することによって構成さ
れており、電気コイル4が装着され、また、ブラケット
5、6と結合されたフレーム9により支持される。
【0003】フレーム9は、電気モータの軽量化や放熱
性向上のために、一般的に鋳造用アルミニウム材を用い
て鋳造される。アルミニウム材からなるフレーム9の線
膨張率と鋼板からなるステータコア3の線膨張率とが大
きく相違することを考慮して、電気モータの温度変化が
広範囲にわたる場合には、ステータコア3をフレーム9
の内径側に焼きばめすることによって、フレーム9によ
るステータコア3の保持に緩みが生じないようにされ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ステータコア3をフレ
ーム9の内径側に焼きばめする固定構造は、固定用のピ
ンやねじなどを設ける構造に比べて熱接触が良いため放
熱性が良く、また製造コストが低い利点があるが、しか
しながら、ステータコア3とフレーム9との間の締代を
大きく設定したときには低温側でのフレーム割れが発生
し、またステータコア3とフレーム9との間の締代を小
さく設定したときには高温側での緩みが発生するため、
焼きばめによってステータコア3をフレーム9に固定保
持できる温度範囲には限度がある。
【0005】更に、ステータコア3を構成する軟磁性鋼
板の1つ1つの外径寸法には寸法公差の範囲内でのばら
つきがあり、ステータコア3をフレーム9の内径側に焼
きばめするためには、ステータコア3の外径寸法および
フレーム9の内径寸法を軸方向全長にわたり高精度に仕
上げる必要があり、この仕上加工が製造コストの更なる
引き下げの妨げとなる。
【0006】この出願の発明は、広範囲な温度範囲にわ
たり熱接触が良好な状態でステータコアをフレームに固
定保持させることができて電気モータの小型化が図れ、
また製造コストをより低くすることができるように、ス
テータコアのフレームへの固定保持構造を改良すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、軟磁性鋼板を多数枚積層することによって構成さ
れかつ電気コイルが装着されたステータコアおよびこの
ステータコアを支持するフレームを備えた電気モータに
おいて、前記フレームが鋳造用アルミニウム材を用いて
鋳造されたものであり、前記ステータコアの外周部が前
記フレームに鋳込まれていることを特徴とする電気モー
タである。
【0008】この出願の請求項2の発明は、軟磁性鋼板
を多数枚積層することによって構成されかつ電気コイル
が装着されたステータコアおよびこのステータコアを支
持するフレームを備えた電気モータにおいて、前記フレ
ームが鋳造用アルミニウム材を用いて鋳造されたもので
あり、このフレームに鋳込まれた鋼管の内径側に前記ス
テータコアが圧入されていることを特徴とする電気モー
タである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの出願の請求項1の発明
に係る電気モータの構成を示す図であり、11は回転
軸、12はロータコア、13はステータコア、14は電
気コイルである。回転軸11は、ブラケット15、16
により軸受17、18を介して回転自在に支持される。
ロータコア12は、軟磁性鋼板である珪素鋼板を多数枚
積層することによって構成されており、回転軸11によ
り支持されて回転軸11と一体に回転する。ステータコ
ア13は、ロータコア12と同様に軟磁性鋼板である珪
素鋼板を多数枚積層することによって構成されており、
電気コイル14が装着され、また、ブラケット15、1
6と結合されたフレーム19により支持される。
【0010】フレーム19は、鋳造用アルミニウム材を
用いて鋳造されたものである。ステータコア13のフレ
ーム19への固定は、ステータコア13の外周部をフレ
ーム19に鋳込むことにより行われている。そのため、
ステータコア13の外径寸法やフレーム19の内径寸法
を軸方向全長にわたり高精度に仕上げる必要はないの
で、製造コストを低くできる。
【0011】ステータコア13の外周部をフレーム19
に鋳込むことにより、常温ではステータコア13とフレ
ーム19との間に締代が存在することとなる。また、ス
テータコア13を構成する各珪素鋼板は素材板から打ち
抜き成形されたものであり、その外周面には細かな凹凸
がある。ステータコア13の外周部をフレーム19に鋳
込むことにより、フレーム19を構成する鋳造用アルミ
ニウム材が各珪素鋼板の外周面の凹部に入り込み、ステ
ータコア13とフレーム19とが結合される。このよう
にフレーム19を構成する鋳造用アルミニウム材が各珪
素鋼板の外周面の凹部に入り込むことによってフレーム
19とステータコア13との分離が妨げられ、より高温
域までフレーム19によるステータコア13の固定保持
がなされ、ステータコア13とフレーム19との間の熱
接触が良好に維持されて放熱性が良好に維持される。
【0012】図2は、この出願の請求項2の発明に係る
電気モータの構成を示す図であり、21は回転軸、22
はロータコア、23はステータコア、24は電気コイル
である。回転軸21は、ブラケット25、26により軸
受27、28を介して回転自在に支持される。ロータコ
ア22は、軟磁性鋼板である珪素鋼板を多数枚積層する
ことによって構成されており、回転軸21により支持さ
れて回転軸21と一体に回転する。ステータコア23
は、ロータコア22と同様に軟磁性鋼板である珪素鋼板
を多数枚積層することによって構成されており、電気コ
イル24が装着され、また、ブラケット25、26と結
合されたフレーム29により支持される。
【0013】フレーム29は、鋳造用アルミニウム材を
用いて鋳造されたものである。フレーム29には機械構
造用炭素鋼管を切断して構成した安価な鋼管30が鋳込
まれている。ステータコア23のフレーム29への固定
は、ステータコア23を鋼管30の内径側に圧入するこ
とにより行われている。
【0014】鋼管30をフレーム29に鋳込むことによ
り、常温では鋼管30とフレーム29との間に締代が存
在することとなる。また、鋼管30の外周面には細かな
凹凸があり、鋼管30をフレーム29に鋳込むことによ
り、フレーム29を構成する鋳造用アルミニウム材が鋼
管30の外周面の凹部に入り込み、鋼管30とフレーム
29とが結合される。このようにフレーム29を構成す
る鋳造用アルミニウム材が鋼管30の外周面の凹部に入
り込むことによってフレーム29と鋼管30との分離が
妨げられ、より高温域までフレーム29による鋼管30
の固定保持がなされる。他方、鋼管30の線膨張率はス
テータコア23の線膨張率と近似しているので、高温域
まで鋼管30によるステータコア23の固定保持がなさ
れる。その結果、より高温域までフレーム29によるス
テータコア23の固定保持がなされ、ステータコア23
とフレーム19との間の熱接触が良好に維持されて放熱
性が良好に維持される。ステータコア23の外径寸法お
よび鋼管30の内径寸法に要求される精度は、鋼管30
の線膨張率とステータコア23の線膨張率とが近似して
いるので、ステータコア23をフレーム29に圧入する
場合に比べて、低くて良い。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の請求
項1の発明、請求項2の発明に係る電気モータは、広範
囲な温度範囲にわたり熱接触が良好な状態でステータコ
アをフレームに固定保持させることができて電気モータ
の小型化が図れ、また製造コストをより低くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の請求項1の発明に係る電気モータの
構成を示す図である。
【図2】この出願の請求項2の発明に係る電気モータの
構成を示す図である。
【図3】従来の電気モータの構成を示す図である。
【符号の説明】
11、21・・・回転軸 12、22・・・ロータコア 13、23・・・ステータコア 14、24・・・電気コイル 19、29・・・フレーム 30・・・鋼管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟磁性鋼板を多数枚積層することによっ
    て構成されかつ電気コイルが装着されたステータコアお
    よびこのステータコアを支持するフレームを備えた電気
    モータにおいて、前記フレームが鋳造用アルミニウム材
    を用いて鋳造されたものであり、前記ステータコアの外
    周部が前記フレームに鋳込まれていることを特徴とする
    電気モータ。
  2. 【請求項2】 軟磁性鋼板を多数枚積層することによっ
    て構成されかつ電気コイルが装着されたステータコアお
    よびこのステータコアを支持するフレームを備えた電気
    モータにおいて、前記フレームが鋳造用アルミニウム材
    を用いて鋳造されたものであり、このフレームに鋳込ま
    れた鋼管の内径側に前記ステータコアが圧入されている
    ことを特徴とする電気モータ。
JP34778099A 1999-12-07 1999-12-07 電気モータ Pending JP2001169500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34778099A JP2001169500A (ja) 1999-12-07 1999-12-07 電気モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34778099A JP2001169500A (ja) 1999-12-07 1999-12-07 電気モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001169500A true JP2001169500A (ja) 2001-06-22

Family

ID=18392536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34778099A Pending JP2001169500A (ja) 1999-12-07 1999-12-07 電気モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001169500A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100386945C (zh) * 2004-10-26 2008-05-07 三菱电机株式会社 旋转电动机
WO2020129177A1 (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 三菱電機株式会社 乗り物用制御装置一体型回転電機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100386945C (zh) * 2004-10-26 2008-05-07 三菱电机株式会社 旋转电动机
WO2020129177A1 (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 三菱電機株式会社 乗り物用制御装置一体型回転電機
JPWO2020129177A1 (ja) * 2018-12-19 2021-09-27 三菱電機株式会社 乗り物用制御装置一体型回転電機
JP7195338B2 (ja) 2018-12-19 2022-12-23 三菱電機株式会社 乗り物用制御装置一体型回転電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8110956B2 (en) Small motor of quadrangular external shape
JP4214383B2 (ja) 固定子ピースおよびモータの固定子
US5723926A (en) Stepping motor
JP2001169500A (ja) 電気モータ
JPH11355987A (ja) 回転電機用ロータ構造
JPH08266013A (ja) 電動機
JP4348982B2 (ja) アキシャルギャップ型誘導電動機
JP2001095199A (ja) サーボモータ
JP2002136013A (ja) 磁石モータ
JPH08275470A (ja) 永久磁石式回転電機の回転子およびその製造方法
JP2007124742A (ja) 永久磁石付ロータおよびこれを用いた電動機
JPH0631354U (ja) 直流電動機のフレーム構造
JP3647424B2 (ja) インナーロータ型モータ
JP2001339883A (ja) 突極形回転電機の回転子
JPH0614506A (ja) 多段型誘導電動機
JP2006129650A (ja) モータ
JP2001309595A (ja) Acサーボモータの冷却装置
JPH08336252A (ja) 開放型誘導電動機
JP2002142395A (ja) 回転子およびそれを用いた電動機
JPH08251857A (ja) 回転電機
JPH0865946A (ja) 回転電機
JPH079070U (ja) 回転電機
JP3671928B2 (ja) 回転電機のアウターロータ構造
JP2002305852A (ja) Acサーボモータ
KR100370027B1 (ko) 초고속 유도전동기의 회전자 구조 및 그 제조방법