JPH1098844A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JPH1098844A
JPH1098844A JP24981596A JP24981596A JPH1098844A JP H1098844 A JPH1098844 A JP H1098844A JP 24981596 A JP24981596 A JP 24981596A JP 24981596 A JP24981596 A JP 24981596A JP H1098844 A JPH1098844 A JP H1098844A
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JP
Japan
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stator
housing frame
rotating electric
electric machine
coil end
Prior art date
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Pending
Application number
JP24981596A
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English (en)
Inventor
Akihiro Sekine
昭裕 関根
Masaharu Senoo
正治 妹尾
Keisuke Yamanaka
桂介 山中
Toshifumi Suzuki
利文 鈴木
Eiichiro Sugawa
英一郎 須川
Takuya Kawashima
琢也 川島
Takeshi Komata
剛 小俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子からハウジングフレームへ効率良く熱
を伝えることによって放熱性能を向上させた回転電機を
提供する。 【構成】 固定子鉄心1Aと固定子コイルエンド1Bか
らなる固定子1において、固定子コイルエンド1Bを回
転電機のハウジングフレームの熱膨張係数と略同じ熱膨
張係数を有するモールド樹脂を用いてモールド形成した
モールド部として構成し、該固定子をハウジングフレー
ムの内周面に嵌合して、固定子コイルエンド部分もハウ
ジングフレームの内周面に接触させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングフレー
ムの内周面に固定子を嵌合して組み立てた回転電機に係
り、特にハウジングフレームと固定子との熱伝導の改良
して、放熱性を良好とした回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導電動機の固定子の形状を示す
斜視図である図3と、この固定視を用いた従来の誘導電
動機の構造を示す図4を用いて、従来の回転電機の固定
視の構造を説明する。図3に示すように、回転電気の固
定子1は、中央部の固定子鉄心1Aとその両端部に設け
た固定子コイルエンド1Cとから構成されている。固定
子1は、通常固定子コイルエンド1Cの外周が固定子鉄
心1Aの外周より小さくなるように造られている。
【0003】図4は、上記固定子を用いた誘導電動機の
上半分を破断した全体構成図である。誘導電動機は、固
定子1と、ハウジングフレーム2と、エンドブラケット
3と、軸受4と、回転軸5と、回転子6と、エンドリン
グ7と、羽根8とから構成されている。上記固定子1
は、ほぼ円筒形をしたハウジングフレーム2の内側に保
持される。回転子6は、回転子鉄心6Aと当該回転子鉄
心6Aのスロット内に設けられたかご形巻線等からな
り、固定子1に対応してその内部に配置される。また、
かご形巻線は、エンドリング7に接続されていると共
に、当該エンドリング7に冷却用のファン8が取り付け
られている。ハウジングフレーム2の両端には、軸受4
A、4Bが設けられたエンドブラケット3A、3Bが嵌
め込まれ、ボルト等によって結合されている。中央部に
回転軸5が挿入された回転子6は、回転軸5の両端近傍
で、ボールベアリングからなる軸受4A、4Bを介して
エンドブラケット3A、3Bに回動自在に支持される。
【0004】回転軸5の中央付近には、回転子6の回転
子鉄心6Aが嵌合などにより固定され、これにより固定
子鉄心1Aと共に磁路が形成される。そして、この回転
子6には、図示されていないが、回転子バーがエンドリ
ング7と一体にダイキャストなどにより施されている。
さらに、上記エンドリング7には、内部冷却用のファン
を形成している羽根8が設けられている。そこで、回転
電機は、固定子1に施されている固定子コイルに所定の
交流電流が供給されると、回転磁界を発生し、回転子6
のバーに交流の二次電流を流し、トルクを発生し、回転
子6と共に回転軸5を回転させることになる。
【0005】回転機の固定子の構造の従来例として、例
えば、特開昭64−60241号公報、実開平4−21
163号公報、および特開平8−47218号公報に示
される固定子がある。上記各公報の固定子は、固定子コ
イルおよび固定子鉄心形なる固定子をハウジングフレー
ムに嵌め込んだ後、固定子コイルエンドを樹脂部材によ
りモールドするものであり、固定子コイルの発熱は、上
記モールド樹脂を介してハウジングフレームから放熱し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】回転電機の運転時に
は、内部で発生する同損によって発熱し、温度が上昇す
る。この回転電機内部の発熱の大部分は、固定子鉄心1
Aからハウジングフレーム2を通して外部に放熱される
か、固定子コイルエンド1Cから空気の層を通りハウジ
ングフレーム2を通して外部に放熱される。図3および
図4に示す従来技術における放熱の径路は、図4に矢印
9として示されている。すなわち、固定子コイルエンド
1Cからの放熱は、最終的にハウジングフレーム2を通
して外部に放熱されるまでの間に、空気の層を通ること
から、固定子鉄心1Aからの放熱のように、固定子鉄心
1Aとハウジングフレーム2の金属どうしが直接接触し
ている場合と比較して熱伝導が著しく悪く、効率の良い
放熱ができなくなっている。
【0007】近年、回転電機の重量を軽量化するため
に、ハウジングフレームをアルミニウムによって成形す
るようになってきた。アルミニウムの熱膨張係数は鉄心
より大きいことから、回転電機の内部の温度が上昇する
と、鉄心とハウジングフレームとの間に隙間が発生し、
熱伝導が劣ることとなる。さらに、空気は、熱伝導が悪
いことから、上記隙間の発生が回転電機の放熱性を悪化
させるという問題を有していた。上記各公報に示す固定
子に関する従来技術は、固定子をハウジングフレームに
嵌め込んだ後、固定子コイルエンドを樹脂部材を用いて
モールドしているが、発熱によってハウジングフレーム
とモールド樹脂とが熱膨張し両者の接触が悪くなること
を考慮していない。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、ハウジングフレームと固定子との間の熱伝
導を改良し、放熱性能の良い回転電機を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の回転電機は、円筒形の内周面を有するハウ
ジングフレーム2と、このハウジングフレームの内周面
に嵌合した固定子1とを備えた回転電機において、固定
子1を、固定子コイルエンドにその周面が固定子鉄心1
Aの周面と同じ高さの円筒形に前記ハウジングフレーム
と略同じ熱膨張係数のモールド部材を用いてモールド成
形して得たモールド部1Bを備え、ハウジングフレーム
2の内周面に、固定子鉄心1Aおよびモールドされた固
定子コイルエンド1Bを嵌合して接触させたことを特徴
とする。さらに、本発明は、上記回転電機の固定子の構
造において、ハウジングフレーム2をアルミニウムのダ
イカストで形成し、モールド部1Bをポリエステル系樹
脂でモールド形成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】円筒形のハウジングフレームに
は、その内周面に固定子鉄心と固定子コイルとからなる
固定子が嵌合されている。固定子は、固定子鉄心の周面
と固定子コイルエンドの周面が同じ高さになるようにモ
ールド樹脂を用いて円筒形にモールド成形されている。
該モールド樹脂の熱膨張係数は、ハウジングフレームの
熱膨張係数と略同じになる材料を使用しているので、回
転電機内に発生した熱は、ハウジングフレームに接触し
ている固定子鉄心とモールド樹脂を介して外部に放熱す
る。さらに、ハウジングフレームとモールド樹脂の熱膨
張係数が同じであることから、回転電機の内部に発生し
た熱によってハウジングフレームが膨張してもモールド
部も同様に膨張するので、モールド部とハウジングフレ
ームとの間に隙間ができず、常に良好な放熱を行うこと
ができる。また、ハウジングフレームをアルミダイカス
ト製とし、モールド部材をポリエステル系樹脂としたと
き、両者の熱膨張係数が略等しくなり、ハウジングフレ
ームとモールド部に隙間が発生せずに、放熱性能が特に
良好であった。
【0011】
【実施例】本発明にかかる誘導電動機における固定子の
一実施例を示す斜視図である図1、および、この固定子
を用いた誘導電動機の構造を示す上半分を破断した全体
図である図2を用いて、本発明の一実施例を説明する。
図1において、固定子1は、中央部の固定子鉄心1A
と、その両端をモールド樹脂によってモールドした固定
子コイルエンド1Bとから構成されている。固定子コイ
ルエンド1Bは、その周面が固定子鉄心1Aの周面と同
じ高さになるように円筒形にモールド成形されモールド
部1Bを形成している。図2において、誘導電動機は、
図1に示す固定子1と、たとえば、アルミダイカストか
らなるハウジングフレーム2と、エンドブラケット3
と、軸受4と、回転軸5と、回転子6と、エンドリング
7と、内部冷却用ファンとなる羽根8とから構成されて
いる。
【0012】図2に示すように、図1に示したモールド
部1Bを有する固定子1は、ハウジングフレーム2に、
たとえば、焼き嵌め等によって嵌合される。予め固定子
コイルエンド1Bが固定子鉄心1Aの周面と同じ高さに
モールドされている固定子1をハウジングフレーム2に
嵌合することによって、従来、接触していなかった固定
子1のモールドされた固定子コイルエンド1Bは、ハウ
ジングフレーム2と接触する。したがって、回転電機内
部で発生した熱は、固定子鉄心1Aからだけでなく、固
定子コイルエンド1Bからも、図2における矢印9のよ
うに、熱伝達の悪い空気の層を通すことなく、より効率
良くハウジングフレーム2に伝わり、放熱することがで
きる。
【0013】鉄製のハウジングフレーム2は、同じく鉄
製である固定子鉄心1Aとその熱膨張係数はほとんど同
じであり、運転時の発熱によりハウジングフレーム2が
膨張しても固定子鉄心1Aとの接触面に大きな変化はな
い。厳密に言えば、固定子鉄心1Aの外周とハウジング
フレーム2の内周は、完全に密着しているわけではな
く、加工上の誤差などにより微小な隙間が存在してい
る。そのため、ハウジングフレーム2の材質を鉄からア
ルミニウムのダイカストとした場合、その線膨張係数
は、たとえば、ADC12の場合2.1×1/10
5(1/K)で鉄材の1.0〜1.3×1/105(1/
K)の約2倍であり、この微小な隙間が運転時の熱膨張
により拡大し、放熱性能を悪化させてしまう。
【0014】しかし、本発明によれば、固定子コイルエ
ンド1Bは、ハウジングフレーム2に接触するように予
めモールド成形されているので、モールド樹脂の線膨張
係数をハウジングフレーム2と同じにしておけば、上述
のような問題は解決される。例えば、モールド樹脂に、
線膨張係数がADC12とほとんど同じポリエステル系
レジン(商品番号=BMC1551:線膨張係数=2.
0×1/105(1/K))などを使用すれば、固定子
コイルエンド1Bとハウジングフレーム2は、常に最適
の状態で接触しており、放熱性能を悪化させることなく
運転することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、モールド成形された固
定子コイルエンドの周面を、固定子鉄心の周面と同じ高
さになるように円筒形にモールド成形して、ハウジング
フレームに固定子を嵌合することで、回転電機内部の放
熱性能を向上させることができた。さらに、本発明によ
れば、回転電機内部の放熱性能を向上させたことによ
り、回転電機を小型化することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回転電機の固定子の実施例を示
す図。
【図2】本発明にかかる固定子を用いた回転電機の実施
例を示す断面図。
【図3】回転電機の固定子の従来例を示す図。
【図4】回転電機の従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 固定子 1A 固定子鉄心 1B 固定子コイルエンド(モールド部) 1C 従来技術における固定子コイルエンド 2 ハウジングフレーム 3A、3B エンドブラケット 4A、4B 軸受 5 回転軸 6 回転子 6A 回転子鉄心 7 エンドリング 8 羽根 9 放熱の経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 桂介 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 日立京葉エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鈴木 利文 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 須川 英一郎 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 川島 琢也 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 小俣 剛 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の内周面を有するハウジングフレ
    ームと、このハウジングフレームの内周面に嵌合した固
    定子とを備えた回転電機において、固定子は、固定子コ
    イルエンドにその周面が固定子鉄心の周面と同じ高さの
    円筒形に前記ハウジングフレームと略同じ熱膨張係数の
    モールド部材を用いてモールド成形してえた得たモール
    ド部を備え、ハウジングフレームの内周面に、固定子鉄
    心およびモールドされた固定子コイルエンドを嵌合して
    接触させたことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 ハウジングフレームをアルミニウムのダ
    イカストで形成し、モールド部をポリエステル系樹脂で
    モールド形成した請求項1記載の回転電機。
JP24981596A 1996-09-20 1996-09-20 回転電機 Pending JPH1098844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24981596A JPH1098844A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

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JP24981596A JPH1098844A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 回転電機

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Publication Number Publication Date
JPH1098844A true JPH1098844A (ja) 1998-04-14

Family

ID=17198616

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JP24981596A Pending JPH1098844A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 回転電機

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JP (1) JPH1098844A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100406102B1 (ko) * 2000-02-29 2003-11-15 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 교류발전기
US7009316B2 (en) 2002-05-31 2006-03-07 Hitachi, Ltd. Electric rotary machine
US7898143B2 (en) 2007-06-06 2011-03-01 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Rotary electric motor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100406102B1 (ko) * 2000-02-29 2003-11-15 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 교류발전기
US7009316B2 (en) 2002-05-31 2006-03-07 Hitachi, Ltd. Electric rotary machine
US7429810B2 (en) 2002-05-31 2008-09-30 Hitachi, Ltd. Electric rotary machine
US7898143B2 (en) 2007-06-06 2011-03-01 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Rotary electric motor

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