JP3354481B2 - モータケース構造 - Google Patents

モータケース構造

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JP3354481B2
JP3354481B2 JP09630898A JP9630898A JP3354481B2 JP 3354481 B2 JP3354481 B2 JP 3354481B2 JP 09630898 A JP09630898 A JP 09630898A JP 9630898 A JP9630898 A JP 9630898A JP 3354481 B2 JP3354481 B2 JP 3354481B2
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豊 唐澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、モータケース構造
に関し、特に、温度上昇時においてケースが熱膨張した
場合でも、ステータとケースの接触を保ち、常に、ステ
ータの熱をケースを介して放熱可能とするための新規な
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のモータケ
ース構造としては、一般に図2及び図3で示す構造を挙
げることができる。すなわち、図2において符号1で示
されるものは、アルミニウム材を切削加工して得た筒状
のケースであり、このケース1の内壁1aにはステータ
巻線2を有する筒状のステータ3が嵌合されている。前
記ケース1の前蓋4と後蓋5に設けられた一対の軸受
6,7にはロータ8を有する回転軸9が回転自在に設け
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータケース構
造は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、通常、ステータとケース
は、ステータの外径のみでケースと接触しており、高温
状態となると、アルミニウムよりなるケースの熱膨張係
数が鉄よりなるステータよりも大であるため、図3で示
すように、ステータとケースとの間に隙間Dが形成さ
れ、ステータの熱がケースを介して外部に放熱されにく
く、ステータ巻線の温度上昇によってモータ出力の低下
となっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、温度上昇時においてケース
が熱膨張した場合でも、ステータとケースの接触を保
ち、常に、ステータの熱をケースを介して放熱可能とす
るモータケース構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるモータケー
ス構造は、筒状のケースの内側にステータを設けた構成
よりなるモータケース構造において、前記ステータの外
周の軸方向に沿って交互に形成されると共に円周方向に
輪状に形成された凹部と凸部にアルミニウム鋳造により
前記ケースを形成し、前記ケースの内面は前記凹部と凸
部にならって形成されていると共に、前記凹部と凸部は
前記ステータの軸方向と直交する複数の輪状平面を有し
ている構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるモ
ータケース構造の好適な実施の形態について説明する。
なお、従来例と同一部分には同一符号を付し、その説明
は省略すると共に、図2のモータ構造については本発明
の構造も同一であるため、図2の構造を援用するものと
する。図1において符号1で示されるものはアルミニウ
ムよりなるケースであり、このケース1はアルミニウム
鋳造により形成されている。符号3で示されるものはこ
のケース1に接合していると共にステータ巻線2を有す
るステータであり、周知のように渦電流損の発生を防止
するために積層して形成されている。
【0007】前記ステータ3の外周面3aには、図1で
示すように、断面で示すと軸方向に沿って凹部10と凸
部11が交互に繰返し形成され、この凹部10と凸部1
1は円周方向に連続して輪状に形成されている。従っ
て、前記凹部10と凸部11は、前記ステータ3の軸方
向と直交する複数の輪状平面10aを有している。
【0008】前述の状態において、このステータ3の外
周にケース1を形成する場合、前記ステータ3を図示し
ない中空筒体の型の中に挿入し、このステータ3の外周
面3aに溶融アルミニウムを注入すると、この外周面3
aの凹部10と凸部11に沿って凹凸面1aAが形成さ
れてアルミニウム鋳造によるケース1が形成される。従
って、このアルミニウム鋳造によりケース1を形成した
状態では、ケース1の内面である凹凸面1aAはステー
タ3の凹部10と凸部11に密合した状態で密合してい
る。
【0009】次に、前述の状態で、モータを駆動させ、
温度が上昇してステータ3の熱がケース1を介して外部
に放熱されるが、鉄で形成されたステータ3とアルミニ
ウムで形成されたケース1とは、熱膨張係数が異なるた
め、図1のように、ステータ3とケース1との間に隙間
Dが形成されるが、この隙間Dが形成された状態におい
ても、ステータ3の凸部11がケース1の凹凸部1aA
と接合しているため、ステータ3からの熱がケース1に
確実に伝熱され、ステータ3の温度上昇によるモータと
しての能力低下を防止することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によるモータケース構造は、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、ステータの凹部と凸部にアルミ
ニウム鋳造によってケースが形成されているため、温度
上昇時にステータとケースとの間に隙間が形成された場
合においても、ステータとケースとの接合は解除される
ことがなく、ステータの放熱を常に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータケース構造の要部を示す拡
大断面図である。
【図2】従来のモータを示す断面図である。
【図3】図2の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 3 ステータ 10 凹部 11 凸部 10a 輪状平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−59292(JP,A) 特開 平8−237900(JP,A) 特開 平8−80009(JP,A) 特開 平7−213016(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/04 - 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のケース(1)の内側にステータ(3)を
    設けた構成よりなるモータケース構造において、前記ス
    テータ(3)の外周の軸方向に沿って交互に形成されると
    共に円周方向に輪状に形成された凹部(10)と凸部(11)に
    アルミニウム鋳造により前記ケース(1)を形成し、前記
    ケース(1)の内面は前記凹部(10)と凸部(11)にならって
    形成されていると共に、前記凹部(10)と凸部(11)は前記
    ステータ(3)の軸方向と直交する複数の輪状平面(10a)を
    有していることを特徴とするモータケース構造。
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JP2024084866A (ja) * 2021-03-24 2024-06-26 株式会社アイシン 回転電機用ステータ及び回転電機用ステータの製造方法

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