JPH07123644A - 乾式水中形電動機の冷却構造 - Google Patents

乾式水中形電動機の冷却構造

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Publication number
JPH07123644A
JPH07123644A JP27033293A JP27033293A JPH07123644A JP H07123644 A JPH07123644 A JP H07123644A JP 27033293 A JP27033293 A JP 27033293A JP 27033293 A JP27033293 A JP 27033293A JP H07123644 A JPH07123644 A JP H07123644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
stator core
fins
temperature rise
dry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27033293A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hiramatsu
哲也 平松
Masaaki Imafuku
賢明 今福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP27033293A priority Critical patent/JPH07123644A/ja
Publication of JPH07123644A publication Critical patent/JPH07123644A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に小型化する場合に電動機の温度上昇を低
減する。 【構成】 フレーム6の固定子鉄心1が位置する部分
(小径部6a)の内周に複数のフィン15aを、固定子
鉄心1の位置しない部分(大径部6b)の内周に複数の
フィン15bをそれぞれ突設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ羽根により揚水
された水をフレームの外周に設けた冷却水路に流す乾式
水中形電動機の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】水中形電動機は、電動機の周囲に常時電
動機の冷却用として水を使用することができる。この冷
却用の水を効果的に使用することで、電動機として最も
重要な課題である温度上昇を規定値以内に抑え、更に小
型化を進める場合でも温度上昇が満足できるように種々
技術的検討、開発が進められている。冷却媒体が水の場
合、一般的な使用環境での空気の場合に比べ、発熱部か
らの熱伝達率をはるかに大きくとることができる。水中
形電動機では、空気を冷却媒体とするときよりマシンサ
イズを小さくすることができる。水中形電動機には、内
部に水を封入する湿式水中形電動機と、内部に水が入ら
ないように外被部分で密封し、内部に空気を封入する乾
式水中形電動機とがある。
【0003】この乾式水中形電動機の代表的な構造を図
5に示す。固定子鉄心1の内周側に近い部分には、図示
しない複数の溝が形成され、これらの溝には固定子コイ
ル2が設けられている。なお、符号2aは固定子コイル
エンド部である。それらの固定子鉄心1、コイル2及び
コイルエンド部は円筒状のフレーム6Aの内周側に強固
に固定されている。他方、回転子鉄心3の外周側に近い
部分には、図示しない複数の溝が形成され、これらの溝
にはアルミダイキャストにより回転子巻線(かご形巻
線)4が設けられている。この回転子鉄心3の内周側
は、シャフト11に焼ばめ等により強固に固定され、シ
ャフト11の上下部は、軸受12、13を介してフレー
ム6Aに固設されたエンドブラケット8、9に回転自在
に支持されている。このシャフト11の下端には、ポン
プ羽根14が設けられ、電動機の回転により揚水するよ
うになっている。なお、固定子鉄心1の内径側と回転子
鉄心3の外周側との間には、空隙δ(図6)が設けられ
ている。
【0004】この電動機に通電して運転すると、回転す
るポンプ羽根14により揚水された冷却用水10は矢印
に示すように、フレーム6Aとウォータジャケット7と
で画成された冷却室Aを還流する。他方、固定子鉄心1
及びコイル2、コイルエンド部2aには、それぞれ鉄損
及び銅損の電気損失が発生し、この損失のほとんどが熱
に変る。その熱の移動方向は、内周側より外周側に向け
て放射状に移動し、フレーム6Aにその大部分が集り、
冷却室A内の冷却用水10と熱交換が行われる。そし
て、コイルエンド部2aの発熱は、電動機内部の空気に
接しているために内気方向に放散される。また、回転子
鉄心3は、主に回転子巻線4の部分に2次銅損が発生
し、その熱の一部は空隙δを介して固定子鉄心1側に流
れ、上記の熱交換が行われる。また、一部は回転子巻線
4の両端に設けたフィン5及び回転子鉄心3の側面を通
じ内気側に放熱され、更に一部は回転子鉄心3の内周側
からシャフト11を介して放熱される。
【0005】図6において、フレーム6Aは円筒状に形
成されている。したがって、このフレーム6Aの外周部
の表面積Sは、フレーム6Aの外径をD、長手方向の長
さをLとすると、S=πDLである。同様にフレーム6
Aの内径をD1、固定子鉄心1の積厚(軸方向の長さ)
をLgとすると、フレーム6Aの内周部の表面積S1
は、S1=πD1(L−Lg)である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにフレーム
6Aの外周部及び内周部の表面積は、略フレーム6Aの
外径と長さを決めれば、ほとんどが決ってしまうことに
なる。特に水中形電動機の小型化を進める場合は、内気
の熱放散が内部空気を介し主としてフレーム6Aの壁面
から行われる。したがって、小型化によるフレーム6A
の外周部表面積の減少及び固定子鉄心1が挿入されてい
る内周部表面積の減少により、電動機の温度上昇が著し
くなる欠点があり、小型化を妨げる。
【0007】本発明は、特に小型化する場合に電動機の
温度上昇を低減する乾式水中形電動機の冷却構造を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ポンプ
羽根により揚水された水をフレームの外周に設けた冷却
水路に流す乾式水中形電動機の冷却構造において、前記
フレームを鋳鉄又は鋼板溶接構造とし、固定子鉄心が位
置する外周部に複数の凸型フィンを、該固定子鉄心が位
置しない内周部に複数の凸型フィンをそれぞれ一体成形
している。
【0009】また本発明によれば、ポンプ羽根により揚
水された水をフレームの外周に設けた冷却水路に流す乾
式水中形電動機の冷却構造において、前記フレームを鋳
鉄又は鋼板溶接構造とし、固定子鉄心が位置する外周部
に複数の凸型フィンを一体に成形し、該固定子鉄心が位
置しない内周部に複数の凸型フィンを別材の押し出し等
で別体成形している。
【0010】
【作用】上記のように構成された乾式水中形電動機の冷
却構造においては、フレームの外周及び内周には、それ
ぞれフィンが突設されているので、これらの表面積は従
来より格段に大きくなる。したがって、熱交換が効果的
に行われ、温度上昇が低減される。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。なお、これらの図面において、図5に対応する部分
については、同じ符号を付して重複説明を省略する。
【0012】図1ないし図3において、フレーム6は、
鋳鉄又は鋼板溶接構造で形成され、そのフレーム6の固
定子鉄心1が挿入されている部分は、小径部6aに形成
され、挿入されていない部分は、大径部6bに形成され
ている。
【0013】その小径部には、半径方向外方に向けて複
数(図示の例では24枚)の外側フィン15aが円周等
配に突設されている。そして、大径部6bには、半径方
向内方に向けて複数(図示の例では24枚)の内側フィ
ン15bが円周等配に小径部6aの内径より若干大径に
突設されている。なお、内側フィン15bは、一体成形
しないで、例えばアルミ押し出し等で成形したものを別
体成形することができる。
【0014】次に作用について説明する。
【0015】電動機内部における熱の流れは、内部から
外部に向けて流れ、フレーム6、エンドブラケット8、
9、シャフト11から外部に放出される。
【0016】特に、固定子鉄心1を介してフレーム6へ
の熱の流れが大きく、フレーム6の外周からの放熱が重
要である。このフレーム6の表面からの熱伝達量は、前
記したように外周面の表面積に比例する。
【0017】そのフレーム6の固定子鉄心1の位置する
小径部6aには、外側フィン15aが形成されていて、
従来の表面積に対し、例えば約2倍以上が確保でき、し
たがって、この部分の温度上昇が半分以下に抑えられ
る。
【0018】また、フレーム6の固定子鉄心1が位置し
ていない両端の大径部6bには、内側フィン15bが突
設されていて、内気と接する表面積が、従来に対し例え
ば約2倍以上となり、内気(コイルエンド部2aや回転
子巻線4等からの発熱により昇温した空気)の温度を冷
却面であるフレーム6に伝達する効率が高くなり、内気
の温度上昇が低く抑えられる。
【0019】また、フィン5が遠心ファンとして作用
し、内気を循環する風の流れを形成する。この風がフレ
ーム6の内周面に衝突することで、フレーム6及びフィ
ン15bとの間で熱伝達が行われる。
【0020】図4には、固定子コイル2の軸方向の上昇
温度分布が示されている。図から本発明の分布Xは従来
装置の分布Yに対して各部とも約6〜10℃の温度上昇
の低減効果があることが判る。なお、内周面凸型フィン
は固定子鉄心1を挟み、図1では左右に設けているが必
要性に応じ一方だけに設けることも効果がある。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、フレームの表面積を大きくし、特に小型化
する場合に電動機の温度上昇を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側断面図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】図1のB−B線矢視断面図。
【図4】本発明の効果を示す固定子コイルの軸方向各部
の上昇温度分布図。
【図5】従来の乾式水中形電動機を示す側断面図。
【図6】図5のフレーム回りを示す側断面図。
【符号の説明】
A・・・冷却室 1・・・固定子鉄心 2・・・固定子コイル 2a・・・固定子コイルエンド部 3・・・回転子鉄心 4・・・回転子巻線 5・・・フィン 6、6A・・・フレーム 6a・・・小径部 6b・・・大径部 7・・・ウォータジャケット 8、9・・・エンドブラケット 10・・・冷却用水 11・・・シャフト 12、13・・・軸受 14・・・ポンプ羽根 15a・・・外側フィン 15b・・・内側フィン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ羽根により揚水された水をフレー
    ムの外周に設けた冷却水路に流す乾式水中形電動機の冷
    却構造において、前記フレームを鋳鉄又は鋼板溶接構造
    とし、固定子鉄心が位置する外周部に複数の凸型フィン
    を、該固定子鉄心が位置しない内周部に複数の凸型フィ
    ンをそれぞれ一体成形したことを特徴とする乾式水中形
    電動機の冷却構造。
  2. 【請求項2】 ポンプ羽根により揚水された水をフレー
    ムの外周に設けた冷却水路に流す乾式水中形電動機の冷
    却構造において、前記フレームを鋳鉄又は鋼板溶接構造
    とし、固定子鉄心が位置する外周部に複数の凸型フィン
    を一体に成形し、該固定子鉄心が位置しない内周部に複
    数の凸型フィンを別材の押し出し等で別体成形したこと
    を特徴とする乾式水中形電動機の冷却構造。
JP27033293A 1993-10-28 1993-10-28 乾式水中形電動機の冷却構造 Pending JPH07123644A (ja)

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JP27033293A JPH07123644A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 乾式水中形電動機の冷却構造

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JPH07123644A true JPH07123644A (ja) 1995-05-12

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JP27033293A Pending JPH07123644A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 乾式水中形電動機の冷却構造

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JP (1) JPH07123644A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0899853A1 (de) * 1997-08-26 1999-03-03 Siemens Aktiengesellschaft Ständergehäuse eines Elektromotors

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0899853A1 (de) * 1997-08-26 1999-03-03 Siemens Aktiengesellschaft Ständergehäuse eines Elektromotors

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