JP2003319588A - 電動機の回転子 - Google Patents

電動機の回転子

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JP2003319588A
JP2003319588A JP2002117404A JP2002117404A JP2003319588A JP 2003319588 A JP2003319588 A JP 2003319588A JP 2002117404 A JP2002117404 A JP 2002117404A JP 2002117404 A JP2002117404 A JP 2002117404A JP 2003319588 A JP2003319588 A JP 2003319588A
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JP
Japan
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rotor
electric motor
rotor core
ventilation
core
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Application number
JP2002117404A
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English (en)
Inventor
Hiromoto Shimaya
宏基 嶋屋
Takaaki Yamamoto
隆昭 山本
Yoshimitsu Odai
良充 小田井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishishiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Nishishiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転子鉄心の内周側にフィンあるいは通風穴を
設けることで冷却効率を向上させた電動機の回転子を提
供する。 【解決手段】フレームの一方から冷却風を導入し、固定
子と回転子のギャップ間及び回転子の通風路を介してフ
レームの他端へ冷却風を排出する電動機の回転子におい
て、回転子軸に設けたリブの外周に薄板を積層した回転
子鉄心が配設され、この回転子鉄心の内周側に少なくと
もフィン又は通風穴のいずれかが形成された構造である
ので、回転子鉄心の内周側の冷却面積を増大させること
ができ、回転子鉄心を効率よく冷却できる。また、温度
的に問題ない回転機に適用した場合には小型化が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動機の回転子に係
り、特に回転子軸に設けられたリブの外周側に回転子鉄
心を有する電動機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機の回転子を図5を参照して
説明する。図において、1は回転子軸であり、この回転
子軸1にはリブ2が設けられ、このリブの外周に薄板を
積層した回転子鉄心3が焼ばめされている。回転子鉄心
3にはスロット4が配設され、このスロット4には銅帯
5が挿入されている。
【0003】また、電動機を冷却する冷却風は、図示し
ないフレームの一方から導入され、固定子と回転子のギ
ャップ間及び回転子の通風路6を経てフレームの他端か
ら外部に排出される構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の電動機においては、回転子は銅帯部分が発熱す
ることで回転子鉄心部の温度が上昇する。回転子は冷却
風が冷却路を流れることによって冷却されるが、冷却能
力が十分でないと、回転子鉄心の温度が想定以上に上昇
することがある。さらに、回転子の温度が想定以上に温
度上昇した場合、輻射熱によって固定子側の温度も上昇
し、固定子巻線の焼損につながる可能性もあった。
【0005】本発明(請求項1乃至請求項4対応)は、
上記状況に対処するためになされたもので、その課題は
回転子軸に設けたリブの外側に薄板を積層した回転子鉄
心が配設される電動機の回転子において、回転子鉄心の
内周側にフィン形状あるいは通風穴を設けることで冷却
効率を向上させることが可能な電動機の回転子を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の請求項1は、フレームの一方から冷却風を
導入し、固定子と回転子のギャップ間及び回転子の通風
路経てフレームの他端へ冷却風を排出する電動機の回転
子において、回転子軸に設けたリブの外周に薄板を積層
した回転子鉄心が配設され、この回転子鉄心の内周側に
少なくともフィン又は通風穴のいずれかを形成したこと
を特徴とする。
【0007】本発明の請求項1によると、回転子鉄心の
内周側の冷却面積を増大させることができるので、回転
子鉄心を効率よく冷却できる。また、温度的に問題ない
電動機に適用した場合には小型化が可能となる。
【0008】本発明の請求項2は、請求項1記載の電動
機の回転子において、回転子鉄心の外周に形成されるス
ロット内に配設される銅帯の近傍に通風穴を設けたこと
を特徴とする。本発明の請求項2によると、請求項1の
作用に加えて、発熱体である銅帯近傍を直接冷却するの
で、更に効果的に電動機の回転子を冷却できる。
【0009】本発明の請求項3は、請求項2記載の電動
機の回転子において、回転子鉄心の外周に形成されるス
ロット近傍に配設される通風穴の通風入口側を通風抵抗
の少ない形状としたことを特徴とする。本発明の請求項
3によると、通風穴の通風入口損失が減少するので、有
効に冷却風を導入することができ、電動機の回転子を効
果的に冷却できる。
【0010】本発明の請求項4は、請求項2記載の電動
機の回転子において、回転子鉄心の外周に形成されるス
ロット内に配設される通風穴にヒートパイプを挿入した
ことを特徴とする。本発明の請求項4によると、ヒート
パイプにより回転子鉄心からより多くの発生熱を取り去
ることができ、またヒートパイプの特性により軸方向の
温度を均一にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態(請求
項1対応)の回転子の部分断面図であり、従来と同一構
成部分には同一符号を付して説明する。
【0012】図に示すように、本実施形態の電動機の回
転子軸1には径方向にリブ2が設けられている。このリ
ブ2の外周側に回転子鉄心3が焼ばめされている。回転
子鉄心3の外周にはスロット4が形成されており、この
スロット4には銅帯5が挿入されている。回転軸子1と
回転子鉄心3とリブ2で囲まれた空間に通風路6が形成
されている。回転子鉄心3の通風路側には小突起状のフ
ィン7が設けられている。フィン7の形状は本実施形態
では四角形断面であるが特にこれに限定するものではな
い。
【0013】また、電動機を冷却する冷却風は、図示し
ないフレームの一方から導入され、固定子と回転子のギ
ャップ間及び回転子の通風路6を経てフレームの他端か
ら外部に排出される構造となっている。
【0014】本実施形態の電動機の回転子は、回転子鉄
心3の通風路側にフィン7を設けているので、回転子鉄
心3と冷却風との接触面積が増大し、効果的な電動機の
回転子の冷却が可能となる。
【0015】図2は本発明の第2実施形態(請求項2対
応)の電動機の回転子の部分断面図である。同図に示す
ように、本実施形態の電動機の回転子が図1の第1実施
形態の回転子と異なる構成は、回転子鉄心3に配設され
るスロット4の底部の近傍に通風穴8を設けた点であ
り、その他の構成は同一であるので、同一構成部分には
同一符号を付して説明する。なお、本実施形態では四角
形断面の通風穴であるが特にこれに限定するものではな
い。
【0016】本実施形態の電動機の回転子は、発熱体で
ある銅帯5の近傍に通風穴8を設けているので、第1実
施形態の電動機の回転子よりも更に効果的に電動機の回
転子の冷却が可能となる。
【0017】図3は本発明の第3実施形態(請求項3対
応)の電動機の回転子の通風穴部分の断面図である。同
図に示すように、本実施形態の電動機の回転子が図2の
第2実施形態の電動機の回転子と異なる構成は、通風穴
8の通風入口側形状を通風路より大きな断面を持つ穴か
ら徐々に縮小するようにテーパ状に構成して、通風路6
に接続するように傾斜を持たせた点であり、その他の構
成は同一であるので、同一構成部分には同一符号を付し
て説明する。
【0018】本実施形態の電動機の回転子の通風穴8
は、通風路6より大きな断面を持つ穴から徐々に縮小す
るようにテーパ状に構成されているので、通風穴8に風
が入る際の通風抵抗を軽減させることができる。したが
って、第2実施形態の回転子よりも流入風量を増加させ
ることができるので、更に効果的な電動機の回転子の冷
却が可能となる。
【0019】図4は本発明の第4実施形態(請求項4対
応)の電動機の回転子の側面図である。同図に示すよう
に、本実施形態の電動機の回転子が図2の第2実施形態
の電動機の回転子と異なる構成は、通風穴8に通風穴と
同形状の断面を有するヒートパイプ9を挿入配置した点
である。その他の構成は同一であるので、同一構成部分
には同一符号を付して説明する。
【0020】本実施形態の電動機の回転子は、ヒートパ
イプ9の放熱部10は通風出口側に設けているので、銅
帯5で発生した熱はヒートパイプ9により有効に取り去
ることができる。更に軸方向の温度分布を均一化するの
で、上記各実施例よりも効果的な電動機の回転子の冷却
が可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電動機の回転子軸に設けたリブの外周に薄板を積層した
回転子鉄心が配設され、かつ回転子鉄心の内周側に少な
くともフィン又は通風穴を設けているので、電動機の回
転子を効果的に冷却し温度上昇を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の電動機の回転子の部分
断面図。
【図2】本発明の第2実施形態の電動機の回転子の部分
断面図。
【図3】本発明の第3実施形態の電動機の回転子の通風
穴部分の断面図。
【図4】本発明の第4実施形態の電動機の回転子の側面
図。
【図5】従来の電動機の回転子の部分断面図。
【符号の説明】
1…回転子軸、2…リブ、3…回転子鉄心、4…スロッ
ト、5…銅帯、6…通風路、7…フィン、8…通風穴、
9…ヒートパイプ、10…放熱部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田井 良充 兵庫県姫路市網干区浜田1000番地 西芝電 機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA10 AB09 AC10 AD03 AD04 AE06 5H609 PP02 PP07 PP08 PP09 QQ02 QQ12 QQ14 QQ18 QQ23 RR37 RR42 RR59

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの一方から冷却風を導入し、固
    定子と回転子のギャップ間及び回転子の通風路経てフレ
    ームの他端へ冷却風を排出する電動機の回転子におい
    て、回転子軸に設けたリブの外周に薄板を積層した回転
    子鉄心が配設され、この回転子鉄心の内周側に少なくと
    もフィン又は通風穴のいずれかを形成したことを特徴と
    する電動機の回転子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動機の回転子におい
    て、回転子鉄心の外周に形成されるスロット内に配設さ
    れる銅帯の近傍に通風穴を設けたことを特徴とする電動
    機の回転子。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電動機の回転子におい
    て、回転子鉄心の外周に形成されるスロット近傍に配設
    される通風穴の通風入口側を通風抵抗の少ない形状とし
    たことを特徴とする電動機の回転子。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の電動機の回転子におい
    て、回転子鉄心の外周に形成されるスロット内に配設さ
    れる通風穴にヒートパイプを挿入したことを特徴とする
    電動機の回転子。
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Effective date: 20040914

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