JP2000116063A - モータ - Google Patents
モータInfo
- Publication number
- JP2000116063A JP2000116063A JP28243398A JP28243398A JP2000116063A JP 2000116063 A JP2000116063 A JP 2000116063A JP 28243398 A JP28243398 A JP 28243398A JP 28243398 A JP28243398 A JP 28243398A JP 2000116063 A JP2000116063 A JP 2000116063A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- winding
- bracket
- brackets
- thermal conductive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定子巻線の放熱を促進でき、製作とメンテ
ナンスが容易なモータを提供することを目的とする。 【解決手段】 高熱伝導絶縁体１７を固定子１１の巻線
端部１１ａとブラケット１５，１６の間に巻線を覆うよ
うに配置して、固定子１１とブラケット１５，１６を固
定すると、高熱伝導絶縁体１７は押圧され変形して巻線
端部１１ａとブラケット１５，１６に密着するので、固
定子１１の巻線が発生する熱は、高熱伝導絶縁体１７を
経てブラケット１５，１６に伝わり、ブラケット外表面
から大気中に発散される。
ナンスが容易なモータを提供することを目的とする。 【解決手段】 高熱伝導絶縁体１７を固定子１１の巻線
端部１１ａとブラケット１５，１６の間に巻線を覆うよ
うに配置して、固定子１１とブラケット１５，１６を固
定すると、高熱伝導絶縁体１７は押圧され変形して巻線
端部１１ａとブラケット１５，１６に密着するので、固
定子１１の巻線が発生する熱は、高熱伝導絶縁体１７を
経てブラケット１５，１６に伝わり、ブラケット外表面
から大気中に発散される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は各種機器の駆動に使
用されるモータの冷却に関するものである。
用されるモータの冷却に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、モータは小型化、高性能化、低コ
スト化が要望され、回転子に高性能希土類磁石を使用
し、固定子は分割コアによる巻線の高密度実装化等によ
る小型化、工程の自動化が図られている。
スト化が要望され、回転子に高性能希土類磁石を使用
し、固定子は分割コアによる巻線の高密度実装化等によ
る小型化、工程の自動化が図られている。
【０００３】また、巻線電流の熱を放熱するため、ステ
ータコアに巻かれたコイルの端面部とベアリングを介し
て回転子を支持するブラケットの間に熱伝導性樹脂を充
填して放熱している（例えば、特開平５−３２８６８６
号公報参照）。
ータコアに巻かれたコイルの端面部とベアリングを介し
て回転子を支持するブラケットの間に熱伝導性樹脂を充
填して放熱している（例えば、特開平５−３２８６８６
号公報参照）。
【０００４】以下従来のモータについて図を用いて説明
する。図２において、２１は固定子コア、２２は巻線、
２３はフレーム、２４は回転子、２５，２６はベアリン
グ、２７，２８はブラケット、２９は熱伝導性樹脂で、
固定子コア２１に巻線２２が巻かれた固定子はフレーム
２３に装着され、回転子２４はベアリング２５、２６を
介しブラケット２７，２８により支持される。モータを
組立てるときに巻線２２の端面とブラケット２７，２８
の間に熱伝導性樹脂２９が充填される。
する。図２において、２１は固定子コア、２２は巻線、
２３はフレーム、２４は回転子、２５，２６はベアリン
グ、２７，２８はブラケット、２９は熱伝導性樹脂で、
固定子コア２１に巻線２２が巻かれた固定子はフレーム
２３に装着され、回転子２４はベアリング２５、２６を
介しブラケット２７，２８により支持される。モータを
組立てるときに巻線２２の端面とブラケット２７，２８
の間に熱伝導性樹脂２９が充填される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、固定子に巻かれた巻線とブラケットの間に熱伝
導性樹脂を充填するため、固定子と回転子のギャップに
はみ出す可能性が有り製作が困難であり、また、メンテ
ナンスの際、分解できないという問題点を有していた。
成では、固定子に巻かれた巻線とブラケットの間に熱伝
導性樹脂を充填するため、固定子と回転子のギャップに
はみ出す可能性が有り製作が困難であり、また、メンテ
ナンスの際、分解できないという問題点を有していた。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、固定子巻線の放熱が促進でき、製作とメンテナンス
が容易なモータを提供することを目的とする。
で、固定子巻線の放熱が促進でき、製作とメンテナンス
が容易なモータを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、巻線を備えた固定子と、前記固定子の両端
部に軸受を介して回転子を回転自在に支承するブラケッ
トと、前記固定子巻線の端部と前記ブラケットとの間に
弾性を有する高熱伝導性絶縁体とを備え、前記固定子に
前記ブラケットを固定して前記固定子巻線の端部と前記
ブラケットで前記高熱伝導性絶縁体を押圧したことを特
徴としたモータである。
に本発明は、巻線を備えた固定子と、前記固定子の両端
部に軸受を介して回転子を回転自在に支承するブラケッ
トと、前記固定子巻線の端部と前記ブラケットとの間に
弾性を有する高熱伝導性絶縁体とを備え、前記固定子に
前記ブラケットを固定して前記固定子巻線の端部と前記
ブラケットで前記高熱伝導性絶縁体を押圧したことを特
徴としたモータである。
【０００８】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために本発明
は、巻線を備えた固定子と、前記固定子の両端部に軸受
を介して回転子を回転自在に支承するブラケットと、前
記固定子巻線の端部と前記ブラケットとの間に弾性を有
する高熱伝導性絶縁体とを備え、前記固定子に前記ブラ
ケットを固定して前記固定子巻線の端部と前記ブラケッ
トで前記高熱伝導性絶縁体を押圧したことを特徴とした
モータである。
は、巻線を備えた固定子と、前記固定子の両端部に軸受
を介して回転子を回転自在に支承するブラケットと、前
記固定子巻線の端部と前記ブラケットとの間に弾性を有
する高熱伝導性絶縁体とを備え、前記固定子に前記ブラ
ケットを固定して前記固定子巻線の端部と前記ブラケッ
トで前記高熱伝導性絶縁体を押圧したことを特徴とした
モータである。
【０００９】このように、巻線が発生した熱を、巻線と
ブラケットで押圧した高熱伝導性絶縁体を経てブラケッ
トに伝え放熱してモータの温度上昇を抑制できる。ま
た、高熱伝導性絶縁体は、メンテナンスで分解する時、
押圧力がなくなれば簡単に巻線とブラケットから外すこ
とができる。
ブラケットで押圧した高熱伝導性絶縁体を経てブラケッ
トに伝え放熱してモータの温度上昇を抑制できる。ま
た、高熱伝導性絶縁体は、メンテナンスで分解する時、
押圧力がなくなれば簡単に巻線とブラケットから外すこ
とができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【００１１】図１において、１１は巻線を備えた固定
子、１２は回転子、１３，１４はベアリング、１５，１
６はブラケット、１７は高熱伝導絶縁体である。
子、１２は回転子、１３，１４はベアリング、１５，１
６はブラケット、１７は高熱伝導絶縁体である。
【００１２】高熱伝導絶縁体１７の材質としては、高熱
伝導，高弾力性のシリコンゴムが適しており、形状的に
はドーナツ形状が適している。また、寸法面からは、固
定子１１とブラケット１５，１６で押圧し変形した状態
で固定子１１の内周部より大きく、外周部より小さくな
るような寸法に設定すればよい。さらに、あらかじめ巻
線部と当接する近傍に緩やかな凹部を設けておけば、巻
線部が凹部に添いやすく位置決めが容易になる。
伝導，高弾力性のシリコンゴムが適しており、形状的に
はドーナツ形状が適している。また、寸法面からは、固
定子１１とブラケット１５，１６で押圧し変形した状態
で固定子１１の内周部より大きく、外周部より小さくな
るような寸法に設定すればよい。さらに、あらかじめ巻
線部と当接する近傍に緩やかな凹部を設けておけば、巻
線部が凹部に添いやすく位置決めが容易になる。
【００１３】高熱伝導絶縁体１７を固定子１１の巻線の
端部とブラケット１５，１６の間に巻線を覆うように配
置して、固定子１１にブラケット１５，１６を固定する
と、高熱伝導絶縁体１７は押圧され変形して固定子１１
の巻線端部１１ａとブラケット１５，１６に凹凸があっ
ても弾性を有しており密着するので、固定子１１の巻線
が発生する熱は、高熱伝導絶縁体１７を経てブラケット
１５，１６に伝わり、ブラケット外表面から大気中に発
散される。
端部とブラケット１５，１６の間に巻線を覆うように配
置して、固定子１１にブラケット１５，１６を固定する
と、高熱伝導絶縁体１７は押圧され変形して固定子１１
の巻線端部１１ａとブラケット１５，１６に凹凸があっ
ても弾性を有しており密着するので、固定子１１の巻線
が発生する熱は、高熱伝導絶縁体１７を経てブラケット
１５，１６に伝わり、ブラケット外表面から大気中に発
散される。
【００１４】また、固定子１１とブラケット１５，１６
を分解すれば、高熱伝導絶縁体１７を押圧していた力が
なくなるので、高熱伝導絶縁体１７を簡単に取り外すこ
とができる。
を分解すれば、高熱伝導絶縁体１７を押圧していた力が
なくなるので、高熱伝導絶縁体１７を簡単に取り外すこ
とができる。
【００１５】なお、高熱伝導絶縁体は、シート状のシリ
コンゴムを打ち抜き加工したものでもよく、また、複数
個に分割して用いてもよい。また、本実施例では固定子
にブラケットを固定したが、従来例のように固定子外周
にフレームを用い、フレームにブラケットを固定した構
造でも同様に実施できる。
コンゴムを打ち抜き加工したものでもよく、また、複数
個に分割して用いてもよい。また、本実施例では固定子
にブラケットを固定したが、従来例のように固定子外周
にフレームを用い、フレームにブラケットを固定した構
造でも同様に実施できる。
【００１６】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明に
よれば、固定子巻線とブラケットの間に設けた高熱伝導
性絶縁体により、巻線が発生する熱をブラケットに伝
え、放熱を促進できる。また、高熱伝導性絶縁体は固定
子と回転子のギャップにはみ出すことがなく、メンテナ
ンスが容易なモータを得ることができる。
よれば、固定子巻線とブラケットの間に設けた高熱伝導
性絶縁体により、巻線が発生する熱をブラケットに伝
え、放熱を促進できる。また、高熱伝導性絶縁体は固定
子と回転子のギャップにはみ出すことがなく、メンテナ
ンスが容易なモータを得ることができる。
【図１】本発明の実施例におけるモータの断面図
【図２】従来例におけるモータの断面図
１１ 固定子 １１ａ 巻線端部 １５，１６ ブラケット １７ 高熱伝導性絶縁体
Claims (1)
- 【請求項１】 巻線を備えた固定子と、前記固定子の両
端部に軸受を介して回転子を回転自在に支承するブラケ
ットと、前記固定子巻線の端部と前記ブラケットとの間
に弾性を有する高熱伝導性絶縁体とを備え、前記固定子
に前記ブラケットを固定して前記固定子巻線の端部と前
記ブラケットで前記高熱伝導性絶縁体を押圧したことを
特徴としたモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28243398A JP2000116063A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28243398A JP2000116063A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000116063A true JP2000116063A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17652360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28243398A Pending JP2000116063A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000116063A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005210838A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Meidensha Corp | 回転電機 |
| JP2008131827A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Yamaha Motor Electronics Co Ltd | ブラシレス電動機 |
| JP2009118667A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Toyota Motor Corp | モータの冷却構造 |
| JP2010035310A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Yaskawa Electric Corp | 回転電機およびその製造方法 |
| JP2011036122A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Joy Ride Technology Co Ltd | 熱伝導結合部材を備えているモータ組み立て品 |
| CN103296837A (zh) * | 2012-02-29 | 2013-09-11 | 阿尔斯通运输股份有限公司 | 包括热交换器的封闭式电动马达 |
| JP2015122880A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | カヤバ工業株式会社 | モータ及びバスバーユニット |
| KR101611571B1 (ko) | 2014-04-22 | 2016-04-11 | 주식회사 만도 | 모터의 방열구조 |
| JP2016119764A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | トヨタ自動車株式会社 | 回転電機 |
| JP2016135005A (ja) * | 2015-01-20 | 2016-07-25 | 多摩川精機株式会社 | レゾルバ |
| WO2019012574A1 (ja) * | 2017-07-10 | 2019-01-17 | 三菱電機株式会社 | 電動機、空気調和機、及び電気掃除機、並びに電動機の製造方法 |
| EP3506465A1 (en) * | 2017-12-28 | 2019-07-03 | SPAL Automotive S.r.l. | Electric machine |
| WO2023053597A1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 日本電産株式会社 | 回転電機 |
| WO2023167195A1 (ja) * | 2022-03-02 | 2023-09-07 | ニデック株式会社 | モータ、電動車両 |
| JP7369909B2 (ja) | 2019-10-24 | 2023-10-27 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 固定子構成体、電動機 |
-
1998
- 1998-10-05 JP JP28243398A patent/JP2000116063A/ja active Pending
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2019012574A1 (ja) * | 2017-07-10 | 2019-01-17 | 三菱電機株式会社 | 電動機、空気調和機、及び電気掃除機、並びに電動機の製造方法 |
| JPWO2019012574A1 (ja) * | 2017-07-10 | 2019-11-07 | 三菱電機株式会社 | 電動機、空気調和機、及び電気掃除機、並びに電動機の製造方法 |
| US11309772B2 (en) | 2017-07-10 | 2022-04-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric motor, air conditioner, vacuum cleaner, and method for producing electric motor |
| EP3506465A1 (en) * | 2017-12-28 | 2019-07-03 | SPAL Automotive S.r.l. | Electric machine |
| CN109980855A (zh) * | 2017-12-28 | 2019-07-05 | 斯佩尔汽车有限公司 | 电机 |
| EP4216405A3 (en) * | 2017-12-28 | 2023-11-08 | SPAL Automotive S.r.l. | Electric machine |
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