JP2002305651A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2002305651A
JP2002305651A JP2002016230A JP2002016230A JP2002305651A JP 2002305651 A JP2002305651 A JP 2002305651A JP 2002016230 A JP2002016230 A JP 2002016230A JP 2002016230 A JP2002016230 A JP 2002016230A JP 2002305651 A JP2002305651 A JP 2002305651A
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Tetsushi Anabuki
哲士 穴吹
Junichi Matsunoshita
純一 松野下
Yoshiharu Hibi
吉晴 日比
Hiroyuki Kono
裕之 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高速な画像の伝送を可能とし、高画質を
保ったまま出力デバイスの画像構造に合わせた画像を出
力する画像処理装置を提供する。 【解決手段】 第1画像データ、第2画像データ、それ
らを選択する選択データに分離された画像データが入力
部1に入力される。各データは、伸長部4で伸長処理さ
れる。第1、第2画像構造変換部5,6では、第1、第
2画像構造認識部2,3で認識した第1、第2画像デー
タの画像構造を、出力デバイス画像構造記憶部8に記憶
されている出力デバイス9の画像構造に変換する。合成
部7は、伸長後の選択データに基づいて、画像構造変換
後の第1または第2画像データのいずれかを選択し、画
像データを合成して出力デバイス9に出力する。出力さ
れた画像データは出力デバイス9の画像構造に変換され
ているので、出力デバイス9から高画質の画像を形成し
て出力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のデータに分
離された画像データが入力され、それらのデータを合成
して合成画像を出力する画像処理装置及び画像処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、公衆回線を用いたファクシミリ通
信に加え、公衆回線やLANなどのネットワークを用い
た画像通信が盛んに行なわれている。画像データを送受
する機器もファクシミリのほか、パーソナルコンピュー
タや複合ディジタル複写機、ネットワークプリンタな
ど、各種の機器が用いられている。また最近はこれらの
機器のカラー化も進み、カラーFAXやカラープリンタ
も主流になりつつある。このようなネットワークシステ
ムでは、例えば、解像度がそれぞれ異なる異機種装置間
での相互接続や、カラー複写機と白黒複写機といったよ
うな色空間がそれぞれ異なる異機種装置間での相互接続
が可能である。
【0003】このような異機種装置間で画像データをや
りとりする場合、通常は入力した原稿画像を1枚のプレ
ーン画像として扱う。そして1枚のプレーン画像に対し
て、入力側機器で原稿タイプを判別して原稿に適した画
像処理をプレーン画像全体に施して出力側機器へ送信す
る。このように原稿画像を1枚のプレーン画像として扱
った場合、原稿画像が文字のみ、あるいは写真のみとい
った1種類の属性の画像データだけで構成されるのであ
れば特に問題はない。しかし、文字と写真が混在してい
るような複数の属性の画像データから構成されている場
合には不都合が生じる。例えば文字と写真が混在してい
る画像データを圧縮しようとした場合、1枚のプレーン
画像に対して同じ圧縮処理を施すので、適用する圧縮手
法によっては文字部あるいは写真部のいずれかの圧縮率
が低下するか、あるいはいずれかの画質が劣化してしま
う。
【0004】また、送信するデータ量を削減するため、
画像データに対して解像度や色空間、階調数といった画
像構造の変換処理を施してから送信する場合がある。こ
のような場合にも画像全体に対して同じ画像構造変換を
施して送信しているため、例えば高画質で送信したい部
分が一部に存在すれば、画像全体を高い解像度で送信す
るしかなく、送信データ量が多くなっていた。またリア
ルタイムで高速に画像を送信したい場合には画像を低い
解像度で送信するしかなく、画質劣化が著しかった。
【0005】また、これらの画像構造変換処理によって
変換される画像構造は送信側で決定されている。上述の
ように異機種間のデータ転送を考えると、送信側で決定
された画像構造は、必ずしも受信側の画像構造と一致し
ない場合が生じる。例えば送信側の入力装置の解像度と
受信側の出力装置の解像度が異なる場合がある。解像度
だけではなく、色空間や階調数、さらにはスクリーン構
造といった画像構造が異なる場合があることも考慮すべ
きであろう。そのような画像構造の異なる画像を出力す
るためには、最終的には出力デバイスの画像構造に合わ
せる処理が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、より高速な画像の伝送を可
能とし、高画質を保ったまま正確に画像を再生すること
ができるとともに、出力デバイスの画像構造に合わせた
画像を出力する画像処理装置および画像変換方法を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、画像情報を
例えば第1画像データ、第2画像データなどの複数の画
像データと、第1画像データまたは第2画像データなど
の複数の画像データのいずれかを選択して画像データの
合成時に用いる選択データに分離した画像データを入力
して、画像を合成復元する。入力された第1画像デー
タ、第2画像データなどの複数の画像データと選択デー
タは、それぞれのデータ特性に応じて最適な解像度変換
処理や、色変換処理、圧縮処理等の画像構造変換処理が
施されている。例えば高い解像度を必要としないデータ
については低い解像度に変換されており、また、高解像
度を必要とするデータについては高い解像度のままであ
る。このような種々の画像構造を有する画像データを受
け付けて、各データから画像を再構成することを可能に
することによって、画像データのデータ量を減少させる
とともに高画質を維持することができる。また、分離さ
れた画像データを伝送することによって高速な伝送を実
現することができる。
【0008】ここで、入力される第1画像データ、第2
画像データなどの複数の画像データと選択データにおけ
る画像の基本的な属性(画像構造と呼ぶことがある)
は、この画像データを生成した際に決定されており、各
データの特性や例えば入力装置の解像度等によって、そ
れぞれ異なる場合が生じる。そのため、分離された画像
データを合成する際には、入力された画像データの各デ
ータの画像構造がどのような場合でも正常に合成復元し
て出力できなければならない。このことは、画像を伝送
する場合に限らず、例えば画像データベースなどに上述
のように分離された形式で画像データが保持されている
とき、この保持されている画像データを参照する場合も
同様である。さらには、上述のように最終的には出力デ
バイスの画像構造に一致させなければ高画質の出力画像
は望めない。
【0009】本発明では、第1画像データ、第2画像デ
ータなどの複数の画像データと、第1画像データまたは
第2画像データなどの複数の画像データのいずれかを選
択するなどによって複数の画像データを合成する際に用
いる選択データに分離された各データを入力し、各デー
タの画像構造を出力デバイスの画像構造に変換して一致
させてから合成して出力する。あるいは第1画像デー
タ、第2画像データなどの複数の画像データの画像構造
を一致させた上で合成し、または画像構造の一致してい
る第1画像データと第2画像データなどの複数の画像デ
ータを合成し、合成した画像データの画像構造を出力デ
バイスの画像構造に変換して出力する。
【0010】このようにして本発明では、入力された画
像データの分離された各データがどのような画像構造を
有していても、出力デバイスに出力される画像データは
出力デバイスの画像構造と一致した画像構造を有してい
るので、高画質の出力画像を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、1は
入力部、2は第1画像構造認識部、3は第2画像構造認
識部、4は伸長部、5は第1画像構造変換部、6は第2
画像構造変換部、7は合成部、8は出力デバイス画像構
造記憶部、9は出力デバイスである。この第1の実施の
形態では、入力された第1画像データと第2画像データ
を、出力デバイスの画像構造に変換した後、同時に受信
した選択データに基づいて合成し、出力デバイスから合
成画像を出力するものである。以下の説明において、画
像構造とは解像度、色空間、階調など、画像の基本的な
属性のことを指すものとする。
【0012】入力部1は、外部から入力される画像デー
タを受け取る。画像データは、例えばネットワークやフ
ァクシミリなどの通信回線から受信したり、あるいは外
部記憶装置等から読み出すことによって入力される。入
力される画像データは、後述するように、第1画像デー
タ、第2画像データ、第1画像データまたは第2画像デ
ータのいずれかを選択する選択データに分離され、それ
ぞれに適応した画像構造変換処理が施された画像データ
が入力される。
【0013】第1画像構造認識部2は、第1画像データ
の画像構造を認識する。第2画像構造認識部3は、第2
画像データの画像構造を認識する。伸長部4は、入力さ
れた画像データが圧縮されていた場合に、伸長処理を施
して元の画像データに戻す。第1画像構造変換部5は、
第1画像データを出力デバイス9の画像構造に変換す
る。第2画像構造変換部6は、第2画像データを出力デ
バイス9の画像構造に変換する。合成部7は、同じ構造
を持つ第1画像データと第2画像データを選択データに
基づいて合成する。出力デバイス画像構造記憶部8は、
出力デバイス9の画像構造を記憶する。
【0014】出力デバイス9は、合成された画像データ
を出力する。具体的な出力デバイスとしては、プリンタ
やディスプレイなどがある。また、合成後の画像をディ
スクなどの記憶装置に保存したり、ネットワークや通信
回線で他の装置に送ってもよい。
【0015】図2は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態において入力される画像データの具体例の説明
図である。例えば図2(A)に示したように文字「AB
CDE」と、絵柄部分(矩形で囲んだ部分)が共存する
画像の場合、図2(C)に示すように文字「ABCD
E」のみからなる文字データと、図2(D)に示すよう
に文字部分を除いた絵柄部分からなる絵柄データに分離
されている。また、選択データは、文字データと絵柄デ
ータのいずれを選択して合成したらよいかを示してい
る。ここでは選択データは図2(B)に示すように文字
部分のみ、特に文字の各線分を構成する塗りつぶし部分
のみについて文字データを選択し、他は絵柄データを選
択する。図示の都合上、文字データを選択する画素を黒
く示している。
【0016】図2に示す例では、図2(B)と図2
(C)は同じデータのように示されている。しかし実際
には、図2(B)に示す選択データは、いずれのデータ
を選択するかを識別できる情報があればよく、ここでは
文字データと絵柄データの2つを識別する2値データで
構成される。また図2(C)に示す文字データは、例え
ば文字に色彩が施されていれば、その色情報も保持する
ことになる。
【0017】なお、文字データにおいて絵柄データに分
離された画素、例えば図2(C)に示す文字データにお
ける絵柄部分については、例えば白データによって埋め
ておくことができる。同様に、絵柄データにおいて文字
データに分離された画素、例えば図2(D)に示す絵柄
データにおいて文字「ABCDE」の部分については、
例えば白データによって埋めておくことができる。
【0018】このように画像を分離しておくことによっ
て、例えば文字データには文字画像に適した解像度変換
や色変換などの画像構造変換を適用し、絵柄データには
写真画像などに適した画像構造変換を適用できるので、
データ量を削減するとともに圧縮率を向上し、またあま
り画質を劣化させずに伝送あるいは保存しておくことが
できる。
【0019】なお、上述の例では文字部分と絵柄部分の
2種類の画像に分離しているが、特にこれら2つに限定
されるものではなく、例えば絵柄部分をさらに写真部分
とCG(コンピュータ・グラフィック)画像の部分とに
分離し、結果として文字、写真、CG、選択データの4
つのデータに分離してもよい。あるいは3つのデータか
らなる構成であっても、図2(B)に示すように選択デ
ータはエッジ情報を含むことからこれを文字データとし
て代用し、他の2つのデータとしてそれぞれ文字色デー
タ、絵柄データとして分離し、3つのデータを構成して
もよい。この場合、文字が黒のみなど、特定の1色のみ
の場合には文字色データを所定のデータで簡略化しても
よい。このように本発明では分離するデータ数およびそ
の構成を特に限定するものではない。
【0020】また、選択データはこの例では文字や線画
の輪郭を保持するためなるべく解像度が高いことが望ま
しいが、文字や線画の領域と絵柄の領域とを区別するた
めだけのデータとして選択データを用いる場合には、数
画素あるいは所定の領域ごとに選択データを有するもの
であってもよい。
【0021】入力部1には、例えば図2(B)〜(D)
に示したような文字データ、絵柄データ、選択データに
対してそれぞれに適応した画像構造変換処理が施され、
所定の画像データフォーマットにまとめられた画像デー
タが入力される。ここで、第1画像データおよび第2画
像データとしては文字データあるいは絵柄データが対応
するが、どちらがどちらに対応するかは任意である。
【0022】入力部1に入力された画像データは、上述
のようにデータ量を削減するため各データについてそれ
ぞれに適した画像構造の変換処理が行なわれている可能
性がある。それぞれ取り扱う解像度、色空間、階調数な
どの画像構造が異なる画像通信装置が相互接続された場
合を考えると、送信される各データの画像構造は送信側
で決定されており、各画像データおよび各データで異な
るとともに、送信側の性能等(例えば入力装置の解像度
や階調数、色空間)によっても異なってくる。そのた
め、受信側では、送信されてくる画像データの各データ
の画像構造がどのような場合でも正常に合成復元して出
力できなければならない。画像データが通信される場合
に限らず、例えば画像データベースなどに蓄積されてい
た画像データを読み出して再生する場合も同様である。
【0023】例えば分離された各データ間で画像構造が
異なる場合、特に第1画像データと第2画像データの画
像構造が異なる場合、合成部7において単純に選択デー
タに従って合成したのみでは正常な合成が行なえない。
そのため、この第1の実施の形態では、合成前に第1画
像データと第2画像データについて画像構造の変換処理
を行なっている。このとき、合成処理を正常に行なうだ
けであれば第1画像データと第2画像データの画像構造
を一致させるだけでよいが、最終的には出力デバイスに
出力するので、ここでは第1画像データと第2画像デー
タの画像構造を出力デバイスの画像構造に変換してい
る。
【0024】画像構造の変換処理を行なうためには、第
1画像データおよび第2画像データの画像構造を認識す
る必要がある。上述のように入力部1に入力される画像
データは、第1画像データ、第2画像データ、選択デー
タのそれぞれに対して画像構造変換処理が施され、所定
の画像フォーマットにまとめられている。画像フォーマ
ットには各データの画像構造に関する情報を格納したヘ
ッダが付加されている場合がある。第1画像構造認識部
2、第2画像構造認識部3は、このヘッダを参照するこ
とによって、第1画像データおよび第2画像データの画
像構造を認識することができる。
【0025】図3は、画像フォーマットの一例の説明図
である。画像フォーマットの一例として、例えば図3
(A)に示すように、ヘッダ部を付加し、ヘッダ部に続
いて圧縮された各データを配置する構成とすることがで
きる。この場合、ヘッダ部に各データの画像構造に関す
る情報を挿入しておくことができる。
【0026】図3(B)に示した画像フォーマットで
は、圧縮された各データに対して各データ用のヘッダを
付加し、さらに全体のヘッダ部を付加したフォーマット
としている。この場合、各データ用のヘッダに各データ
の画像構造に関する情報を挿入しておくことができる。
【0027】図3(C)に示した画像フォーマットは、
圧縮された各データにそれぞれヘッダ部を付加したフォ
ーマットである。この場合も、各データに付加されたヘ
ッダ部にそれぞれ各データの画像構造に関する情報を挿
入しておくことができる。
【0028】図3に示すような画像フォーマットの形式
で画像データが入力部1に入力される場合、第1画像構
造認識部2および第2画像構造認識部3は、ヘッダ部、
あるいは、第1画像データおよび第2画像データに付加
されているヘッダまたはヘッダ部を参照すれば、第1画
像データおよび第2画像データの画像構造を認識するこ
とができる。
【0029】図4は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態における第1画像構造認識部および第2画像構
造認識部の一例を示すブロック図である。図中、21は
ヘッダ情報抽出部、22は色空間認識部、23は階調認
識部である。この例では図3に示すように、画像フォー
マット中のヘッダ部等に各データの画像構造に関する情
報が格納されている場合を想定している。また画像構造
として、色空間と階調数を扱う場合を示している。
【0030】ヘッダ情報抽出部21は、入力された画像
データからヘッダ情報と第1画像データまたは第2画像
データを分離し、ヘッダ情報を色空間認識部22および
階調認識部23へ、また第1画像データまたは第2画像
データを次の伸長部4に送る。色空間認識部22は、ヘ
ッダ情報から色空間情報を認識する。階調認識部23
は、ヘッダ情報から階調情報を認識する。第1画像構造
認識部2の色空間認識部22、階調認識部23による認
識結果は、第1画像構造変換部5に送られる。また、第
2画像構造認識部3の色空間認識部22、階調認識部2
3による認識結果は、第2画像構造変換部6に送られ
る。
【0031】図5は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態における第1画像構造変換部および第2画像構
造変換部の一例を示すブロック図である。図中、31は
色空間変換部、32は階調数変換部である。図4に示す
ように、第1画像構造認識部2、第2画像構造認識部3
から色空間情報の認識結果および階調情報の認識結果が
出力される。これらの認識結果をもとに、第1画像構造
変換部5、第2画像構造変換部6ではそれぞれ第1画像
データ、第2画像データに対する画像構造の変換処理を
行なうことができる。
【0032】色空間変換部31は、色空間認識部23か
ら色空間情報を得るとともに出力デバイス画像構造記憶
部8から出力デバイスの色空間情報を得て、伸長部4で
伸長された画像データの色空間を出力デバイスの色空間
に変換する。階調数変換部32は、階調認識部24から
階調情報を得るとともに、出力デバイス画像構造記憶部
8から出力デバイスの階調情報を得て、色空間変換され
た画像データの階調数を出力デバイスの階調数に変換す
る。
【0033】なお、色空間変換部31と階調数変換部3
2の前後はいずれであってもよい。また、第1画像構造
変換部5と第2画像構造変換部6における色空間変換部
31の変換処理方法および階調数変換部32の変換処理
方法はそれぞれ異なっていてもよい。さらに、他の画像
構造に関する変換処理を行なってもよい。また、出力デ
バイスに特有の処理、例えばスクリーン処理等を各デー
タについて個別に行なってもよい。
【0034】図6は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態における動作の一例を示すフローチャートであ
る。まずS101において、入力部1に第1画像データ
と第2画像データ、選択データが入力される。S102
において、第1画像構造認識部2、第2画像構造認識部
3は、それぞれ第1画像データ,第2画像データの色空
間、階調数などの画像構造を認識する。画像構造の認識
は、画像データにヘッダ部等が付加され、その中に画像
構造に関する情報が挿入されている場合には、その付加
されているヘッダ部等から画像構造に関する情報を抽出
する。画像構造に関する情報が存在しない場合は、各画
像データ全体から抽出したり、あるいはあらかじめ定め
られた特定の値を採用してもよい。図4に示した構成例
では、ヘッダ情報抽出部21でヘッダ部を分離し、色空
間については色空間認識部22で認識し、階調数につい
ては階調認識部23で認識する。第1画像構造認識部2
で認識した結果は第1画像構造変換部5へ、また第2画
像構造認識部3で認識した結果は第2画像構造変換部6
へ、それぞれ出力される。
【0035】画像が圧縮されている場合、S103にお
いて伸長部4が第1画像データ、第2画像データ、選択
データをそれぞれ伸長する。
【0036】S104において、第1画像構造変換部5
および第2画像構造変換部6は、出力デバイス画像構造
記憶部8から出力デバイス9の画像構造を読み出す。出
力デバイス画像構造記憶部8に記憶されている画像構造
に関する情報は、予めオペレータが入力設定したり、あ
るいは出力デバイス9に対して問い合わせを行なって得
られた情報を格納しておく。あるいは、予め所定の情報
を格納しておいてもよい。
【0037】S105において、第1画像構造変換部5
と第2画像構造変換部6は、第1画像構造認識部2、第
2画像構造認識部3で認識した第1画像データと第2画
像データの色空間、階調などの画像構造を、出力デバイ
ス画像構造記憶部8から読み出した出力デバイス9の画
像構造へ変換する。図5に示した例では、色空間につい
ては、色空間変換部31が、両者の色空間を出力デバイ
ス9の色空間、例えばディスプレイならRGB空間、プ
リンタならばCMYKあるいはCMY色空間などに変換
する。色変換手法としては、多次元ルックアップテーブ
ルを用いることができる。この方法では、すべての入力
値についてテーブルを用意するとテーブルの大きさが膨
大なものとなるため、一般には、適当な間隔で入力値を
サンプリングしてそれに対応する出力値のテーブルを作
り、テーブルにない入力値については近傍の入力値に対
応する出力値から補間演算をして使用して求めることに
なる。補間手法としては例えばキュービック補間などを
用いることができる。また、色変換方法として多次元ル
ックアップテーブル以外の方法、例えば、行列演算や一
次元のルックアップテーブルを使うこともできる。補間
方法もキュービック補間以外の方法を使用することもで
きる。階調数については、階調数変換部33が階調数変
換を行ない、両者の階調数を出力デバイス9の階調数に
変換する。階調数変換の方法としては、1次元のルック
アップテーブルなどを用いることができる。もちろん、
ルックアップテーブルを使わずにビットシフトや乗除算
を用いてもかまわない。
【0038】S106において、合成部7が選択データ
を用いて第1画像データと第2画像データを合成する。
具体的な処理は画素単位で行なわれ、選択データの値に
よって、第1画像データまたは第2画像データのどちら
かの対応する画素が選択される。例えば選択データの値
が0のとき第1画像データ、1のとき第2画像データを
選択して、第1画像データと第2画像データを合成する
ことができる。また、選択データを複数ビットとして、
ブール演算や算術演算などのより複雑な演算方法を選択
データを用いて切り替えることで合成を行なってもかま
わない。
【0039】S107において、合成された画像データ
は出力デバイス9に送られ、出力デバイス9は画像を出
力する。
【0040】このようにして、入力された画像データが
出力デバイスと異なる色空間や階調などの画像構造を持
っていても、出力デバイスに合った画像構造で画像デー
タを出力することができる。これによって出力デバイス
では良好な画質で画像を出力することができる。
【0041】図7は、本発明の画像処理装置の第2の実
施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の
部分には同じ符号を付して重複する説明を省略する。1
1は画像構造認識部、12は出力画像構造変換部であ
る。この第2の実施の形態では、第1画像データおよび
第2画像データは同じ画像構造を有しており、2つの画
像データを選択データに基づいて合成し、その後に出力
デバイスの画像構造に変換して出力する例を示してい
る。
【0042】画像構造認識部11は、入力された第1画
像データおよび第2画像データに共通した画像構造を認
識する。画像構造は、上述のように入力された画像デー
タに付加されているヘッダ部等から得ることができる。
ヘッダ部などから得られない場合には、例えば所定の画
像構造として認識してもよい。画像構造認識部11は、
例えば図4に示した構成とすることができる。
【0043】出力画像構造変換部12は、画像構造認識
部11の認識結果に基づき、合成後の画像データの画像
構造を、出力デバイス画像構造記憶部8から得られる出
力デバイス9の画像構造に変換する。出力画像構造変換
部12は、例えば図5に示した構成とすることができ
る。
【0044】図8は、本発明の画像処理装置の第2の実
施の形態における動作の一例を示すフローチャートであ
る。まずS111において、入力部1に第1画像データ
と第2画像データ、選択データが入力される。S112
において、画像構造認識部11は、入力された画像デー
タの色空間や階調などの画像構造を認識する。画像構造
は、入力された画像データに付属するヘッダ情報に色空
間や階調等の画像構造を特定する情報が含まれているな
らば、そこから抽出する。含まれていない場合やヘッダ
が存在しない場合は、あらかじめ定められた特定の値を
採用することができる。例えば画像構造認識部11が図
4に示した構成の場合には、ヘッダ情報抽出部21で入
力された画像データからヘッダ部を分離し、色空間につ
いては色空間認識部22で認識し、階調数については階
調認識部23で認識する。認識した結果は画像構造変換
部12へ出力される。
【0045】S113において、入力された画像データ
が圧縮されている場合、伸長部4において第1画像デー
タ、第2画像データ、選択データを伸長する。S114
において、合成部7は選択データを用いて第1画像デー
タと第2画像データを合成する。具体的な処理例として
は、画素単位で選択データの値によって、第1,第2の
画像データのどちらかの対応する画素が選択される。
【0046】S115において、出力画像構造変換部1
2は出力デバイス画像構造記憶部8から出力デバイス9
の画像構造を読み出す。S116において、出力画像構
造変換部12は、画像構造認識部11における認識結果
に基づき、合成された画像データの色空間や階調等の画
像構造を、出力デバイス画像構造記憶部8から読み出し
た出力デバイス9の画像構造に適合するように変換す
る。色空間については、出力デバイス9の色空間、例え
ばディスプレイならばRGB空間、プリンタならばCM
YK/CMY色空間などに変換する。また階調数につい
ては、出力デバイス9の階調数に変換する。なお、具体
的な色変換手法、階調数変換手法は、上述の第1の実施
の形態と同様である。S117において、画像構造の変
換された画像データを出力デバイス9に出力し、出力デ
バイス9は画像を形成して出力する。
【0047】この第2の実施の形態によれば、合成され
た画像データに対してのみ画像構造の変換処理を行なう
だけであるので、必要な記憶装置や変換装置が少なくて
済み、構成を簡略化することができる。
【0048】図9は、本発明の画像処理装置の第3の実
施の形態を示すブロック図である。図中、図1および図
7と同様の部分には同じ符号を付して重複する説明を省
略する。この第3の実施の形態では、入力された画像デ
ータのうち第1画像データと第2画像データについて画
像構造を変換して一致させた後、選択データに基づいて
合成し、その後、出力デバイスの画像構造に変換して出
力する例を示している。
【0049】第1画像構造変換部5は、第1画像データ
の画像構造を所定の画像構造に変換する。また第2画像
構造変換部6は、第2画像データの画像構造を所定の画
像構造に変換する。この第1画像構造変換部5および第
2画像構造変換部6によって、第1画像データと第2画
像データの画像構造は、それぞれが同じ画像構造に変換
され、画像構造の一致が図られる。ここでは予め定めら
れた画像構造に変換するものとするが、これに限らず、
例えば第1画像データあるいは第2画像データのいずれ
かの画像構造、あるいはこれらの画像構造に基づいた他
の画像構造に一致させる構成であってもよい。第1画像
構造変換部5および第2画像構造変換部6は、例えば図
5に示すような構成とすることができる。なお、第1画
像構造認識部2および第2画像構造認識部3も、例えば
図4に示すような構成とすることができる。
【0050】出力画像構造変換部12は、合成後の画像
データが有する所定の画像構造を、出力デバイス画像構
造記憶部8から得られる出力デバイス9の画像構造に適
合するように変換する。なお、第1画像構造変換部5お
よび第2画像構造変換部6において第1画像データおよ
び第2画像データの画像構造に基づいて合成後の画像デ
ータの画像構造を決定している場合には、決定した画像
構造を第1画像構造変換部5あるいは第2画像構造変換
部6から得て、出力デバイス9の画像構造への変換を行
なうように構成してもよい。
【0051】図10は、本発明の画像処理装置の第3の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。まずS121において、入力部1に第1画像デー
タ、第2画像データ、選択データが入力される。S12
2において、第1画像構造認識部2、第2画像構造認識
部3は、それぞれ第1画像データ,第2画像データの画
像構造を認識する。入力された画像データに付加されて
いるヘッダ部等に色空間や階調等の画像構造を特定する
情報が含まれているならば、そこから抽出する。含まれ
ていない場合やヘッダが存在しない場合は、あらかじめ
定められた特定の値を採用してもよい。例えば第1画像
構造認識部2および第2画像構造認識部3が図4に示し
た構成の場合には、ヘッダ情報抽出部21で入力された
画像データからヘッダ部を分離し、色空間については色
空間認識部22で認識し、階調数については階調認識部
23で認識する。第1画像構造認識部2で認識した結果
は第1画像構造変換部5へ、また第2画像構造認識部3
で認識した結果は第2画像構造変換部6へそれぞれ出力
される。
【0052】S123において、入力された画像データ
が圧縮されている場合には、伸長部4が第1画像デー
タ、第2画像データ、選択データを伸長する。
【0053】S124において、第1画像構造変換部5
および第2画像構造変換部6は、第1画像データと第2
画像データの画像構造を変換する。ここでは、合成に適
した所定の画像構造をあらかじめ定義しておき、その所
定の画像構造に変換する。所定の画像構造の例として
は、色空間はL* * * 、階調数は256階調とし、
* のレンジは0〜100、a* ,b* のレンジは−1
28〜127とすることができる。もちろん、上述のよ
うに第1画像データの画像構造あるいは第2画像データ
の画像構造に一致させてもよいし、第1画像データおよ
び第2画像データの画像構造にもとづいて決定される他
の画像構造に一致させてもよい。
【0054】S125において、合成部7は選択データ
を用いて第1画像データと第2画像データを合成する。
具体的な処理例としては、画素単位で選択データの値に
よって、第1画像データまたは第2画像データの対応す
る画素のいずれかを選択することによって、合成した画
像データを得ることができる。
【0055】S126において、出力画像構造変換部1
2は出力デバイス画像構造記憶部8から出力デバイス9
の画像構造を読み出す。そしてS127において、出力
画像構造変換部12は、合成された画像データの画像構
造を、出力デバイス画像構造記憶部8から読み出した出
力デバイス9の画像構造に適合するように変換する。例
えば、色空間についてはディスプレイならばRGB色空
間、プリンタならばCMYK/CMY色空間などに変換
する。また、例えば階調数については、出力デバイス9
において出力可能な階調数に合わせるように変換すれば
よい。なお、第1画像構造変換部5および第2画像構造
変換部6で例えば第1、第2画像データの画像構造に基
づいた画像構造に変換するなど、所定の画像構造以外の
画像構造に変換した場合には、変換後の第1、第2画像
データの画像構造を取得し、取得した画像構造から出力
デバイス9の画像構造への変換を行なえばよい。そし
て、S128において、画像構造変換後の画像データを
出力デバイス9に送り、出力デバイス9が画像を形成し
て出力する。
【0056】なお、第1画像構造変換部5、第2画像構
造変換部6、出力画像構造変換部12における具体的な
色変換手法、階調数変換手法などは、上述の第1の実施
の形態で示した種々の方法から選択して用いることがで
きる。
【0057】この第3の実施の形態によれば、合成前と
合成後で画像構造変換を行なうため、合成に適した画像
構造を選ぶことができる。また、出力デバイス9が複数
存在するときも、出力画像構造変換部12だけを複数に
すればよく、汎用性が高いという利点がある。
【0058】図11は、本発明の画像処理装置の第4の
実施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様
の部分には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
41は選択データ解像度認識部、42は第1画像解像度
認識部、43は第2画像解像度認識部、44は選択デー
タ解像度変換部、45は第1画像解像度変換部、46は
第2画像解像度変換部、47は出力デバイス解像度記憶
部である。この第4の実施の形態では、画像構造の一つ
である解像度について、出力デバイスの解像度に変換し
た後、選択データに基づいて合成し、出力する。上述の
ように選択データは第1画像データあるいは第2画像デ
ータのいずれかを選択するためのデータであり、ここで
は例えば2値のデータであるため、上述のような色空間
や階調などの画像構造の変換は意味を持たない。しか
し、例えば解像度については選択データも変換を必要と
する場合がある。この第4の実施の形態では、選択デー
タについても画像構造の変換を行なう例を示している。
なお、この例では第1の実施の形態に基づいて示してい
るが、第2の実施の形態、第3の実施の形態と同様の構
成とすることも可能である。
【0059】選択データ解像度認識部41は、選択デー
タの解像度を認識する。第1画像解像度認識部42は、
第1画像データの解像度を認識する。第2画像解像度認
識部43は、第2画像データの解像度を認識する。
【0060】選択データ解像度変換部44は、選択デー
タ解像度認識部41で認識した選択データの解像度を、
出力デバイス解像度記憶部47に記憶されている出力デ
バイス9の解像度に変換する。第1画像解像度変換部4
5は、第1画像解像度認識部42で認識した第1画像デ
ータの解像度を、出力デバイス解像度記憶部47に記憶
されている出力デバイス9の解像度に変換する。第2画
像解像度変換部46は、第2画像解像度認識部43で認
識した第2画像データの解像度を、出力デバイス解像度
記憶部47に記憶されている出力デバイス9の解像度に
変換する。
【0061】選択データ解像度変換部44、第1画像解
像度変換部45、第2画像解像度変換部46において行
なわれる解像度変換の方法は、それぞれのデータの特性
に応じて任意の方法を用いることができる。例えば高速
処理に適した解像度変換手法として、ゼロ次ホールド法
やニアレストネイバー法などが挙げられる。図5は、ゼ
ロ次ホールド法の説明図である。ゼロ次ホールド法は、
出力画素Pをその直前の入力画素で置き換えるアルゴリ
ズムである。しかし、これらの方法では解像度変換後の
画質はそれほどよくない。画質、処理速度ともに標準的
な解像度変換方法としては、4点補間法などが挙げられ
る。また、多少処理時間はかかるが高画質が得られる解
像度変換方法としては、投影法や16点補間法、論理演
算法などが挙げられる。さらに、特に2値の線画像に対
して有効な解像度変換手法として、論理演算法などがあ
る。これらの種々の解像度変換方法の中から、選択デー
タ解像度変換部44、第1画像解像度変換部45、第2
画像解像度変換部46に適したそれぞれの解像度変換方
法を選択して用いることができる。もちろん、同じ解像
度変換方法を用いてもよい。また、入力された画像デー
タや、出力デバイス9の特性に応じて複数の解像度変換
手法の中から選択的に用いてもよい。
【0062】なお、選択データ解像度認識部41が認識
した解像度が出力デバイス9の解像度と同じであったな
らば、選択データ解像度変換部44は解像度変換を行な
わなくてもよい。第1画像解像度認識部42と第1画像
解像度変換部45、第2画像解像度認識部43と第2画
像解像度変換部46についても同様である。
【0063】出力デバイス解像度記憶部47は、出力デ
バイス9の解像度を記憶している。出力デバイス9の解
像度は、予め設定しておいたり、出力の際にユーザによ
って設定入力されたり、あるいは出力デバイス9に問い
合わせて得ることができる。
【0064】図12は、本発明の画像処理装置の第4の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。まずS131において、入力部1に第1画像デー
タと第2画像データと選択データが入力される。S13
2において、選択データ解像度認識部41、第1画像解
像度認識部42、第2画像解像度認識部43が、それぞ
れ第1画像データ、第2画像データ、選択データの解像
度を認識する。解像度の認識方法としては、画像データ
に付属するヘッダ部等に解像度を特定する情報が含まれ
ていれば、そこから抽出する。存在しない場合は、あら
かじめ定められた特定の値を採用することができる。選
択データ解像度認識部41の認識結果は選択データ解像
度変換部44へ、第1画像解像度認識部42の認識結果
は第1画像解像度変換部45へ、第2画像解像度認識部
43の認識結果は第2画像解像度変換部46へ、それぞ
れ出力される。
【0065】S133において、入力された画像データ
が圧縮されている場合、伸長部4において第1画像デー
タ、第2画像データ、選択データを伸長する。
【0066】S134において、選択データ解像度変換
部44、第1画像解像度変換部45、第2画像解像度変
換部46は出力デバイス解像度記憶部47から出力デバ
イス9の解像度を読み出す。そしてS135において、
選択データ解像度変換部44、第1画像解像度変換部4
5、第2画像解像度変換部46は、選択データ解像度認
識部41、第1画像解像度認識部42、第2画像解像度
認識部43が認識した第1画像データ、第2画像デー
タ、選択データの解像度を、出力デバイス解像度記憶部
47から読み出した出力デバイス9の解像度へ変換す
る。
【0067】S136において、合成部7は、選択デー
タ解像度変換部44で解像度変換された選択データを用
いて、第1画像解像度変換部45で解像度変換された第
1画像データと第2画像解像度変換部46で解像度変換
された第2画像データを合成する。具体的な処理は、出
力デバイス9の解像度において画素単位で行なわれ、第
1画像データおよび第2画像データの各画素に対応する
選択データの値によって、第1画像データまたは第2画
像データのどちらかの画素が選択される。S137にお
いて、合成された画像データが出力デバイス9に送ら
れ、出力デバイス9で画像が形成され、出力される。
【0068】このようにして、入力された画像データが
選択データを含めて出力デバイス9と異なる解像度を有
していても、出力デバイス9に合った解像度で画像を出
力することができる。この第4の実施の形態では解像度
の変換のみを行なっているが、上述の第1ないし第3の
実施の形態と組み合わせることで、解像度とともに他の
画像構造の変換も同時に行なうこともできる。
【0069】また、上述の各実施の形態においては、入
力された画像データが有する画像構造についての変換を
行なうほか、さらに出力デバイス9に応じた処理、例え
ばデジタルスクリーン処理や、アナログスクリーン処
理、シャープネス補正、ガンマ補正等の処理を付加する
ことができる。これらの処理は、入力された画像データ
の伸長後から合成前までの適当な位置に挿入することに
よって、選択データ、第1画像データ、第2画像データ
のそれぞれについて、各データの特性に応じた処理を行
なうことができる。また、合成後にこれらの処理を行な
うこともできる。
【0070】なお、上述の第1、第3、第4の各実施の
形態において、第1画像構造認識部2、第2画像構造認
識部3、さらには選択データ解像度認識部41、第1画
像解像度認識部42、第2画像解像度認識部43は、入
力部1と伸長部4の間に限らず、例えば第2の実施の形
態に示すように伸長部4と並列に設けてもよい。
【0071】次に、上述の各実施の形態の応用例につい
て説明する。ここでは一例として、ネットワークを介し
て画像データが通信される場合について示す。図13
は、本発明の画像処理装置を含むネットワークシステム
の一例を示す構成図、図14は、画像通信装置の一例を
示すブロック図である。図中、51〜53は画像通信装
置、54は画像ファイルサーバ、55はパーソナルコン
ピュータ、56はネットワーク、61はスキャナ部、6
2は処理部、63は画像分離処理部、64は画像復元処
理部、65は制御部、66は送受信部、67はプリンタ
部、68は操作部である。図13に示すシステムの例で
は、画像入力装置および画像出力装置を含む3台の画像
通信装置51〜53、入力された画像データを複数蓄積
しておく画像ファイルサーバ54、およびディスプレイ
装置を備えたパーソナルコンピュータ(PC)55が、
ネットワーク56により接続されている。もちろん、他
の種々の装置がネットワーク56に接続されていてよ
い。また、公衆回線を介して他の機器や他のネットワー
クと接続されてもよい。
【0072】各画像通信装置のスキャナから読み取られ
送信出力される画像データは、図3に示すようなデータ
フォーマットで出力されるが、各データの画像構造は送
信側の都合で任意に決定される。受信側では、受信した
画像データのヘッダ部等に記述されている各データの画
像構造を調べ、3つのデータから画像を合成可能なよう
に、各データに対して画像構造の変換を行なってから合
成処理を行ない、その後、プリンタに出力可能なように
変換処理を行なってからプリンタへ出力する。
【0073】画像通信装置51〜53は、図14に示す
ように、スキャナ部61と、処理部62と、送受信部6
6と、プリンタ部67と、操作部68を有している。ス
キャナ部61は、原稿を読み取る。処理部62は、スキ
ャナ部61で読み取られた画像データを第1画像データ
と第2画像データと選択データの3つのデータに分けて
圧縮し、送受信部66へ出力する画像分離処理部63
と、送受信部66で受信した3つのデータに分離されて
いる画像データを1つに合成し、元の画像に復元してプ
リンタ部67へ出力する画像復元処理部64、および各
部の動作制御および処理パラメータの設定等の処理を行
なう制御部65から構成されている。送受信部66は、
画像データをネットワーク56経由で他の画像通信装置
や画像ファイルサーバ54、パーソナルコンピュータ5
5などへ送信し、また、他の画像通信装置や画像ファイ
ルサーバ54、パーソナルコンピュータ55からネット
ワーク56経由で送信されてきた画像データを受信す
る。プリンタ部67は、復元された画像データを被記録
媒体に記録して出力する。操作部68は、ユーザが画像
通信装置を操作するためのユーザインタフェースであ
る。
【0074】画像通信装置51〜53の画像復元処理部
64および処理部65の一部には、上述の第1ないし第
4の実施の形態で説明したような本発明の画像処理装置
が搭載されている。また、パーソナルコンピュータ55
においても、受信した画像をディスプレイに出力する際
の構成として、本発明の画像処理装置を搭載することが
できる。なお、各実施の形態における出力デバイス9と
しては、この例ではプリンタ部67が接続されている。
【0075】図13に示した構成では、ネットワーク5
6に接続された画像通信装置51〜53およびパーソナ
ルコンピュータ55はそれぞれ入出力装置であるスキャ
ナ部、プリンタ、ディスプレイの解像度が異なってい
る。また、例えばスキャナ部やディスプレイでは色空間
として例えばRGB色空間が使用され、プリンタでは例
えばYMCやYMCK色空間が使用される。さらには階
調数や他の画像構造についても異なる場合がある。この
ように異なる仕様の装置間で画像データを転送する場
合、送信側あるいは受信側で画像構造の変換が必要とな
る。またこの構成では、ネットワーク56上を画像デー
タが転送される。このとき、通信コストを削減するた
め、なるべく効率よく転送できることが望ましい。その
ためには送信側で各種の変換処理を行ない、データ量を
削減して転送することになる。しかしこのとき、画質を
極端に劣化させることは望ましくない。そのため、例え
ば上述の図2に示すように、複数のデータに分離し、各
データごとに最適な処理を施すことによって、データ量
の削減と画質の劣化防止を両立させることができる。
【0076】各画像通信装置51〜53のスキャナから
読み取られた画像データは、例えば図2に示すように複
数のデータに分離され、図3に示すような画像データフ
ォーマットでネットワーク56を介して送信出力され
る。このとき、各データの画像構造は送信側の都合で任
意に決定されている。受信側では、種々の画像構造を有
する受信した画像データを正しく合成して出力しなけれ
ばならない。このときの受信側の処理を本発明の画像処
理装置を用いて行なえばよい。すなわち、受信した画像
データから、例えばヘッダ部に記述されている各データ
の画像構造情報を調べ、合成可能なように各データの解
像度や、第1画像データおよび第2画像データの色空間
や階調数など、種々の画像構造に関する変換を行なって
から合成処理を行なう。これによって、いずれの画像通
信装置51〜53から送信された画像データであって
も、常に正しく合成することができる。その後、プリン
タやディスプレイといった出力デバイスから出力可能な
ように変換処理を行なってから出力デバイスへ出力すれ
ば、良好な画質で出力デバイスから画像を出力すること
ができる。
【0077】なお、図13に示した構成は一例であっ
て、種々の構成において本発明を適用することができ
る。公衆回線やネットワークを用いたシステムでなくて
も、例えば1対1に接続された装置間の通信を行なう場
合にも適用できる。また、大容量のディスク装置が接続
された1台のコンピュータであっても、複数のデータに
分離して格納されている画像データを読み出す際には、
本発明の画像処理装置を適用可能である。
【0078】最後に、画像データを図2に示すような3
つのデータに分離する画像分離処理部63の一例につい
て説明しておく。図15は、画像分離処理部の一例を示
すブロック図である。図中、71は色変換部、72は属
性判別部、73は2層分割部、74は第1画像構造変換
部、75は第2画像構造変換部、76は選択データ圧縮
部、77は第1画像圧縮部、78は第2画像圧縮部、7
9は送信バッファである。
【0079】色変換部71は、スキャナ部61から入力
される画像データの色空間を変換する。例えばスキャナ
部61の色空間であるRGB色空間から、共通の色空間
であるCIELAB色空間へ変換する。属性判別部72
は、色変換された画像データの1ないし数画素ごと、あ
るいは所定の領域ごとに、画像の属性を判別し、判定結
果を選択データとして出力する。例えば、各画素ごとに
文字領域か写真などを含む絵柄領域のいずれかであるか
を判定することができる。2層分割部73は、選択デー
タを参照して、色変換された画像データを第1画像デー
タ、第2画像データの2層に分離する。
【0080】第1画像構造変換部74は、第1画像デー
タの画像構造の変換処理を行なう。第2画像構造変換部
75は、第2画像データの画像構造の変換処理を行な
う。
【0081】選択データ圧縮部76は、選択データを圧
縮する。選択データは、この例では画像データが第1画
像データに分離されたか第2画像データに分離されたか
を示す2値データであり、選択データ圧縮部76は、圧
縮方式として2値データに適したランレングス,MH,
MR,MMR,算術符号化などの各種の方式を用いるこ
とができる。第1画像圧縮部77は、第1画像データの
圧縮処理を行なう。また第2画像圧縮部78は、第2画
像データの圧縮処理を行なう。両者とも圧縮方式はJP
EGベースライン方式など、カラー画像の圧縮に適した
方式が用いられる。また、同じJPEGベースライン方
式を用いた場合でも、各データに応じて使用する量子化
テーブルを異ならせることもできる。
【0082】送信バッファ79は、選択データ圧縮部7
6、第1画像圧縮部77、第2画像圧縮部78から出力
される圧縮された各データを一時格納しておく。このと
き、圧縮された各データの画像構造に関する情報やその
他の情報がヘッダとして付加され、例えば図3に示すよ
うな画像データフォーマットにまとめられる。
【0083】なお、図15に示した画像分離処理部63
の構成は一例であって、種々の変形が可能であることは
言うまでもない。例えば選択データに対しても画像構造
変換を行なうように構成してもよい。
【0084】上述の画像分離処理部63の一例における
動作の一例を説明する。まず、例えば操作部68等から
ユーザによるモード設定が行なわれる。モードとして
は、例えば、高画質モード、通常モード、高圧縮率モー
ドなどがある。これらのモードは、画質を優先させる
か、通信時間の短縮を優先するかを指定するものであ
り、画像構造変換および圧縮処理を切り替えることにな
る。例えば解像度については、高画質モードではなるべ
く変換倍率を1とし、高圧縮モードでは変換倍率を1よ
りも小さくする。また、それぞれに適した解像度変換手
法を用いることもできる。色や階調数等の画像構造につ
いても、それぞれのモードに対応した変換処理を設定す
ることができる。
【0085】モード設定が完了したら、スキャナ部61
に原稿がセットされて、画像データの読み取りが行なわ
れる。スキャナ部61で読み取られた画像データは、ま
ず色変換部71に入力され、スキャナ部61の表色系で
あるRGB色空間から、内部の処理で用いられるCIE
LAB色空間への色変換処理が行なわれる。CIELA
B色空間に変換された画像データは、属性判別部72と
2層分割部73に入力される。
【0086】属性判別部72では画像データの属性、例
えば文字領域の画素か絵柄領域の画素か等が判定され
る。そして判別の結果として、選択データが出力され
る。これによって例えば図2(A)に示す画像データか
ら、図2(B)に示す選択データが得られる。選択デー
タは、2層分割部73と選択データ圧縮部76に入力さ
れる。選択データ圧縮部76に入力された選択データ
は、所定の圧縮方式によって圧縮されて、送信バッファ
79へ格納される。
【0087】2層分割部73は、属性判別部72から入
力される選択データに従って、画像データを第1画像デ
ータと第2画像データに分割し、並列に出力する。これ
によって、例えば図2(A)に示す画像データは、図2
(C),(D)に示す第1画像データ、第2画像データ
に分離される。
【0088】2層分割部73から出力される第1画像デ
ータは、第1画像構造変換部74に入力されて画像構造
の変換処理が行なわれる。そして、画像構造変換後の第
1画像データは、第1画像圧縮部77で例えばJPEG
方式など、最適な圧縮手法で圧縮処理され、送信バッフ
ァ79へ格納される。同様に、2層分割部73から並列
して出力される第2画像データは、第2画像構造変換部
75に入力されて画像構造の変換処理が行なわれる。そ
して、画像構造変換後の第2画像データは第2画像圧縮
部78で例えばJPEG方式など、最適な圧縮手法で圧
縮処理されて、送信バッファ79へ格納される。
【0089】以上のようにしてスキャナ部61から入力
された1ページ分の画像データは、3つのデータに分離
されてそれぞれの処理がなされ、圧縮された各データが
送信バッファ79へ格納される。その後、制御部65は
圧縮された各データを、例えば図3に示すような所定の
画像データフォーマットにまとめる。その際に、各デー
タの色空間や階調数、解像度などの画像構造情報を含む
ヘッダを付加する。
【0090】画像データフォーマットが構成されたら、
制御部65は送受信部66を起動し、送信バッファ79
へ格納された画像データの送信を開始する。送受信部6
6は、定められたプロトコルにしたがってネットワーク
56への接続を行ない、画像データの送信を行なう。こ
れによって、複数のデータに分離され、それぞれ圧縮処
理された画像データが、他の画像通信装置や画像ファイ
ルサーバ54、パーソナルコンピュータ55などに送信
される。このようにして画像データを送信することによ
って、画質をあまり低下させずに高速に送信することが
できる。
【0091】このようにして送信された画像データは、
他の画像通信装置、画像ファイルサーバ54、パーソナ
ルコンピュータ55などによって受信される。画像ファ
イルサーバ54で受信された場合には、例えば受信した
画像データフォーマットのまま、あるいは内部のデータ
フォーマットに変換して、蓄積される。他の画像通信装
置が受信する場合や、パーソナルコンピュータ55によ
って受信されてディスプレイに表示する場合などでは、
本発明の画像処理装置を用いた画像の合成が行なわれ
る。例えば他の画像通信装置において受信する場合、送
受信部66によって定められたプロトコルに従ってネッ
トワーク56への接続を行なった後、画像データを受信
する。受信した画像データは画像復元処理部64の入力
部1に入力される。入力部1に入力された画像データ
は、いずれの画像処理装置から送られた画像かによって
その画像構造が異なる。また、受信した画像通信装置に
接続されているプリンタ部67の特性も異なる。画像復
元処理部64では、本発明の画像処理装置によって、各
データの画像構造がプリンタ部67の画像構造と一致す
るように変換してプリンタ部67に出力する。これによ
って、高画質を保ったままプリンタ部67によって画像
を形成し、出力することができる。
【0092】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1画像データ、第2画像データ、および第
1画像データまたは第2画像データのいずれかを選択す
る選択データに分離して入力された画像データを正確に
合成して出力することができるので、それぞれのデータ
に最適な変換処理を施すことで画質の劣化を抑えること
ができるとともに、データ量を削減することができる。
これにより、画像データの伝送を行なう際にはより高速
な画像の伝送を可能とし、また画像データを蓄積する際
には記憶容量の節約を可能とし、高画質を保ったまま正
確に画像を再生することができる。また、入力された画
像データの分離された各データがどのような画像構造を
有していても、出力デバイスの画像構造と一致した画像
構造に変換して出力デバイスに出力するので、高画質の
出力画像を得ることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて入力される画像データの具体例の説明図である。
【図3】 画像フォーマットの一例の説明図である。
【図4】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おける第1画像構造認識部および第2画像構造認識部の
一例を示すブロック図である。
【図5】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おける第1画像構造変換部および第2画像構造変換部の
一例を示すブロック図である。
【図6】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おける動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態を
示すブロック図である。
【図8】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態に
おける動作の一例を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態を
示すブロック図である。
【図10】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
を示すブロック図である。
【図12】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の画像処理装置を含むネットワーク
システムの一例を示す構成図である。
【図14】 画像通信装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図15】 画像分離処理部の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1…入力部、2…第1画像構造認識部、3…第2画像構
造認識部、4…伸長部、5…第1画像構造変換部、6…
第2画像構造変換部、7…合成部、8…出力デバイス画
像構造記憶部、9…出力デバイス、11…画像構造認識
部、12…出力画像構造変換部、21…ヘッダ情報抽出
部、22…色空間認識部、23…階調認識部、31…色
空間変換部、32…階調数変換部、41…選択データ解
像度認識部、42…第1画像解像度認識部、43…第2
画像解像度認識部、44…選択データ解像度変換部、4
5…第1画像解像度変換部、46…第2画像解像度変換
部、47…出力デバイス解像度記憶部、51〜53…画
像通信装置、54…画像ファイルサーバ、55…パーソ
ナルコンピュータ、56…ネットワーク、61…スキャ
ナ部、62…処理部、63…画像分離処理部、64…画
像復元処理部、65…制御部、66…送受信部、67…
プリンタ部、68…操作部、71…色変換部、72…属
性判別部、73…2層分割部、74…第1画像構造変換
部、75…第2画像構造変換部、76…選択データ圧縮
部、77…第1画像圧縮部、78…第2画像圧縮部、7
9…送信バッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/40 H04N 1/40 Z (72)発明者 日比 吉晴 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 河野 裕之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA03 AA15 AA16 AB05 BA03 BA05 BA07 BD07 BD24 BD40 2C262 AA24 AA26 AA27 AB13 AC04 AC07 BA02 BB03 BC01 BC19 DA16 DA17 DA18 EA07 EA12 GA57 GA59 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB18 CB19 CC03 CD05 CE11 CE17 CE18 CG01 DA08 DA17 DB02 DB06 DB09 DC01 DC36 5C076 AA19 AA22 AA26 AA27 CB04 5C077 LL19 MP08 NN02 PP20 PP23 PP27 RR21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像データと該複数の画像データ
    の合成時に用いる選択データを少なくとも入力する入力
    手段と、該入力手段により入力された前記複数の画像デ
    ータ及び前記選択データにおける画像の基本的な属性を
    出力デバイスにおける画像の基本的な属性へ必要に応じ
    て変換する画像構造変換手段と、該画像構造変換手段に
    より必要に応じて変換された前記複数の画像データを前
    記選択データに基づいて合成する合成手段を有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像の基本的な属性が同じである複数の
    画像データと該複数の画像データの合成時に用いる選択
    データを少なくとも入力する入力手段と、該入力手段に
    より入力された前記複数の画像データを前記選択データ
    に基づいて合成する合成手段と、該合成手段により合成
    された画像データにおける画像の基本的な属性を出力デ
    バイスにおける画像の基本的な属性へ必要に応じて変換
    する画像構造変換手段を有することを特徴とする画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像構造変換手段が変換する画像の
    基本的な属性は色空間であり、該画像構造変換手段は、
    合成された前記画像データを出力する出力デバイスの色
    空間に合わせて前記合成手段により合成された前記画像
    データに対して色空間変換処理を施すことを特徴とする
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像構造変換手段が変換する画像の
    基本的な属性は階調数であり、該画像構造変換手段は、
    合成された前記画像データを出力する出力デバイスの階
    調数に合わせて前記合成手段により合成された前記画像
    データに対して階調変換処理を施すことを特徴とする請
    求項2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の画像データと該複数の画像データ
    の合成時に用いる選択データを少なくとも入力する入力
    手段と、該入力手段により入力された前記複数の画像デ
    ータのうちの少なくとも1つの画像データにおける画像
    の基本的な属性に他の画像データにおける画像の基本的
    な属性を一致させるように前記他の画像データにおける
    画像の基本的な属性を必要に応じて変換する画像構造変
    換手段と、該画像構造変換手段により画像の基本的な属
    性が一致した前記複数の画像データを前記選択データに
    基づいて合成する合成手段と、該合成手段により合成し
    た画像データにおける画像の基本的な属性を出力デバイ
    スにおける画像の基本的な属性へ必要に応じて変換する
    出力画像構造変換手段を有することを特徴とする画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 複数の画像データと該複数の画像データ
    の合成時に用いる選択データを少なくとも入力する入力
    手段と、該入力手段により入力された前記複数の画像デ
    ータの解像度と前記選択データの解像度を認識する解像
    度認識手段と、該解像度認識手段により認識された前記
    複数の画像データおよび前記選択データのうち出力デバ
    イスの出力解像度に一致していない解像度を有する各デ
    ータに対して出力解像度への解像度変換を施す解像度変
    換手段と、該解像度変換手段により出力解像度に一致し
    た複数の画像データを前記選択データに基づいて合成す
    る合成手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の画像データと該複数の画像データ
    の合成時に用いる選択データを少なくとも入力する入力
    工程と、該入力工程により入力された前記複数の画像デ
    ータ前記選択データにおける画像の基本的な属性を出力
    デバイスにおける画像の基本的な属性へ必要に応じて変
    換する画像構造変換工程と、該画像構造変換工程により
    必要に応じて変換された前記複数の画像データを前記選
    択データに基づいて合成する合成工程を有することを特
    徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 画像の基本的な属性が同じである複数の
    画像データと該複数の画像データの合成時に用いる選択
    データを少なくとも入力する入力工程と、該入力工程で
    入力された前記複数の画像データを前記選択データに基
    づいて合成する合成工程と、該合成工程で合成した画像
    データにおける画像の基本的な属性を出力デバイスにお
    ける画像の基本的な属性へ必要に応じて変換する画像構
    造変換工程を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記画像構造変換工程において変換する
    画像の基本的な属性は色空間であり、該画像構造変換工
    程では、合成された前記画像データを出力する出力デバ
    イスの色空間に合わせて前記合成工程により合成された
    前記画像データに対して色空間変換処理を施すことを特
    徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記画像構造変換工程において変換す
    る画像の基本的な属性は階調数であり、該画像構造変換
    工程では、合成された前記画像データを出力する出力デ
    バイスの階調数に合わせて前記合成工程により合成され
    た前記画像データに対して階調変換処理を施すことを特
    徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 複数の画像データと該複数の画像デー
    タの合成時に用いる選択データを少なくとも入力する入
    力工程と、該入力工程で入力された前記複数の画像デー
    タのうちの少なくとも1つの画像データにおける画像の
    基本的な属性に他の画像データにおける画像の基本的な
    属性を一致させるように前記他の画像データにおける画
    像の基本的な属性を必要に応じて変換する画像構造変換
    工程と、該画像構造変換工程により画像の基本的な属性
    が一致した前記複数の画像データを前記選択データに基
    づいて合成する合成工程と、該合成工程により合成した
    合成画像データにおける画像の基本的な属性を出力デバ
    イスにおける画像の基本的な属性へ必要に応じて変換す
    る出力画像構造変換工程を有することを特徴とする画像
    処理方法。
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