JP2004112303A - 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿に合った圧縮方式が自動的に選択され、画像サイズの最小化を図ることができるようにする。
【解決手段】入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理方法において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し(S2,S3)、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択し(S6)、選択された圧縮処理により圧縮された画像データサイズと、元画像データのデータサイズとを比較し(S11,S12)、比較結果に基づいて、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行って圧縮された画像データを保存するか(S7,S8)、元画像データをそのまま保存するか(S13)を決定する。
【選択図】 図2
【解決手段】入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理方法において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し(S2,S3)、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択し(S6)、選択された圧縮処理により圧縮された画像データサイズと、元画像データのデータサイズとを比較し(S11,S12)、比較結果に基づいて、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行って圧縮された画像データを保存するか(S7,S8)、元画像データをそのまま保存するか(S13)を決定する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿読み取り装置により読み取られた原稿画像データや、ビデオカメラ・デジタルスチルカメラより撮像された静止画・動画などの画像ファイルをネットワークを介して外部機器に配信する画像処理装置,その画像処理方法及び画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ(PC)やローカルエリアネットワーク(LAN)などの普及により、原稿読み取り装置により読み取られた画像データや、ビデオカメラ・デジタルスチルカメラより撮像された静止画・動画などの画像ファイルをネットワークを介して簡単に配信することができる。
【0003】
この種の発明として、例えば特開2002−027189号公報に開示された発明が公知である。この発明では、原稿を読み取る場合、この原稿のデータ量と画像記録部6の記録可能な残容量とを検出し、この残容量がこの原稿のデータよりも小さい場合、この原稿から読み取ったイメージデータ(画像データ)を、この残容量の画像記録部6に記録できるように、画像圧縮するものである。
【0004】
具体的には、原稿をセットし、かつこの原稿のページ数を入力すると、まず、画像記録部の記録媒体の残容量を検出する。そして、読取り条件などが選択可能な初期選択画面が表示され、これを用いて読取り条件やあて先などの情報を選択する。この選択された読取条件と先に入力された原稿のページ数とから、セットされた原稿を記録するに必要な記録必要容量を算出し、この記録容量と画像記録部6での先に検出した残容量とを比較し、この残容量が原稿の記録必要容量よりも小さいとき、選択した読取り条件で原稿を読み取って得られるイメージデータが画像記録部6の残容量に記録できるように、このイメージデータの圧縮率を算出する。
【0005】
その後、操作部7でスタートボタンが押下されると、選択された読取条件で原稿の読取りを開始する。この読取りによって得られるイメージデータは、画像処理部において、所定の処理がなされるとともに、画像圧縮器により算出された圧縮率で画像圧縮処理され、宛て先などの情報が付加されて画像記録部の空き部分に記録される。この処理を、原稿の読み取りが終了するまで継続する。
【0006】
例えば、いま、画像記録部6での記録媒体の残容量を10メガバイトとし、また、A4サイズで10ページの原稿を解像度200dpi,色/階調8ビットグレースケールの読取条件で読み取るものとすると、この場合の原稿1ページ当たりの画像サイズ(データ量)は約3.8メガバイトであるので、原稿全体としては約38メガバイトとなり、このままでは、10メガバイトの残容量に収まり切れない。
【0007】
そこで、この具体例では、これらの値から最低圧縮率、即ち、
10メガバイト÷38メガバイト×100=26.3%
という圧縮率を算出し(ステップS304)、画像圧縮器17により、この圧縮率でイメージデータを圧縮するものである。これにより、原稿読取りで得られた38メガバイトのイメージデータは10メガバイトのイメージデータに圧縮され、残容量の画像記録部6の記録媒体に記録可能となる。
【0008】
このようにして、この具体例では、一旦読み取られる原稿のイメージデータは、途中で途切れることなく、全て画像記録部に保持されることになり、宛て先に送信することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように昨今では紙の電子化が押し進められ、画像サイズの縮小化が求められている。一方、原稿をスキャンした画像を後で印刷する場合、印刷に適した画像処理を施す必要があり、その際、一般には高画質の画像が求めらる。この2点は画像を形成する上で相反する課題である。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、前記2点を両立させるため、原稿に合った圧縮方式が自動的に選択され、画像サイズの最小化を図ることができる画像処理方法、画像処理装置、及び画像処理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理方法において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行うことを特徴とする。このように構成すると、最も効率的な圧縮画像データの保存が可能になる。
【0012】
第2の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理方法において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択し、選択された圧縮処理により圧縮された画像データサイズと、元画像データのデータサイズとを比較し、比較結果に基づいて、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行って圧縮された画像データを保存するか、元画像データをそのまま保存するかを決定することを特徴とする。このように構成すると、圧縮された画像よりも画像データサイズが大きくなることがなく、最も効率的な圧縮画像データの保存が可能になる。
【0013】
第3の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのサイズ情報を保存する手段と、前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段とを備え、前記選択された圧縮処理によって全画像データの圧縮を行うことを特徴とする。このように構成すると、最も効率的な圧縮画像データの保存が可能になる。
【0014】
第4の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのデータサイズ情報を保存する手段と、前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段と、前記選択された圧縮処理によって圧縮された最小データサイズの画像データのデータサイズと元画像データのサイズとを比較する手段と、前記比較する手段により比較した結果、前記最小データサイズの画像データのデータサイズが元画像データサイズ以上の場合には、圧縮せずに元画像データをそのまま保存する手段とを備えていることを特徴とする。このように構成すると、圧縮された画像よりも画像データサイズが大きくなることがなく、保存するために無駄な容量が使用されることはない。
【0015】
第5の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのデータサイズ情報を保存する手段と、前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段と、前記選択された圧縮処理によって圧縮された最小データサイズの画像データのデータサイズと元画像データのサイズとを比較する手段と、前記比較する手段により比較した結果、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行って圧縮された画像データを保存するか、元画像データをそのまま保存するかを決定する手段とを備えていることを特徴とする。このように構成すると、圧縮された画像よりも画像データサイズが大きくなることがなく、最も効率的な圧縮画像データの保存が可能になる。
【0016】
第6の手段は、第3ないし第5の手段に係る画像処理装置と、前記画像処理装置からの出力データに基づいて画像を印刷する手段と、外部機器と接続するI/Fを制御する手段と、そのI/Fに接続される外部機器群へ能動的または受動的にこの画像を送信する手段とを備えていることを特徴とする。このように構成すると、圧縮された画像よりも画像データサイズが大きくなることがなく、最も効率的に保存した圧縮画像データに基づいたデータの送受信及び印刷出力が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本実施形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。同図において、画像処理装置100は読み取り部1、ASIC2、圧縮器3、画像処理部4、CPU5、画像記憶部6、ROM/RAM7、I/F制御部8、操作部/表示部9及び印刷部15からなり、I/F制御部8にイーサネット(登録商標)(ネットワーク)12を介して外部機器としての文書サーバ13、クライアントPC14が接続されている。また、I/F制御部8には公衆回線10も接続され、画像処理システム200を構成している。なお、操作部/表示部9はCPU5とはシリアル通信線11を介して接続されている。
【0019】
読み取り部1は光読み取りを行う例えばスキャナであり、例えば自動原稿読み取り装置(ADF)などが使用される。圧縮器3は、読み取った画像データを圧縮する機能を備え、圧縮された画像データは例えば画像記憶部6に記憶される。画像処理部4は、読み取り部1で読み取った画像データを印刷可能な画像データに変換するために所定の処理を行う機能を備えている。この画像処理装置における所定の処理とは、例えば、MTF、明度、コントラスト、及びガンマカーブ(特性)などの特性を変更する処理である。
【0020】
CPU5は画像処理装置装置100の各部および全体の制御を司り、ROM/RAM7のROMにはCPU5のプログラムが格納され、RAMはCPU5で処理するデータを記憶すると共に、CPU5のワークエリアとして機能する。そこで、CPU5はRAMをワークエリアとして使用しながらROMに格納されたプログラムに従って所定の処理を実行する。ASIC2は特定の機能を実行するためのICである。画像記憶部6は、読み取った画像データを画像処理したデータあるいは画像処理され圧縮されたデータが記憶される。印刷部15は画像処理された、あるいは画像記憶部6に記憶された画像データを可視画像として記録媒体に出力するもので、例えば電子写真方式、インクジェット方式などの印刷方式を使用したプリンタが使用される。
【0021】
図2は前記画像処理装置100の処理手順を示すフローチャートである。
【0022】
この処理では、例えば、原稿を白黒2値で読み取り(ステップS1)、図示しないメモリに一旦蓄える。その後、読み取りモードに応じた圧縮方式を順次選択し、例えば、MH、MR、MMRの圧縮方式で順次圧縮を行い(ステップS2,S3−no,S4)、圧縮データとそのサイズ情報を画像記憶部6に保存し(ステップS5)、全ての圧縮方式で圧縮を行った後(ステップS3−yes)、画像サイズが最小となった圧縮方式を採用し(ステップS6)、その圧縮方式で圧縮した結果があれば(ステップS7−yes)その圧縮後データを1ページ目の画像データとし、画像記憶部に異動させて保存し(ステップS9)、2ページ目以降同様に読み取り、圧縮処理を実行する(ステップS10−no、ステップS1)。一方、ステップS7でその圧縮方式で圧縮した結果があれば、その圧縮方式で圧縮し(ステップS7−no、ステップS8)、ステップS9以降の処理を繰り返す。
【0023】
仮に上述の3種類の圧縮結果が一時的に保存出来ない小メモリシステムでは、例えば、MR→MMR→MHと言ったように一般的に最小となると考えられる圧縮方式を後段に回すことによりで、最後の結果もしくは一時的に保存可能な結果分がヒットするような工夫も可能である。加えて、文字モード・文字/写真モード・写真モードと言った読み取るモード毎に優先圧縮方式を定めることにより、更にヒット率を上げることも可能である。
【0024】
また、ステップS6で最小サイズの圧縮方式を取り出したとき、画像サイズの縮小化を行っても、地肌が均一グレーであるような原稿の場合、忠実に読み取ろうとすると元の画像サイズよりも超えてしまうことがある。そのような場合には、ステップS11で最小サイズと元画像データサイズを比較し、ステップS12の判定で、元画像データサイズが最小サイズよりも大きければ、ステップS7以降の処理を実行し、元画像データサイズが最小サイズ以下であれば、圧縮せずに元画像を保存する(ステップS13)
このように処理することにより、元の画像サイズよりも超えてしまう場合には圧縮そのものを行わないようにすることにより、最低限の画像サイズを保証することが可能となる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、原稿に合った圧縮方式が自動的に選択され、画像サイズの最小化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施形態に係る画像処理システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
1 読み取り器
2 ASIC
3 圧縮器
4 画像処理部
5 CPU
6 画像記憶部
7 ROM/RAM
8 I/F制御部
9 操作部/表示部
10 公衆回線
11 シリアル通信線
12 イーサネット(登録商標)
13 SMTPサーバ
14 クライアントPC
15 印刷部
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿読み取り装置により読み取られた原稿画像データや、ビデオカメラ・デジタルスチルカメラより撮像された静止画・動画などの画像ファイルをネットワークを介して外部機器に配信する画像処理装置,その画像処理方法及び画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ(PC)やローカルエリアネットワーク(LAN)などの普及により、原稿読み取り装置により読み取られた画像データや、ビデオカメラ・デジタルスチルカメラより撮像された静止画・動画などの画像ファイルをネットワークを介して簡単に配信することができる。
【0003】
この種の発明として、例えば特開2002−027189号公報に開示された発明が公知である。この発明では、原稿を読み取る場合、この原稿のデータ量と画像記録部6の記録可能な残容量とを検出し、この残容量がこの原稿のデータよりも小さい場合、この原稿から読み取ったイメージデータ(画像データ)を、この残容量の画像記録部6に記録できるように、画像圧縮するものである。
【0004】
具体的には、原稿をセットし、かつこの原稿のページ数を入力すると、まず、画像記録部の記録媒体の残容量を検出する。そして、読取り条件などが選択可能な初期選択画面が表示され、これを用いて読取り条件やあて先などの情報を選択する。この選択された読取条件と先に入力された原稿のページ数とから、セットされた原稿を記録するに必要な記録必要容量を算出し、この記録容量と画像記録部6での先に検出した残容量とを比較し、この残容量が原稿の記録必要容量よりも小さいとき、選択した読取り条件で原稿を読み取って得られるイメージデータが画像記録部6の残容量に記録できるように、このイメージデータの圧縮率を算出する。
【0005】
その後、操作部7でスタートボタンが押下されると、選択された読取条件で原稿の読取りを開始する。この読取りによって得られるイメージデータは、画像処理部において、所定の処理がなされるとともに、画像圧縮器により算出された圧縮率で画像圧縮処理され、宛て先などの情報が付加されて画像記録部の空き部分に記録される。この処理を、原稿の読み取りが終了するまで継続する。
【0006】
例えば、いま、画像記録部6での記録媒体の残容量を10メガバイトとし、また、A4サイズで10ページの原稿を解像度200dpi,色/階調8ビットグレースケールの読取条件で読み取るものとすると、この場合の原稿1ページ当たりの画像サイズ(データ量)は約3.8メガバイトであるので、原稿全体としては約38メガバイトとなり、このままでは、10メガバイトの残容量に収まり切れない。
【0007】
そこで、この具体例では、これらの値から最低圧縮率、即ち、
10メガバイト÷38メガバイト×100=26.3%
という圧縮率を算出し(ステップS304)、画像圧縮器17により、この圧縮率でイメージデータを圧縮するものである。これにより、原稿読取りで得られた38メガバイトのイメージデータは10メガバイトのイメージデータに圧縮され、残容量の画像記録部6の記録媒体に記録可能となる。
【0008】
このようにして、この具体例では、一旦読み取られる原稿のイメージデータは、途中で途切れることなく、全て画像記録部に保持されることになり、宛て先に送信することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように昨今では紙の電子化が押し進められ、画像サイズの縮小化が求められている。一方、原稿をスキャンした画像を後で印刷する場合、印刷に適した画像処理を施す必要があり、その際、一般には高画質の画像が求めらる。この2点は画像を形成する上で相反する課題である。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、前記2点を両立させるため、原稿に合った圧縮方式が自動的に選択され、画像サイズの最小化を図ることができる画像処理方法、画像処理装置、及び画像処理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理方法において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行うことを特徴とする。このように構成すると、最も効率的な圧縮画像データの保存が可能になる。
【0012】
第2の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理方法において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択し、選択された圧縮処理により圧縮された画像データサイズと、元画像データのデータサイズとを比較し、比較結果に基づいて、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行って圧縮された画像データを保存するか、元画像データをそのまま保存するかを決定することを特徴とする。このように構成すると、圧縮された画像よりも画像データサイズが大きくなることがなく、最も効率的な圧縮画像データの保存が可能になる。
【0013】
第3の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのサイズ情報を保存する手段と、前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段とを備え、前記選択された圧縮処理によって全画像データの圧縮を行うことを特徴とする。このように構成すると、最も効率的な圧縮画像データの保存が可能になる。
【0014】
第4の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのデータサイズ情報を保存する手段と、前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段と、前記選択された圧縮処理によって圧縮された最小データサイズの画像データのデータサイズと元画像データのサイズとを比較する手段と、前記比較する手段により比較した結果、前記最小データサイズの画像データのデータサイズが元画像データサイズ以上の場合には、圧縮せずに元画像データをそのまま保存する手段とを備えていることを特徴とする。このように構成すると、圧縮された画像よりも画像データサイズが大きくなることがなく、保存するために無駄な容量が使用されることはない。
【0015】
第5の手段は、入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのデータサイズ情報を保存する手段と、前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段と、前記選択された圧縮処理によって圧縮された最小データサイズの画像データのデータサイズと元画像データのサイズとを比較する手段と、前記比較する手段により比較した結果、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行って圧縮された画像データを保存するか、元画像データをそのまま保存するかを決定する手段とを備えていることを特徴とする。このように構成すると、圧縮された画像よりも画像データサイズが大きくなることがなく、最も効率的な圧縮画像データの保存が可能になる。
【0016】
第6の手段は、第3ないし第5の手段に係る画像処理装置と、前記画像処理装置からの出力データに基づいて画像を印刷する手段と、外部機器と接続するI/Fを制御する手段と、そのI/Fに接続される外部機器群へ能動的または受動的にこの画像を送信する手段とを備えていることを特徴とする。このように構成すると、圧縮された画像よりも画像データサイズが大きくなることがなく、最も効率的に保存した圧縮画像データに基づいたデータの送受信及び印刷出力が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本実施形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。同図において、画像処理装置100は読み取り部1、ASIC2、圧縮器3、画像処理部4、CPU5、画像記憶部6、ROM/RAM7、I/F制御部8、操作部/表示部9及び印刷部15からなり、I/F制御部8にイーサネット(登録商標)(ネットワーク)12を介して外部機器としての文書サーバ13、クライアントPC14が接続されている。また、I/F制御部8には公衆回線10も接続され、画像処理システム200を構成している。なお、操作部/表示部9はCPU5とはシリアル通信線11を介して接続されている。
【0019】
読み取り部1は光読み取りを行う例えばスキャナであり、例えば自動原稿読み取り装置(ADF)などが使用される。圧縮器3は、読み取った画像データを圧縮する機能を備え、圧縮された画像データは例えば画像記憶部6に記憶される。画像処理部4は、読み取り部1で読み取った画像データを印刷可能な画像データに変換するために所定の処理を行う機能を備えている。この画像処理装置における所定の処理とは、例えば、MTF、明度、コントラスト、及びガンマカーブ(特性)などの特性を変更する処理である。
【0020】
CPU5は画像処理装置装置100の各部および全体の制御を司り、ROM/RAM7のROMにはCPU5のプログラムが格納され、RAMはCPU5で処理するデータを記憶すると共に、CPU5のワークエリアとして機能する。そこで、CPU5はRAMをワークエリアとして使用しながらROMに格納されたプログラムに従って所定の処理を実行する。ASIC2は特定の機能を実行するためのICである。画像記憶部6は、読み取った画像データを画像処理したデータあるいは画像処理され圧縮されたデータが記憶される。印刷部15は画像処理された、あるいは画像記憶部6に記憶された画像データを可視画像として記録媒体に出力するもので、例えば電子写真方式、インクジェット方式などの印刷方式を使用したプリンタが使用される。
【0021】
図2は前記画像処理装置100の処理手順を示すフローチャートである。
【0022】
この処理では、例えば、原稿を白黒2値で読み取り(ステップS1)、図示しないメモリに一旦蓄える。その後、読み取りモードに応じた圧縮方式を順次選択し、例えば、MH、MR、MMRの圧縮方式で順次圧縮を行い(ステップS2,S3−no,S4)、圧縮データとそのサイズ情報を画像記憶部6に保存し(ステップS5)、全ての圧縮方式で圧縮を行った後(ステップS3−yes)、画像サイズが最小となった圧縮方式を採用し(ステップS6)、その圧縮方式で圧縮した結果があれば(ステップS7−yes)その圧縮後データを1ページ目の画像データとし、画像記憶部に異動させて保存し(ステップS9)、2ページ目以降同様に読み取り、圧縮処理を実行する(ステップS10−no、ステップS1)。一方、ステップS7でその圧縮方式で圧縮した結果があれば、その圧縮方式で圧縮し(ステップS7−no、ステップS8)、ステップS9以降の処理を繰り返す。
【0023】
仮に上述の3種類の圧縮結果が一時的に保存出来ない小メモリシステムでは、例えば、MR→MMR→MHと言ったように一般的に最小となると考えられる圧縮方式を後段に回すことによりで、最後の結果もしくは一時的に保存可能な結果分がヒットするような工夫も可能である。加えて、文字モード・文字/写真モード・写真モードと言った読み取るモード毎に優先圧縮方式を定めることにより、更にヒット率を上げることも可能である。
【0024】
また、ステップS6で最小サイズの圧縮方式を取り出したとき、画像サイズの縮小化を行っても、地肌が均一グレーであるような原稿の場合、忠実に読み取ろうとすると元の画像サイズよりも超えてしまうことがある。そのような場合には、ステップS11で最小サイズと元画像データサイズを比較し、ステップS12の判定で、元画像データサイズが最小サイズよりも大きければ、ステップS7以降の処理を実行し、元画像データサイズが最小サイズ以下であれば、圧縮せずに元画像を保存する(ステップS13)
このように処理することにより、元の画像サイズよりも超えてしまう場合には圧縮そのものを行わないようにすることにより、最低限の画像サイズを保証することが可能となる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、原稿に合った圧縮方式が自動的に選択され、画像サイズの最小化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施形態に係る画像処理システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
1 読み取り器
2 ASIC
3 圧縮器
4 画像処理部
5 CPU
6 画像記憶部
7 ROM/RAM
8 I/F制御部
9 操作部/表示部
10 公衆回線
11 シリアル通信線
12 イーサネット(登録商標)
13 SMTPサーバ
14 クライアントPC
15 印刷部
Claims (6)
- 入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理方法において、
入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行うことを特徴とする画像処理方法。 - 入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理方法において、
入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、
その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択し、
選択された圧縮処理により圧縮された画像データサイズと、元画像データのデータサイズとを比較し、
比較結果に基づいて、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行って圧縮された画像データを保存するか、元画像データをそのまま保存するかを決定することを特徴とする画像処理方法。 - 入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、
入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、
前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのサイズ情報を保存する手段と、
前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段と、
を備え、前記選択された圧縮処理によって全画像データの圧縮を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、
入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、
前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのデータサイズ情報を保存する手段と、
前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段と、
前記選択された圧縮処理によって圧縮された最小データサイズの画像データのデータサイズと元画像データのサイズとを比較する手段と、
前記比較する手段により比較した結果、前記最小データサイズの画像データのデータサイズが元画像データサイズ以上の場合には、圧縮せずに元画像データをそのまま保存する手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。 - 入力された画像データを圧縮して一時保存し、可視画像を形成するための画像データとして出力する画像処理装置において、
入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行する手段と、
前記圧縮処理を実行する手段によって圧縮されたデータと、そのデータサイズ情報を保存する手段と、
前記複数の圧縮処理の全てを実行した後、圧縮されたデータの最小データサイズの圧縮処理を選択する手段と、
前記選択された圧縮処理によって圧縮された最小データサイズの画像データのデータサイズと元画像データのサイズとを比較する手段と、
前記比較する手段により比較した結果、入力された画像データに対して複数の圧縮処理を実行し、その内で最もデータサイズが小さくなる圧縮処理を選択して画像データの圧縮を行って圧縮された画像データを保存するか、元画像データをそのまま保存するかを決定する手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
前記画像処理装置からの出力データに基づいて画像を印刷する手段と、
外部機器と接続するI/Fを制御する手段と、
そのI/Fに接続される外部機器群へ能動的または受動的にこの画像を送信する手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理システム。
Priority Applications (1)
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JP2002271746A JP2004112303A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理システム |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2002
- 2002-09-18 JP JP2002271746A patent/JP2004112303A/ja active Pending
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