JPH11146182A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH11146182A
JPH11146182A JP9302008A JP30200897A JPH11146182A JP H11146182 A JPH11146182 A JP H11146182A JP 9302008 A JP9302008 A JP 9302008A JP 30200897 A JP30200897 A JP 30200897A JP H11146182 A JPH11146182 A JP H11146182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
data
resolution
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9302008A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Anabuki
哲士 穴吹
Junichi Matsunoshita
純一 松野下
Yoshiharu Hibi
吉晴 日比
Hiroyuki Kono
裕之 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP9302008A priority Critical patent/JPH11146182A/ja
Publication of JPH11146182A publication Critical patent/JPH11146182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高速な画像の伝送を可能とし、高画質を
保ったまま正確に、しかも高速に画像を合成して再生す
ることができる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 第1画像解像度認識部2、第2画像解像
度認識部3は、入力部1に入力された第1、第2画像デ
ータの解像度を認識し、両者の解像度が一致しているか
否かを解像度一致判定部5で判定する。解像度変換選択
部6は、解像度一致判定部5の判定に従い、両者の解像
度が一致している場合には第1、第2画像解像度変換部
7、8による解像度変換を行なわないように設定する。
これにより不要な解像度変換処理を省いて高速化するこ
とができる。伸長部4で伸長した第1、第2画像データ
に対し、必要に応じて第1、第2画像解像度変換部7、
8で解像度変換処理を行なった後、合成部9で2つの画
像を合成して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のデータに分
離された画像データが入力され、それらのデータを合成
して合成画像を出力する画像処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、公衆回線を用いたファクシミリ通
信に加え、公衆回線やLANなどのネットワークを用い
た画像通信が盛んに行なわれている。画像データを送受
する機器もファクシミリのほか、パーソナルコンピュー
タや複合ディジタル複写機、ネットワークプリンタな
ど、各種の機器が用いられている。また最近はこれらの
機器のカラー化も進み、カラーFAXやカラープリンタ
も主流になりつつある。このようなネットワークシステ
ムでは、例えば、解像度がそれぞれ異なる異機種装置間
での相互接続や、カラー複写機と白黒複写機といったよ
うな色空間がそれぞれ異なる異機種装置間での相互接続
が可能である。
【0003】このような異機種装置間で画像データをや
りとりする場合、通常は入力した原稿画像を1枚のプレ
ーン画像として扱う。そして1枚のプレーン画像に対し
て、入力側機器で原稿タイプを判別して原稿に適した画
像処理をプレーン画像全体に施して出力側機器へ送信す
る。このように原稿画像を1枚のプレーン画像として扱
った場合、原稿画像が文字のみ、あるいは写真のみとい
った1種類の属性の画像データだけで構成されるのであ
れば特に問題はない。しかし、文字と写真が混在してい
るような複数の属性の画像データから構成されている場
合には不都合が生じる。例えば文字と写真が混在してい
る画像データを圧縮しようとした場合、1枚のプレーン
画像に対して同じ圧縮処理を施すので、適用する圧縮手
法によっては文字部あるいは写真部のいずれかの圧縮率
が低下するか、あるいはいずれかの画質が劣化してしま
う。
【0004】また、送信するデータ量を削減するため、
画像データに対して解像度や色空間、階調数といった画
像構造の変換処理を施してから送信する場合がある。こ
のような場合にも画像全体に対して同じ画像構造変換を
施して送信しているため、例えば高画質で送信したい部
分が一部に存在すれば、画像全体を高い解像度で送信す
るしかなく、送信データ量が多くなっていた。またリア
ルタイムで高速に画像を送信したい場合には画像を低い
解像度で送信するしかなく、画質劣化が著しかった。
【0005】また、これらの画像構造変換処理によって
変換される画像構造は送信側で決定されている。上述の
ように異機種間のデータ転送を考えると、送信側で決定
された画像構造は、必ずしも受信側の画像構造と一致し
ない場合が生じる。例えば送信側の入力装置の解像度と
受信側の出力装置の解像度が異なる場合がある。解像度
だけではなく、色空間や階調数、さらにはスクリーン構
造といった画像構造が異なる場合があることも考慮すべ
きであろう。そのような画像構造の異なる画像を出力す
るためには、最終的には出力デバイスの画像構造に合わ
せる処理が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、より高速な画像の伝送を可
能とし、高画質を保ったまま正確に、しかも高速に画像
を合成して再生することができる画像処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、画像情報を
第1画像データと第2画像データの2つ、あるいはそれ
に加えて第1画像データまたは第2画像データのいずれ
かを選択する選択データの3つのデータに分離した画像
データを入力して、画像を合成復元する。入力された2
つあるいは3つのデータは、それぞれの特性に応じて最
適な解像度変換処理や、色変換処理、圧縮処理等の画像
構造変換処理を施しておくことができる。このような種
々の画像構造を有する画像データを受け付けて、各デー
タから画像を再構成することを可能にすることによっ
て、画像データのデータ量を減少させるとともに高画質
を維持することができる。また、分離された画像データ
を伝送することによって高速な伝送を実現することがで
きる。
【0008】ここで、入力される画像データを構成する
各データの画像構造は、この画像データを生成した際に
決定されており、各データの特性や例えば入力装置の解
像度等によって、それぞれ異なる場合が生じる。そのた
め、分離された画像データを合成する際には、入力され
た画像データを構成する各データの画像構造がどのよう
な場合でも正常に合成復元して出力できなければならな
い。このことは、画像を伝送する場合に限らず、例えば
画像データベースなどに上述のように分離された形式で
画像データが保持されているとき、この保持されている
画像データを参照する場合も同様である。さらには、上
述のように最終的には出力デバイスの画像構造に一致さ
せなければ高画質の出力画像は望めない。
【0009】本発明では、第1画像データと第2画像デ
ータの2つ、あるいは第1画像データまたは第2画像デ
ータのいずれかを選択する選択データを加えた3つに分
離された各データを入力し、各データの画像構造を一致
させてから合成して出力する。このようにして、入力さ
れた画像データの分離された各データがどのような画像
構造を有していても、正しく合成して高画質の出力画像
を得ることができる。しかし、その一方で、入力された
各データの色空間や階調数、解像度などの画像構造が同
一である場合も多く存在する。その場合、画像構造の変
換処理は不必要である。本発明では、各データの画像構
造を調べ、画像構造が一致していると判断される場合に
は、画像構造の変換処理を行なわずに合成処理を行な
う。このように不必要な変換処理を省くことで処理時間
を削減して高速処理を可能とし、また記憶装置などの削
減などが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、1は
入力部、2は第1画像解像度認識部、3は第2画像解像
度認識部、4は伸長部、5は解像度一致判定部、6は解
像度変換選択部、7は第1画像解像度変換部、8は第2
画像解像度変換部、9は合成部、10は出力画像解像度
変換部、11は出力デバイスである。この実施の形態で
は、第1画像データと第2画像データに分離された画像
データが入力され、両者を合成して出力デバイスから合
成画像を出力する場合を示している。画像を合成する際
には、合成する画像の画像構造は一致していなければな
らない。ここで、画像構造とは解像度、色空間、階調数
など画像の基本的な属性のことを指す。この第1の実施
の形態では、画像構造として解像度のみを扱うものとす
る。
【0011】入力部1は、外部から入力される画像デー
タを受け取る。画像データは、例えばネットワークやフ
ァクシミリなどの通信回線から受信したり、あるいは外
部記憶装置等から読み出すことによって入力される。入
力される画像データは、第1画像データ、第2画像デー
タに分離され、それぞれに適応した画像構造変換処理が
施された画像データが入力される。
【0012】第1画像解像度認識部2は、第1画像デー
タの解像度を認識する。第2画像解像度認識部3は、第
2画像データの解像度を認識する。伸長部4は、入力さ
れた画像データが圧縮されていた場合に伸長処理を行な
って元の画像データに戻す。
【0013】解像度一致判定部5は、第1画像解像度認
識部2、第2画像解像度認識部3が認識した第1画像デ
ータの解像度と第2画像データの解像度を比較して解像
度が同一であるか否かを判定する。解像度変換選択部6
は、解像度一致判定部5における判定結果に応じて、第
1画像解像度変換部7と第2画像解像度変換部8におい
て解像度変換処理を行なうか否かを切り替える。第1画
像解像度変換部7は、第1画像データと第2画像データ
の解像度が異なる場合に、両者の解像度が一致するよう
に第1画像データに対して解像度変換を行なう。第2画
像解像度変換部8は、第1画像データと第2画像データ
の解像度が異なる場合に、両者の解像度が一致するよう
に第2画像データに対して解像度変換を行なう。
【0014】合成部9は、同じ解像度を持つ2つのデー
タを合成する。出力画像解像度変換部10は、合成後の
画像データの解像度を出力デバイス11の解像度に合わ
せて変換する。出力デバイス11は、画像を形成して出
力する。具体的なデバイスとしては、プリンタやディス
プレイなどがある。この例では出力デバイス11によっ
て画像を出力する場合の構成を示したが、合成後の画像
をディスクなどの記憶装置に保存したり、ネットワーク
や通信回線を介して他の装置に送ってもよい。この場
合、出力画像解像度変換部10は必ずしも設けなくても
よい。
【0015】図2は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態において入力される画像データの具体例の説明
図である。例えば図2(A)に示したように文字「AB
CDE」と、絵柄部分(矩形で囲んだ部分)が共存する
画像の場合、図2(B)に示すように文字[ABCD
E」のみからなる文字データと、図2(C)に示すよう
に文字部分を除いた絵柄部分からなる絵柄データに分離
しておくことができる。なお、文字データにおいて絵柄
データに分離された画素、例えば図2(B)に示す文字
データにおける絵柄部分については、例えば白データに
よって埋めておくことができる。同様に、絵柄データに
おいて文字データに分離された画素、例えば図2(C)
に示す絵柄データにおいて文字「ABCDE」の部分に
ついては、例えば白データによって埋めておくことがで
きる。
【0016】文字データと絵柄データは、それぞれ異な
る特性を有しており、それぞれに対して適した画像構造
は異なる。例えば解像度は、文字データでは高い解像度
が要求されるが、写真などではそれほど解像度が要求さ
れない場合もある。また、それぞれに適した解像度変換
手法が存在する。このように、文字データには文字デー
タ用の圧縮手法を用いて文字データに適した解像度に変
換し、また写真等を含む絵柄データには絵柄データ用の
圧縮手法を適用して絵柄データに適した解像度に変換す
ることができる。これによって圧縮率も向上し、また画
質劣化もそれほど目立たない。このように画像を分離し
ておくことによって、例えば文字データには文字画像に
適した解像度変換や色変換などの画像構造変換を適用
し、絵柄データには写真画像などに適した画像構造変換
を適用できるので、データ量を削減するとともに圧縮率
を向上し、またあまり画質を劣化させずに伝送あるいは
保存しておくことができる。
【0017】なお、上述の例では文字部分と絵柄部分の
2種類の画像に分離しているが、特にこれら2つに限定
されるものではなく、例えば絵柄部分をさらに写真部分
とCG(コンピュータ・グラフィック)画像の部分とに
分離し、結果として文字、写真、CGの3つのデータに
分離するなど、種々の特性に応じた分離か可能である。
また、第1画像データ、第2画像データがどのような特
性を有する画像データであるかは、ここでは特に限定し
ない。
【0018】このように分離された画像データを合成す
るためには、第1画像データと第2画像データの画像構
造が一致している必要があり、両者の画像構造が一致し
ているか否かを判定して、一致していない場合には画像
構造を一致させる処理が必要となる。ここで、画像構造
が一致しているか否かは、例えばそれぞれのデータを参
照して認識したり、あるいは、入力された画像データに
付加されているヘッダ部の情報から得ることもできる。
【0019】図3は、画像フォーマットの一例の説明図
である。入力される画像データは、例えば図3に示すよ
うにヘッダなどを付加した所定の画像フォーマットの形
式にまとめておくことができる。画像フォーマットの一
例として、例えば図3(A)に示すように、ヘッダ部を
付加し、ヘッダ部に続いて圧縮された各データを配置す
る構成とすることができる。この場合、ヘッダ部に各デ
ータの画像構造に関する情報を挿入しておくことができ
る。
【0020】図3(B)に示した画像フォーマットで
は、圧縮された各データに対して各データ用のヘッダを
付加し、さらに全体のヘッダ部を付加したフォーマット
としている。この場合、各データ用のヘッダに各データ
の画像構造に関する情報を挿入しておくことができる。
【0021】図3(C)に示した画像フォーマットは、
圧縮された各データにそれぞれヘッダ部を付加したフォ
ーマットである。この場合も、各データに付加されたヘ
ッダ部にそれぞれ各データの画像構造に関する情報を挿
入しておくことができる。
【0022】図3に示すような画像フォーマットの形式
で画像データが入力部1に入力される場合、第1画像解
像度認識部2および第2画像解像度認識部3は、画像デ
ータのヘッダ部、あるいは、第1画像データおよび第2
画像データに付加されているヘッダまたはヘッダ部を参
照すれば、第1画像データおよび第2画像データの画像
構造、特にこの例ではそれぞれの解像度を認識すること
ができる。
【0023】また、第1画像解像度認識部2および第2
画像解像度認識部3は、ヘッダ部等に解像度に関する情
報が含まれていない場合や、ヘッダそのものが存在しな
い場合などでは、例えば1ライン分の画素数やライン数
等により、解像度に関する間接的な情報を得てもよい。
【0024】図4は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態における動作の一例を示すフローチャートであ
る。まずS101において、入力部1に第1画像データ
と第2画像データが入力される。S102において、第
1画像解像度認識部2、第2画像解像度認識部3は、そ
れぞれ第1画像データ、第2画像データの解像度を認識
する。解像度の認識は、画像データにヘッダ部等が付加
され、その中に解像度に関する情報が挿入されている場
合には、その付加されているヘッダ部等から解像度に関
する情報を抽出する。解像度に関する情報が存在しない
場合は、各画像データ全体から抽出したり、あるいはあ
らかじめ定められた特定の値を採用してもよい。
【0025】画像が圧縮されている場合、S103にお
いて伸長部4が第1画像データ、第2画像データをそれ
ぞれ伸長する。
【0026】S104において、解像度一致判定部5
は、第1画像解像度認識部2、第2画像解像度認識部3
が認識した解像度を比較し、同じか否かを判定する。も
し解像度が一致した場合、S105からS106へ進
み、解像度変換選択部6は第1画像データおよび第2画
像データに対して解像度を変換しないように設定する。
【0027】解像度が一致しない場合、S105からS
107へ進み、解像度変換選択部6は、第1画像データ
および第2画像データの解像度を変換するように設定す
る。そしてS108において、第1画像解像度変換部7
と第2画像解像度変換部8がそれぞれ、第1画像解像度
認識部2、第2画像解像度認識部3で認識した解像度を
用いて、両者の解像度が同一になるように変換を行な
う。この時、例えば第1画像データと第2画像データの
うち、解像度がより小さい方のデータの解像度を、大き
い方の解像度に変換することができる。あるいは、逆に
解像度が大きい方のデータの解像度を小さい方の解像度
に変換してもよい。この場合、画質は落ちるものの、必
要なメモリ容量や処理時間は少なくて済むという利点が
ある。これらの手法で両者の解像度を一致させる場合、
第1画像解像度変換部7と第2画像解像度変換部8のい
ずれか一方が解像度変換を行なうことになる。そのほか
の方法として、例えば第1画像データと第2画像データ
の解像度の最小公倍数に合わせたり、公約数の所定倍に
合わせてもよい。あるいは、出力デバイス11の解像度
に合わせてもよい。この場合には出力画像解像度変換部
10は不要である。さらには所定の解像度に合わせるよ
うに変換してもよい。
【0028】第1画像解像度変換部7、第2画像解像度
変換部8において行なわれる解像度変換の方法は、それ
ぞれのデータの特性に応じて任意の方法を用いることが
できる。例えば高速処理に適した解像度変換手法とし
て、ゼロ次ホールド法やニアレストネイバー法などが挙
げられる。ゼロ次ホールド法は、出力画素Pをその直前
の入力画素で置き換えるアルゴリズムである。しかし、
これらの方法では解像度変換後の画質はそれほどよくな
い。画質、処理速度ともに標準的な解像度変換方法とし
ては、4点補間法などが挙げられる。また、多少処理時
間はかかるが高画質が得られる解像度変換方法として
は、投影法や16点補間法、論理演算法などが挙げられ
る。さらに、特に2値の線画像に対して有効な解像度変
換手法として、論理演算法などがある。これらの種々の
解像度変換方法の中から、第1画像解像度変換部7、第
2画像解像度変換部8に適したそれぞれの解像度変換方
法を選択して用いることができる。もちろん、同じ解像
度変換方法を用いてもよい。また、入力された画像デー
タや、出力デバイス9の特性に応じて複数の解像度変換
手法の中から選択的に用いてもよい。
【0029】解像度が一致したら、S109において合
成部9は第1画像データおよび第2画像データを合成し
て1つの画像データとする。合成の方法は、例えば白の
画素の値が0であるとき、両画像データの画素値を加算
することで行なうことができる。あるいは、両画像デー
タの画素値を比較し、一方のみが白以外の画素である場
合には白以外の画素を選択し、両者とも白以外の場合に
はいずれか一方を選択するようにしてもよい。または、
両者の画素値のうち大きい値を合成後の画素値とすると
いった方法を使ってもかまわない。このように、合成の
方法は任意である。
【0030】また、もし第1画像データもしくは第2画
像データがカラーテーブルのインデックスを使って色値
を指定する、いわゆるカラーパレットを用いた形式のデ
ータであった場合、合成部9、インデックス値からカラ
ーテーブルを引くことで色値を求め、その色値を画素ご
とに並べるラスター変換を行なって合成してもよい。も
ちろんこのような処理は、伸長部4において行なっても
よいし、このようなラスター変換を行なわずに合成した
画像データを出力してもよい。
【0031】合成した画像データを出力デバイス11に
出力する場合には、S110において出力画像解像度変
換部10は合成した画像データを出力デバイス11に適
合した解像度に変換する。解像度変換方法としては、上
述のような種々の方法の中から選択すればよい。例えば
投影法を用いることができる。もし合成部9で合成され
た画像データの解像度が出力デバイス11に適合したも
のであったならば、出力画像解像度変換部10で解像度
変換を行なわなくてもよい。そしてS111において、
出力デバイス11は画像データに基づいて画像を形成
し、出力する。
【0032】このようにして、入力された第1画像デー
タおよび第2画像データが同じ解像度を有しているとき
は余計な解像度変換処理を省くことができ、全体の処理
速度を向上させることができる。もちろん、解像度が異
なっているときは解像度変換が行なわれるため、画像デ
ータを合成できなくなることはない。
【0033】図5は、本発明の画像処理装置の第2の実
施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の
部分には同じ符号を付して説明を省略する。21は第1
画像色空間認識部、22は第2画像色空間認識部、23
は色空間一致判定部、24は色空間変換選択部、25は
第1画像色空間変換部、26は第2画像色空間変換部、
27は出力画像色空間変換部である。この第2の実施の
形態では、画像構造として色空間のみを扱うものとす
る。
【0034】第1画像色空間認識部21は、第1画像デ
ータの色空間を認識する。第2画像色空間認識部22
は、第2画像データの色空間を認識する。第1画像色空
間認識部21、第2画像色空間認識部22の色空間の認
識方法としては、例えば図3に示した画像フォーマット
中のヘッダ部等から色空間に関する情報を読み出した
り、あるいは所定の色空間を設定することができる。色
空間一致判定部23は、第1画像色空間認識部21、第
2画像色空間認識部22が認識した色空間を比較して、
色空間が同一であるか否かを判定する。色空間変換選択
部24は、色空間一致判定部23が色空間が同一である
と判定したときに、第1画像色空間変換部25と第2画
像色空間変換部26の処理をスキップさせる。第1画像
色空間変換部25は、第1画像データと第2画像データ
の色空間が異なる場合に第1画像データに対して色空間
の変換処理を行なう。第2画像色空間変換部26は、第
1画像データと第2画像データの色空間が異なる場合に
第2画像データに対して色空間の変換処理を行なう。第
1画像色空間変換部25および第2画像色空間変換部2
6によって第1画像データと第2画像データの色空間を
一致させる。出力画像色空間変換部27は、合成後の画
像データを出力デバイス11に出力する場合に、合成後
の画像データの色空間を出力デバイス11の色空間に合
わせるように変換する。
【0035】図6は、本発明の画像処理装置の第2の実
施の形態における動作の一例を示すフローチャートであ
る。まずS121において、入力部1に第1画像データ
と第2画像データが入力される。S122において、第
1画像色空間認識部21、第2画像色空間認識部22
は、それぞれ第1画像データ、第2画像データの色空間
を認識する。色空間の認識は、例えば画像データが図3
に示したようなヘッダ部が付加された画像データフォー
マットで入力され、その中のヘッダ部などに色空間に関
する情報が挿入されている場合には、そのヘッダ部等か
ら色空間に関する情報を抽出する。色空間に関する情報
が存在しない場合は、予め定められた特定の色空間を採
用してもよい。
【0036】画像が圧縮されている場合、S123にお
いて伸長部4が第1画像データ、第2画像データをそれ
ぞれ伸長する。
【0037】S124において、色空間一致判定部23
は、第1画像色空間認識部21、第2画像色空間認識部
22が認識した色空間を比較し、同じか否かを判定す
る。もし色空間が一致した場合、S125からS126
へ進み、色空間変換選択部24は第1画像データおよび
第2画像データに対して色空間を変換しないように設定
する。
【0038】色空間が一致しない場合、S125からS
127へ進み、色空間変換選択部24は、第1画像デー
タおよび第2画像データの色空間を変換するように設定
する。そしてS128において、第1画像色空間変換部
25と第2画像色空間変換部26がそれぞれ、第1画像
色空間認識部21、第2画像色空間認識部22で認識し
た色空間を用いて、両者の色空間が同一になるように変
換を行なう。この時、例えば一方のデータの色空間に他
方のデータの色空間を合わせるように変換したり、所定
の色空間に変換することができる。所定の色空間に変換
する場合、例えばデバイスに依存しない、L* * *
色空間などに変換したり、あるいは出力デバイス11の
色空間に変換することができる。出力デバイス11の色
空間に変換する場合には、出力画像色空間変換部27は
不要である。色空間の変換処理方法としては、例えば多
次元ルックアップテーブルを用いることができる。この
方法では、すべての入力値についてテーブルを用意する
とテーブルの大きさが膨大なものとなるため、一般に
は、適当な間隔で入力値をサンプリングしてそれに対応
する出力値のテーブルを作り、テーブルにない入力値に
ついては近傍の入力値に対応する出力値から補間演算を
使用して求めることとなる。補間手法としては、キュー
ビック補間法など、種々の方法を用いることができる。
色空間の変換処理方法としては、このほかにも、例えば
マトリクス演算法や1次元のルックアップテーブルを使
用する方法など、種々の方法を用いることができる。
【0039】なお、第1画像データ、第2画像データが
上述のカラーパレットを用いた形式のデータである場合
には、第1画像色空間変換部25および第2画像色空間
変換部26は、カラーテーブルの色値に対して変換処理
を行なうことになる。
【0040】色空間が一致したら、S129において合
成部9は第1画像データおよび第2画像データを合成し
て1つの画像データとする。合成の方法は、上述の第1
の実施の形態と同様である。
【0041】合成した画像データを出力デバイス11に
出力する場合には、S130において出力画像色空間変
換部27は合成した画像データを出力デバイス11に適
合した色空間に変換する。色空間の変換方法は任意であ
る。もし合成部9で合成された画像データの色空間が出
力デバイス11に適合したものであったならば、出力画
像色空間変換部27で色空間の変換を行なわなくてもよ
い。そしてS131において、出力デバイス11は画像
データに基づいて画像を形成し、出力する。
【0042】このようにして、入力された第1画像デー
タおよび第2画像データが同じ色空間を有しているとき
は余計な色空間の変換処理を省くことができ、全体の処
理速度を向上させることができる。もちろん、色空間が
異なっているときは色空間の変換処理が行なわれるた
め、画像データを合成できなくなることはない。
【0043】図7は、本発明の画像処理装置の第3の実
施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の
部分には同じ符号を付して説明を省略する。31は第1
画像階調認識部、32は第2画像階調認識部、33は階
調一致判定部、34は階調変換選択部、35は第1画像
階調変換部、36は第2画像階調変換部、37は出力画
像階調変換部である。この第3の実施の形態では、画像
構造として階調数のみを扱うものとする。
【0044】第1画像階調認識部31は、第1画像デー
タの階調数を認識する。第2画像階調認識部32は、第
2画像データの階調数を認識する。第1画像階調認識部
31、第2画像階調認識部32の階調数の認識方法とし
ては、例えば図3に示した画像フォーマット中のヘッダ
部等から階調数に関する情報を読み出したり、あるいは
所定の階調数を設定することができる。階調一致判定部
33は、第1画像階調認識部31、第2画像階調認識部
32が認識した階調数を比較して、階調数が同一である
か否かを判定する。階調変換選択部34は、階調一致判
定部33が階調数が同一であると判定したときに、第1
画像階調変換部35と第2画像階調変換部36の処理を
スキップさせる。第1画像階調変換部35は、第1画像
データと第2画像データの階調数が異なる場合に第1画
像データに対して階調数の変換処理を行なう。第2画像
階調変換部36は、第1画像データと第2画像データの
階調数が異なる場合に第2画像データに対して階調数の
変換処理を行なう。第1画像階調変換部35および第2
画像階調変換部36によって第1画像データと第2画像
データの階調数を一致させる。出力画像階調変換部37
は、合成後の画像データを出力デバイス11に出力する
場合に、合成後の画像データの階調数を出力デバイス1
1の階調数に合わせるように変換する。
【0045】図8は、本発明の画像処理装置の第3の実
施の形態における動作の一例を示すフローチャートであ
る。まずS141において、入力部1に第1画像データ
と第2画像データが入力される。S142において、第
1画像階調認識部31、第2画像階調認識部32は、そ
れぞれ第1画像データ、第2画像データの階調数を認識
する。階調数の認識は、例えば画像データが図3に示し
たようなヘッダ部が付加された画像データフォーマット
で入力され、その中のヘッダ部などに階調数に関する情
報が挿入されている場合には、そのヘッダ部等から階調
数に関する情報を抽出する。階調数に関する情報が存在
しない場合は、予め定められた特定の階調数を採用して
もよい。
【0046】画像が圧縮されている場合、S143にお
いて伸長部4が第1画像データ、第2画像データをそれ
ぞれ伸長する。
【0047】S144において、階調一致判定部33
は、第1画像階調認識部31、第2画像階調認識部32
が認識した階調数を比較し、同じか否かを判定する。も
し階調数が一致した場合、S145からS146へ進
み、階調変換選択部34は第1画像データおよび第2画
像データに対して階調数を変換しないように設定する。
【0048】階調数が一致しない場合、S145からS
147へ進み、階調変換選択部34は、第1画像データ
および第2画像データの階調数を変換するように設定す
る。そしてS148において、第1画像階調変換部35
と第2画像階調変換部36がそれぞれ、第1画像階調認
識部31、第2画像階調認識部32で認識した階調数を
用いて、両者の階調数が同一になるように変換を行な
う。この時、例えば、より階調数が少ないデータの階調
を、多い方の階調数に変換することができる。あるいは
逆に、より階調数が多いデータの階調を、少ない方の階
調数に変換することもできる。あるいは所定の階調数に
変換したり、出力デバイス11の階調数に変換すること
ができる。出力デバイス11の階調数に変換する場合に
は、出力画像階調変換部37は不要である。階調数の変
換方法としては、一次元のルックアップテーブルを用い
たり、ビットシフトや乗除算を用いるなど、種々の方法
を用いることができる。
【0049】なお、第1画像データ、第2画像データが
上述のカラーパレットを用いた形式のデータである場合
には、第1画像階調変換部35および第2画像階調変換
部36は、カラーテーブルの色値に対して階調数の変換
処理を行なうことになる。
【0050】階調数が一致したら、S149において合
成部9は第1画像データおよび第2画像データを合成し
て1つの画像データとする。合成の方法は、上述の第1
の実施の形態と同様である。
【0051】合成した画像データを出力デバイス11に
出力する場合には、S150において出力画像階調変換
部37は合成した画像データを出力デバイス11に適合
した階調数に変換する。階調数の変換方法は任意であ
る。もし合成部9で合成された画像データの階調数が出
力デバイス11に適合したものであったならば、出力画
像階調変換部37で階調数の変換を行なわなくてもよ
い。そしてS151において、出力デバイス11は画像
データに基づいて画像を形成し、出力する。
【0052】このようにして、入力された第1画像デー
タおよび第2画像データが同じ階調数を有しているとき
は余計な階調数の変換処理を省くことができ、全体の処
理速度を向上させることができる。もちろん、階調数が
異なっているときは階調数の変換処理が行なわれるた
め、画像データを合成できなくなることはない。
【0053】図9は、本発明の画像処理装置の第4の実
施の形態を示すブロック図である。図中の符号は図1、
図5、図7と同様であり、各構成は上述の第1ないし第
3の実施の形態と同様であるのでここでは説明を省略す
る。
【0054】この第4の実施の形態で例は、画像構造と
して解像度、色空間、階調数の3つを扱う例を示してい
る。ここでは、解像度変換処理、色空間変換処理、階調
変換処理の順に必要に応じて行なう。すなわち、入力部
1に入力された第1画像データは第1画像解像度認識部
2、第1画像色空間認識部21、第1画像階調数認識部
31、および伸長部4に渡される。また、第2画像デー
タは第2画像解像度認識部3、第2画像色空間認識部2
2、第2画像階調数認識部32、および伸長部4に渡さ
れる。伸長部4から出力される第1画像データおよび第
2画像データは解像度変換選択部6に渡され、解像度一
致判定部5の判定結果に応じて、第1画像解像度変換部
7、第2画像解像度変換部8を介して、あるいは介さず
に直接、色空間変換選択部24に渡される。色空間変換
選択部24は、色空間一致判定部23の判定結果に応じ
て、第1画像データおよび第2画像データを、第1画像
色空間変換部25、第2画像色空間変換部26を介し
て、あるいは介さずに直接、階調変換選択部34に渡
す。階調変換選択部34は、階調一致判定部33の判定
結果に応じて、第1画像データおよび第2画像データ
を、第1画像階調変換部35、第2画像階調変換部36
を介して、あるいは介さずに直接、合成部9に渡す。
【0055】出力デバイス11に出力する場合には、合
成部9で合成された画像データは、出力画像解像度変換
部10、出力画像色空間変換部27、出力画像階調変換
部37を介して出力デバイス11に出力される。
【0056】図10、図11は、本発明の画像処理装置
の第4の実施の形態における動作の一例を示すフローチ
ャートである。まずS161において、入力部1に第1
画像データと第2画像データが入力される。S162に
おいて、第1画像解像度認識部2、第2画像解像度認識
部3は、それぞれ第1画像データ、第2画像データの解
像度を認識する。またS163において、第1画像色空
間認識部21、第2画像色空間認識部32は、それぞれ
第1画像データ、第2画像データの色空間を認識する。
さらにS164において、第1画像階調認識部31、第
2画像階調認識部32は、それぞれ第1画像データ、第
2画像データの階調数を認識する。これらの解像度、色
空間、階調数などの画像構造の認識は、例えば画像デー
タが図3に示したようなヘッダ部が付加された画像デー
タフォーマットで入力され、その中のヘッダ部などにこ
れらの画像構造に関する情報が挿入されている場合に
は、そのヘッダ部等からこれらの画像構造に関する情報
を抽出する。これらの画像構造に関する情報が存在しな
い場合は、予め定められた特定の画像構造を採用しても
よい。
【0057】画像が圧縮されている場合、S165にお
いて伸長部4が第1画像データ、第2画像データをそれ
ぞれ伸長する。
【0058】S166において、解像度一致判定部5
は、第1画像解像度認識部2、第2画像解像度認識部3
が認識した解像度を比較し、同じか否かを判定する。も
し解像度が一致した場合、S167からS168へ進
み、解像度変換選択部6は第1画像データおよび第2画
像データに対して解像度を変換しないように設定する。
【0059】解像度が一致しない場合、S167からS
169へ進み、解像度変換選択部6は、第1画像データ
および第2画像データの解像度を変換するように設定す
る。そしてS170において、第1画像解像度変換部7
と第2画像解像度変換部8がそれぞれ、第1画像解像度
認識部2、第2画像解像度認識部3で認識した解像度を
用いて、両者の解像度が同一になるように変換を行な
う。解像度を一致させる方法および解像度変換の方法な
どは上述の第1の実施の形態と同様である。
【0060】次にS171において、色空間一致判定部
23は、第1画像色空間認識部21、第2画像色空間認
識部22が認識した色空間を比較し、同じか否かを判定
する。もし色空間が一致した場合、S172からS17
3へ進み、色空間変換選択部24は第1画像データおよ
び第2画像データに対して色空間を変換しないように設
定する。
【0061】色空間が一致しない場合、S172からS
174へ進み、色空間変換選択部24は、第1画像デー
タおよび第2画像データの色空間を変換するように設定
する。そしてS175において、第1画像色空間変換部
25と第2画像色空間変換部26がそれぞれ、第1画像
色空間認識部21、第2画像色空間認識部22で認識し
た色空間を用いて、両者の色空間が同一になるように変
換を行なう。色空間を一致させる方法および色空間の変
換方法などは上述の第2の実施の形態と同様である。
【0062】S176において、階調一致判定部33
は、第1画像階調認識部31、第2画像階調認識部32
が認識した階調数を比較し、同じか否かを判定する。も
し階調数が一致した場合、S177からS178へ進
み、階調変換選択部34は第1画像データおよび第2画
像データに対して階調数を変換しないように設定する。
【0063】階調数が一致しない場合、S177からS
179へ進み、階調変換選択部34は、第1画像データ
および第2画像データの階調数を変換するように設定す
る。そしてS180において、第1画像階調変換部35
と第2画像階調変換部36がそれぞれ、第1画像階調認
識部31、第2画像階調認識部32で認識した階調数を
用いて、両者の階調数が同一になるように変換を行な
う。階調数を一致させる方法および階調変換方法などは
上述の第3の実施の形態と同様である。
【0064】解像度、色空間、階調数が一致したら、S
181において、合成部9は第1画像データおよび第2
画像データを合成して1つの画像データとする。合成の
方法は、上述の第1の実施の形態と同様である。
【0065】合成した画像データを出力デバイス11に
出力する場合には、S182において出力画像解像度変
換部10は合成した画像データを出力デバイス11に適
合した解像度に変換する。またS183において出力画
像色空間変換部27は合成した画像データを出力デバイ
ス11に適合した色空間に変換する。さらにS184に
おいて出力画像階調変換部37は合成した画像データを
出力デバイス11に適合した階調数に変換する。解像度
変換方法、色空間変換方法、階調変換方法は、上述の第
1ないし第3の実施の形態と同様である。もし合成部9
で合成された画像データの解像度、色空間、階調数のい
ずれかあるいはすべてが出力デバイス11に適合したも
のであったならば、適合する画像構造に関する変換処理
を行なわなくてもよい。そしてS185において、出力
デバイス11は画像データに基づいて画像を形成し、出
力する。
【0066】このようにして、複数の種類の画像構造を
扱う場合でも、入力された第1画像データおよび第2画
像データが個々の画像構造について同じ構造を有してい
るときは余計な変換処理を省くことができ、全体の処理
速度を向上させることができる。もちろん、画像構造が
異なっているときは異なる画像構造についてのみ変換処
理が行なわれるため、画像データうを合成できなくなる
ことはない。
【0067】なお、この第4の実施の形態では解像度変
換、色空間の変換、階調変換の順番で処理を行なってい
るが、処理の順番は異なっていてもかまわない。
【0068】図12は、本発明の画像処理装置の第5の
実施の形態を示すブロック図である。図中、図5と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。41は入
力部、42は伸長部、43は合成部である。この第5の
実施の形態は、上述の第2の実施の形態に加え、第1画
像データあるいは第2画像データのいずれかを選択する
ための選択データがさらに入力され、それに基づいて画
像を合成する処理を行なうものである。
【0069】入力部41は、第1画像データ、第2画像
データとともに、選択データを受け取る。伸長部42
は、第1画像データ、第2画像データとともに、選択デ
ータの伸長も行なう。合成部43は、選択データに基づ
いて第1画像データあるいは第2画像データを選択し、
合成後の画素値を決定して画像を合成する。
【0070】図13は、本発明の画像処理装置の第5の
実施の形態において入力される画像データの具体例の説
明図である。図13(A)に示す画像では、文字「JA
PAN」とともに中間調の日本地図が描かれている。ま
た、文字「JAPAN」も各文字ごとに異なる色によっ
て描かれている。このような画像が入力部41に入力さ
れる際には、図13(B),(C),(D)に示す3つ
のデータに分離されて入力される。図13(B)に示す
データは文字又は線画の色情報を示すデータであり、文
字「JAPAN」の色情報が分離されている。また、図
13(D)に示すデータは、中間調情報を示すデータで
あり、日本地図が分離されている。図13(C)に示す
データは、図13(B)に示すデータか、あるいは図1
3(D)に示すデータのいずれかを選択するデータであ
る。この例では図示の都合上、黒く示した部分において
図13(B)に示す文字または線画の色情報を選択し、
白く示した部分では図13(D)に示す中間調情報を選
択するものとする。図13(C)に示す選択データで
は、文字または線画の形状がそのまま含まれている。
【0071】このように画像を分離しておくことによっ
て、例えば文字または線画の色情報を含むデータについ
ては、フルカラーの画像を扱わなければならない反面、
文字や線画の形状が含まれていないので、画質を低下さ
せずに高圧縮が可能である。また、選択データは文字や
線画の微細な形状が含まれるが、例えばこの例では図1
3(B)と図13(D)のいずれかのデータを選択すれ
ばよいため2値のデータでよく、例えば可逆処理を行な
っても高圧縮が可能である。さらに、中間調情報を含む
データについても、文字部分などに影響されずに中間調
部分に適した処理が行なえるため、画質をあまり劣化さ
せずに圧縮がかのうである。そのため、画像データ全体
としてデータ量を削減するとともに圧縮率を向上し、ま
たあまり画質を劣化させずに伝送あるいは保存しておく
ことができる。
【0072】なお、第1画像データおよび第2画像デー
タが、文字または線画の色情報を含むデータ、中間調情
報を含むデータのいずれに対応するかは任意である。ま
た、上述の説明では選択データを例えば2値のデータと
することができると説明したが、これに限らず、選択デ
ータを複数ビットとして、ブール代数や算術演算を用い
たより複雑な処理を使った合成処理を可能としてもよ
い。
【0073】このように分離された3つのデータが入力
されるとき、選択データについては色の情報を有してい
ないので、画像構造として色空間は意味がない。そのた
め、図12に示す構成において、選択データに対する色
空間処理は行なわない。
【0074】なお、図13に示した画像データの例にお
いても、例えば中間調情報を含むデータをさらに写真部
分とCG(コンピュータ・グラフィック)画像の部分と
に分離し、結果として4つのデータに分離するなど、種
々の変形が可能である。
【0075】また、選択データはこの例では文字や線画
の輪郭を保持するためなるべく解像度が高いことが望ま
しいが、文字や線画の領域と絵柄の領域とを区別するた
めだけのデータとして選択データを用いる場合には、数
画素あるいは所定の領域ごとに選択データを有するもの
であってもよい。
【0076】図14は、画像フォーマットの別の例の説
明図である。第1画像データおよび第2画像データとと
もに、選択データに分離された画像データにおいても、
ヘッダ部等が付加された所定の画像フォーマットにまと
めたデータとして入力することができる。選択データを
含む画像フォーマットの一例として、例えば図14
(A)に示すように、ヘッダ部を付加し、ヘッダ部に続
いて圧縮された各データを配置する構成とすることがで
きる。この場合、選択データの画像構造に関する情報も
ヘッダ部に挿入しておくことができる。
【0077】図14(B)に示した画像フォーマットで
は、圧縮された各データに対して各データ用のヘッダを
付加し、さらに全体のヘッダ部を付加したフォーマット
としている。この場合、選択データの画像構造に関する
情報は、選択データの圧縮データに付加されたヘッダ、
あるいは共通のヘッダ部に挿入しておくことができる。
【0078】図14(C)に示した画像フォーマット
は、圧縮された各データにそれぞれヘッダ部を付加した
フォーマットである。この場合には、選択データの画像
構造に関する情報は、対応するヘッダ部に挿入しておく
ことができる。
【0079】図15は、本発明の画像処理装置の第5の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。まずS191において、入力部41に第1画像デ
ータ、第2画像データ、および選択データが入力され
る。S192において、第1画像色空間認識部21、第
2画像色空間認識部22は、それぞれ第1画像データ、
第2画像データの色空間を認識する。色空間の認識は、
例えば画像データが図14に示したようなヘッダ部が付
加された画像データフォーマットで入力され、その中の
ヘッダ部などに色空間に関する情報が挿入されている場
合には、そのヘッダ部等から色空間に関する情報を抽出
する。色空間に関する情報が存在しない場合は、予め定
められた特定の色空間を採用してもよい。
【0080】画像が圧縮されている場合、S193にお
いて伸長部42が第1画像データ、第2画像データ、お
よび選択データをそれぞれ伸長する。
【0081】S194において、色空間一致判定部23
は、第1画像色空間認識部21、第2画像色空間認識部
22が認識した色空間を比較し、同じか否かを判定す
る。もし色空間が一致した場合、S195からS196
へ進み、色空間変換選択部24は第1画像データおよび
第2画像データに対して色空間を変換しないように設定
する。
【0082】色空間が一致しない場合、S195からS
197へ進み、色空間変換選択部24は、第1画像デー
タおよび第2画像データの色空間を変換するように設定
する。そしてS198において、第1画像色空間変換部
25と第2画像色空間変換部26がそれぞれ、第1画像
色空間認識部21、第2画像色空間認識部22で認識し
た色空間を用いて、両者の色空間が同一になるように変
換を行なう。色空間の変換方法や変換後の色空間等は、
上述の第2の実施の形態と同様である。
【0083】色空間が一致したら、S199において合
成部43は選択データに基づいて第1画像データおよび
第2画像データを合成して1つの画像データとする。具
体的には、選択データが0のとき第1画像データ、1の
とき第2画像データを選択することによって画像を合成
することができる。あるいはその逆の論理でもよい。ま
た、ブール代数や算術演算といった、より複雑な処理を
使った合成処理を行なってもよい。
【0084】合成した画像データを出力デバイス11に
出力する場合には、S200において出力画像色空間変
換部27は合成した画像データを出力デバイス11に適
合した色空間に変換する。色空間の変換方法は任意であ
る。もし合成部43で合成された画像データの色空間が
出力デバイス11に適合したものであったならば、出力
画像色空間変換部27で色空間の変換を行なわなくても
よい。そしてS201において、出力デバイス11は画
像データに基づいて画像を形成し、出力する。
【0085】このようにして、選択データによって画素
の選択や合成方法の決定を行なう場合においても、入力
された第1画像データ、第2画像データが同じ色空間を
有しているときは余計な色空間の変換処理を省くことが
でき、全体の処理速度を向上させることができる。もち
ろん、色空間が異なっているときは色空間の変換処理が
行なわれるため、画像データを合成できなくなることは
ない。
【0086】また、この第5の実施の形態では画像構造
として色空間に特定して説明したが、例えば階調数につ
いても上述の第3の実施の形態と同様の構成を適用する
ことによって、必要に応じた変換処理を行なうことがで
きる。
【0087】図16は、本発明の画像処理装置の第6の
実施の形態を示すブロック図である。図中、図1、図1
2と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
51は選択データ解像度認識部、52は解像度一致判定
部、53は解像度変換選択部、54は選択データ解像度
変換部である。この第6の実施の形態においても、上述
の第5の実施の形態と同様に、第1画像データあるいは
第2画像データのいずれかを選択するための選択データ
がさらに入力され、それに基づいて画像を合成する処理
を行なうものである。図13において説明したように、
選択データは各画素ごと、あるいは数画素または所定の
領域ごとにデータを有する。そのため、画像構造として
解像度を有しており、この選択データの解像度について
も他のデータと異なる場合がある。画像構造変換の一つ
として上述の第1の実施の形態のように解像度変換を行
なう場合、第1画像データ、第2画像データだけでな
く、選択データについても解像度変換を行なう必要があ
る。
【0088】選択データ解像度認識部51は、選択デー
タの解像度を認識する。解像度一致判定部52は、第1
画像データ、第2画像データ、選択データの解像度が一
致しているか否かを判定する。このとき、合成時の解像
度に対していずれのデータの解像度が異なっているかを
判定するように構成してもよい。解像度変換選択部53
は、解像度一致判定部52による判定結果に従って、第
1画像データ、第2画像データとともに、選択データに
ついても解像度変換を行なうか解像度変換をスキップす
るかを選択する。このとき、3つのデータすべてについ
て解像度変換を行なうか否かを選択するほか、1つある
いは2つについてのみ解像度変換をスキップし、他のデ
ータについては解像度変換を行なうように選択を行なっ
てもよい。選択データ解像度変換部54は、解像度変換
選択部53で選択データに対して解像度変換を行なうこ
とが選択されたとき、選択データに対して解像度変換処
理を行なう。
【0089】図13において説明したように、選択デー
タは文字などの外形を保存するデータとすることがあ
る。その場合には、選択データには高解像度が必要とさ
れる。そのため、合成時の解像度を選択データの解像度
として設定し、第1画像データと第2画像データの解像
度を選択データの解像度に合わせるように解像度変換す
ることが可能である。この場合、選択データには解像度
変換を行なう必要がないので、選択データ解像度変換部
54を設けずに構成することができる。
【0090】図17は、本発明の画像処理装置の第6の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。まずS211において、入力部41に第1画像デ
ータ、第2画像データ、および選択データが入力され
る。S212において、選択データ解像度認識部51、
第1画像解像度認識部2、第2画像解像度認識部3は、
それぞれ選択データ、第1画像データ、第2画像データ
の解像度を認識する。解像度の認識は、例えば画像デー
タが図14に示したようなヘッダ部が付加された画像デ
ータフォーマットで入力され、その中のヘッダ部などに
解像度に関する情報が挿入されている場合には、そのヘ
ッダ部等から解像度に関する情報を抽出する。解像度に
関する情報が存在しない場合は、各データの画素数など
から抽出したり、予め定められた特定の解像度を採用し
てもよい。
【0091】画像が圧縮されている場合、S213にお
いて伸長部42が第1画像データ、第2画像データ、お
よび選択データをそれぞれ伸長する。
【0092】S214において、解像度一致判定部52
は、選択データ解像度認識部51、第1画像解像度認識
部2、第2画像解像度認識部3が認識した解像度を比較
し、すべて同じか否かを判定する。もし解像度がすべて
一致した場合、S215からS216へ進み、解像度変
換選択部24は選択データ、第1画像データ、第2画像
データに対して解像度を変換しないように設定する。
【0093】解像度が一致しないデータが存在する場
合、S215からS217へ進み、解像度変換選択部5
3は、選択データ、第1画像データ、第2画像データの
うち、解像度変換が必要なデータについて解像度変換を
行なうように設定する。そしてS218において、解像
度変換を行なうように設定された選択データ解像度変換
部54、第1画像解像度変換部7、第2画像解像度変換
部8は、それぞれ、選択データ解像度認識部51、第1
画像解像度認識部2、第2画像解像度認識部3で認識し
た解像度を用いて、3つのデータの解像度が同一になる
ように変換を行なう。解像度の変換方法や変換後の解像
度等は、上述の第1の実施の形態と同様である。
【0094】解像度が一致したら、S219において合
成部43は選択データに基づいて第1画像データおよび
第2画像データを合成して1つの画像データとする。合
成方法は上述の第5の実施の形態と同様である。
【0095】合成した画像データを出力デバイス11に
出力する場合には、S220において出力画像解像度変
換部10は合成した画像データを出力デバイス11に適
合した解像度に変換する。解像度の変換方法は任意であ
る。もし合成部43で合成された画像データの解像度が
出力デバイス11に適合したものであったならば、出力
画像解像度変換部10で解像度の変換を行なわなくても
よい。そしてS221において、出力デバイス11は画
像データに基づいて画像を形成し、出力する。
【0096】このようにして、選択データを使用し、画
像構造が解像度である場合においても、入力された第1
画像データ、第2画像データ、および選択データが同じ
解像度を有しているときは余計な解像度の変換処理を省
くことができ、全体の処理速度を向上させることができ
る。もちろん、解像度が異なっているときは解像度の変
換処理が行なわれるため、画像データを合成できなくな
ることはない。
【0097】上述の第5および第6の実施の形態では、
選択データを用いる場合に、色空間、解像度など、1つ
の画像構造についてのみ必要に応じて変換処理を行なう
例を示した。選択データを使用する場合においても、例
えば上述の第4の実施の形態で示したように、例えば解
像度、色空間、階調数など、複数の画像構造について、
必要に応じて変換処理を行ない、画像構造が一致した状
態で合成するように構成することができる。
【0098】上述の各実施の形態において、必ず画像を
出力デバイス11から出力する場合には、各データの画
像構造の一致を判定する際に、出力デバイス11の画像
構造と各データの画像構造との一致を判定し、すべてが
一致していない場合には出力デバイス11の画像構造へ
画像構造変換処理を行ない、合成処理を行なうように構
成することもできる。この場合も各データの画像構造が
出力デバイス11の画像構造と一致している場合には、
画像構造変換処理をスキップでき、全体として高速化を
図ることができる。なおこの場合には、合成後の画像デ
ータに対する画像構造の変換処理は不要となる。
【0099】また、上述の各実施の形態では各データの
画像構造について、その変換処理を必要に応じて合成前
に行なったが、出力デバイス11に特有の処理について
も合成前に行なった方がよいものがある。例えば、スク
リーン処理は、出力デバイス11の特性に応じて行なう
必要があるが、文字部分と写真などの絵柄部分とでは異
なる処理を行なった方が画質を向上させることができる
場合がある。このような場合には、出力デバイス11に
特有の処理を合成前に行なうように構成してもよい。
【0100】次に、上述の各実施の形態の応用例につい
て説明する。ここでは一例として、ネットワークを介し
て画像データが通信される場合について示す。図18
は、本発明の画像処理装置を含むネットワークシステム
の一例を示す構成図、図19は、画像通信装置の一例を
示すブロック図である。図中、61〜63は画像通信装
置、64は画像ファイルサーバ、65はパーソナルコン
ピュータ、66はネットワーク、71はスキャナ部、7
2は処理部、73は画像分離処理部、74は画像復元処
理部、75は制御部、76は送受信部、77はプリンタ
部、78は操作部である。図18に示すシステムの例で
は、画像入力装置および画像出力装置を含む3台の画像
通信装置61〜63、入力された画像データを複数蓄積
しておく画像ファイルサーバ64、およびディスプレイ
装置を備えたパーソナルコンピュータ(PC)65が、
ネットワーク66により接続されている。もちろん、他
の種々の装置がネットワーク66に接続されていてよ
い。また、公衆回線を介して他の機器や他のネットワー
クと接続されてもよい。
【0101】各画像通信装置のスキャナから読み取られ
送信出力される画像データは、例えば図2に示すように
2つのデータに分離され、あるいは図13に示すように
3つのデータに分離されて、図3や図14に示すような
画像フォーマットで出力される。このとき、各データの
画像構造は送信側の都合で任意に決定される。受信側で
は、受信した画像データのヘッダ部等に記述されている
各データの画像構造を調べ、2つあるいは3つのデータ
から画像を合成可能なように、各データに対して画像構
造の変換を行なってから合成処理を行なう。
【0102】画像通信装置61〜63は、図19に示す
ように、スキャナ部71と、処理部72と、送受信部7
6と、プリンタ部77と、操作部78を有している。ス
キャナ部71は、原稿を読み取る。処理部72は、スキ
ャナ部71で読み取られた画像データを第1画像データ
と第2画像データの2つ、あるいはそれらに選択データ
を加えた3つのデータに分離して画像構造の変換処理や
圧縮処理を施し、送受信部76へ出力する画像分離処理
部73と、送受信部76で受信した2つあるいは3つの
データに分離されている画像データを1つに合成し、元
の画像に復元してプリンタ部77へ出力する画像復元処
理部74、および各部の動作制御および処理パラメータ
の設定等の処理を行なう制御部75から構成されてい
る。送受信部76は、画像データをネットワーク66経
由で他の画像通信装置や画像ファイルサーバ64、パー
ソナルコンピュータ65などへ送信し、また、他の画像
通信装置や画像ファイルサーバ64、パーソナルコンピ
ュータ65からネットワーク66経由で送信されてきた
画像データを受信する。プリンタ部77は、合成して復
元された画像データを被記録媒体に記録して出力する。
操作部78は、ユーザが画像通信装置を操作するための
ユーザインタフェースである。
【0103】画像通信装置61〜63の画像復元処理部
74および処理部75の一部には、上述の第1ないし第
6の実施の形態で説明したような本発明の画像処理装置
が搭載されている。また、パーソナルコンピュータ65
においても、受信した画像をディスプレイに出力する際
の構成として、本発明の画像処理装置を搭載することが
できる。なお、各実施の形態における出力デバイス11
としては、この例ではプリンタ部77や、パーソナルコ
ンピュータ65のディスプレイ等が対応する。
【0104】図18に示した構成では、ネットワーク6
6に接続された画像通信装置61〜63およびパーソナ
ルコンピュータ65はそれぞれ入出力装置であるスキャ
ナ部、プリンタ、ディスプレイの解像度が異なってい
る。また、例えばスキャナ部やディスプレイでは色空間
として例えばRGB色空間が使用され、プリンタでは例
えばYMCやYMCK色空間が使用される。さらには階
調数や他の画像構造についても異なる場合がある。この
ように異なる仕様の装置間で画像データを転送する場
合、送信側あるいは受信側で画像構造の変換が必要とな
る。またこの構成では、ネットワーク66上を画像デー
タが転送される。このとき、通信コストを削減するた
め、なるべく効率よく転送できることが望ましい。その
ためには送信側で各種の変換処理を行ない、データ量を
削減して転送することになる。しかしこのとき、画質を
極端に劣化させることは望ましくない。そのため、例え
ば上述の図2や図13に示すように、複数のデータに分
離し、各データごとに最適な処理を施すことによって、
データ量の削減と画質の劣化防止を両立させることがで
きる。
【0105】各画像通信装置61〜63のスキャナから
読み取られた画像データは、上述のように例えば図2や
図13に示すように複数のデータに分離され、図3や図
14に示すような画像フォーマットでネットワーク66
を介して送信出力される。このとき、各データの画像構
造は送信側の都合で任意に決定されている。受信側で
は、種々の画像構造を有する受信した画像データを正し
く合成して出力しなければならない。このときの受信側
の処理を本発明の画像処理装置を用いて行なえばよい。
すなわち、受信した画像データから、例えばヘッダ部に
記述されている各データの画像構造情報を調べ、合成可
能なように各データの解像度や、第1画像データおよび
第2画像データの色空間や階調数など、種々の画像構造
に関する変換を行なってから合成処理を行なう。これに
よって、いずれの画像通信装置61〜63で作成された
画像データであっても、常に正しく合成することができ
る。さらに、プリンタやディスプレイといった出力デバ
イスから出力可能なように合成の前後で変換処理を行な
ってから出力デバイスへ出力すれば、良好な画質で出力
デバイスから画像を出力することができる。
【0106】なお、図18に示した構成は一例であっ
て、種々の構成において本発明を適用することができ
る。公衆回線やネットワークを用いたシステムでなくて
も、例えば1対1に接続された装置間の通信を行なう場
合にも適用できる。また、大容量のディスク装置が接続
された1台のコンピュータであっても、複数のデータに
分離して格納されている画像データを読み出す際には、
本発明の画像処理装置を適用可能である。
【0107】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1画像データと第2画像データ、あるいは
それに加えて第1画像データまたは第2画像データのい
ずれかを選択する選択データに分離して入力された画像
データについて、画像構造を一致させて合成するので、
正確に合成して出力することができる。これによって、
それぞれのデータに最適な変換処理を施すことで画質の
劣化を抑えることができるとともに、データ量を削減す
ることができる。また画像データの伝送を行なう際には
より高速な画像の伝送を可能とし、また画像データを蓄
積する際には記憶容量の節約を可能とし、高画質を保っ
たまま正確に画像を再生することができる。各データの
画像構造を一致させる際に、各データの画像構造が同じ
である場合には、不必要な画像構造の変換処理を省くの
で、全体の処理速度を向上させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて入力される画像データの具体例の説明図である。
【図3】 画像フォーマットの一例の説明図である。
【図4】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おける動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態を
示すブロック図である。
【図6】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態に
おける動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態を
示すブロック図である。
【図8】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態に
おける動作の一例を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態を
示すブロック図である。
【図10】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャート(続き)であ
る。
【図12】 本発明の画像処理装置の第5の実施の形態
を示すブロック図である。
【図13】 本発明の画像処理装置の第5の実施の形態
において入力される画像データの具体例の説明図であ
る。
【図14】 画像フォーマットの別の例の説明図であ
る。
【図15】 本発明の画像処理装置の第5の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の画像処理装置の第6の実施の形態
を示すブロック図である。
【図17】 本発明の画像処理装置の第6の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図18】 本発明の画像処理装置を含むネットワーク
システムの一例を示す構成図である。
【図19】 画像通信装置の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…入力部、2…第1画像解像度認識部、3…第2画像
解像度認識部、4…伸長部、5…解像度一致判定部、6
…解像度変換選択部、7…第1画像解像度変換部、8…
第2画像解像度変換部、9…合成部、10…出力画像解
像度変換部、11…出力デバイス、21…第1画像色空
間認識部、22…第2画像色空間認識部、23…色空間
一致判定部、24…色空間変換選択部、25…第1画像
色空間変換部、26…第2画像色空間変換部、27…出
力画像色空間変換部、31…第1画像階調認識部、32
…第2画像階調認識部、33…階調一致判定部、34…
階調変換選択部、35…第1画像階調変換部、36…第
2画像階調変換部、37…出力画像階調変換部、41…
入力部、42…伸長部、43…合成部、51…選択デー
タ解像度認識部、52…解像度一致判定部、53…解像
度変換選択部、54…選択データ解像度変換部、61〜
63…画像通信装置、64…画像ファイルサーバ、65
…パーソナルコンピュータ、66…ネットワーク、71
…スキャナ部、72…処理部、73…画像分離処理部、
74…画像復元処理部、75…制御部、76…送受信
部、77…プリンタ部、78…操作部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/46 H04N 1/46 Z (72)発明者 河野 裕之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1画像データと、該第1画像データと
    合成して1つの合成画像を形成する第2画像データとを
    入力する入力手段と、該入力手段により入力された前記
    第1画像データの属する画像構造を認識する第1画像構
    造認識手段と、前記入力手段により入力された前記第2
    画像データの属する画像構造を認識する第2画像構造認
    識手段と、前記第1画像構造認識手段により認識された
    画像構造と前記第2画像構造認識手段により認識された
    画像構造とが一致しているか否かを判定する判定手段
    と、該判定手段による判定結果に応じて前記第1画像デ
    ータおよび前記第2画像データの少なくとも一方に対し
    て画像構造が一致するように変換処理を行なう画像構造
    変換手段と、画像構造が一致した第1画像データおよび
    第2画像データを合成する合成手段を有し、該合成手段
    は、前記判定手段により画像構造が一致していると判断
    される場合には、前記画像構造変換手段による変換処理
    を行なわない前記第1画像データと前記第2画像データ
    とを合成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 第1画像データと、第2画像データと、
    前記第1画像データまたは前記第2画像データのいずれ
    かを選択する選択データとを入力する入力手段と、該入
    力手段により入力された前記第1画像データの属する画
    像構造を認識する第1画像構造認識手段と、前記入力手
    段により入力された前記第2画像データの属する画像構
    造を認識する第2画像構造認識手段と、前記第1画像構
    造認識手段により認識された画像構造と前記第2画像構
    造認識手段により認識された画像構造とが一致している
    か否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定結
    果に応じて前記第1画像データおよび前記第2画像デー
    タの少なくとも一方に対して画像構造が一致するように
    変換処理を行なう画像構造変換手段と、画像構造が一致
    した第1画像データおよび第2画像データを前記選択デ
    ータに基づいて合成する合成手段を有し、該合成手段
    は、前記判定手段により画像構造が一致していると判断
    される場合には、前記画像構造変換手段による変換処理
    を行なわない前記第1画像データと前記第2画像データ
    とを合成することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記合成手段により合成された合成画像
    に対して画像構造の変換処理を施す第2画像構造変換手
    段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第2画像構造変換手段は、前記合成
    画像を出力する出力デバイスの画像構造に合わせて前記
    合成画像に対して画像構造の変換処理を施すことを特徴
    とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1画像構造認識手段および前記第
    2画像構造認識手段で認識する画像構造は解像度であ
    り、前記画像構造変換手段は解像度変換処理を行なうも
    のであり、前記合成手段は前記判定手段により解像度が
    一致していると判断される場合には、前記第1画像デー
    タと前記第2画像データに対して前記画像構造変換手段
    による解像度変換処理を行なわずに前記第1画像データ
    と前記第2画像データとを合成することを特徴とする請
    求項1または2に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1画像構造認識手段および前記第
    2画像構造認識手段で認識する画像構造は色空間であ
    り、前記画像構造変換手段は色空間変換処理を行なうも
    のであり、前記合成手段は前記判定手段により色空間が
    一致していると判断される場合には、前記第1画像デー
    タと前記第2画像データに対して前記画像構造変換手段
    による色空間変換処理を行なわずに前記第1画像データ
    と前記第2画像データとを合成することを特徴とする請
    求項1または2に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1画像構造認識手段および前記第
    2画像構造認識手段で認識する画像構造は階調数であ
    り、前記画像構造変換手段は階調変換処理を行なうもの
    であり、前記合成手段は前記判定手段により階調数が一
    致していると判断される場合には、前記第1画像データ
    と前記第2画像データに対して前記画像構造変換手段に
    よる階調変換処理を行なわずに前記第1画像データと前
    記第2画像データとを合成することを特徴とする請求項
    1または2に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、前記各データとともに
    付加されたヘッダ情報を入力し、前記第1画像構造認識
    手段および前記第2画像構造認識手段は、前記入力手段
    により入力された前記ヘッダ情報により前記第1画像デ
    ータの画像構造および前記第2画像データの画像構造を
    認識することを特徴とする請求項1または2に記載の画
    像処理装置。
  9. 【請求項9】 第1画像データと、第2画像データと、
    前記第1画像データまたは前記第2画像データのいずれ
    かを選択する選択データとを入力する入力手段と、該入
    力手段により入力された前記第1画像データ、前記第2
    画像データ、および前記選択データの解像度を認識する
    解像度認識手段と、前記第1画像データの解像度と前記
    第2画像データの解像度と前記選択データの解像度が一
    致しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段に
    よる判定結果に応じて前記選択データ、前記第1画像デ
    ータ、前記第2画像データの少なくとも1つに対して解
    像度が一致するように解像度変換処理を行なう解像度変
    換手段と、解像度が一致した第1画像データおよび第2
    画像データを選択データに基づいて合成する合成手段を
    有し、該合成手段は、前記判定手段により前記選択デー
    タ、前記第1画像データ、前記第2画像データの解像度
    が一致していると判断される場合には、前記解像度変換
    手段による解像度変換処理を行なわない前記第1画像デ
    ータおよび前記第2画像データを前記選択データに基づ
    いて合成することを特徴とする画像処理装置。
JP9302008A 1997-11-04 1997-11-04 画像処理装置 Pending JPH11146182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9302008A JPH11146182A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9302008A JPH11146182A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11146182A true JPH11146182A (ja) 1999-05-28

Family

ID=17903786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9302008A Pending JPH11146182A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11146182A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002027236A (ja) * 2000-05-02 2002-01-25 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2003052002A (ja) * 2000-09-01 2003-02-21 Seiko Epson Corp 画像ファイルの出力画像調整
JP2004194354A (ja) * 2000-05-02 2004-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
EP1606813A1 (en) * 2003-03-17 2005-12-21 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for processing image data in an interactive media player
JP2006261855A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法、プログラム並びに記憶媒体
JP2007053635A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Seiko Epson Corp 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム
JP2007124646A (ja) * 2000-09-01 2007-05-17 Seiko Epson Corp 画像ファイルの出力画像調整
US7483168B2 (en) 2000-09-01 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Apparatus, method, signal and computer program product configured to provide output image adjustment of an image file
US7545532B2 (en) 2001-06-07 2009-06-09 Fujifilm Corporation Image processing apparatus and image processing program storage medium
JP2010279049A (ja) * 2000-09-01 2010-12-09 Seiko Epson Corp 画像ファイルの出力画像調整
JP2011035931A (ja) * 2010-10-06 2011-02-17 Seiko Epson Corp 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム
US8059310B2 (en) 2000-10-13 2011-11-15 Seiko Epson Corporation Apparatus, method and computer program product for providing output image adjustment for image files
JP2015099501A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004194354A (ja) * 2000-05-02 2004-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2002027236A (ja) * 2000-05-02 2002-01-25 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2003052002A (ja) * 2000-09-01 2003-02-21 Seiko Epson Corp 画像ファイルの出力画像調整
JP4636001B2 (ja) * 2000-09-01 2011-02-23 セイコーエプソン株式会社 画像ファイルの出力画像調整
JP2010279049A (ja) * 2000-09-01 2010-12-09 Seiko Epson Corp 画像ファイルの出力画像調整
JP2007124646A (ja) * 2000-09-01 2007-05-17 Seiko Epson Corp 画像ファイルの出力画像調整
US7483168B2 (en) 2000-09-01 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Apparatus, method, signal and computer program product configured to provide output image adjustment of an image file
US8059310B2 (en) 2000-10-13 2011-11-15 Seiko Epson Corporation Apparatus, method and computer program product for providing output image adjustment for image files
US7545532B2 (en) 2001-06-07 2009-06-09 Fujifilm Corporation Image processing apparatus and image processing program storage medium
JP2006521030A (ja) * 2003-03-17 2006-09-14 エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド インタラクティブ・メディア・プレーヤーでイメージデータを処理する装置及び方法
EP1606813A4 (en) * 2003-03-17 2011-01-12 Lg Electronics Inc APPARATUS AND METHOD FOR PROCESSING IMAGE DATA IN A DIFFUSER OF INTERACTIVE MEDIA
EP1606813A1 (en) * 2003-03-17 2005-12-21 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for processing image data in an interactive media player
JP4546294B2 (ja) * 2005-03-15 2010-09-15 キヤノン株式会社 印刷装置およびその制御方法
JP2006261855A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法、プログラム並びに記憶媒体
JP2007053635A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Seiko Epson Corp 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム
JP4687325B2 (ja) * 2005-08-18 2011-05-25 セイコーエプソン株式会社 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム
JP2011035931A (ja) * 2010-10-06 2011-02-17 Seiko Epson Corp 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム
JP2015099501A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11127340A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US7308155B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, image processing program, and storage medium
JP3063957B2 (ja) 画像処理装置
JP3384299B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH0793559A (ja) 高解像コンピユータ・グラフイツクスの圧縮画像蓄積方法
JPH11146182A (ja) 画像処理装置
JP2830690B2 (ja) 画像処理装置
MXPA04006233A (es) Arquitectura de trayectoria de imagen de barrido.
JP2005269379A (ja) 画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム
US20080232683A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and computer program product
JP3201448B2 (ja) 符号化復号化装置,符号化装置,および復号化装置
JPS623573A (ja) データ圧縮のために画像データを処理する方法
JP3940890B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH11127339A (ja) 画像処理装置
JP3765177B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3826983B2 (ja) 画像処理装置
JP3346051B2 (ja) 画像処理装置
JP3815214B2 (ja) 画像処理装置および画面処理プログラムを記録した記憶媒体
JP4109793B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP2002305651A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3712030B2 (ja) 画像受信装置及び画像受信方法
JP3666079B2 (ja) 画像処理装置
JP2003198857A (ja) 画像伝送方法および画像伝送システムならびに画像保管方法および画像保管システム
JP3774490B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2001078049A (ja) 画像処理装置および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406