JP2002302973A - 建設機械の盗難防止装置 - Google Patents

建設機械の盗難防止装置

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JP2002302973A JP2001107464A JP2001107464A JP2002302973A JP 2002302973 A JP2002302973 A JP 2002302973A JP 2001107464 A JP2001107464 A JP 2001107464A JP 2001107464 A JP2001107464 A JP 2001107464A JP 2002302973 A JP2002302973 A JP 2002302973A
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修 富川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータ等の現場関係者によらずに、当該
建設機械の駆動を可能にするパスワードの入力処理を実
現できる建設機械の盗難防止装置の提供。 【解決手段】 建設機械の本体1から離隔した位置に配
置され、所定のパスワードを記憶するデータベース3c
を有する管理装置3と、この管理装置3と公衆回線4で
接続され、管理装置3のモデムインタフェース3aから
出力される所定のパスワードを記憶するメモリ2cを有
する携帯電話2と、建設機械に設けられるとともに、携
帯電話2と通信ケーブル5で接続され、管理装置3に記
憶された所定のパスワードと同一のパスワードを記憶す
るメモリ1f、及び携帯電話2から出力された所定のパ
スワードとメモリ1fに記憶しているパスワードとが一
致するかどうか判断し、一致したときにエンジン駆動信
号を出力するCPU1dを有する車体コントローラ1a
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械に備えられ、所定のパスワードと異なるパスワ
ードのときにはエンジンの稼動を不能に保つことにより
当該建設機械の盗難を防止する建設機械の盗難防止装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、油圧ショベル等の建設機械の盗難
が頻発している。このような状況から、建設機械では、
さまざまな盗難防止装置が提案されている。
【0003】例えば、特許第2642455号公報に記
載の技術では、キー入力装置によって予め定められたパ
スワードの順番で押されたときにのみエンジン始動系の
始動阻止手段の作動を解除し、建設機械の稼働を可能と
し、これによってパスワードを知らない第三者による運
転を不能にし、当該建設機械の盗難を防止する構成にな
っている。
【0004】また、特開平10−44938号公報に
は、パスワードを特殊な磁気棒によって任意に設定、消
去できる盗難防止装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、油圧ショベル
等の建設機械では、当該建設機械を操作する正規のオペ
レータとは異なる第三者が、当該建設機械を操作せざる
を得ない状況がしばしば起こり得る。例えば、建設機械
が離れた作業現場間を移動するようなときには、当該建
設機械をトレーラ等で搬送することがおこなわれている
が、このような場合には、トレーラからの建設機械の積
み下ろし作業を、オペレータとは異なる配送業者とか、
整備作業者などの取扱い作業者がおこなうことがある。
【0006】このようにオペレータとは異なる第三者
が、前述した各公報で示されるような盗難防止装置を備
えた建設機械を稼働させる場合には、その都度、オペレ
ータはパスワードを該当する取扱い作業者に教える必要
がある。しかし、パスワードをオペレータ以外の第三者
に教えることは、パスワードの漏洩につながり、セキュ
リティ上大きな問題である。
【0007】なお、上述した公報のうちの後者に示され
る従来技術では、磁気棒の挿入により新たなパスワード
の設定が可能であることから、オペレータ以外の取扱い
作業者に教えたパスワードを、磁気棒を介してその後に
変更することができる。したがって、このように変更す
ればパスワードの漏洩を防ぐことができる。しかしなが
ら、頻繁にパスワードを変更することは、オペレータに
とって煩わしく、また自身の混乱を招くことになり、好
ましいこととは言えない。
【0008】上述した各公報に示される従来技術におけ
る問題点は、基本的にパスワードの入力操作を、当該建
設機械のオペレータや取り扱い作業者等の現場関係者が
おこなっていることに起因する。
【0009】本発明は、上述した従来技術における実状
からなされたもので、その目的は、建設機械のオペレー
タや取扱い作業者等の現場関係者によらずに、当該建設
機械の駆動を可能にするパスワードの入力処理を実現さ
せることができる建設機械の盗難防止装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に係る発明は、建設機械に備えら
れ、所定のパスワードに応じてエンジンの稼働を可能に
させる制御をおこない、上記所定のパスワードと異なる
パスワードのときにはエンジンの稼働を不能に保つこと
により当該建設機械の盗難を防止する建設機械の盗難防
止装置において、上記建設機械から離隔した位置に配置
され、上記所定のパスワードを記憶する管理装置と、こ
の管理装置と第1通信手段を介し接続可能に設けられ、
上記管理装置から出力される上記所定のパスワードを記
憶する携帯型通信機と、上記建設機械に設けられるとと
もに、上記携帯型通信機と第2通信手段を介し接続可能
に設けられ、上記管理装置に記憶された上記所定のパス
ワードと同一のパスワードを予め記憶するとともに、上
記携帯型通信機から出力された上記所定のパスワード
と、上記予め記憶したパスワードとが一致するかどうか
判断し、一致したときにエンジン駆動信号を出力する車
体コントローラとを含む構成にしてある。
【0011】このように構成した請求項1に係る発明で
は、建設機械から離隔した位置に配置されている管理装
置から第1通信手段を介して、この管理装置に記憶され
ている所定のパスワードが、例えば建設機械を操作する
オペレータが所有する携帯型通信機に送信される。携帯
型通信機は、この所定のパスワードを記憶する。この処
理操作は、建設機械の稼働直前でもよく、また、数日以
上前であってもよい。
【0012】オペレータ、あるいはオペレータとは異な
る取扱い作業者等の現場関係者が建設機械を稼働させる
ときには、第2通信手段を介して携帯型通信機を建設機
械の車体コントローラに接続すればよい。これによっ
て、携帯型通信機に記憶されている所定のパスワードが
車体コントローラに送信される。
【0013】車体コントローラでは、送信されてきた所
定のパスワードと、予め自身で記憶しているパスワード
とを比較し、一致している場合にはエンジン駆動信号を
出力する。これによりエンジンが駆動し、当該建設機械
による作業が可能となる。また、逆にパスワードが一致
しない場合には、エンジン駆動信号が出力されず、エン
ジンの稼働が不能に保たれ、建設機械の駆動は阻止され
る。したがって、この建設機械を走行させることはでき
ず、パスワードを利用した建設機械の盗難を防止するこ
とができる。
【0014】このように、オペレータや取扱い作業者等
の現場関係者によらずに、建設機械の駆動を可能にする
パスワードの自動的、かつ遠隔操作的な入力処理を実現
できる。
【0015】また、本願請求項2に係る発明は、請求項
1に係る発明において、エンジン始動指示手段を備える
とともに、上記管理装置が、上記携帯型通信機から上記
第1通信手段を介して出力される通信信号を入力する入
力部と、上記所定のパスワードを記憶するデータベース
と、上記入力部から入力された通信信号に応じて上記デ
ータベースに記憶された上記所定のパスワードを選定す
る演算部と、この演算部で選定された上記所定のパスワ
ードを上記第1通信手段を介して上記携帯型通信機に出
力する出力部とを備え、上記携帯型通信機が、上記建設
機械のオペレータが所有するものであるとともに、上記
管理装置に上記第1通信手段を介して上記通信信号を出
力する第1出力部と、上記管理装置から出力された上記
所定のパスワードを上記第1通信手段を介して入力する
第1入力部と、この第1入力部から入力された上記所定
のパスワードを記憶するメモリと、上記所定のパスワー
ドを上記第2通信手段を介して上記車体コントローラに
出力する第2出力部とを備え、上記車体コントローラ
が、上記管理装置の上記データベースで記憶される上記
所定のパスワードと同一のパスワードを予め記憶するメ
モリと、上記携帯型通信機の上記第2出力部から出力さ
れた上記所定のパスワードを上記第2通信手段を介して
入力する入力部と、上記携帯型通信機の第2出力部から
出力された上記所定のパスワードが当該車体コントロー
ラのメモリに予め記憶されたパスワードに一致するかど
うか判断し、一致したときにエンジン駆動許可信号を出
力する演算部と、この演算部から出力されたエンジン駆
動許可信号に応じてエンジン駆動信号を出力するエンジ
ン始動制御部とを備えた構成にしてある。
【0016】このように構成した請求項2に係る発明で
は、建設機械のオペレータが所有する携帯型通信機の第
1出力部から通信信号を第1通信手段を介して出力する
と、この通信信号が管理装置の入力部を介して演算部に
入力される。この管理装置の演算部では、入力された通
信信号に基づいてデータベースに記憶されている所定の
パスワードを読み出す処理をおこなう。この所定のパス
ワードが当該演算部からこの管理装置の出力部に送ら
れ、その出力部から第1通信手段を介して送信される。
この送信された所定のパスワードが、携帯型通信機の第
1入力部から当該演算部に入力され、メモリに記憶され
る。
【0017】オペレータ、取扱い作業者等の現場関係者
が建設機械を稼働させるときには、第2通信手段を介し
て携帯型通信機を建設機械の車体コントローラに接続
し、エンジン始動指示手段を操作すればよい。携帯型通
信機が第2通信手段を介し車体コントローラに接続され
ると、その第2出力部に送出し、さらに第2通信手段を
介して車体コントローラの入力部に送信される。その所
定のパスワードが当該入力部から車体コントローラの演
算部に入力される。この演算部では、送信されてきた所
定のパスワードと、予め自身のメモリで記憶しているパ
スワードとを比較し、一致している場合には、エンジン
の駆動許可信号が演算部からエンジン始動制御部に出力
される。これにより、エンジン始動制御部からエンジン
駆動信号が出力され、エンジンが駆動し、当該建設機械
による作業が可能となる。また、上述したパスワードの
比較で、一致しない場合には、演算部からエンジンの駆
動許可信号は出力されない。したがって、エンジン始動
制御部からエンジン駆動信号が出力されず、エンジンの
稼働が不能に保たれ、建設機械の駆動は阻止される。し
たがって、この建設機械を走行させることができず、パ
スワードを利用した建設機械の盗難を防止できる。
【0018】このように、携帯型通信機と管理装置間の
送信操作の後、携帯型通信機を車体コントローラに接続
した状態でエンジン始動指示手段を操作することによ
り、オペレータや取り扱い作業者等の現場関係者によら
ずに、建設機械の駆動を可能にするパスワードの自動
的、かつ遠隔操作的な入力処理を実現できる。
【0019】また、本願請求項3に係る発明は、請求項
2に係る発明において、上記携帯型通信機が、上記車体
コントローラから出力された所定の要求信号を上記第2
通信手段を介して入力する第2入力部と、上記車体コン
トローラから出力された上記要求信号に応じて当該携帯
型通信機の上記メモリに記憶された上記所定のパスワー
ドを読み出す処理をおこなう演算部とをさらに備え、上
記車体コントローラが、上記携帯型通信機の上記第2入
力部に上記第2通信手段を介して上記要求信号を出力す
る出力部をさらに備えるとともに、上記車体コントロー
ラに備えられた演算部が、上記エンジン始動指示手段か
ら出力される信号に応じて上記要求信号を出力させるた
めの処理をおこなう構成にしてある。
【0020】また、本願請求項4に係る発明は、請求項
3に係る発明において、上記エンジン始動指示手段が、
エンジンキーが挿入されたことを検出するキースイッチ
から成る構成にしてある。
【0021】このように構成した請求項4に係る発明で
は、携帯型通信機を車体コントローラに接続した状態
で、エンジンキーが挿入されると、キースイッチから出
力される指示信号が車体コントローラの演算部に入力さ
れ、この演算部では、キースイッチから出力される指示
信号に応じて要求信号を作製し、この要求信号を携帯型
通信機に出力させる処理をおこなう。
【0022】また、本願請求項5に係る発明は、請求項
2〜4のいずれかに係る発明において、上記携帯型通信
機が携帯電話であるとともに、上記管理装置が上記携帯
電話の電話番号と、上記所定のパスワードとを関連させ
て記憶するデータベースを備えた構成にしてある。
【0023】このように構成した請求項5に係る発明で
は、携帯電話から管理装置に電話をかけると、管理装置
の演算部では携帯電話の電話番号を認識し、データベー
スから当該電話番号に相応する所定のパスワードを読み
出す処理をおこなう。そして、管理装置から該当する電
話番号に電話がかけられ、該当する携帯電話に読み出さ
れた所定のパスワードが送信され、その携帯電話のメモ
リに記憶される。
【0024】また、本願請求項6に係る発明は、請求項
5に係る発明において、上記所定のパスワードが、有効
期限の決められた期限付パスワードであり、上記車体コ
ントローラが時計を備え、当該車体コントローラの演算
部が、上記時計の示す日時に基づいて上記期限付パスワ
ードが有効か無効か判断し、無効と判断したときにエン
ジンの始動阻止の処理をおこなうものから成る構成にし
てある。
【0025】このように構成してある請求項6に係る発
明では、管理装置の演算部で携帯電話の電話番号を認識
した際、データベースから電話番号に相応する期限付パ
スワードを読み出す処理がなされる。この読み出された
期限付パスワードが、携帯電話に送信され、そのメモリ
に記憶される。
【0026】この携帯電話が車体コントローラに接続さ
れ、エンジン始動指示手段が操作されると、携帯電話の
メモリに記憶されていた期限付きパスワードが車体コン
トローラに送信される。この車体コントローラの演算部
では、例えば、送信されてきた期限付パスワードのパス
ワードと、この車体コントローラのメモリに記憶されて
いるパスワードとを比較し、一致したときにはさらに、
送信されてきた期限付パスワードの期限が、時計が示す
日時を含むものかどうか確認し、その日時を含むもので
あれば有効と判断し、エンジン始動許可信号をエンジン
始動制御部に出力する。送信された期限付パスワードの
パスワードと、車体コントローラのメモリに記憶されて
いるパスワードとが一致しない場合、あるいは、送信さ
れてきた期限付パスワードの期限が、時計が示す日時を
含んでおらず無効と判断された場合には、エンジン駆動
許可信号は出力しない処理がなされる。
【0027】また、本願請求項7に係る発明は、請求項
6に係る発明において、上記管理装置が、上記携帯電話
の電話番号と、この携帯電話の所有者の作業スケジュー
ルと、上記所定のパスワードとを関連させて記憶するデ
ータベースを備え、当該管理装置の入力部から入力され
た通話信号に基づいて認識された上記携帯電話の電話番
号に応じて、当該管理装置の上記データベースに記憶さ
れた該当する電話番号に係る所有者の作業スケジュール
を読出し、この作業スケジュールに相当する期間を有効
期限とする期限付パスワードを設定する演算部を備えた
構成にしてある。
【0028】このように構成してある請求項7に係る発
明では、管理装置の演算部で携帯電話の電話番号を認識
した際、データベースから電話番号に相応する所定のパ
スワードと、携帯電話の所有者の作業スケジュールとを
読み出す処理がなされ、作業スケジュールに相当する期
間を有効期限とする期限付パスワードが設定される。こ
のように設定された期限付パスワードが携帯電話に送信
され、そのメモリに記憶される。
【0029】また、本願請求項8に係る発明は、請求項
6に係る発明において、上記管理装置が、上記携帯電話
の電話番号と、この携帯電話の所有者の作業スケジュー
ルと、上記建設機械の稼働スケジュールと、上記所定の
パスワードとを関連させて記憶するデータベースを備
え、当該管理装置の入力部から入力された通話信号に基
づいて認識された上記携帯電話の電話番号に応じて、当
該管理装置の上記データベースに記憶された該当する電
話番号に係る所有者の作業スケジュールと、上記建設機
械の稼働スケジュールとを読出し、上記所有者の作業ス
ケジュールと上記建設機械の稼働スケジュールの双方に
基づいて有効期限を決定し、その有効期限に相応する期
限付パスワードを設定する演算部を備えた構成にしてあ
る。
【0030】このように構成してある請求項8に係る発
明では、管理装置の演算部で携帯電話の電話番号を認識
した際、電話番号に相応する所定のパスワードと、携帯
電話の所有者の作業スケジュールと、建設機械の稼働ス
ケジュールとを読み出す処理がなされ、所有者の作業ス
ケジュールと建設機械の稼働スケジュールの双方に基づ
いて有効期限を決定する処理がなされる。この場合、例
えば作業スケジュールと稼働スケジュールとが重なる期
間を有効期限とする期限付パスワードが設定される。こ
のように設定された期限付パスワードが携帯電話に送信
され、そのメモリに記憶される。
【0031】また、本願請求項9に係る発明は、請求項
1〜8のいずれかに係る発明において、上記携帯型通信
機を複数備え、上記管理装置が、複数の所定のパスワー
ドを記憶するものから成る構成にしてある。
【0032】このように構成してある請求項9に係る発
明では、管理装置に記憶される複数の所定のパスワード
のうち、管理装置に接続された携帯型通信機に相応する
所定のパスワードが選定されて携帯型通信機に送信され
る。この操作は携帯型通信機ごとにおこなわれる。
【0033】携帯型通信機のそれぞれを個別に建設機械
に接続することにより、該当する携帯型通信機の接続ご
とに当該建設機械を稼働させることができる。
【0034】また、本願請求項10に係る発明は、請求
項1〜9のいずれかに係る発明において、第1通信手段
が公衆回線から成ることを特徴としている。
【0035】
【発明の実施の形態】以下,本発明の建設機械の盗難防
止装置の実施形態を図に基づいて説明する。
【0036】図1は本発明の建設機械の盗難防止装置の
一実施形態の構成を示すブロック図である。
【0037】図1に示すように、本実施形態の基本構成
は、建設機械例えば油圧ショベルの本体1から離隔した
位置に配置され、所定のパスワード等を記憶する管理装
置3と、この管理装置3と第1通信手段、例えば公衆回
線4で接続され、管理装置3から出力される所定のパス
ワードを記憶する携帯型通信機、例えば携帯電話2と、
建設機械の本体1に設けられるとともに、携帯電話2と
第2通信手段、例えば通信ケーブル5で接続され、管理
装置3に記憶された所定のパスワードと同一のパスワー
ドを予め記憶するとともに、携帯電話2から出力された
所定のパスワードと、前述の自身が予め記憶したパスワ
ードとが一致するかどうか判断し、一致したときにはエ
ンジン駆動信号を出力する車体コントローラ1aとから
成っている。
【0038】上述した管理装置3は、入出力部を構成す
るモデムインタフェース3aを備えている。また例え
ば、所定のパスワードを記憶するとともに、この所定の
パスワードに関連させて携帯電話2の電話番号と、この
携帯電話2の所有者、例えば当該建設機械のオペレータ
の作業スケジュールとを記憶するデータベース3cを備
えている。さらに、モデムインタフェース3aから入力
された通信信号すなわち通話信号から電話番号を認識
し、その電話番号に応じてデータベース3cに記憶され
た所定のパスワードを選定するとともに、当該携帯電話
2を所有するオペレータの作業スケジュールを確認し
て、作業スケジュールに相当する期間を有効期限とする
期限付パスワードとする処理をおこなう演算部すなわち
CPU3bを備えている。上述したモデムインタフェー
ス3aは、携帯電話2から公衆回線4を介して出力され
る通話信号を入力する入力部と、CPU3bで選定さ
れ、期限付の処理がなされた期限付パスワードを公衆回
線4を介して携帯電話2に自動発信する出力部とを兼ね
ている。
【0039】上述した携帯電話2は、公衆回線4に接続
される回線接続部2aと、この回線接続部2aから入力
された期限付パスワードを記憶するメモリ2cと、管理
装置3の電話番号を入力する入力操作部2eと、車体コ
ントローラ1aから出力された後述の要求信号に応じて
メモリ2cに記憶された期限付パスワードを読み出す処
理をおこなう演算部すなわちCPU2bと、通信ケーブ
ル5に接続されるシリアル通信インタフェース2dとを
備えている。
【0040】上述した回線接続部2aは、管理装置3に
公衆回線4を介して前述した通話信号を出力する第1出
力部と、管理装置3から出力された期限付パスワードを
含む通話信号を公衆回線4を介して入力する第1入力部
を兼ねている。
【0041】上述したシリアル通信インタフェース2d
は、車体コントローラ1aから出力された要求信号を通
信ケーブル5を介して入力する第2入力部と、CPU2
bで読み出された期限付パスワードを通信ケーブル5を
介して車体コントローラ1aに出力する第2出力部とを
兼ねている。
【0042】建設機械の本体1には、上述した車体コン
トローラ1aの他に、エンジン1iと、このエンジン1
iの始動を指示するエンジン始動指示手段、例えばエン
ジンキーが挿入されたことを検出してONとなり、指示
信号を車体コントローラ1aに出力するキースイッチ1
hとを設けてある。
【0043】車体コントローラ1aは、前述したデータ
ベース3cで記憶されるパスワードと同一のパスワード
を予め記憶するメモリ1fと、通信ケーブル5に接続さ
れるシリアル通信インタフェース1cと、キースイッチ
1hから出力される指示信号を入力するキー入力インタ
フェース1bと、時計1eと、キースイッチ1hから出
力される指示信号に応じて要求信号を出力させるための
処理をおこなうとともに、携帯電話2のシリアル通信イ
ンタフェース2dから出力された期限付パスワードがメ
モリ1fに記憶されているパスワードと一致するかどう
か判断し、また、シリアル通信インタフェース2dから
出力された期限付パスワードの期限が、時計1eが示す
日時を含んでいる有効なものかどうか判断し、この2つ
の判断が満足されたときに、エンジン駆動許可信号を出
力する処理をおこなう演算部すなわちCPU1dと、こ
のCPU1dから出力されたエンジン駆動許可信号に応
じてエンジン駆動信号を出力するエンジン始動制御部1
gとを備えている。
【0044】上述した通信ケーブル5は、建設機械の本
体1に設けたコネクタ1jと携帯電話2に設けたコネク
タ2fとに着脱自在になっている。すなわち、携帯電話
2は、当該建設機械の非稼働時には、例えばオペレータ
に所持されることにより建設機械から離れた位置に保持
され、当該建設機械を稼働させようとするときに、当該
建設機械の本体1に接続されるようになっている。
【0045】このように構成した本実施形態で実施され
る処理操作は以下のとおりである。
【0046】図2は本実施形態に備えられる管理装置に
おける処理手順を示すフローチャート、図3は本実施形
態に備えられる車体コントローラにおける処理手順を示
すフローチャートである。
【0047】管理装置3のデータベース3cには、予め
建設機械のオペレータが所有する携帯電話2の電話番号
と、当該オペレータの作業スケジュールと、所定のパス
ワードとが関連して記憶される。また、車体コントロー
ラ1aのメモリ1fには、管理装置3のデータベース3
cで記憶された所定のパスワードと同一のパスワードが
予め記憶される。
【0048】このように処理されている状態において、
オペレータの所有する携帯電話2の入力操作部2eを操
作して管理装置3の電話番号を入力すると、そのCPU
2bで通話信号が作製され、その通話信号が回線接続部
2aから公衆回線4に出力される。この公衆回線4を経
て管理装置3のモデムインタフェース3aに入力された
通話信号は、そのCPU3bに送られる。
【0049】図2の手順S10に示されるように、管理
装置3のCPU3bで上述の通話信号に基づいて携帯電
話2の電話番号が認識される。すなわち、オペレータの
特定がおこなわれる。
【0050】次に手順S11に示すように、データベー
ス3cの記憶内容を参照して、手順S10で認識された
電話番号が、データベース3cに記憶されているかどう
か、すなわち正規オペレータの電話番号かどうか判断さ
れる。
【0051】正規オペレータの電話番号でない場合、す
なわちデータベース3cに記憶されていない場合には、
以降は何の処理もなされない。正規オペレータの電話番
号と判断された場合には、手順S12に移り、その電話
番号に関連して記憶されているパスワードと、そのオペ
レータの作業スケジュールとがCPU3bに読み出され
る。
【0052】次に手順S13に移り、CPU3bでオペ
レータの作業スケジュールに相当する期間を有効期限と
する期限付パスワードを設定する処理がなされる。次に
手順S14に移り、上述のように設定された期限付パス
ワードがCPU3bからモデムインタフェース3aに送
られる。このモデムインタフェース3aから前述の認識
された電話番号に自動的に電話がかけられ、上述の期限
付パスワードが公衆回線4に出力される。上述の期限付
パスワードは、携帯電話2の回線接続部2aから入力さ
れ、そのCPU2bに送られ、CPU2bの処理により
メモリ2cに記憶される。
【0053】なお、上述のようにして携帯電話2のメモ
リ2cに期限付パスワードを記憶させる処理は、当該建
設機械の稼働直前におこなってもよく、あるいは稼働予
定日の数日以上前におこなってもよい。また、建設機械
が置かれている場所での携帯電話2、管理装置3間の通
話が不能となる場合、あるいは不能となることが予測さ
れる場合などには、上述した携帯電話2のメモリ2cに
期限付パスワードを記憶させる処理を、建設機械から離
れた当該携帯電話2と管理装置3との通話が可能となる
場所でおこなえばよい。
【0054】オペレータ、あるいは取扱い作業者等の現
場関係者が、建設機械による所定の作業を実施するとき
には、あるいは搬送等のために移動させるときなどに
は、通信ケーブル5を携帯電話2のコネクタ2fと建設
機械の本体1のコネクタ1jとに連結することにより、
携帯電話2を建設機械の本体1に接続する。この状態に
おいて、エンジンキーを挿入すればよい。
【0055】これにより、図3の手順S20に示すよう
に、キースイッチ1hがONとなり、指示信号が車体コ
ントローラ1aのキー入力インタフェース1bに入力さ
れ、さらにCPU1dに送られる。
【0056】次に手順S21に示すように、キースイッ
チ1hから出力される指示信号に応じて、CPU1dは
パスワードデータを要求する要求信号を作製する。この
要求信号がCPU1dからシリアル通信インタフェース
1cに送られ、このシリアル通信インタフェース1cか
ら出力される。
【0057】上述の要求信号が通信ケーブル5を介して
携帯電話2のシリアル通信インタフェース2dに入力さ
れ、そのCPU2bに送られる。CPU2bは入力した
要求信号に基づいてメモリ2cに記憶されていた期限付
パスワードを読み出す処理をおこなう。この期限付パス
ワードがCPU2bからシリアル通信インタフェース2
dに送られ、このシリアル通信インタフェース2dから
出力される。この期限付パスワードが通信ケーブル5を
介して車体コントローラ1aのシリアル通信インタフェ
ース1cに入力される。この入力された期限付パスワー
ドが図3の手順S22に示すように、そのCPU1dに
送られる。
【0058】次に手順S23に示すように、この車体コ
ントローラ1aのCPU1dは、入力された期限付パス
ワードのパスワードがメモリ1fに予め記憶されている
パスワードと一致するかどうか判断する。一致しないと
判断されたときには、CPU1dからエンジン駆動許可
信号は出力されない。一致すると判断されたときには、
手順S24に移る。
【0059】この手順S24では、CPU1dは、入力
された期限付パスワードの期限が、時計1eが示す現実
の日時を含んでいる有効なものかどうか判断する。期限
付パスワードの期限が現実の日時に含まれておらず無効
と判断されたときには、CPU1dからエンジン駆動許
可信号は出力されない。有効と判断されたときには、手
順S25に移る。
【0060】この手順S25では、CPU1dからエン
ジン始動制御部1gにエンジン駆動許可信号が出力され
る。これに応じて、エンジン始動制御部1gからエンジ
ン駆動信号が出力され、エンジン1iが駆動し、当該建
設機械による作業が可能となる。
【0061】このように構成した本実施形態では、車体
コントローラ1aに入力された期限付パスワードのパス
ワードがメモリ1fに記憶されているパスワードに一致
しない場合、あるいは期限付パスワードの期限が有効期
限内にない場合には、上述のように、エンジン駆動許可
信号が出力されず、したがって、エンジン始動制御部1
gからエンジン駆動信号が出力されず、エンジン1iの
稼働が不能に保たれ、建設機械の駆動は阻止される。し
たがって、この建設機械を走行させることができず、パ
スワードを利用した当該建設機械の盗難を防止できる。
【0062】また、携帯電話2と管理装置3との間の通
話操作の後、携帯電話2を車体コントローラ1aに接続
した状態でエンジンキーを挿入することにより、オペレ
ータや取扱い作業者等の現場関係者によらずに、当該建
設機械の駆動を可能にするパスワードの自動的、かつ遠
隔操作的な車体コントローラ1aへの入力処理を実現で
き、オペレータ等の手を煩わせたり、混乱を生じさせる
事態を招くことがなくて利便性に富むとともに、パスワ
ードの漏洩を防ぐことができて高いセキュリティを確保
できる。
【0063】また、本実施形態では、携帯電話2と車体
コントローラ1aとを通信ケーブル5及びシリアル通信
インタフェース2d,1cを介して接続し、シリアル通
信を実現させているので送信する期限付パスワードに対
する高い機密性を確保できる。
【0064】なお、上記実施形態では、キースイッチ1
hの操作により携帯電話2に対しパスワードデータを要
求する要求信号を作製し、携帯電話2では、この要求信
号を受信した後にメモリ2cからパスワードを読み出す
ようにしたが、携帯電話2を建設機械1に接続した時
に、携帯電話2からパスワードデータを送出するように
してもよい。
【0065】また、上記実施形態では、管理装置3のデ
ータベース3cが、所定のパスワードと、携帯電話2の
電話番号と、携帯電話2の所有者であるオペレータの作
業スケジュールとを関連させて記憶し、車体コントロー
ラ1aのCPU3bで、入力された期限付パスワードの
パスワードと、メモリ1fに記憶されているパスワード
と一致するかどうか判断し、また、入力された期限付パ
スワードの期限が、時計1eの示す日時を含んでいる有
効なものであるかどうか判断し、この2つの判断が満足
されたときに、エンジン駆動許可信号を出力する処理を
おこなうようになっているが、本発明は、このように構
成することに限らない。
【0066】例えば、携帯電話2をオペレータが確実に
保管し得る状況にあり、当該オペレータあるいは取扱い
作業者等による建設機械の稼働をいつでも可能にしたい
状況にあっては、管理装置3のデータベース3cに所定
のパスワードのみを記憶させるようにし、この管理装置
3のCPU3bで、携帯電話2から出力される通話信号
に応じてデータベース3cに記憶されている所定のパス
ワードを読出し、これをそのまま期限の設定付与をする
ことなくモデムインタフェース3aから出力させるよう
にし、また、車体コントローラ1aのCPU1dでは、
携帯電話2から出力されたパスワードとメモリ1fに記
憶されているパスワードとが一致するかどうかの判断の
みをおこない、この判断が満足されたときに、エンジン
駆動許可信号を出力する処理をおこなう構成にしてもよ
い。
【0067】このように構成した場合には、パスワード
に期限が付与されていないので、オペレータは所望のと
きに建設機械を動かすことができる。
【0068】また例えば、建設機械の稼働スケジュール
をも考慮したい場合には、管理装置3のデータベース3
cに、所定のパスワードと、携帯電話2の電話番号と、
オペレータの作業スケジュールとともに、オペレータが
関係している建設機械の稼働スケジュールを記憶させて
おき、管理装置3のCPU3bで、認識された電話番号
に応じてデータベース3cに記憶された所定のパスワー
ドを選定するとともに、オペレータの作業スケジュール
と、建設機械の稼働スケジュールの双方に基づいて有効
期限を決定し、その有効期限に相応する期限付パスワー
ドを設定するようにし、車体コントローラ1aのCPU
1dでは、入力された期限付きパスワードのパスワード
とメモリ1fに記憶されているパスワードとが一致する
かどうか判断し、また、期限付パスワードの期限が、時
計1eに示す日時を含んでいる有効なものであるかどう
か判断し、この2つの判断が共に満足されたときに、エ
ンジン駆動許可信号を出力する処理をおこなうように構
成してもよい。
【0069】このように構成する場合、管理装置3のC
PU3bでは、例えばオペレータの作業スケジュール
と、建設機械の稼働スケジュールとが重なる期間を有効
期限とする期限付パスワードを設定するようにしてもよ
い。
【0070】また、上記実施形態では、エンジン始動指
示手段としてキースイッチ1hを設けてあるが、本発明
は、このように構成することには限られず、手操作に応
じた指示信号の出力が可能なスイッチや押釦等によって
構成してもよい。
【0071】また、上記実施形態では、携帯型通信機と
して携帯電話2を設けてあるが、本発明は、これに限ら
れず、例えば携帯型パソコンによって構成してもよい。
【0072】また、上記実施形態において、携帯電話2
を複数備え、管理装置3のデータベース3cに予め設定
する全ての携帯電話2の電話番号、パスワード等をそれ
ぞれ関連させて記憶させておき、車体コントローラ1a
のメモリ1fにデータベース3cに記憶させた複数のパ
スワードと同じ複数のパスワードを記憶させておき、車
体コントローラ1aのCPU1dが、携帯電話2から入
力されたパスワードとメモリ1fに記憶されているパス
ワードとを比較する際、入力されたパスワードがメモリ
1fに記憶されている複数のパスワード中に含まれてい
るかどうか判断し、含まれていると判断したときに、エ
ンジン駆動許可信号を出力する処理をおこなう構成にし
てもよい。このように構成したものでは、例えば1台の
建設機械を複数のオペレータの誰でもが必要に応じて操
作することができる。
【0073】また、上記では携帯電話2と管理装置3と
を接続する第1通信手段が公衆回線4から成っている
が、本発明は、これに限られず、通信衛星を介在させた
ものであってもよい。
【0074】また、上記では携帯電話2と車体コントロ
ーラ1aとを接続する第2通信手段が通信ケーブル5か
ら成っているが、本発明は、これに限られず、無線通信
手段等であってもよい。
【0075】なお、管理装置3は、例えば建設機械を所
有する会社の建物内部などに設けることもできる。
【0076】
【発明の効果】本願の各請求項に係る発明によれば、オ
ペレータや取扱い作業者等の現場関係者によらずに、当
該建設機械の駆動を可能にするパスワードの自動的、か
つ遠隔操作的な入力処理を実現でき、オペレータ等の手
を煩わせたり、混乱を生じさせる事態を招くことがな
く、従来に比べて利便性に富むとともに、パスワードの
漏洩を防ぐことができ、従来よりも高いセキュリティを
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の盗難防止装置の一実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す一実施形態に備えられる管理装置に
おける処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す一実施形態に備えられる車体コント
ローラにおける処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体 1a 車体コントローラ 1b キー入力インタフェース 1c シリアル通信インタフェース(入力部)(出力
部) 1d CPU(演算部) 1e 時計 1f メモリ 1g エンジン始動制御部 1h キースイッチ 1i エンジン 1j コネクタ 2 携帯電話(携帯型通信機) 2a 回線接続部(第1入力部)(第1出力部) 2b CPU(演算部) 2c メモリ 2d シリアル通信インタフェース(第2入力部)(第
2出力部) 2e 入力操作部 2f コネクタ 3 管理装置 3a モデムインタフェース(入力部)(出力部) 3b CPU(演算部) 3c データベース 4 公衆回線(第1通信手段) 5 通信ケーブル(第2通信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 玄六 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 富川 修 東京都文京区後楽ニ丁目5番1号 日立建 機株式会社内 (72)発明者 足立 宏之 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 柄澤 英男 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB05 BA04 BA08 DA04 2D015 GA03 GB00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械に備えられ、所定のパスワード
    に応じてエンジンの稼働を可能にさせる制御をおこな
    い、上記所定のパスワードと異なるパスワードのときに
    はエンジンの稼働を不能に保つことにより当該建設機械
    の盗難を防止する建設機械の盗難防止装置において、 上記建設機械から離隔した位置に配置され、上記所定の
    パスワードを記憶する管理装置と、 この管理装置と第1通信手段を介し接続可能に設けら
    れ、上記管理装置から出力される上記所定のパスワード
    を記憶する携帯型通信機と、 上記建設機械に設けられるとともに、上記携帯型通信機
    と第2通信手段を介し接続可能に設けられ、上記管理装
    置に記憶された上記所定のパスワードと同一のパスワー
    ドを予め記憶するとともに、上記携帯型通信機から出力
    された上記所定のパスワードと、上記予め記憶したパス
    ワードとが一致するかどうか判断し、一致したときにエ
    ンジン駆動信号を出力する車体コントローラとを含むこ
    とを特徴とする建設機械の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 エンジン始動指示手段を備えるととも
    に、 上記管理装置が、 上記携帯型通信機から上記第1通信手段を介して出力さ
    れる通信信号を入力する入力部と、 上記所定のパスワードを記憶するデータベースと、 上記入力部から入力された通信信号に応じて上記データ
    ベースに記憶された上記所定のパスワードを選定する演
    算部と、 この演算部で選定された上記所定のパスワードを上記第
    1通信手段を介して上記携帯型通信機に出力する出力部
    とを備え、 上記携帯型通信機が、 上記建設機械のオペレータが所有するものであるととも
    に、 上記管理装置に上記第1通信手段を介して上記通信信号
    を出力する第1出力部と、 上記管理装置から出力された上記所定のパスワードを上
    記第1通信手段を介して入力する第1入力部と、 この第1入力部から入力された上記所定のパスワードを
    記憶するメモリと、 上記所定のパスワードを上記第2通信手段を介して上記
    車体コントローラに出力する第2出力部とを備え、 上記車体コントローラが、 上記管理装置の上記データベースで記憶される上記所定
    のパスワードと同一のパスワードを予め記憶するメモリ
    と、 上記携帯型通信機の上記第2出力部から出力された上記
    所定のパスワードを上記第2通信手段を介して入力する
    入力部と、 上記携帯型通信機の第2出力部から出力された上記所定
    のパスワードが当該車体コントローラのメモリに予め記
    憶されたパスワードに一致するかどうか判断し、一致し
    たときにエンジン駆動許可信号を出力する処理をおこな
    う演算部と、 この演算部から出力されたエンジン駆動許可信号に応じ
    てエンジン駆動信号を出力するエンジン始動制御部とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の盗難
    防止装置。
  3. 【請求項3】 上記携帯型通信機が、 上記車体コントローラから出力された所定の要求信号を
    上記第2通信手段を介して入力する第2入力部と、上記
    車体コントローラから出力された上記要求信号に応じて
    当該携帯型通信機の上記メモリに記憶された上記所定の
    パスワードを読み出す処理をおこなう演算部とをさらに
    備え、 上記車体コントローラが、 上記携帯型通信機の上記第2入力部に上記第2通信手段
    を介して上記要求信号を出力する出力部をさらに備える
    とともに、 上記車体コントローラに備えられた演算部が、上記エン
    ジン始動指示手段から出力される信号に応じて上記要求
    信号を出力させるための処理をおこなうことを特徴とす
    る請求項2記載の建設機械の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 上記エンジン始動指示手段が、エンジン
    キーが挿入されたことを検出するキースイッチであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の建設機械の盗難防止装
    置。
  5. 【請求項5】 上記携帯型通信機が携帯電話であるとと
    もに、 上記管理装置が上記携帯電話の電話番号と、上記所定の
    パスワードとを関連させて記憶するデータベースを備え
    たことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の建
    設機械の盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 上記所定のパスワードが、有効期限の決
    められた期限付パスワードであり、 上記車体コントローラが時計を備え、 当該車体コントローラの上記演算部が、上記時計の示す
    日時に基づいて上記期限付パスワードが有効か無効か判
    断し、無効と判断したときにエンジンの始動阻止の処理
    をおこなうものであることを特徴とする請求項5記載の
    建設機械の盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 上記管理装置が、 上記携帯電話の電話番号と、この携帯電話の所有者の作
    業スケジュールと、上記所定のパスワードとを関連させ
    て記憶するデータベースを備え、 当該管理装置の入力部から入力された通話信号に基づい
    て認識された上記携帯電話の電話番号に応じて、当該管
    理装置の上記データベースに記憶された該当する電話番
    号に係る所有者の作業スケジュールを読出し、この作業
    スケジュールに相当する期間を有効期限とする期限付パ
    スワードを設定する演算部を備えたことを特徴とする請
    求項6記載の建設機械の盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 上記管理装置が、 上記携帯電話の電話番号と、この携帯電話の所有者の作
    業スケジュールと、上記建設機械の稼働スケジュール
    と、上記所定のパスワードとを関連させて記憶するデー
    タベースを備え、 当該管理装置の入力部から入力された通話信号に基づい
    て認識された上記携帯電話の電話番号に応じて、当該管
    理装置の上記データベースに記憶された該当する電話番
    号に係る所有者の作業スケジュールと、上記建設機械の
    稼働スケジュールとを読出し、上記所有者の作業スケジ
    ュールと上記建設機械の稼働スケジュールの双方に基づ
    いて有効期限を決定し、その有効期限に相応する期限付
    パスワードを設定する演算部を備えたことを特徴とする
    請求項6記載の建設機械の盗難防止装置。
  9. 【請求項9】 上記携帯型通信機を複数備え、 上記管理装置が、複数の所定のパスワードを記憶するも
    のであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の建設機械の盗難防止装置。
  10. 【請求項10】 上記第1通信手段が、公衆回線である
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の建設
    機械の盗難防止装置。
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