JP4372062B2 - 入退室管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、入室可能な人間が制限された部屋への入室者の認証を行って、入退室者の管理を行うための入退室管理システムに関する。
様々な企業や組織では、個人情報や機密情報の漏洩を防ぐために、入室可能な人間を制限したり、誰が何時入退室したかを記録するための入退室管理が行われている。このような入退室管理の方法としては、認証が必要な部屋や領域へ入室する場合に、認証用のIDカードをカード読み取り装置などにて読み取らせることにより入室者の認証を行い、入室者が許可された者であることを確認することで、ドアの解錠を行うことが従来から行われている。
しかし、このような従来の入退室管理システムでは、ドアを解錠するためには認証を受けるための特定の操作が必要であるため、両手が使用できない状態では認証を受けることができず不便であるという問題がある。
このような不便さを解消すべくRFタグを利用したRFICカード等の認証カードにより認証を行ったり、指紋や光彩などのバイオ識別を利用して認証を行うことが行われている。しかし、RFICカードなどは通達距離が未だ短く、入力操作部へ近づけないと解錠できない不便さがあるし、認証鍵としてのRFタグやRFICカードを携帯しなければならないという不便さがある。また、指紋や光彩などのバイオ識別を利用して認証を行う場合であっても、認証の操作行為そのものが困難であったり、また認証を理解しない子供などの入退室の場合もあり必ずしも操作性に問題が無いわけではない。
さらに、特別な認証鍵の所持を不要にするために、携帯電話端末やPHS端末等の移動端末を認証鍵として認証を行い、ドアの解錠を行うようにした入退室方法も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、このような入退室管理方法によっても解錠操作を行う必要があり、両手が塞がっている場合等では認証を容易に受けることができない。
このような操作性の不便さを解消するため、PHS端末を利用して入室者を自動的に認証し、何の操作も必要とすることなくドアの解錠を行うような入退室管理システムが提案されている(例えば、特許文献2、3参照。)。このような従来の入退室管理システムによれば、入室者はPHS端末を身に付けているだけでドアの解錠が行われ煩わしい認証操作から解放されることになる。
この特許文献2に開示された入退室管理方法は、電気錠と連動した基地局において子機からの電界強度を検出し子機位置を判定し、電気錠を開錠する仕組みであるが、PHSシステムと入退室管理システムとを接続する必要があるとともに入退室管理を行うドアの側に1対1対応でPHS基地局を設置する必要があり、入退室管理を行うドア毎に有線配線が必要となるという大きな問題がある。
また、特許文献3に開示された入退室管理方法は、事業所用コードレス電話機を所持した入室者が、入退室管理が行われているドアの近傍に設置された入退室管理用無線基地局の監視領域に入ると、コードレス電話システムに接続された入退室制御装置がドアの解錠を行う仕組みである。このような入退室管理方法においても、入退室管理を行うドア近傍には、PHSシステムに接続された入退室管理用無線基地局や電子錠を設置する必要があり、入退室管理を行うドア毎に有線配線が必要となるという大きな問題がある。
そして、入退室管理を行うドア毎に有線配線が必要となることにより、新たに入退室管理を行う必要が発生した際の設置の費用、手間が大きくなり、入室制限を行う部屋や領域の変更、移動等が容易に行えない等の弊害が発生する。
特開2002−161657号公報 特開2001−204059号公報 特開平9−154167号公報
上述した従来の入退室管理システムでは、PHSシステム等を利用して入退室管理を行おうとした場合、PHSシステムと入退室管理システムとを連携させるための有線配線が必要になり、設置したり移動したりする際の手間が煩雑であるという問題点があった。
本発明の目的は、入室者を自動的に認証することができるとともに、PHSシステム等への有線配線の接続を必要とせずに独立して設置可能な入退室管理システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の入退室管理システムは、入室可能な人間が制限された部屋への入室者の認証を行って、入退室者の管理を行うための入退室管理システムであって、
入退室者を管理する部屋に対する人の出入りを制限するためのドアに設置された電気錠と、
前記電気錠の解錠/施錠を管理するための電気錠制御部と、前記入室者の所持する携帯端末と通信を行うための、携帯電話システム、PHSシステムまたはコードレス電話システムの基地局から送信されるキャリア信号を受信する受信部と、前記受信部により受信されたキャリア信号と同期した信号を送信するとともに前記携帯端末からの位置登録要求を受けて認証要求を行い前記携帯端末からの認証応答に含まれるID番号をID番号一時記憶部に格納する送受信部と、前記ID番号一時記憶部に格納されたID番号が予め認証を受けた番号であるか否かを問い合わせるための認証要求を行い認証する旨の回答を受信すると前記電気錠制御部を介して前記電気錠の解錠を指示する照合管理部とを備える、前記携帯端末を認証する、前記携帯電話システムや前記PHSシステムに含まれない擬似的な基地局である認証基地局と、
入室が許可された者の携帯端末を特定するID番号が予め格納されたID番号記憶部と、
前記認証基地局から認証要求を受けたID番号が前記ID番号記憶部に格納されたID番号と一致するか否かを判定し、認証要求を受けたID番号が前記ID番号記憶部に格納されたID番号と一致した場合には、認証する旨の回答を前記認証基地局に返信する入退室管理サーバとを備えている。
本発明では、入室者の所持する携帯端末により入室者の認証を行うために、ドアの近傍に電気錠を制御するための認証基地局を設ける。この認証基地局は、携帯端末と通信を行うための基地局からの信号を受信し、受信した信号に同期した信号を送信することにより、携帯端末を所持した入室者が認証基地局の認証区域に入った場合、携帯端末の位置登録機能を利用して携帯端末からID番号を取得し、このID番号が予め登録されたID番号と一致した場合に電気錠を解錠して入室者の入室を許可するようにする。
従って、入室者は携帯端末を所持して認証基地局の認証区域内に入るだけで認証を受けてドアの解錠を行うことができる。また、携帯端末の基地局からの電波が受信できる範囲に認証基地局を設置するだけでシステム構築が可能なため、認証基地局と携帯端末の基地局との間には有線配線は必要でないため、PHSシステムや携帯電話システム等への有線配線による接続を必要とせずに独立して設置可能な入退室管理システムを提供することができる。
また、前記携帯端末をPHS端末または携帯電話端末としてもよいし、前記携帯端末を無線IP端末とし、前記認証基地局を無線LAN端末とし、前記ID番号をMACアドレスとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、電気錠を設置したドアの近傍に認証基地局を設置するだけでいいため、認証基地局とPHSシステムや携帯電話システム等との間の有線配線を必要することなく携帯端末を所持する入室者の認証を自動的に行うことが可能になり、新たな設置や移動等が容易になるという効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
携帯電話システムの携帯端末では、現在アクセスしている電界強度より他の基地局からの電界強度が強くなると、その基地局の電波にアクセスする。そして、携帯端末は、基地局からの報知情報中の位置登録エリア番号が変わると、位置登録を起動し、位置登録要求を基地局に対して送出する。
本実施形態の入退室管理システムは、この位置登録の機能を利用して、擬似的な基地局を認証基地局として設け、この認証基地局により入室者の認証を行うようにしたものである。携帯端末がこの認証基地局の認証領域に入ると、携帯端末では、認証基地局からの電波の電界強度が強くなり位置登録を起動する。そして、認証基地局では、この位置登録処理を利用して、認証領域に入った携帯端末の認証IDを取得して、この認証IDが事前に登録されていれば電気錠の解錠を行う仕組みである。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の入退室管理システムのシステム図を図1に示し、ブロック図を図2に示す。
図1には、携帯端末100を所持する入室者110が、基地局20の通話区域から、ドアに設置された電気錠60を制御する認証基地局70の認証区域へ入った場合の図を示す。また、本実施形態の入退室管理システムは、図2に示されるように、電気錠60と、認証基地局70と、入退室管理サーバ30と、ID番号記憶部40と、入力部50とから構成されている。
電気錠60は、入退室者を管理する部屋に対する人の出入りを制限するためのドアに設置される。ID番号記憶部(DB)40には、入室が許可された者の携帯端末を特定するID番号が予め格納されている。
入退室管理サーバ30は、認証基地局70から認証要求を受けたID番号がID番号記憶部40に格納されたID番号と一致するか否かを判定し、認証要求を受けたID番号がID番号記憶部40に格納されたID番号と一致した場合には、認証する旨の回答を認証基地局70に返信する。
また、本実施形態の入退室管理システムは、移動無線システムを利用したシステムであり、この移動無線システムにおける基地局20は、ISDNや一般回線に接続された主装置10に接続される一般的な装置である。そして、本実施形態の入退室管理システムにおける認証基地局70は、この基地局20から送信される電波を受信できる範囲内に設置されていることが前提であるが、携帯端末100が基地局20と接続出来ない場所であれば、基地局20が無くとも認証基地局70のキャリア信号を自走させておけば、認証基地局70への位置登録動作により可能である。
認証基地局70は、入退室管理サーバ30と接続され、受信部71と、LANインタフェース(LAN I/F)72と、制御部73と、ID番号一時記憶部74と、照合管理部75と、タイマ76と、送受信部77と、電気錠制御部78、電源部79と、受信アンテナと、認証基地局送受信アンテナ90とから構成されている。
受信部71は、入室者の所持する携帯端末100と通信を行うための基地局20から送信されるキャリア信号を、受信アンテナ80を介して受信する。
送受信部77は、受信部71により受信されたキャリア信号と同期した信号を認証基地局送受信アンテナ90を介して送信するとともに携帯端末100からの位置登録要求を受けて認証要求を行い携帯端末100からの認証応答に含まれるID番号をID番号一時記憶部74に格納する。
ID番号一時記憶部74は、送受信部77により受信されたPHSからの電波を受信しID番号を解析して一時記憶する。入力部50は、入室を許可された者の携帯端末100のID番号を入力するための装置である。
電気錠制御部78は、入退室を管理するドアに設置された電気錠60の解錠/施錠を制御する。
照合管理部75は、ID番号一時記憶部74に格納されたID番号が予め認証を受けた番号であるか否かを問い合わせるための認証要求を入退室管理サーバ30に対して行い、この入退室管理サーバ30から認証する旨の回答を受信すると電気錠制御部78を介して電気錠60の解錠を指示する。
タイマ部76は、指定された時間を測定する。制御部73は、認証基地局70を構成する各構成要素を制御する。電源部79は、認証基地局70を構成する各構成要素に対して電源を供給する。
なお、認証基地局70はLANを介して別のドアの電気錠を制御する別の認証基地局と接続するようにしてもよいし、入室区域と関連する退室側へ設置するようにしてもよい、別のドア電気錠へ接続するようにしてもよい。
次に、本実施形態の入退室管理システムの動作を図1と、図2および図3のシーケンスチャートを参照して詳細に説明する。
先ず、認証基地局70では、受信部71により基地局20からのキャリア信号を受信し、送受信部77により受信したキャリア信号に同期した信号をキャリア信号として送信する。このようにすることにより、基地局20から送信されるキャリア信号と、認証基地局70から送信されるキャリア信号とが衝突し、お互いに干渉する状態にしておく。
このような状態において、携帯端末100を保持する入室者110が入室者が制限されている部屋に移動してきた場合の動作を図3のシーケンスチャートを参照して説明する。
まず、携帯端末100を保持する入室者110が、入退室が管理されている部屋または領域に近づいた場合、基地局20の通話区域に入るため、携帯端末100は基地局20からの電波を受信して、携帯端末100と基地局20との間で接続が確立される(ステップ301)。そして、入室者110が基地局20の通話区域から、認証基地局70の認証区域へ移動した場合、携帯端末100では、基地局20から受信したキャリア信号の電界強度よりも、認証基地局70から受信したキャリア信号の電界強度のほうが大きくなる(ステップ302、303)。そのため、携帯端末100は、認証基地局70からの電波にアクセスするようになる。そして、認証基地局70の報知情報中の位置登録エリア番号と、基地局20の報知情報中の位置登録エリア番号は、異なる番号が設定されているため、報知情報中の位置登録エリア番号が変化したことを検出した携帯端末100は、認証基地局70に対して位置登録要求を行う(ステップ304)。そして、この携帯端末100からの位置登録要求を受けた認証基地局70では、携帯端末100に対して認証要求を送信する(ステップ305)。この、認証基地局70からの認証要求を受信した携帯端末100では、認証応答を認証基地局70に返信する(ステップ306)。
認証基地局70では、この認証応答から携帯端末100のID番号を取得し、ID番号を取得後に入退室管理サーバ30へ問い合わせを行う(ステップ307)。認証基地局70からの認証ID問い合わせを受けた入退室管理サーバ30では、問い合わせを受けたID番号がID番号記憶部40に記憶されたID番号と一致するか否かを判定して(ステップ308)、この判定結果を認証基地局70に回答する(ステップ309)。そして、入退室管理サーバ30からの回答を受けた認証基地局70では、問い合わせをしたID番号が予め登録されているID番号と一致した旨の回答を受けた場合、電気錠制御部78を介して電気錠60に対して解錠信号を出力する(ステップ310)。この解錠信号により電気錠60は解錠されるため、入退室者はドアからの入退室が可能となる。そして、入退室が確認されると(ステップ311)、電気錠60から認証基地局70に対して閉錠信号が送られ(ステップ312)、認証基地局70は施錠されたことを確認する。なお、認証基地局70が解錠信号を電気錠60に対して送信した後(ステップ310)、タイマ76を起動させ一定時間が経過したか否かを測定し(ステップ313)、一定時間以上が経過した場合には、電気錠60を強制的に施錠する。
本実施形態の入退室管理システムによれば、携帯端末100のID番号を事前に入退室管理サーバ30が管理するID番号記憶部40に登録しておくことで、この携帯端末100の電源を入れて携帯して認証基地局70の認証区域内に入るだけで電気錠60が解錠されて入退室が管理された部屋または領域への入室が可能となる。そのため、認証カードやバイオ認証等による入退室ための特定の操作をしなくとも、容易に入退室を行うことが可能となる。また、携帯端末100のID番号を利用するので、特殊な認証の仕組みがなくとも容易に認証を可能とする。
そして、本実施形態の入退室管理システムは、認証基地局70において基地局20から送信される電波を受信する以外は、移動無線システムとは独立していて、特に有線配線とは必要とならない。そのため、本実施形態の入退室管理システムによれば、入退室を管理する部屋または領域へのドアに電気錠60を設置し、このドアに近接して認証基地局70を設置するだけで構成が可能となり、新たに設置したり、他の場所に移動したりする等の作業が従来のシステムと比較して容易になる。
上記の説明では、携帯端末100が待ち受け状態で認証基地局70の認証区域に入った場合の動作について説明していたが、携帯端末100が基地局20を介して通話中に、認証基地局70の認証区域へ入った場合にも携帯端末100から認証基地局70に対して位置登録要求が同様に行われて、上記で説明したのと同じ処理が行われる。なお、携帯端末100が基地局20を介して通話中に、認証基地局70の認証区域へ入った場合には、認証基地局70と携帯端末100との通信中だけ通話が途切れることになる。しかし、この認証区域を通過後は、本来の基地局20との接続が確立されれば呼が切断されることはなく、通話中の呼はそのまま継続することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の入退室管理システムについて図4を参照して説明する。図4において、図2中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
本実施形態の入退室管理システムは、主装置10内にID番号記憶部120が新たに設けられ、入退室管理サーバ30は、主装置10と接続してID番号記憶部120に記憶されたID番号をID番号記憶部40に転送する動作のみが、上記の第1の実施形態の入退室管理システムと異なっている。
本実施形態の入退室管理システムによれば、入室を許可された者を特定するだけで、入退室管理サーバ30は、その者の所持する携帯端末100のID番号を、主装置10のID番号記憶部120から入手してID番号記憶部40に格納することが可能となる。そのため、入室を許可された者の携帯端末100のID番号を入力する手間を省くことが可能となる。
上記第1および第2の実施形態では、一般的な移動通信システムに対して本発明を適用した場合について説明したが、通常のPHSシステムや携帯電話システムに対して適用することは当然のことである。ここで、携帯電話システムに対して本発明を適用した場合には、図1に示した基地局の通話区域はかなり広い範囲となるが、この場合でも認証基地局70が基地局からの電波を受信し基地局と同期させることで本発明を適用することは可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の入退室管理システムについて図5を参照して説明する。図5において、図2中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
上記第1および第2の実施形態では、PHSシステムや携帯電話システム等の移動無線システムに対して本発明を適用した場合であったが、本実施形態では、無線LANシステムに対して本発明を適用した場合である。
本発明を適用する無線LANシステムは、無線LAN端末140がゲートウェイ130を介してISDN/一般回線に接続された構成となっている。そして、携帯端末100は、無線IP端末が利用される。
そして、本実施形態の入退室管理システムは、認証基地局170と、電気錠60と、入退室管理サーバ30と、MACアドレス記憶部150と、入力部50とから構成されている。
認証基地局170は、図2に示した第1の実施形態における認証基地局70に対して、ID番号一時記憶部74がMAC(Medium Access Control)アドレス一時記憶部84に置き換わった構成となっている。また、実際には、この認証基地局170は、無線LAN端末を用いて実現される。
MACアドレス一時記憶部84は、無線IP端末からのMACアドレスを一時記憶する記憶部である。また、MACアドレス記憶部150は、予め入室が許可された者の携帯端末100に対応したMACアドレスが予め格納されている。
本実施形態の入退室管理システムにおける動作は、図2に示した第1の実施形態の入退室管理システムに対して、ID番号をMACアドレスに変えたものである。
先ず、認証基地局170では、受信部71により無線LAN端末140からのビーコン信号を受信し、送受信部77により受信したビーコン信号に同期した信号をビーコン信号として送信する。このようにすることにより、無線LAN端末140から送信されるビーコン信号と、認証基地局170から送信されるビーコン信号とを同期させ、ビーコン信号が衝突しないような状態にしておく。携帯端末100はビーコン電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)をモニタし、RSSIが最も高い無線LAN基地局を決定し、その無線LAN基地局へ認証要求(加入要求)フレームを送信する。
このような状態において、携帯端末100を保持する入室者110が入室者が制限されている部屋に移動してきた場合の動作を図6のシーケンスチャートを参照して説明する。
まず、携帯端末100を保持する入室者110が、入退室が管理されている部屋または領域に近づいた場合、無線LAN端末140の通話区域に入るため、携帯端末100は無線LAN端末140からの電波を受信して、携帯端末100と無線LAN端末140との間で接続が確立される(ステップ701)。そして、入室者110が無線LAN端末140の通信可能区域から、認証基地局170の認証区域へ移動した場合、携帯端末100では、無線LAN端末140から受信したビーコン信号の電界強度よりも、認証基地局170から受信したビーコン信号の電界強度のほうが大きくなる(ステップ702、703)。そのため、携帯端末100は、認証基地局170からの電波にアクセスするようになる。
そして、このアクセスにより無線LAN端末140から認証基地局170に対して認証要求が送信され、送信された報知情報中の携帯端末100のMACアドレスにて加入要求が行われる(ステップ704)。
認証基地局170では、この認証要求から携帯端末100のMACアドレスを取得し、MACアドレスを取得後に入退室管理サーバ30へ問い合わせを行う(ステップ705)。認証基地局170からの認証MAC問い合わせを受けた入退室管理サーバ30では、問い合わせを受けたMACアドレスがMACアドレス記憶部150に記憶されたMACアドレスと一致するか否かを判定して(ステップ706)、この判定結果を認証基地局170に回答する(ステップ707)。そして、入退室管理サーバ30からの回答を受けた認証基地局170では、問い合わせをしたMACアドレスが予め登録されているMACアドレスと一致した旨の回答を受けた場合、電気錠制御部78を介して電気錠60に対して解錠信号を出力する(ステップ708)。この解錠信号により電気錠60は解錠されるため、入退室者はドアからの入退室が可能となる。そして、入退室が確認されると(ステップ709)、電気錠60から認証基地局170に対して閉錠信号が送られ(ステップ710)、認証基地局170は施錠されたことを確認する。なお、認証基地局170が解錠信号を電気錠60に対して送信した後(ステップ708)、タイマ76を起動させ一定時間が経過したか否かを測定し(ステップ711)、一定時間以上が経過した場合には、電気錠60を強制的に施錠する。
本実施形態の入退室管理システムでは、携帯端末100として無線IP端末を携帯して当該認証基地局170の認証区域に入った場合に、携帯端末100が認証基地局170と接続することにより、携帯端末100のMACアドレスがMACアドレス一時記憶部84へ記憶され、当該MACアドレスと事前にMACアドレス記憶部150に登録されたMACアドレスとが照合され、一致した場合は電気錠制御部78より電気錠60へ解錠信号が出力され、電気錠60が解除される。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態の入退室管理システムについて図7を参照して説明する。図7において、図5中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
本実施形態においては、図7にて示す、認証基地局170をゲートウェイ130とLANにて接続し、登録のための事前のMACアドレスをLANを介して入手する構成を示す。図5にて示した第3の実施形態の入退室管理システムでは、入室を許可された者の携帯端末100のMACアドレスは入力部50より登録されるが、図7に示した本実施形態の入退室管理システムでは、入退室管理サーバ30は、無線LANシステムからLAN経由にて入室を許可された者が所持する携帯端末100のMACアドレスを入手して、MACアドレス記憶部150へ記憶する。
本実施形態の入退室管理システムによれば、入室を許可された者を特定するだけで、入退室管理サーバ30は、その者の所持する携帯端末100のMACアドレスを、LANを介して無線LANシステムから入手してMACアドレス記憶部150に格納することが可能となる。そのため、入室を許可された者の携帯端末100のMACアドレスを入力する手間を省くことが可能となる。
本発明の第1の実施形態の入退室管理システムのシステム図である。 本発明の第1の実施形態の入退室管理システムの構成を示すブロック図である。 図1の入退室管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施形態の入退室管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の入退室管理システムの構成を示すブロック図である。 図5の入退室管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第4の実施形態の入退室管理システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 主装置
20 基地局
30 入退室管理サーバ
40 ID番号記憶部(DB)
50 入力部
60 電気錠
70 認証基地局
71 受信部
72 LANインタフェース(LAN I/F)
73 制御部
74 ID番号一時記憶部
75 照合管理部
76 タイマ
77 送受信部
78 電気錠制御部
79 電源部
80 受信アンテナ
84 MACアドレス一時記憶部
90 認証基地局送受信アンテナ
100 携帯端末
110 入室者
120 ID番号記憶部
130 ゲートウェイ
140 無線LAN端末
150 MACアドレス記憶部(DB)
170 認証基地局
301〜313 ステップ
701〜711 ステップ

Claims (5)

  1. 入室可能な人間が制限された部屋への入室者の認証を行って、入退室者の管理を行うための入退室管理システムであって、
    入退室者を管理する部屋に対する人の出入りを制限するためのドアに設置された電気錠と、
    前記電気錠の解錠/施錠を管理するための電気錠制御部と、前記入室者の所持する携帯端末と通信を行うための、携帯電話システム、PHSシステムまたはコードレス電話システムの基地局から送信されるキャリア信号を受信する受信部と、前記受信部により受信されたキャリア信号と同期した信号を送信するとともに前記携帯端末からの位置登録要求を受けて認証要求を行い前記携帯端末からの認証応答に含まれるID番号をID番号一時記憶部に格納する送受信部と、前記ID番号一時記憶部に格納されたID番号が予め認証を受けた番号であるか否かを問い合わせるための認証要求を行い認証する旨の回答を受信すると前記電気錠制御部を介して前記電気錠の解錠を指示する照合管理部とを備える、前記携帯端末を認証する、前記携帯電話システムや前記PHSシステムに含まれない擬似的な基地局である認証基地局と、
    入室が許可された者の携帯端末を特定するID番号が予め格納されたID番号記憶部と、
    前記認証基地局から認証要求を受けたID番号が前記ID番号記憶部に格納されたID番号と一致するか否かを判定し、認証要求を受けたID番号が前記ID番号記憶部に格納されたID番号と一致した場合には、認証する旨の回答を前記認証基地局に返信する入退室管理サーバと、
    を備えた入退室管理システム。
  2. 前記携帯端末がPHS端末である請求項1記載の入退室管理システム。
  3. 前記携帯端末が携帯電話端末である請求項1記載の入退室管理システム。
  4. 入室可能な人間が制限された部屋への入室者の認証を行って、入退室者の管理を行うための入退室管理システムであって、
    入退室者を管理する部屋に対する人の出入りを制限するためのドアに設置された電気錠と、
    前記電気錠の解錠/施錠を管理するための電気錠制御部と、前記入室者の所持する携帯端末と通信を行うための、携帯電話システム、PHSシステムまたはコードレス電話システムの基地局から送信されるビーコン信号を受信する受信部と、前記受信部により受信されたビーコン信号と同期した信号を送信するとともに前記携帯端末からの認証要求を受けて前記携帯端末からの認証要求に含まれるMACアドレスをMACアドレス一時記憶部に格納する送受信部と、前記MACアドレス一時記憶部に格納されたMACアドレスが予め認証を受けた番号であるか否かを問い合わせるための認証要求を行い認証する旨の回答を受信すると前記電気錠制御部を介して前記電気錠の解錠を指示する照合管理部とを備える、前記携帯端末を認証する、前記携帯電話システムや前記PHSシステムに含まれない擬似的な基地局である認証基地局と、
    入室が許可された者の携帯端末を特定するMACアドレスが予め格納されたMACアドレス記憶部と、
    前記認証基地局から認証要求を受けたMACアドレスが前記MACアドレス記憶部に格納されたMACアドレスと一致するか否かを判定し、認証要求を受けたMACアドレスが前記MACアドレス記憶部に格納されたMACアドレスと一致した場合には、認証する旨の回答を前記認証基地局に返信する入退室管理サーバと、
    を備えた入退室管理システム。
  5. 前記携帯端末が無線IP端末であり、前記認証基地局が無線LAN端末である請求項4記載の入退室管理システム。
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