JP2003138816A - ゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

ゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及び記録媒体

Info

Publication number
JP2003138816A
JP2003138816A JP2001341187A JP2001341187A JP2003138816A JP 2003138816 A JP2003138816 A JP 2003138816A JP 2001341187 A JP2001341187 A JP 2001341187A JP 2001341187 A JP2001341187 A JP 2001341187A JP 2003138816 A JP2003138816 A JP 2003138816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
mobile communication
information
control device
unlocking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001341187A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Takei
守 武居
Norimitsu Otaka
宣光 大高
Kazuo Morita
和雄 守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
NTT Power and Building Facilities Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
NTT Power and Building Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc, NTT Power and Building Facilities Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2001341187A priority Critical patent/JP2003138816A/ja
Publication of JP2003138816A publication Critical patent/JP2003138816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲートの解錠にかかる時間や手間を低減する
ことができるゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲ
ート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及
び記録媒体を提供する。 【解決手段】 認証サーバ70Aは、携帯電話機40A
の電話番号とゲート制御装置21Aのゲート制御装置番
号を受信する。認証用データ格納データベース72Aに
登録されている電話番号およびゲート制御装置番号の組
み合わせと、受信した携帯電話機40Aの電話番号およ
びゲート制御装置21Aのゲート制御装置番号の組み合
わせが一致し、かつ当該組み合わせと対応付けられたゲ
ート解錠予定時間帯が現在時刻を含む範囲内という場
合、認証サーバ70Aは施設内への通過資格があると判
断し、肯定的な認証結果をゲート制御装置21Aへ送信
する。ゲート制御装置21Aは、肯定的な認証結果を受
信後にゲート10Aを解錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施錠されたゲート
の解錠を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所や移動体通信網に接続されている
無線基地局などの施設は通常、無人運転されている。こ
れらの施設は、公共性や安全性の観点から、侵入者を排
除すべき施設であり、施錠されたゲートを開けなければ
誰であろうとも自施設内へ入れないように構築されてい
る。無人運転中の施設内への進入時には、施設の内側か
らのゲートの解錠を期待することはできないから、施設
内へ入ろうとする者は、鍵を携行し、この鍵を用いて施
設外からゲートを解錠して開けなければならない。しか
し、施設の公共性等を考慮すると、ゲートを解錠するた
めの鍵を、例えば、施設の点検や保守等を行う特定の者
が常に携帯するような運用形態は望ましくない。鍵を紛
失したり盗まれたりする虞があるからである。このよう
なことから、管理所にて鍵を管理する運用形態が広く採
用されている。この運用形態では、施設の点検や保守等
を行うために施設内へ入ろうとする者は、一旦、目的の
施設のゲートを解錠するための鍵を管理している管理所
へ行き、この管理所にて目的の施設内へ進入するための
手続きを行って鍵を受け取り、その後、目的の施設へ赴
くことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように管理所で鍵
を管理する運用形態では、施設内へ入ろうとする者は、
施設へ行く前に施設から離間した管理所に立ち寄って所
定の手続きを行わねばならず、手間と時間がかかってい
た。特に、一つの管理所にて複数の施設に対応した鍵を
管理する場合には、管理所から遠く離れた施設がどうし
ても存在してしまい、このような遠方の施設内へ入ろう
とする者にかかる負担は極めて大となる。そもそも、管
理所にて鍵を管理する運用形態であっても、管理所から
施設へ赴く者は当該施設に対応した鍵を携行することに
なるので、鍵を紛失したり盗まれたりする虞が無くなる
訳でもない。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、セキュリティを確保しつつ、施設への侵入を
排除するために施錠されたゲートの解錠にかかる時間や
手間を低減することができるゲート管理方法、ゲート管
理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、
プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、施錠されたゲートの近傍に配置され前記
ゲートを解錠するゲート制御装置と前記ゲートを解錠し
ようとする者が所持する携帯通信端末との間に短距離の
通信路が確立されたことを前記ゲート制御装置が検出す
る検出ステップと、前記携帯通信端末のアドレス情報の
正当性が前記携帯通信端末に通信サービスを提供する移
動体通信網により保証され、かつ現在時刻および前記ア
ドレス情報で特定される解錠が予定されている場合にの
み、前記ゲート制御装置が前記ゲートを解錠する認証解
錠ステップとを有するゲート管理方法を提供する。
【0006】また、本発明は、施錠および解錠可能なゲ
ートと、通信サービスを提供する移動体通信網と、前記
通信サービスを受けることが可能であって、前記ゲート
が解錠される予定を記憶したサーバと、前記ゲートを解
錠しようとする者に所持され、前記通信サービスを受け
ることができる端末であって、前記通信サービスで提供
されない短距離の通信路を介して指示を受信し、この指
示に従って作動するとともに、前記移動体通信網を介し
て情報を受信し、この情報を前記通信路へ送出する携帯
通信端末と、前記ゲートの近傍に配置される装置であっ
て、前記携帯通信端末との間に前記通信路が確立された
ことを検出し、前記携帯通信端末の所持者が前記ゲート
を解錠する資格を有するか否かの判定の依頼を前記サー
バへ前記通信路経由で送信する旨の依頼指示を前記通信
路経由で前記携帯通信端末へ送信するとともに、前記携
帯通信端末から転送されてくる情報を受信し、この情報
が、前記所持者が前記資格を有する旨の肯定情報である
場合にのみ前記ゲートを解錠するゲート制御装置とを備
え、前記携帯通信端末が、通信路を介して受信した指示
が前記依頼指示であれば前記移動体通信網を介して前記
サーバと通信し、前記サーバは前記携帯通信端末との通
信が開始されると、前記携帯通信端末のアドレス情報を
取得し、前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が前
記移動体通信網により保証され、かつ現在時刻および前
記アドレス情報で特定される解錠が前記予定の範囲内で
ある場合にのみ、前記移動体通信網を介して前記肯定情
報を前記携帯通信端末へ送信するゲート管理システムを
提供する。
【0007】さらに、本発明は、施錠および解錠可能な
ゲートと、通信サービスを提供する移動体通信網と、前
記通信サービスを受けることが可能であって、前記ゲー
トを解錠しようとする者に所持され、前記通信サービス
で提供されない短距離の通信路を介して指示を受信し、
この指示に従って作動する携帯通信端末と、前記通信サ
ービスを受けることが可能であって、前記ゲートの近傍
に配置され、前記ゲートが解錠される予定を記憶し、前
記携帯通信端末との間に前記通信路が確立されたことを
検出し、前記移動体通信網および前記通信路を介して前
記携帯通信端末と通信し、この通信によって前記携帯通
信端末のアドレス情報の正当性が前記移動体通信網によ
り保証されていることを確認し、かつ現在時刻および前
記アドレス情報で特定される解錠が前記予定の範囲内で
あることを確認した場合にのみ、前記ゲートを解錠する
ゲート制御装置とを有するゲート管理システムを提供す
る。
【0008】また、本発明は、施錠および解錠可能なゲ
ートの近傍に配置され、前記ゲートを解錠するゲート制
御装置であって、他の装置との間で短距離の通信路を確
立し、この通信路を介して当該他の装置と通信するため
の短距離通信手段と、前記通信路が、移動体通信網が提
供する通信サービスを受けることが可能であって当該通
信路を介して供給する指示に従って作動する携帯通信端
末との間で確立されたことを検出する検出手段と、前記
携帯通信端末のアドレス情報を前記ゲートが解錠される
予定を記憶したサーバへ前記移動体通信網経由で通知す
るよう前記携帯通信端末へ依頼する指示を、前記短距離
通信手段を用いて送信する送信手段と、前記携帯通信端
末のアドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保
証され、かつ現在時刻および前記アドレス情報で特定さ
れる解錠が前記予定の範囲内である場合にのみ、前記移
動体通信網、前記携帯通信端末および前記通信路を介し
て前記サーバから送信されてくる、前記携帯通信端末の
所持者が前記ゲートを解錠する資格を有する旨の肯定情
報を、前記短距離通信手段を用いて受信する受信手段
と、前記受信手段により受信された情報が前記肯定情報
であるか否かを判定する判定手段と、前記判定により肯
定情報であると判定した場合にのみ前記ゲートを解錠す
る解錠手段とを有するゲート制御装置と、ゲート制御装
置をこのような手段として機能させるプログラムと、こ
のプログラムを記録した記録媒体とを提供する。
【0009】さらに、本発明は、施錠および解錠可能な
ゲートの近傍に配置され、前記ゲートを解錠する装置で
あって、前記ゲートが解錠される予定を記憶した予定記
憶手段と、移動通信網が提供する前記通信サービスを受
けるための網通信手段と、他の装置との間で前記通信サ
ービスで提供されない短距離の通信路を確立し、この通
信路を介して当該他の装置と通信するための短距離通信
手段と、前記通信路が、前記通信サービスを受けること
が可能であって当該通信路を介して供給する指示に応じ
て作動する携帯通信端末との間で確立されたことを検出
する検出手段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記
網通信手段および前記通信路を介して前記携帯通信端末
と通信し、この通信によって前記携帯通信端末のアドレ
ス情報の正当性が前記移動体通信網により保証されてい
ることを確認する確認手段と、前記計時手段により計時
された現在時刻と前記移動体通信網により保証されたア
ドレス情報とで特定される解錠が前記予定の範囲内であ
るか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により範
囲内であると判定された場合にのみ前記ゲートを解錠す
る解錠手段とを有するゲート制御装置と、ゲート制御装
置をこのような手段として機能させるプログラムと、こ
のプログラムを記録した記録媒体とを提供する。
【0010】また、本発明は、施錠されたゲートを解錠
するために、移動体通信網が提供する通信サービスを受
けることができる携帯通信端末の所持者が前記ゲートを
解錠する資格を有するか否かを判定するサーバであっ
て、前記移動体通信網が提供する通信サービスを受ける
ための通信手段と、前記ゲートを解錠するゲート制御装
置と前記携帯通信端末とが短距離の通信路を介して通信
可能となったことを契機として前記携帯通信端末から移
動体通信網経由で通知される前記携帯通信端末のアドレ
ス情報を、前記通信手段を用いて受信する受信手段と、
前記ゲートが解錠される予定を記憶した予定記憶手段
と、前記アドレス情報の正当性が前記移動体通信網によ
り保証されていることを、前記通信手段を用いて確認す
る確認手段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記ア
ドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保証さ
れ、かつ前記現在時刻および前記アドレス情報で特定さ
れる解錠が前記予定の範囲内である場合にのみ、前記ゲ
ートを解錠するゲート制御装置へ前記移動体通信網を介
して受信した情報を転送する前記携帯通信端末へ、前記
携帯通信端末の所持者が前記資格を有する旨の肯定情報
を、前記通信手段を用いて送信する送信手段とを有する
サーバと、サーバをこのような手段として機能させるプ
ログラムと、このプログラムを記録した記録媒体とを提
供する。
【0011】さらに、本発明は、施錠および解錠可能な
ゲートを解錠しようとする者に所持される端末であっ
て、自端末のアドレス情報を記憶した記憶手段と、前記
ゲートの近傍に配置され前記ゲートを解錠するゲート制
御装置との間で短距離の通信路を確立し、この通信路を
介して前記ゲート制御装置と通信するための短距離通信
手段と、移動体通信網が提供する通信サービスを受ける
ための網通信手段と、前記通信路が確立されたことを契
機として前記ゲート制御装置から前記通信路を介して供
給される指示に従い、前記網通信手段を用いて、前記通
信サービスを受けることができるサーバへ、自端末のア
ドレス情報を通知する通知手段と、前記ゲートが解錠さ
れる予定を記憶した前記サーバから、前記携帯通信端末
のアドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保証
され、かつ現在時刻および前記アドレス情報で特定され
る解錠が前記予定の範囲内である場合にのみ送信される
肯定情報を、前記網通信手段を用いて受信する受信手段
と、前記受信手段により受信された前記肯定情報を前記
短距離通信手段を用いて、前記肯定情報を受信すると前
記ゲートを解錠する前記ゲート制御装置へ送信する送信
手段とを有する携帯通信端末と、携帯通信端末をこのよ
うな手段として機能させるプログラムと、このプログラ
ムを記録した記録媒体とを提供する。
【0012】また、本発明は、施錠および解錠可能なゲ
ートを解錠しようとする者に所持される端末であって、
自端末のアドレス情報を記憶した記憶手段と、前記ゲー
トの近傍に配置され前記ゲートを解錠するゲート制御装
置との間で短距離の通信路を確立し、前記アドレス情報
の正当性が前記移動体通信網により保証されていること
が確認され、かつ現在時刻および前記アドレス情報で特
定される解錠が前記予定の範囲内であることが確認され
た場合にのみ前記ゲートを解錠する前記ゲート制御装置
と前記通信路を介して通信するための短距離通信手段
と、移動体通信網が提供する通信サービスを受けるため
の網通信手段と、前記通信路が確立されたことを契機と
して前記ゲート制御装置から前記通信路を介して供給さ
れる指示に従い、前記短距離通信手段および前記網通信
手段を用いて、前記通信サービスを受けることができる
前記ゲート制御装置との間で前記アドレス情報を用いた
通信を行うことにより、前記ゲートが解錠される予定を
記憶した前記ゲート制御装置が前記アドレス情報の正当
性が前記移動体通信網により保証されていることを確認
することができるようにするアドレス情報確認手段とを
有する携帯通信端末と、携帯通信端末をこのような手段
として機能させるプログラムと、このプログラムを記録
した記録媒体とを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。ただし、本発明は、係る
実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載された範囲内で任意の態様を含む。
【0014】[第1実施形態] (1)構成 図1は、本発明の第1実施形態に係るゲート管理システ
ムの構成を示すブロック図である。以下、このシステム
を構成する各要素について説明する。 (1−1)ゲート10A 図1において、ゲート10Aは開閉可能であり、図示し
ない無人施設の点検や保守を行う者(以後、管理者とい
う)が無人施設内へ入るときに通過せざるを得ないもの
である。このゲート10Aは閉じると自動的に施錠され
るものであり、管理者が無人施設内から外部へ出る際に
は自動的に解錠される。また、ゲート10Aは、ゲート
10Aの外部からゲート解錠信号が入力されると、この
信号が図示しない駆動回路へ供給し、最終的には自身を
解錠する。なお、本システムでは、複数のゲート(複数
の無人施設)の存在が許容されているが、図面が繁雑と
なるのを避けるために、図1では、一つのゲート10A
のみが例示されている。このことはゲート制御装置につ
いても同様である。
【0015】(1−2)ゲート制御装置21A ゲート制御装置21Aはゲート10Aの近傍に配置さ
れ、ゲート10Aと接続されている。また、ゲート制御
装置21Aは、制御部22Aと制御部22Aに接続され
た通信部23Aとを有している。この通信部23Aは接
続ケーブル30Aを接続するための図示しない接続イン
ターフェースを有する。ゲート制御装置21Aは当該接
続インターフェースに対して、接続ケーブル30Aを無
人施設の外部から接続することができるように構成・配
置されている。
【0016】制御部22Aは、図示を略すが、CPU
(中央処理装置)と、CPUに接続されたROM(Read
Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)
とを有している。ROMには、ゲート制御装置21A各
部の制御を司る制御プログラムと、ゲート制御装置21
Aを識別するためのゲート制御装置番号と、ゲート10
Aの解錠の際に信頼できる認証結果を提供する認証サー
バ70Aの電話番号とが記憶されている。CPUはRA
Mをワークエリアとして使用するとともにROMに記憶
された制御プログラムを読み出して実行することで、ゲ
ート制御装置21Aに、図2に示す処理を行わせる。
【0017】図2はゲート制御装置21Aが行う処理の
流れを示すフローチャートであり、この図に示すよう
に、ゲート制御装置21Aの制御部22Aは、通信部2
3Aの接続インターフェースに対する接続ケーブル30
Aの接続を待つ(ステップ100C:NO)。この待機
処理において、接続インターフェースに対して接続ケー
ブル30Aが接続されると、これを通信部23Aが検出
し、その旨を制御部22Aに通知する。この通知を受け
ると(ステップ100C:YES)、制御部22Aは通
信部23Aを用いて接続応答要求を接続ケーブル30A
へ送信する(ステップ101C)。
【0018】この接続応答要求への応答(以後、接続応
答という)を通信部23Aが受信して制御部22Aへ供
給すると(ステップ102C:YES)、制御部22A
は接続ケーブル30を介して装置が通信可能に接続され
ていると判断し、ROMからゲート制御装置番号と電話
番号を読み出し、これらの情報を含む認証指示を、通信
部23Aを用いて接続ケーブル30Aへ送信し(ステッ
プ104C)、この指示に対応した認証結果の受信を待
つ(ステップ105C:NO、ステップ106C:N
O)。なお、接続応答を受信することなく所定の時間が
経過した場合には(ステップ102C:NO、ステップ
103C:YES)、ゲート制御装置21Aの状態は、
接続インターフェースに対する接続ケーブル30Aの接
続を待つ状態に戻る(ステップ100C)。
【0019】通信部23Aが認証結果を受信し、これを
制御部22Aへ供給すると(ステップ105C:YE
S)、ゲート制御装置21Aは制御部22Aに供給され
た情報に応じた処理を行う。すなわち、供給された情報
が肯定的な認証結果であれば(ステップ107C:YE
S)、制御部22Aはゲート10Aを解錠するためのゲ
ート解錠信号をゲート10Aへ供給し(ステップ108
C)、通信部23Aを用いてゲート解錠完了通知を接続
ケーブル30Aへ送信する(ステップ109C)。逆
に、肯定的な認証結果でなければ(ステップ107C:
NO)、制御部22Aは通信部23Aを用いてゲート開
錠許否通知を接続ケーブル30Aへ送信する(ステップ
110C)。以後、ゲート制御装置21Aの状態は、接
続インターフェースに対する接続ケーブル30Aの接続
を待つ状態に戻る(ステップ100C)。
【0020】(1−3)携帯電話機40A 図1において、携帯電話機40Aは一人の管理者により
日常的に携帯されるものであり、移動体通信網60Aが
提供する通信サービスを受けることができる。移動体通
信網60Aは一般的な移動通信網であることから、管理
者は携帯電話機40Aを用いて他の携帯電話機や固定電
話機の使用者と通話することができる。また、移動体通
信網60Aは着信先へ発信者番号を通知する機能を有す
る。
【0021】ところで、本システムでは、管理者は無人
施設内へ入る際に自分の携帯電話機を携行する必要があ
り、かつ管理者が複数となる場合もあり得ることから、
複数の携帯電話機の存在が許容されている。ただし、図
面が繁雑となるのを避けるために、図1では、一つの携
帯電話機40Aのみが例示されている。これと同様の理
由により、図1では、移動体通信網60Aの無線基地局
として、一つの移動通信体基地局50Aのみが例示され
ている。
【0022】図1に示されるように、携帯電話機40A
は、携帯電話機制御部42Aと携帯電話機制御部42A
に接続された無線通信部41Aおよび通信インターフェ
ース43Aとを有している。この通信インターフェース
43Aはゲート制御装置21Aの通信部23Aが有する
接続インターフェースと同様のインターフェースを内包
しており、接続ケーブル30Aを介して通信部23Aと
通信可能である。また、無線通信部41Aは移動体通信
網60Aの無線基地局と通信可能であり、この無線通信
部41Aを用いることで、携帯電話機制御部42Aは移
動体通信網60Aを介して認証サーバ70Aと通信する
ことができる。
【0023】携帯電話機制御部42Aは、図示を略す
が、CPUと、CPUに接続されたROMおよびRAM
とを有している。ROMには、携帯電話機40A各部の
制御を司る制御プログラムと携帯電話機40Aを特定す
る識別情報とが記憶されている。CPUはRAMをワー
クエリアとして使用するとともにROMに記憶された制
御プログラムを読み出して実行することで、携帯電話機
40Aに、図3に示す処理を行わせる。
【0024】図3は、携帯電話機40Aが行う処理の流
れを示すフローチャートであり、この図に示すように、
携帯電話機40Aの携帯電話機制御部42Aは、通信イ
ンターフェース43Aが接続ケーブル30Aから接続応
答要求を受信するのを待つ(ステップ100D:N
O)。この待機処理は、携帯電話機の一般的な使用目的
である通話に関する処理と並列に実行される。この待機
処理において、通信インターフェース43Aを介して接
続応答要求を受信すると(ステップ100D:YE
S)、携帯電話機制御部42Aは、当該要求を正常に受
信したことを示す接続応答を通信インターフェース43
Aを用いて返信する(ステップ101D)。
【0025】接続応答の返信後、携帯電話機制御部42
Aは、通信インターフェース43Aを用いて接続ケーブ
ル30Aから認証指示を受信する(ステップ102
D)。次に、携帯電話機制御部42AはROMから携帯
電話機40Aの識別情報を読み出し、これを発信者情報
とし、かつ認証指示に内包されている電話番号を接続先
電話番号とした接続要求を送信するよう、無線通信部4
1Aを制御する。無線通信部41Aは、携帯電話機制御
部42Aの制御の下、この接続要求を送信する。このよ
うな接続要求を受けた移動体通信網60Aは携帯電話機
40Aと接続先電話番号で特定される認証サーバとを回
線接続させるとともに、携帯電話機40Aから通知され
た発信者情報に基づいて携帯電話機40Aの電話番号を
特定し、これを発信者番号として当該認証サーバへ通知
する(ステップ103D)。次に、携帯電話機制御部4
2Aは無線通信部41Aを用いて、認証指示に内包され
ているゲート制御装置番号を当該認証サーバへ送信する
(ステップ104D)。
【0026】次に、携帯電話機制御部42Aは当該認証
サーバによる認証結果の受信を待つ(ステップ105
D:NO、ステップ106D:NO)。この待機処理に
おいて、無線通信部41Aが認証結果を受信し携帯電話
機制御部42Aへ供給すると(ステップ105D:YE
S)、携帯電話機制御部42Aは当該認証結果を通信イ
ンターフェース43A経由で接続ケーブル30へ送信し
(ステップ107D)、通信インターフェース43Aを
介してゲート解錠完了通知あるいはゲート解錠許否通知
を受信する(ステップ108D)。ゲート解錠完了通知
を受信した場合(ステップ109D:YES)、携帯電
話機制御部42Aは無線通信部41Aを用いてゲート解
錠完了通知を認証サーバへ送信する(ステップ110
D)。以後、携帯電話機制御部42Aの状態は接続応答
要求の受信を待つ状態に戻る(ステップ100D)。逆
に、ゲート解錠許否通知を受信した場合(ステップ10
9D:NO)、携帯電話機制御部42Aの状態は接続応
答要求の受信を待つ状態に戻る(ステップ100D)。
【0027】また、認証結果を受信することなく所定時
間が経過した場合、あるいは認証結果を受信する前に携
帯電話機と認証サーバ間の回線が切断された場合には
(ステップ106D:YES)、携帯電話機制御部42
Aは接続応答要求の受信を待つ状態となる(ステップ1
00D)。
【0028】(1−4)認証サーバ70A 図1に示されるように、認証サーバ70Aは、無人施設
へ進入しようとする者に当該無人施設へ進入するために
通過せざるを得ないゲートの通過資格(解錠資格:無人
施設への進入資格)があることを認証するものであり、
移動体通信網60Aを介して他の装置と通信可能に設け
られている。本システムでは、複数の認証サーバの存在
が許容されているが、図面が繁雑となるのを避けるため
に、図1では、一つの認証サーバ70Aのみが例示され
ている。
【0029】この認証サーバ70Aは、認証サーバ制御
部74Aと、認証サーバ制御部74Aに接続された通信
部75Aおよび認証用データ入力部71Aと、認証サー
バ制御部74Aにアクセスされる認証用データ格納デー
タベース72Aおよびゲート解錠時刻データベースとを
有する。上記認証用データ入力部71Aは具体的にはキ
ーボードやポインティングデバイス等のデータ入力装置
である。また、各データベースは、認証サーバ制御部7
4Aに接続されたハードディスク(図示略)に記憶され
ている。
【0030】認証サーバ制御部74Aは、図示を略す
が、ディスプレイと、CPUと、CPUに接続されたR
OMおよびRAMと、CPUに接続され、日付を含む現
在時刻を計時し、現在時刻を表す情報をCPUへ供給す
る計時部とを有している。ROMには、認証サーバ70
A各部の制御を司る制御プログラムが記憶されている。
CPUはRAMをワークエリアとして使用するとともに
ROMに記憶された制御プログラムを読み出して実行す
ることで、認証サーバ70Aに、次に説明する認証用デ
ータ格納処理と図4に示す認証処理を行わせる。
【0031】認証用データ格納処理は、無人施設の管理
に責任を持つ者から認証サーバ制御部74Aの操作者
(認証サーバ70Aの運用の責任者)に対して当該無人
施設の解錠予定(当該無線施設に設けられたゲート制御
装置の番号、当該無人施設内に入るべき管理者が携帯す
る携帯電話機の電話番号、及び当該無人施設のゲートが
解錠される時間帯)が通知された後に行われる処理であ
り、最終的には、当該解錠予定を表すデータであって通
過資格の有無を判定する際に基準となる認証用データが
認証用データ格納データベース72Aに登録される。な
お、ゲート制御装置番号を認証に使用するのは、個別に
運用されるべき複数のゲート制御装置が同一の認証サー
バを使用しても誤認証が起こらないようにするためであ
る。
【0032】この認証用データ格納処理において、認証
サーバ制御部74Aは、まず、認証用データの入力を促
す画面をディスプレイに表示させる。この画面を視認し
た操作者が通知された解錠予定に基づいて認証用データ
入力部71Aを操作して、ゲート制御装置番号、電話番
号、及びゲート解錠予定時間帯からなる認証用データを
入力すると、この認証用データは認証用データ入力部7
1Aから認証サーバ制御部74Aへ供給される。この認
証用データの供給を受けた認証サーバ制御部74Aは、
当該データを認証用データ格納データベース72Aに登
録する。
【0033】図4は認証処理の流れを示すフローチャー
トである。この図に示される認証処理では、認証サーバ
70Aは、まず、移動体通信網60Aから、発信者番号
を含む着信要求が送信されてくるのを待つ(ステップ1
00E:NO)。この待機処理において、通信部75A
が着信要求を受信し、これを認証サーバ制御部74Aへ
供給すると(ステップ100E:YES)、認証サーバ
制御部74Aは着信を許可するよう通信部75Aを制御
する。この制御の下、通信部75Aが着信許可信号を移
動体通信網60Aへ返送すると、移動体通信網60Aは
認証サーバ制御部74Aと発信元の装置とを回線接続す
る。
【0034】発信者番号を含む着信要求の供給を受けた
認証サーバ制御部74Aは、当該着信要求に基づいて確
立された回線を介してゲート制御装置番号が送信されて
くるのを待つ(ステップ101E:NO、ステップ10
2E:NO)。この待機処理において、通信部75Aが
発信者番号を受信し認証サーバ制御部74Aへ供給する
と(ステップ101E:YES)、認証サーバ制御部7
4Aは、計時部から現在時刻を表す情報を取得し(ステ
ップ103E)、認証用データ格納データベース72A
にアクセスして、当該現在時刻に、通信部75Aから供
給された発信者番号で特定される携帯電話機を携帯する
管理者が、ゲート制御装置番号で特定されるゲートを解
錠する予定があるか否か、すなわち現時点での当該ゲー
トに対する当該管理者の通過資格の有無を判定する(ス
テップ104E)。この判定は、発信者番号およびゲー
ト制御装置番号の組み合わせと認証用データ格納データ
ベース72Aに登録された電話番号およびゲート制御装
置番号の組み合わせとが一致し、かつ当該組み合わせと
対応付けられたゲート解錠予定時間帯が現在時刻を範囲
内に含む、という条件を満たす認証用データを認証用デ
ータ格納データベース72Aから検索し、そのような認
証用データがヒットすれば通過資格があり、ヒットしな
ければ通過資格がないと定めることで実現される。な
お、発信者番号は移動体通信網60Aにより正当性が認
証された情報であることから、その偽造は不可能であ
る。
【0035】上記判定の結果、通過資格が無い場合には
(ステップ104E:NO)、認証サーバ制御部74A
は否定的な認証結果を生成して通信部75Aへ供給し、
通信部は供給された認証結果を上記回線へ送出し(ステ
ップ105E)、通信部75Aを制御して当該回線を切
断させる(ステップ110E)。以後、認証サーバ70
Aは着信要求を待つ状態となる(ステップ100E)。
【0036】逆に、通過資格が有る場合には(ステップ
104E:YES)、認証サーバ制御部74Aは肯定的
な認証結果を生成して通信部75Aへ供給し、通信部は
供給された認証結果を上記回線へ送出し(ステップ10
6E)、通信部75Aが当該回線から何らかの情報を受
信するのを待つ(ステップ107E:NO、ステップ1
11E:NO)。この待機処理において通信部75Aが
何からの情報を受信し認証サーバ制御部74Aへ供給す
ると(ステップ107E:YES)、認証サーバ制御部
74Aは、当該情報がゲート解錠完了通知であれば(ス
テップ108E:YES)、計時部から現在時刻を表す
情報を取得し、この現在時刻をゲート解錠時刻としてゲ
ート解錠時刻データベース73Aに格納し(ステップ1
09E)、通信部75Aを制御して当該回線を切断させ
る(ステップ110E)。以後、認証サーバ70Aは着
信要求を待つ状態となる(ステップ100E)。
【0037】認証結果の送出後に何らかの情報の受信を
待つ処理において通信部75Aが受信した情報がゲート
解錠完了通知でなければ(ステップ108E:NO)、
認証サーバ制御部74Aは、通信部75Aを制御して当
該回線を切断させる(ステップ110E)、着信要求を
待つ状態となる(ステップ100E)。
【0038】なお、ゲート制御装置番号が送信されてく
るのを待つ処理、および認証結果の送出後に何らかの情
報の受信を待つ処理において、所望の情報を受信するこ
となく各々の処理に対応して設定された時間が経過する
と(ステップ107E:NO、ステップ111E:YE
S)、認証サーバ制御部74Aは、通信部75Aを制御
して当該回線を切断させ(ステップ110E)、着信要
求を待つ状態となる(ステップ100E)。
【0039】(2)システムの動作 (2−1)ゲート解錠許可動作 図5は、本発明の第1実施形態におけるゲート解錠許可
時のシステムの動作を例示するシーケンス図であり、以
下、この図を参照してゲート解錠許可時の動作について
説明する。ただし、ゲート10A、ゲート制御装置21
A、携帯電話機40Aおよび認証サーバ70Aは、図示
しない電源が投入される等して上述の各種処理を実行中
の状態あるいは実行可能な状態にあるものとする。
【0040】また、管理者が解錠しようとするゲート1
0Aに接続されたゲート制御装置21Aのゲート制御装
置番号は「0001」であり、管理者が携帯する携帯電
話機40Aの電話番号は「090−****−△△△
△」であるものとする。また、ゲート制御装置21Aの
制御部22AのROMには認証サーバ70Aの電話番号
が記憶されており、認証サーバ70Aの認証用データ格
納データベース72Aには図6に示される認証用データ
が格納されているものとする。また、管理者の目的に適
合した解錠予定は事前に認証サーバ70Aの操作者に通
知され、この解錠予定に対応した認証用データが前述の
認証用データ格納処理により認証用データ格納データベ
ース72Aに登録されているものとする。この認証用デ
ータは、ゲート制御装置番号として「0001」、電話
番号として「090−****−△△△△」、及びゲー
ト解錠予定時間帯として「2001/01/05 1
0:00〜11:00」を有する。
【0041】この図に示されるように、目的の無人施設
に到達した管理者は、最初に、接続ケーブル30Aを用
いてゲート制御装置21Aと携帯電話機40Aを接続す
る。これにより、ゲート制御装置21Aから携帯電話機
40Aへ接続ケーブル30Aを介して接続応答要求10
0Aが送信され、携帯電話機40Aにより受信される
(ステップ100A)。この接続応答要求を受信した携
帯電話機40Aからゲート制御装置21Aへ接続応答が
送信され、ゲート制御装置21Aにより受信される(ス
テップ101A)。以降のゲート制御装置21Aと携帯
電話機40Aとの通信は接続ケーブル30Aを介して行
われる。なお、携帯電話機40Aに接続ケーブル30A
が接続されていない等の理由により携帯電話機40Aが
接続応答要求を受信できずに作業が進まない場合には、
管理者は接続ケーブル30Aを携帯電話機40Aおよび
ゲート制御装置21Aに接続する作業からやり直すこと
になる。
【0042】接続応答を受信したゲート制御装置21A
ではゲート制御装置番号「0001」と認証サーバ70
Aの電話番号とを含む認証指示が生成され、この認証指
示が携帯電話機40Aへ送信され、携帯電話機40Aに
より受信される(ステップ102A)。この認証指示を
受信した携帯電話機40Aでは、携帯電話機40Aの電
話番号「090−****−△△△△」と認証指示中の
電話番号(認証サーバ70Aの電話番号)とを用いて、
認証サーバ70Aと回線接続するための処理が行われ
る。この結果、移動体通信網60Aにより、携帯電話機
40Aと認証サーバ70Aとが回線接続される。以降の
携帯電話機40Aと認証サーバ70Aとの通信は当該回
線を介して行われる。この回線接続の際に、移動体通信
網60Aの発信者番号通知機能によって、携帯電話機4
0Aの電話番号である発信者番号が認証サーバ70Aへ
通知される(ステップ103A)。さらに、上記回線を
介して、ゲート制御装置から受信した認証指示中のゲー
ト制御装置番号が認証サーバ70Aへ送信され、認証サ
ーバ70Aにより受信される(ステップ104A)。
【0043】発信者番号の通知を受けるとともにゲート
制御装置番号を受信した認証サーバ70Aでは、現在時
刻「2001/01/05 10:12」が取得され、
同一のゲート制御装置番号を有し、かつ発信者番号と同
一の電話番号を有し、かつ現在時刻を範囲内とするゲー
ト解錠予定時間帯を有する認証用データが認証用データ
格納データベース72Aに登録されているか否かが判定
される。この動作例では、そのような認証用データが認
証用データ格納データベース72Aに登録されているこ
とから、認証サーバ70Aでは、「携帯電話機40Aの
所持者は現時点においてゲート10Aを通過する資格を
有する」ことを認証した旨の肯定的な認証結果が生成さ
れる。この肯定的な認証結果は、認証サーバ70Aから
携帯電話機40Aへ送信され、携帯電話機40Aにより
受信される(ステップ105A)。
【0044】次に、上記認証結果は携帯電話機40Aか
らゲート制御装置21Aへ送信され、ゲート制御装置2
1Aにより受信される(ステップ106A)。この認証
結果は肯定的なものであることから、ゲートの解錠を指
示するゲート解錠信号がゲート制御装置21Aからゲー
ト10Aへ供給される(ステップ107A)。これによ
り、ゲート10Aは解錠される(ステップ108A)。
よって、携帯電話機40Aの所持者はゲート10Aを開
けて施設内に入ることが可能になる。
【0045】さらに、ゲート解錠信号をゲート10Aへ
供給したゲート制御装置21Aから、ゲート10Aを解
錠したことを示すゲート解錠完了通知が携帯電話機40
Aへ送信され、携帯電話機40Aにより受信される(ス
テップ109A)。このゲート解錠完了通知は、さら
に、携帯電話機40Aから認証サーバ70Aへ送信さ
れ、認証サーバ70Aにより受信される(ステップ11
0A)。
【0046】認証サーバ70Aは、ゲート解錠完了通知
を受信すると、ゲート解錠完了通知を受信した時刻が、
ゲート解錠時刻として、ゲート制御番号および発信者番
号に対応付けてゲート解錠記録データベース73Aに登
録され(ステップ111A)、携帯電話機40Aとの間
の回線が切断される(ステップ112A)。このときの
ゲート解錠記録データベース73Aの登録内容は例え
ば、図7に示すような内容となる。
【0047】(2−2)ゲート解錠不許可 図8は、本発明の第1実施形態におけるゲート解錠不許
可時のシステムの動作を例示するシーケンス図であり、
以下、この図を参照してゲート解錠不許可時の動作につ
いて説明する。この動作例の前提がゲート解錠許可時の
動作例の前提と異なるのは、管理者の目的に適合した解
錠予定は事前に認証サーバ70Aの操作者に通知されて
おらず、したがって、この解錠予定に対応した認証用デ
ータは認証用データ格納データベース72Aに登録され
ていない点のみである。
【0048】図8に示されるように、認証サーバ70A
がゲート制御装置番号を受信するまでの動作はゲート解
錠許可時の動作と同じである(ステップ100B〜ステ
ップ104B)。しかし、その後、認証サーバ70Aに
おいて、「携帯電話機40Aの所持者は現時点において
ゲート10Aを通過する資格を有する」ことを認証でき
なかった旨の否定的な認証結果が生成される。この否定
的な認証結果は、認証サーバ70Aから携帯電話機40
Aを介してゲート制御装置21Aへ送信され(ステップ
105B)、携帯電話機40Aにより受信される。その
後、携帯電話機40Aと認証サーバ70Aとの間の回線
は切断される(ステップ107B)。否定的な認証結果
は、さらに、携帯電話機40Aからゲート制御装置21
Aへ送信され(ステップ106B)、ゲート制御装置2
1Aにより受信される。このようにして否定的な認証結
果を受信したゲート制御装置21Aは、ゲート解錠信号
を出力しない。よって、ゲート10Aは解錠されず、施
錠されたままとなる。
【0049】なお、認証サーバ70A、携帯電話機40
Aおよびゲート制御装置21Aのいずれかが、何らかの
異常により受信すべき情報を所定時間内に受信できなか
った場合、接続ケーブル30の接続によって開始された
認証作業は完了する。この際、携帯電話機40Aと認証
サーバ70Aとが回線接続されていたならば、この回線
は切断される。
【0050】以上説明したように、本発明の第1実施形
態によれば、シリンダー錠やICカード錠に使用するよ
うな鍵を必要としないから、鍵を管理する管理所を設け
る必要がなく、無人施設内に入ろうとする管理者および
無人施設から出てきた管理者は、管理所に立ち寄らずに
済む。また、管理者は鍵を携行せずに済むことから、鍵
を紛失したり盗まれたりする虞がない。
【0051】また、本実施形態では、ゲート近傍に配置
されたゲート制御装置と管理者が携帯する携帯電話機と
を接続ケーブル30を用いて接続しないとゲートが解錠
されないことから、ゲートが解錠されるときには管理者
がゲート近傍に存在することになる。したがって、管理
者がゲートを遠方から解錠し、管理者がゲートを開ける
前に、ゲートの通過資格を持たない者がゲートを開けて
無人施設に進入してしまう、といった事態を回避するこ
とができる。
【0052】さらに、管理者が鍵の代わりに携行する携
帯電話機を第三者が不正に入手し、これを用いて無人施
設内への侵入を図ったとしても、第1実施形態では、こ
の第三者が知り得ない解錠予定に適合する解錠しか許容
されないため、当該侵入を十分に高い確率で阻止するこ
とができる。
【0053】また、本実施形態において、管理者に携行
されるものは携帯電話機であることから、何らかの異常
が発生した場合に即座に対策を講じることができる。例
えば、無人施設から出てきた管理者が当該無人施設内で
緊急対策を要する事故が発生したことを目撃したとして
も、認証サーバに解錠予定が登録されていなければ当該
無人施設内に再び入ることができない。したがって、認
証サーバの操作者と通話する等して解錠予定を登録する
必要がある。第1実施携帯では管理者が携帯電話機を携
行しているので、公衆電話機等を探す必要がなく、この
ような場合にも迅速に対処できる。
【0054】また、本実施形態では、移動体通信網によ
り正当性が保証された発信者番号(携帯電話機の電話番
号)を用いて通過資格の有無が判定されている。したが
って、本実施形態によれば、通過資格の有無を正確に判
定することができる。
【0055】また、本実施形態によれば、ゲートの通過
資格を認証する手段はゲート制御装置外に存在するの
で、セキュリティを確保しつつ、ゲート制御装置の構造
を簡素とすることができる。ゲート制御装置は狭い場所
や屋外等の情報処理装置の設置位置としては不適切な場
所に設置され得るものであることから、構造が簡素であ
ることは有利な特徴である。
【0056】さらに、本実施形態では、ゲートの通過資
格を認証する手段をゲート制御装置外に設け、かつ認証
用データがゲート制御装置番号をも内包するようにした
ので、一つの認証手段により複数のゲート制御装置につ
いての認証を行うことができる。もちろん、一つの認証
手段が一つのゲート制御装置についての認証を行うよう
にシステムを構成してもよい。このような構成のシステ
ムでは、認証手段においてゲート制御装置を特定する必
要がないことから、認証用データがゲート制御装置番号
を内包している必要は無い。
【0057】また、本実施形態では、解錠の履歴が認証
サーバのハードディスク等に蓄積されるから、大量の履
歴を蓄積することができるとともに、無人施設の管理者
等に対して蓄積された履歴を様々な形態(リモートアク
セスを含む)で提供することができる。
【0058】[第2実施形態] (1)構成 図9は、本発明の第2実施形態に係るゲート管理システ
ムの構成を示すブロック図である。この図において、図
1と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省
略する。図9のシステムが図1のシステムと異なる点
は、ゲート制御装置21Aに代えてゲート制御装置21
Bおよび通信端末80Bが設けられた点と、認証サーバ
70Aが排除された点である。
【0059】(1−1)ゲート制御装置21B 図9に示されるように、ゲート制御装置21Bはゲート
10Aと接続されており、制御部24Bと、制御部24
Bに接続された、認証用データ保存メモリ22B、認証
データ設定部23B、通信部23Aおよび通信部25B
とを有している。このゲート制御装置21Bは通信部2
3Aの接続インターフェースのみが無人施設外に位置す
るよう構成・設置されている。
【0060】ゲート制御装置21Bにおいて、認証用デ
ータ保存メモリ22Bは、EEPROM等の書き換え可
能な不揮発性メモリ(ストレージ)であり、制御部24
Bから供給されたデータを記憶する。認証データ設定部
23Bは、キーボードやポインティングデバイス等のデ
ータ入力デバイスとCD−ROMドライブやフロッピー
(登録商標)ディスクドライブ等のリムーバブル記憶装
置とを有し、データ入力デバイスにより入力されたデー
タを制御部24Bへ供給するとともに、制御部24Bか
らの指示に従って、装置にセットされたCD−ROMや
フロッピーディスク等の記録媒体からデータを読み出
し、制御部24Bへ供給する。通信部25Bは通信端末
80Bに接続されており、制御部24Bから供給された
データを通信端末80Bへ送信するとともに、通信端末
80Bから送信されてきたデータを受信し制御部24B
へ供給する。
【0061】制御部24Bのハードウェア構成は、CP
Uに接続され、日付を含む現在時刻を計時し、現在時刻
を表す情報をCPUへ供給する計時部を有する点を除く
と、図1の制御部22Aと同一である。制御部24Bが
図1の制御部22Aと異なる他の点は、ROMにゲート
制御装置番号を格納していない点と、ROMに記憶され
ている制御プログラムが制御部22Aが有する制御プロ
グラムと異なる点と、ROMには認証サーバ70Aの電
話番号が記憶されていない点である。この制御部24B
は、ROMに記憶された制御プログラムをCPUが読み
出して実行することで、認証用データ入力格納処理と認
証解錠処理とを平行して行う。
【0062】認証用データ入力格納処理において、認証
データ設定部23Bから所定のデータが供給されると、
制御部24Bは、記録媒体に記録されたデータを読み出
す旨の指示を認証データ設定部23Bへ供給する。この
指示に応じたデータが認証データ設定部23Bから供給
されると、制御部24Bは、供給されたデータを認証用
データとして認証用データ保存メモリ22Bに記憶させ
る。認証用データはゲート10Aの解錠予定を示すデー
タであってゲート10Aの通過資格の有無を判定する際
に用いられる。この認証用データはゲート10Aのみに
関するデータであることから、図10に示すように、ゲ
ート制御装置番号を含まない。この点が第1実施形態に
おける認証用データ(図6参照)と異なる点である。
【0063】図11は認証解錠処理の流れを示すフロー
チャートであり、この図に示すように、接続応答を受信
するまでの処理は、図2においてゲート制御装置21A
が接続応答を受信するまでの処理と同様である(ステッ
プ200C〜ステップ203C)。通信部23Aから接
続応答の供給を受けると、制御部24Bは携帯電話機4
0Bの電話番号の送信を要求する電話番号要求を通信部
23Aへ供給する(ステップ204C)。
【0064】制御部24Bは通信部23Aからの電話番
号の供給を待ち(ステップ205C:NO、ステップ2
06C:NO)所定の時間内に通信部23Aから電話番
号の供給を受けると(ステップ205C:YES)、制
御部24Bは計時部から現在時刻を取得し(ステップ2
07C)、認証用データ保存メモリ22Bにアクセスし
て、当該現在時刻に、通信部23Aから供給された発信
者番号で特定される携帯電話機を携帯する管理者がゲー
ト10Aを解錠する予定があるか否か、すなわち現時点
でのゲート10Aに対する当該管理者の通過資格の有無
を判定する(ステップ208C)。この判定は、電話番
号と認証用データ保存メモリ22Bに記憶された電話番
号とが一致し、かつ当該電話番号に対応付けられたゲー
ト解錠予定時間帯が現在時刻を範囲内に含む、という条
件を満たす認証用データを認証用データ保存メモリ22
Bに記憶されているか否かを調べ、そのような認証用デ
ータが記憶されていれば通過資格があり、記憶されてい
なければ通過資格がないと定めることで実現される。
【0065】通過資格が無いと判定した場合には(ステ
ップ208C:NO)、制御部24Bは解錠許否通知を
通信部23Aへ供給し(ステップ209C)、接続ケー
ブル30の接続を待つ状態となる(ステップ200
C)。また、電話番号要求に応答した電話番号の供給を
受けずに所定の時間が経過した場合にも(ステップ20
6C:YES)、制御部24Bは解錠許否通知を通信部
23Aへ供給し、接続ケーブル30の接続を待つ状態と
なる。
【0066】通過資格が有ると判定した場合には、制御
部24Bは上記電話番号の装置への回線接続指示を通信
部25Bへ供給する(ステップ210C)。次に、制御
部24Bは、通信部23Aからの発信者番号の供給を待
ち(ステップ211C:NO、ステップ212C:N
O)、発信者番号が供給されると(ステップ211C:
YES)、通信部23Aから供給された発信者番号と通
信部25Bを介して取得した通信端末80Bの電話番号
とを比較し(ステップ213C)、両者が一致の場合に
は(ステップ213C:YES)、ゲート解錠信号をゲ
ート10Aへ出力し(ステップ214C)、通信回線切
断の指示を通信部25Bへ送信し(ステップ215
C)、接続ケーブル30の接続を待つ状態となる。
【0067】両者が不一致の場合には(ステップ213
C:NO)、ゲート解錠信号をゲート10Aへ出力する
ことなく、通信回線切断の指示を通信部25Bへ送信し
(ステップ215C)、接続ケーブル30の接続を待つ
状態となる。また、所定の時間内に通信部23Aから発
信者番号が供給されない場合にも(ステップ212C:
YES)、接続ケーブル30の接続を待つ状態となる。
【0068】(1−2)携帯電話機40B 図9の携帯電話機40Bが図1の携帯電話機40Aと異
なる点は、携帯電話機制御部42Aに代えて携帯電話機
制御部42Bを有する点のみである。携帯電話機制御部
42Aが携帯電話機制御部42Bと異なるのは、ROM
に格納された制御プログラムの内容のみである。以下、
CPUが制御プログラムを実行することで携帯電話機4
0Bにより行われる処理のうち、携帯電話機40Aが行
う処理と異なる点について説明する。
【0069】図12は携帯電話機40Bが行う処理の流
れを示すフローチャートであり、この図に示すように、
接続応答を送信するまでの処理は、図1において携帯電
話機40Aが接続応答を送信するまでの処理と同様であ
る(ステップ200D、ステップ201D)。次に、携
帯電話機40Bの携帯電話機制御部42Bは、通信イン
ターフェース43Aを介して電話番号要求を受信し(ス
テップ202D)、ROMから携帯電話機40Bの識別
情報、すなわち携帯電話機40Bの電話番号を読み出
し、これを通信インターフェース43A経由で送信する
(ステップ203D)。次に、携帯電話機制御部42B
は、無線通信部40Bが着信要求を受信して回線接続が
為されるのを待つ(ステップ204D:NO、ステップ
205D:NO)。
【0070】この待機処理の間に通信インターフェース
43Aを介して解錠許否通知を受信すると(ステップ2
05D:YES)、携帯電話機制御部42Bは、通信イ
ンターフェース43Aから接続応答要求が供給されるの
を待つ状態となる(ステップ200D)。また、回線接
続されたことが無線通信部40Bから通知されると、携
帯電話機制御部42Bは、回線接続の際に移動体通信網
60Aから無線通信部40Bへ通知された発信者番号を
通信インターフェース43A経由で送信する(ステップ
206D)。
【0071】(1−3)通信端末80B 通信端末80Bは、移動体通信網60Aが提供する通信
サービスを受けることができる端末であり、データ通信
機能のみを有する。この通信端末80Bは、制御部82
Bと、制御部82Bに接続された無線通信部81Bおよ
び通信インターフェース83Bとを有する。
【0072】無線通信部81Bは制御部82Bの指示に
従って回線接続を行うものであり、回線接続時には、当
該指示に含まれている発信者情報を移動体通信網60A
へ送信する。通信インターフェース83Bは、ゲート制
御装置21Bの通信部25Bから送信されてくるデータ
を受信して制御部82Bへ供給するとともに、制御部8
2Bから供給されるデータを通信部25Bへ送信する機
能を有する。
【0073】制御部82Bは、通信インターフェース8
3Bから回線接続指示の供給を受けると、この指示に含
まれる電話番号を有する装置へ回線接続するよう無線通
信部81Bに指示する。なお、無線通信部81Bへの指
示には、制御部82Bが記憶している、通信端末80B
の電話番号が発信者情報として含まれている。また、制
御部82Bは、通信インターフェース83Bから電話番
号の通知を要求する指示が供給されると、通信端末80
Bの電話番号を通信インターフェース83Bへ供給す
る。
【0074】(2)システムの動作 (2−1)ゲート解錠許可動作 図13は、本発明の第2実施形態におけるゲート解錠許
可時のシステムの動作を例示するシーケンス図であり、
以下、この図を参照してゲート解錠許可時の動作につい
て説明する。ただし、図5に示す動作と同様の動作(ゲ
ート制御装置21Aをゲート制御装置21B、携帯電話
機40Aを携帯電話機40Bと読み替えるだけで説明さ
れる動作)については説明を省略する。
【0075】また、以下に説明する動作の前提として、
認証用データ入力格納処理は既に完了しており、図10
に示す認証用データが認証用データ保存メモリ22Bに
記憶されているものとする。また、ゲート10A、ゲー
ト制御装置21B、携帯電話機40Bおよび通信端末8
0Bは、図示しない電源が投入される等して上述の各種
処理を実行中の状態あるいは実行可能な状態にあるもの
とする。また、管理者が携帯する携帯電話機40Bの電
話番号は「090−****−△△△△」であり、管理
者の目的に適合した解錠予定に応じた認証用データは既
に認証用データ保存メモリ22Bに記憶されているもの
とする。なお、その認証用データとは、電話番号として
「090−****−△△△△」、及びゲート解錠予定
時間帯として「2001/01/05 10:00〜1
1:00」を有するデータである。
【0076】ゲート制御装置21Bが接続ケーブル30
Aを介して接続応答を受信するまでは図1に示す動作と
同様である(ケーブル接続、ステップ200Aおよびス
テップ201A)。携帯電話機40Bからの接続応答が
ゲート制御装置21Bにより受信されると、電話番号要
求がゲート制御装置21Bから接続ケーブル30を介し
て携帯電話機40Bへ送信され、携帯電話機40Bによ
り受信される(ステップ202A)。携帯電話機40B
では、携帯電話機40Bの電話番号「090−****
−△△△△」が読み出され、これが携帯電話機40Aか
ら接続ケーブル30を介してゲート制御装置21Bへ送
信され、ゲート制御装置21Bにより受信される(ステ
ップ203A)。
【0077】次に、ゲート制御装置21Bでは計時部を
用いて現在時刻「2001/01/05 10:12」
が取得され、先に受信した電話番号を含み、かつ現在時
刻を範囲内に含むゲート解錠予定時間帯を含む認証用デ
ータが認証データ保存メモリ22Bに記憶されているか
否か、すなわち受信した電話番号の携帯電話機40Bを
所持する者が現時点においてゲート10Aを通過する資
格を有するか否かが判定される。この動作例では通過資
格を有すると判定されることから、ゲート制御装置21
Bから通信端末80Bへ、接続先の電話番号を「090
−****−△△△△」とした回線接続指示が送信さ
れ、通信端末80Bにより受信される(ステップ204
A)。
【0078】通信端末80Bでは、通信端末80Bの電
話番号がROMから読み出され、これを発信者情報と
し、かつ接続先の電話番号を「090−****−△△
△△」とした回線接続処理が行われる。これにより、移
動体通信網60Aを介して通信端末80Bと携帯電話機
40Aとが回線接続され、携帯通信端末80Bの電話番
号が発信者番号として移動体通信網60Aから携帯電話
機40Aへ通知される(ステップ205A)。
【0079】この発信者番号は、接続ケーブル30Aを
介してゲート制御装置21Bへ送信され、ゲート制御装
置21Bにより受信される(ステップ206A)。次
に、ゲート制御装置21Bから通信端末80Bへ、通信
端末80Bの電話番号の送信を要求する電話番号要求が
送信され、通信端末80Bにより受信される。(ステッ
プ207A)。この電話番号要求に応じて、通信端末8
0Bからゲート制御装置21Bへ、通信端末80Bの電
話番号が送信され、ゲート制御装置21Bにより受信さ
れる(ステップ208A)。
【0080】ゲート制御装置21Bでは、通信端末80
Bからの電話番号と携帯電話機40Bからの発信者番号
とが比較され、両者が同一の電話番号を示すか否かが判
定される。この判定により、ゲート制御装置21Bで
は、携帯電話機40Bの電話番号が移動体通信網60A
により保証されているか否かを把握することができる。
この動作例では、両者は同一の電話番号を示すことか
ら、ゲート制御装置21Bからゲート10Aへゲート解
錠信号が出力される(ステップ209A)。この結果、
ゲート10Aは解錠され(ステップ210A)、携帯電
話機40Aを所持する者はゲート10Aを開けて無人施
設内へ入ることができる。
【0081】さらに、ゲート制御装置21Bからは通信
端末80Bへ回線切断指示が送信され、通信端末80B
により受信される(ステップ211A)。通信端末80
Bでは、当該回線切断指示に従って回線を切断する処理
が行われ(ステップ212A)、この結果、通信端末8
0Bと携帯電話機40Aとを接続していた回線が切断さ
れる。
【0082】(2−2)ゲート解錠不許可動作 図14は、本発明の第2実施形態におけるゲート解錠不
許可時のシステムの動作を例示するシーケンス図であ
る。以下、この図を参照してゲート解錠不許可時の動作
について説明する。ただし、図13に示す動作と同一の
動作については説明を省略する。また、以下に説明する
動作の前提は図13に示す動作例の前提と基本的に同一
であるものとする。ただし、管理者の目的に適合した解
錠予定(「2001/01/05 09:15」にゲー
ト10Aを解錠するという予定)に応じた認証用データ
は認証用データ保存メモリ22Bに記憶されていないも
のとする。
【0083】ゲート制御装置21Bは、接続ケーブル3
0Aを介して携帯電話機40Aの電話番号を受信すると
(ケーブル接続、ステップ200B〜ステップ203
B)、受信した電話番号の携帯電話機40Bを所持する
者が現時点「2001/01/05 09:15」にお
いてゲート10Aを通過する資格を有するか否かが判定
される。前述のように、この動作例では、そのような解
錠を許容する予定に応じた認証データは認証用データ保
存メモリ22Bに記憶されていないから、通過資格が無
いと判定され、ゲート制御装置21Bから接続ケーブル
30Aを介して携帯電話機40Bへ解錠許否通知が送信
され、携帯電話機40Bにより受信される(ステップ2
04B)。動作は以上で終了することから、ゲート10
Aは解錠されない。なお、携帯電話機40Bの電話番号
を含む認証用データが認証用データ保存メモリ22Bに
記憶されていない場合にも同様の動作となる。
【0084】以上説明したように、本発明の第2実施形
態によれば、ゲート制御装置の構造を簡素とすることが
できるという効果、一つの認証手段により複数のゲート
制御装置についての認証を行うことができるという効果
を除いて、第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0085】[変形例]上記各実施形態において、USB
ケーブル等の電源の供給を許容した接続ケーブルを用い
てゲート制御装置と携帯電話機とを接続し、両者の間で
相互あるいは一方的に電源を供給することができるよう
にしてもよい。このようにすることにより、ゲート制御
装置の駆動回路(図示略)に電源が供給されなくなった
場合や、携帯電話機や通信端末が電池切れとなった場合
でも、解錠のための処理を実現することができる。
【0086】また、上記各実施形態において、ゲート制
御装置と携帯電話機間とを接続ケーブルで接続して通信
させる例を挙げたが、本発明の技術的範囲はこれに限定
されるものではなく、形態電話機の所持者がゲートを監
視可能な場合(例えば、ゲート制御装置と携帯電話機と
の距離が十分に短い場合)にのみ両者が通信可能となる
ような通信技術を採用してもよい。例えば、赤外線通信
やBluetoothに準拠した通信などの短距離無線通信技術
を採用可能である。短距離無線通信技術を採用すると、
ゲート制御装置の接続インターフェースを無人施設外に
露出させる必要がなくなる。
【0087】さらに、本発明の第1実施形態において、
第2実施形態と同様にゲート制御装置に通信端末を接続
し、あるいはゲート制御装置に通信端末を内蔵させ、ゲ
ート制御装置を特定する識別情報として、ゲート制御装
置番号に代えて当該通信端末の電話番号を使用するよう
にしてもよい。この場合、通信端末(通信端末の電話番
号)の変更時には、必要に応じて登録済みの認証用デー
タを変更する必要がある。なお、第2実施形態において
も、ゲート制御装置に通信端末を内蔵させてもよい。
【0088】また、本発明の第1実施形態において、認
証結果の内容を認証時刻に応じて異ならせ、かつゲート
制御装置が現在時刻を取得できるようにし、かつゲート
制御装置において、認証結果の内容で表される認証時刻
と現在時刻との差が所定の時間より長ければ当該認証結
果を無効とみなし、無効な認証結果については、肯定的
な認証結果であっても否定的な認証結果として取り扱う
ようにしてもよい。このような態様によれば、例えば、
ある管理者が携帯電話機を改造し、ゲートを解錠したと
きに認証サーバから携帯電話機に送信されてきた認証結
果を保存できるようにし、後日、保存した認証結果を今
回の解錠に関する認証結果と偽ってゲート制御装置に送
信して不正な解錠を試みたとしても、このような解錠を
確実に許否することができる。
【0089】さらに、認証結果の内容を認証時刻に応じ
て異ならせる態様において、認証サーバが認証結果を暗
号化してから送信し、ゲート制御装置が暗号化された認
証結果を復号してから使用するようにしてもよい。ただ
し、認証サーバおよびゲート制御装置のみに秘密の共通
鍵を持たせる等して、認証結果を中継する携帯電話機に
おいて復号化することが不可能となるようにしておく必
要がある。このような態様では、例えば、ある管理者が
携帯電話機を改造し、ゲートを解錠したときに認証サー
バから携帯電話機に送信されてきた認証結果を保存でき
るようにし、保存したデータを解析して認証結果を偽造
し、後日、偽造した認証結果をゲート制御装置に送信し
て不正な解錠を試みようとしても、有効となる認証結果
を偽造することは不可能であり、不正な解錠を確実に許
否することができる。
【0090】また、本発明の第1実施形態において、移
動体通信網が着信先に発信者情報を通知しない通信網と
することも可能であり、例えば、以下のようにシステム
を構成することにより第1実施形態と同様の効果を得る
ことができる。すなわち、ゲートを解錠しようとする者
が所持する携帯電話機は自機の発信者情報(電話番号)
をそのまま認証サーバへ送信する。認証サーバでは、こ
の発信者情報が正当であると仮定して通行資格の有無を
判定し、通行資格が有ると判定した場合には、当該発信
者情報で特定される通信端末へ移動体通信網経由で新た
に回線接続し、この回線を介して肯定的な認証結果を送
信する。新たな回線接続の際には、移動体通信網は指定
された電話番号を正当に有する通信装置と認証サーバと
の間に回線を確立する。したがって、携帯電話機が不当
な発信者情報を認証サーバへ送信したとしても、そのよ
うな携帯電話機へ肯定的な認証結果が到達することはな
い。つまり、正当性が移動体通信網により保証された携
帯電話機しか肯定的な認証結果を受信することができな
い。
【0091】また、本発明の第2実施形態では解錠予定
を用いた判定処理の後に携帯電話機の電話番号の正当性
を判定するようにしたが、逆に、携帯電話機の電話番号
の正当性を判定した後に解錠予定を用いた判定処理を行
うようにしてもよい。
【0092】さらに、本発明の第2実施形態では、移動
体通信網が発信者番号通知機能を有することを前提とし
たが、通信装置が自装置の電話番号を移動体通信網を介
して携帯電話機へそのまま送信するようにシステムを変
形すれば、移動体通信網が発信者番号通知機能を有する
必要はない。
【0093】また、本発明の第2実施形態では通信端末
から携帯電話機へ回線接続するようにしたが、移動体通
信網が発信者番号通知機能を有することから、逆に、携
帯電話機から通信端末へ回線接続するようにしてもよ
い。すなわち、ゲート制御装置が通信端末の電話番号を
取得し、この電話番号を携帯電話機へ通知し、携帯電話
機が当該電話番号の通信端末80Bへ回線接続し、この
際に移動体通信網から通知される発信者番号を用いてゲ
ート制御装置が通過資格の有無を判定するようにしても
よい。
【0094】また、本発明の第2実施形態において、ゲ
ート制御装置に接続された通信端末は、移動体通信網で
はなくPSTN(Public Switched Telephone Network
s)やISDN(Integrated services Digital Networ
k)等の通信網が提供する通信サービスを受けることが
できる端末であってもよい。ただし、そのような通信網
と移動体通信網は接続されている必要がある。
【0095】なお、上述した各態様において、通過資格
の有無を判定する装置において、肯定的な認証結果が得
られなかった認証処理の実行回数を発信者番号別に計数
・記憶しておき、所定の回数に達した発信者番号を用い
た認証処理を受け付けないようにしてもよい。もちろ
ん、回数に代えて頻度を採用するようにしてもよい。
【0096】また、上述した各態様の説明において、
「携帯電話機」および「通信端末」は、共に、PHS
(Personal Handyphone System)端末やPDC(Person
al Digital Cellular)端末、IMT−2000に準拠
した携帯電話機等の概念を含み、「移動体通信網」はP
HS網やPDC網、IMT−2000に準拠した通信網
等の概念を含む。
【0097】さらに、上述した各態様では、管理者が携
帯する通信装置を携帯電話機としたが、本発明の技術的
範囲はこれに限定されるものではない。例えば、通話機
能を持たない移動機であってもよいし、移動機が接続さ
れたPDA(Personal Digital Assistance)であって
もよいし、パケット通信可能な移動機であってもよい。
これと同様のことが第2実施形態においてゲート制御装
置に接続された通信端末についてもあてはまる。もちろ
ん、移動体通信網は、このような携帯通信端末に通信サ
ービス(少なくとも、電話番号や端末製造番号等のアド
レス情報を用いて通信を交換するサービスを含む)を提
供可能な通信網でなければならない。
【0098】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
施設への侵入を排除するために施錠されたゲートを解錠
しようとする者は盗難や紛失が第三者による侵入に直結
する物を携行せずに済む。したがって、ゲートの先にあ
る施設のセキュリティを確保することができる。また、
ゲートを解錠するために必須の携帯通信端末は、その盗
難や紛失が第三者による侵入に直結しないから、施設内
へ入ろうとする者が常に携帯するようにしてもセキュリ
ティを確保できる。したがって、施設内へ入ろうとする
者は施設へ直行、および施設から直帰することができ
る。よって、ゲートの解錠にかかる時間や手間を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るゲート管理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同システムを構成するゲート制御装置21A
が行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】 同システムを構成する携帯電話機40Aが行
う処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】 同システムを構成する認証サーバ70Aが行
う認証処理の流れを示すフローチャートである。図4は
認証処理の流れを示す
【図5】 同システムの動作(ゲート解錠許可時)を例
示するシーケンス図である。
【図6】 同システムを構成する認証サーバ70Aの認
証用データ格納データベースに登録された認証用データ
を例示する図である。
【図7】 同システム内のゲート解錠時刻データベース
73Aに格納されたデータ例を概念的に示す図である。
【図8】 同システムの動作(ゲート解錠不許可時)を
例示するシーケンス図である。
【図9】 本発明の第2実施形態に係るゲート管理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図10】 同システムを構成するゲート制御装置21
Bが記憶する認証用データを例示する図である。
【図11】 同システムを構成するゲート制御装置21
Bが行う認証解錠処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図12】 同システムを構成する携帯電話機40Bが
行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】 同システムの動作(ゲート解錠許可時)を
例示するシーケンス図である。
【図14】 同システムの動作(ゲート解錠不許可時)
を例示するシーケンス図である。
【符号の説明】 10A ゲート 21A、21B ゲート制御装置 22A、24B、82B 制御部 22B 認証用データ保存メモリ 23A、25B、26B、75A 通信部 23B 認証データ入力部 30A 接続ケーブル 40A、40B 携帯電話機 41A、81B 無線通信部 42A、42B 携帯電話機制御部 43A、83B 通信インターフェース 50A 移動体通信基地局 60A 移動体通信網 70A 認証サーバ 71A 認証用データ入力部 72A 認証用データ格納データベース 73A ゲート解錠記録データベース 74A 認証サーバ制御部 80B 通信端末
フロントページの続き (72)発明者 大高 宣光 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 守田 和雄 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 Fターム(参考) 2E250 AA04 AA12 BB08 BB47 BB53 BB59 CC26 DD06 EE09 FF25 FF33 FF36 GG06 GG15 5B085 AA08 AE04 AE15 AE23 BA07 BE01 BG02 BG07

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施錠されたゲートの近傍に配置され前記
    ゲートを解錠するゲート制御装置と前記ゲートを解錠し
    ようとする者が所持する携帯通信端末との間に短距離の
    通信路が確立されたことを前記ゲート制御装置が検出す
    る検出ステップと、 前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が前記携帯通
    信端末に通信サービスを提供する移動体通信網により保
    証され、かつ現在時刻および前記アドレス情報で特定さ
    れる解錠が予定されている場合にのみ、前記ゲート制御
    装置が前記ゲートを解錠する認証解錠ステップとを有す
    ることを特徴とするゲート管理方法。
  2. 【請求項2】 前記認証解錠ステップは、 前記ゲート制御装置が、前記ゲートの解錠に肯定的な内
    容の肯定情報の送信を前記ゲートが解錠される予定を記
    憶したサーバに対して依頼する依頼ステップと、 前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が前記携帯通
    信端末に通信サービスを提供する移動体通信網により保
    証され、かつ現在時刻および前記アドレス情報で特定さ
    れる解錠が予定されていると前記サーバにより判定され
    た場合にのみ、前記サーバが前記移動体通信網を介して
    前記肯定情報を前記携帯通信端末へ送信する肯定情報送
    信ステップと、 前記携帯通信端末が、前記移動体通信網を介して送信さ
    れてきた情報を受信し、この情報が前記肯定情報の場合
    にのみ、前記通信路を介して前記肯定情報を前記ゲート
    制御装置へ転送する転送ステップと、 前記通信路を介して前記肯定情報が転送されてきた場合
    にのみ、前記ゲート制御装置が前記ゲートを解錠する解
    錠ステップとを有することを特徴とする請求項1に記載
    のゲート管理方法。
  3. 【請求項3】 前記依頼ステップでは、前記サーバが、
    前記移動体通信網により正当性が保証された、前記携帯
    通信端末のアドレス情報を取得し、 前記肯定情報送信ステップでは、前記サーバが、現在時
    刻および前記アドレス情報で特定される解錠が予定され
    ているか否かを判定し、予定されている場合にのみ、前
    記移動体通信網を介して前記肯定情報を前記携帯通信端
    末へ送信することを特徴とする請求項2に記載のゲート
    管理方法。
  4. 【請求項4】 前記依頼ステップでは、前記サーバが、
    前記ゲート制御装置を特定するゲート制御装置番号と、
    前記移動体通信網により正当性が保証された、前記携帯
    通信端末のアドレス情報とを取得し、 前記肯定情報送信ステップでは、前記サーバが、現在時
    刻と前記アドレス情報と前記ゲート制御装置番号とで特
    定される解錠が予定されているか否かを判定し、予定さ
    れている場合にのみ、前記移動体通信網を介して前記肯
    定情報を前記携帯通信端末へ送信することを特徴とする
    請求項2に記載のゲート管理方法。
  5. 【請求項5】 前記肯定情報送信ステップでは、前記サ
    ーバが、前記現在時刻に応じた情報を前記肯定情報とす
    ることを特徴とする請求項2に記載のゲート管理方法。
  6. 【請求項6】 前記肯定情報送信ステップでは、前記サ
    ーバが、前記肯定情報を暗号化してから送信し、 前記解錠ステップでは、前記ゲート制御装置が、前記通
    信路を介して転送されてきた情報を復号化し、復号化さ
    れた情報が前記肯定情報である場合にのみ、前記ゲート
    制御装置が前記ゲートを解錠することを特徴とする請求
    項2または5に記載のゲート管理方法。
  7. 【請求項7】 前記認証解錠ステップに後続するステッ
    プとして、 前記ゲート制御装置が前記ゲートを解錠したことを示す
    解錠通知を前記サーバへ送信する解錠通知ステップと、 前記サーバが前記解錠通知を受信し、その受信時刻とと
    もに記録する記録ステップとを有することを特徴とする
    請求項2に記載のゲート管理方法。
  8. 【請求項8】 前記認証解錠ステップでは、 前記ゲート制御装置が、前記携帯通信端末および前記ゲ
    ート制御装置に通信サービスを提供する移動体通信網お
    よび前記通信路を介して前記携帯通信端末と通信するこ
    とによって前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が
    前記移動体通信網により保証されていることを確認し、
    かつ現在時刻および前記アドレス情報で特定される解錠
    が予定されていることを確認した場合にのみ、前記ゲー
    トを解錠することを特徴とする請求項1に記載のゲート
    管理方法。
  9. 【請求項9】 施錠および解錠可能なゲートと、 通信サービスを提供する移動体通信網と、 前記通信サービスを受けることが可能であって、前記ゲ
    ートが解錠される予定を記憶したサーバと、 前記ゲートを解錠しようとする者に所持され、前記通信
    サービスを受けることができる端末であって、前記通信
    サービスで提供されない短距離の通信路を介して指示を
    受信し、この指示に従って作動するとともに、前記移動
    体通信網を介して情報を受信し、この情報を前記通信路
    へ送出する携帯通信端末と、 前記ゲートの近傍に配置される装置であって、前記携帯
    通信端末との間に前記通信路が確立されたことを検出
    し、前記携帯通信端末の所持者が前記ゲートを解錠する
    資格を有するか否かの判定の依頼を前記サーバへ前記通
    信路経由で送信する旨の依頼指示を前記通信路経由で前
    記携帯通信端末へ送信するとともに、前記携帯通信端末
    から転送されてくる情報を受信し、この情報が、前記所
    持者が前記資格を有する旨の肯定情報である場合にのみ
    前記ゲートを解錠するゲート制御装置とを具備し、 前記携帯通信端末は、通信路を介して受信した指示が前
    記依頼指示であれば前記移動体通信網を介して前記サー
    バと通信し、 前記サーバは前記携帯通信端末との通信が開始される
    と、前記携帯通信端末のアドレス情報を取得し、前記携
    帯通信端末のアドレス情報の正当性が前記移動体通信網
    により保証され、かつ現在時刻および前記アドレス情報
    で特定される解錠が前記予定の範囲内である場合にの
    み、前記移動体通信網を介して前記肯定情報を前記携帯
    通信端末へ送信することを特徴とするゲート管理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 施錠および解錠可能なゲートと、 通信サービスを提供する移動体通信網と、 前記通信サービスを受けることが可能であって、前記ゲ
    ートを解錠しようとする者に所持され、前記通信サービ
    スで提供されない短距離の通信路を介して指示を受信
    し、この指示に従って作動する携帯通信端末と、 前記通信サービスを受けることが可能であって、前記ゲ
    ートの近傍に配置され、前記ゲートが解錠される予定を
    記憶し、前記携帯通信端末との間に前記通信路が確立さ
    れたことを検出し、前記移動体通信網および前記通信路
    を介して前記携帯通信端末と通信し、この通信によって
    前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が前記移動体
    通信網により保証されていることを確認し、かつ現在時
    刻および前記アドレス情報で特定される解錠が前記予定
    の範囲内であることを確認した場合にのみ、前記ゲート
    を解錠するゲート制御装置とを具備することを特徴とす
    るゲート管理システム。
  11. 【請求項11】 施錠および解錠可能なゲートの近傍に
    配置され、前記ゲートを解錠するゲート制御装置であっ
    て、 他の装置との間で短距離の通信路を確立し、この通信路
    を介して当該他の装置と通信するための短距離通信手段
    と、 前記通信路が、移動体通信網が提供する通信サービスを
    受けることが可能であって当該通信路を介して供給する
    指示に従って作動する携帯通信端末との間で確立された
    ことを検出する検出手段と、 前記携帯通信端末のアドレス情報を前記ゲートが解錠さ
    れる予定を記憶したサーバへ前記移動体通信網経由で通
    知するよう前記携帯通信端末へ依頼する指示を、前記短
    距離通信手段を用いて送信する送信手段と、 前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が前記移動体
    通信網により保証され、かつ現在時刻および前記アドレ
    ス情報で特定される解錠が前記予定の範囲内である場合
    にのみ、前記移動体通信網、前記携帯通信端末および前
    記通信路を介して前記サーバから送信されてくる、前記
    携帯通信端末の所持者が前記ゲートを解錠する資格を有
    する旨の肯定情報を、前記短距離通信手段を用いて受信
    する受信手段と、 前記受信手段により受信された情報が前記肯定情報であ
    るか否かを判定する判定手段と、 前記判定により肯定情報であると判定した場合にのみ前
    記ゲートを解錠する解錠手段とを具備することを特徴と
    するゲート制御装置。
  12. 【請求項12】 固有の情報であるゲート制御装置番号
    を記憶した固有情報記憶手段を具備し、 前記送信手段は前記ゲート制御装置番号と前記携帯通信
    端末のアドレス情報とを前記ゲートが解錠される予定を
    記憶したサーバへ前記移動体通信網経由で通知するよう
    前記携帯通信端末へ依頼する指示を前記通信路経由で送
    信し、 前記受信手段は、前記携帯通信端末のアドレス情報の正
    当性が前記移動体通信網により保証され、かつ現在時
    刻、前記アドレス情報および前記ゲート制御装置番号で
    特定される解錠が前記予定の範囲内である場合にのみ、
    前記移動体通信網、前記携帯通信端末および前記通信路
    を介して前記サーバから送信されてくる前記肯定情報を
    受信することを特徴とする請求項11に記載のゲート制
    御装置。
  13. 【請求項13】 現在時刻を計時する計時手段を具備
    し、前記受信手段は、前記サーバから送信されてくる、
    時刻に基づいた前記肯定情報を受信し、 前記判定手段は、前記受信手段により受信された情報が
    前記肯定情報であるか否かを前記計時手段により計時さ
    れた現在時刻に基づいて判定することを特徴とする請求
    項11に記載のゲート制御装置。
  14. 【請求項14】 前記受信手段は、前記サーバから送信
    されてくる暗号化された前記肯定情報を受信し、 前記判定手段は、前記受信手段により受信された情報を
    復号化して前記肯定情報を取得し、この肯定情報につい
    て前記判定を行うことを特徴とする請求項11または1
    3に記載のゲート制御装置。
  15. 【請求項15】 前記解錠手段により前記ゲートが解錠
    されたことを示す解錠通知を記録のために前記サーバへ
    送信する第2の送信手段を具備することを特徴とする請
    求項11に記載のゲート制御装置。
  16. 【請求項16】 施錠および解錠可能なゲートの近傍に
    配置され、前記ゲートを解錠する装置であって、 前記ゲートが解錠される予定を記憶した予定記憶手段
    と、 移動通信網が提供する前記通信サービスを受けるための
    網通信手段と、 他の装置との間で前記通信サービスで提供されない短距
    離の通信路を確立し、この通信路を介して当該他の装置
    と通信するための短距離通信手段と、 前記通信路が、前記通信サービスを受けることが可能で
    あって当該通信路を介して供給する指示に応じて作動す
    る携帯通信端末との間で確立されたことを検出する検出
    手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記網通信手段および前記通信路を介して前記携帯通信
    端末と通信し、この通信によって前記携帯通信端末のア
    ドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保証され
    ていることを確認する確認手段と、 前記計時手段により計時された現在時刻と前記移動体通
    信網により保証されたアドレス情報とで特定される解錠
    が前記予定の範囲内であるか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段により範囲内であると判定された場合にの
    み前記ゲートを解錠する解錠手段とを具備することを特
    徴とするゲート制御装置。
  17. 【請求項17】 施錠されたゲートを解錠するために、
    移動体通信網が提供する通信サービスを受けることがで
    きる携帯通信端末の所持者が前記ゲートを解錠する資格
    を有するか否かを判定するサーバであって、 前記移動体通信網が提供する通信サービスを受けるため
    の通信手段と、 前記ゲートを解錠するゲート制御装置と前記携帯通信端
    末とが短距離の通信路を介して通信可能となったことを
    契機として前記携帯通信端末から移動体通信網経由で通
    知される前記携帯通信端末のアドレス情報を、前記通信
    手段を用いて受信する受信手段と、 前記ゲートが解錠される予定を記憶した予定記憶手段
    と、 前記アドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保
    証されていることを、 前記通信手段を用いて確認する確認手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記アドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保
    証され、かつ前記現在時刻および前記アドレス情報で特
    定される解錠が前記予定の範囲内である場合にのみ、前
    記ゲートを解錠するゲート制御装置へ前記移動体通信網
    を介して受信した情報を転送する前記携帯通信端末へ、
    前記携帯通信端末の所持者が前記資格を有する旨の肯定
    情報を、前記通信手段を用いて送信する送信手段とを具
    備することを特徴とするサーバ。
  18. 【請求項18】 前記受信手段は、前記契機に、前記ア
    ドレス情報と前記ゲート制御装置を特定するゲート制御
    装置番号とを、前記通信手段を用いて受信し、 前記送信手段は、前記アドレス情報の正当性が前記移動
    体通信網により保証され、かつ前記現在時刻、前記アド
    レス情報および前記ゲート制御装置番号で特定される解
    錠が前記予定の範囲内である場合にのみ、前記肯定情報
    を送信することを特徴とする請求項17に記載のサー
    バ。
  19. 【請求項19】 前記送信手段は、転送されてきた情報
    が肯定情報であるか否かを現在時刻に基づいて判定可能
    な前記ゲート制御装置へ前記移動体通信網を介して受信
    した情報を転送する前記携帯通信端末へ、前記現在時刻
    に基づいた前記肯定情報を送信することを特徴とする請
    求項17に記載のサーバ。
  20. 【請求項20】 前記送信手段は、転送されてきた情報
    を復号化することができる前記ゲート制御装置へ前記移
    動体通信網を介して受信した情報を転送する前記携帯通
    信端末へ、前記ゲート制御装置にて復号化することがで
    きるように暗号化された前記肯定情報を送信することを
    特徴とする請求項17または19に記載のサーバ。
  21. 【請求項21】 前記通信手段を用いて、前記ゲート制
    御装置により前記ゲートが解錠されたことを示す解錠通
    知を受信する第2の受信手段と、 前記解錠通知で示される情報を記憶する履歴記憶手段と
    を具備することを特徴とする請求項17に記載のサー
    バ。
  22. 【請求項22】 施錠および解錠可能なゲートを解錠し
    ようとする者に所持される端末であって、 自端末のアドレス情報を記憶した記憶手段と、 前記ゲートの近傍に配置され前記ゲートを解錠するゲー
    ト制御装置との間で短距離の通信路を確立し、この通信
    路を介して前記ゲート制御装置と通信するための短距離
    通信手段と、 移動体通信網が提供する通信サービスを受けるための網
    通信手段と、 前記通信路が確立されたことを契機として前記ゲート制
    御装置から前記通信路を介して供給される指示に従い、
    前記網通信手段を用いて、前記通信サービスを受けるこ
    とができるサーバへ、自端末のアドレス情報を通知する
    通知手段と、 前記ゲートが解錠される予定を記憶した前記サーバか
    ら、前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が前記移
    動体通信網により保証され、かつ現在時刻および前記ア
    ドレス情報で特定される解錠が前記予定の範囲内である
    場合にのみ送信される肯定情報を、前記網通信手段を用
    いて受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記肯定情報を前記短距
    離通信手段を用いて、前記肯定情報を受信すると前記ゲ
    ートを解錠する前記ゲート制御装置へ送信する送信手段
    とを具備することを特徴とする携帯通信端末。
  23. 【請求項23】 施錠および解錠可能なゲートを解錠し
    ようとする者に所持される端末であって、 自端末のアドレス情報を記憶した記憶手段と、 前記ゲートの近傍に配置され前記ゲートを解錠するゲー
    ト制御装置との間で短距離の通信路を確立し、前記アド
    レス情報の正当性が前記移動体通信網により保証されて
    いることが確認され、かつ現在時刻および前記アドレス
    情報で特定される解錠が前記予定の範囲内であることが
    確認された場合にのみ前記ゲートを解錠する前記ゲート
    制御装置と前記通信路を介して通信するための短距離通
    信手段と、 移動体通信網が提供する通信サービスを受けるための網
    通信手段と、 前記通信路が確立されたことを契機として前記ゲート制
    御装置から前記通信路を介して供給される指示に従い、
    前記短距離通信手段および前記網通信手段を用いて、前
    記通信サービスを受けることができる前記ゲート制御装
    置との間で前記アドレス情報を用いた通信を行うことに
    より、前記ゲートが解錠される予定を記憶した前記ゲー
    ト制御装置が前記アドレス情報の正当性が前記移動体通
    信網により保証されていることを確認することができる
    ようにするアドレス情報確認手段とを具備することを特
    徴とする携帯通信端末。
  24. 【請求項24】 施錠および解錠可能なゲートの近傍に
    配置され、前記ゲートを解錠するコンピュータ装置を、 他の装置との間で短距離の通信路を確立し、この通信路
    を介して当該他の装置と通信するための短距離通信手段
    と、 前記通信路が、移動体通信網が提供する通信サービスを
    受けることが可能であって当該通信路を介して供給する
    指示に従って作動する携帯通信端末との間で確立された
    ことを検出する検出手段と、 前記携帯通信端末のアドレス情報を前記ゲートが解錠さ
    れる予定を記憶したサーバへ前記移動体通信網経由で通
    知するよう前記携帯通信端末へ依頼する指示を、前記短
    距離通信手段を用いて送信する送信手段と、 前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が前記移動体
    通信網により保証され、かつ現在時刻および前記アドレ
    ス情報で特定される解錠が前記予定の範囲内である場合
    にのみ、前記移動体通信網、前記携帯通信端末および前
    記通信路を介して前記サーバから送信されてくる、前記
    携帯通信端末の所持者が前記ゲートを解錠する資格を有
    する旨の肯定情報を、前記短距離通信手段を用いて受信
    する受信手段と、 前記受信手段により受信された情報が前記肯定情報であ
    るか否かを判定する判定手段と、 前記判定により肯定情報であると判定した場合にのみ前
    記ゲートを解錠する解錠手段として機能させるためのプ
    ログラム。
  25. 【請求項25】 施錠および解錠可能なゲートの近傍に
    配置され、前記ゲートを解錠するコンピュータ装置を、 前記ゲートが解錠される予定を記憶した予定記憶手段
    と、 移動通信網が提供する前記通信サービスを受けるための
    網通信手段と、 他の装置との間で前記通信サービスで提供されない短距
    離の通信路を確立し、この通信路を介して当該他の装置
    と通信するための短距離通信手段と、 前記通信路が、前記通信サービスを受けることが可能で
    あって当該通信路を介して供給する指示に応じて作動す
    る携帯通信端末との間で確立されたことを検出する検出
    手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記網通信手段および前記通信路を介して前記携帯通信
    端末と通信し、この通信によって前記携帯通信端末のア
    ドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保証され
    ていることを確認する確認手段と、 前記計時手段により計時された現在時刻と前記移動体通
    信網により保証されたアドレス情報とで特定される解錠
    が前記予定の範囲内であるか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段により範囲内であると判定された場合にの
    み前記ゲートを解錠する解錠手段として機能させるため
    のプログラム。
  26. 【請求項26】 施錠されたゲートを解錠するために、
    移動体通信網が提供する通信サービスを受けることがで
    きる携帯通信端末の所持者が前記ゲートを解錠する資格
    を有するか否かを判定するコンピュータ装置を、 前記移動体通信網が提供する通信サービスを受けるため
    の通信手段と、 前記ゲートを解錠するゲート制御装置と前記携帯通信端
    末とが短距離の通信路を介して通信可能となったことを
    契機として前記携帯通信端末から移動体通信網経由で通
    知される前記携帯通信端末のアドレス情報を、前記通信
    手段を用いて受信する受信手段と、前記ゲートが解錠さ
    れる予定を記憶した予定記憶手段と、 前記アドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保
    証されていることを、前記通信手段を用いて確認する確
    認手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記アドレス情報の正当性が前記移動体通信網により保
    証され、かつ前記現在時刻および前記アドレス情報で特
    定される解錠が前記予定の範囲内である場合にのみ、前
    記ゲートを解錠するゲート制御装置へ前記移動体通信網
    を介して受信した情報を転送する前記携帯通信端末へ、
    前記携帯通信端末の所持者が前記資格を有する旨の肯定
    情報を、前記通信手段を用いて送信する送信手段として
    機能させるためのプログラム。
  27. 【請求項27】 施錠および解錠可能なゲートを解錠し
    ようとする者に所持されるコンピュータ装置を、 自端末のアドレス情報を記憶した記憶手段と、 前記ゲートの近傍に配置され前記ゲートを解錠するゲー
    ト制御装置との間で短距離の通信路を確立し、この通信
    路を介して前記ゲート制御装置と通信するための短距離
    通信手段と、 移動体通信網が提供する通信サービスを受けるための網
    通信手段と、 前記通信路が確立されたことを契機として前記ゲート制
    御装置から前記通信路を介して供給される指示に従い、
    前記網通信手段を用いて、前記通信サービスを受けるこ
    とができるサーバへ、自端末のアドレス情報を通知する
    通知手段と、 前記ゲートが解錠される予定を記憶した前記サーバか
    ら、前記携帯通信端末のアドレス情報の正当性が前記移
    動体通信網により保証され、かつ現在時刻および前記ア
    ドレス情報で特定される解錠が前記予定の範囲内である
    場合にのみ送信される肯定情報を、前記網通信手段を用
    いて受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記肯定情報を前記短距
    離通信手段を用いて、前記肯定情報を受信すると前記ゲ
    ートを解錠する前記ゲート制御装置へ送信する送信手段
    として機能させるためのプログラム。
  28. 【請求項28】 施錠および解錠可能なゲートを解錠し
    ようとする者に所持されるコンピュータ装置を、 自端末のアドレス情報を記憶した記憶手段と、 前記ゲートの近傍に配置され前記ゲートを解錠するゲー
    ト制御装置との間で短距離の通信路を確立し、前記アド
    レス情報の正当性が前記移動体通信網により保証されて
    いることが確認され、かつ現在時刻および前記アドレス
    情報で特定される解錠が前記予定の範囲内であることが
    確認された場合にのみ前記ゲートを解錠する前記ゲート
    制御装置と前記通信路を介して通信するための短距離通
    信手段と、 移動体通信網が提供する通信サービスを受けるための網
    通信手段と、 前記通信路が確立されたことを契機として前記ゲート制
    御装置から前記通信路を介して供給される指示に従い、
    前記短距離通信手段および前記網通信手段を用いて、前
    記通信サービスを受けることができる前記ゲート制御装
    置との間で前記アドレス情報を用いた通信を行うことに
    より、前記ゲートが解錠される予定を記憶した前記ゲー
    ト制御装置が前記アドレス情報の正当性が前記移動体通
    信網により保証されていることを確認することができる
    ようにするアドレス情報確認手段ととして機能させるた
    めのプログラム。
  29. 【請求項29】 請求項24乃至28のいずれか一に記
    載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
JP2001341187A 2001-11-06 2001-11-06 ゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及び記録媒体 Pending JP2003138816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341187A JP2003138816A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 ゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341187A JP2003138816A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 ゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003138816A true JP2003138816A (ja) 2003-05-14

Family

ID=19155259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001341187A Pending JP2003138816A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 ゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003138816A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006228026A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Ntt Docomo Inc 所在証明システム、管理装置、表示装置及び所在証明方法
WO2010093499A3 (en) * 2009-02-10 2010-10-28 Yikes Corporation A system and method for accessing a structure using a mobile device
JP2013182386A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Ntt Facilities Inc 扉施解錠制御システム、携帯情報端末及びプログラム
JP2013182385A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Ntt Facilities Inc 扉施解錠制御システム、携帯情報端末及びプログラム
WO2015025830A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 株式会社リコー 機器管理システム、情報端末、機器管理装置及び機器管理方法
KR20160030929A (ko) * 2013-07-05 2016-03-21 아싸 아브로이 에이비 키 디바이스 및 관련된 방법, 컴퓨터 프로그램과 컴퓨터 프로그램 제품
US9336635B2 (en) 2009-02-10 2016-05-10 Yikes Llc System and method for permitting secure access to a structure
US9367975B2 (en) 2009-02-10 2016-06-14 Yikes Llc System for permitting secure access to a restricted area
US9558604B2 (en) 2009-02-10 2017-01-31 Yikes Llc System for permitting secure access to a restricted area
WO2018158973A1 (ja) * 2017-03-01 2018-09-07 Connected Design株式会社 モバイル端末、解錠管理システム、解錠管理方法およびプログラム
US10085135B2 (en) 2009-02-10 2018-09-25 Yikes Llc Radio frequency patch antenna and system for permitting secure access to a restricted area
US10282930B2 (en) 2013-07-05 2019-05-07 Assa Abloy Ab Access control communication device, method, computer program and computer program product
JP2019191883A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 株式会社東海理化電機製作所 共用システム及び機器共用方法
US10818119B2 (en) 2009-02-10 2020-10-27 Yikes Llc Radio frequency antenna and system for presence sensing and monitoring
US11843988B2 (en) 2018-03-19 2023-12-12 Simpello Llc System and method for detecting presence within a strictly defined wireless zone

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006228026A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Ntt Docomo Inc 所在証明システム、管理装置、表示装置及び所在証明方法
US9336635B2 (en) 2009-02-10 2016-05-10 Yikes Llc System and method for permitting secure access to a structure
JP2012517541A (ja) * 2009-02-10 2012-08-02 ヤイクス コーポレイション 携帯デバイスを使用して建造物にアクセスするシステムおよび方法
US8791790B2 (en) 2009-02-10 2014-07-29 Yikes Llc System and method for accessing a structure using a mobile device
WO2010093499A3 (en) * 2009-02-10 2010-10-28 Yikes Corporation A system and method for accessing a structure using a mobile device
US9129450B2 (en) 2009-02-10 2015-09-08 Yikes Llc System and method for accessing a structure using a mobile device
US10085135B2 (en) 2009-02-10 2018-09-25 Yikes Llc Radio frequency patch antenna and system for permitting secure access to a restricted area
US11704955B2 (en) 2009-02-10 2023-07-18 Simpello Llc Radio frequency antenna and system for presence sensing and monitoring
US9361741B2 (en) 2009-02-10 2016-06-07 Yikes Llc System and method for accessing a structure using a mobile device
US9367975B2 (en) 2009-02-10 2016-06-14 Yikes Llc System for permitting secure access to a restricted area
US10818119B2 (en) 2009-02-10 2020-10-27 Yikes Llc Radio frequency antenna and system for presence sensing and monitoring
US9558604B2 (en) 2009-02-10 2017-01-31 Yikes Llc System for permitting secure access to a restricted area
JP2013182386A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Ntt Facilities Inc 扉施解錠制御システム、携帯情報端末及びプログラム
JP2013182385A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Ntt Facilities Inc 扉施解錠制御システム、携帯情報端末及びプログラム
KR20160030929A (ko) * 2013-07-05 2016-03-21 아싸 아브로이 에이비 키 디바이스 및 관련된 방법, 컴퓨터 프로그램과 컴퓨터 프로그램 제품
KR102262222B1 (ko) * 2013-07-05 2021-06-08 아싸 아브로이 에이비 키 디바이스 및 관련된 방법, 컴퓨터 프로그램과 컴퓨터 프로그램 제품
JP2016530411A (ja) * 2013-07-05 2016-09-29 アッサ アブロイ アーベーAssa Abloy Ab キーデバイス、関連した方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品
US10282930B2 (en) 2013-07-05 2019-05-07 Assa Abloy Ab Access control communication device, method, computer program and computer program product
WO2015025830A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 株式会社リコー 機器管理システム、情報端末、機器管理装置及び機器管理方法
US10277592B2 (en) 2013-08-19 2019-04-30 Ricoh Company, Ltd. Apparatus management system, information terminal, apparatus management apparatus, and apparatus management method
JPWO2015025830A1 (ja) * 2013-08-19 2017-03-02 株式会社リコー 機器管理システム、情報端末、プログラム、機器管理装置及び機器管理方法
JP2018145601A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 Connected Design株式会社 モバイル端末、解錠管理システム、解錠管理方法およびプログラム
WO2018158973A1 (ja) * 2017-03-01 2018-09-07 Connected Design株式会社 モバイル端末、解錠管理システム、解錠管理方法およびプログラム
US11843988B2 (en) 2018-03-19 2023-12-12 Simpello Llc System and method for detecting presence within a strictly defined wireless zone
JP2019191883A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 株式会社東海理化電機製作所 共用システム及び機器共用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11968525B2 (en) Vehicle digital key sharing service method and system
CN100539536C (zh) 在连至移动网的无线局域网间转移呼叫的方法和管理设备
US8132236B2 (en) System and method for providing secured access to mobile devices
TWI273792B (en) Access point, terminal, encryption key setting system, encryption key setting method and program
JP2003138816A (ja) ゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及び記録媒体
US20040046638A1 (en) Terminal lock system comprising key device carried by user and terminal-associated device incorporated in terminal device
JP4695040B2 (ja) リモートロックシステムおよび通信端末
CN105893802A (zh) 一种基于蓝牙锁定/解锁电脑屏幕的方法
EP1901577B1 (en) Apparatus and method for controlling bluetooth in portable terminal
KR20170028252A (ko) 모니터링 시스템들에서 신뢰성을 증가시키는 방법 및 장치
JP2004220402A (ja) Eコマース認証システムおよび方法
KR20170116888A (ko) 디지털 도어락 시스템
JP2009187183A (ja) 認証チェックシステム、携帯端末、認証チェックサーバ、認証チェック方法、及びプログラム
JP4372062B2 (ja) 入退室管理システム
JP2003041821A (ja) 遠隔解錠方法、遠隔解錠システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム
KR100722990B1 (ko) 이동 단말기를 이용한 도어 개폐 제어 시스템 및 그 제어방법을 기록한 기록매체
JP2001230858A (ja) 携帯電話システム及び携帯電話機
JP3580788B2 (ja) 解錠方法および錠制御装置
JP4917838B2 (ja) リモートロックシステム、および通信端末
JP2001003615A (ja) 移動携帯端末を利用した開錠可能なインターホン装置
JP2008294502A (ja) アクセス制御システム
JP4494851B2 (ja) 錠システム、携帯端末、コンピュータプログラムおよびパスワード無効化方法
CN107054295B (zh) 自行车防盗系统及自行车解锁方法
JP4200347B2 (ja) ロック制御システム
JP2003253940A (ja) キーレスエントリシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050913