JP2006228026A - 所在証明システム、管理装置、表示装置及び所在証明方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
コード表示装置30aは2次元コード画像を表示する。具体的には、表示装置ID、アクセスコード及び現在時刻とに基づいて認証情報を生成し、これをHTTPのGETメソッドのCGIパラメータとして付加したリクエストラインを生成する。そしてコード表示装置はこのリクエストラインを表す2次元コード画像を表示する。生徒は移動通信端末20のデジタルカメラ21をコード表示装置30aの表示部に近づけた状態でシャッターを切る操作を行う。この操作に応じて、移動通信端末20は、コード表示装置30aに表示されている2次元コード画像を撮像し、これを出欠管理装置60に送信する。出欠管理装置60はこの2次元コードの正当性を確認することで、生徒の教室における所在証明、つまり出席の事実を確認する。
【選択図】 図1
Description
(1−1)構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るシステム全体の構成を示すブロック図である。図1において、移動通信網10は、基地局や交換局などの各種の通信ノードと、これら通信ノードを相互に接続する通信線によって構成されている。この移動通信網10は図示せぬゲートウェイ装置を介してインターネット50に接続されている。移動通信端末20は、ユーザ(学校の生徒)によって所持されるユーザ端末であり、例えば携帯電話機やPHS(Personal Handy-phone System:登録商標)端末である。この移動通信端末20は、CPU(Central Processing Unit)やメモリによって構成された制御部と、移動通信網10経由で通信を行う無線通信部と、液晶ディスプレイ等の表示部と、複数のキー等からなる操作部のほか(いずれも図示略)、小型のデジタルカメラ21を備えている。制御部のメモリには、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に従ってWWW(World Wide Web)から取得したHTML(Hypertext Markup Language)データに基づいて対話画面を表示部に表示するためのブラウザプログラムや、デジタルカメラ21によって撮像した画像の内容を解析するための画像処理プログラムが記憶されている。なお、図1では、図面が煩雑になるのを防ぐため、移動通信端末を1つしか図示していないが、実際には生徒の数だけ存在する。
以上がコード表示装置30aの構成である。コード表示装置30b,30cの構成は上記と同様の構成であるため、その説明を省略する。
図4は、装置識別情報格納領域に記憶された情報の一例を示す図である。図4では、例えば学校Aの教室aに設置されたコード表示装置30aの表示装置IDが「A0001」であり、アクセスコードが「Hujkmkg798」であることが示されている。前述したように、表示装置IDはコード表示装置において書換不能な識別情報である。よって、出欠管理装置60に予め記憶されると、それ以後、変更されることはない。一方、アクセスコードは、コード表示装置において操作者により書換可能な識別情報である。よって、上述したアクセスコード「Hujkmkg798」がコード表示装置30aにおいて新たに書き換えられると、書換後のアクセスコードがコード表示装置30aから出欠管理装置60に送信され、これに応じて、不揮発性記憶部63におけるアクセスコードも書き換えられるようになっている。これらの表示装置IDとアクセスコードは、制御部61が移動通信端末20から送信されてくる認証情報の正当性を判定するために利用される。
次に、第1実施形態の動作について説明する。以下では動作の一例として、移動通信端末20(端末ID「090−1111−1111」)を所持する生徒が、10月1日の10:30〜12:00に予定されている学校Aの教室aでの授業に出席する場合について説明する。なお、学校Aの教室aに設置されているコード表示装置30aの表示装置IDを「A0001」とし、アクセスコードを「Hujkmkg798」とする。
図7は、システム全体の動作の流れを表すシーケンス図である。図7において、まず、コード表示装置30aは電源が投入されると、2次元コード画像を表示する(処理S1)。
以上が2次元コード画像の表示処理である。
(2−1)構成
図11は、本発明の第2実施形態に係るシステム全体の構成を示すブロック図である。図11に示すシステムが第1実施形態と異なる点は、教室a,b,cに代わる設備a,b,cに扉1a,1b,1cが設けられているところと、コード表示装置130a,130b,130cは第1実施形態のコード表示装置30a,30b,30cの構成(図2)に加えて、それぞれ扉1a,1b,1cの錠を開錠する錠開閉機構131a,131b,131cを備えているところと、出欠管理装置60に代わる錠開閉管理装置160が錠の開閉管理を司る装置であるところである。また、移動通信端末20を所持するユーザは、第1実施形態で想定していたような生徒ではなく、設備a,b,cの扉を開け、その設備内に入って各種作業を行う作業者である。
次に第2実施形態の一動作例として、移動通信端末20(端末ID「090−1111−1111」)を所持する作業者が設備aの錠を開錠する場合について説明する。
図14は、システム全体の動作の流れを表すシーケンス図である。図14において、コード表示装置130aは電源が投入されると、2次元コード画像を表示する(処理S101)。この2次元コード表示処理については図8を用いて説明したとおりである。次いで、作業者は移動通信端末20のデジタルカメラ21をコード表示装置130aの表示部に近づけた状態で撮像を指示する操作を行う。この操作に応じて、移動通信端末20は、コード表示装置130aに表示された2次元コード画像を撮像することで、これを読み取る(処理S102)。
本発明は上述した実施形態に限定されず、次のような変形が可能である。
(3−1)変形例1
移動通信端末20は、携帯電話機やPHS端末以外にも、通信機能を有したPDA(Personal Digital Assistants)や、本システムに専用の装置であってもよい。そして、これら移動通信端末の端末IDは、電話番号に限らず、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)やTMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)であってもよい。特に電話機以外の移動通信端末を利用する場合には、その移動通信端末が実装しているソフトウェアやハードウェアに割り当てられたシリアルナンバーないし製造番号などを端末IDとして利用すればよい。
また、出欠管理装置や錠開閉管理装置は、実施形態で述べたように単体の装置によって構成される必要はなく、複数の装置群によって構成されていてもよい。
本発明は、実施形態のような学校などの施設や、錠を有する設備に適用する場合に限らない。例えば駅、交番、各種の公共施設や建造物などの、システム設計者が必要と判断する場所であればどこにでもコード表示装置を設置し、その場所における所在を証明するための利用すればよい。例えば、駅にコード表示装置を設置しておけば、会社員が出張した場所の最寄りの駅に居たことを証明することも可能である。また、例えばオリエンテーリングのように、所定の場所を巡るのに要した時間を競うようなゲームにも本発明を適用することができる。具体的には、参加者に移動通信端末を持たせると共に、各参加者が巡るべき場所にコード表示装置を設置しておけば、実施形態で述べたのと同様の仕組みでそれぞれの場所を確実に巡ったことを証明することができる。
なお、第1実施形態では、授業への出席時の処理だけについて説明したが、授業からの退席時に同様の処理を行ってもよい。同じように、第2実施形態においても、開錠時だけではなく施錠時も所在証明の対象としてもよい。
第1実施形態および第2実施形態において、コード表示装置は更新時期が到来するたびに自動で2次元コード画像を更新するようになっていたが、必ずしもこれに限らない。例えばユーザがコード表示装置の操作部を用いてコード画像を表示するように指示を与えたときに、コード表示装置が自装置に固有で且つその指示がなされた日時に応じた内容の2次元コード画像を表示するようにしてもよい。或いは、コード画像を表示するように指示が与えられたときに、コード表示装置が通信部を用いて出欠管理装置あるいは錠開閉管理装置に対して2次元コード画像の生成処理を依頼するメッセージを送信する。この依頼にに応じて、出欠管理装置あるいは錠開閉管理装置がそのコード表示装置に固有で且つその指示がなされた日時に応じた内容の2次元コード画像を生成する。このようにして生成された2次元コード画像は出欠管理装置あるいは錠開閉管理装置からコード表示装置に送信され、コード表示装置によって表示されることになる。
また、第2実施形態においては、コード表示装置は錠を開錠した後に2次元コード画像を消去するようにしてもよい。開錠するために必要な2次元コード画像が必要もないのに表示されているのはセキュリティ上好ましくないからである。
上述した移動通信端末、出欠管理装置、錠開閉管理装置及びコード表示装置において実行されるコンピュータプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。
Claims (10)
- 自装置に割り当てられた装置識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、当該装置識別情報を含む認証情報を時期に応じて異なる内容で生成する生成手段と、生成された前記認証情報を表す画像を表示する表示手段とを備えた表示装置と、
移動通信網を介して通信を行う通信手段と、前記表示装置によって表示された画像を読み取る読取手段と、読み取った画像から得られる認証情報と自端末に割り当てられた端末識別情報とを前記通信手段を用いて送信する制御手段とを備えた移動通信端末と、
前記移動通信端末と前記移動通信網を介して通信を行う通信手段と、前記通信手段によって受信された前記認証情報が有効期間内か否かを判定する判定手段と、前記認証情報が有効期間内と判定された場合、前記通信手段が受信した認証情報に含まれている前記装置識別情報と、前記通信手段が受信した前記端末識別情報とを対応付けて記憶する所在証明情報記憶手段と、前記所在証明情報記憶手段によって記憶されている情報を出力する出力手段とを備えた管理装置と
を具備する所在証明システム。 - 前記表示装置は、前記移動通信端末を所持するユーザが出席すべき施設に設置されており、
前記管理装置は、
前記施設に出席すべきユーザが所持する前記移動通信端末の端末識別情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記判定手段によって前記認証情報が有効期間内と判定された場合には、前記施設に出席したことが記録された旨のメッセージを前記通信手段によって前記移動通信端末に送信する通知手段とを備え、
さらに、前記管理装置の所在証明情報記憶手段は、
前記判定手段によって前記認証情報が有効期間内と判定された場合には、前記ユーザの前記施設への出席記録として前記装置識別情報及び前記端末識別情報を記憶する一方、前記ユーザ情報記憶手段によって記憶された端末識別情報が前記移動通信端末から送信されてこなかった場合には、前記ユーザの前記施設への欠席記録として当該端末識別情報を記憶する請求項1記載の所在証明システム。 - 前記表示装置は、
前記管理装置と通信を行う通信手段と、
前記通信手段によって前記管理装置から動作許可信号を受信すると、その動作許可信号によって指定された動作を実行する動作実行手段とを備え、
前記管理装置は、
前記表示装置に割り当てられた装置識別情報と、前記移動通信端末の端末識別情報とを対応付けて記憶したユーザ情報記憶手段と、
前記受信手段が受信した前記端末識別情報と、前記受信手段が受信した前記認証情報から得られる前記装置識別情報とが、前記ユーザ情報記憶手段に対応付けて記憶されているか否かを判定するユーザ認証手段と、
前記判定手段により前記認証情報が有効期間内と判定され、かつ、前記ユーザ認証手段により前記端末識別情報及び前記装置識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判定された場合には、前記表示装置に前記動作許可信号を送信する送信手段とを備えた請求項1記載の所在証明システム。 - 前記表示装置は、
開閉扉を有する設備に設置されており、
前記管理装置と通信を行う通信手段と、
前記通信手段によって前記管理装置から開錠信号を受信すると、前記開閉扉に設けられた錠を開錠する開錠手段とを備え、
前記管理装置は、
前記表示装置に割り当てられた装置識別情報と、当該表示装置が設置された設備において開錠が許可されたユーザが所持する前記移動通信端末の端末識別情報とを対応付けて記憶したユーザ情報記憶手段と、
前記受信手段が受信した前記端末識別情報と、前記受信手段が受信した前記認証情報から得られる前記装置識別情報とが、前記ユーザ情報記憶手段に対応付けて記憶されているか否かを判定するユーザ認証手段と、
前記判定手段により前記認証情報が有効期間内と判定され、かつ、前記ユーザ認証手段により前記端末識別情報及び前記装置識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判定された場合には、前記表示装置に前記開錠信号を送信する送信手段とを備えた請求項1記載の所在証明システム。 - 移動通信端末と移動通信網を介して通信を行う通信手段と、
前記通信手段が認証情報と当該移動通信端末に割り当てられた端末識別情報とを移動通信端末から受信すると、受信した認証情報が有効期間内か否かを判定する判定手段と、
前記認証情報が有効期間内と判定された場合、前記通信手段が受信した前記認証情報に含まれている前記装置識別情報と、前記通信手段が受信した前記端末識別情報とを対応付けて記憶する所在証明情報記憶手段と、
前記所在証明情報記憶手段によって記憶されている情報を出力する出力手段と
を備えた管理装置。 - 前記施設に出席すべきユーザが所持する前記移動通信端末の端末識別情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記判定手段によって前記認証情報が有効期間内と判定された場合には、前記施設への出席が記録された旨のメッセージを前記通信手段によって前記移動通信端末に送信する通知手段とを備え、
前記所在証明情報記憶手段は、
前記判定手段によって前記認証情報が有効期間内と判定された場合には、前記ユーザの前記施設への出席記録として前記装置識別情報及び前記端末識別情報を記憶する一方、前記ユーザ情報記憶手段によって記憶された端末識別情報が前記移動通信端末から送信されてこなかった場合には、前記ユーザの前記施設への欠席記録として当該端末識別情報を記憶する請求項5記載の管理装置。 - 前記表示装置に割り当てられた装置識別情報と、前記移動通信端末の端末識別情報とを対応付けて記憶したユーザ情報記憶手段と、
前記受信手段が受信した前記端末識別情報と、前記受信手段が受信した前記認証情報から得られる前記装置識別情報とが、前記ユーザ情報記憶手段に対応付けて記憶されているか否かを判定するユーザ認証手段と、
前記判定手段により前記認証情報が有効期間内と判定され、かつ、前記ユーザ認証手段により前記端末識別情報及び前記装置識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判定された場合には、前記表示装置に対して動作を実行することを指示する動作許可信号を送信する送信手段と
備えた請求項5記載の管理装置。 - 前記表示装置に割り当てられた装置識別情報と、当該表示装置が設置された設備において開錠が許可されたユーザが所持する前記移動通信端末の端末識別情報とを対応付けて記憶したユーザ情報記憶手段と、
前記受信手段が受信した前記端末識別情報と、前記受信手段が受信した前記認証情報から得られる前記装置識別情報とが前記ユーザ情報記憶手段に対応付けて記憶されているか否かを判定するユーザ認証手段と、
前記判定手段により前記認証情報が有効期間内と判定され、かつ、前記ユーザ認証手段により前記端末識別情報及び前記装置識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判定された場合には、前記表示装置に開錠を指示する開錠信号を送信する送信手段と
備えた請求項5記載の管理装置。 - 時期に応じて異なるとともに自装置に固有の認証情報を生成する生成手段と、
生成された認証情報に所定の通信アドレスを付加し、これらの認証情報及び通信アドレスを表す画像を表示する表示手段と
を備えた表示装置。 - 表示装置が、自装置に割り当てられた装置識別情報を含み、時期に応じて異なる認証情報を表す画像を表示するステップと、
移動通信端末が、前記表示装置によって表示された画像を読み取り、読み取った画像から得た認証情報と自端末に割り当てられた端末識別情報とを移動通信網を介して管理装置に送信するステップと、
前記管理装置が、前記移動通信端末から受信した前記認証情報が有効期間内か否かを判定するステップと、
前記管理装置において、前記認証情報が有効期間内と判定された場合、受信した認証情報に含まれている前記装置識別情報と、受信した前記端末識別情報とを対応付けて記憶するステップと、
前記管理装置が、情報の出力を指示するための操作を受け付けるステップと、
前記管理装置が、前記操作に応じて、記憶されている前記装置識別情報と前記端末識別情報とを、前記移動通信端末を所持するユーザが前記表示装置の設置されていた場所に所在していた事実を証明する所在証明として出力するステップと
を具備する所在証明方法。
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