JP2002302351A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP2002302351A
JP2002302351A JP2001107643A JP2001107643A JP2002302351A JP 2002302351 A JP2002302351 A JP 2002302351A JP 2001107643 A JP2001107643 A JP 2001107643A JP 2001107643 A JP2001107643 A JP 2001107643A JP 2002302351 A JP2002302351 A JP 2002302351A
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data
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abnormality
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JP2001107643A
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Yasuaki Takeda
田 泰 明 武
Akira Otsubo
坪 亮 大
Hiromitsu Akizuki
月 博 光 秋
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの調整、保守、点検等を効率よく行
うことのできるエレベータの制御装置を提供する。 【解決手段】 エレベータを昇降させるモータ(5)
と、モータを駆動するための複数のコンバータ装置(2
A,2B)及びインバータ装置(3A,3B)と、これ
らのコンバータ装置及びインバータ装置を制御する複数
の制御手段(4A,4B)とを備えるとき、制御手段
(4A,4B)を互いに相互通信可能に接続する通信手
段(11)と、複数の制御手段の1つに調整、保守、点
検等を行うための保守手段(7)の着脱を可能にする接
続手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータの制御装
置に係り、特に、大容量エレベータの制御システムにお
いてコンバータ装置にインバータ装置を接続してなる複
数組の電力変換装置によってかご駆動用のモータを駆動
するに当たり、これらの電力変換装置の調整、保守に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
建物の高層化が進み、乗客の大量輸送を目的とした超々
高速エレベータや、一度に2台分の乗客を輸送すること
のできるダブルデッキエレベータが利用されている。こ
のようなエレベータを駆動するモータは容量が大きく、
その制御を行う制御装置として、コンバータ装置にイン
バータ装置を接続してなる複数組の電力変換装置が用い
られる。
【0003】図21はこの種の従来の制御システムの構
成例である。同図において、電源101にコンバータ装置1
02Aと102Bとが並列に接続されている。また、コンバー
タ装置102Aにインバータ装置103Aが接続され、コンバー
タ装置102Bにインバータ装置103Bが接続されている。そ
して、モータ105が例えば巻線A及び巻線Bを有する2巻線
モータであるとすると、巻線Aに対してインバータ装置1
03Aが接続され、巻線Bに対してインバータ装置103Bが接
続される。モータ105の出力軸にメインシーブ106が結合
されており、このメインシーブ106に巻掛けられたメイ
ンロープ110の一端にかご108が結合され、その他端にカ
ウンターウェート109が結合されており、モータ105を駆
動することによってかご108を上昇させたり、下降させ
たりする。
【0004】電力変換装置の制御部の構成として例え
ば、インバータ装置103A及びインバータ装置103Bを制御
するために制御手段104Aが接続されている。また、コン
バータ装置102A及びコンバータ装置102Bを制御するため
に、制御手段104Bが接続されている。なお、インバータ
装置103A,103B、コンバータ装置102A,102Bにそれぞれ
1つの制御手段が接続されるように構成される場合もあ
る。そして、これらの制御手段には、それぞれ、保守ツ
ール107を着脱することが可能に構成されている。
【0005】このような構成の制御装置において、据付
け時にコンバータ装置やインバータ装置、あるいは、エ
レベータの制御定数の調整を行ったり、保守、点検時等
にエラーコードや異常発生時のトレースデータなどを読
み込んだり、制御手段のプログラムを書き込む作業を行
ったりする場合には、それぞれの制御手段に保守ツール
を接続して前記のような調整やデータの読み取りなどを
行う。この場合、各制御手段に保守ツール107を接続替
えして作業をすることになるため制御手段の台数が多く
なればそれに従って作業効率が悪くなる。
【0006】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、システムの調整、保守、点検等を効
率よく行うことのできるエレベータの制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
エレベータを昇降させるモータと、モータを駆動するた
めの複数のコンバータ装置及びインバータ装置と、コン
バータ装置及びインバータ装置を制御する複数の制御手
段とを備えるエレベータの制御装置において、制御手段
を互いに相互通信可能に接続する通信手段と、複数の制
御手段の1つに調整、保守、点検等を行うための保守手
段の着脱を可能にする接続手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
エレベータの制御装置において、制御手段が制御不能に
陥ったことを検出するWDT検出手段を設け、複数の制
御手段の少なくとも1つが制御不能に陥ったことが検出
された場合、複数の制御手段の全ての制御動作を停止さ
せることを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
エレベータの制御装置において、制御手段の少なくとも
1つが他の制御手段に対して意図的にリセットをかける
ことのできるリセット手段を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
エレベータの制御装置において、リセット手段をマスタ
ー側の制御手段に設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項3又は4に
記載のエレベータの制御装置において、各制御手段の状
態表示が可能な表示手段を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項1に記載の
エレベータの制御装置において、制御手段の全てに保守
手段の着脱を可能にする接続手段を設けたことを特徴と
する。
【0013】請求項7に係る発明は、請求項1に記載の
エレベータの制御装置において、制御手段はマスター側
の第1の制御手段とスレーブ側の第2の制御手段とを含
み、これらの制御手段の内部データを操作することが可
能なマンマシンインターフェイスを第1の制御手段にの
み接続し、第1の制御手段により第1及び第2の制御手
段の内部データの操作を併せて行うアルゴリズムを備え
たことを特徴とする。
【0014】請求項8に係る発明は、請求項7に記載の
エレベータの制御装置において、第1の制御手段の内部
データの操作と第2の制御手段の内部データの操作とを
区別するように、マンマシンインターフェース部の表示
状態を異ならせることを特徴とする。
【0015】請求項9に係る発明は、請求項7に記載の
エレベータの制御装置において、プログラムデータを保
存する装置を第1の制御手段1のみに設け、保守手段よ
りプログラムデータをロードすることにより保存し、起
動時に第1の制御手段から第2の制御手段に転送するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項10に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、プログラムデータを
保存する装置を第1の制御手段に設け、これらのデータ
を保守手段ヘセーブすることにより保存することを特徴
とする。
【0017】請求項11に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、制御設定値データを
保存する装置を第1の制御手段のみに設け、起動時に第
1の制御手段から第2の制御手段にデータを転送するこ
とを特徴とする。
【0018】請求項12に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、第1の制御手段の制
御状態を示すデータを常時一定周期でサンプリングし記
録する第1の制御量トレース手段と、第2の制御手段の
制御状態を示すデータを常時一定周期でサンプリングし
記録する第2の制御量トレース手段と、第1の制御量ト
レース手段のデータを電圧信号で出力する第1の制御量
トレース出力手段と、第2の制御量トレース手段のデー
タを電圧信号で出力する第2の制御量トレース出力手段
と、を備え、第1の制御手段が保守手段から指令を受け
たとき、第1の制御量トレース出力手段から電圧信号を
出力させると同時に、第2の制御量トレース出力手段2
から電圧信号を出力させることを特徴とする。
【0019】請求項13に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、第1の制御手段の制
御状態を示すデータを常時一定周期でサンプリングし記
録すると共に、第2の制御手段の制御状態を示すデータ
を常時一定周期でサンプリングし記録する制御量トレー
ス手段と、第1の制御手段が保守手段から指令を受けた
とき、制御量トレース手段で記録したデータを電圧信号
で出力する制御量トレース出力手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0020】請求項14に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、第1の制御手段の制
御状態を示すデータを常時一定周期でサンプリングし記
録する第1の制御量トレース手段と、第2の制御手段の
制御状態を示すデータを常時一定周期でサンプリングし
記録する第2の制御量トレース手段と、第1の制御手段
が保守手段から指令を受けたとき、第1の制御量トレー
ス手段で記録したデータを記録すると共に、第1の制御
手段を介して、第2の制御量トレース手段で記録したデ
ータを記録する保守データ記録手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0021】請求項15に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、第1の制御手段の制
御状態を示すデータを常時一定周期でサンプリングし記
録すると共に、第2の制御手段の制御状態を示すデータ
を、第1の制御手段を介して、常時一定周期でサンプリ
ングする制御量トレース手段と、第1の制御手段が保守
手段から指令を受けたとき、制御量トレース手段でサン
プリングしたデータを記録する制御量トレース記録手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0022】請求項16に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、第1の制御手段につ
いて常に制御システムの異常を監視する第1の異常監視
手段と、第2の制御手段について常に制御システムの異
常を監視する第2の異常監視手段と、第1の異常監視手
段が制御システムの異常を検出したときに、異常に関係
するデータ及び異常発生時の状態の少なくとも一方を記
録する第1の異常時データ記録手段と、第2の異常監視
手段が制御システムの異常を検出したときに、異常に関
係するデータ及び異常発生時の状態の少なくとも一方を
記録する第2の異常時データ記録手段と、異常時データ
を表示する異常時データ表示手段と、を備え、第1の制
御手段が保守手段から指令を受けたとき、第1の制御手
段が第1の異常時データ記録手段のデータを異常時デー
タ表示手段に渡すと共に、第2の制御手段から第2の異
常時データ記録手段のデータを異常時データ表示手段に
渡すことを特徴とする。
【0023】請求項17に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、第1の制御手段につ
いて常に制御システムの異常を監視する第1の異常監視
手段と、第2の制御手段について常に制御システムの異
常を監視する第2の異常監視手段と、第1及び第2の異
常監視手段が制御システムの異常を検出したときに、異
常に関係するデータ及び異常発生時の状態の少なくとも
一方を記録する異常時データ記録手段と、異常時データ
を表示する異常時データ表示手段と、を備え、第1の制
御手段が保守手段から指令を受けたとき、第1の制御手
段が異常時データ記録手段のデータを異常時データ表示
手段に渡すことを特徴とする。
【0024】請求項18に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、第1の制御手段の制
御状態を示す複数のデータから保守手段で指令されたデ
ータを選択する第1のデータ出力選択手段と、第2の制
御手段の制御状態を示す複数のデータから保守手段で指
令されたデータを選択する第2のデータ出力選択手段
と、第1の制御手段が保守手段から指令を受けたとき、
第1のデータ出力選択手段で選択されたデータを電圧信
号に変換して出力する第1の制御量出力手段と、第1の
制御手段が保守手段から指令を受けたとき、第2のデー
タ出力選択手段で選択されたデータを電圧信号に変換し
て出力する第2の制御量出力手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0025】請求項19に係る発明は、請求項7に記載
のエレベータの制御装置において、第1の制御手段の制
御状態を示す複数のデータから保守手段で指令されたデ
ータを選択する第1のデータ出力選択手段と、第2の制
御手段の制御状態を示す複数のデータから保守手段で指
令されたデータを選択する第2のデータ出力選択手段
と、第1の制御手段が保守手段から指令を受けたとき、
第1のデータ出力選択手段で選択されたデータを電圧信
号に変換して出力すると共に、第2のデータ出力選択手
段で選択されたデータを電圧信号に変換して出力する制
御量出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係
るエレベータの制御装置の第1の実施形態の構成を、適
用対象と併せて示したブロック図である。同図におい
て、電源1にコンバータ装置2Aと2Bとが並列に接続され
ている。コンバータ装置2Aにインバータ装置3Aが接続さ
れ、コンバータ装置2Bにインバータ装置3Bが接続されて
いる。モータ5が例えば巻線A及び巻線Bを有する2巻線モ
ータであるとすると、巻線Aに対してインバータ装置3A
が接続され、巻線Bに対してインバータ装置3Bが接続さ
れる。モータ5の巻線が一つの場合にはインバータ装置2
Aと2Bとが巻線に並列接続される。前述したとおり、モ
ータ5の出力軸にはメインシーブ6が結合され、このメイ
ンシーブ6に巻掛けられたメインロープ10の一端にかご8
が結合され、他端にカウンターウェート9が結合されて
おり、モータ5を駆動することによって、かご8を上昇さ
せたり、下降させたりする。
【0027】制御部の構成として、例えば、インバータ
装置3A及びインバータ装置3Bを制御するために、制御手
段4Aが接続されている。この制御手段4Aはエレベータ全
体の制御を行うメイン制御手段であると考えて以下に説
明する。また、コンバータ装置2A及びコンバータ装置2B
を制御するために制御手段4Bが設けられている。制御手
段4Aと4Bとは通信手段11で接続されており、これらの間
で互いにデータの送受信が可能になっている。制御手段
4Aには調整、保守、点検時等にデータの書込みや読み込
み操作を行う、例えば、メモリカードでなる保守手段7
を接続するための接続部が設けられており、保守手段7
を制御手段4Aに接続して本エレベータ制御装置の調整、
保守、点検等の作業を行う構成になっている。
【0028】次に、保守手段7の接続に対応する制御手
段4Aの動作を図2のフローチャートに従って説明する。
これは、制御手段4A側の制御データを確認する処理につ
いて示したもので、保守員は保守手段7を操作してデー
タの確認要求を与える。これによって処理が開始され
る。そこで、ステップ201では保守手段7の入力要求があ
ったか否かを判定し、入力要求があるまで判定処理を繰
り返す。ここで、入力要求があると判定された場合には
ステップ202の処理を実行する。ステップ202では保守手
段7の入力要求が制御手段4B側のものであるか否かを判
定する。この場合の入力要求は制御手段4A側であるた
め、ステップ204にて制御手段4Aの内部データを読み込
みステップ207の処理へ進む。
【0029】一方、保守手段7の入力要求が制御手段4B
側のものであった場合には、ステップ203にて制御手段4
Bに対して通信手段11によりステップ202で入力されたデ
ータの送信要求を送信してステップ205に進む。ステッ
プ205では制御手段4Bのデータ受信を待ち、受信データ
があればステップ206へ進み受信データがなければステ
ップ205へ戻る。ステップ206では受信したデータを読み
込みステップ207へ進む。
【0030】ステップ207では読み込んだデータを保守
手段7に転送して保守手段7にデータを表示して終了す
る。保守手段7に表示された値が、保守員が要求したデ
ータであることを確認する。
【0031】以上のように調整、保守、点検作業を行う
際に保守手段7の接続を一元化して複数の装置に対する
データの読み込みや書込みが可能となり、調整、保守、
点検の際の接続変更などの手間が省けるため作業効率の
向上が図られる。
【0032】図3は本発明に係るエレベータの制御装置
の第2の実施形態の構成を、適用対象と併せて示したブ
ロック図である。図中、図1と同一の要素には同一の符
号を付してその説明を省略する。この実施形態は、制御
手段4Aに接続され、その制御が不能になったことを検出
するWDT(Watch Dog Timer:ウォッチドッグタイマ)検
出手段12Aと、制御手段4Bに接続され、その制御が不能
になったことを検出するWDT検出手段12Bと、制御手段4A
及び4Bに共通に接続された監視手段13とを新たに付加し
た点が図1に示した第1の実施形態と構成を異にしてい
る。
【0033】図4は監視手段13の内部構成を示すもの
で、OR回路の2つの入力端子にWDT検出手段12Aの出力信
号とWDT検出手段12Bの出力信号信号を加えるように構成
され、少なくとも一方の入力端子の信号がアクティブに
なった場合にシステム停止指令が出力される。
【0034】上記のように構成された第2の実施形態の
動作について、特に、図1に示した第1の実施形態と構
成を異にする部分を中心にして以下に説明する。制御手
段4Aは正常時にWDT検出手段12Aに対してアクセスをす
る。一方の制御手段4Bは正常時にWDT検出手段12Bに対し
てアクセスをする。WDT検出手段12A,12Bは制御手段4
A,4Bのアクセスがなくなった場合にこれらの手段が異
常であるとみなし、WDT検出信号を監視手段13に対して
送り込む。WDT検出信号を受けた監視手段13はシステム
停止信号を制御手段4A,4Bに加える。
【0035】いま、システム停止信号をリセット信号と
すると、制御手段4A及び4Bは出力をオフ状態とし、その
制御動作を停止させるのでシステム全体が停止する。こ
のように、制御手段4A,4Bが制御不能になったことを検
出するWDT検出手段12A,12Bを追加し、制御手段4A,4B
のいずれか1つでWDTが検出された場合に制御を停止する
ことによりシステムの異常動作を防止することができ
る。
【0036】図5は本発明に係るエレベータの制御装置
の第3の実施形態の構成を、適用対象と併せて示したブ
ロック図である。図中、図1と同一の要素には同一の符
号を付してその説明を省略する。この実施形態は、制御
手段4Aと制御手段4Bとの間で、通信手段11を介して、所
定の信号を送受信し、送信信号に対して受信応答が無い
ときに、互いに、他方に対してリセット信号を加えるべ
く、制御手段4Aの出力によって制御手段4Bにリセット信
号を加えたり、解除したりするためのリセット手段14A
と、制御手段4Bの出力によって制御手段4Aにリセット信
号を加えたり、解除したりするためのリセット手段14B
とを付加した点が、図1と構成上異なっている。
【0037】この場合、リセット手段14A,14Bは同一に
構成され、図6はこのうちのリセット手段14Aの具体的
な構成例である。このリセット手段14Aはラッチでな
り、制御手段4Aからその入力端子にリセット指令が加え
られると、制御手段4Bに対するリセット信号の出力状態
を保持し、制御手段4Aからのリセット信号がそのクリア
端子に加えられたとき制御手段4Bに対するリセット信号
の出力状態を解除する構成になっている。
【0038】図7はリセット手段14A及び14Bを付加した
ことに対応する制御手段4Aの具体的処理手順を示すフロ
ーチャートである。ここで、スタート後のステップ701
にて、通信手段11を介して、制御手段4Aから制御手段4B
に所定のデータを送信する。ステップ702にて制御手段4
Bからデータの受信応答があるか否かを判定し、受信応
答があれば、ステップ701及びステップ702の処理を繰り
返す。
【0039】次に、制御手段4Bからの受信応答が無かっ
た場合には、ステップ703にて所定の時間を計時するタ
イマをスタートさせ、ステップ704にてタイマの計時動
作を完了したか否か、すなわち、タイムオーバー状態か
否かを判定し、タイムオーバー状態にならない場合には
ステップ702の処理に戻り、タイムオーバー状態になっ
た場合には、ステップ705にてリセット指令を出力して
リセット手段14Aに加えて、処理を終了する。
【0040】制御手段4Aがリセット指令を出力した場
合、そのリセット信号が出力されるまでリセット手段14
Aは制御手段4Bにリセット信号を出力する。これによっ
て制御手段4Bはその動作を停止する。以上、制御手段4A
が制御手段4Bに信号を送信し、その信号を制御手段4Bが
受信しない状態が所定時間以上継続した場合に制御手段
4Bの動作を停止する制御について説明したが、制御手段
4Bに上述したと同様な機能を持たせることにより、制御
手段4Bが制御手段4Aの動作を停止させることができる。
なお、リセット手段14A及びリセット手段14Bのリセット
状態の解除は、保守手段7の指令に応じて各クリア端子
にリセット信号を加えるようにする。
【0041】かくして、第3の実施形態によれば、制御
手段4Aと制御手段4Bとの間で、互いに他の制御手段が異
常と判断した場合に意図的にリセットをかけることによ
りシステムの異常動作を防止することができる。
【0042】図8は本発明に係るエレベータの制御装置
の第4の実施形態の構成を、適用対象と併せて示したブ
ロック図である。図中、図1又は図5と同一の要素には
同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態
は、マスタとなる制御手段4Aがスレーブとなる制御手段
4Bの動作を停止するリセット手段14Aを設け、さらに、
そのリセットの解除時に、起動プログラムしか有してい
ないスレーブとなる制御手段4Bに対してマスターとなる
制御手段4Aが制御プログラムを転送するように構成した
ものである。
【0043】上記のように構成された第4の実施形態の
動作についてを以下に説明する。制御手段4Aは前述した
と同様にして、リセット手段14Aを介して、制御手段4B
の動作を停止する。その後、制御手段4Aは制御手段4Bの
リセット解除と合わせて制御手段4Bに制御プログラムを
転送する。図9は制御手段4Bに対してリセット信号を出
力した後における制御手段4Aの具体的処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0044】ここでは、スタート後のステップ901にて
制御手段4Aが制御手段4Bのプログラムの初期化を行って
ステップ902の処理に進む。ステップ902では制御手段4A
からリセット手段14Aに対してリセット解除指令を出力
する。このとき、制御手段4Bに対するリセット信号の出
力が解除され、制御手段4Bは起動を開始する。次に、ス
テップ903では、通信手段11を介して、制御手段4Aは制
御手段4Bの起動を完了したか否かを確認する。起動が完
了したことを確認できないときはステップ903の処理に
戻り、スレーブ側の起動確認作業を継続する。そして、
起動が確認されるとステップ904にてシステム制御用の
プログラムデータを制御手段4Bに転送する。続いて、ス
テップ905では、ステップ904にて送信したデータが正常
に転送できたか否かを判定する。そこで、転送が確認で
きた場合にはステップ906にてシステム全体の制御を開
始する。一方、転送が確認できない場合にはステップ90
4の処理に戻り、データ転送及びその確認処理を繰り返
す。
【0045】かくして、第4の実施形態によれば、マス
ターとなる制御手段がスレーブとなる複数の制御手段と
の同期をとることができるため、異常動作を防止できる
効果も得られる。
【0046】図10は本発明に係るエレベータの制御装
置の第5の実施形態の構成を、適用対象と併せて示した
ブロック図である。図中、図3と同一の要素には同一の
符号を付してその説明を省略する。この実施形態は、図
3に示すWDT検出手段12Aに接続された表示手段15Aと、W
DT検出手段12Bに接続された表示手段15Bとを新たに追加
した点が図3に示す第2の実施形態と構成上異なるだけ
で、これ以外は図3と同一に構成されている。
【0047】図11は表示手段15A,15Bの構成例を示し
たもので、表示手段15AについてみるとWDT検出手段12A
の出力信号がラッチ151の入力段に接続されている。ラ
ッチ151の出力信号が表示器152に接続されている。ラッ
チ151のクリア端子は制御手段12Aに接続されており、こ
のWDT検出手段12Aの起動時にクリア指令を出力して表示
器152の表示状態をクリアしておく。表示手段15Bも同様
である。例えばWDT検出手段12AがWDT異常を検出すると
表示手段15Aのラッチに異常検出信号が送られてその状
態を保持をする。ラッチ151の出力は表示器152に表示指
令を出力して表示手段15Aが異常発報ずる。
【0048】かくして、第5の実施形態によれば、各制
御手段に表示手段を設けることにより複数個存在する制
御手段の異常がどこにあるかを保守員に容易に認知させ
ることができるので作業効率が向上する。
【0049】図12は本発明に係るエレベータの制御装
置の第6の実施形態を説明するためのフローチャートで
あり、特に、図1に示した構成に対して、制御手段4Aだ
けでなく制御手段4Bにも保守手段7の接続を可能とする
機能を追加したものである。
【0050】次に、保守手段7の接続に対応する制御手
段4Bの動作を図12のフローチャートに従って説明す
る。これは、制御手段4B側の制御データを確認する処理
について示したもので、保守員は保守手段7を操作して
データの確認要求を与える。これによって処理が開始さ
れる。そこで、ステップ1201では保守員が保守手段7を
接続したか否かを判断し、接続したと判断した場合に限
りステップ1202以降の処理を実行し、接続されなけれ
ば、その時点で処理を終了する。次に、ステップ1202に
おいては保守手段7の入力要求があったか否かを判定
し、入力要求があるまで判定処理を繰り返す。ここで、
入力要求があると判定された場合にはステップ1203の処
理を実行する。ステップ1203では保守手段7の入力要求
が制御手段4A側のものであるか否かを判定する。この場
合の入力要求は制御手段4B側であるため、ステップ1205
にて制御手段4Bの内部データを読み込みステップ1208の
処理へ進む。
【0051】一方、保守手段7の入力要求が制御手段4A
側のものであった場合には、ステップ1204では制御手段
4Aに対して通信手段11によりステップ1203で入力された
データの送信要求を送信してステップ1206に進む。ステ
ップ1206では制御手段4Aのデータ受信を待ち、受信デー
タがあればステップ1207へ進み受信データがなければス
テップ1206へ戻る。ステップ1207では受信したデータを
読み込み、ステップ1208へ進む。
【0052】ステップ1208では読み込んだデータを保守
手段7に表示データを転送して保守手段7にデータを表示
して終了する。保守手段7に表示された値を保守員が要
求したデータであるか否かの確認をする。
【0053】かくして、第6の実施形態によれば、調
整、保守、点検等の作業を行う際に保守手段7の接続を
どの制御手段に接続しても他の複数の装置のデータ読み
込み、書込みなどが可能になり、調整、保守、点検の際
の接続変更などの手間が省けるため作業効率の向上が図
られる。
【0054】ところで、保守手段7として、例えば、制
御卓のようなマンマシンインターフェイスを用いて、制
御手段4Aの内部データの操作を行ったり、あるいは、制
御手段4Bの内部データの操作を行ったりする場合に、い
ずれの側を操作するかを明確に区別する必要がある。そ
のために、保守手段7から制御手段4A及び制御手段4Bの
いずれの側に入力すべきデータであるかを区別するフラ
グをつくり、このフラグを見て、制御手段4Aにて自分自
身の内部データの操作か、制御手段4Bの内部データの操
作かを判断し、保守手段7とのデータの授受を行う。こ
の場合、制御手段4Aと制御手段4Bとの間はデュアルポー
トRAMで接続し、相互にデータの授受を行うようにす
る。
【0055】また、制御手段4Aと制御手段4Bの操作を区
別するフラグをつくり、このフラグを見て、保守手段7
に表示されるプロンプトを制御手段4Aと制御手段4Bとに
それぞれユニークなものを割り当てる。これにより、同
一の保守手段7より、複数の制御手段の内部データを確
実に操作することができる。
【0056】一方、制御手段4Aと制御手段4Bとが通信手
段11によって制御データの授受が可能な構成の制御装置
において、制御手段4Aのみにプログラムデータを保存
し、制御手段4Bにはリセットが解除されたときに制御手
段4Aから制御手段4Bにプログラムデータを転送し、制御
手段4Bがこれによって動作するように構成することもで
きる。この場合、プログラムデータを保存する装置への
データ転送は、制御手段4Aと保守手段7間のデータ転送
により実施される。
【0057】さらにまた、制御手段4Aと制御手段4Bの操
作を区別するフラグをつくり、このフラグを見て、保守
手段7に表示されるプロンプトを制御手段4Aと制御手段4
Bとにそれぞれユニークなものを割り当てるに当たり、
プログラムデータを保存する装置から、保守手段7ヘセ
ーブすることにより、制御手段4Bのプログラムデータを
保存することができる。
【0058】また、制御設定値データを保存する装置を
制御手段4Aにだけ設け、起動時にデータ制御手段4Aから
制御手段4Bに転送することにより、制御手段4Bに制御設
定値データを転送することができる。
【0059】図13は本発明に係るエレベータの制御装
置の第7の実施形態の主要部の構成を示すブロック図で
ある。同図において、制御手段4Aと制御手段4Bでは、制
御量トレース手段21A及び制御量トレース手段21Bによっ
て、それぞれ常時一定周期で制御状態を示すデータをサ
ンプリングし、データ格納手段22A及びデータ格納手段2
2Bへ記録する。異常発生などをトリガにし、トリガ発生
で制御量トレース手段21A及び制御量トレース手段21Bの
サンプリングが終了すると、データ格納手段22A及びデ
ータ格納手段22Bはサンプリングした記録データを次の
サンプリング開始の指令があるまで保持する。
【0060】保守員は保守手段7を使って、データ格納
手段22Aに記録されたデータを確認するための指令を制
御手段4Aに対して発生し、制御手段4Aはデータ格納手段
22Aに格納されたデータを制御量トレース出力手段23Aへ
渡し、制御量トレース出力手段23Aは受取った信号を電
圧信号として外部に対して出力することで、測定器24等
にて電圧波形として制御量トレース手段21Aによってサ
ンプリングされたデータを、保守員が確認することがで
きる。
【0061】一方、保守員は保守手段7を使って、デー
タ格納手段22Bに記録されたデータを確認するための指
令を制御手段4Aに対して発生することもでき、制御手段
4Aはまず保守手段7からの指令を制御手段4Bへ渡し、制
御手段4Bはデータ格納手段22Bに格納されたデータを制
御量トレース出力手段23Bへ渡し、制御量トレース出力
手段23Bは受取った信号を電圧信号として外部に対して
出力することで、測定器24等にて電圧波形として制御量
トレース手段21Bによってサンプリングされたデータ
を、保守員が確認することができる。
【0062】これによって、制御手段4Bに保守手段7を
接続することなく制御量トレース手段21Bによってサン
プリングされたデータを確認することができ、作業効率
が向上する。
【0063】図14は本発明に係るエレベータの制御装
置の第8の実施形態の主要部の構成を示すブロック図で
あり、図中、図13と同一の要素には同一の符号を付し
てその説明を省略する。この実施形態は図13中の制御
量トレース手段21B、データ格納手段22B及び制御量トレ
ース出力手段23Bを除去し、制御量トレース手段21Aが制
御手段4A及び制御手段4Bの両方のデータをサンプリング
するように構成されている。
【0064】次に、その動作を説明する。制御手段4Aは
制御手段4Bの制御状態を示すデータを常時受取るように
なっており、制御量トレース手段21Aによって常時一定
周期で制御手段4Aと制御手段4Bの制御状態を示すデータ
をサンプリングしデータ格納手段22Aへ記録する。ある
いは、制御量トレース手段21Aは、制御手段4Aと制御手
段4Bの制御状態を示すデータを常時一定周期でサンプリ
ングしデータ格納手段22Aへ記録する。異常発生などを
トリガにし、トリガ発生で制御量トレース手段21Aのサ
ンプリングが終了すると、データ格納手段22Aはサンプ
リングした記録データを次のサンプリング開始の指令が
あるまで保持する。
【0065】保守員は保守手段7を使って、データ格納
手段22Aに記録されたデータを確認するための指令を制
御手段4Aに対して発生し、制御手段4Aはデータ格納手段
22Aに格納されたデータを制御量トレース出力手段23Aへ
渡し、制御量トレース出力手段23Aは受取った信号を電
圧信号として外部に対して出力することで、測定器等に
て電圧波形として制御量トレース手段21Aによってサン
プリングされたデータを、保守員が確認することができ
る。
【0066】これによって、制御手段4Aの制御量を示す
データだけでなく、制御手段4Bの制御量を示すデータも
制御量トレース手段21Aによってサンプリングされ、制
御手段4Bに保守手段7を接続することなくデータを確認
することができ、作業効率が向上する。
【0067】図15は本発明に係るエレベータの制御装
置の第9の実施形態の主要部の構成を示すブロック図で
あり、図中、図13に示した第7の実施形態と同一の要
素には同一の符号を付してその説明を省略する。この実
施形態は図13中の制御量トレース出力手段23A、制御
量トレース出力手段23B及び測定器24を除去し、その代
わりに制御量トレース記録手段25及びデータ保存手段26
を新たに設けたものである。
【0068】次に、その動作を説明する。制御手段4Aと
制御手段4Bでは、制御量トレース手段21A及び制御量ト
レース手段21Bによって、それぞれ常時一定周期で制御
状態を示すデータをサンプリングし、データ格納手段22
A及びデータ格納手段22Bへ記録する。異常発生などをト
リガにし、トリガ発生で制御量トレース手段21A及び制
御量トレース手段21Bのサンプリングが終了すると、デ
ータ格納手段22A及びデータ格納手段22Bはサンプリング
した記録データを次のサンプリング開始の指令があるま
で保持する。
【0069】保守員は保守手段7を使って、データ格納
手段22Aに記録されたデータを記録媒体に記録するため
の指令を制御手段4Aに対して発生し、制御手段4Aはデー
タ格納手段22Aに格納されたデータを制御量トレース記
録手段25へ渡し、制御量トレース記録手段25は受取った
信号をデータ保存手段26に対して出力し、データ格納手
段22Aに記録されたデータを記録媒体に記録することが
できる。
【0070】一方、保守員は保守手段7を使って、デー
タ格納手段22Bに記録されたデータを記録媒体に記録す
るための指令を制御手段4Aに対して発生することもで
き、このとき、制御手段4Aはまず保守手段7からの指令
を制御手段4Bへ渡し、制御手段4Bはデータ格納手段22B
に格納されたデータを受取って制御手段4Aへ渡す。制御
手段4Aは制御手段4Bから受取ったデータを制御量トレー
ス記録手段25へ渡し、制御量トレース記録手段25は受取
った信号をデータ保存手段26に対して出力し、データ格
納手段22Aに記録されたデータを記録媒体に記録するこ
とができる。あるいは、データ格納手段22Bに格納され
たデータは、制御手段4A及び制御手段4Bを経由せず制御
量トレース記録手段25へ直接渡し、データ保存手段26に
よる記録媒体への記録をするという構成をとることもで
きる。
【0071】これによって、制御手段4Bに保守手段7を
接続することなく制御量トレース手段21Bによってサン
プリングされたデータも記録媒体へ記録することがで
き、作業効率が向上する。
【0072】図16は本発明に係るエレベータの制御装
置の第10の実施形態の主要部の構成を示すブロック図
であり、図中、図15に示した第9の実施形態と同一の
要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この
実施形態は図15中の制御量トレース手段21B及びデー
タ格納手段22Bを除去し、制御手段4Bのデータを制御量
トレース手段21Aでサンプリングするように構成したも
のである。
【0073】次に、その動作を説明する。制御手段4Aは
制御手段4Bの制御状態を示すデータを常時受取るように
なっており、制御量トレース手段21Aによって常時一定
周期で制御手段4Aと制御手段4Bの制御状態を示すデータ
をサンプリングしてデータ格納手段22Aへ記録する。あ
るいは、制御量トレース手段21Aは、制御手段4Aと制御
手段4Bの制御状態を示すデータを常時一定周期でサンプ
リングしデータ格納手段22Aへ記録する。異常発生など
をトリガにし、トリガ発生で制御量トレース手段21Aの
サンプリングが終了すると、データ格納手段22Aはサン
プリングした記録データを次のサンプリング開始の指令
があるまで保持する。
【0074】保守員は保守手段7を使って、データ格納
手段22Aに記録されたデータを確認するための指令を制
御手段4Aに対して発生し、制御手段4Aはデータ格納手段
22Aに格納されたデータを制御量トレース記録手段25へ
渡し、制御量トレース記録手段1401は受取った信号をデ
ータ保存手段26に対して出力し、データ格納手段22Aに
記録されたデータを記録媒体に記録することができる。
【0075】これによって、制御手段4Aの制御量を示す
データだけでなく、.制御手段4Bの制御量を示すデータ
も制御量トレース手段21Aによってサンプリングされ、
制御手段4Bに保守手段7を接続することなくデータを記
録媒体に記録することができ、作業効率が向上する。
【0076】図17は本発明に係るエレベータの制御装
置の第11の実施形態の主要部の構成を示すブロック図
である。この実施形態は、制御手段4Aに対応して異常監
視手段27A、異常時データ格納手段28A及び異常時データ
格納手段29Aを設けると共に、制御手段4Bに対応して異
常監視手段27B、異常時データ格納手段28B及び異常時デ
ータ格納手段29Bを設け、異常時データを、異常時デー
タ表示出力手段30を介して、異常時データ表示手段31に
表示するように構成したものである。
【0077】次に、その動作を説明する。異常監視手段
27A及び異常監視手段27Bはそれぞれ制御手段4A及び制御
手段4Bの制御システムの異常の監視を行っており、異常
が発生した瞬間における制御手段4A及び制御手段4Bの異
常状態や異常に関するデータなどの情報を異常時データ
格納手段28A及び異常時データ格納手段28Bに格納する。
【0078】保守員は保守手段7を使って、異常時デー
タ格納手段28Aに記録されたデータを確認するための指
令を制御手段4Aに対して発生し、制御手段4Aは異常時デ
ータ格納手段29Aに格納されたデータを異常時データ表
示出力手段30へ渡し、異常時データ表示出力手段30は受
取った信号を異常時データ表示手段31に対して出力し、
異常時データ格納手段29Aに記録された制御手段4Aの異
常発生に関する情報を確認することができる。
【0079】また、保守員は保守手段7を使って、異常
時データ格納手段29Bに記録されたデータを確認するた
めの指令を制御手段4Aに対して発生することもでき、制
御手段4Aはまず保守手段7からの指令を制御手段4Bへ渡
し、制御手段4Bは異常時データ格納手段29Bに格納され
たデータを受取って制御手段4Aへ渡す。制御手段4Aは制
御手段4Bから受取ったデータを異常時データ表示出力手
段30へ渡し、異常時データ表示出力手段30は受取った信
号を異常時データ表示手段31に対して出力し、異常時デ
ータ格納手段29Bに記録された制御手段4Bの異常発生に
関する情報を確認することができる。あるいは、異常時
データ格納手段29Bに格納されたデータを、制御手段4A
及び制御手段4Bを経由せず異常時データ表示出力手段30
へ直接渡し、異常時データ表示手段31によって制御手段
4Bの異常発生に関する情報を表示するという構成をとる
こともできる。
【0080】これによって、制御手段4Bに保守手段7を
接続することなく異常時データ格納手段29Bに記録され
た制御手段4Bの異常発生に関する情報を確認することが
でき、作業効率が向上する。
【0081】図18は本発明に係るエレベータの制御装
置の第12の実施形態の主要部の構成を示すブロック図
である。この実施形態は、図17に示す第11の実施形
態のうち、異常時データ格納手段28B及び異常時データ
格納手段29Bを除去した構成になっている。
【0082】次に、その動作を説明する。異常監視手段
27A及び異常監視手段27Bはそれぞれ制御手段4A及び制御
手段4Bの制御システムの異常の監視を行っており、異常
が発生した瞬間における制御手段4A及び制御手段4Bの異
常状態や異常に関するデータなどの情報を、異常監視手
段27Aに関してはそのまま異常時データ記録手段28Aへ、
異常監視手段27Bに関しては制御手段4Bと制御手段4Aを
経由して異常時データ記録手段28Aに格納する。あるい
は、異常監視手段27Bに関しては、制御手段4Bと制御手
段4Aを経由せずに直接、異常時データ記録手段28Aへ情
報を格納する構成をとることもできる。
【0083】保守員は保守手段7を使って、異常時デー
タ格納手段29Aに記録されたデータを確認するための指
令を制御手段4Aに対して発生し、制御手段4Aは異常時デ
ータ格納手段29Aに格納されたデータを異常時データ表
示出力手段30へ渡し、異常時データ表示出力手段30は受
取った信号を異常時データ表示手段31に対して出力し、
異常時データ格納手段29Aに記録された制御手段4Aの異
常発生に関する情報を確認することができる。
【0084】これによって、制御手段4Bに保守手段7を
接続することなく異常時データ格納手段29Bに記録され
た制御手段4Bの異常発生に関する情報も確認することが
でき、作業効率が向上する。
【0085】図19は本発明に係るエレベータの制御装
置の第13の実施形態の主要部の構成を示すブロック図
である。この実施形態は、制御手段4Aに対応してデータ
出力選択手段41A及び制御量出力手段42Aを設けると共
に、制御手段4Bに対応してデータ出力選択手段41B及び
制御量出力手段42Bを設け、それぞれの制御量を測定器2
4で測定するように構成したものである。
【0086】次に、その動作を説明する。制御手段4Aに
はデータ出力選択手段41Aが接続され、制御手段4Aに接
続された保守手段7からの制御量データ選択設定指令に
より、データ出力選択手段41Aは制御手段4Aの制御状態
を示す複数のデータから指定のデータを選択し、制御量
出力手段42Aヘデータを渡す。制御量出力手段42Aは外部
に対して選択されたデータを電圧信号に変換して出力
し、測定器24等によって制御手段4Aの制御状態を示す複
数のデータを確認する。
【0087】一方、制御手段4Aに接続された保守手段7
からは、制御手段4Aと制御手段4Bを経由して制御量デー
タ選択設定指令をデータ出力選択手段41Bへ送り、デー
タ出力選択手段41Bは制御手段4Bの制御状態を示す複数
のデータから指定のデータを選択して、制御量出力手段
42Bヘデータを渡す。制御量出力手段42Bは外部に対して
選択されたデータを電圧信号に変換し出力し、測定器24
等によって制御手段4Bの制御状態を示す複数のデータを
確認する。
【0088】これによって、制御手段4Bに保守手段7を
接続することなく、制御手段4Bの制御状態を示す複数の
データより選択するデータを制御量データ選択設定指令
で設定し、制御量出力手段42Bから設定したデータの確
認をすることができ、作業効率が向上する。
【0089】図20は本発明に係るエレベータの制御装
置の第14の実施形態の主要部の構成を示すブロック図
である。この実施形態は、図19に示した第13の実施
形態を構成する制御量出力手段42Bを除去した構成にな
っている。
【0090】次に、その動作を説明する。制御手段4Aに
はデータ出力選択手段41Aが接続され、制御手段4Aに接
続された保守手段7からの制御量データ選択設定指令に
より、データ出力選択手段41Aは制御手段4Aの制御状態
を示す複数のデータから指定のデータを選択し、制御量
出力手段42Aヘデータを渡す。制御量出力手段42Aは外部
に対して選択されたデータを電圧信号に変換して出力
し、測定器24等によって制御手段4Aの制御状態を示す複
数のデータを確認する。
【0091】一方、制御手段4Aに接続された保守手段7
からは、制御手段4Aと制御手段4Bを経由して制御量デー
タ選択設定指令をデータ出力選択手段41Bへ送り、制御
手段4Bと制御手段4Aを経由してデータ出力選択手段41B
は選択したデータを制御量出力手段42Aへ渡し、制御量
出力手段42Aは外部に対して選択されたデータを電圧信
号に変換して出力し、測定器24等によって制御手段4Bの
制御状態を示す複数のデータを確認する。あるいは、デ
ータ出力選択手段41Bで選択したデータは制御量出力手
段42Aへ送られ、電圧信号に変換されて測定器24等によ
って確認するという構成をとることもできる。これによ
って、制御手段4Bに保守手段7を接続することなく、制
御手段4Bの制御状態を示す複数のデータより選択するデ
ータを制御量データ選択設定し、制御量出力手段42Aか
ら設定したデータの確認することができ、作業効率が向
上する。
【0092】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、システムの調整、保守、点検を効率よく行
うことのできるエレベータの制御装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータの制御装置の第1の実
施形態の構成を、適用対象と併せて示したブロック図。
【図2】図1に示した第1の実施形態の動作を説明する
ために、主要素の具体的な処理手順を示すフローチャー
ト。
【図3】本発明に係るエレベータの制御装置の第2の実
施形態の構成を、適用対象と併せて示したブロック図。
【図4】図3に示した第2の実施形態の主要素の具体的
構成を示すブロック図。
【図5】本発明に係るエレベータの制御装置の第3の実
施形態の構成を、適用対象と併せて示したブロック図。
【図6】図5に示した第3の実施形態の主要素の具体的
構成を示すブロック図。
【図7】図5に示した第3の実施形態の動作を説明する
ために、主要素の具体的な処理手順を示すフローチャー
ト。
【図8】本発明に係るエレベータの制御装置の第4の実
施形態の構成を、適用対象と併せて示したブロック図。
【図9】図8に示した第4の実施形態の動作を説明する
ために、主要素の具体的な処理手順を示すフローチャー
ト。
【図10】本発明に係るエレベータの制御装置の第5の
実施形態の構成を、適用対象と併せて示したブロック
図。
【図11】図10に示した第5の実施形態の主要素の具
体的構成を示すブロック図。
【図12】本発明に係るエレベータの制御装置の第6の
実施形態に対応する主要素の具体的な処理手順を示すフ
ローチャート。
【図13】本発明に係るエレベータの制御装置の第7の
実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
【図14】本発明に係るエレベータの制御装置の第8の
実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
【図15】本発明に係るエレベータの制御装置の第9の
実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
【図16】本発明に係るエレベータの制御装置の第10
の実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
【図17】本発明に係るエレベータの制御装置の第11
の実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
【図18】本発明に係るエレベータの制御装置の第12
の実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
【図19】本発明に係るエレベータの制御装置の第13
の実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
【図20】本発明に係るエレベータの制御装置の第14
の実施形態の主要部の構成を示すブロック図。
【図21】従来のエレベータの制御装置の構成を、適用
対象と併せて示したブロック図。
【符号の説明】
1 電源 2A,2B コンバータ装置 3A,3B インバータ装置 4A,4B 制御手段 5 モータ 6 メインシーブ 7 保守手段 8 かご 9 カウンターウェート 10 メインロープ 11 通信手段 12A,12B WDT検出手段 13 監視手段 14A,14B リセット手段 15A,15B 表示手段 21A,21B 制御量トレース手段 22A,22B データ格納手段 23A,23B 制御量トレース出力手段 24 測定器 25 制御量トレース記録手段 26 データ保存手段 27A,27B 異常監視手段 28A,28B 異常時データ記憶手段 29A,29B 異常時データ格納手段 30 異常時データ表示出力手段 31 異常時データ表示手段 41A,41B データ出力選択手段 42A,42B 制御量出力手段
フロントページの続き (72)発明者 秋 月 博 光 東京都府中市東芝町1番地 東芝エレベー タ株式会社府中工場内 Fターム(参考) 3F002 EA05 EA08 GA03 GA09 GB01 GB02 3F304 BA14 BA16 BA26 CA11 EA28 ED01 ED13

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータを昇降させるモータと、モータ
    を駆動するための複数のコンバータ装置及びインバータ
    装置と、前記コンバータ装置及びインバータ装置を制御
    する複数の制御手段とを備えるエレベータの制御装置に
    おいて、 前記制御手段を互いに相互通信可能に接続する通信手段
    と、 前記複数の制御手段の1つに調整、保守、点検等を行う
    ための保守手段の着脱を可能にする接続手段と、 を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段が制御不能に陥ったことを検
    出するWDT検出手段を設け、複数の前記制御手段の少
    なくとも1つが制御不能に陥ったことが検出された場
    合、複数の前記制御手段の全ての制御動作を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記制御手段の少なくとも1つが他の前記
    制御手段に対して意図的にリセットをかけることのでき
    るリセット手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載のエレベータの制御装置。
  4. 【請求項4】前記リセット手段をマスター側の前記制御
    手段に設けたことを特徴とする請求項3に記載のエレベ
    ータの制御装置。
  5. 【請求項5】前記各制御手段の状態表示が可能な表示手
    段を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載のエ
    レベータの制御装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段の全てに前記保守手段の着脱
    を可能にする接続手段を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のエレベータの制御装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段はマスター側の第1の制御手
    段とスレーブ側の第2の制御手段とを含み、これらの制
    御手段の内部データを操作することが可能なマンマシン
    インターフェイスを前記第1の制御手段にのみ接続し、
    前記第1の制御手段により前記第1及び第2の制御手段
    の内部データの操作を併せて行うアルゴリズムを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装
    置。
  8. 【請求項8】前記第1の制御手段の内部データの操作と
    前記第2の制御手段の内部データの操作とを区別するよ
    うに、前記マンマシンインターフェース部の表示状態を
    異ならせることを特徴とする請求項7に記載のエレベー
    タの制御装置。
  9. 【請求項9】プログラムデータを保存する装置を前記第
    1の制御手段1のみに設け、前記保守手段より前記プロ
    グラムデータをロードすることにより保存し、起動時に
    前記第1の制御手段から前記第2の制御手段に転送する
    ことを特徴とする請求項7に記載のエレベータの制御装
    置。
  10. 【請求項10】前記プログラムデータを保存する装置を
    前記第1の制御手段に設け、これらのデータを前記保守
    手段ヘセーブすることにより保存することを特徴とする
    請求項7に記載のエレベータの制御装置。
  11. 【請求項11】制御設定値データを保存する装置を前記
    第1の制御手段のみに設け、起動時に前記第1の制御手
    段から前記第2の制御手段にデータを転送することを特
    徴とする請求項7に記載のエレベータの制御装置。
  12. 【請求項12】前記第1の制御手段の制御状態を示すデ
    ータを常時一定周期でサンプリングし記録する第1の制
    御量トレース手段と、 前記第2の制御手段の制御状態を示すデータを常時一定
    周期でサンプリングし記録する第2の制御量トレース手
    段と、 前記第1の制御量トレース手段のデータを電圧信号で出
    力する第1の制御量トレース出力手段と、 前記第2の制御量トレース手段のデータを電圧信号で出
    力する第2の制御量トレース出力手段と、 を備え、前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を
    受けたとき、前記第1の制御量トレース出力手段から電
    圧信号を出力させると同時に、前記第2の制御量トレー
    ス出力手段2から電圧信号を出力させることを特徴とす
    る請求項7に記載のエレベータの制御装置。
  13. 【請求項13】前記第1の制御手段の制御状態を示すデ
    ータを常時一定周期でサンプリングし記録すると共に、
    前記第2の制御手段の制御状態を示すデータを常時一定
    周期でサンプリングし記録する制御量トレース手段と、 前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を受けたと
    き、前記制御量トレース手段で記録したデータを電圧信
    号で出力する制御量トレース出力手段と、 を備えたことを特徴とする請求項7に記載のエレベータ
    の制御装置。
  14. 【請求項14】前記第1の制御手段の制御状態を示すデ
    ータを常時一定周期でサンプリングし記録する第1の制
    御量トレース手段と、 前記第2の制御手段の制御状態を示すデータを常時一定
    周期でサンプリングし記録する第2の制御量トレース手
    段と、 前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を受けたと
    き、前記第1の制御量トレース手段で記録したデータを
    記録すると共に、前記第1の制御手段を介して、第2の
    制御量トレース手段で記録したデータを記録する保守デ
    ータ記録手段と、 を備えたことを特徴とする請求項7に記載のエレベータ
    の制御装置。
  15. 【請求項15】前記第1の制御手段の制御状態を示すデ
    ータを常時一定周期でサンプリングし記録すると共に、
    前記第2の制御手段の制御状態を示すデータを、前記第
    1の制御手段を介して、常時一定周期でサンプリングす
    る制御量トレース手段と、 前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を受けたと
    き、前記制御量トレース手段でサンプリングしたデータ
    を記録する制御量トレース記録手段と、 を備えたことを特徴とする請求項7に記載のエレベータ
    の制御装置。
  16. 【請求項16】前記第1の制御手段について常に制御シ
    ステムの異常を監視する第1の異常監視手段と、 前記第2の制御手段について常に制御システムの異常を
    監視する第2の異常監視手段と、 前記第1の異常監視手段が制御システムの異常を検出し
    たときに、異常に関係するデータ及び異常発生時の状態
    の少なくとも一方を記録する第1の異常時データ記録手
    段と、 前記第2の異常監視手段が制御システムの異常を検出し
    たときに、異常に関係するデータ及び異常発生時の状態
    の少なくとも一方を記録する第2の異常時データ記録手
    段と、 異常時データを表示する異常時データ表示手段と、 を備え、前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を
    受けたとき、前記第1の制御手段が前記第1の異常時デ
    ータ記録手段のデータを前記異常時データ表示手段に渡
    すと共に、前記第2の制御手段から前記第2の異常時デ
    ータ記録手段のデータを前記異常時データ表示手段に渡
    すことを特徴とする請求項7に記載のエレベータの制御
    装置。
  17. 【請求項17】前記第1の制御手段について常に制御シ
    ステムの異常を監視する第1の異常監視手段と、 前記第2の制御手段について常に制御システムの異常を
    監視する第2の異常監視手段と、 前記第1及び第2の異常監視手段が制御システムの異常
    を検出したときに、異常に関係するデータ及び異常発生
    時の状態の少なくとも一方を記録する異常時データ記録
    手段と、 異常時データを表示する異常時データ表示手段と、 を備え、前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を
    受けたとき、前記第1の制御手段が前記異常時データ記
    録手段のデータを前記異常時データ表示手段に渡すこと
    を特徴とする請求項7に記載のエレベータの制御装置。
  18. 【請求項18】前記第1の制御手段の制御状態を示す複
    数のデータから前記保守手段で指令されたデータを選択
    する第1のデータ出力選択手段と、 前記第2の制御手段の制御状態を示す複数のデータから
    前記保守手段で指令されたデータを選択する第2のデー
    タ出力選択手段と、 前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を受けたと
    き、前記第1のデータ出力選択手段で選択されたデータ
    を電圧信号に変換して出力する第1の制御量出力手段
    と、 前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を受けたと
    き、前記第2のデータ出力選択手段で選択されたデータ
    を電圧信号に変換して出力する第2の制御量出力手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項7に記載のエレベータ
    の制御装置。
  19. 【請求項19】前記第1の制御手段の制御状態を示す複
    数のデータから前記保守手段で指令されたデータを選択
    する第1のデータ出力選択手段と、 前記第2の制御手段の制御状態を示す複数のデータから
    前記保守手段で指令されたデータを選択する第2のデー
    タ出力選択手段と、 前記第1の制御手段が前記保守手段から指令を受けたと
    き、前記第1のデータ出力選択手段で選択されたデータ
    を電圧信号に変換して出力すると共に、前記第2のデー
    タ出力選択手段で選択されたデータを電圧信号に変換し
    て出力する制御量出力手段と、 を備えたことを特徴とする請求項7に記載のエレベータ
    の制御装置。
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