JP2002300546A - 情報伝送装置 - Google Patents

情報伝送装置

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JP2002300546A
JP2002300546A JP2001101668A JP2001101668A JP2002300546A JP 2002300546 A JP2002300546 A JP 2002300546A JP 2001101668 A JP2001101668 A JP 2001101668A JP 2001101668 A JP2001101668 A JP 2001101668A JP 2002300546 A JP2002300546 A JP 2002300546A
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multiplexing
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audio
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JP2001101668A
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Yasushi Ashida
泰 芦田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の伝送容量のディジタル通信回線を用い
た場合においても、映像信号と共に複数系統の音声信号
を同時に伝送することができるようにする。 【解決手段】 送信機1は、ターミナルアダプタ部3に
より、ISDNを介して選択要求指令を含む回線確立要
求信号を受信機7から受信し、符号化多重化部2によ
り、その選択要求指令に基づいて1系統の映像信号及び
複数系統の音声信号を選択して符号化した後に多重化し
て、ターミナルアダプタ部3により受信機7に送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像信号及び音
声信号を伝送する情報伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の情報伝送装置の代表例で
ある監視用コーデックの構成を示し、図において、31
はテレビジョン放送及びラジオ放送の映像入力信号及び
音声入力信号を送信する送信機、32は送信すべき映像
入力信号及び音声入力信号を符号化して多重化する符号
化多重化部、33は通信相手を決定するための送信機側
ターミナルアダプタ部、34は送信機31全体をコント
ロールするシステム制御部、35,36はISDNと接
続するためのDSU(回線終端装置)、37はISDN
から映像信号及び音声信号を受信する受信機、38は通
信相手から受ける信号を処理するための受信機側ターミ
ナルアダプタ部、39は受信した信号を復号分離する復
号分離部、40は受信機37全体をコントロールするシ
ステム制御部である。
【0003】次に動作について説明する。まず、受信機
37において、外部からシステム制御部40に入力され
る送信要求信号に基づき、受信機側ターミナルアダプタ
部38が送信機31に対して発呼して回線を確立させ
る。回線が確立された後は、送信機31において、外部
に信号源から入力された映像入力信号、音声入力信号
は、符号化多重化部32で映像符号化、音声符号化が行
われた後に多重化され、多重化された信号は送信機側タ
ーミナルアダプタ部33を介してISDNに送信され
る。この場合、ISDNの伝送容量は128Kbpsで
ある。そして、ISDNから受信機37に入力された受
信信号は、受信機側ターミナルアダプタ部38で受信さ
れ、復号分離部39に入力される。その後、映像と音声
の分離と復号が行われ、映像出力信号、音声出力信号と
して出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報伝送装置は
上記のように構成されているので、所定の伝送容量のデ
ィジタル通信回線を用いた場合、例えば上記のような1
28KbpsのISDNを用いた場合には、映像信号と
共に1系統の音声信号、例えばこの映像信号の映像に関
連する1つのチャネルのモノラル音声信号からなるテレ
ビジョン放送の情報は同時に伝送することができるもの
の、2つのチャネルのモノラル音声信号や2チャネルで
構成されるステレオ音声信号等のように、複数系統の音
声信号からなるラジオ放送の情報を同時に伝送すること
はできないという課題があった。
【0005】また、送信機に入力される映像信号及び音
声信号の情報は、回線が確立された後に受信機側からの
情報の選択要求を待って、選択要求を受信したならばそ
の要求に係る情報を送信する。あるいは、回線確立後に
デフォルトの情報を送信し、その後に情報の選択要求を
受信したならばその要求に係る情報を送信する。このた
め、受信側においては、回線確立前には所望する映像信
号及び音声信号を選択することはできないという課題が
あった。また、送信側においては、回線確立直後は送信
すべき情報が分からないので、送信効率が低下する等の
課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、所定の伝送容量のディジタル通信
回線を用いた場合においても、映像信号と共に複数系統
の音声信号を同時に伝送することが可能な情報伝送装置
を得ることを目的とする。また、送信側において送信効
率の低下を改善することが可能な情報伝送装置を得るこ
とを目的とする。さらに、受信側において回線が確立さ
れる前でも所望する映像信号及び音声信号を選択するこ
とが可能な情報伝送装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】この発明に係る情報伝送装置は、所定の伝
送容量のディジタル通信回線を介して選択要求指令を含
む回線確立要求信号を受信側から回線確立前に受信し回
線確立後に受信側に情報を送信する送受信手段と、選択
要求指令に基づいて選択制御信号を生成する制御手段
と、1系統の映像信号及び複数系統の音声信号を制御手
段から与えられる選択制御信号に応じて選択する選択手
段と、1系統の映像信号を符号化する第1の符号化手段
と、複数系統の音声信号を符号化する第2の符号化手段
と、第1及び第2の符号化手段によって符号化された複
数系統の符号化信号を多重化して送受信手段によって送
信される情報を生成する多重化手段とを有するものであ
る。
【0008】この発明に係る情報伝送装置は、多重化手
段が、符号化された1系統の映像信号及びこの映像信号
に関連する符号化された音声信号を多重化する第1の多
重化手段と、映像信号に関連しない複数系統の符号化さ
れた音声信号を多重化する第2の多重化手段とからなる
ものである。
【0009】この発明に係る情報伝送装置は、多重化手
段が、符号化された1系統の映像信号、この映像信号に
関連する符号化された音声信号、及び映像信号に関連し
ない符号化された音声信号を一括して多重化するもので
ある。
【0010】この発明に係る情報伝送装置は、第2の符
号化手段が、映像信号に関連する音声信号及び映像信号
に関連しない音声信号を符号化する単一の音声符号化手
段からなるものである。
【0011】この発明に係る情報伝送装置は、選択要求
指令を含む回線確立要求信号を所定の伝送容量のディジ
タル通信回線を介して送信側に送信し回線確立後に送信
側から多重化された複数系統の符号化信号からなる情報
を受信する送受信手段と、送受信手段によって受信され
た多重化された複数系統の符号化信号を分離する分離手
段と、分離手段によって分離された複数系統の符号化信
号を1系統の映像信号及び複数系統の音声信号に復号化
する復号化手段とを有するものである。
【0012】この発明に係る情報伝送装置は、ディジタ
ル通信回線はISDNであり、選択要求指令はISDN
のサブアドレスであるものである。
【0013】この発明に係る情報伝送装置は、選択要求
指令に基づいてディジタル通信回線を介して伝送される
情報はテレビジョン放送及びラジオ放送の情報であるも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るテ
レビジョン放送及びラジオ放送の情報を伝送する送信側
及び受信側の情報伝送装置のブロック図であり、図にお
いて、1は送信機、2は送信機1の符号化多重化部、3
は符号化多重化部2からの信号を送信機1から送信する
ターミナルアダプタ部(送受信手段)、4は送信機1全
体をコントロールするシステム制御部(制御手段)、5
は送信側とISDN(ディジタル通信回線)とを接続す
るDSU、6は受信側とISDNとを接続するDSU、
7は受信機、8は受信機7に送信された情報を受信する
ターミナルアダプタ(送受信手段)、9は受信機7の復
号分離部、10は受信機7全体をコントロールするシス
テム制御部である。
【0015】図2は、図1における符号化多重化部2の
内部の詳細ブロック図であり、図において、11,1
2,19は入力する信号を選択的に出力するセレクタ部
(選択手段)、13は映像信号を符号化する映像符号化
部(第1の符号化手段)、14,15,16は音声信号
を符号化する音声符号化部(第2の符号化手段)、1
7,18は符号化された信号を多重化する多重化部(第
1の多重化手段、第2の多重化手段)である。なお、上
記各部及びターミナルアダプタ部3はそれぞれシステム
制御部4に接続されている。
【0016】図3は、図1における復号分離部9の内部
の詳細ブロック図であり、図において、20,27,2
8は入力する信号を選択的に出力するセレクタ部、2
1,22はセレクタ部20からの複数系統の信号を分離
する分離部(分離手段)、23は分離部21からの映像
信号を復号化する復号部(復号化手段)、24及び2
5,26は分離部21及び分離部22からの音声信号を
復号化する音声復号部(復号化手段)である。なお、上
記各部及びターミナルアダプタ8はそれぞれシステム制
御部10に接続されている。
【0017】次に動作について説明する。図1におい
て、受信機7のシステム制御部10に対して外部(例え
ば、ユーザが操作する操作部)から所望の放送チャネル
を選択する送信要求信号(選択要求指令)が入力され
る。システム制御部10は、この送信要求信号に応じて
ターミナルアダプタ部8に対して送信機1への発呼要求
を行う。ターミナルアダプタ部8は、この発呼要求に応
じて送信機1に発呼して回線を確立させる回線要求信号
を送信するが、その回線要求信号にISDNのサブアド
レスとして所望の情報を選択して送信するための選択要
求指令を含めて送信する。
【0018】一方、送信機1の符号化多重化部2には、
複数のグループA,B,C,Dの信号が入力される。グ
ループAの信号は、映像入力A及びこの映像入力Aの映
像に関連する音声入力Aで構成される。グループBは、
映像入力B及びこの映像入力Bの映像に関連する音声入
力Bで構成される。グループCは、モノラル音声A及び
モノラル音声Bで構成される。グループDは、ステレオ
音声L及びステレオ音声Rで構成される。そして、発サ
ブアドレスを使用することにより、グループA又はグル
ープBの一方が選択され、グループC又はグループDの
一方が選択される。
【0019】入力信号選択のための信号は発サブアドレ
スに通常使用しないアルファベットを充てることにより
実現する。例えば、グループAにはA、グループBには
B、グループCにはC、グループDにはDを割り当て
る。発サブアドレスを使用することにより通信開始前に
入力の選択動作を完了させることができる。発サブアド
レスによって指定された入力信号は符号化多重化部2で
符号化多重化され、ターミナルアダプタ3、DSU5を
介して接続されたISDNに所定の伝送容量(この場合
は、128kbps)で送信される。
【0020】DSU6はISDNを介して送信された符
号化多重化された信号を受信機7に供給する。受信機7
において、ターミナルアダプタ部8はこの符号化多重化
された信号を受信して復号分離部9に供給する。復号分
離部9は、符号化多重化された信号を復号し分離して出
力する。したがって、グループA(映像出力A及び音声
出力A)又はグループB(映像出力B及び音声出力B)
のいずれか一方のグループが出力され、グループC(モ
ノラル音声出力A及びB)又はグループD(ステレオ音
声出力L及びR)のいずれか一方のグループが出力され
る。
【0021】次に図2を用いて送信機1の動作の詳細に
ついて説明する。符号化多重化部2においては、セレク
タ部11,12に入力された信号がシステム制御部4か
らの制御信号によって選択される。すなわち、セレクタ
部11には映像入力A及び音声入力Aのグループと映像
入力B及び音声入力Bのグループとが入力され、いずれ
か一方のグループがシステム制御部4の指定した発サブ
アドレスによって選択される。そして、選択された映像
入力は映像符号部13に供給され、選択された音声入力
は音声符号部14に供給される。
【0022】セレクタ12にはモノラル音声A及びBの
グループとステレオ音声L及びRのグループとが入力さ
れ、いずれか一方のグループがシステム制御部4の指定
した発サブアドレスによって選択される。そして、選択
された2系統の音声入力が音声符号化部15,16にそ
れぞれ供給される。
【0023】映像符号化部13において符号化された映
像信号、及び音声符号化部14において符号化された音
声信号は、ともに多重化部17に供給されて多重化され
る。また、音声符号化部15,16においてそれぞれ符
号化された2系統の音声信号は、ともに多重化部18に
供給されて多重化される。システム制御部4は、各符号
化部における符号化及び各多重化部における多重化のた
めの制御信号を与える。
【0024】多重化部17において多重化された映像信
号及び音声信号、並びに、多重化部18において多重化
された2系統の音声信号はセレクタ部19に供給され
る。そして、システム制御部4からの選択制御信号に応
じて、セレクタ部19において選択された信号がターミ
ナルアダプタ部3に供給される。ターミナルアダプタ部
3においては、システム制御部4からの送信制御信号に
応じて信号が送信される。
【0025】次に図3を用いて受信機7の動作の詳細に
ついて説明する。ターミナルアダプタ部8で受信された
信号はセレクタ部20に供給され、システム制御部10
からの選択制御信号に応じて、要求されている信号グル
ープに従って出力され、分離部21又は22に供給され
る。すなわち、多重化された符号化映像信号及び符号化
音声信号は分離部21に供給され、多重化された2系統
の符号化音声信号は分離部22に供給される。
【0026】分離部21においては、システム制御部1
0からの分離制御信号に応じて、符号化映像信号と符号
化音声信号が分離されて、それぞれ映像復号部23及び
音声復号部24に供給される。分離部22においては、
システム制御部10からの分離制御信号に応じて、2系
統の符号化音声信号が分離されて、それぞれ音声復号部
25及び26に供給される。
【0027】映像復号部23及び音声復号部24におい
ては、システム制御部10からの復号制御信号に応じ
て、符号化映像信号及び符号化音声信号がそれぞれ復号
されて、セレクタ部27に供給される。同様に、音声復
号部25,26においては、システム制御部10からの
復号制御信号に応じて、2系統の符号化音声信号がそれ
ぞれ復号されて、セレクタ部28に供給される。
【0028】そして、セレクタ部27からは、システム
制御部10からの選択制御信号に応じて、映像出力A及
び音声出力A又は映像出力B及び音声出力Bのいずれか
一方が出力される。また、セレクタ部28からは、同様
にシステム制御部10からの選択制御信号に応じて、2
系統のモノラル音声出力A及びB又は2系統のステレオ
音声出力L及びRのいずれか一方が出力される。
【0029】このように上記実施の形態1によれば、所
定の伝送容量のディジタル通信回線を用いた場合におい
ても、映像信号と共に複数系統の音声信号を同時に伝送
することができるという効果が得られる。また、受信側
において回線が確立される前でも所望する映像信号及び
音声信号を選択できるという効果が得られる。さらに、
送信側において送信効率の低下を改善できるという効果
が得られる。
【0030】また、この場合において、多重化部を、符
号化された1系統の映像信号及びこの映像信号に関連す
る符号化された音声信号を多重化する多重化部17(第
1の多重化手段)と、映像信号に関連しない複数系統の
符号化された音声信号を多重化する多重化部18(第2
の多重化手段)とからなるように構成したので、例え
ば、テレビジョン放送又はラジオ放送の情報のうちいず
れか一方の情報のみを送信する場合には、送信側におい
ては一方の多重化部のみを使用するので、電力及びシス
テム制御部4の負担を軽減できるという効果が得られ
る。また、受信側においても一方の分離部のみを使用す
るので、電力及びシステム制御部10の負担を軽減でき
るという効果が得られる。
【0031】実施の形態2.図4は、実施の形態2にお
ける符号化多重化部2の内部の詳細ブロック図であり、
図において、29は複数系統の符号化信号を一括して多
重化する多重化部である。他の構成要素は図2に示した
実施の形態1の構成要素と同じであり、同一の記号で表
すと共にその説明は省略する。なお、図には示さない
が、この場合には、受信側の復号分離部9において、実
施の形態1における2つの分離部に代えて1つに統合し
た分離部を適用できる。
【0032】次に動作について説明する。多重化部29
には、映像符号化部13からの1系統の符号化映像信号
及び音声符号化部14,15,16からの複数系統の符
号化音声信号が入力される。多重化部29はこれらの複
数系統の符号化信号を一括して多重化し、セレクタ部1
9に入力する。セレクタ部19は、システム制御部4か
らの選択制御信号に応じて、多重化された複数系統の符
号化信号をターミナルアダプタ部3に入力する。ターミ
ナルアダプタ部3は多重化された複数系統の符号化信号
をISDNを介して受信側に送信する。
【0033】このように上記実施の形態2によれば、実
施の形態1と同様の効果が得られると共に、送信側では
多重化部を簡略化でき、受信側では分離部を簡略化でき
るという効果が得られる。
【0034】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3における符号化多重化部2の内部の詳細ブロック
図であり、図において、29は複数系統の符号化信号を
一括して多重化する多重化部、30はセレクタ部であ
る。他の構成要素は、音声符号化部15を除いて図2の
実施の形態1の構成要素と同じであり、同一の記号で表
すと共にその説明は省略する。なお、図には示さない
が、この場合には、受信側の復号分離部9において、実
施の形態1における3つの復号化部に代えて2つの復号
化部の構成になる。
【0035】次に動作について説明する。セレクタ部3
0は、セレクタ部11で選択された映像信号に関連する
音声信号と、セレクタ部12で選択された1系統のモノ
ラル信号すなわち映像信号に関連しない音声信号とを入
力して、システム制御部4からの選択制御信号に応じ
て、いずれか一方の音声信号を音声符号化部14に入力
する。音声符号化部14はこれら2系統の音声信号を符
号化する。
【0036】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1及び実施の形態2と同様の効果が得ら
れると共に、送信側では符号化部を簡略化でき、受信側
では復号化部を簡略化できるという効果が得られる。
【0037】なお、上記各実施の形態によれば、受信側
から送信側に送信する選択要求指令はISDNのサブア
ドレスであるので、既存のサービス資源を利用して、映
像信号と共に複数系統の音声信号を同時に伝送できると
共に、受信側において回線が確立される前でも所望する
映像信号及び音声信号を選択できるという効果が得られ
る。
【0038】また、上記各実施の形態によれば、受信側
から送信側に送信する選択要求指令に基づいてISDN
を介して伝送される情報は、テレビジョン放送及びラジ
オ放送の情報であるので、同一アドレスの複数のユーザ
に対して通信資源を有効に活用して異なる種類の情報を
提供できるという効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、情報
伝送装置を、所定の伝送容量のディジタル通信回線を介
して選択要求指令を含む回線確立要求信号を受信側から
受信し回線確立後に受信側に情報を送信する送受信手段
と、選択要求指令に基づいて選択制御信号を生成する制
御手段と、1系統の映像信号及び複数系統の音声信号を
制御手段から与えられる選択制御信号に応じて選択する
選択手段と、1系統の映像信号を符号化する第1の符号
化手段と、複数系統の音声信号を符号化する第2の符号
化手段と、第1及び第2の符号化手段によって符号化さ
れた複数系統の符号化信号を多重化して送受信手段によ
って送信される情報を生成する多重化手段とを有するよ
うに構成したので、所定の伝送容量のディジタル通信回
線を用いた場合においても、映像信号と共に複数系統の
音声信号を同時に伝送できると共に、送信側において送
信効率の低下を改善できるという効果がある。
【0040】この発明によれば、多重化手段を、符号化
された1系統の映像信号及びこの映像信号に関連する符
号化された音声信号を多重化する第1の多重化手段と、
映像信号に関連しない複数系統の符号化された音声信号
を多重化する第2の多重化手段とからなるように構成し
たので、例えば、テレビジョン放送又はラジオ放送の情
報のうちいずれか一方の情報のみを送信する場合には、
送信側においては一方の多重化部のみを使用するので、
電力及びシステムの負担を軽減できるというという効果
がある。
【0041】この発明によれば、多重化手段を、符号化
された1系統の映像信号、この映像信号に関連する符号
化された音声信号、及び映像信号に関連しない符号化さ
れた音声信号を一括して多重化するように構成したの
で、多重化手段を簡略化できるという効果がある。
【0042】この発明によれば、第2の符号化手段は、
映像信号に関連する音声信号及び映像信号に関連しない
音声信号を符号化する単一の音声符号化手段からなるよ
うに構成したので、符号化手段を簡略化できるという効
果がある。
【0043】この発明によれば、情報伝送装置を、選択
要求指令を含む回線確立要求信号を所定の伝送容量のデ
ィジタル通信回線を介して送信側に送信し回線確立後に
送信側から多重化された複数系統の符号化信号からなる
情報を受信する送受信手段と、送受信手段によって受信
された多重化された複数系統の符号化信号を分離する分
離手段と、分離手段によって分離された複数系統の符号
化信号を1系統の映像信号及び複数系統の音声信号に復
号化する復号化手段とを有するように構成したので、所
定の伝送容量のディジタル通信回線を用いた場合におい
ても、映像信号と共に複数系統の音声信号を同時に伝送
できると共に、受信側において回線が確立される前でも
所望する映像信号及び音声信号を選択できるという効果
がある。
【0044】この発明によれば、ディジタル通信回線は
ISDNであり、選択要求指令はISDNのサブアドレ
スであるように構成したので、既存のサービス資源を利
用して、映像信号と共に複数系統の音声信号を同時に伝
送できると共に、受信側において回線が確立される前で
も所望する映像信号及び音声信号を選択できるという効
果がある。
【0045】この発明によれば、選択要求指令に基づい
てディジタル通信回線を介して伝送される情報はテレビ
ジョン放送及びラジオ放送の情報であるように構成した
ので、同一アドレスの複数のユーザに対して通信資源を
有効に活用して異なる種類の情報を提供できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における情報伝送装
置の接続形態を示した図である。
【図2】 図1における送信機の詳細ブロックを示した
図である。
【図3】 図1における受信機の詳細ブロックを示した
図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における送信機の詳
細ブロックを示した図である。
【図5】 この発明の実施の形態3における送信機の詳
細ブロックを示した図である。
【図6】 従来の情報伝送装置の接続形態を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 送信機、2 符号化多重化部、3,8 ターミナル
アダプタ部(送受信手段)、4,10 システム制御部
(制御手段)、5,6 DSU、7 受信機、9 復号
分離部、11,12,19,20,27,28,30
セレクタ部(選択手段)、13 映像符号化部(第1の
符号化手段)、14,15,16 音声符号化部(第2
の符号化手段)、17 多重化部(第1の多重化手
段)、18多重化部(第2の多重化手段)、21,22
分離部(分離手段)、23 映像復号部(復号化手
段)、24,25,26 音声復号部(復号化手段)、
29多重化部(多重化手段)、31 送信機、32 符
号化多重化部、33,38ターミナルアダプタ部、3
4,40 システム制御部、35,36 DSU、37
受信機、39 復号分離部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 BA07 BB05 BC10 BC14 BC16 BC20 BD02 BD07 BD08 BD13 5K101 LL03 MM06 NN06 NN07 NN14 NN15 NN18 NN21 SS01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送容量のディジタル通信回線を
    介して選択要求指令を含む回線確立要求信号を受信側か
    ら受信し回線確立後に前記受信側に情報を送信する送受
    信手段と、 前記選択要求指令に基づいて選択制御信号を生成する制
    御手段と、 1系統の映像信号及び複数系統の音声信号を前記制御手
    段から与えられる選択制御信号に応じて選択する選択手
    段と、 前記1系統の映像信号を符号化する第1の符号化手段
    と、 前記複数系統の音声信号を符号化する第2の符号化手段
    と、 前記第1及び第2の符号化手段によって符号化された複
    数系統の符号化信号を多重化して前記送受信手段によっ
    て送信される情報を生成する多重化手段と、 を有する情報伝送装置。
  2. 【請求項2】 多重化手段は、符号化された1系統の映
    像信号及びこの映像信号に関連する符号化された音声信
    号を多重化する第1の多重化手段と、前記映像信号に関
    連しない複数系統の符号化された音声信号を多重化する
    第2の多重化手段とからなることを特徴とする請求項1
    記載の情報伝送装置。
  3. 【請求項3】 多重化手段は、符号化された1系統の映
    像信号、この映像信号に関連する符号化された音声信
    号、及び前記映像信号に関連しない符号化された音声信
    号を一括して多重化することを特徴とする請求項1記載
    の情報伝送装置。
  4. 【請求項4】 第2の符号化手段は、映像信号に関連す
    る音声信号及び前記映像信号に関連しない音声信号を符
    号化する単一の音声符号化手段からなることを特徴とす
    る請求項1記載の情報伝送装置。
  5. 【請求項5】 選択要求指令を含む回線確立要求信号を
    所定の伝送容量のディジタル通信回線を介して送信側に
    送信し回線確立後に前記送信側から多重化された複数系
    統の符号化信号からなる情報を受信する送受信手段と、 前記送受信手段によって受信された多重化された複数系
    統の符号化信号を分離する分離手段と、 前記分離手段によって分離された複数系統の符号化信号
    を1系統の映像信号及び複数系統の音声信号に復号化す
    る復号化手段と、 を有する情報伝送装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル通信回線はISDNであり、
    選択要求指令はISDNのサブアドレスであることを特
    徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項記載の情
    報伝送装置。
  7. 【請求項7】 選択要求指令に基づいてディジタル通信
    回線を介して伝送される情報はテレビジョン放送及びラ
    ジオ放送の情報であることを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれか1項記載の情報伝送装置。
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