JP2000224314A - モニタ付きワイヤレス通話システム - Google Patents

モニタ付きワイヤレス通話システム

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JP2000224314A
JP2000224314A JP2318999A JP2318999A JP2000224314A JP 2000224314 A JP2000224314 A JP 2000224314A JP 2318999 A JP2318999 A JP 2318999A JP 2318999 A JP2318999 A JP 2318999A JP 2000224314 A JP2000224314 A JP 2000224314A
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章 寺澤
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博昭 竹山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路の伝送容量の有効利用が図れるモニタ
付きワイヤレス通話システムの構造を提供する。 【解決手段】 カメラ付きドアホン子器Dとモニタ付き
インターホン副親機Fとの通話の際には、モニタ付きイ
ンターホン親機Bは、分析合成符号化方式により音声圧
縮した音声信号と映像圧縮した映像信号とをモニタ付き
インターホン副親機Fに時分割多重伝送し、モニタ付き
インターホン副親機Fは、波形符号化方式により音声圧
縮した音声信号をモニタ付きインターホン親機Eに時分
割多重伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ付きドアホ
ン子器と、モニタ付きインターホン親機と、モニタ付き
インターホン副親機とを備えるモニタ付きワイヤレス通
話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】住戸外に取り付けられるカメラ付きドア
ホン子器と、住戸内に取り付けられカメラ付きドアホン
子器に接続されるモニタ付きインターホン親機と、住戸
内に取り付けられモニタ付きインターホン親機に接続さ
れるモニタ付きインターホン副親機とを備えたモニタ付
きワイヤレス通話システムがある。このようなシステム
は、カメラ付きドアホン子器に設けられた呼出釦を来客
者が操作することによって、モニタ付きインターホン親
機が2線式信号線を介してカメラ付きドアホン子器に給
電し、カメラ付きドアホン子器に設けられたカメラが撮
像した来客者の映像をモニタ付きインターホン親機(ま
たはモニタ付きインターホン副親機)に設けられたモニ
タに映し出すと共に、カメラ付きドアホン子器及びモニ
タ付きインターホン親機(またはモニタ付きインターホ
ン副親機)にそれぞれ設けられたマイク及びスピーカを
用いて音声通話が行えるように構成されている。このよ
うなモニタ付きワイヤレス通話システムの一例を図3に
基づいて説明する。
【0003】図3はモニタ付きワイヤレス通話システム
の構成図で、カメラ付きドアホン子器Aは、マイク1
と、スピーカ2と、マイク1に入力された音声信号を増
幅するアンプ(以下、マイクアンプ3)と、スピーカを
駆動するためのアンプ(以下、スピーカアンプ4)と、
マイク1及びスピーカ2に接続される信号線をまとめて
2線式信号線に変換する2線4線変換回路Hと、来客者
の姿を捉えるためのカメラ(図示省略)と、カメラから
出力される映像信号をFM変調するFM変調回路5と、
操作された場合にその旨の制御信号を出力する呼出釦
(図示省略)と、音声信号及び映像信号を多重化した信
号または制御信号を2線式信号線を介してモニタ付きイ
ンターホン親機Bに出力すると共に、モニタ付きインタ
ーホン親機Bから伝送される多重化信号から音声信号を
分離する多重化分離化処理部6とを備えている。
【0004】また、モニタ付きインターホン親機Bは、
マイク7と、スピーカ8と、マイクアンプ9と、スピー
カアンプ10と、2線4線変換回路Hと、モニタ(図示
省略)と、2線式信号線を介してカメラ付きドアホン子
器Aに電力を供給する給電回路11と、FM変調された
映像信号を復調するFM復調回路12と、音声信号を多
重化しカメラ付きドアホン子器Aに出力すると共に、カ
メラ付きドアホン子器Aから伝送される多重化信号を分
離する多重化分離化処理部13と、カメラ付きドアホン
子器Aからの呼び出しに応答して通話を開始する際に操
作する通話釦(図示省略)と、モニタ付きインターホン
親機Bとモニタ付きインターホン副親機C間で通話(内
線通話)を行う際に操作される内線釦(図示省略)と、
各種信号線の接続状態を切り替えるスイッチと、スイッ
チの制御、及び、各種操作釦に対する操作に応じて所定
回路の動作を制御するマイコン14とを備えている。
【0005】さらに、モニタ付きインターホン副親機C
は、マイク15と、スピーカ16と、マイクアンプ17
と、スピーカアンプ18と、2線4線変換回路Hと、F
M変調された映像信号を復調するFM復調回路19と、
音声信号を多重化し2線式信号線を介してモニタ付きイ
ンターホン親機Bに出力すると共に、モニタ付きインタ
ーホン親機Bから伝送される多重化信号を分離する多重
化分離化処理部20と、カメラ付きドアホン子器Aから
の呼び出しに応答して通話を開始する際に操作する通話
釦(図示省略)と、モニタ付きインターホン親機Bとモ
ニタ付きインターホン親機C間で通話を行う際に操作さ
れる内線釦(図示省略)と、マイコン21とを備えてい
る。
【0006】図3に示したシステムで、カメラ付きドア
ホン子器Aとモニタ付きインターホン副親機C間で通話
を行う場合、モニタ付きインターホン親機Bは、カメラ
付きドアホン子器Aから伝送される映像信号と音声信号
とをそれぞれデジタル信号に変換し圧縮してモニタ付き
インターホン親機Cに伝送し、逆に、モニタ付きインタ
ーホン副親機Cは、マイク15に入力された音声信号を
デジタル信号に変換し圧縮してモニタ付きインターホン
親機Bに伝送するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、モニタ付きインターホン親機Bとモニタ付きインタ
ーホン副親機C間でデジタル信号の伝送を行っている
が、モニタ付きインターホン副親器Cからモニタ付きイ
ンターホン親機Bに伝送する方向(上り方向)と、モニ
タ付きインターホン親器Bからモニタ付きインターホン
副親機Cに伝送する方向(下り方向)とで、伝送すべき
デジタル信号の伝送量が異なるにもかかわらず、同じデ
ータ圧縮方式を用いて圧縮し伝送するように構成されて
いた。この点を図4に基づいて説明する。
【0008】図4は図3に示したシステムの多重伝送方
式を示した模式図で、図に示すように、図3に示したシ
ステムは、モニタ付きインターホン親機Bとモニタ付き
インターホン親機C間で交互に一定の伝送速度でデータ
を伝送するように構成されていた。この伝送方式を用
い、上り方向と下り方向とで同じデータ圧縮方式を用い
た場合、言い換えると、上り方向と下り方向とで同じ圧
縮方式を用いてデジタル化された音声信号を圧縮した場
合、上り方向には、映像信号を伝送せずデジタル化され
圧縮された音声信号のみを伝送するため、上り方向の伝
送において無駄が生じ、伝送路の伝送容量を有効に活用
できないという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、伝送路の伝送容量の有効
利用が図れるモニタ付きワイヤレス通話システムの構造
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のモニタ付きワイヤレス通話システム
は、カメラ付きドアホン子器と、そのカメラ付きドアホ
ン子器と接続されるモニタ付きインターホン親機と、そ
のモニタ付きインターホン親機に接続されるモニタ付き
インターホン副親機とを備えるモニタ付きワイヤレス通
話システムにおいて、前記カメラ付きドアホン子器と前
記モニタ付きインターホン副親機との通話の際には、前
記モニタ付きインターホン親機は、分析合成符号化方式
により音声圧縮した音声信号と映像圧縮した映像信号と
を前記モニタ付きインターホン副親機に時分割多重伝送
し、前記モニタ付きインターホン副親機は、波形符号化
方式により音声圧縮した音声信号を前記モニタ付きイン
ターホン親機に時分割多重伝送すると共に、前記モニタ
付きインターホン親機と前記モニタ付きインターホン副
親機との内線通話の際には、前記モニタ付きインターホ
ン親機は、分析合成符号化方式により音声圧縮した音声
信号を前記モニタ付きインターホン副親機に時分割多重
伝送し、前記モニタ付きインターホン副親機は、波形符
号化方式により音声圧縮した音声信号を前記モニタ付き
インターホン親機に時分割多重伝送することを特徴とす
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、デジタル信号のデータ圧縮
方式について説明する。この方式としては、例えば、分
析合成符号化方式と波形符号化方式がある。分析合成符
号化方式は、入力信号の分析により得られるパラメータ
に対して符号化を行う方式で、この方式には、PSI_
CELP(Pich Synchronous Innovation Code Excited
Linear Preediction )と、CS_ACELP(Conjug
ate Structure Algebraic CodeExcited Linear Preedic
tion )の2つの方式がある。64kbitのPCM信
号を圧縮した場合、PSI_CELP方式では、5.6
kbitに圧縮され、CS_ACELP方式では、8k
bitに圧縮されるので圧縮率の高い圧縮が可能であ
る。しかし、これらの方式は演算量が多いという特徴が
ある。
【0012】一方、波形符号化方式は、入力信号波形の
線形予測信号との残差信号に対して符号化を行う方式
で、64kbitのPCM信号をADPCM(Adaptive
Differential Pulse Code Module )の方式で圧縮した
場合、32kbit程度となるので、分析合成符号化方
式と比較した場合、データサイズは大きくなる。しか
し、演算量は少ないという特徴がある。そのため、映像
信号も伝送する下り方向の伝送には、圧縮率の高い分析
合成符号化方式を用いて音声信号を圧縮する方が映像信
号の伝送量をより多くすることができるので、映像品質
を確保する上で有利である。逆に、上り方向は、音声信
号のみを伝送すれば良いので、圧縮率の低い波形符号化
方式を用いることにより伝送路の伝送容量を有効に活用
することができる。
【0013】図1に基づいて本発明の一実施形態につい
て説明する。図はハンズフリー型のモニタ付きワイヤレ
ス通話システムの構成図で、カメラ付きドアホン子器D
は、マイク22と、スピーカ23と、マイクアンプ24
と、スピーカアンプ25と、FM変調された音声信号を
復調してスピーカアンプ25に出力するFM復調回路2
6と、マイクアンプ24から出力される音声信号をFM
変調するFM変調回路27と、来客者の姿を捉えるため
のカメラ(図示省略)と、操作された場合にその旨の制
御信号を出力する呼出釦(図示省略)と、FM復調回路
及26びFM変調回路27に接続され、音声信号及び映
像信号を多重化し2線式信号線を介してモニタ付きイン
ターホン親機Eに出力すると共に、モニタ付きインター
ホン親機Eから伝送される多重化信号から音声信号を分
離する多重化分離化処理部28とを備えている。
【0014】また、モニタ付きインターホン親機Eは、
マイク29と、スピーカ30と、マイクアンプ31と、
スピーカアンプ32と、FM変調された音声信号を復調
してスピーカアンプ32に出力するFM復調回路33
と、マイクアンプ31から出力される音声信号をFM変
調するFM変調回路34と、モニタ(図示省略)と、2
線式信号線を介してカメラ付きドアホン子器Dに電力を
供給する給電回路35と、FM変調された音声信号を2
線式信号線を介してカメラ付きドアホン子器Dに出力す
ると共に、カメラ付きドアホン子器Dから2線式信号線
を介して伝送される多重化信号を分離する多重化分離化
処理部36と、カメラ付きドアホン子器Dからの呼び出
しに応答して通話を開始する際に操作する通話釦(図示
省略)と、モニタ付きインターホン親機Eとモニタ付き
インターホン副親機F間で通話を行う際に操作される内
線釦(図示省略)と、モニタ付きインターホン親機Eの
動作を制御するマイコン37とを備えている。
【0015】また、モニタ付きインターホン親機Eは、
モニタ付きインターホン副親機Fとの間で信号伝送を行
う手段として、カメラ付きドアホン子器Dから伝送され
た映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器38
と、その変換された映像信号をJPEG方式等の映像信
号圧縮方式を用いて圧縮する映像符号化回路39と、マ
イクアンプ31から出力される音声信号をデジタル信号
に変換するA/D変換器40と、その変換された音声信
号を分析合成符号化方式で圧縮する分析合成符号化回路
41と、モニタ付きインターホン副親機Fから伝送され
る、波形符号化方式により圧縮された音声信号を伸張処
理する波形復号化回路42と、波形復号化回路42から
出力される音声信号をアナログの音声信号に変換するD
/A変換器43と、映像符号化回路39及び分析合成符
号化回路41が出力する信号を時分割多重化すると共
に、モニタ付きインターホン副親機Fから伝送された時
分割多重信号から音声信号を分離する時分割多重回路4
4と、その時分割多重回路44に接続され、モニタ付き
インターホン副親機Fに設けられた無線送受信部との間
で、無線信号を伝送媒体として時分割多重信号を相互に
伝送する無線送受信部45と、無線送受信部45に接続
されるアンテナ46とを備えている。
【0016】さらに、モニタ付きインターホン親機Eに
は、モニタ付きインターホン親機Eでの通話を制御する
回路として、FM復調回路33とスピーカアンプ32
間、FM変調回路34とマイクアンプ31間、モニタと
多重化分離化処理部36間に、それぞれ、スイッチS
1、スイッチS2、スイッチS3が設けられ、モニタ付
きインターホン副親機Fでの通話を制御する回路とし
て、FM復調回路33とスイッチS1との接続点とD/
A変換器との間、FM変調回路34とスイッチS2との
接続点とA/D変換器40との間、多重化分離化処理部
36とスイッチS3との接続点とモニタとの間に、それ
ぞれ、スイッチS5、スイッチS6、スイッチS7が設
けられている。
【0017】一方、モニタ付きインターホン副親機F
は、アンテナ47と、アンテナ47に接続され、モニタ
付きインターホン親機Eとの間で無線信号を伝送媒体と
して時分割多重信号を伝送するための無線送受信部48
と、無線送受信部48に接続され、受信された多重化信
号を分離すると共に、デジタル化され波形符号化方式に
より圧縮された音声信号を時分割多重化する時分割多重
化回路49と、時分割多重化回路49から出力される、
圧縮された映像信号を伸張処理する映像復号化回路50
と、映像復号化回路50から出力されるデジタル映像信
号をアナログの映像信号に変換してモニタに出力するD
/A変換器51と、時分割多重化回路49から出力され
る、分析合成符号化方式により圧縮された音声信号に対
して伸張処理を行う分析合成復号化回路52と、分析合
成復号化回路52から出力されるデジタル音声信号をア
ナログ音声信号に変換してスピーカアンプ53に出力す
るD/A変換器54と、マイクアンプ55から出力され
る音声信号をデジタル音声信号に変換するA/D変換器
56と、A/D変換器56から出力されるデジタル音声
信号を波形符号化方式により圧縮する波形符号化回路5
7と、D/A変換器54とスピーカアンプ53間の接続
状態を制御するスイッチS7と、A/D変換器56とマ
イクアンプ55間の接続状態を制御するスイッチS8
と、D/A変換器51とモニタ間の接続状態を制御する
スイッチS9と、動作を制御するマイコン58と、マイ
ク59と、スピーカ60とを備えている。
【0018】次に、図1に示したシステムの動作につい
て説明する。カメラ付きドアホン子器Dの呼出釦が操作
されると、モニタ付きインターホン親機Eは、マイコン
37により2線式伝送線上の電圧変動を検出してカメラ
付きドアホン子器Dの通話釦が操作されたことを検出
し、カメラ付きドアホン子器Dに給電を行う。そして、
スイッチS3をON状態にしてカメラ付きドアホン子器
Dのカメラが撮像した映像をモニタに出力すると共に、
スイッチS6をON状態にして、カメラ付きドアホン子
器Dから伝送される映像信号をデジタル信号に変換した
後、その信号をJPEG方式等の映像信号圧縮方式を用
いて圧縮し、その圧縮されたデジタル映像信号と、カメ
ラ付きドアホン子器4の呼出釦が操作された旨の信号
(制御信号)とを、モニタ付きインターホン副親機Fに
無線送信する。この状態では、通話釦が操作されていな
いので、モニタ付きインターホン親機EのスイッチS1
及びスイッチS2はOFF状態になっておりスピーカ3
0とマイク29は使用できない状態となっている。ま
た、モニタ付きインターホン副親機Fのマイコン58
は、モニタ付きインターホン親機Eから伝送される制御
信号を検出し、スイッチS9をON状態にして、モニタ
付きインターホン親機Eから無線送信された時分割多重
信号から圧縮されたデジタル映像信号を分離し、映像復
号化回路50によって映像伸張処理を行いアナログ信号
に変換してモニタに出力する。
【0019】カメラ付きドアホン子器Dの呼び出しボタ
ンが操作された後、モニタ付きインターホン親機Eの通
話釦が操作されると、モニタ付きインターホン親機Eの
マイコン37はそれを検出し、スイッチS1及びスイッ
チS2をON状態、スイッチS6をOFF状態として、
通話路を切断する旨の制御信号(通話路切断信号)をモ
ニタ付きインターホン副親機Fに無線送信する。モニタ
付きインターホン副親機Fは、通話路切断信号を検出す
ると、スイッチS9をOFF状態としてモニタへの映像
出力を停止する。この状態で、カメラ付きドアホン子器
Dとモニタ付きインターホン親機E間で通話が可能とな
る。
【0020】モニタ付きインターホン親機Eの通話釦の
代わりに、モニタ付きインターホン副親機Fの通話釦が
操作された場合には、モニタ付きインターホン副親機F
のマイコン58は、通話釦が操作された旨を検出し、ス
イッチS7及びスイッチS8をON状態にして、通話路
を形成する旨の制御信号(通話路形成信号)を無線信号
に変換してモニタ付きインターホン親機Eに送信する。
モニタ付きインターホン親機Eのマイコン37がこの通
話路形成信号を検出すると、モニタ付きインターホン親
機Eのマイコン37は、スイッチS3をOFF状態にし
てモニタへの映像出力を停止すると共に、スイッチS4
及びスイッチS5をON状態にしてカメラ付きドアホン
子器Dとモニタ付きインターホン副親機F間の通話路を
形成して通話可能の状態とする。
【0021】カメラ付きドアホン子器Dとモニタ付きイ
ンターホン副親機F間に通話路が形成される場合、モニ
タ付きインターホン親機Eは、カメラ付きドアホン子器
Dから入力される時分割多重信号を、FM変調された音
声信号と映像信号とに分離し、それぞれ、A/D変換に
よりデジタル信号に変換する。変換された音声信号(デ
ジタル音声信号)は、CELP系符号化方式等の分析合
成符号化方式により圧縮され、映像信号はJPEG方式
等の映像信号圧縮方式により映像圧縮される。モニタ付
きインターホン親機Eでは、これらの圧縮されたデジタ
ル音声信号及びデジタル映像信号を時分割多重化し無線
信号に変換してモニタ付きインターホン副親機Fに伝送
する。
【0022】モニタ付きインターホン副親機Fでは、モ
ニタ付インターホン親機Eから伝送された無線信号を受
信し分離復号化すると共に、モニタ付きインターホン副
親機Fのマイク59に入力された音声信号を波形符号化
方式であるADPCM系符号化手法より圧縮し時分割多
重化し、無線信号に変換してモニタ付きインターホン親
機Eに送信する。
【0023】モニタ付きインターホン親機Eとモニタ付
きインターホン副親機F間で伝送される時分割多重化信
号の多重化伝送方式の一実施形態を図2に示す。図に示
す伝送方式は、上り方向と下り方向に交互に、それぞれ
xビット長のデータを伝送する方式であり、図1に示し
たシステムの場合、上り方向には、波形符号化方式によ
り圧縮されたデジタル音声信号のみで構成されるxビッ
ト長のデータが伝送され、下り方向には、分析符号化方
式により圧縮されたデジタル音声信号と、JPEG方式
等の方式で映像圧縮されたデジタル映像信号とで構成さ
れるxビット長のデータが伝送される。
【0024】次に、モニタ付きインターホン親機Eとモ
ニタ付きインターホン副親機Fとの通話(内線通話)を
行う場合の動作について説明する。まず、モニタ付きイ
ンターホン親機Eの内線釦が操作されると、モニタ付き
インターホン親機Eのマイコン58は、モニタ付きイン
ターホン親機EのスイッチS1乃至スイッチS6をON
状態にする。この場合は、モニタ付きインターホン親機
Eは、カメラ付きドアホン子器Dに給電せず、カメラ付
きドアホン子器Dは、モニタ付きインターホン親機Eと
モニタ付きインターホン副親機Fとの内線通話から除外
される。また、モニタ付きインターホン副親機Fでは、
モニタ付きインターホン副親機FのスイッチS7乃至ス
イッチS9をON状態にしてマイク59とスピーカ60
を使用可能状態とする。モニタ付きインターホン親機E
では、マイク29から入力する音声信号をデジタル信号
に変換して分析合成符号化方式により音声圧縮を行い、
無線送受信部45により無線送信すると共に、モニタ付
きインターホン副親機Fから送信された音声信号を無線
送受信部45により受信し、波形符号化処理による音声
伸張処理を行った後、アナログ信号への変換を行ってモ
ニタ付きインターホン親機Eのスピーカ30に出力す
る。モニタ付きインターホン副親機Fでは、モニタ付き
インターホン親機Eから伝送される音声信号を受信し、
分析合成符号化方式による音声伸張処理を行った後、ア
ナログ信号への変換を行ってモニタ付きインターホン副
親機Fのスピーカ60から音声出力を行い、モニタ付き
インターホン副親機Fのマイク59に入力される音声信
号は、デジタル信号に変換されてから波形符号化方式に
よる音声圧縮処理され無線送受信部48により無線送信
される。
【0025】
【発明の効果】本発明のモニタ付きワイヤレス通話シス
テムによれば、モニタ付きインターホン親機とモニタ付
きインターホン副親機間の伝送路の伝送容量を有効に活
用することが可能となる。モニタ付きインターホン親機
からモニタ付きインターホン副親機への伝送では、圧縮
率の高い分析合成符号化方式を用いてデジタル音声信号
を圧縮する方が映像信号の伝送量を多くして映像品質を
確保する上で有利であり、モニタ付きインターホン副親
機からモニタ付きインターホン親機への伝送では、音声
信号のみを伝送すればよいので、演算量が少なく、か
つ、音質の良い符号化方式を選択することができる。
【0026】また、分析合成符号化方式では、圧縮時の
処理と伸張時の処理を比較した場合、伸張時の処理の方
が処理量が少ないため、分析合成符号化方式を用いる場
合の方がモニタ付きインターホン副親機における処理量
を少なくすることができる。その結果、圧縮処理及び伸
張処理の符号化処理をマイコンによるデジタル信号処理
で実現する場合に使用するLSIも、演算処理量が少な
くてすむ分、安価なものを用いることができ、モニタ付
きインターホン副親機の数が多くなればなるほど、シス
テム全体のコストの削減に寄与するという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモニタ付きワイヤレス通話システムの
一実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明のモニタ付きワイヤレス通話システムの
多重化伝送方式の一例を示す模式図である。
【図3】従来のモニタ付きワイヤレス通話システムの一
例を示す構成図である。
【図4】従来のモニタ付きワイヤレス通話システムの多
重化伝送方式の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
D カメラ付きドアホン子器 E モニタ付きインターホン親機 F モニタ付きインターホン副親機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA02 AA05 CA04 CC03 DA01 DA07 DA08 EA03 HA22 5K038 AA01 AA07 CC00 DD15 DD23 EE05 EE13 EE16 FF04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ付きドアホン子器と、そのカメラ
    付きドアホン子器と接続されるモニタ付きインターホン
    親機と、そのモニタ付きインターホン親機に接続される
    モニタ付きインターホン副親機とを備えるモニタ付きワ
    イヤレス通話システムにおいて、 前記カメラ付きドアホン子器と前記モニタ付きインター
    ホン副親機との通話の際には、前記モニタ付きインター
    ホン親機は、分析合成符号化方式により音声圧縮した音
    声信号と映像圧縮した映像信号とを前記モニタ付きイン
    ターホン副親機に時分割多重伝送し、前記モニタ付きイ
    ンターホン副親機は、波形符号化方式により音声圧縮し
    た音声信号を前記モニタ付きインターホン親機に時分割
    多重伝送すると共に、 前記モニタ付きインターホン親機と前記モニタ付きイン
    ターホン副親機との内線通話の際には、前記モニタ付き
    インターホン親機は、分析合成符号化方式により音声圧
    縮した音声信号を前記モニタ付きインターホン副親機に
    時分割多重伝送し、前記モニタ付きインターホン副親機
    は、波形符号化方式により音声圧縮した音声信号を前記
    モニタ付きインターホン親機に時分割多重伝送すること
    を特徴とするモニタ付きワイヤレス通話システム。
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