JPH09107419A - デジタルデータ通信装置およびデジタルデータ通信方法 - Google Patents

デジタルデータ通信装置およびデジタルデータ通信方法

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JPH09107419A
JPH09107419A JP7261263A JP26126395A JPH09107419A JP H09107419 A JPH09107419 A JP H09107419A JP 7261263 A JP7261263 A JP 7261263A JP 26126395 A JP26126395 A JP 26126395A JP H09107419 A JPH09107419 A JP H09107419A
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JP
Japan
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digital
data
analog
unit
section
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JP7261263A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Fujii
利行 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PSTNアナログデータ通信装置とISDN
デジタルデータ通信装置との間で通信を可能とするデジ
タルデータ通信装置およびデジタルデータ通信方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 ISDN回線インタフェース部9と、I
SDN2とPSTN1との接続時に使用される圧縮伸張
アルゴリズムでデジタルデータを圧縮伸張するPCMコ
ーデック部10と、シリアルデジタルデータをPSTN
1で通信可能なアナログ信号に変調又は逆に復調するデ
ータモデム部12と、データモデム部12出力のアナロ
グ信号をデジタルデータへ変換し、PCMコーデック部
10出力のデジタルデータをアナログ信号へ変換するモ
デム信号A/D部及びD/A部23とを有し、アナログ
とデジタルのデータ通信装置間の通信が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDNに接続さ
れるデジタルデータ通信装置特にデジタルマルチメディ
ア通信装置およびその装置におけるデジタルデータ通信
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速の通信レートを実現するIS
DN(integrated services digitalnetwork 総合デジ
タル通信網)の登場により、テレビ電話、テレビ会議の
ように音声と映像を同時に通信するアプリケーションが
普及し始めている。しかし、価格がまだ高価で、ISD
N普及の度合いがまだ小さいため、一般家庭に普及する
には至っていない。一方、最近では既に一般家庭まで普
及しているPSTN(公衆電話網)を用いて、音声と映
像を同時に通信する高能率の圧縮方式を用いたアナログ
テレビ電話が開発され、低価格にて利用されるようにな
ってきた。
【0003】従来のデジタルデータ通信装置について説
明する前に、まず、一般的なアナログデータ通信装置に
ついてアナログマルチメディア通信装置(PSTNに接
続されるマルチメディア通信装置)を例に説明する。図
4は一般的なアナログマルチメディア通信装置を示すブ
ロック図である。図4において、1はアナログ電話等の
アナログ端末が接続されるPSTN(public switched
telephone network)、3は自映像を入力するためのカ
メラ、4は相手側通信装置からの映像および自映像を表
示するためのディスプレイ、5は音声を入力するための
マイク、6は音声を出力するためのスピーカ、7は電話
番号の入力、機能の選択等のユーザからの指示を入力す
るキー入力部、8はPSTN1に通信装置を接続するた
めのPSTN回線インタフェース部、11は通信装置全
体の制御を行う全体制御部、12はシリアルのデジタル
データをPSTNで通信可能なアナログ信号に変調し
(変調ステップ)、またPSTNで通信可能なアナログ
信号からシリアルのデジタルデータを復調する(復調ス
テップ)データモデム部、13はITU−T(国際電気
通信連合通信標準化セクタ)H.223に規定するよう
なPSTN1におけるマルチメディア通信のデータの多
重化および分離を行うアナログ多重/分離部、15はI
TU−TのH.263に規定するようなPSTN1にお
ける低レート通信のビットレートでのデジタル映像デー
タの圧縮、伸張を行うアナログ映像コーデック部、16
はITU−TのG.723に規定するようなPSTN1
における低レート通信のビットレートでのデジタル音声
データの圧縮、伸張を行うアナログ音声コーデック部、
19はアナログ映像信号をデジタル映像データに変換す
る映像A/D部、20はデジタル映像データをアナログ
映像信号に変換する映像D/A部、21はアナログ音声
信号をデジタル音声データに変換する音声A/D部、2
2はデジタル音声データをアナログ音声信号に変換する
音声D/A部、101はマルチメディア通信装置であ
る。
【0004】以上のように構成されたアナログマルチメ
ディア通信装置について、その動作を説明する。キー入
力部7において電話番号が入力され、続いて発信キーが
押されると、全体制御部11はPSTN回線インタフェ
ース部8に発信動作を行うように指示する。発信後、相
手側通信装置がその呼に応じ、相手側通信装置との間に
回線が接続されると、全体制御部11は、データモデム
部12に対して、相手側通信装置との間で通信チャネル
の確立を指示する。データモデム部12は、相手側通信
装置との間で能力交換および回線品質の検査を行った後
に適当な通信手順を決定し、相手側通信装置との間にデ
ータ通信チャネルを確立する。データ通信チャネル確立
後、全体制御部11は、アナログ多重/分離部13に対
して、相手側通信装置との間にマルチメディア通信チャ
ネルの設定を指示する。アナログ多重/分離部13は、
データモデム部12との間でデータの入出力を行うこと
により、相手側通信装置との間でHDLC(ハイレベル
データリンク制御手順)のフレーム長、音声データと映
像データとの比率等のマルチメディアの多重化の情報の
授受および設定を行う。カメラ3から入力したアナログ
映像信号は映像A/D部19にてデジタル映像データに
変換され、アナログ映像コーデック部15へ出力され
る。アナログ映像コーデック部15は映像A/D部19
から入力したデジタル映像データを所定のアルゴリズム
にて圧縮し、圧縮したデジタル映像データ(圧縮デジタ
ル映像データ)をアナログ多重/分離部13に出力す
る。マイク5から入力したアナログ音声信号は音声A/
D部21にてデジタル音声データに変換され、アナログ
音声コーデック部16に出力される。アナログ音声コー
デック部16は音声A/D部21から入力したデジタル
音声データを所定のアルゴリズムにて圧縮し、圧縮した
デジタル音声データ(圧縮デジタル音声データ)をアナ
ログ多重/分離部13に出力する。アナログ多重/分離
部13は上記マルチメディア通信チャネルの設定後、ア
ナログ映像コーデック部15、アナログ音声コーデック
部16から入力する映像データと音声データとをHDL
Cのフレーム中の所定の位置に割り当て、シリアルデジ
タルデータとしてデータモデム部12を経由して相手側
通信装置に送出する。またアナログ多重/分離部13
は、データモデム部12から入力したシリアルデジタル
データからデジタル映像データとデジタル音声データと
を分離し、アナログ映像コーデック部15、アナログ音
声コーデック部16へ出力する。アナログ映像コーデッ
ク部15は上記デジタル映像データを所定のアルゴリズ
ムにて伸張し、伸張したデジタル映像データを映像D/
A部20へ出力する。映像D/A部20は、上記伸張し
たデジタル映像データをアナログ映像信号に変換し、デ
ィスプレイ4に出力する。アナログ音声コーデック部1
6は上記デジタル音声データを所定のアルゴリズムにて
伸張し、伸張したデジタル音声データを音声D/A部2
2へ出力する。音声D/A部22は、上記デジタル音声
データをアナログ音声信号に変換し、スピーカ6へ出力
する。このようにして、アナログマルチメディア通信装
置はPSTN1に接続されている相手側アナログデータ
通信装置と映像および音声を用いたマルチメディア通信
が可能になる。
【0005】従来、デジタルデータ通信装置としては図
5に記載されたものが知られている。図5に示すデジタ
ルデータ通信装置はデジタルマルチメディア通信装置
(ISDNに接続されるマルチメディア通信装置)であ
り、図5において、3はカメラ、4はディスプレイ、5
はマイク、6はスピーカ、7はキー入力部、11は全体
制御部、19は映像A/D部、20は映像D/A部、2
1は音声A/D部、22は音声D/A部であり、これら
は図4と同様のものなので、同一符号を付して説明は省
略する。2はデジタル電話等のITU−T(国際電気通
信連合通信標準化セクタ)I.430に準拠したデジタ
ル端末が接続されるISDN、9はISDN2に通信装
置を接続するためのISDN回線インタフェース部、1
4はITU−TのH.221に規定するようなISDN
2におけるマルチメディア通信のデータの多重化および
分離を行うデジタル多重/分離部、17はITU−Tの
H.261に規定するようなデジタル映像データの圧
縮、伸張を行うデジタル映像コーデック部、18はIT
U−TのG.711、G.728、G.722に規定す
るようなデジタル音声データの圧縮、伸張を行うデジタ
ル音声コーデック部、102はマルチメディア通信装置
である。
【0006】以上のように構成された従来のデジタルマ
ルチメディア通信装置について、その動作を説明する。
キー入力部7において電話番号が入力され、続いて発信
キーが押されると、全体制御部11はISDN回線イン
タフェース部9に発信動作を行うように指示する。発信
後、相手側通信装置がその呼に応じ、相手側通信装置と
の間に回線が接続されると、全体制御部11は、デジタ
ル多重/分離部14に対して、相手側通信装置との間に
マルチメディア通信チャネルの設定を指示する。デジタ
ル多重/分離部14は、相手側通信装置とフレーム同期
を確立し、能力交換の後、音声データと映像データとの
チャネル割り当て、映像および音声の圧縮伸張アルゴリ
ズム等のマルチメディアの多重化の情報の授受および設
定を行う。カメラ3から入力したアナログ映像信号は映
像A/D部19でデジタル映像データに変換され、デジ
タル映像コーデック部17へ出力される。デジタル映像
コーデック部17は、映像A/D部19から入力したデ
ジタル映像データを所定のアルゴリズムにて圧縮し、圧
縮デジタル映像データをデジタル多重/分離部14へ出
力する。マイク5から入力したアナログ音声信号は音声
A/D部21にてデジタル音声データに変換され、デジ
タル音声コーデック部18へ出力される。デジタル音声
コーデック部18は、音声A/D部21から入力したデ
ジタル音声データを所定のアルゴリズムにて圧縮し、圧
縮デジタル音声データをデジタル多重/分離部14へ出
力する。デジタル多重/分離部14は上記マルチメディ
ア通信チャネルの設定後、デジタル映像コーデック部1
7、デジタル音声コーデック部18から入力するデジタ
ル映像データとデジタル音声データとを多重化フレーム
中の所定の位置に割り当て、シリアルデジタルデータと
してISDN回線インタフェース部9を経由して相手側
通信装置に送出する(送出ステップ)。またデジタル多
重/分離部14は、ISDN2からISDN回線インタ
フェース部9を介して入力したシリアルデジタルデータ
からデジタル映像データとデジタル音声データとを分離
し、デジタル映像コーデック部17、デジタル音声コー
デック部18へ出力する。デジタル映像コーデック部1
7は、上記分離したデジタル映像データを所定のアルゴ
リズムにて伸張し、伸張したデジタル映像データを映像
D/A部20へ出力する。映像D/A部20は、上記伸
張したデジタル映像データをディスプレイ4に表示可能
なアナログ映像信号に変換し、ディスプレイ4に出力す
る。デジタル音声コーデック部18は、上記分離したデ
ジタル音声データを所定のアルゴリズムにて伸張し、伸
張したデジタル音声データを音声D/A部22へ出力す
る。音声D/A部22は、上記伸張したデジタル音声デ
ータをアナログ音声信号に変換し、スピーカ6に出力す
る。このようにして、デジタルマルチメディア通信装置
は、ISDN2に接続されている相手側デジタル通信装
置との間で、映像および音声を用いたマルチメディア通
信が可能になる。
【0007】図6は、アナログデータ通信装置とデジタ
ルデータ通信装置とが混在した通信系統を示す通信系統
図である。図6において、101a、101bはPST
N1を介して相手側通信装置と接続されるアナログマル
チメディア通信装置、102a、102bはISDN2
を介して接続されるデジタルマルチメディア通信装置、
103はアナログ信号により通話を行うアナログ電話装
置、104はデジタル信号により通話を行うデジタル電
話装置、Lは64kbpsG.711と同様のアルゴリ
ズムでPCMにてPSTN1とISDN2とを接続する
接続回線である。図6において、PSTN1とISDN
2とはITU−TのG.711と同様のアルゴリズムに
て接続されているので、ISDN2に接続されているデ
ジタル電話装置104は、ITU−TのG.711にお
ける音声圧縮アルゴリズムで圧縮されたデータを64k
bpsで通信すれば、PSTN1に接続されているアナ
ログ電話装置103と通信可能となる。
【0008】しかし、上記の従来のデジタルマルチメデ
ィア通信装置の構成では、デジタルマルチメディア通信
装置がアナログマルチメディア通信装置とは別のデータ
圧縮伸張アルゴリズムデータ多重/分離アルゴリズム及
び回線通信速度を用いているため(デジタルマルチメデ
ィア通信装置ではデジタル映像コーデック部17および
デジタル音声コーデック部18において圧縮・伸張を行
い、デジタル多重/分離部14で圧縮データの多重/分
離を行い、ISDN2を経由して64kbpsで通信
し、アナログマルチメディア通信装置ではアナログ映像
コーデック部15およびアナログ音声コーデック部16
において圧縮・伸張を行い、アナログ多重/分離部13
で圧縮データの多重/分離を行い、PSTN1を経由し
てデータモデム部12にて設定された通信速度(〜2
8.8kbps程度)で通信を行うため)、PSTN1
に接続されているアナログマルチメディア通信装置同士
でのみ又はISDN2に接続されているデジタルマルチ
メディア通信装置同士でのみ通信できるだけであり、デ
ジタルマルチメディア通信装置とアナログマルチメディ
ア通信装置とは相互に通信することはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このデジタルデータ通
信装置においては、デジタルデータ通信装置同士のみな
らず、アナログデータ通信装置とも相互に通信できるこ
とが要求されている。
【0010】本発明は、PSTNに接続されているアナ
ログデータ通信装置とISDNに接続されているデジタ
ルデータ通信装置との間で通信を可能とするデジタルデ
ータ通信装置、および、PSTNに接続されているアナ
ログデータ通信装置とISDNに接続されているデジタ
ルデータ通信装置との間で通信を可能とするデジタルデ
ータ通信方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、ISDNに接続されたISDN回線インタ
フェース部と、ISDNとPSTNとが接続される場合
に使用される圧縮伸張アルゴリズムと同じアルゴリズム
によりデジタルデータを圧縮又は伸張するPCMコーデ
ック部と、シリアルのデジタルデータをPSTNで通信
可能なアナログ信号に変調又はPSTNで通信可能なア
ナログ信号からシリアルのデジタルデータを復調するデ
ータモデム部と、データモデム部から出力されるアナロ
グ信号をデジタルデータへ変換し、またPCMコーデッ
ク部から出力されるデジタルデータをアナログ信号へ変
換するモデム信号A/D部及びD/A部とを有するよう
に構成したものである。
【0012】これにより、PSTNに接続されているア
ナログデータ通信装置とISDNに接続されているデジ
タルデータ通信装置との間で通信を可能とするデジタル
データ通信装置が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ISDN2に接続されたISDN回線インタフェー
ス部9と、ISDN2とPSTN1とが接続される場合
に使用される圧縮伸張アルゴリズムと同じアルゴリズム
によりデジタルデータを圧縮又は伸張するPCMコーデ
ック部10と、シリアルのデジタルデータをPSTN1
で通信可能なアナログ信号に変調又はPSTN1で通信
可能なアナログ信号からシリアルのデジタルデータを復
調するデータモデム部12と、データモデム部12から
出力されるアナログ信号をデジタルデータへ変換し、ま
たPCMコーデック部10から出力されるデジタルデー
タをアナログ信号へ変換するモデム信号A/D部及びD
/A部23とを有することとしたものであり、ISDN
2とPSTN1とが接続される場合に使用される圧縮伸
張アルゴリズムと同じアルゴリズムによりデジタルデー
タが圧縮又は伸張されるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、ISDN2に接
続されたISDN回線インタフェース部9と、ISDN
2とPSTN1とが接続される場合に使用される圧縮伸
張アルゴリズムと同じアルゴリズムによりデジタルデー
タを圧縮又は伸張するPCMコーデック部10と、シリ
アルのデジタルデータをPSTN1で通信可能なアナロ
グ信号に変調又はPSTN1で通信可能なアナログ信号
からシリアルのデジタルデータを復調するデータモデム
部12と、データモデム部12から出力されるアナログ
信号をデジタルデータへ変換し、またPCMコーデック
部10から出力されるデジタルデータをアナログ信号へ
変換するモデム信号A/D部及びD/A部23と、PS
TN1で使用されるような低ビットレートのマルチメデ
ィア通信のデータの多重化および分離を行うアナログ多
重/分離部13と、PSTN1で使用されるような低ビ
ットレートのデジタル映像データの圧縮伸張を行うアナ
ログ映像コーデック部15と、PSTN1で使用される
ような低ビットレートのデジタル音声データの圧縮伸張
を行うアナログ音声コーデック部16と、全体の制御を
行う全体制御部11とを有することとしたものであり、
ISDN2とPSTN1とが接続される場合に使用され
る圧縮伸張アルゴリズムと同じアルゴリズムによりデジ
タルデータが圧縮又は伸張されるという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、ISDN2に接
続されたISDN回線インタフェース部9と、シリアル
のデジタルデータをPSTN1で通信可能なアナログ信
号に変調又はPSTN1で通信可能なアナログ信号から
シリアルのデジタルデータを復調するデータモデム部1
2と、PSTN1で使用されるような低ビットレートの
マルチメディア通信のデータの多重化および分離を行う
アナログ多重/分離部13と、デジタルのマルチメディ
ア通信のデータの多重化および分離を行うデジタル多重
/分離部14と、PSTN1で使用されるような低ビッ
トレートのデジタル映像データの圧縮伸張を行うアナロ
グ映像コーデック部15と、PSTN1で使用されるよ
うな低ビットレートのデジタル音声データの圧縮伸張を
行うアナログ音声コーデック部16と、デジタルのマル
チメディア通信においてデジタル映像データの圧縮伸張
を行うデジタル映像コーデック部17と、PSTN1と
ISDN2とが接続されている場合に使用される変換ア
ルゴリズムを含み、デジタルのマルチメディア通信にお
いてデジタル音声データの圧縮伸張を行うデジタル音声
コーデック部18と、データモデム部12から出力され
るアナログ信号をデジタルデータへ変換し、またデジタ
ル音声コーデック部18からのデジタルデータをアナロ
グ信号へ変換するモデム信号A/D部及びD/A部23
と、映像A/D部19および映像D/A部20とデジタ
ル映像コーデック部17とを接続するか又は映像A/D
部19および映像D/A部20とアナログ映像コーデッ
ク部15とを接続するかを選択する映像データスイッチ
24と、音声A/D部21および音声D/A部22とデ
ジタル音声コーデック部18とを接続するか又は音声A
/D部21および音声D/A部22とアナログ音声コー
デック部16とを接続し且つデジタル音声コーデック部
18とモデム信号A/D部及びD/A部23とを接続す
るかを選択する音声データスイッチ25と、全体の制御
を行う全体制御部11とを有することとしたものであ
り、アナログとデジタルの双方のマルチメディア通信を
行うという作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、送信の場合は、
シリアルのデジタルデータをPSTN1で通信可能なア
ナログ信号に変調する変調ステップと、変調したアナロ
グ信号をデジタルデータに変換するA/D変換ステップ
と、ISDN2とPSTN1とが接続される場合に使用
される圧縮アルゴリズムと同じアルゴリズムにより変換
したデジタルデータを圧縮する圧縮ステップと、圧縮し
たデジタルデータをISDN2へ送出する送出ステップ
と、受信の場合は、ISDN2からの圧縮デジタルデー
タを受信する受信ステップと、ISDN2とPSTN1
とが接続される場合に使用される伸張アルゴリズムと同
じアルゴリズムにより圧縮デジタルデータを伸張する伸
張ステップと、伸張したデジタルデータをPSTN1で
通信可能なアナログ信号に変換するD/A変換ステップ
と、変換したアナログ信号をシリアルのデジタルデータ
に復調する復調ステップとを有することとしたものであ
り、デジタルデータでもアナログデータと同じ方式で変
調、復調されるという作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
データ通信方法において、送信におけるシリアルのデジ
タルデータは映像信号および音声信号をデジタル変換、
アナログ符号化およびアナログ多重化したデジタルデー
タであり、受信におけるシリアルのデジタルデータはア
ナログ分離、アナログ復号化およびアナログ変換されて
アナログ信号となることとしたものであり、マルチメデ
ィア化が確実になるという作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、デジタルのマル
チメディア通信では、デジタルの映像および音声データ
を所定のアルゴリズムにより圧縮又は伸張するデジタル
圧縮ステップ又はデジタル伸張ステップと、デジタル多
重化又はデジタル分離するデジタル多重化ステップ又は
デジタル分離ステップと、アナログのマルチメディア通
信では、ISDN2とPSTN1とが接続される場合に
使用される圧縮アルゴリズム又は伸張アルゴリズムと同
じアルゴリズムによりデジタルの映像および音声を圧縮
又は伸張するアナログ圧縮ステップ又はアナログ伸張ス
テップと、アナログ多重化又はアナログ分離するアナロ
グ多重化ステップ又はアナログ分離ステップとを有する
こととしたものであり、アナログとデジタルの双方のマ
ルチメディア通信を行うという作用を有する。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態によるデ
ジタルデータ通信装置を示すブロック図である。図1に
おいて、PSTN1、ISDN2、PSTN回線インタ
フェース部8、ISDN回線インタフェース部9、デー
タモデム部12は図4、図5と同様のものなので、説明
は省略する。また、PCMコーデック部10はPSTN
1とISDN2とが接続されているときに使用される変
換アルゴリズム(圧縮伸張アルゴリズム)と同様のアル
ゴリズムでデジタルデータを圧縮および伸張してシリア
ルデータに変換する圧縮ステップおよび伸張ステップを
有する。モデム信号A/D部及びD/A部23はデータ
モデム部12から入力されるアナログ信号をデジタルデ
ータに変換し(A/D変換ステップ)、PCMコーデッ
ク部10から入力されるデジタルデータをアナログ信号
に変換し(D/A変換ステップ)、アナログ信号レベル
の補正を行う。アナログデータ通信装置100aはアナ
ログデータによる通信を行い、デジタルデータ通信装置
100bはデジタルデータによる通信を行う。
【0020】以上のように構成されたデジタルデータ通
信装置について、以下その動作を説明する。PSTN1
に接続されているアナログデータ通信装置100aとI
SDN2に接続されているデジタルデータ通信装置10
0bとが回線接続され呼が確立すると、アナログデータ
通信装置100aのデータモデム部12から出力される
アナログ信号は、PSTN回線インタフェース部8、P
STN1、回線Lを経由し、PCM変換されたデジタル
データとしてISDN2を経由してデジタルデータ通信
装置100bに入力される。即ち、PSTN回線のアナ
ログ音声信号は回線Lに相当するG.711と同じアル
ゴリズムでデジタルデータへ,ISDN回線の64kb
psのデジタルデータ(PCMデータ)が回線Lに相当
するG.711と同じアルゴリズムでアナログ信号へ変
換される(受信ステップ)。また、デジタルデータ通信
装置100bのデータモデム部12から出力されるアナ
ログ信号はモデム信号A/D部及びD/A部23におい
て信号レベルが補正され、デジタルデータとしてPCM
コーデック部10へ出力され(A/D変換ステップ)、
PCMコーデック部10によりシリアルの64kbps
のPCMデータとしてISDN回線インタフェース部
9、ISDN2、回線L、PSTN1を介してアナログ
データ通信装置100aに入力される。このことは、P
STN1とISDN2との接続に使用する圧縮伸張アル
ゴリズムとPCMコーデック部10で使用する圧縮伸張
アルゴリズムとは同一であるため、デジタルデータ通信
装置100bのデータモデム部12はアナログデータ通
信装置100aのデータモデム部12と同一構成で良
く、デジタルデータ通信装置100bにおけるアナログ
信号はアナログデータ通信装置100aにおけるアナロ
グ信号と同様のアルゴリズムのアナログ信号となり、ア
ナログデータ通信装置100aとデジタルデータ通信装
置100bとはアナログ信号の通信が可能になることを
意味する。アナログデータ通信装置100aとデジタル
データ通信装置100bのそれぞれのデータモデム部1
2は、アナログ信号の通信により能力交換および回線品
質の検査を行った後、適当な通信手順を決定し、相手通
信装置との間にデータ通信チャネルを確立する。アナロ
グデータ通信装置100aとデジタルデータ通信装置1
00bのそれぞれのデータモデム部12に入力され又そ
れから出力されるデジタルデータは上記データ通信チャ
ネルを用いて通信することができる。
【0021】なお、PCMコーデック部10で使用する
アルゴリズムは、PSTN1とISDN2との接続に使
用するアルゴリズムと同一であればよく、PCM方式に
限るものではない。
【0022】以上のように本実施の形態によれば、IS
DN2とPSTN1とが接続される場合に使用される圧
縮伸張アルゴリズムと同じアルゴリズムによりデジタル
データを圧縮、伸張するようにしたので、デジタルデー
タ通信装置100bは、アナログデータ通信装置100
aと同じデータモデム部12を用いて変調、復調するこ
とができ、ISDN2に接続されたデジタルデータ通信
装置100bとPSTN1に接続されたアナログデータ
通信装置100aとの間で通信を行うことができる。
【0023】(実施の形態2)図2は第2の実施の形態
によるデジタルデータ通信装置を示すブロック図であ
る。図2において、ISDN2、カメラ3、ディスプレ
イ4、マイク5、スピーカ6、キー入力部7、ISDN
回線インタフェース部9、PCMコーデック部10、全
体制御部11、データモデム部12、アナログ多重/分
離部13、アナログ映像コーデック部15、アナログ音
声コーデック部16、映像A/D部19、映像D/A部
20、音声A/D部21、音声D/A部22、モデム信
号A/D部及びD/A部23は図1、図4と同様のもの
なので、説明は省略する。デジタルマルチメディア通信
装置100Aは、図4のアナログマルチメディア通信装
置101のPSTN回線インタフェース部8に代えて、
ISDN回線インタフェース部9、PCMコーデック部
10およびモデム信号A/D部及びD/A部23を設け
た装置である(図1、図2、図4参照)。
【0024】以上のように構成されたデジタルマルチメ
ディア通信装置について、以下その動作を説明する。キ
ー入力部7において電話番号が入力され、続いて発信キ
ーが押されると、全体制御部11はISDN回線インタ
フェース部9に発信動作を行うように指示する。発信
後、相手側通信装置がその呼に応じ、相手側通信装置と
の間に回線が接続されると、ISDN回線インタフェー
ス部9を経由してやり取りされるデジタルデータは、P
CMコーデック部10、モデム信号A/D部及びD/A
部23によって、実施の形態1のデジタルデータ通信装
置100bにおけると同様、モデム信号A/D部及びD
/A部23とデータモデム部12とでやり取りされるア
ナログ信号に変換され、相手側通信装置とのやり取りが
行われる。全体制御部11はデータモデム部12に対し
て相手側通信装置との間でデータ通信チャネルの確立を
指示する。データモデム部12は、相手側通信装置との
間で能力変換および回線検査を行った後、適当な通信手
順を決定し、相手側通信装置との間にデータ通信チャネ
ルを確立する。データ通信チャネル確立後、全体制御部
11は、アナログ多重/分離部13に対して、相手側通
信装置との間にマルチメディア通信チャネルの設定を指
示する。アナログ多重/分離部13は、データモデム部
12を介して入出力されるデータ(デジタルデータ)に
より、相手側通信装置との間でHDLCのフレーム長、
音声データと映像データとの比率等のマルチメディアの
多重化の情報のやり取りおよび設定を行う。カメラ3か
ら入力したアナログ映像信号は映像A/D部19にてデ
ジタル映像データに変換され、アナログ映像コーデック
部15に送出する。アナログ映像コーデック部15は、
映像A/D部19から入力したデジタル映像データを所
定のアルゴリズムにて圧縮し、その圧縮したデジタル映
像データ(圧縮デジタル映像データ)をアナログ多重/
分離部13に出力する。マイク5から入力したアナログ
音声信号は音声A/D部21にてデジタル音声データに
変換され、アナログ音声コーデック部16に出力され
る。アナログ音声コーデック部16は、音声A/D部2
1から入力したデジタル音声データを所定のアルゴリズ
ムにて圧縮し、その圧縮したデジタル音声データ(圧縮
デジタル音声データ)をアナログ多重/分離部13に出
力する。アナログ多重/分離部13は、マルチメディア
通信チャネルの設定後、アナログ映像コーデック部1
5、アナログ音声コーデック部16から入力する圧縮デ
ジタル映像データと圧縮デジタル音声データとをHDL
Cのフレーム中の所定の位置に割り当て、シリアルデー
タとしてデータモデム部12を経由して相手側通信装置
へ送出する。またアナログ多重/分離部13は、データ
モデム部12から入力するシリアルデータからデジタル
映像データとデジタル音声データとを分離し、アナログ
映像コーデック部15、アナログ音声コーデック部16
に出力する。アナログ映像コーデック部15はデジタル
映像データを所定のアルゴリズムにて伸張し、その伸張
したデジタル映像データを映像D/A部20に出力す
る。映像D/A部20はデジタル映像データをアナログ
映像信号に変換し、ディスプレイ4に出力する。アナロ
グ音声コーデック部16はデジタル音声データを所定の
アルゴリズムにて伸張し、その伸張したデジタル音声デ
ータを音声D/A部22に出力する。音声D/A部22
はデジタル音声データをアナログ音声信号に変換し、ス
ピーカ6に出力する。
【0025】以上のように、本実施の形態によるデジタ
ルマルチメディア通信装置は、ISDN2とPSTN1
とが接続される場合に使用される圧縮伸張アルゴリズム
と同じアルゴリズムをPCMコーデック部10で用いる
ことにより、アナログマルチメディア通信装置を含めた
アナログデータ通信装置との映像および音声のマルチメ
ディア通信が可能になる。また、ISDN2に接続され
た同様の構成のデジタルマルチメディア通信装置との通
信の場合においても、通信装置同士でやり取りするデー
タはアナログ信号をPCMコーデック部10でデジタル
に変換したデータとなるため、PSTN1を経由して受
け取るデータと同様であり、PSTN1に接続されたア
ナログマルチメディア通信装置と同様、アナログマルチ
メディア通信のアルゴリズムにてマルチメディア通信が
可能である。
【0026】以上のように、本実施の形態によれば、P
STN1とISDN2との接続に利用されるアルゴリズ
ムを利用して、ISDN2に接続されるデジタルマルチ
メディア通信装置でありながら、PSTN1に接続され
るアナログマルチメディア通信装置とマルチメディア通
信を行うことができる。
【0027】(実施の形態3)図3は第3の実施の形態
によるデジタルデータ通信装置を示すブロック図であ
る。図3において、ISDN2、カメラ3、ディスプレ
イ4、マイク5、スピーカ6、キー入力部7、ISDN
回線インタフェース部9、全体制御部11、データモデ
ム部12、アナログ多重/分離部13、デジタル多重/
分離部14、アナログ映像コーデック部15、アナログ
音声コーデック部16、デジタル映像コーデック部1
7、デジタル音声コーデック部18、映像A/D部1
9、映像D/A部20、音声A/D部21、音声D/A
部22、モデム信号A/D部及びD/A部23は図1、
図2、図5と同様のものであり、説明は省略する。映像
データスイッチ24は映像D/A部20、映像A/D部
19をアナログ映像コーデック部15に接続するか、デ
ジタル映像コーデック部17に接続するかを全体制御部
11の指示により選択する。音声データスイッチ25は
音声D/A部22、音声A/D部21をアナログ音声コ
ーデック部16に接続すると共にモデム信号A/D部及
びD/A部23をデジタル音声コーデック部18に接続
するか、又は音声D/A部22、音声A/D部21をデ
ジタル音声コーデック部18に接続するかを全体制御部
11の指示により選択する。
【0028】以上のように構成されたデジタルマルチメ
ディア通信装置について、以下その動作を説明する。キ
ー入力部7においてISDN2に接続されているデジタ
ルマルチメディア通信装置の電話番号が入力され、続い
て発信キーが押されると、全体制御部11はISDN回
線インタフェース部9に発信動作を行うように指示す
る。発信後、相手側通信装置がその呼に応じ、相手側通
信装置との間に回線が接続されると、全体制御部11は
デジタル多重/分離部14に対して、相手側通信装置と
の間にマルチメディア通信チャネルの設定を指示する。
デジタル多重/分離部14は、相手側通信装置とのフレ
ーム同期を確立し、能力交換の後、音声データと映像デ
ータとのチャネル割り当て、映像および音声の圧縮伸張
アルゴリズム等のマルチメディアの多重化の情報のやり
取りおよび設定を行う。全体制御部11は、デジタルマ
ルチメディア通信なので、映像A/D部19、映像D/
A部20をデジタル映像コーデック部17に接続するよ
うに映像データスイッチ24に指示し、音声A/D部2
1、音声D/A部22をデジタル音声コーデック部18
に接続するように音声データスイッチ25に指示する。
カメラ3から入力したアナログ映像信号は映像A/D部
19にてデジタル映像データに変換され、デジタル映像
コーデック部17に出力する。デジタル映像コーデック
部17は、映像A/D部19から入力したデジタル映像
データを所定のアルゴリズムにて圧縮し(デジタル圧縮
ステップ)、圧縮デジタル映像データをデジタル多重/
分離部14に出力する。マイク5から入力したアナログ
音声信号は音声A/D部21にてデジタル音声データに
変換され、デジタル音声コーデック部18に出力され
る。デジタル音声コーデック部18は、音声A/D部2
1から入力したデジタル音声データを所定のアルゴリズ
ムにて圧縮し(デジタル圧縮ステップ)、圧縮デジタル
音声データをデジタル多重/分離部14に出力する。デ
ジタル多重/分離部14は、マルチメディア通信チャネ
ルの設定後、デジタル映像コーデック部17、デジタル
音声コーデック部18から入力する圧縮デジタル映像デ
ータと圧縮デジタル音声データとを多重化フレーム中の
所定の位置に割り当て(デジタル多重化ステップ)、シ
リアルデータとしてISDN回線インタフェース部9を
経由して相手側通信装置へ送出する。またデジタル多重
/分離部14は、ISDN回線インタフェース部9から
入力するシリアルデータからデジタル映像データとデジ
タル音声データとを分離し(デジタル分離ステップ)、
デジタル映像コーデック部17、デジタル音声コーデッ
ク部18に出力する。デジタル映像コーデック部17は
デジタル映像データを所定のアルゴリズムにて伸張し
(デジタル伸張ステップ)、その伸張したデジタル映像
データを映像データスイッチ24を経由して映像D/A
部20に出力する。映像D/A部20はデジタル映像デ
ータをアナログ映像信号に変換し、ディスプレイ4に出
力する。デジタル音声コーデック部18はデジタル音声
データを所定のアルゴリズムにて伸張し(デジタル伸張
ステップ)、その伸張したデジタル音声データを音声デ
ータスイッチ25を経由して音声D/A部22に出力す
る。音声D/A部22はデジタル音声データをアナログ
音声信号に変換し、スピーカ6に出力する。以上のよう
にして、デジタルマルチメディア通信装置は、ISDN
2に接続されている相手側デジタルマルチメディア通信
装置と映像および音声を用いたマルチメディア通信が可
能になる。
【0029】次に、アナログのマルチメディア通信につ
いて説明する。キー入力部7において、PSTN1に接
続されているアナログマルチメディア通信装置またはI
SDN2に接続されている図2のデジタルマルチメディ
ア通信装置の電話番号が入力され、続いて発信キーが押
されると、全体制御部11はISDN回線インタフェー
ス部9に発信動作を行うように指示する。また全体制御
部11は、アナログマルチメディア通信なので、映像A
/D部19、映像D/A部20をアナログ映像コーデッ
ク部15に接続し、デジタル音声コーデック部18をモ
デム信号A/D部及びD/A部23に接続するように映
像データスイッチ24に指示し、音声A/D部21、音
声D/A部22をアナログ音声コーデック部16に接続
するように音声データスイッチ25に指示する。さらに
全体制御部11は、デジタル多重/分離部14に対し
て、非フレームにてデジタル音声コーデック部18の入
出力データに全てを割り当てるように指示し、デジタル
音声コーデック部18に対して圧縮伸張アルゴリズムを
ITU−TのG.711(図2のPCMコーデック部1
0と同じ動作となる)とするように指示する。発信後、
相手側通信装置がその呼に応じ、相手側通信装置との間
に回線が接続されると、ISDN回線インタフェース部
9を経由してやり取りされるデータは、デジタル多重/
分離部14で何ら処理されることなくスルー(貫通)
し、全データがデジタル音声コーデック部18を入出力
し、デジタル音声コーデック部18およびモデム信号A
/D部及びD/A部23によって、実施の形態1の場合
と同様、データモデム部12とやり取りされるアナログ
信号に変換され、相手側通信装置とやり取りされる。
【0030】全体制御部11は、データモデム部12に
対して、相手側通信装置との間でデータ通信チャネルの
確立を指示する。データモデム部12は、相手側通信装
置との間で能力変換および回線品質の検査を行った後、
適当な通信手順を決定し、相手側通信装置との間にデー
タ通信チャネルを確立する。データ通信チャネル確立
後、全体制御部11は、アナログ多重/分離部13に対
して、相手側通信装置との間にマルチメディア通信チャ
ネルの設定を指示する。アナログ多重/分離部13は、
データモデム部12の入出力データにより、相手側通信
装置との間でHDLCのフレーム長、音声データと映像
データとの比率等のマルチメディアの多重化の情報のや
り取りおよび設定を行う。カメラ3から入力したアナロ
グ映像信号は映像A/D部19にてデジタル映像データ
に変換され、アナログ映像コーデック部15に出力す
る。アナログ映像コーデック部15は、映像A/D部1
9から入力したデジタル映像データを所定のアルゴリズ
ムにて圧縮し(アナログ圧縮ステップ)、圧縮デジタル
映像データをアナログ多重/分離部13に出力する。マ
イク5から入力したアナログ音声信号は音声A/D部2
1にてデジタル音声データに変換され、アナログ音声コ
ーデック部16に出力される。アナログ音声コーデック
部16は、音声A/D部21から入力したデジタル音声
データを所定のアルゴリズムにて圧縮し(アナログ圧縮
ステップ)、圧縮デジタル音声データをアナログ多重/
分離部13に出力する。アナログ多重/分離部13は、
マルチメディア通信チャネルの設定後、アナログ映像コ
ーデック部15、アナログ音声コーデック部16から入
力する圧縮デジタル映像データと圧縮デジタル音声デー
タとをHDLCのフレーム中の所定の位置に割り当て
(アナログ多重化ステップ)、シリアルデータとしてデ
ータモデム部12、モデム信号A/D部及びD/A部2
3、デジタル音声コーデック部18、スルー状態のデジ
タル多重/分離部14を経由して相手側通信装置へ送出
する。またアナログ多重/分離部13は、データモデム
部12から入力するシリアルデータからデジタル映像デ
ータとデジタル音声データとを分離し(アナログ分離ス
テップ)、アナログ映像コーデック部15、アナログ音
声コーデック部16に出力する。アナログ映像コーデッ
ク部15はデジタル映像データを所定のアルゴリズムに
て伸張し(アナログ伸張ステップ)、その伸張したデジ
タル映像データを映像データスイッチ24を経由して映
像D/A部20に出力する。映像D/A部20はデジタ
ル映像データをアナログ映像信号に変換し、ディスプレ
イ4に出力する。アナログ音声コーデック部16はデジ
タル音声データを所定のアルゴリズムにて伸張し(アナ
ログ伸張ステップ)、その伸張したデジタル音声データ
を音声データスイッチ25を経由して音声D/A部22
に出力する。音声D/A部22はデジタル音声データを
アナログ音声信号に変換し、スピーカ6に出力する。
【0031】以上のように、本実施の形態によるデジタ
ルマルチメディア通信装置は、実施の形態2の装置(図
2の装置)を従来のデジタルマルチメディア通信装置
(図5)に適用したものであり、本実施の形態に係る装
置はISDN2に接続されるデジタルマルチメディア通
信装置でありながら、PSTN1に接続されるアナログ
マルチメディア通信装置およびISDN2に接続される
デジタルマルチメディア通信装置の双方と映像および音
声を用いたマルチメディア通信が可能になる。またデジ
タルマルチメディア通信装置としては必須の音声圧縮伸
張アルゴリズムITU−TのG.711を持つデジタル
音声コーデック部18を図1、図2のPCMコーデック
部10の代わりとして使用したことにより、装置を低コ
スト化できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ISDN
とPSTNとが接続される場合に使用される圧縮伸張ア
ルゴリズムと同じアルゴリズムによりデジタルデータを
圧縮又は伸張するようにしたので、デジタルデータ通信
装置はアナログデータ通信装置と同じデータモデム部を
用いて変調、復調することができ、ISDNに接続され
たデジタルデータ通信装置とPSTNに接続されたアナ
ログデータ通信装置との間で通信を行うことができると
いう有利な効果が得られる。
【0033】また、ISDNとPSTNとが接続される
場合に使用される圧縮伸張アルゴリズムと同じアルゴリ
ズムによりデジタルデータを圧縮又は伸張するようにし
たので、ISDNに接続されるデジタルデータ通信装置
でありながら、PSTNに接続されるマルチメディア通
信装置とアナログマルチメディア通信が可能になるとい
う有利な効果が得られる。
【0034】さらに、ISDNに接続されるデジタルデ
ータ通信装置でありながらアナログとデジタルの双方の
マルチメディア通信を行うことができるので、PSTN
に接続されるアナログマルチメディア通信装置およびI
SDNに接続されるデジタルマルチメディア通信装置の
双方と映像および音声を用いたマルチメディア通信が可
能になるという有利な効果、PSTNとISDNとが接
続されている場合に使用される変換アルゴリズムをデジ
タル音声コーデック部に含むようにしたので、PCMコ
ーデック部を不要とし、装置の低コスト化が可能になる
という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるデジタルデータ通
信装置を示すブロック図
【図2】第2の実施の形態によるデジタルデータ通信装
置を示すブロック図
【図3】第3の実施の形態によるデジタルデータ通信装
置を示すブロック図
【図4】一般的なアナログマルチメディア通信装置を示
すブロック図
【図5】従来のデジタルマルチメディア通信装置を示す
ブロック図
【図6】アナログデータ通信装置とデジタルデータ通信
装置が混在した通信系統を示す通信系統図
【符号の説明】
1 PSTN 2 ISDN 3 カメラ 4 ディスプレイ 5 マイク 6 スピーカ 7 キー入力部 8 PSTN回線インタフェース部 9 ISDN回線インタフェース部 10 PCMコーデック部 11 全体制御部 12 データモデム部 13 アナログ多重/分離部 14 デジタル多重/分離部 15 アナログ映像コーデック部 16 アナログ音声コーデック部 17 デジタル映像コーデック部 18 デジタル音声コーデック部 19 映像A/D部 20 映像D/A部 21 音声A/D部 22 音声D/A部 23 モデム信号A/D部及びD/A部 24 映像データスイッチ 25 音声データスイッチ 100a アナログデータ通信装置 100b デジタルデータ通信装置 100A、100B デジタルマルチメディア通信装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDNに接続されたISDN回線インタ
    フェース部と、ISDNとPSTNとが接続される場合
    に使用される圧縮伸張アルゴリズムと同じアルゴリズム
    によりデジタルデータを圧縮又は伸張するPCMコーデ
    ック部と、シリアルのデジタルデータをPSTNで通信
    可能なアナログ信号に変調又はPSTNで通信可能なア
    ナログ信号からシリアルのデジタルデータを復調するデ
    ータモデム部と、前記データモデム部から出力されるア
    ナログ信号をデジタルデータへ変換し、また前記PCM
    コーデック部から出力されるデジタルデータをアナログ
    信号へ変換するモデム信号A/D部及びD/A部とを有
    するように構成したデジタルデータ通信装置。
  2. 【請求項2】ISDNに接続されたISDN回線インタ
    フェース部と、ISDNとPSTNとが接続される場合
    に使用される圧縮伸張アルゴリズムと同じアルゴリズム
    によりデジタルデータを圧縮又は伸張するPCMコーデ
    ック部と、シリアルのデジタルデータをPSTNで通信
    可能なアナログ信号に変調又はPSTNで通信可能なア
    ナログ信号からシリアルのデジタルデータを復調するデ
    ータモデム部と、前記データモデム部から出力されるア
    ナログ信号をデジタルデータへ変換し、また前記PCM
    コーデック部から出力されるデジタルデータをアナログ
    信号へ変換するモデム信号A/D部及びD/A部と、P
    STNで使用されるような低ビットレートのマルチメデ
    ィア通信のデータの多重化および分離を行うアナログ多
    重/分離部と、PSTNで使用されるような低ビットレ
    ートのデジタル映像データの圧縮伸張を行うアナログ映
    像コーデック部と、PSTNで使用されるような低ビッ
    トレートのデジタル音声データの圧縮伸張を行うアナロ
    グ音声コーデック部と、全体の制御を行う全体制御部と
    を有するように構成したデジタルデータ通信装置。
  3. 【請求項3】ISDNに接続されたISDN回線インタ
    フェース部と、シリアルのデジタルデータをPSTNで
    通信可能なアナログ信号に変調又はPSTNで通信可能
    なアナログ信号からシリアルのデジタルデータを復調す
    るデータモデム部と、PSTNで使用されるような低ビ
    ットレートのマルチメディア通信のデータの多重化およ
    び分離を行うアナログ多重/分離部と、デジタルのマル
    チメディア通信のデータの多重化および分離を行うデジ
    タル多重/分離部と、PSTNで使用されるような低ビ
    ットレートのデジタル映像データの圧縮伸張を行うアナ
    ログ映像コーデック部と、PSTNで使用されるような
    低ビットレートのデジタル音声データの圧縮伸張を行う
    アナログ音声コーデック部と、デジタルのマルチメディ
    ア通信においてデジタル映像データの圧縮伸張を行うデ
    ジタル映像コーデック部と、PSTNとISDNとが接
    続されている場合に使用される変換アルゴリズムを含
    み、デジタルのマルチメディア通信においてデジタル音
    声データの圧縮伸張を行うデジタル音声コーデック部
    と、前記データモデム部から出力されるアナログ信号を
    デジタルデータへ変換し、また前記デジタル音声コーデ
    ック部からのデジタルデータをアナログ信号へ変換する
    モデム信号A/D部及びD/A部と、映像A/D部およ
    び映像D/A部と前記デジタル映像コーデック部とを接
    続するか又は前記映像A/D部および映像D/A部と前
    記アナログ映像コーデック部とを接続するかを選択する
    映像データスイッチと、音声A/D部および音声D/A
    部と前記デジタル音声コーデック部とを接続するか又は
    前記音声A/D部および音声D/A部と前記アナログ音
    声コーデック部とを接続し且つ前記デジタル音声コーデ
    ック部と前記モデム信号A/D部及びD/A部とを接続
    するかを選択する音声データスイッチと、全体の制御を
    行う全体制御部とを有するように構成したデジタルデー
    タ通信装置。
  4. 【請求項4】送信の場合は、シリアルのデジタルデータ
    をPSTNで通信可能なアナログ信号に変調する変調ス
    テップと、前記変調したアナログ信号をデジタルデータ
    に変換するA/D変換ステップと、ISDNとPSTN
    とが接続される場合に使用される圧縮アルゴリズムと同
    じアルゴリズムにより前記変換したデジタルデータを圧
    縮する圧縮ステップと、前記圧縮したデジタルデータを
    ISDNへ送出する送出ステップと、受信の場合は、I
    SDNからの圧縮デジタルデータを受信する受信ステッ
    プと、ISDNとPSTNとが接続される場合に使用さ
    れる伸張アルゴリズムと同じアルゴリズムにより前記圧
    縮デジタルデータを伸張する伸張ステップと、前記伸張
    したデジタルデータをPSTNで通信可能なアナログ信
    号に変換するD/A変換ステップと、前記変換したアナ
    ログ信号をシリアルのデジタルデータに復調する復調ス
    テップとを有するように構成したデジタルデータ通信方
    法。
  5. 【請求項5】前記送信におけるシリアルのデジタルデー
    タは映像信号および音声信号をデジタル変換、アナログ
    符号化およびアナログ多重化したデジタルデータであ
    り、前記受信におけるシリアルのデジタルデータはアナ
    ログ分離、アナログ復号化およびアナログ変換されてア
    ナログ信号となる請求項4記載のデジタルデータ通信方
    法。
  6. 【請求項6】デジタルのマルチメディア通信では、デジ
    タルの映像および音声データを所定のアルゴリズムによ
    り圧縮又は伸張するデジタル圧縮ステップ又はデジタル
    伸張ステップと、デジタル多重化又はデジタル分離する
    デジタル多重化ステップ又はデジタル分離ステップと、
    アナログのマルチメディア通信では、ISDNとPST
    Nとが接続される場合に使用される圧縮アルゴリズム又
    は伸張アルゴリズムと同じアルゴリズムによりデジタル
    の映像および音声を圧縮又は伸張するアナログ圧縮ステ
    ップ又はアナログ伸張ステップと、アナログ多重化又は
    アナログ分離するアナログ多重化ステップ又はアナログ
    分離ステップとを有するように構成したデジタルデータ
    通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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USRE38678E1 (en) 1998-01-20 2004-12-28 Conexant Systems, Inc. Method and apparatus for synchronizing a data communications system to a periodic digital impairment

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WO2001095606A1 (fr) * 2000-06-05 2001-12-13 Dennougumi Ltd. Systeme de communication de donnees

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