JP3220522B2 - 音声圧縮伝送装置 - Google Patents

音声圧縮伝送装置

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JP3220522B2
JP3220522B2 JP18331892A JP18331892A JP3220522B2 JP 3220522 B2 JP3220522 B2 JP 3220522B2 JP 18331892 A JP18331892 A JP 18331892A JP 18331892 A JP18331892 A JP 18331892A JP 3220522 B2 JP3220522 B2 JP 3220522B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声符号化された信号ま
たは復調されたモデムファクシミリ等の信号を送受する
音声圧縮伝送装置に関する。
【0002】近年の音声圧縮技術の進歩に伴い,企業内
ネットワークでは音声伝送を低ビットレートで行って伝
送路を有効利用することが望まれている。また,パソコ
ン通信や,ファクシミリ等の普及に伴いこれらの信号を
復調し低ビットレートで伝送することが要求されてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来の交換機間を接続する中継線の伝送
路上では,通常は音声信号をディジタル化して64Kb
psの帯域で伝送するようになっているが,その半分の
32Kbps(ADPCM)程度の圧縮レートの場合
は,途中で中継交換機を通るような場合,元の64Kb
psに伸張(復号)して,これを伝送路に出力する時再
び圧縮するという動作が行われるが,このような圧縮,
伸張を繰り返しても音質に問題がないため,この圧縮レ
ートによる伝送が利用されている。
【0004】しかし,圧縮技術の進歩や,伝送すべき信
号を限られた伝送路により有効に伝送するため,32K
bps以下の圧縮レート,例えば16Kbpsに圧縮し
て伝送する方式が採用されている。また,モデム,ファ
クシミリ等の信号を変復調により終端して伝送する場合
にも同様のことが望まれている。すなわち,例えば96
00bpsのデータをモデムで変調してアナログ信号
(振幅変調・位相変調等で変調された信号)により伝送
する場合,これをPCM化して64Kbpsのディジタ
ル信号で伝送すると過大な帯域を使用するので,16K
bpsに復調(変調)して低ビットレートで伝送し,受
信側で復調することが望まれている。
【0005】ところが,64Kbpsの信号を16Kb
psまで圧縮して伝送すると,伝送の途中で中継交換を
行うために復号(伸張)して,更に圧縮を行うといった
処理を繰り返すと,音質が低下するという問題があっ
た。これを避けるための従来の方法を図9の従来例の説
明図に示す。
【0006】図9は圧縮レートを64Kbpsから16
Kbps(1/4に圧縮)まで下げた例であり,図中,
90は中継線と交換機の間に設けられ圧縮・伸張のため
の符号化,復号化の機能を備える伝送装置,95は中継
線を収容した中継交換機(TS)96と加入者が収容さ
れた加入者交換機(LS)97を備えた交換機,98は
加入者電話機である。
【0007】この従来例では,中継線上に16Kbps
に圧縮した信号aが伝送され,伝送路が64Kbpsの
帯域であれば,4多重することができる。この16Kb
psの信号aは伝送装置90に入力すると,交換機95
における交換単位である64Kbpsに変換するため,
ビット付加部92においてダミービットを付加する。
【0008】こうして形式的に64Kbpsのビット長
になった信号bは中継交換機96において交換動作が行
われる。交換動作では,この呼の宛先が他地域へ向かう
中継呼か,この交換機95の加入者交換機へ着信する呼
(自局落ちの呼)であるかに応じて出力線かへ接続
する。これらの出力線,はいずれも伝送装置90へ
入力される。
【0009】他局へ向かう中継線に出力する呼の場合,
中継交換機96からの出力線上の信号(信号構成は上
記bと同じ)はビット除去部93において上記ビット付
加部92で付加したビットが除去されて元の圧縮信号で
ある16Kbpsの信号cに戻されて,中継線へ出力さ
れる。自局落ちの呼の場合は,中継交換機96からの出
力線に表れた信号(信号構成は上記bと同じ)は,ビ
ット除去部93でビットが除去されて元の圧縮符号の1
6Kbpsの信号dに戻され,続いて復号部94におい
て16Kbpsの圧縮符号を本来の64Kbpsに復号
される。この64Kbpsの信号は伝送装置90から加
入者交換機97へ入力して,ここから宛先の加入者電話
機98と接続するよう交換動作が行われる。
【0010】なお,32Kbpsの圧縮の場合は,上記
のような伝送装置を設ける必要はなく,ビット付加や,
ビット削除を行うことなく32Kbpsから64Kbp
sに復号化し交換機に入力して64Kbpsで交換し,
中継や,自局落ちをする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように,64
Kbpsの信号を16Kbpsの符号に圧縮したような
低ビットレートの音声符号または,モデム・ファクシミ
リ等の信号を変復調により終端して伝送する場合には,
交換機と伝送装置間で特殊な連携を行う必要がある。こ
のため,利用できる中継交換機の種類が限定されて公衆
網の場合だけでなく,企業内ネットワークにおいて低ビ
ットレートの圧縮の技術の導入が困難であるという問題
があった。
【0012】本発明は企業内ネットワーク等において交
換機の種類に関係なく低ビットレートに音声符号化され
た信号や,復調されたモデム,ファクシミリ等の信号を
伝送する中継線と交換機の間に設けられた音声圧縮伝送
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図,図2は作用説明図である。図1の1は伝送装置内ま
たは中継線と交換機間の何れかの位置に設けられた本発
明による圧縮伝送装置であり1回線分の送信線と受信線
に対応する構成を示す。2は入力信号に中継呼か自局落
ち呼かを識別するための特定のフレーム同期信号を付加
するフレーム付加手段,3は特定のフレーム同期信号を
検出して各スイッチ4a〜4dを制御するフレーム検出
手段,4a,4bは第1のスイッチ,4b,4dは第2
のスイッチ,5は交換機からのPCM信号(64Kbp
s)を圧縮して低ビットレート(例えば16Kbps)
に符号化する音声符号手段,6はビット付加手段で付加
されたビット(ダミービット)を除去するビット除去手
段,7は低ビットレートに圧縮された信号を元のPCM
信号(64Kbps)に復号する音声復号手段,8は低
ビットレートの圧縮信号にビット(ダミービット)を付
加して形式的に64Kbpsの信号にするビット付加手
段,9a,9bは中継線の1回線を構成する受信線,送
信線,10a,10bは圧縮伝送装置と交換機間を接続
する1回線の中の受信線,送信線,11は交換機を表
す。なお,フレーム同期信号は連続する複数フレームに
より特定のビットパターンを挿入することにより表す。
【0014】本発明は回線に対応して中継呼か自局落ち
呼かを割り当て,中継呼の場合は受信信号中にフレーム
同期信号を付加し,自局落ち呼の場合はフレーム同期信
号を付加せず交換機に入力し,中継呼の場合は送信側で
フレーム同期信号を検出して各スイッチを切替えて受信
信号にビット付加を行い,送信信号からビット除去を行
う。自局落ちの場合,受信信号を復号化し送信信号を圧
縮符号化するものである。
【0015】
【作用】図1において,圧縮伝送装置1に接続した1つ
の中継回線(多重化信号の1つのチャネル信号を含む)
を自局落ち呼に使用した場合,図示されない制御部から
フレーム付加手段2を駆動しないよう制御信号が設定さ
れる。この場合,圧縮伝送装置1のフレーム検出手段3
は自局の加入者(自局落ち呼の交換機11に収容された
加入者)からの信号を交換機11から入力するのでフレ
ーム同期信号が付加されてなく,フレーム同期信号を検
出できないので第1スイッチ4a,4b及び第2スイッ
チ4c,4dはそれぞれの側に切替えられた状態に設
定される。
【0016】この時の状態を図2のA.に示す。この状
態では,受信線9aからの圧縮信号は音声復号手段7で
復号化されて64KbpsのPCM信号となって交換機
11へ入力し交換機を介して自局内の加入者へ送られ,
加入者からの信号は交換機11から圧縮伝送装置1内の
音声符号手段5で16Kbpsの圧縮符号に符号化され
て送信線9bへ送出される。
【0017】次に圧縮伝送装置1に接続した回線をこの
交換機11から他の交換機への中継呼に使用する場合,
制御部(図示せず)によりフレーム付加手段2を駆動す
るよう制御信号が設定されて,フレーム付加手段2にお
いて受信信号にフレーム同期信号が付加される。一方,
中継交換であるからこの圧縮伝送装置1から交換機11
を介して他の交換機へ向かう中継線の伝送装置と接続さ
れる。その伝送装置内の圧縮伝送装置1’(図2のB.
に示す)とすれば,その圧縮伝送装置1’でもフレーム
付加手段2でフレーム同期信号が付加されて,そのフレ
ーム同期信号が付加された信号は交換機11から圧縮伝
送装置1のフレーム検出手段3に入力するとフレーム同
期信号が検出されて,第1,第2スイッチ4a〜4dを
接点の側へ切替える。なお,交換機11へ入力する中
継回線が中継呼と自局落ち呼の両方が混在する場合も,
上記中継呼だけの回線の場合と同様に各中継回線が入力
する各圧縮伝送装置1のフレーム付加手段2を駆動する
よう制御信号が設定される。
【0018】他の圧縮伝送装置1’では圧縮伝送装置1
で付加されたフレーム同期信号を検出して,同様に第
1,第2スイッチをの側へ切替える。この状態を図2
のB.に示す。図2のB.において,2’,3’・・等
の各符号は,それぞれ圧縮伝送装置1’に設けられた図
1の2,3・・の各符号と同様の構成部を表す。
【0019】図2のB.において,圧縮伝送装置1と圧
縮伝送装置1’では同じようにスイッチ4a〜4dが接
点の方へ切替えられ,圧縮伝送装置1へ入力する受信
線9aの圧縮信号はビット付加手段8でダミービットが
付加され,さらにフレーム付加手段2でフレーム同期信
号が付加されて交換機11へ入力する。この信号は交換
されて他の交換機へ向かう中継回線の圧縮伝送装置1’
に入力すると,フレーム検出手段3’でフレーム同期信
号が検出されて,ビット除去手段6’においてダミービ
ットが除去されて元の圧縮信号に戻って送信線9b’へ
出力される。圧縮伝送装置1’の受信線9a’に入力す
る圧縮信号は上記と逆方向の経路で,同様にビット付
加,フレーム付加,ビット除去の処理が施されて圧縮伝
送装置1の送信線9bから出力される。
【0020】このように中継呼と自局落ち呼の何れに対
しても複雑な処理を行うことなく圧縮信号に対する接続
を行うことができる。
【0021】
【実施例】図3は本発明が実施される交換網の構成例で
ある。図4は圧縮伝送装置の実施例の構成図,図5は各
信号のフォーマットの例,図6は自局落ち呼の場合の接
続状態,図7は中継呼の場合の接続状態である。
【0022】図3において,30a〜30cはそれぞれ
異なる地域の交換機,31a〜31cは各交換機と中継
回線との間に設けられた伝送装置,32a〜32cは各
交換機に収容された加入者の電話機,33は伝送装置3
1aと伝送装置31bを結ぶ中継線である高速ディジタ
ル回線,33a,33bは高速ディジタル回線33と接
続する伝送装置31aと31b内に設けられた圧縮伝送
装置,34は伝送装置31bと伝送装置31cを結ぶ中
継線である高速ディジタル回線,34b,34cは高速
ディジタル回線34と接続された各伝送装置31b,3
1c内に設けられた圧縮伝送装置である。
【0023】図3の各伝送装置31a〜31cには,各
高速ディジタル回線に対応してそれぞれ図4に実施例の
構成図として示す圧縮伝送装置33a,33b,34
b,34cが設けられている。図4の構成は上記図1の
構成に対応する。
【0024】図4において,40〜46は上記図1の2
〜8の各部に対応し,40はフレーム付加部,41はフ
レーム検出部,42a〜42dはそれぞれスイッチ(S
W1〜SW4),43は音声(64Kbps)を16K
bpsの信号に圧縮符号化する音声符号部,44はダミ
ービットを除去するビット除去部,45は圧縮符号化さ
れた音声信号を復号する音声復号部,46はダミービッ
トを付加するビット付加部である。
【0025】図5は各信号のフォーマットの例を示す。
この例は1回線の音声をPCM化した64Kbpsのデ
ィジタル信号を中継線上では音声圧縮した16Kbps
の信号で伝送する例であり,時分割多重された回線の中
の1回線(1チャネル)の各フレームで伝送される64
Kbpsの信号は8ビットで構成される。
【0026】図5のA,Bは図4のフレーム付加部40
から出力される信号のフォーマットであり,A.は自局
落ち呼の受信信号のフォーマットである。この場合,フ
レーム付加部40でフレーム同期信号が付加されないの
で,スイッチSW1,SW2は上側に切替えられた状態
であるから,伝送路から入力する信号(16Kbps)
は音声復号部45で64Kbpsに復号されてA.のよ
うに8ビットの信号となる。
【0027】図5のB.は中継呼の受信信号のフォーマ
ットであり,この場合フレーム検出部41でフレームが
検出されるので,スイッチSW1,SW2は下側に切替
えられている。このため伝送路から圧縮された16Kb
psの信号D2(2ビットの信号)に対しビット付加部
46において,6ビットのダミービット(図中「−」で
表示)が信号ビットの下位の部分に付加されて8ビット
信号としてフレーム付加部40に入力する。フレーム付
加部40はこの8ビット信号の最下位ビットにフレーム
ビット(Fで表示)を付加することによりB.のような
信号が発生する。このフレームビット(F)は,複数の
フレームに対し順次特定のパターンを構成するよう供給
される。例えば,00110011・・というパターン
を用いる。
【0028】なお,図5の例では中継線上を16Kbp
sに圧縮された信号の例であるが,8Kbps等の他の
速度に圧縮する場合もある,その場合64Kbpsの8
ビットに対して1ビットが圧縮された信号となる。ま
た,フレーム同期信号として各フレームに1ビットを付
加した例を示したが,2ビット以上を付加してフレーム
同期信号とすることもできる。
【0029】図5のC,Dは図4のフレーム検出部41
へ入力する信号のフォーマットであり,C.は自局落ち
の呼の送信信号のフォーマットである。この場合,64
Kbpsの8ビットの信号D1が交換機から供給され
る。この場合,自局落ち呼であるからフレーム同期信号
が付加されないので,スイッチSW3,SW4は上側に
切替えられた状態であり,音声符号部43において16
Kbpsの信号に圧縮されて伝送路へ出力される。
【0030】D.は中継呼の場合の送信信号のフォーマ
ットであり,圧縮された16Kbpsの信号D2にダミ
ービットが付加されその最下位ビットにフレーム同期信
号(Fで表示)が付加されている。このフレーム同期信
号のパターンがフレーム検出部41で検出されると,各
スイッチSW1〜SW4は全て下側に切替えられる。従
って,このD.の信号はビット除去部44へ入力してダ
ミービット(フレーム同期信号のビットFを含む6ビッ
ト)が除去されて,2ビットの信号D2が出力される。
【0031】図6,図7に上記図3に示す交換網の構成
において,自局落ち呼の場合の接続状態と,中継呼の場
合の接続状態を示す。図6の場合,交換機30aの電話
機32aの呼が交換機30bの電話機32bに着信して
通話を行う時の接続である。30aから送出した音声信
号(64KbpsのPCM信号)は伝送装置31a内の
圧縮伝送装置33aにおいて,で表す音声符号部によ
り16Kbpsに圧縮されて中継線33の伝送路L2を
通って伝送装置31bに入力し,ここでで表す復号部
で元の64Kbpsに戻され,交換機30bを通って電
話機32bへ達する。電話機32bから送出する64K
bpsの音声信号は伝送装置31bの圧縮伝送装置33
bにおいて,で表す音声符号部により16Kbpsに
圧縮されて伝送路L1へ送信され,伝送装置31bで受
信するとで表す音声復号部で元の64Kbpsに復号
されて交換機30aを介して電話機32aに出力され
る。
【0032】図7の場合,交換機30aの電話機32a
から発生した呼が,交換機30bを中継して交換機30
cの電話機32cと接続して通話を行う時の接続であ
る。この場合,32aから送信した音声信号は,上記図
6と同様に伝送装置31aにおいての音声符号部にお
いて16Kbpsに圧縮されて伝送路Lを通って伝送
装置31bへ入力する。この呼は交換機30bでは中継
呼であるから,で示すビット付加部に接続されてダミ
ービットが付加されて交換機30bで中継交換が行われ
相手電話機が収容された交換機へ送られるため伝送装置
31b内の圧縮伝送装置34bに入力する。
【0033】ここで,で示すビット除去部によりダミ
ービットが除去されて伝送路L3に送り出され,相手伝
送装置31cの圧縮伝送装置34cに入力する。この呼
は交換機30cでは自局落ち呼であるからで示す音声
復号部で64Kbpsの信号に復号されて電話機32c
に送出される。32cから送出される音声信号は,上記
と逆の経路を通って同様の処理が行われて,伝送装置3
1cの,伝送路L4,圧縮伝送装置34bの,交換
機30b,圧縮伝送装置33bの,伝送路L1,圧縮
伝送装置33aのを通って電話機32aに送られる。
【0034】上記の実施例の構成(図4,図7,図8)
は,中継線上を音声信号(音声圧縮信号)が伝送される
例を示したが,回線上をモデム(データ)やファクシミ
リの信号も音声信号と共に伝送される場合は,次の図8
に示す他の圧縮伝送装置の構成が用いられる。
【0035】図8において,各符号40〜42,44,
46は図4の同一符号と同じ構成部品であるが,音声符
号/変調部43’は音声符号部43aと変調43bで
構成され,音声復号/復調部45’が音声復号部45a
と復調部45bとで構成されている点が相違する。この
中の音声符号部43aと音声復号部45aは音声の特性
に合わせた符号化(圧縮)と復号化(伸張)を行い,モ
デム,ファクシミリ信号については,変調部43bと復
調部45bにより,PCM化とPCM復号化が行われ
る。
【0036】符号・変調部43’と復号・復調部45’
はそれぞれ内部に切替スイッチ(図示せず)が設けら
れ,何れか一方を使用するよう切替えられる。この図8
の圧縮伝送装置を使用する場合,通常は音声符号部43
aがスイッチS3とSW4の端子に接続され,音声復号
部45aがスイッチSW1とSW2の端子と接続されて
いる。モデム,ファクシミリを使用して加入者間でデー
タを送受信すると,加入者間でモデム,ファクシミリの
トレーニング信号が伝送されるので,その信号を圧縮伝
送装置で(何らかの手段により)検出すると,音声符号
・変調部43’と音声復号・復調部45’の内部の切替
スイッチが切替えられ,変調部43bがスイッチ3とス
イッチ4の端子に接続され,復調部45bがスイッチS
W1とSW2の端子に接続されて,自局落ちの呼につい
てそれぞれ変調,復調の動作を行う。
【0037】上記の例では音声符号部,変調部や音声復
号部,復調部はそれぞれ1個設けられているが,異なる
機能(変換速度,変換特性等)に対応してそれぞれ複数
個設け,フレーム同期信号として相互に異なる複数のパ
ターンを発生することにより(自局呼の場合にも発
生),対応する機能の装置を切替えるように構成するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば中継交換機時の音声信号
の圧縮/非圧縮及び変復調/非変復調は圧縮伝送装置で
判断可能となり,交換機に依存しないため,低ビットレ
ートでの音声伝送を使用した企業内ネットワークを効率
的に構成し運用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の作用説明図である。
【図3】本発明が実施される交換網の構成図である。
【図4】圧縮伝送装置の実施例の構成図である。
【図5】各信号のフォーマットの例である。
【図6】自局落ち呼の場合の接続状態である。
【図7】中継呼の場合の接続状態である。
【図8】他の圧縮伝送装置の実施例の構成図である。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 圧縮伝送装置 2 フレーム付加手段 3 フレーム検出手段 4a,4b 第1のスイッチ 4c,4d 第2のスイッチ 5 音声符号手段 6 ビット除去手段 7 音声復号手段 8 ビット付加手段 9a,9b 中継線の受信線,送信線 10a,10b 受信線,送信線 11 交換機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−159864(JP,A) 特開 昭64−41547(JP,A) 特開 平3−181263(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/40 H04M 7/00 - 7/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常の音声符号化速度の信号を圧縮した
    低速度の符号信号で伝送する中継線と交換機の間に設け
    られた音声圧縮伝送装置において, 中継線から交換機への入力信号に対し特定のフレーム同
    期信号を挿入するよう制御されるフレーム付加手段を設
    け, 上記の入力信号と対を成す中継線への出力信号から特定
    のフレーム同期信号を検出するフレーム検出手段を設
    け, 前記フレーム検出手段で前記フレーム同期信号を検出す
    ると,交換機への入力信号にダミービットを付加し,交
    換機から中継線への出力信号からダミービットを除去す
    る接続を形成し,前記フレーム同期信号を検出しないと
    交換機へ入力する圧縮音声信号を伸張して復号化し,交
    換機から中継線へ出力する音声信号を圧縮して符号化す
    る接続を形成するスイッチを備えることを特徴とする音
    声圧縮伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において, 前記音声圧縮伝送装置は, 中継線から入力する圧縮信号に対し,該入力信号を元の
    信号へ復号する音声復号手段と,ビット長を通常の符号
    化速度のビット長にするビット付加手段と,前記音声復
    号手段とビット付加手段の一方を選択する第1のスイッ
    チと,前記第1のスイッチから出力された信号に対し当
    該信号が中継呼の時に特定のフレーム同期信号を付加す
    るよう駆動されるフレーム付加手段を備え, 交換機から出力して中継線へ出力する信号に対し,前記
    フレーム同期信号の検出を行うフレーム検出手段と,該
    出力信号を低速度に符号化する音声符号手段と,出力信
    号からダミービットを除去するビット除去手段と,前記
    音声符号手段とビット除去手段の一方を選択する第2の
    スイッチとを備え, 前記フレーム検出手段はフレーム同期信号を検出する
    と,前記第1のスイッチ及び第2のスイッチの切替えを
    行うことを特徴とする音声圧縮伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において, 前記フレーム付加手段で付加する特定のフレーム同期信
    号は,ビット付加手段で付加された信号の最下位ビット
    に付加されるパターンにより構成することを特徴とする
    音声圧縮伝送装置。
  4. 【請求項4】 公衆電話回線または構内交換機に接続さ
    れたモデム,ファクシミリ等のアナログ信号を変復調
    し,中継線を介して伝送する音声圧縮伝送装置におい
    て, 中継線から交換機への入力信号に対し特定のフレーム同
    期信号を挿入するよう制御されるフレーム付加手段を設
    け, 上記の入力信号と対を成す中継線への出力信号から特定
    のフレーム同期信号を検出するフレーム検出手段を設
    け, 前記フレーム検出手段で前記フレーム同期信号を検出す
    ると,交換機への入力信号にダミービットを付加し,中
    継線への出力信号からダミービットを除去する接続を形
    成し,前記フレーム同期信号を検出しないと交換機への
    入力信号を復調し,交換機から中継線への出力信号を変
    調する接続を形成するスイッチを備えることを特徴とす
    る音声圧縮伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において, 前記音声圧縮伝送装置は, 中継線から入力する圧縮信号に対し,該入力信号を復調
    する復調部と,ビット長を通常の符号化速度のビット長
    にするビット付加手段と,前記復調部とビット付加手段
    の一方を選択する第1のスイッチと,前記第1のスイッ
    チから出力された信号に対し当該信号が中継呼の時に特
    定のフレーム同期信号を付加するよう駆動されるフレー
    ム付加手段を備え, 交換機から出力して中継線へ出力する信号に対し,前記
    フレーム同期信号の検出を行うフレーム検出手段と,該
    出力信号を変調する変調部と,出力信号からダミービッ
    トを除去するビット除去手段と,前記変調部とビット除
    去手段の一方を選択する第2のスイッチとを備え, 前記フレーム検出手段はフレーム同期信号を検出する
    と,前記第1のスイッチ及び第2のスイッチの切替えを
    行うことを特徴とする音声圧縮伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において, 中継線から入力する圧縮信号に対し,該入力信号を元の
    信号へ復号する音声復号手段とアナログ信号に復調する
    復調部を含む音声復号・復調部と,ビット長を通常の符
    号化速度のビット長にするビット付加手段と,前記音声
    復号・復調部とビット付加手段の一方を選択する第1の
    スイッチと,前記スイッチから出力された信号に対し当
    該信号が中継呼の時に特定のフレーム同期信号を付加す
    るよう駆動されるフレーム付加手段を備え, 交換機から出力して中継線へ出力する信号に対し,前記
    フレーム同期信号の検出を行うフレーム検出手段と,該
    出力信号を低速度に符号化する音声符号手段と変調部と
    を含む音声符号・変調部と,出力信号からダミービット
    を除去するビット除去手段と,前記符号部とビット除去
    部の一方を選択する第2のスイッチとを備え, 前記フレーム検出手段はフレーム同期信号を検出する
    と,前記第1のスイッチ及び第2のスイッチの切替えを
    行い, 前記音声復号・復調部と符号・変調部は,入出力する信
    号上にモデム・ファクシミリのトレーニング信号が検出
    されると,それぞれ復調部,変調部を駆動し,前記トレ
    ーニング信号が検出されないとそれぞれ音声復号手段,
    符号手段が駆動されることを特徴とする音声圧縮伝送装
    置。
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