JP3444043B2 - 通信処理装置と方法 - Google Patents

通信処理装置と方法

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JP3444043B2
JP3444043B2 JP23822895A JP23822895A JP3444043B2 JP 3444043 B2 JP3444043 B2 JP 3444043B2 JP 23822895 A JP23822895 A JP 23822895A JP 23822895 A JP23822895 A JP 23822895A JP 3444043 B2 JP3444043 B2 JP 3444043B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声圧縮/復元機能
を有する通信処理装置および交換機の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】図5のような中継交換局(B局)を含む
ネットワークで高効率の音声圧縮(例として16kbp
s音声圧縮)を使用する場合、中継局の音声圧縮装置B
1、B2で圧縮音声データを64kbpsPCM信号に
復元して中継交換機51に渡し、音声圧縮装置B2、B
1で中継交換機51から受け取った64kbpsPCM
信号を圧縮すると、A局、C局に接続された電話機間の
音声通信では音声圧縮装置A1、C1の分を含めると2
度の圧縮/復元を行うために、中継交換を行うことによ
る音声品質劣化が生じる。
【0003】これを解決する従来の技術として、図6の
ように音声圧縮装置、交換機間の64kbpsの信号に
音声圧縮装置で切替同期信号「F」を挿入し、交換機か
ら送られて来る64kbpsの信号に含まれる切替同期
信号を検出することで、接続相手が対となる音声圧縮装
置であることを認識することにより中継呼か自局落ち呼
かを識別する手段がある。なお、切替同期信号について
は後で詳述する。
【0004】中継呼であることが識別されると図7の従
来技術の音声圧縮装置の動作説明図のスイッチを音声圧
縮部72/音声復元部75からダミービット除去部73
/ダミービット付加部76に切り替える。これにより、
中継呼の圧縮/復元を行わず中継することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5の相互に切替同期
信号を送出する音声圧縮装置B1とB2の一方が相手の
切替同期信号を検出すると、もう一方が切替同期信号を
検出していなくても、検出した音声圧縮装置だけは図7
のスイッチが切り替わり、B1とB2で動作の不一致が
生じる。具体的な対応策を含めて発明の実施の形態の項
で詳細な説明を行うが例えば次のような問題が発生す
る。
【0006】図5のA局内の電話機からC局内の電話機
に発呼する場合、B局で中継交換機51は一般的に着呼
側から発呼側(C局→A局)の方向の通話路を先につな
ぐため、図8従来技術の問題点説明図(その1)のよう
に音声圧縮装置B1は切り替わり、スイッチを音声圧縮
部/音声復元部からダミービット除去部/ダミービット
付加部に切り替えるので、通話路内を通過するダイヤル
情報(PB信号)などの信号はB局中継交換機で受信さ
れる前に破壊されるという問題があった。
【0007】また、図9従来技術の問題点説明図(その
2)においては、ダイヤル情報がダイヤルパルス信号
(DP信号)のように音声通話路ではない他の信号線に
より伝えられるネットワークでは、ダイヤル情報(DP
信号)は正常に伝達されてC局の電話機のベルを鳴らし
て呼び出す状態にはなる。
【0008】しかし、着信側のC局の電話機がとり上げ
られるまでは発信側のA局からC局に向かう中継交換機
の通話路が接続されない状態になるので、B局の通信
装置内の一対の音声圧縮装置の動作モードが一方(B
1)のみのスイッチを音声圧縮/音声復元からダミービ
ット除去/ダミービット付加のモードに切り替える状態
が発生するので、中継交換機から受け取った64kbs
のPCM音声データの形式となっている呼び出し音を発
信者の電話機に伝える信号(リングバックトーン)が、
B1の音声圧縮装置で本来は圧縮されてA局に向けて伝
送路に送り出されるべきところが圧縮されずに、8ビッ
トの音声データの下位6ビットがダミービットであると
して除去され、上位2ビットのみが16kbpsの圧縮
音声として送り出されることになる。
【0009】すなわち、8ビットの情報の内単純に6ビ
ットをカットされた不完全な情報がリングバックトーン
であるとして送り出されるので受け取ったA局でこれを
復元しても正常なリングバックトーンとはならないとい
う問題が生じることになる。
【0010】本発明はこのような点にかんがみて、中継
交換機が音声を中継する通話路を双方向とも接続するま
で、音声圧縮装置は音声圧縮/復元動作を行い、音声圧
縮装置内の通話路の状態を変化させないようにする手
段、中継交換機がシグナリングを伝送する手段として、
音声通話路を伝送する手段を利用した場合に、対となる
音声圧縮装置の音声圧縮/復元動作を連動して圧縮音声
データにダミービットを付加/除去する動作と切替える
ことにより、通話路を通過する交換機の信号情報を破壊
しないようにする手段、中継交換機が音声を中継する通
話路を双方向とも接続された後に、通信装置内で対とな
る音声圧縮装置を連動して、圧縮音声データにダミービ
ットを付加/除去する動作に切替える手段、中継する音
声に対して、通信装置が有する一対の音声圧縮装置がそ
れぞれ切替同期信号検出によって圧縮音声にダミービッ
トを付加/除去する動作を行っている際に、上記リング
バックトーンの不通の原因のように、一方の音声圧縮装
置だけが音声圧縮/復元動作に切り戻り、もう一方の音
声圧縮装置がダミービットの付加/除去を行う動作とな
るような不整合な状態を防止する手段等を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された通信処理装置によって解決される。図1
は、本発明の構成図である。
【0012】 複数の伝送路と中継交換機との間に各々
設置されるとともに中継交換機内の通話路を介して対向
接続されることにより、いずれかの前記伝送路からの圧
縮された音声信号を別の伝送路へ送出する通信処理装置
であって、音声信号の圧縮/復元処理を行う音声圧縮手
段と、音声信号のダミービット付加/除去処理を行うダ
ミービット付加手段と、音声圧縮手段及びダミービット
付加手段のいずれか一方により処理された音声信号を選
択的に出力する切替手段を備え、1は、対向接続された
他の通信処理装置に対して通話路が接続されていること
を探査する信号を送信する接続探査信号送信手段、2
、他の通信処理装置から送信された接続探査信号と
自装置より送信した接続探査信号の受信を示す他の通信
処理装置から接続確認信号とを区別して検出する受信
信号検出手段であり、3は、受信信号検出手段が接続探
査信号または接続確認信号を検出しとき他の通信処理
装置に前記接続確認信号を送信する接続信号送信手段
を備える。更に、受信信号検出手段が接続確認信号を検
出し、且つ、前記接続信号送信手段が前記接続確認信号
を送信しているとき、前記ダミービット付加手段により
処理された前記音声信号を出力するよう前記切替手段を
備える。(請求項1、3)
【0013】
【0014】請求項2、4では、接続探査信号としては
第1の同期パターン、接続確認信号としては第2の同期
パターンの2つの同期パターンの切替同期信号を用い
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として電話を
接続する通信ネットワークにおける高効率圧縮音声中継
交換の動作状態の切替方式について説明する。
【0016】図5はこのような通信ネットワーク構成図
を示している。図にはA局、B局、C局の3つの電話交
換局と各交換機に接続されている電話機が示されてい
る。このネットワークは音声を扱うものとして設計され
ており、4kHzの信号帯域幅のアナログ信号相当の情
報を伝送するものである。
【0017】すなわち、音声は8kHzの標本化周波数
でサンプリングし、各信号を256のステップで符号化
して8ビット符号とした64kbpsのPCMディジタ
ル信号としてネットワーク内の各装置で取り扱うように
なっている。
【0018】このネットワーク内の装置にはこのように
ディジタル信号とした音声データを扱うディジタル交換
機54a、54c、特に交換機から受けた信号を他の交
換機に中継する機能を持った中継交換機51、さらに、
各局の間の上記ディジタル化された音声データをまとめ
て効率よく伝送するための通信装置52、53a、53
cがある。局間を結ぶ伝送路を有効に使用するために音
声としての情報を保証しながら音声データを圧縮して変
換することが行われているが、このネットワークにおい
てはA1、B1、B2、C1が音声圧縮装置である。
【0019】上記音声圧縮装置は本発明での通信処理装
置であって、伝送路においては音声データを高効率に圧
縮し、たとえば、64kbpsのPCM信号を16kb
psの信号に圧縮して伝送するものとする。ここに言う
高効率圧縮は、64kbpsのPCM信号が125マイ
クロ秒毎に8ビットのデータを伝送するものであるのを
1/4の情報量、すなわち125マイクロ秒毎に2ビッ
トのデータを伝送するように信号の加工を行うものであ
り、例えば音声波形をコードブックの番号に圧縮変換し
て送ることにより伝送先で通常の64kbpsのPCM
信号に復元するなどの方法をとる圧縮方式である(標準
化方式:LD−CELP)。
【0020】このネットワーク内での信号の状態はネッ
トワーク各部を伝わって行くに従い変化する。例えば、
A局につながっている電話機からC局の電話機に電話を
かけた場合に、電話機から交換機54aにはアナログ信
号で入り、交換機54a内では64kbpsPCM信号
に変換された状態で扱われ、通信装置53aに送られ
る。他局に伝送するため他の電話から同じ方面に伝送さ
れる信号と組み合わせられ、且つ圧縮音声データとして
B局の通信装置52に伝送される。このときの信号は1
6kbpsの圧縮音声データであるが、交換機内で扱う
信号は64kbpsに統一されており、入口で64kb
psに復元する必要があり、通信装置52内にある音声
圧縮装置B1がこの復元を行い64kbps信号を中継
交換機51に伝える。以下同様に、B2により圧縮した
16kbpsとして伝送し、C1ではまた交換機に対し
て64kbpsPCM信号に復元して送りC局の電話機
にはアナログ形式に変換して音声として届けることにな
る。
【0021】上記で説明したネットワーク内の信号の流
れは従来技術においても同様であり、圧縮、復元を繰り
返す回数が多くなると、上記した高効率圧縮を行うと音
声情報の品質の劣化が伴うので、局間をつなぐ中継交換
局の通信装置においては通常の復元、圧縮を行わないよ
うに細工がされている。
【0022】すなわち、交換機内部では信号は64kb
psつまり125マイクロ秒毎に8ビットのデータを1
フレームとして扱うのでB1の音声圧縮装置では、16
kbpsで125マイクロ秒毎に2ビットの割合で送ら
れてきた圧縮音声データにダミービットを付加して8ビ
ットに見せかけて中継交換機51内の通話路を通過さ
せ、逆にB2で付加されていたダミービットを取り去り
125マイクロ秒毎に2ビットの元の圧縮音声データに
戻すようにして圧縮、復元の繰り返しによる情報の劣化
を防ぐようになっている。
【0023】図6が上記64kbpsPCMデータとダ
ミービットを付加した64kbpsの圧縮音声データの
125マイクロ秒毎に交換機の通話路を伝わるフレーム
の信号形式である。
【0024】図6(a)は自局落ちすなわち中継交換機
51につながれている電話機に送られる信号の形式であ
り、8つのD1ビットで表される音声データの形式とな
っている。
【0025】図6(b)は上記16kbpsの圧縮音声
データを中継するときの信号形式であり、2ビットのD
2ビットが圧縮音声データの情報を持っている。6個の
ハイフン(−)はダミービットであり中継交換機51内
で圧縮音声データに付加され見かけ上64kbpsの信
号とするためのものである。
【0026】中継交換機はこのように自局の電話機につ
ながる場合と局間をつなぐ役割となる場合とあり信号の
形式が変わる。両者に共通してビット位置8に「F」と
して示してあるものが切替同期信号である。
【0027】切替同期信号は通話路の接続がされたこと
を検出するために一対となる音声圧縮装置が送受する信
号であり、通話路を通る音声データの一部に含めて継続
して送出されるものである。
【0028】図6(c)は音声データを示す各8ビット
からなるフレームが連続して送出されてくる様子の例を
表示したものである。ただし、内容は切替同期信号を示
すビットとして「F」のみを表している。
【0029】第1フレーム、第2フレーム、第3フレー
ム、・・・第8フレームと順次送出されるものとする。
切替同期信号Fは図に見るように第1フレームの最下位
ビットに記されている。Fのとる値は「0」または
「1」である。
【0030】次に第9フレームに切替同期信号Fが現れ
ている。このように、第1から第8の8フレーム(と
してこれらの群を示している)の先頭フレーム、次の第
9から第16フレームの先頭の第9フレーム、といった
具合にこの例では8フレームごとに切替同期信号Fを音
声データであるフレーム列に埋め込んで送信するように
している。
【0031】また、切替同期信号Fの値は定められた周
期で、定められた順のパターンでビットが繰り返し出現
するようになっている。例えば、「01010101・
・・」のようなパターン、「001100110011
・・・」のようなパターンとなるように、8フレーム毎
に「0」、「1」が出現するようになっている。
【0032】切替同期信号の検出は常時各フレームの最
下位ビットを監視し、上記のようなあらかじめ定められ
た間隔で、あらかじめ定められた順序に出現するパター
ンのビット列を検出して認識するようになっている。
【0033】また、切替同期信号Fはフレームの最下位
ビットに設置しており自局落ち呼の音声データの中のビ
ット位置8の情報ビットが時々(上記の例では8フレー
ムに1回)上記切替同期信号を表すビットFに置き換え
られても音声情報としての劣化は問題にならないような
ものである。中継呼の場合にはもともと音声情報として
は意味のないダミービットの位置でありこれも問題な
い。
【0034】以上のように中継交換機における高圧縮音
声データは中継呼の場合は圧縮/復元動作は行わずダミ
ービットの付加/除去により劣化なく中継を行う技術が
使われており、図7の従来技術の音声圧縮装置の動作説
明図にある、72、73、75、76、SW1、SW
2、SW3、SW4のような仕組みが、図2で示す本発
明の実施の形態の音声圧縮装置の動作説明図に、異なる
番号であるが、各々22、23、25、26及び同一番
号のSW1、SW2、SW3、SW4として、各音声圧
縮装置毎に備えられている。又、図7に示す音声圧縮装
置のスイッチの切替動作は、本願発明における図2の切
替動作においても同様に動作する。
【0035】図7は左側が中継交換機に、右側が伝送路
で他局につながり、上側が中継交換機から伝送路に向か
う通話路、下側が逆に他局から伝送路を経て中継交換機
に至る通話路を示している。
【0036】SW1〜SW4は連動してaとbの2つの
状態に切り替わるスイッチであり、圧縮/復元モードと
ダミービットの付加/除去モードの2つの動作モードに
対応する。
【0037】同期信号検出部71と同期信号送出部74
は上記した切替同期信号を扱うものであり他の音声圧縮
装置から来た信号か否かを判別する手段となるものであ
る。従ってこの切替同期信号を同期信号検出部71が検
出することにより中継交換機を経由して接続されている
相手の装置が音声圧縮装置であること、すなわち扱うデ
ータが中継を行う圧縮音声データであることを認識す
る。
【0038】同期信号検出部71から各スイッチを結ぶ
点線はスイッチ切り替えの制御信号を示す。図8はこの
従来技術の問題点説明図(その1)である。A局から中
継局B局の音声圧縮装置81、中継交換機82、音声圧
縮装置83を経由してC局に接続する場合の通話路の接
続する過程の1時点の図である。
【0039】A局から送られてきた圧縮音声データは先
ずB局の自局落ちの呼なのか、中継呼で他局に接続する
ものか不明であり、音声圧縮装置81では圧縮音声デー
タを64kbpsPCMデータとして復元して中継交換
機82に送る。
【0040】中継交換機82では宛先が何処か先頭の局
番号を解読し、C局につなぐ必要があることが分かった
時点でC局→A局方向の通話路を先に接続する。音声圧
縮装置83が送出する切替同期信号が音声圧縮装置81
に届き●印で示すように切替同期信号の検出で音声圧縮
装置81の動作状態が音声圧縮/復元からダミービット
付加/除去の動作状態に切り替わる。すなわち、図7の
各スイッチの様な状態に切り替わる。
【0041】この様にして、従来技術はダイヤリング信
号がダイヤルパルスによるDP信号の場合に有効に活用
され、中継呼の場合音声圧縮/復元モードではなく情報
の劣化なく中継が行われるが、ダイヤリング信号が音声
通話路を使ったPB信号の場合には不具合が発生する。
【0042】PB信号でダイヤリング信号が音声通話路
を経由して送られてくると、上記のように音声圧縮装置
81の動作状態がダミービット付加/除去モードに切り
替わった後で相手局内の電話番号が音声通話路を通って
中継交換機82に送られるとき、中継交換機82内では
送られて来た圧縮音声データを復元して図7の自局落ち
データと同様の音声データでなければ中継交換機82が
電話番号を認識できず正しい接続が不可能になるという
ことになる。
【0043】そこで図2に本発明の実施の形態の音声圧
縮装置の動作説明図を示す。構成は図7の従来技術の音
声圧縮装置の動作説明図に対応するもので、番号の対応
は異なるが同期パターン制御部27と切替制御部28が
追加された構成となっている。
【0044】同期パターン制御部27は後に示すように
2つの切替同期信号の同期パターンを使い分けるため
に、同期信号検出部21が検出している対となる音声圧
縮装置からの切替同期信号の同期パターンに従って対と
なる音声圧縮装置に送り出す切替同期信号の同期パター
ンを変化させるものである。
【0045】切替制御部28は同期信号検出部21で検
出した切替同期信号の同期パターンに従って動作状態を
切り替えるようにスイッチを制御するものである。図3
に動作状態表を示す。尚、図3の動作状態表を例えば、
図5で示す音声圧縮装置のB1とすれば、図2の音声圧
縮装置の動作説明図、及び図4の動作状態制御のフロー
チャートも同様に、音声圧縮装置のB1の動作を説明す
るものとなる。
【0046】動作状態は音声圧縮装置の同期信号検出状
態、同期信号送出状態、切替スイッチの切り替え状態の
組み合わせによりア、イ、ウの3つの状態がある。図
2、図3と対応させて図4の動作状態制御のフローチャ
ートで動作の説明を行う。
【0047】ステップS41は図2の音声圧縮装置が信
号を受けていない初期状態においてはスイッチはa状態
としておく。すなわち、上記したように交換機は通常6
4kbpsのPCM信号を音声データとして扱う様にな
っており初期状態では音声圧縮部と音声復元部が動作す
るように設定される。
【0048】ステップS42では切替同期信号の同期パ
ターンとして第1パターンを送出するように同期パター
ン制御部27が同期信号送出部24を制御することを示
している。この時は同期信号検出部21では中継交換機
からの信号が来ていないすなわち同期信号未検出の状態
である。図3の動作状態「ア」に対応する。
【0049】ステップS43、ステップS45では同期
信号検出部21が検出している同期パターンが第1パタ
ーンか、第2パターンかを調べている。どちらのパター
ンも検出していない状態であればこの部分をループして
いる。
【0050】ステップS43で第1パターンが検出され
たときステップS44で同期信号送出部24の送出する
切替同期信号の同期パターンを第2パターンとして送り
続ける状態とする。図3の動作状態表の「イ」の状態で
ある。つまり、対となる相手の音声圧縮部からは通話路
を経由して切替同期信号が届いており中継交換機からの
通話路が接続されていることが分かる。しかし、検出し
ている同期パターンが第1パターンでありまだ双方向の
通話路が接続されたか確認が取れていない状態であり、
ステップS47で第2パターンが検出されるのを待つこ
とになる。
【0051】ステップS45において第2パターンを検
出するとステップS46に進み、同期信号送出部24か
ら第2パターンの同期パターンを持つ切替同期信号を送
出するように同期パターン制御部27が制御する。この
第2パターンも継続して送出し続けるようしておき、ス
テップS48でスイッチをb状態に切り替える。この状
態が動作状態表の「ウ」の動作状態であり、対となる相
手の音声圧縮装置に送出した第1パターンを相手装置が
検出したことの確認の信号である第2パターンを検出し
たことで双方向の通話路が接続された状態である。
【0052】ステップS47で相手装置から第2パター
ンの切替同期信号を検出したときはステップS48に進
み同じく「ウ」の状態となり双方向の通話路の接続がさ
れた状態となる。
【0053】この状態では正常な中継が行われ交換機内
部ではダミービットを付加された64kbpsのデータ
が流れ、他局に出ていくときはダミービットを取り除か
れて圧縮音声データとして伝送される。
【0054】このようにして、接続時のPB信号の破壊
をなくし、対となる音声圧縮装置の動作モードが常に一
致した同期運転が可能となる。また、同様に発明が解決
しようとする課題として上記したリングバックトーンに
ついても、中継交換機の双方向の通話路が接続されるま
では動作モードを切り替えないので正常なリングバック
トーンが確実に発信者に伝えられることになる。
【0055】本発明の実施の形態では対となる音声圧縮
装置の動作について示したが、対となる装置の組み合わ
せは固定ではなく通信装置に設置されている複数の音声
圧縮装置がダイヤリング信号による通信の相手先によっ
てその伝送路に接続されている音声圧縮装置が組み合わ
されるようになっており可変である。どの音声圧縮装置
も同様に構成されており、対となった装置が上記説明し
たような信号のやり取りによって同期してスイッチを切
り替えて運転するようになっている。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば従来技術では実現できなかったPB信号を使用し
たダイヤリングについても高効率圧縮音声データの中継
交換を常に対となる通信処理装置の動作状態を同期して
切り替えて安定した運転ができ、また、リングバックト
ーンも確実に発信者に伝えることができ、圧縮音声デー
タを活用した効率の良い、品質の高い音声情報ネットワ
ークを実現し社会生活の効率化に貢献する、という著し
い工業的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明の実施の形態の音声圧縮装置の動作説
明図
【図3】 動作状態表
【図4】 動作状態制御のフローチャート
【図5】 通信ネットワーク構成図
【図6】 フレームの信号形式
【図7】 従来技術の音声圧縮装置の動作説明図
【図8】 従来技術の問題点説明図(その1)
【図9】 従来技術の問題点説明図(その2)
【符号の説明】
1 接続探査信号送信手段 2 受信信号検出手段 3 接続確認信号送信手段 4 動作状態切替手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 11/04 H04M 7/00 H04Q 3/42 107

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送路と中継交換機との間に各々
    設置されるとともに前記中継交換機内の通話路を介して
    対向接続されることにより、いずれかの前記伝送路から
    の圧縮された音声信号を別の前記伝送路へ送出する通信
    処理装置であって、前記音声信号の圧縮/復元処理を行う音声圧縮手段と、 前記音声信号のダミービット付加/除去処理を行うダミ
    ービット付加手段と、 前記音声圧縮手段及び前記ダミービット付加手段のいず
    れか一方により処理された前記音声信号を選択的に出力
    する切替手段と、 前記対向接続された他の 通信処理装置に対して前記通話
    路が接続されていることを探査する信号を送信する接続
    探査信号送信手段と、前記他の 通信処理装置から送信された前記接続探査信号
    、自装置より送信した前記接続探査信号の受信を示す
    前記他の通信処理装置から接続確認信号とを区別して
    検出する受信信号検出手段と、前記 受信信号検出手段が接続探査信号または接続確認信
    号を検出しとき前記他の 通信処理装置に前記接続確認信号を送信する接
    続確認信号送信手段とを備え 前記受信信号検出手段が前記接続確認信号を検出し、且
    つ、前記接続確認信号送信手段が前記接続確認信号を送
    信しているとき、前記ダミービット付加手段により処理
    された前記音声信号を出力するよう前記切替手段を制御
    することを特徴とする通信処理装置。
  2. 【請求項2】 前記接続探査信号として第1の同期パタ
    ーンの切替同期信号を用い、前記接続確認信号として第
    2の同期パターンの切替同期信号を用いることを特徴と
    する請求項1の通信処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の伝送路と中継交換機との間に各々
    設置されるとともに前記中継交換機内の通話路を介して
    対向接続されることにより、いずれかの前記伝送路から
    の圧縮された音声信号を別の前記伝送路へ送出する通信
    処理装置であって、 前記音声信号の圧縮/復元処理を行う音声圧縮手段と、 前記音声信号のダミービット付加/除去処理を行うダミ
    ービット付加手段と、 前記音声圧縮手段及びダミービット付加手段のいずれか
    一方により処理された前記音声信号を選択的に出力する
    切替手段と、 前記対向接続された他の通信処理装置に対して前記通話
    路が接続されていることを探査する信号を送信する接続
    探査信号送信手段と、 前記他の通信処理装置から送信された前記接続探査信号
    と、自装置より送信した前記接続探査信号の受信を示す
    前記他の通信処理装置からの接続確認信号とを区別して
    検出する受信信号検出手段とを備え、 前記受信信号検出手段が接続探査信号または接続確認信
    号を検出したとき 前記他の通信処理装置に前記接続確認信号を送信し、 前記受信信号検出手段が前記接続確認信号を検出し、且
    つ、前記接続確認信号送信手段が前記接続確認信号を送
    信しているとき、前記ダミービット付加手段により処理
    された前記音声信号を出力することを特徴とする通信処
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記接続探査信号として第1の同期パタ
    ーンの切替同期信号を用い、前記接続確認信号として第
    2の同期パターンの切替同期信号を用いることを特徴と
    する請求項3の通信処理方法。
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