JP2002300354A - キャリッジ固定ネジの格納構造 - Google Patents
キャリッジ固定ネジの格納構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像読取装置のキャリッジを外部からネジ止
めして固定するためのキャリッジ固定ネジを、その不使
用時に保管するネジ保持部を画像読取装置の一部に形成
することにより、キャリッジ固定ネジをキャリッジから
取り外した後に紛失することを防止する。 【解決手段】 画像読取装置１の一部、例えば本体背面
１ａにネジ保持部１９を形成する。このネジ保持部１９
は、キャリッジ固定ネジ１７のネジ部２０を保持する保
持部と、頭部２２を格納する格納部２３とを備える。
めして固定するためのキャリッジ固定ネジを、その不使
用時に保管するネジ保持部を画像読取装置の一部に形成
することにより、キャリッジ固定ネジをキャリッジから
取り外した後に紛失することを防止する。 【解決手段】 画像読取装置１の一部、例えば本体背面
１ａにネジ保持部１９を形成する。このネジ保持部１９
は、キャリッジ固定ネジ１７のネジ部２０を保持する保
持部と、頭部２２を格納する格納部２３とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、光源ランプを移
動させながらその光を原稿に照射して、その反射光から
原稿に形成された画情報を読み取る原稿静止型の画像読
取装置に関するもので、特に、原稿の移動を行なわせる
キャリッジを外部からネジ止め固定するためのキャリッ
ジ固定ネジの格納構造に関する。
動させながらその光を原稿に照射して、その反射光から
原稿に形成された画情報を読み取る原稿静止型の画像読
取装置に関するもので、特に、原稿の移動を行なわせる
キャリッジを外部からネジ止め固定するためのキャリッ
ジ固定ネジの格納構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】複写機やスキャナ等、紙面等に表された
原稿の画像を読み取って各種の処理を行う画像読取装置
であって、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を
読み取る原稿静止型の画像読取装置には、原稿を走査す
るためにキャリッジが使用されている。このキャリッジ
には、原稿を照明する光源ランプや原稿に表された読み
取るべき画像を捕捉して、ＣＣＤ等の画像処理部に導く
ための光路を形成する反射鏡等が設けられており、この
キャリッジを原稿に沿って移動させることにより該原稿
に形成された画像を走査し、捕捉している。
原稿の画像を読み取って各種の処理を行う画像読取装置
であって、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を
読み取る原稿静止型の画像読取装置には、原稿を走査す
るためにキャリッジが使用されている。このキャリッジ
には、原稿を照明する光源ランプや原稿に表された読み
取るべき画像を捕捉して、ＣＣＤ等の画像処理部に導く
ための光路を形成する反射鏡等が設けられており、この
キャリッジを原稿に沿って移動させることにより該原稿
に形成された画像を走査し、捕捉している。
【０００３】他方、原稿の画像面から前記画像処理部ま
での光路長は、キャリッジが移動した場合であっても一
定の長さに保たれなければならない。このため、原稿の
全域に対応した距離を移動するフルレートキャリッジ
と、該フルレートキャリッジの半分の距離を移動するハ
ーフレートキャリッジとが組み合わされた構造を備えて
いる。すなわち、フルレートキャリッジには原稿の画像
が入射される第１反射鏡が備えられ、ハーフレートキャ
リッジには該第１反射鏡で反射された画像が入射される
第２反射鏡と、第２反射鏡で反射された画像が入射され
る第３反射鏡とが備えられ、第３反射鏡で反射した画像
が画像処理部に入射するようにしてある。そして、これ
らフルレートキャリッジとハーフレートキャリッジの移
動は、モータの動力によってプーリに巻き取られるワイ
ヤにこれらキャリッジを連繋させ、このワイヤの走行に
よって行われるようにしてある。
での光路長は、キャリッジが移動した場合であっても一
定の長さに保たれなければならない。このため、原稿の
全域に対応した距離を移動するフルレートキャリッジ
と、該フルレートキャリッジの半分の距離を移動するハ
ーフレートキャリッジとが組み合わされた構造を備えて
いる。すなわち、フルレートキャリッジには原稿の画像
が入射される第１反射鏡が備えられ、ハーフレートキャ
リッジには該第１反射鏡で反射された画像が入射される
第２反射鏡と、第２反射鏡で反射された画像が入射され
る第３反射鏡とが備えられ、第３反射鏡で反射した画像
が画像処理部に入射するようにしてある。そして、これ
らフルレートキャリッジとハーフレートキャリッジの移
動は、モータの動力によってプーリに巻き取られるワイ
ヤにこれらキャリッジを連繋させ、このワイヤの走行に
よって行われるようにしてある。
【０００４】ところで、フルレートキャリッジおよびハ
ーフレートキャリッジはいずれも移動する部材であるの
で、外部から強い衝撃や振動が与えられると移動してし
まうおそれがある。運搬中等に衝撃が連続的に加えられ
ると、各キャリッジが無理に移動されて各反射鏡の角度
が狂ってしまったり、場合によってはキャリッジが損傷
してしまうおそれがある。このため、画像読取装置を運
搬等する際には、各キャリッジを外部からキャリッジ固
定ネジによって固定するようにしてある。
ーフレートキャリッジはいずれも移動する部材であるの
で、外部から強い衝撃や振動が与えられると移動してし
まうおそれがある。運搬中等に衝撃が連続的に加えられ
ると、各キャリッジが無理に移動されて各反射鏡の角度
が狂ってしまったり、場合によってはキャリッジが損傷
してしまうおそれがある。このため、画像読取装置を運
搬等する際には、各キャリッジを外部からキャリッジ固
定ネジによって固定するようにしてある。
【０００５】このキャリッジ固定ネジは、例えば画像読
取装置の設置場所等に搬入されるまで使用される。従
来、このキャリッジ固定ネジは、画像読取装置が所定の
場所に設置された場合には、それ以後は該画像読取装置
は殆ど移動されないため、例えば搬入業者が取り外して
回収してしまったり、画像読取装置の付近の適宜な場所
に保管されたりしていた。
取装置の設置場所等に搬入されるまで使用される。従
来、このキャリッジ固定ネジは、画像読取装置が所定の
場所に設置された場合には、それ以後は該画像読取装置
は殆ど移動されないため、例えば搬入業者が取り外して
回収してしまったり、画像読取装置の付近の適宜な場所
に保管されたりしていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年はオフ
ィスの移動の機会が増え、一端設置した画像読取装置を
再び長距離間で搬送しなければならない場合が多くなっ
ている。この搬送時にもキャリッジが不用意に移動して
は不都合であるから、キャリッジが移動しないようキャ
リッジ固定ネジを用いて固定することが望まれている。
ィスの移動の機会が増え、一端設置した画像読取装置を
再び長距離間で搬送しなければならない場合が多くなっ
ている。この搬送時にもキャリッジが不用意に移動して
は不都合であるから、キャリッジが移動しないようキャ
リッジ固定ネジを用いて固定することが望まれている。
【０００７】しかしながら、業者により回収された場合
には、キャリッジ固定ネジが存せず、また画像読取装置
の付近に保管してあっても、長期間が経過した場合には
失念されてしまったり、紛失されてしまったりするおそ
れがある。このため、キャリッジを固定せずに画像読取
装置が運搬され、キャリッジが不用意に移動してしまっ
て、破損したり変形したりするおそれがある。また、キ
ャリッジ固定ネジを用いてキャリッジを固定する必要が
あること自体を失念してしまって、画像読取装置を運搬
してしまうおそれがある。
には、キャリッジ固定ネジが存せず、また画像読取装置
の付近に保管してあっても、長期間が経過した場合には
失念されてしまったり、紛失されてしまったりするおそ
れがある。このため、キャリッジを固定せずに画像読取
装置が運搬され、キャリッジが不用意に移動してしまっ
て、破損したり変形したりするおそれがある。また、キ
ャリッジ固定ネジを用いてキャリッジを固定する必要が
あること自体を失念してしまって、画像読取装置を運搬
してしまうおそれがある。
【０００８】そこで、この発明は、所定の場所に設置さ
れた画像読取装置から取り外され、再度運搬されるまで
必要とされないキャリッジ固定ネジの紛失を防止し、ま
た、再度画像読取装置を運搬する場合には、キャリッジ
を固定することを想起させることができるキャリッジ固
定ネジの格納構造を提供することを目的としている。
れた画像読取装置から取り外され、再度運搬されるまで
必要とされないキャリッジ固定ネジの紛失を防止し、ま
た、再度画像読取装置を運搬する場合には、キャリッジ
を固定することを想起させることができるキャリッジ固
定ネジの格納構造を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係るキャリッジ固定
ネジの格納構造は、プラテンガラス上に載置された原稿
に、光源ランプを移動させながらその光を照射し、その
反射光を捕捉して受光部に導き、該原稿に形成された画
像を読み取る画像読取装置において、前記光源ランプを
搭載したキャリッジと、反射光を受光部に導くための反
射鏡を搭載したキャリッジを、外部からネジ止めして固
定するためのキャリッジ固定ネジを、その不使用時に保
持させるネジ保持部を画像読取装置の一部に形成したこ
とを特徴としている。
めの技術的手段として、この発明に係るキャリッジ固定
ネジの格納構造は、プラテンガラス上に載置された原稿
に、光源ランプを移動させながらその光を照射し、その
反射光を捕捉して受光部に導き、該原稿に形成された画
像を読み取る画像読取装置において、前記光源ランプを
搭載したキャリッジと、反射光を受光部に導くための反
射鏡を搭載したキャリッジを、外部からネジ止めして固
定するためのキャリッジ固定ネジを、その不使用時に保
持させるネジ保持部を画像読取装置の一部に形成したこ
とを特徴としている。
【００１０】画像読取装置から外されたキャリッジ固定
ネジを、前記ネジ保持部に収容させる。これにより、キ
ャリッジ固定ネジは画像読取装置自体に保管される。こ
のため、キャリッジ固定ネジの紛失が防止される。しか
も、該画像読取装置を再度運搬しようとする場合には、
このキャリッジ固定ネジの存在に気がつき、キャリッジ
を固定する必要があることを想起する。
ネジを、前記ネジ保持部に収容させる。これにより、キ
ャリッジ固定ネジは画像読取装置自体に保管される。こ
のため、キャリッジ固定ネジの紛失が防止される。しか
も、該画像読取装置を再度運搬しようとする場合には、
このキャリッジ固定ネジの存在に気がつき、キャリッジ
を固定する必要があることを想起する。
【００１１】また、請求項２の発明に係るキャリッジ固
定ネジの格納構造は、前記ネジ保持部は、前記キャリッ
ジ固定ネジの、ネジ部を保持する保持部と、頭部を格納
する格納部とからなることを特徴としている。
定ネジの格納構造は、前記ネジ保持部は、前記キャリッ
ジ固定ネジの、ネジ部を保持する保持部と、頭部を格納
する格納部とからなることを特徴としている。
【００１２】キャリッジ固定ネジのネジ部が保持される
と共に、頭部が前記格納部に格納されるので、キャリッ
ジ固定ネジが画像読取装置の周囲に飛び出すことが防止
される。このため、画像読取装置の見栄えを損ねること
がなく、また画像読取装置の使用者がキャリッジ固定ネ
ジに誤って引っ掛かってしまうことが防止される。
と共に、頭部が前記格納部に格納されるので、キャリッ
ジ固定ネジが画像読取装置の周囲に飛び出すことが防止
される。このため、画像読取装置の見栄えを損ねること
がなく、また画像読取装置の使用者がキャリッジ固定ネ
ジに誤って引っ掛かってしまうことが防止される。
【００１３】また、請求項３の発明に係るキャリッジ固
定ネジの格納構造は、前記ネジ保持部を、前記画像読取
装置の本体背面に形成したことを特徴としている。
定ネジの格納構造は、前記ネジ保持部を、前記画像読取
装置の本体背面に形成したことを特徴としている。
【００１４】すなわち、画像読取装置の通常使用時に
は、キャリッジ固定ネジは見えない部位に格納される。
このため、キャリッジ固定ネジは、紛失が防止されると
共に、画像読取装置の見栄えが損なわれることがない。
は、キャリッジ固定ネジは見えない部位に格納される。
このため、キャリッジ固定ネジは、紛失が防止されると
共に、画像読取装置の見栄えが損なわれることがない。
【００１５】また、請求項４の発明に係るキャリッジ固
定ネジの格納構造は、前記ネジ保持部を、前記画像読取
装置のプラテンガラスを覆う蓋体の背面に形成したこと
を特徴としている。
定ネジの格納構造は、前記ネジ保持部を、前記画像読取
装置のプラテンガラスを覆う蓋体の背面に形成したこと
を特徴としている。
【００１６】装置本体に取り付ける場合には、装置本体
の内側にキャリッジ固定ネジのネジ部が突出することに
なり、このネジ部が位置することになるスペースが必要
となって、装置本体内の各部品の配置の自由度を制限す
るおそれがある。これに対して、蓋体にネジ保持部を設
けた場合には、部品の配置の自由度を奪うことが殆どな
い。しかも、画像読取装置の見栄えを損なうことがな
い。
の内側にキャリッジ固定ネジのネジ部が突出することに
なり、このネジ部が位置することになるスペースが必要
となって、装置本体内の各部品の配置の自由度を制限す
るおそれがある。これに対して、蓋体にネジ保持部を設
けた場合には、部品の配置の自由度を奪うことが殆どな
い。しかも、画像読取装置の見栄えを損なうことがな
い。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係るキャリッジ固定ネジ保持
構造を具体的に説明する。図３は、このキャリッジ固定
ネジ保持構造を備えるのに適した原稿静止型の画像読取
装置１の概略の構造を示す斜視図、図４は概略の側面図
である。画像読取装置１の筺体２の長手方向の壁部２ａ
の内側面には棚状に２枚のガイド板２ｂ、２ｅが設けら
れ、これらガイド板２ｂ、２ｅにフルレートキャリッジ
３とハーフレートキャリッジ４とがそれぞれ載置され、
これらキャリッジ３、４はガイド板２ｂ、２ｅにそれぞ
れ案内されて、筐体２の長手方向に移動する。また、筐
体２の上面には図示しないプラテンガラスが取り付けら
れ、このプラテンガラスに原稿が載置される。フルレー
トキャリッジ３には蛍光灯等の光源ランプ５が搭載され
ており、この光源ランプ５で原稿を照射する。また、筐
体２の底板２ｃの適宜位置には、結像レンズ６とＣＣＤ
（電荷結像素子）等の光電変換デバイス７が設けられて
いる。
態に基づいて、この発明に係るキャリッジ固定ネジ保持
構造を具体的に説明する。図３は、このキャリッジ固定
ネジ保持構造を備えるのに適した原稿静止型の画像読取
装置１の概略の構造を示す斜視図、図４は概略の側面図
である。画像読取装置１の筺体２の長手方向の壁部２ａ
の内側面には棚状に２枚のガイド板２ｂ、２ｅが設けら
れ、これらガイド板２ｂ、２ｅにフルレートキャリッジ
３とハーフレートキャリッジ４とがそれぞれ載置され、
これらキャリッジ３、４はガイド板２ｂ、２ｅにそれぞ
れ案内されて、筐体２の長手方向に移動する。また、筐
体２の上面には図示しないプラテンガラスが取り付けら
れ、このプラテンガラスに原稿が載置される。フルレー
トキャリッジ３には蛍光灯等の光源ランプ５が搭載され
ており、この光源ランプ５で原稿を照射する。また、筐
体２の底板２ｃの適宜位置には、結像レンズ６とＣＣＤ
（電荷結像素子）等の光電変換デバイス７が設けられて
いる。
【００１８】そして、フルレートキャリッジ３には第１
反射鏡１０が設けられ、ハーフレートキャリッジ４には
第２反射鏡１１と第３反射鏡１２とが設けられている。
光源ランプ５で照射し、原稿で反射した光は、前記第１
反射鏡１０と第２反射鏡１１、第３反射鏡１２とで順次
反射して前記結像レンズ６を透過し光電変換デバイス７
に入射するようにしてあり、これら第１反射鏡１０と第
２反射鏡１１、第３反射鏡１２により原稿から光電変換
デバイス７に至る光路が形成されている。
反射鏡１０が設けられ、ハーフレートキャリッジ４には
第２反射鏡１１と第３反射鏡１２とが設けられている。
光源ランプ５で照射し、原稿で反射した光は、前記第１
反射鏡１０と第２反射鏡１１、第３反射鏡１２とで順次
反射して前記結像レンズ６を透過し光電変換デバイス７
に入射するようにしてあり、これら第１反射鏡１０と第
２反射鏡１１、第３反射鏡１２により原稿から光電変換
デバイス７に至る光路が形成されている。
【００１９】前述したように、原稿の画情報を取得する
場合には原稿の全域を照射しなければならないから、前
記フルレートキャリッジ３はプラテンガラス９の全域に
わたって移動可能としてある。このフルレートキャリッ
ジ３の移動によっても、光電変換デバイス７に至る前記
光路の長さが一定でなければならない。このため、前記
ハーフレートキャリッジ４はフルレートキャリッジ３の
移動量のほぼ１／２の移動量で、フルレートキャリッジ
３に同期して移動するようにして、該光路が一定長さと
なるようにしてある。なお、各キャリッジ３、４は、ワ
イヤ１４に連結されてプーリ１５、１６、３１により駆
動されるようにしてある。
場合には原稿の全域を照射しなければならないから、前
記フルレートキャリッジ３はプラテンガラス９の全域に
わたって移動可能としてある。このフルレートキャリッ
ジ３の移動によっても、光電変換デバイス７に至る前記
光路の長さが一定でなければならない。このため、前記
ハーフレートキャリッジ４はフルレートキャリッジ３の
移動量のほぼ１／２の移動量で、フルレートキャリッジ
３に同期して移動するようにして、該光路が一定長さと
なるようにしてある。なお、各キャリッジ３、４は、ワ
イヤ１４に連結されてプーリ１５、１６、３１により駆
動されるようにしてある。
【００２０】そして、図３に示すように、各キャリッジ
３、４が片寄せされる壁部２ｄには貫通孔１８が形成さ
れている。各キャリッジ３、４を固定するためのキャリ
ッジ固定ネジ１７は、この貫通孔１８から挿入されて、
キャリッジ３、４と螺合する。すなわち、各キャリッジ
３、４を固定するときは、図４において二点鎖線で示す
ように、これらのキャリッジ３、４を壁部２ｄに片寄せ
して、キャリッジ固定ネジ１７を貫通孔18に外部から貫
通させ、フルレートキャリッジ３にネジ止めする。これ
により、壁部２ｄとフルレートキャリッジ３とが固定さ
れると共に、ハーフレートキャリッジ４が壁部２ｄとフ
ルレートキャリッジ３との間に挟まれて固定されて、こ
れらキャリッジ３、４が固定される。なお、キャリッジ
固定ネジ１７は既知のものであり、雄ネジが形成された
ネジ部２０と、該ネジ部２０を回転させるために把持さ
れる頭部２２とにより形成されている。
３、４が片寄せされる壁部２ｄには貫通孔１８が形成さ
れている。各キャリッジ３、４を固定するためのキャリ
ッジ固定ネジ１７は、この貫通孔１８から挿入されて、
キャリッジ３、４と螺合する。すなわち、各キャリッジ
３、４を固定するときは、図４において二点鎖線で示す
ように、これらのキャリッジ３、４を壁部２ｄに片寄せ
して、キャリッジ固定ネジ１７を貫通孔18に外部から貫
通させ、フルレートキャリッジ３にネジ止めする。これ
により、壁部２ｄとフルレートキャリッジ３とが固定さ
れると共に、ハーフレートキャリッジ４が壁部２ｄとフ
ルレートキャリッジ３との間に挟まれて固定されて、こ
れらキャリッジ３、４が固定される。なお、キャリッジ
固定ネジ１７は既知のものであり、雄ネジが形成された
ネジ部２０と、該ネジ部２０を回転させるために把持さ
れる頭部２２とにより形成されている。
【００２１】そして、本実施形態に係るキャリッジ固定
ネジの格納構造のネジ保持部１９は、図１および図２に
示すように、画像読取装置１の一部に形成されて、キャ
リッジ固定ネジ１７を、その不使用時に保持できるよう
にしてある。そして、このネジ保持部１９は、画像読取
装置１の本体背面１ａに形成されている。なお、この実
施形態では、このネジ保持部１９は、画像読取装置１の
本体のカバー部材２５の背面に形成されている。
ネジの格納構造のネジ保持部１９は、図１および図２に
示すように、画像読取装置１の一部に形成されて、キャ
リッジ固定ネジ１７を、その不使用時に保持できるよう
にしてある。そして、このネジ保持部１９は、画像読取
装置１の本体背面１ａに形成されている。なお、この実
施形態では、このネジ保持部１９は、画像読取装置１の
本体のカバー部材２５の背面に形成されている。
【００２２】前記ネジ保持部１９は、キャリッジ固定ネ
ジ１７のネジ部２０を保持する保持部２１と、頭部２２
を格納する格納部２３とにより構成されている。前記保
持部２１は、ネジ部２０を囲む複数の歯を備えている。
そして、各歯の先端で囲まれた中央部にネジ部２０を差
し込んで、これら歯の弾性変形によりネジ部２０を保持
するようにしてある。また、格納部２３は、本体背面１
ａから凹ませて、頭部２２を収容することができる形状
に形成されている。なお、図１中の符号２４は、プラテ
ンガラス９を覆う蓋体である。
ジ１７のネジ部２０を保持する保持部２１と、頭部２２
を格納する格納部２３とにより構成されている。前記保
持部２１は、ネジ部２０を囲む複数の歯を備えている。
そして、各歯の先端で囲まれた中央部にネジ部２０を差
し込んで、これら歯の弾性変形によりネジ部２０を保持
するようにしてある。また、格納部２３は、本体背面１
ａから凹ませて、頭部２２を収容することができる形状
に形成されている。なお、図１中の符号２４は、プラテ
ンガラス９を覆う蓋体である。
【００２３】以上により構成されたこの発明の実施形態
に係るキャリッジ固定ネジの格納構造の作用を、以下に
説明する。
に係るキャリッジ固定ネジの格納構造の作用を、以下に
説明する。
【００２４】フルレートキャリッジ３から取り外したキ
ャリッジ固定ネジ１７は、ネジ保持部１９に差し込んで
保持させることになる。このとき、キャリッジ固定ネジ
１７のネジ部２０を保持部２１に挿入して、該保持部２
１が備えている前記歯により保持させる。そして、キャ
リッジ固定ネジ１７の頭部２２を前記格納部２３に収容
させる。
ャリッジ固定ネジ１７は、ネジ保持部１９に差し込んで
保持させることになる。このとき、キャリッジ固定ネジ
１７のネジ部２０を保持部２１に挿入して、該保持部２
１が備えている前記歯により保持させる。そして、キャ
リッジ固定ネジ１７の頭部２２を前記格納部２３に収容
させる。
【００２５】このように、取り外したキャリッジ固定ネ
ジ１７をネジ保持部１９に保持させることにより、キャ
リッジ固定ネジ１７が画像読取装置１と別々になること
を防止できる。したがって、キャリッジ固定ネジ１７の
紛失を防止することができる。
ジ１７をネジ保持部１９に保持させることにより、キャ
リッジ固定ネジ１７が画像読取装置１と別々になること
を防止できる。したがって、キャリッジ固定ネジ１７の
紛失を防止することができる。
【００２６】また、キャリッジ固定ネジ１７のネジ部２
０が保持されると共に、頭部２２が格納されるので、キ
ャリッジ固定ネジ１７が画像読取装置１の周囲に飛び出
すことが防止される。このため、画像読取装置１の見栄
えを損ねることがなく、また画像読取装置１の使用者
が、キャリッジ固定ネジ１７に誤って引っ掛かってしま
うことを防止できる。
０が保持されると共に、頭部２２が格納されるので、キ
ャリッジ固定ネジ１７が画像読取装置１の周囲に飛び出
すことが防止される。このため、画像読取装置１の見栄
えを損ねることがなく、また画像読取装置１の使用者
が、キャリッジ固定ネジ１７に誤って引っ掛かってしま
うことを防止できる。
【００２７】しかも、キャリッジ固定ネジ１７は画像読
取装置１の背面１ａという比較的目に付き難い部位に保
持されるので、画像読取装置１の見栄えを損ねることが
ない。
取装置１の背面１ａという比較的目に付き難い部位に保
持されるので、画像読取装置１の見栄えを損ねることが
ない。
【００２８】なお、本実施形態では、ネジ保持部１９を
画像読取装置１の本体背面１ａに設けて構造について説
明してあるが、画像読取装置１のプラテンガラス９を覆
う蓋体２４に形成しても良い。
画像読取装置１の本体背面１ａに設けて構造について説
明してあるが、画像読取装置１のプラテンガラス９を覆
う蓋体２４に形成しても良い。
【００２９】さらに、上述した各実施形態では、ネジ保
持部１９はキャリッジ固定ネジ１７のネジ部２０を保持
部２１により保持することにより固定しているが、これ
には限られず頭部２２を保持して固定するようにしても
良い。
持部１９はキャリッジ固定ネジ１７のネジ部２０を保持
部２１により保持することにより固定しているが、これ
には限られず頭部２２を保持して固定するようにしても
良い。
【００３０】また、ネジ保持部１９を本体背面１ａなど
の目立ち難い部位に設けた場合は、頭部２２を格納せず
に背面１ａから突出しても構わない。これにより、格納
部２３を形成せずに保持部２１だけを設ければ良いの
で、格納部２３を形成するスペースがない部分であって
もネジ保持部１９を形成することができる。
の目立ち難い部位に設けた場合は、頭部２２を格納せず
に背面１ａから突出しても構わない。これにより、格納
部２３を形成せずに保持部２１だけを設ければ良いの
で、格納部２３を形成するスペースがない部分であって
もネジ保持部１９を形成することができる。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明したように、この発明に係る
キャリッジ固定ネジの格納構造によれば、キャリッジ固
定ネジを、その不使用時に画像読取装置の適宜位置に保
持させて保管できるので、キャリッジ固定ネジが画像読
取装置と別々になることを防止でき、キャリッジ固定ネ
ジの紛失を防止できる。
キャリッジ固定ネジの格納構造によれば、キャリッジ固
定ネジを、その不使用時に画像読取装置の適宜位置に保
持させて保管できるので、キャリッジ固定ネジが画像読
取装置と別々になることを防止でき、キャリッジ固定ネ
ジの紛失を防止できる。
【００３２】しかも、画像読取装置に保管されるので、
該画像読取装置は改めて運搬する場合に、このキャリッ
ジ固定ネジの存在に気がついて、キャリッジを固定する
ことを失念してしまうことが防止され、運搬中にキャリ
ッジを損傷させたりすることが防止される。
該画像読取装置は改めて運搬する場合に、このキャリッ
ジ固定ネジの存在に気がついて、キャリッジを固定する
ことを失念してしまうことが防止され、運搬中にキャリ
ッジを損傷させたりすることが防止される。
【００３３】また、請求項の２の発明に係るキャリッジ
固定ネジの格納構造によれば、キャリッジ固定ネジのネ
ジ部を保持する保持部と頭部を格納する格納部とを備え
ているので、キャリッジ固定ネジが画像読取装置の外部
に突出してしまうことがない。このため、画像読取装置
の見栄えを損ねることがなく、また画像読取装置の使用
者が、誤ってキャリッジ固定ネジを引っ掛けてしまうこ
とを防止できる。
固定ネジの格納構造によれば、キャリッジ固定ネジのネ
ジ部を保持する保持部と頭部を格納する格納部とを備え
ているので、キャリッジ固定ネジが画像読取装置の外部
に突出してしまうことがない。このため、画像読取装置
の見栄えを損ねることがなく、また画像読取装置の使用
者が、誤ってキャリッジ固定ネジを引っ掛けてしまうこ
とを防止できる。
【００３４】また、請求項３の発明に係るキャリッジ固
定ネジの格納構造によれば、キャリッジ固定ネジは比較
的目に付き難い部位に保持される。このため、キャリッ
ジ固定ネジの紛失を防止すると共に、画像読取装置の見
栄えを損ねることがない。
定ネジの格納構造によれば、キャリッジ固定ネジは比較
的目に付き難い部位に保持される。このため、キャリッ
ジ固定ネジの紛失を防止すると共に、画像読取装置の見
栄えを損ねることがない。
【００３５】また、請求項４の発明に係るキャリッジ固
定ネジの格納構造によれば、装置本体に該キャリッジ固
定ネジの保管スペースを確保する必要がなく、画像読取
装置の本体内における各部品の配置設計の自由度を制限
することが殆どない。
定ネジの格納構造によれば、装置本体に該キャリッジ固
定ネジの保管スペースを確保する必要がなく、画像読取
装置の本体内における各部品の配置設計の自由度を制限
することが殆どない。
【図１】この発明に係るキャリッジ固定ネジ保持構造を
備えた画像読取装置を説明するための概略の斜視図であ
る。
備えた画像読取装置を説明するための概略の斜視図であ
る。
【図２】キャリッジ固定ネジ保持構造を説明するために
一部を省略して示す図であり、（Ａ）はキャリッジ固定
ネジを保持していない状態の正面図、（Ｂ）はキャリッ
ジ固定ネジを保持した状態の正面図、（Ｃ）はキャリッ
ジ固定ネジを保持した状態の平面図で一部を切断して示
し、（Ｄ）はキャリッジ固定ネジを保持した状態の側面
図で一部を切断して示している。
一部を省略して示す図であり、（Ａ）はキャリッジ固定
ネジを保持していない状態の正面図、（Ｂ）はキャリッ
ジ固定ネジを保持した状態の正面図、（Ｃ）はキャリッ
ジ固定ネジを保持した状態の平面図で一部を切断して示
し、（Ｄ）はキャリッジ固定ネジを保持した状態の側面
図で一部を切断して示している。
【図３】画像読取装置の概略の斜視図である。
【図４】画像読取装置の概略の側面図である。
１ 画像読取装置 １７ キャリッジ固定ネジ １９ ネジ保持部 ２０ ネジ部 ２１ 保持部 ２２ 頭部 ２３ 格納部 ２４ 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H108 AA01 HA07 5C062 AA05 AB17 AD03 AD06 BA00 5C072 AA01 BA20 CA02 DA04 LA02 MA01 MB01 MB06 XA01
Claims (4)
- 【請求項１】 プラテンガラス上に載置された原稿に、
光源ランプを移動させながらその光を照射し、その反射
光を捕捉して受光部に導き、該原稿に形成された画像を
読み取る画像読取装置において、 前記光源ランプを搭載したキャリッジと、反射光を受光
部に導くための反射鏡を搭載したキャリッジを、外部か
らネジ止めして固定するためのキャリッジ固定ネジを、
その不使用時に保持させるネジ保持部を画像読取装置の
一部に形成したことを特徴とするキャリッジ固定ネジの
格納構造。 - 【請求項２】 前記ネジ保持部は、前記キャリッジ固定
ネジの、ネジ部を保持する保持部と、頭部を格納する格
納部とからなることを特徴とする請求項１に記載のキャ
リッジ固定ネジの格納構造。 - 【請求項３】 前記ネジ保持部を、前記画像読取装置の
本体背面に形成したことを特徴とする請求項１または請
求項２に記載のキャリッジ固定ネジの格納構造。 - 【請求項４】 前記ネジ保持部を、前記画像読取装置の
プラテンガラスを覆う蓋体の背面に形成したことを特徴
とする請求項１または請求項２に記載のキャリッジ固定
ネジの格納構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001102635A JP2002300354A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | キャリッジ固定ネジの格納構造 |
| US10/106,647 US6688824B2 (en) | 2001-03-30 | 2002-03-26 | Carriage fixing screw housing structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001102635A JP2002300354A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | キャリッジ固定ネジの格納構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002300354A true JP2002300354A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18955801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001102635A Pending JP2002300354A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | キャリッジ固定ネジの格納構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6688824B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002300354A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006098956A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Kyocera Mita Corp | 原稿読取装置および画像形成装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003295338A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 画像読取装置の防塵構造 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3084958A (en) * | 1960-03-30 | 1963-04-09 | Appleton Electric Co | Clamp assembly for electrical boxes and the like |
| US3218906A (en) * | 1962-06-18 | 1965-11-23 | James N Dupree | Captive screw and washer assembly |
| US3289726A (en) * | 1963-03-25 | 1966-12-06 | Deutsch Fastener Corp | Retaining device |
| US3967049A (en) * | 1975-02-27 | 1976-06-29 | Sola Basic Industries, Inc. | Mounting strap |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001102635A patent/JP2002300354A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-26 US US10/106,647 patent/US6688824B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006098956A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Kyocera Mita Corp | 原稿読取装置および画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6688824B2 (en) | 2004-02-10 |
| US20020140874A1 (en) | 2002-10-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050520 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070925 |