JPH10243182A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH10243182A JPH10243182A JP9045189A JP4518997A JPH10243182A JP H10243182 A JPH10243182 A JP H10243182A JP 9045189 A JP9045189 A JP 9045189A JP 4518997 A JP4518997 A JP 4518997A JP H10243182 A JPH10243182 A JP H10243182A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スキャナーの縮小光学系が収納されるケーシン
グを入れ子式に伸縮自在に構成し、非使用時に装置本体
の体積を小型化できる携帯に便利な画像読取装置を提供
する。 【解決手段】ケーシング22の本体部26と伸縮可動部
28とが入れ子式に組み合わされ、伸縮可動部28は本
体部26の内壁面に沿って上下方向に摺動自在に支持さ
れる。装置の使用時には、伸縮可動部28を本体部26
から引き出し、所定の位置でロック保持することで、折
り返し用のミラー14が位置決めされ、光源12で照明
された原稿30からの反射光を前記ミラー14、結像レ
ンズ16を介してCCDイメージセンサ18に導く縮小
光学系の光路が形成される。また、装置を使用しない場
合には伸縮可動部28を本体部26内に収納し、装置全
体の大きさ(体積)を使用時よりも大幅に小型化する。
グを入れ子式に伸縮自在に構成し、非使用時に装置本体
の体積を小型化できる携帯に便利な画像読取装置を提供
する。 【解決手段】ケーシング22の本体部26と伸縮可動部
28とが入れ子式に組み合わされ、伸縮可動部28は本
体部26の内壁面に沿って上下方向に摺動自在に支持さ
れる。装置の使用時には、伸縮可動部28を本体部26
から引き出し、所定の位置でロック保持することで、折
り返し用のミラー14が位置決めされ、光源12で照明
された原稿30からの反射光を前記ミラー14、結像レ
ンズ16を介してCCDイメージセンサ18に導く縮小
光学系の光路が形成される。また、装置を使用しない場
合には伸縮可動部28を本体部26内に収納し、装置全
体の大きさ(体積)を使用時よりも大幅に小型化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置に係
り、特に、手動によって原稿面上を走行させながら画像
情報を取り込むハンディースキャナー等の小型の画像読
取装置に関する。
り、特に、手動によって原稿面上を走行させながら画像
情報を取り込むハンディースキャナー等の小型の画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】照明用の光源で原稿を照明しつつ、該原
稿に沿って移動しながら画像情報を取り込むハンディー
スキャナーでは、読取口(スリット)から入射する原稿
面からの光を結像レンズを介してラインセンサ(CC
D)に導いている。この種のスキャナー装置では、画角
をなるべく小さくし、結像レンズの負担を軽減するため
共役長を長く設定する必要がある。かかる要請から、従
来は、光路中に折り返し用のミラーを複数枚使用するこ
とで光路長を確保し、小型化を図っている。
稿に沿って移動しながら画像情報を取り込むハンディー
スキャナーでは、読取口(スリット)から入射する原稿
面からの光を結像レンズを介してラインセンサ(CC
D)に導いている。この種のスキャナー装置では、画角
をなるべく小さくし、結像レンズの負担を軽減するため
共役長を長く設定する必要がある。かかる要請から、従
来は、光路中に折り返し用のミラーを複数枚使用するこ
とで光路長を確保し、小型化を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、折り返
し用のミラーにより共役長を確保する方法では、小空間
に長い光路長を形成しようとすると必然的にミラーの枚
数が増え、更なる小型化も困難で、携帯用を目的とする
画像読取装置本体としての小型化に限界があるという問
題がある。また、ミラー枚数の増加はコストアップにつ
ながるという欠点もある。
し用のミラーにより共役長を確保する方法では、小空間
に長い光路長を形成しようとすると必然的にミラーの枚
数が増え、更なる小型化も困難で、携帯用を目的とする
画像読取装置本体としての小型化に限界があるという問
題がある。また、ミラー枚数の増加はコストアップにつ
ながるという欠点もある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、非使用時における装置本体の体積を小型化する
ことができ、携帯に便利な画像読取装置を提供すること
を目的とする。
もので、非使用時における装置本体の体積を小型化する
ことができ、携帯に便利な画像読取装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、原稿を照明する光源と、前記原稿からの反射
光を縮小してイメージセンサの受光面に結像させる結像
レンズと、を備えた画像読取装置において、前記光源、
結像レンズ、及びイメージセンサを収納するケーシング
を入れ子式に伸縮自在に構成し、前記ケーシングの本体
部に摺動自在に支持された伸縮可動部が前記本体部から
引き出された時に前記原稿からの光を前記結像レンズを
介してイメージセンサに導く縮小光学系の光路が形成さ
れようにしたことを特徴としている。
する為に、原稿を照明する光源と、前記原稿からの反射
光を縮小してイメージセンサの受光面に結像させる結像
レンズと、を備えた画像読取装置において、前記光源、
結像レンズ、及びイメージセンサを収納するケーシング
を入れ子式に伸縮自在に構成し、前記ケーシングの本体
部に摺動自在に支持された伸縮可動部が前記本体部から
引き出された時に前記原稿からの光を前記結像レンズを
介してイメージセンサに導く縮小光学系の光路が形成さ
れようにしたことを特徴としている。
【0006】本発明によれば、装置のケーシングを滑ら
せて畳み込める入れ子式に構成し、ケーシングの本体部
に摺動自在に支持された伸縮可動部に縮小光学系の光路
の一部を形成している。これにより、装置の使用時は伸
縮可動部を引き出して縮小光学系の光路を完成させ、所
定の共役長を確保するとともに、装置を使用しない場合
には前記伸縮可動部を本体部に収納することにより、非
使用時の装置体積を使用時の装置体積よりも大幅に小型
化できる。尚、伸縮可動部を本体部からスライドさせて
引き出すことで、本来の縮小光学系の光路を容易に再形
成することができる。
せて畳み込める入れ子式に構成し、ケーシングの本体部
に摺動自在に支持された伸縮可動部に縮小光学系の光路
の一部を形成している。これにより、装置の使用時は伸
縮可動部を引き出して縮小光学系の光路を完成させ、所
定の共役長を確保するとともに、装置を使用しない場合
には前記伸縮可動部を本体部に収納することにより、非
使用時の装置体積を使用時の装置体積よりも大幅に小型
化できる。尚、伸縮可動部を本体部からスライドさせて
引き出すことで、本来の縮小光学系の光路を容易に再形
成することができる。
【0007】特に、伸縮可動部に光路の折り返し用のミ
ラーを固着し、装置の使用時に前記ケーシングの伸縮可
動部を本体部から引き出した時に前記原稿からの光を前
記ミラーを介して前記結像レンズに導く光路が形成さ
れ、必要な共役長が確保されるようにすれば、ミラーの
設置枚数を最小限に抑えることができ、低コスト化を図
ることができる。
ラーを固着し、装置の使用時に前記ケーシングの伸縮可
動部を本体部から引き出した時に前記原稿からの光を前
記ミラーを介して前記結像レンズに導く光路が形成さ
れ、必要な共役長が確保されるようにすれば、ミラーの
設置枚数を最小限に抑えることができ、低コスト化を図
ることができる。
【0008】また、前記伸縮可動部又は本体部にクリッ
ク部を設け、該クリック部によって、伸縮可動部が本体
部に対して固定されるように構成することにより、簡便
な機構で伸縮可動部の位置決め及び固定が可能となり、
縮小光学系の再現も容易となる。
ク部を設け、該クリック部によって、伸縮可動部が本体
部に対して固定されるように構成することにより、簡便
な機構で伸縮可動部の位置決め及び固定が可能となり、
縮小光学系の再現も容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る画像読取装置の実施の形態について詳説する。図1
は、本発明に係る画像読取装置の実施の形態を示すハン
ディースキャナー装置の側面透視図である。尚、同図に
はスキャナーの使用時の様子が示され、図2には、スキ
ャナーの非使用時の様子が示されている。
る画像読取装置の実施の形態について詳説する。図1
は、本発明に係る画像読取装置の実施の形態を示すハン
ディースキャナー装置の側面透視図である。尚、同図に
はスキャナーの使用時の様子が示され、図2には、スキ
ャナーの非使用時の様子が示されている。
【0010】このスキャナー装置10は、照明用の光源
12、折り返し用のミラー14、結像レンズ16、CC
Dイメージセンサ18、及び位置検出用のゴムローラ2
0等から成り、これらの各部材は伸縮自在に構成された
ケーシング22内に収納される。尚、図中点線で示した
符号24は、電子回路が形成された基板である。ケーシ
ング22は、本体部26と伸縮可動部28とが入れ子式
に組み合わされて成り、伸縮可動部28は本体部26の
内壁面に沿って上下方向に摺動自在に支持される。図1
に示すように伸縮可動部28を本体部26から引き出し
た状態で、伸縮可動部28を後述する固定手段で固定で
きるようになっている(図3、図4参照)。
12、折り返し用のミラー14、結像レンズ16、CC
Dイメージセンサ18、及び位置検出用のゴムローラ2
0等から成り、これらの各部材は伸縮自在に構成された
ケーシング22内に収納される。尚、図中点線で示した
符号24は、電子回路が形成された基板である。ケーシ
ング22は、本体部26と伸縮可動部28とが入れ子式
に組み合わされて成り、伸縮可動部28は本体部26の
内壁面に沿って上下方向に摺動自在に支持される。図1
に示すように伸縮可動部28を本体部26から引き出し
た状態で、伸縮可動部28を後述する固定手段で固定で
きるようになっている(図3、図4参照)。
【0011】伸縮可動部28の天井面には折り返し用の
ミラー14が固着されており、前記伸縮可動部28が本
体部26から引き出され、前記固定手段で固定保持され
た時に、前記光源12で照明された原稿30からの反射
光を前記ミラー14、結像レンズ16を介してCCDイ
メージセンサ18に導く縮小光学系の光路が形成され
る。
ミラー14が固着されており、前記伸縮可動部28が本
体部26から引き出され、前記固定手段で固定保持され
た時に、前記光源12で照明された原稿30からの反射
光を前記ミラー14、結像レンズ16を介してCCDイ
メージセンサ18に導く縮小光学系の光路が形成され
る。
【0012】照明用の光源12は、例えば、発光ダイオ
ード(LED)がライン状に配列されたLEDアレイで
構成され、原稿30を照明する。尚、光源12は、LE
Dアレイに限らず、直線状の蛍光ランプでもよい。ケー
シングの本体部26の底面には読取窓口に相当するスリ
ット27が形成されており、前記光源12から出射され
る光は該スリット27を介して原稿30に照射される。
また、原稿30からの反射光は、該スリット27からケ
ーシング22内に導かれる。
ード(LED)がライン状に配列されたLEDアレイで
構成され、原稿30を照明する。尚、光源12は、LE
Dアレイに限らず、直線状の蛍光ランプでもよい。ケー
シングの本体部26の底面には読取窓口に相当するスリ
ット27が形成されており、前記光源12から出射され
る光は該スリット27を介して原稿30に照射される。
また、原稿30からの反射光は、該スリット27からケ
ーシング22内に導かれる。
【0013】また、ケーシングの本体部26の下部に配
設されたゴムローラ20には、エンコーダ等の回転数を
検出する回転検出手段(不図示)が設けられ、スキャナ
ー装置10が原稿30に沿って移動した位置や移動量を
検出できるようになっている。原稿30からの反射光
は、ミラー14を介して結像レンズ16に導かれ、該結
像レンズ16によってCCDイメージセンサ18の受光
面に結像される。このCCDイメージセンサ18は、ス
キャナー装置10の走行方向と直交する方向に所定の画
素分の受光部が配設されており、CCDイメージセンサ
18の受光面に結像された画像光は、各受光部で電荷蓄
積され光の強さに応じた量の電気信号に変換され、その
電気信号は基板24に形成されたスキャナー回路に導か
れる。
設されたゴムローラ20には、エンコーダ等の回転数を
検出する回転検出手段(不図示)が設けられ、スキャナ
ー装置10が原稿30に沿って移動した位置や移動量を
検出できるようになっている。原稿30からの反射光
は、ミラー14を介して結像レンズ16に導かれ、該結
像レンズ16によってCCDイメージセンサ18の受光
面に結像される。このCCDイメージセンサ18は、ス
キャナー装置10の走行方向と直交する方向に所定の画
素分の受光部が配設されており、CCDイメージセンサ
18の受光面に結像された画像光は、各受光部で電荷蓄
積され光の強さに応じた量の電気信号に変換され、その
電気信号は基板24に形成されたスキャナー回路に導か
れる。
【0014】スキャナー回路において、前記回転検出手
段からの信号に基づいてゴムローラ20の回転に同期し
て公知の画像信号処理回路を作動させることで、原稿3
0の2次元画像情報が取得される。尚、基板24には、
上記スキャナー回路の他、光源12の点灯/消灯を行う
光源駆動回路や画像データを記憶するメモリー等各種の
電子回路が形成されている。
段からの信号に基づいてゴムローラ20の回転に同期し
て公知の画像信号処理回路を作動させることで、原稿3
0の2次元画像情報が取得される。尚、基板24には、
上記スキャナー回路の他、光源12の点灯/消灯を行う
光源駆動回路や画像データを記憶するメモリー等各種の
電子回路が形成されている。
【0015】スキャナー装置10を使用しない場合に
は、図2に示すようにケーシングの伸縮可動部28を本
体部26内に収納する。この状態(非使用状態)では、
ミラー14の位置が図1に示した所定の位置から移動す
ることになるため、図1で説明した本来の縮小光学系の
光路の一部(原稿30面から結像レンズ16に至るまで
の光路)が折り畳まれ、縮小光学系の光路は形成されな
い。装置を使用しない状態では光路が完成している必要
性に乏しいので、非使用時には光路を崩して装置全体の
大きさ(体積)を使用時よりも大幅に小型化する。
は、図2に示すようにケーシングの伸縮可動部28を本
体部26内に収納する。この状態(非使用状態)では、
ミラー14の位置が図1に示した所定の位置から移動す
ることになるため、図1で説明した本来の縮小光学系の
光路の一部(原稿30面から結像レンズ16に至るまで
の光路)が折り畳まれ、縮小光学系の光路は形成されな
い。装置を使用しない状態では光路が完成している必要
性に乏しいので、非使用時には光路を崩して装置全体の
大きさ(体積)を使用時よりも大幅に小型化する。
【0016】図3には、ケーシングの本体部26と伸縮
可動部28との固定手段として本体部26の内壁面と伸
縮可動部28との摺動面にクリック機構を形成した例が
示されている。伸縮可動部28の前面及び背面の各面の
下側にはそれぞれ左右2か所づつクリック部32、32
が形成され、本体部26の内壁面には前記クリック部3
2が係合するクリック溝34がそれぞれ対応する位置に
形成されている(図4参照)前記伸縮可動部28が本体
部26から引き出され、前記クリック部32がクリック
溝34に係合することによって、伸縮可動部28は所定
の位置に位置決めされるとともに本体部26に固定保持
される。
可動部28との固定手段として本体部26の内壁面と伸
縮可動部28との摺動面にクリック機構を形成した例が
示されている。伸縮可動部28の前面及び背面の各面の
下側にはそれぞれ左右2か所づつクリック部32、32
が形成され、本体部26の内壁面には前記クリック部3
2が係合するクリック溝34がそれぞれ対応する位置に
形成されている(図4参照)前記伸縮可動部28が本体
部26から引き出され、前記クリック部32がクリック
溝34に係合することによって、伸縮可動部28は所定
の位置に位置決めされるとともに本体部26に固定保持
される。
【0017】また、本体部26の内壁上端部には内側に
凸の段差部36が形成されるとともに、前記伸縮可動部
28のクリック部32の上部には前記段差部36に係合
し得るストッパー38が形成されている。かかる構成に
より、伸縮可動部28が図3中上方に勢いよく引き出さ
れても、前記ストッパー38が本体部26の前記段差部
36に当接して移動が規制され、伸縮可動部28が本体
部26から引き抜かれることがないようになっている。
凸の段差部36が形成されるとともに、前記伸縮可動部
28のクリック部32の上部には前記段差部36に係合
し得るストッパー38が形成されている。かかる構成に
より、伸縮可動部28が図3中上方に勢いよく引き出さ
れても、前記ストッパー38が本体部26の前記段差部
36に当接して移動が規制され、伸縮可動部28が本体
部26から引き抜かれることがないようになっている。
【0018】尚、図3には示されていないが、伸縮可動
部28を本体部26に収納した際に前記クリック部32
が係合し得る他のクリック溝が本体部26側に形成され
ており、伸縮可動部28を本体部26に収納した状態で
伸縮可動部28が本体部26に固定保持部されるように
なっている。図3、図4ではクリック部32を伸縮可動
部28側に設けた場合を例に説明したが、クリック部を
本体部26側に設け、クリック溝を伸縮可動部28側に
設けてもよい。
部28を本体部26に収納した際に前記クリック部32
が係合し得る他のクリック溝が本体部26側に形成され
ており、伸縮可動部28を本体部26に収納した状態で
伸縮可動部28が本体部26に固定保持部されるように
なっている。図3、図4ではクリック部32を伸縮可動
部28側に設けた場合を例に説明したが、クリック部を
本体部26側に設け、クリック溝を伸縮可動部28側に
設けてもよい。
【0019】次に、上記の如く構成されたスキャナー装
置の作用について説明する。スキャナー装置10を使用
する場合には、図1に示したようにケーシングの伸縮可
動部28を本体部26から引き出し、所定の位置でロッ
ク保持する。これにより、折り返し用のミラー14が位
置決めされ、縮小光学系の光路が完成する。尚、伸縮可
動部28が本体部26から引き出され、図3で説明した
クリック部32によって所定の位置で固定保持されたこ
とを検出する検出手段を設け、該検出手段がロック状態
を検出した時に主電源をオンするように構成してもよ
い。
置の作用について説明する。スキャナー装置10を使用
する場合には、図1に示したようにケーシングの伸縮可
動部28を本体部26から引き出し、所定の位置でロッ
ク保持する。これにより、折り返し用のミラー14が位
置決めされ、縮小光学系の光路が完成する。尚、伸縮可
動部28が本体部26から引き出され、図3で説明した
クリック部32によって所定の位置で固定保持されたこ
とを検出する検出手段を設け、該検出手段がロック状態
を検出した時に主電源をオンするように構成してもよ
い。
【0020】そして、スキャナー装置10を原稿30の
読み込み位置にセットし、原稿30の読み込み(走査)
を開始する時に図示せぬスタートスイッチをオンしてス
キャナー装置10を原稿30に沿って一定の方向に移動
させる。このとき、ゴムローラ20が原稿30に接触し
ながら回転するとともに、ケーシングの本体部26底面
に形成された突起26Aが原稿30面に当接し摺動する
ことで、該スキャナー装置10と原稿30面との距離が
一定に保たれ、スキャナー装置10は原稿30上を滑ら
かに移動する。
読み込み位置にセットし、原稿30の読み込み(走査)
を開始する時に図示せぬスタートスイッチをオンしてス
キャナー装置10を原稿30に沿って一定の方向に移動
させる。このとき、ゴムローラ20が原稿30に接触し
ながら回転するとともに、ケーシングの本体部26底面
に形成された突起26Aが原稿30面に当接し摺動する
ことで、該スキャナー装置10と原稿30面との距離が
一定に保たれ、スキャナー装置10は原稿30上を滑ら
かに移動する。
【0021】前記ゴムローラ20の回転に基づいて回転
検出手段によりスキャナー装置10の移動量を検出しな
がら、原稿30面からの反射光をミラー14及び結像レ
ンズ16を介して順次CCDイメージセンサ18に導く
ことにより、原稿30の2次元画像情報を取得すること
ができる。読み込み範囲を移動させた後、スタートスイ
ッチをオフして画像読み込みを終了する。
検出手段によりスキャナー装置10の移動量を検出しな
がら、原稿30面からの反射光をミラー14及び結像レ
ンズ16を介して順次CCDイメージセンサ18に導く
ことにより、原稿30の2次元画像情報を取得すること
ができる。読み込み範囲を移動させた後、スタートスイ
ッチをオフして画像読み込みを終了する。
【0022】スキャナー装置10を使用しない場合に
は、図2に示すようにケーシングの伸縮可動部28を本
体部26に収納することにより、装置全体を小型化する
ことができる。仮に、ケーシング22を伸縮自在に構成
せずに、本体部26の大きさの範囲内で縮小光学系の光
路を完成し、必要な共役長を確保しようとすれば、折り
返し用のミラーが更に複数枚必要となると考えられコス
トアップになる。この点、本実施の形態では、ケーシン
グ22の伸縮可動部を引き出すことによってケーシング
22体積を拡大し、光路が形成される空間を広げたこと
によって光路長を確保できるので、折り返し用のミラー
14は1枚で足り、低コスト化を図ることができる。
は、図2に示すようにケーシングの伸縮可動部28を本
体部26に収納することにより、装置全体を小型化する
ことができる。仮に、ケーシング22を伸縮自在に構成
せずに、本体部26の大きさの範囲内で縮小光学系の光
路を完成し、必要な共役長を確保しようとすれば、折り
返し用のミラーが更に複数枚必要となると考えられコス
トアップになる。この点、本実施の形態では、ケーシン
グ22の伸縮可動部を引き出すことによってケーシング
22体積を拡大し、光路が形成される空間を広げたこと
によって光路長を確保できるので、折り返し用のミラー
14は1枚で足り、低コスト化を図ることができる。
【0023】また、装置のケーシング22を滑らせて畳
み込める入れ子式に構成したので、スキャナー装置10
を使用する際には、伸縮可動部28を本体部26からス
ライドさせて引き出すことで、ミラー14を所定の位置
に繰り返し位置決めすることができ、本来の縮小光学系
の光路を容易に再形成することができるという利点があ
る。
み込める入れ子式に構成したので、スキャナー装置10
を使用する際には、伸縮可動部28を本体部26からス
ライドさせて引き出すことで、ミラー14を所定の位置
に繰り返し位置決めすることができ、本来の縮小光学系
の光路を容易に再形成することができるという利点があ
る。
【0024】尚、上記実施の形態では、ケーシングの本
体部26に一つの伸縮可動部28を収納可能に構成する
場合を例に説明したが、伸縮可動部を複数段設けてもよ
い。また、上記実施の形態では、伸縮可動部28と本体
部26の固定手段として、クリック機構を採用した場合
を例に説明したが、これに限らず、マグネットを利用し
て伸縮可動部28が所定の位置で磁着保持されるように
してもよい。
体部26に一つの伸縮可動部28を収納可能に構成する
場合を例に説明したが、伸縮可動部を複数段設けてもよ
い。また、上記実施の形態では、伸縮可動部28と本体
部26の固定手段として、クリック機構を採用した場合
を例に説明したが、これに限らず、マグネットを利用し
て伸縮可動部28が所定の位置で磁着保持されるように
してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像読
取装置によれば、装置のケーシングを入れ子式に伸縮自
在に構成し、ケーシングの伸縮可動部に縮小光学系の光
路の一部を形成したことにより、使用時は伸縮可動部を
引き出して縮小光学系の光をを完成し、所定の共役長を
確保することができ、非使用時は伸縮可動部をケーシン
グ本体部に収納することで、大幅な小型化を実現でき
る。
取装置によれば、装置のケーシングを入れ子式に伸縮自
在に構成し、ケーシングの伸縮可動部に縮小光学系の光
路の一部を形成したことにより、使用時は伸縮可動部を
引き出して縮小光学系の光をを完成し、所定の共役長を
確保することができ、非使用時は伸縮可動部をケーシン
グ本体部に収納することで、大幅な小型化を実現でき
る。
【0026】特に、伸縮可動部に折り返し用のミラーを
固着し、装置の使用時に前記伸縮可動部が本体部から引
き出された時に前記原稿からの光を前記ミラーを介して
前記結像レンズに導く光路を完成して、必要な共役長を
確保する構成を採用すれば、ミラーの設置枚数を最小限
に抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
固着し、装置の使用時に前記伸縮可動部が本体部から引
き出された時に前記原稿からの光を前記ミラーを介して
前記結像レンズに導く光路を完成して、必要な共役長を
確保する構成を採用すれば、ミラーの設置枚数を最小限
に抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
【0027】また、伸縮可動部又は本体部にクリック部
を設けたことにより、簡便な機構で伸縮可動部の位置決
め及び固定が可能となり、縮小光学系の再現も容易とな
る。
を設けたことにより、簡便な機構で伸縮可動部の位置決
め及び固定が可能となり、縮小光学系の再現も容易とな
る。
【図1】本発明に係る画像読取装置の実施の形態を示す
ハンディースキャナー装置の側面透視図であり、スキャ
ナー使用時(操作状態)の様子を示す図である。
ハンディースキャナー装置の側面透視図であり、スキャ
ナー使用時(操作状態)の様子を示す図である。
【図2】図1に示したスキャナー装置の非使用状態の様
子を示す側面透視図である。
子を示す側面透視図である。
【図3】本体部と伸縮可動部の固定手段の一例を説明す
る為に用いた斜視図である。
る為に用いた斜視図である。
【図4】図3に示したクリック部周囲の要部断面図であ
る。
る。
10…スキャナー装置 12…光源 14…ミラー 16…結像レンズ 18…CCDイメージセンサ 20…ゴムローラ 22…ケーシング 26…ケーシングの本体部 28…ケーシングの伸縮可動部 30…原稿 32…クリック部 34…クリック溝 38…ストッパー
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿を照明する光源と、前記原稿からの
反射光を縮小してイメージセンサの受光面に結像させる
結像レンズと、を備えた画像読取装置において、 前記光源、結像レンズ、及びイメージセンサを収納する
ケーシングを入れ子式に伸縮自在に構成し、前記ケーシ
ングの本体部に摺動自在に支持された伸縮可動部が前記
本体部から引き出された時に前記原稿からの光を前記結
像レンズを介してイメージセンサに導く縮小光学系の光
路が形成されるようにしたことを特徴とする画像読取装
置。 - 【請求項2】 前記ケーシングの伸縮可動部にミラーが
固着され、装置の使用時に前記ケーシングの伸縮可動部
が前記本体部から引き出され時に前記原稿からの光を前
記ミラーを介して前記結像レンズに導く光路が完成さ
れ、必要な共役長が確保されることを特徴とする請求項
1の画像読取装置。 - 【請求項3】 前記伸縮可動部又は本体部に設けられた
クリック部により、前記伸縮可動部が本体部に対して位
置決めされ固定されることを特徴とする請求項1の画像
読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9045189A JPH10243182A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9045189A JPH10243182A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10243182A true JPH10243182A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12712330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9045189A Pending JPH10243182A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10243182A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005086443A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Ricoh Co Ltd | 画像入力装置 |
JP2010068104A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Pfu Ltd | 画像読取装置 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9045189A patent/JPH10243182A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005086443A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Ricoh Co Ltd | 画像入力装置 |
JP2010068104A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Pfu Ltd | 画像読取装置 |
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