JP2008193325A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジが移動する際に、キャリッジのコネクタ部やコネクタ部から出るフラットケーブルの根元部分に負担が掛かることを防止できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】本体部に設けたキャリッジ収納部内に収納され走査方向に沿って移動可能に担持されたキャリッジ20と、キャリッジ20に搭載された基板25と、基板25上に設けたコネクタ部35から出て本体部側に接続されるフラットケーブル40とを備えた画像読取装置において、基板25に、コネクタ部35から出るフラットケーブル40を挿通させて保持するスリット部41を形成した。スリット部41は、上下に二個形成されており、フラットケーブル40は、基板の内側面25bから上段のスリット部41に挿通され、さらに基板25の外側面25cから下段のスリット部41に挿通されて、基板の内側面25bの側に導出されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、光源や反射ミラー等が搭載されたキャリッジを備え、キャリッジで原稿を走査して読み取る画像読取装置に関する。
ファクシミリや複写機等が備える画像読取装置は、特許文献1に示すように、キャリッジ収納部を備えた本体部と、キャリッジ収納部に収納されたキャリッジを備えている。この画像読取装置では、キャリッジ収納部内でキャリッジを走査方向に沿って移動させることで、プラテンガラス上の原稿の画像を走査する。そして、走査した画像を結像ユニットに導くことで、原稿の読み取りを行う。このようなキャリッジは、CCDを備えた基板、レンズ、ミラー、光源等を搭載している。そして、キャリッジに設けたコネクタ部と本体部内に設けたコネクタ部との間を接続するフラットケーブルを備えている。このフラットケーブルは、キャリッジの光源へ電源を供給する給電線やCCDからの出力信号を本体部側へ伝達する信号線として機能する。
特開2005−223774号公報
ところで、上記のような画像読取装置では、キャリッジ収納部内をキャリッジが往復移動する際に、キャリッジに連れられてフラットケーブルが動くため、原稿を走査する度に、キャリッジのコネクタ部やコネクタ部から出るフラットケーブルの根元部分に負担が掛かる。そのため、画像読取装置の長期間の使用によって、キャリッジのコネクタ部が破損したり、フラットケーブルの根元部分が断線したりするなどの不具合が発生するおそれがあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、キャリッジが移動する際に、キャリッジのコネクタ部やコネクタ部から出るフラットケーブルの根元部分に負担が掛かることを防止できる画像読取装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本願の請求項1に記載の発明は、キャリッジ収納部を備えた本体部と、キャリッジ収納部に収納され走査方向に沿って移動可能に担持されたキャリッジと、キャリッジに搭載された基板と、キャリッジに設けたコネクタ部から出て本体部側に接続されるフラットケーブルと、を備えた画像読取装置において、前記基板に、前記キャリッジのコネクタ部から出るフラットケーブルを挿通させて保持するスリット部を形成したことを特徴とする。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記基板のスリット部は二個形成されており、前記フラットケーブルは、前記基板の一方の面側から一方のスリット部に挿通され、さらに前記基板の他方の面側から他方のスリット部に挿通されて前記基板の一方の面側に導出されていることを特徴とする。
本願の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像読取装置において、前記キャリッジのコネクタ部は、前記基板の前記一方の面に設けられていることを特徴とする。
本願の請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記基板のスリット部から出て前記本体部側に接続されるフラットケーブルが、前記スリット部から前記基板の面に対して略垂直方向に突出していることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、キャリッジに搭載された基板に、キャリッジのコネクタ部から出るフラットケーブルを挿通させて保持するスリット部を形成したので、キャリッジが移動する際にフラットケーブルが動いても、キャリッジのコネクタ部と基板のスリット部の間のフラットケーブルは、スリット部に保持されて動かないので、コネクタ部やコネクタ部から出るフラットケーブルの根元部分に負担が掛かることを防止できる。したがって、画像読取装置の長期間の使用によっても、コネクタ部が破損したり、フラットケーブルの根元部分が断線したりするなどの不具合が発生することを防止できる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、基板のスリット部は二個形成されているので、両スリット部にフラットケーブルを挿通することで、保持するフラットケーブルの位置がずれにくくなり、コネクタ部やフラットケーブルの根元部分に負担がかかることをより効果的に防止できる。また、フラットケーブルは、基板の一方の面側から一方のスリット部に挿通され、さらに他方の面側から他方のスリット部に挿通されて一方の面側に導出されているので、フラットケーブルの取り回しの自由度を向上させることができる。したがって、キャリッジが移動する際にフラットケーブルが邪魔にならず、キャリッジの動作に影響を与えずに済むようにフラットケーブルを配設できる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、キャリッジのコネクタ部は、基板の一方の面に設けられているので、コネクタ部と基板のスリット部の間のフラットケーブルの長さを短くできる。これにより、キャリッジが移動する際に、この部分のフラットケーブルが他の部品等に接触することを防止でき、コネクタ部やフラットケーブルの根元部分に負担が掛かったり、フラットケーブルが外れたりすることをより効果的に防止できる。
本願の請求項4に記載の発明によれば、基板のスリット部から出て本体部の側に接続されるフラットケーブルが、スリット部から基板の面に対して略垂直方向に突出しているので、スリット部の近傍のフラットケーブルの曲げ方向の剛性を高めることができる。これにより、キャリッジが移動する際に、基板のスリット部より本体部側のフラットケーブルが撓む位置を基板から遠ざけることができるので、フラットケーブルが邪魔にならず、キャリッジの動作をスムーズにすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図である。まず図1を用いて画像形成装置の概略全体構成について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、画像読取装置を備えた画像形成装置であれば、コピー機やファクシミリ装置やプリンタあるいはこれらの機能を兼ね備えたいわゆる複合機のうちのいずれであっても良い。同図に示す画像形成装置1は、下段側に設置された記録部2と、上段側に設置された読取部3を備えている。記録部2には、記録装置4と給紙カセット5及び排紙トレイ6が内装され、給紙カセット5内に収容されている用紙を記録装置4へ供給し、記録装置4で用紙への記録を行った後、用紙を排紙トレイ6へ排出するように構成されている。
読取部3は、原稿の画像を走査して読み取る画像読取装置10と、画像読取装置10の手前側(前面側)に設置された操作パネル7と、画像読取装置10の上部にその一辺が図示しないヒンジ機構で開閉可能に取り付けられた原稿押えカバー8とを備えている。また、原稿押えカバー8の一端には、原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置(以下、「ADF」という)9が付設され、ADF9の側部には、ADF9へ供給する原稿を載置する原稿供給トレイ9aと、ADF9から排出された原稿を載置する原稿排出トレイ9bが設けられている。
ここで、画像読取装置10の構成を詳細に説明する。図2は、画像読取装置10の平面図であり、図3は、側面図(一部断面図)である。図3に示すように、画像読取装置10は、シャーシ11と上カバー12とを有する本体部13を備えている。上カバー12の上面には、プラテンガラス14が取り付けられている。また、プラテンガラス14の側部には、コンタクトガラス15aを備えたADF読取部15が設けられている。そして、シャーシ11上に設けたキャリッジ収納部16内に、キャリッジ(スキャナユニット)20が設置されている。なお、図2では、上カバー12の図示は省略している。
図4は、キャリッジ20を示す斜視図である。また、図5及び図6は、キャリッジ20の内部構成を示す図で、図5は、図4のA−A部分の断面図、図6は、図4のB−B部分の断面図である。キャリッジ20は、原稿へ光を照射して原稿からの反射光を電気信号に変換することで画像読み取りを行う所謂縮小光学系のCCD読取装置で、図4に示すように、その副走査方向(以下、単に「走査方向」という。)と直交する方向を長手方向とする略直方体形状の筐体21を備えている。
図2及び図4に示すように、筐体21の走査方向に直交する一方の端部(キャリッジ収納部16の奥側の端部)21aには、ロッドブッシュ27が設けられており、ロッドブッシュ27には、走査方向に向かう円形の貫通孔からなる挿通部27aが形成されている。一方、図2に示すように、キャリッジ収納部16の奥側には、キャリッジ20の移動を案内する円柱棒状のロッド36が設置されている。ロッド36は、キャリッジ収納部16の走査方向の両側の内側面16a,16a間に架設され、ロッドブッシュ27の挿通部27aに挿通されている。
一方、キャリッジ収納部16の手前側(操作パネル7側)には、走査方向に沿ってガイドレール34が敷設されている。ガイドレール34は、その上面が平面状の摺動面34aになっている。そして、図4に示すように、筐体21の長手方向の他方の端部(キャリッジ収納部16の手前側の端部)21bの下面には、摺動面34aに載置されてガイドレール34上を摺動する載置部(摺動部)28が設けられている。
また図2及び図3に示すように、キャリッジ収納部16には、キャリッジ20を駆動するベルト駆動機構30が設けられている。ベルト駆動機構30は、キャリッジ収納部16の右奥のブラケット32に固定されたモータ37及び駆動プーリ28と、キャリッジ収納部16の左奥のブラケット33に固定された従動プーリ29と、駆動プーリ28と従動プーリ29の間に巻架されたタイミングベルト31(図3参照)を備えている。タイミングベルト31は、筐体21の端部21aに取り付けたベルトクランプ(図示せず)を介してキャリッジ20に固定されている。このベルト駆動機構30は、モータ37の駆動による駆動プーリ28の回転でタイミングベルト31を周運動させることで、キャリッジ20を走査方向に沿って移動させるようになっている。
一方、キャリッジ20の筐体21の上面21fには、長手方向に沿って棒状の光源ランプ22が設置されており、上面21fの光源ランプ22の側部には、筐体21に設けた収納部26(図5参照)に通じる開口部21cが形成されている。収納部26には、図5に示すように、複数の反射ミラー23と集光レンズ24が配置されている。また、筐体21の走査方向の一方の側面(画像読取装置10の手前から見た左側の側面)21dには、基板25が取り付けられている。基板25は、電子部品や配線等が実装された回路基板で、筐体21の長手方向をその長手方向とする略長方形の平板状に形成され、筐体21の側面21dに設けた開口部21eを略覆うように取り付けられている。基板25は、その長手方向の中央付近の上端辺の近傍の二箇所に設けた固定部25a,25aで筐体21に固定されていて、下端辺25dが自由端になっている。また、下端辺25dは、図5に示すように、筐体21の下面21gよりも若干下方に突出している。基板25は、その面が走査方向と直交するように、筐体21の側面21dと平行に取り付けられている。また、基板25の筐体21側を向く面(以下、「内側面という」)25bの長手方向の中央部には、CCD29が搭載されている。なお、筐体21の収納部26の各反射ミラー23は、CCD29に反射光Rを結像するために必要な光路長を考慮して配置されている。
そして、基板25の内側面25bの長手方向の奥側の上端近傍には、図6に示すように、フラットケーブル40を接続するコネクタ部35が設けられている。コネクタ部35は、基板25の内側面25bに固定された基部35aを備え、基部35aの先端面35bにフラットケーブル40を差し込む差込口35cを設けている。一方、図2に示すように、本体部13にもフラットケーブル40を接続するコネクタ部18が設けられている。コネクタ部18は、シャーシ11上のキャリッジ収納部16の奥側に設けた配線を接続する接続部17内に固定されている。そして、キャリッジ20のコネクタ部35と本体部13のコネクタ部18とを接続するフラットケーブル40は、複数本の配線を樹脂材で被覆して平らな帯状に形成した可撓性を有する配線材であり、図6に示すように、その一端40aがキャリッジ20のコネクタ部35に差し込まれ、図2に示すように、他端40bが本体部13のコネクタ部18に差し込まれるようになっている。このフラットケーブル40によって、キャリッジ20と本体部13とが電気的に接続されており、基板25のCCD29で変換された画像情報が本体部13側へ送信されると共に、本体部13からキャリッジ20へ電力が供給される。
一方、図4及び図6に示すように、基板25のコネクタ部35の下方には、コネクタ部35から出ているフラットケーブル40を挿通させて保持するスリット部41が形成されている。スリット部41は、コネクタ部35の真下位置の下端辺25dの近傍に形成されている。スリット部41は、所定間隔で上下に二個形成されている。両スリット部41はいずれも同形状で、その長手方向が基板25の下端辺25dと平行な略長方形状の貫通穴からなる。各スリット部41の短手方向の幅寸法(高さ寸法)は、フラットケーブル40の厚み寸法よりも若干大きな寸法になっている。
そして、フラットケーブル40は、基板25の内側面25bに設けたコネクタ部35から出て、基板25の内側面25bの側から上段のスリット部41に挿通され、基板25の筐体21と反対側を向く面(以下、「外側面」という)25cの側で半円弧状に折り返され、さらに、外側面25cの側から下段のスリット部41に挿通されて、再度、内側面25bの側に導出されている。また、図6に示すように、下段のスリット部41から出ているフラットケーブル40は、スリット部41から基板25の内側面25bに対して略垂直方向に突出している。このフラットケーブル40は、図3に示すように、筐体21の下面21gとキャリッジ収納部16の底面16aとの隙間をこれらの面と略平行に延伸し、キャリッジ収納部16の左端に位置するキャリッジ20の右方に引き出され、キャリッジ収納部16の中央付近まで延伸している。その後、図2に示すように、奥側に向かって略直角に折り返されてキャリッジ収納部16から出て、さらに複数回折り返されて、接続部17のコネクタ部18に接続されている。
この画像読取装置10では、フラットベッド方式及びシートスルー方式で原稿の読み取りを行うことができる。フラットベッド方式で原稿の読み取りを行うには、キャリッジ収納部16内で走査方向に沿ってキャリッジ20を移動させて、プラテンガラス14上の原稿を走査する。また、シートスルー方式で原稿の読み取りを行うには、原稿供給トレイ9a上の原稿を一枚ずつADF9に繰り込み、ADF9で原稿を画像読取装置10のADF読取部15(図3参照)へ搬送し、ADF読取部15の位置で静止しているキャリッジ20で原稿を読み取った後、原稿排出トレイ9bへ原稿を排出する。
ここで、フラットベッド方式で原稿の読み取りを行う際のキャリッジ20の動作について詳細に説明する。まず、プラテンガラス14上に原稿を載置して原稿押えカバー8を閉じる。そして、モータ37の駆動でタイミングベルト31を動かす。これにより、キャリッジ収納部16内の左端にあるキャリッジ20が、走査方向に沿って右方向に所定速度で移動する。その際、図5に示すように、キャリッジ20に搭載した光源ランプ22が点灯し、プラテンガラス14上の原稿へ光が照射され、原稿からの反射光Rが開口部21cから収納部26に入射する。収納部26に入射した反射光Rは、反射ミラー23で順次反射されて集光レンズ24へ導かれる。集光レンズ24に導かれた反射光Rは、CCD29に結像され、電気信号に変換されて出力される。キャリッジ20がプラテンガラス14上の原稿の右端まで移動すると、原稿の読み取りが終了して光源ランプ22が消灯する。その後、モータ37の回転を反転させてタイミングベルト31の進行方向を逆転させることで、キャリッジ20を左方向へ移動させて元の位置へ戻す。
本実施形態の画像読取装置10では、キャリッジ20に搭載された基板25に、キャリッジ20のコネクタ部35から出ているフラットケーブル40を挿通させて保持するスリット部41を形成しているので、上記のように走査方向に沿ってキャリッジ20が移動する際に、基板25のスリット部41と本体部13のコネクタ部18との間のフラットケーブル40がキャリッジ20に連れられて動いても、キャリッジ20のコネクタ部35と基板25のスリット部41との間のフラットケーブル40は、スリット部41で保持されていて動かない。したがって、キャリッジ20のコネクタ部35やコネクタ部35から出ているフラットケーブル40の根元部分に負担が掛かることを防止できる。これにより、画像読取装置10の長期間の使用によっても、キャリッジ20のコネクタ部35が破損したり、フラットケーブル40の根元部分が断線したりするなどの不具合が発生することを防止できる。
また、基板25のスリット部41は二個形成されているので、両スリット部41にフラットケーブル40を挿通して保持することで、保持するフラットケーブル40の位置がずれにくくなり、コネクタ部35と基板25のスリット部41との間のフラットケーブル40が動くことをより確実に防止できる。また、フラットケーブル40は、基板25の内側面25bから上段のスリット部41に挿通され、さらに外側面25cから下段のスリット部41に挿通されて、再度、内側面25bから導出されているので、その取り回しの自由度が向上する。即ち、図6に示すように、基板25の内側面25bに設けたコネクタ部35から出て二段のスリット部41,41で保持されるフラットケーブル40は、キャリッジ20の動作の邪魔にならないように、基板25の内側面25bの内側で取り回すことができる。これにより、キャリッジ20が移動する際に、フラットケーブル40がキャリッジ20の動作に影響を与えずに済む。
また、キャリッジ20のコネクタ部35は、基板25の内側面25bに設けられており、コネクタ部35を出たフラットケーブル40が、基板25の内側面25bの側から上段のスリット部41に挿通されているので、コネクタ部35と上段のスリット部41との間のフラットケーブル40の長さが短く抑えられている。これにより、キャリッジ20が移動する際に、コネクタ部35から出るフラットケーブル40が邪魔にならず、他の部品等に接触することを防止できるので、コネクタ部35やフラットケーブル40の根元部分に負担が掛かることをより効果的に防止できる。また、フラットケーブル40が他の部品等に引っ掛かってコネクタ部35から外れることを防止できる。
また、下段のスリット部41から出て本体部13のコネクタ部18に接続されるフラットケーブル40が、基板25の内側面25bに対して略垂直方向に突出しているので、基板25の近傍のフラットケーブル40の曲げ方向の剛性が高められる。これにより、キャリッジ20が移動する際に、キャリッジ20の近くでフラットケーブル40が撓むことを防止できるので、キャリッジ20の動作をスムーズにすることができる。特に、本実施形態では、図3に示すように、基板25の近傍のフラットケーブル40は、筐体21の下面21gとキャリッジ収納部16の底面16aとの隙間に配設されているため、この部分のフラットケーブル40が撓むと、キャリッジ20やキャリッジ収納部16に接触してキャリッジ20の動作に影響が出るおそれがあるが、上記のように構成したことで、キャリッジ20が移動する際にこの部分のフラットケーブル40が撓みにくくなるので、フラットケーブル40とキャリッジ20やキャリッジ収納部16との接触を防止できる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書、図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では、基板25に設けるスリット部41は、互いに同形状でその長手方向が互いに平行な長方形状の貫通穴からなる二個のスリット部としたが、本発明のキャリッジが備える基板のスリット部としては、コネクタ部から出るフラットケーブルを挿通して保持できるものであれば、他の形状や数や配置とすることも可能である。また、キャリッジに搭載する基板の具体的な形状や配置等も、上記実施形態には限定されず、他の形状や配置等とすることも可能である。また、キャリッジのコネクタ部は、基板上の他の位置に設けても良く、場合によっては、スリット部を形成した基板以外の他の場所に設けることも可能である。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す斜視図である。 画像読取装置の構成を示す平面図である。 画像読取装置の構成を示す側面図(一部断面図)である。 キャリッジの構成を示す斜視図である。 キャリッジの断面を示す図で、図4のA−A部分の断面図である。 キャリッジの断面を示す図で、図4のB−B部分の断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 記録部
3 読取部
4 記録装置
5 給紙カセット
6 排紙トレイ
7 操作パネル
8 原稿押えカバー
9 自動原稿搬送装置(ADF)
10 画像読取装置
11 シャーシ
12 上カバー
13 本体部
14 プラテンガラス
15 ADF読取部
16 キャリッジ収納部
17 接続部
18 コネクタ部
20 キャリッジ
21 筐体
22 光源ランプ
23 反射ミラー
24 集光レンズ
25 基板
25b 内側面(一方の面)
25c 外側面(他方の面)
26 収納部
30 ベルト駆動機構
34 ガイドレール
35 コネクタ部
36 ロッド
40 フラットケーブル
41 スリット部

Claims (4)

  1. キャリッジ収納部を備えた本体部と、キャリッジ収納部に収納され走査方向に沿って移動可能に担持されたキャリッジと、キャリッジに搭載された基板と、キャリッジに設けたコネクタ部から出て本体部側に接続されるフラットケーブルと、を備えた画像読取装置において、
    前記基板に、前記キャリッジのコネクタ部から出るフラットケーブルを挿通させて保持するスリット部を形成したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記基板のスリット部は二個形成されており、前記フラットケーブルは、前記基板の一方の面側から一方のスリット部に挿通され、さらに前記基板の他方の面側から他方のスリット部に挿通されて前記基板の一方の面側に導出されていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記キャリッジのコネクタ部は、前記基板の前記一方の面に設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、
    前記基板のスリット部から出て前記本体部側に接続されるフラットケーブルが、前記スリット部から前記基板の面に対して略垂直方向に突出していることを特徴とする画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020015179A (ja) * 2018-07-23 2020-01-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、および、画像形成装置の異常を判定する方法

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