JP2008032942A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スキャナユニットが走査するときにスキャナユニット(読取ライン)が原稿に対して斜めに傾くことを防止できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、ロッド貫通孔46にはスキャナユニット22の傾斜を補正する隙間48が設けられているため、スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rはその慣性力を受けて走査方向と反対方向に振られ、スキャナユニット22の傾斜が補正される。このスキャナユニット22の傾斜が補正されたときには、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となる。
【選択図】 図5
【解決手段】スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、ロッド貫通孔46にはスキャナユニット22の傾斜を補正する隙間48が設けられているため、スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rはその慣性力を受けて走査方向と反対方向に振られ、スキャナユニット22の傾斜が補正される。このスキャナユニット22の傾斜が補正されたときには、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、原稿の情報を読み取る画像読取装置に係り、特にフラットベッド方式の画像読取装置に関する。
従来の画像読取装置には、プラテンガラスに原稿を載置して画像読取りを行うフラットベッド方式のものがある。このフラットベッド方式はフラットベッドスキャナ(FBS)により実現されている。すなわち、この画像読取装置には、所定の方向に走査する可能なスキャナユニットが収納されている。このスキャナユニットの幅方向(走査方向に対して直交する方向)一方側端部にはロッド貫通孔が形成されており、このロッド貫通孔には案内ロッドが挿通している。また、スキャナユニットの幅方向(走査方向に対して直交する方向)他方側端部は、ガイドレール上に載置されている。スキャナユニットの幅方向他方側端部が下方からガイドレールに支持されることにより、スキャナユニットの重力作用方向(鉛直方向)の位置ずれが防止されている。また、スキャナユニット幅方向(走査方向に対して直交する方向)一方側端部にはベルト固定部が設けられており、このベルト固定部によりモータにより駆動されるベルト駆動機構と接続している。そして、モータによりベルト駆動機構が駆動されると、スキャナユニットは案内ロッドの軸方向に沿って走査することができるようになっている(下記特許文献2参照)。このように、上記構成の画像読取装置は、スキャナユニットの幅方向一方側端部に、案内ロッドと駆動系をそれぞれ備えた1キャリッジ方式のものである。
特開平5−158329号公報
特開2005−223774号公報
ところで、上記画像読取装置では、スキャナユニットを走査させるためにロッドとロッド貫通孔との間には、一定のクリアランスが必要とされる。よって、ロッドとロッド貫通孔との間にはクリアランスが設けられるのであるが、実際にスキャナユニットを走査させた場合、スキャナユニットの幅方向一方側端部にのみ駆動力が作用するため、慣性力の作用により、前述のクリアランスがロッド貫通孔のガタツキとして現れ、スキャナユニットの幅方向他方側端部が走査方向と反対方向に振られてしまう。この結果、スキャナユニットは、原稿に対して斜めに傾いた状態で走査することになり、読み取った画像に歪みが生じる問題があった。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、スキャナユニットが走査するときにスキャナユニットが原稿に対して斜めに傾くことを防止できる画像読取装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、走査方向に対して略直交する幅方向一方側端部に設けられた取付部のロッド貫通孔に案内ロッドが挿通し前記案内ロッドの軸方向に沿って走査するとともに走査方向に対して略直交する読取ラインにて原稿の画像を読み取るスキャナユニットと、前記スキャナユニットの前記幅方向一方側端部で接続し前記スキャナユニットを駆動して走査させる走査駆動部と、を有する画像読取装置であって、前記ロッド貫通孔と前記案内ロッドとの間に、前記スキャナユニットが停止した状態から走査し始めるときに前記スキャナユニットの傾斜を補正する隙間を設け、前記スキャナユニットの傾斜が補正されたときに前記読取ラインが前記走査方向に対して略直交方向となることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記ロッド貫通孔の中心軸は、前記読取ラインが前記走査方向に対して略直交方向となるときに、前記案内ロッドの軸方向に対して傾斜していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記取付部は、前記スキャナユニットの走査方向に沿って複数設けられ、前記ロッド貫通孔は、前記取付部にそれぞれ形成されており、前記ロッド貫通孔の中心軸の位置が相互に異なるように設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記読取ラインが前記走査方向に対して略直交方向となるときの前記ロッド貫通孔と前記案内ロッドとの接触部位に、前記案内ロッドとの間に発生する摩擦による摩耗を軽減する硬質部材を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ロッド貫通孔と案内ロッドとの間に、スキャナユニットが停止した状態から走査し始めるときにスキャナユニットの傾斜を補正する隙間が設けられているため、スキャナユニットが停止状態から走査し始めるときに、スキャナユニットの幅方向他方側端部はその慣性力を受けて走査方向と反対方向に振られることになる。スキャナユニットの幅方向他方側端部が走査方向と反対方向に振られると、スキャナユニットの傾斜が補正される。そして、スキャナユニットの傾斜が補正されたときに、読取ラインが走査方向に対して略直交方向となる。このため、スキャナユニットが走査しているときは、読取ラインが走査方向に対して略直交方向となるため、スキャナユニットで読み取られる原稿の画像に歪みが生じることを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、ロッド貫通孔の中心軸は、読取ラインが走査方向に対して略直交方向となるときに、案内ロッドの軸方向に対して傾斜しているため、傾斜が補正されたスキャナユニットの状態をそのまま維持することができる。これにより、簡易な構成で、読取ラインが走査方向に対して略直交方向となる状態を維持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、取付部はスキャナユニットの走査方向に沿って複数設けられており、全ての取付部には案内ロッドを挿通するロッド貫通孔が形成されている。この構成において、複数のロッド貫通孔の中心軸の位置が相互に異なるように設定されているため、スキャナユニットが停止状態から走査し始めるときに、スキャナユニットの幅方向他方側端部はその慣性力を受けて走査方向と反対方向に振られることになり、スキャナユニットの傾斜の補正が可能となる。そして、傾斜が補正されたスキャナユニットの状態をそのまま維持することができる。これにより、簡易な構成で、読取ラインが走査方向に対して略直交方向となる状態を維持することができる。
請求項4に記載の発明によれば、読取ラインが走査方向に対して略直交方向となるときのロッド貫通孔と案内ロッドとの接触部位には硬質部材が設けられているため、スキャナユニットが走査するときに案内ロッドとの間に発生する摩擦による摩耗を軽減することができる。これにより、摩擦による摩耗が原因となって、読取ラインの走査方向に対するずれが発生することを防止できる。
次に、本発明の一実施形態に係る画像読取装置について、図面を参照して説明する。
図1乃至図3に示すように、画像読取装置10は、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラス20が配置された原稿載置台12と、原稿をプラテンガラス20上に押圧して固定する原稿押えカバー14と、を備えている。また、原稿載置台12には、原稿の読取り開始時に操作する操作パネル16が設けられている。
この画像読取装置10は、フラットベッド方式及びシートスルー方式での画像読取りを行うことができ、フラットベッド方式で原稿を読み取る場合には、原稿押えカバー14を開いて原稿載置台12のプラテンガラス20(図2参照)上に原稿を載置し、原稿押えカバー14を閉じた状態で原稿載置台12の内部に配置されたスキャナユニット22(図2及び図3参照)を走査することにより画像読取りが行われる。また、シートスルー方式で原稿を読み取る場合には、原稿押えカバー14を閉じた状態でADF装置18により原稿が自動搬送され、その搬送過程において原稿載置台12内のスキャナユニット22により画像読取りが行われる。
ADF装置18は、原稿押えカバー14内に配置されており、プラテンガラス20の読取位置P(図2参照)へ原稿を連続的に繰り込むものである。このADF装置18によって原稿トレイ24から搬送路へ繰り込まれた原稿は、ペーパガイド26(図2参照)に沿って上方から下方にUターンするように反転して読取位置Pに至り、この読取位置Pを通過する際にスキャナユニット22により原稿の画像が読み取られて、原稿トレイ24の下方の排紙トレイ28へ排出される。
図2及び図3に示すように、スキャナユニット22は、原稿載置台12の内部に配置されており、原稿へ光を照射し、原稿からの反射光を電気信号に変換して画像読取りを行う所謂縮小光学系のCCD読取ユニットである。
また、図2に示すように、スキャナユニット22は、略直方体状の筐体30と、光源32と、反射ミラー34と、集光レンズ36及びCCDイメージセンサ38と、で構成されている。光源32から照射された光は、原稿の表面で反射され、その反射光が適宜配置された反射ミラー34で反射されて集光レンズ36へ導かれる。集光レンズ36に導かれた反射光は、CCDイメージセンサ38に結像されて、CCDイメージセンサ38により電気信号に変換されて出力される。そして、この電気信号に基づいて原稿の画像が記録される。
また、図4及び図5に示すように、スキャナユニット22の幅方向(走査方向に対して直交する方向)一方側端部には、取付部40が設けられている。この取付部40は、スキャナユニット22の筐体42に取り付けられる構成でもよく、また、筐体42と一体形成されている構成でもよい。この取付部40には、案内ロッド44が挿通するロッド貫通孔46が形成されている。このように、取付部40は、軸受けとしての機能を有している。
また、ロッド貫通孔46と案内ロッド44との間には、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めるときのスキャナユニット22の傾斜を補正する隙間(ガタ)48が設けられている。この隙間48は、スキャナユニット22の傾斜が補正されたときに読取ラインLが走査方向(図4及び図5中矢印X方向)に対して略直交方向(図4及び図5中矢印Y方向)となるように設定されている。
また、図4及び図5に示すように、ロッド貫通孔46の中心軸Mは、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となるときに、案内ロッド44の軸方向に対して傾斜するように設定されている。このため、ロッド貫通孔46の中心軸Mに沿って案内ロッド44を挿通すると、スキャナユニット22は走査方向に対して傾斜しその読取ラインLが走査方向に対して略直交する方向からずれてしまうが、スキャナユニット22を走査したときに、スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rは、慣性力を受けて、ロッド貫通孔46の隙間48の分だけ、走査方向と反対方向側(図4及び図5中矢印X方向と反対方向側)に移動することが可能となる。このとき、スキャナユニット22は、その読取ラインLが走査方向と直交する方向となる位置で位置決めされ、この状態で走査可能となる。
また、ロッド貫通孔46の走査方向側の端部46Aと走査方向と反対方向側の端部46Bには、ドライベアリング(硬質部材)50、52がそれぞれ配置されている。このドライベアリング50、52は、一部に開口部が形成された断面C字状に形成されている。このドライベアリング50、52は、その開口部が鉛直下方側に位置するようにロッド貫通孔46に配置されている。このように、案内ロッド44は、ロッド貫通孔46の走査方向側の端部46Aと走査方向と反対方向側の端部46Bにおいて、それぞれドライベアリング50、52を介してロッド貫通孔46と接触するように構成されている。なお、ドライベアリング50、52として、大同メタル工業株式会社製の金属ドライベアリング(ダイダイン(登録商標)DDK01)が適している。
また、図2及び図3に示すように、取付部40のロッド貫通孔46の下方には、ベルトクランプ(図示省略)が設けられている。このベルトクランプは、原稿載置台12の内部に設けられたベルト駆動機構のベルト(走査駆動部)54を固定するためのものであり、上下に所定の間隔で配置された挟持片によりベルト54を挟持するようになっている。これにより、図示しないプーリ間に巻回されたベルト54の回転運動がスキャナユニット22に伝達されてスキャナユニット22がベルト54とともに移動する。また、図2に示すように、スキャナユニット22の筐体42の幅方向他方側の底部には、摺動部56が形成されている。この摺動部56は、筐体42の幅方向他方側端部の底部を走査方向にわたって所定幅で切り欠いたものであり、摺動部56が原稿載置部12のガイドレール58(図3参照)上に載置されることにより、幅方向一方側に位置する取付部40のロッド貫通孔46に案内ロッド44が挿通されたスキャナユニット22を水平に維持してガイドレール58上を摺動させることができるようになっている。
また、図2に示すように、原稿載置台12の筐体は、ボトムフレーム60とフレームカバー62とで構成されており、このフレームカバー62の開口部にプラテンガラス20が配置されている。また、図3に示すように、ボトムフレーム60には、案内ロッド固定部64と、ガイドレール58と、ベルト駆動機構取付部66、68と、が設けられている。案内ロッド固定部64は、スキャナユニット22の走査方向を規制するための案内ロッド44を嵌め込み固定するためのものであり、ボトムフレーム60の幅方向一方側の内側面の所定位置に一対設けられている。また、ガイドレール58は、案内ロッド44と並行するように、ボトムフレーム60の幅方向他方側に設けられている。
また、図2及び図3に示すように、ベルト駆動機構取付部66、68は、スキャナユニット22を移動するための駆動力を付与するプーリ(走査駆動部)70、72、ベルト54、モータ(走査駆動部)74等からなるベルト駆動機構(走査駆動部)76を配設するためのスペースであり、モータやプーリが固定されたブラケットがネジ止め等により固定される。ベルト駆動機構76は、駆動プーリ70と従動プーリ72との間に掛け渡されたベルト54が、モータ74の駆動力で駆動プーリ70が回転することにより周運動するように構成されたものである。このベルト54は、ロッド貫通孔46の下方に設けられたベルトクランプ(図示省略)によりスキャナユニット22に固定されている。このように、スキャナユニット22の走査は、モータ74の駆動力によって制御されている。
次に、本発明の一実施形態に係る画像読取装置10の作用について説明する。
図4及び図5に示すように、ロッド貫通孔46の中心軸Mは読取ラインLが走査方向(図4中矢印X方向)に対して略直交方向となるときに案内ロッド44の軸方向Gに対して傾斜しているため、スキャナユニット22が停止している状態では、ロッド貫通孔46の中心軸方向と案内ロッド44の軸方向とを一致させようとすると、スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rが走査方向側(図4及び図5中矢印X方向側)に出てしまい、スキャナユニット22の読取ラインLが案内ロッド44の軸方向(走査方向)に対して略直交する方向にならない。
ここで、図5に示すように、モータ74が駆動し、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、ロッド貫通孔46にはスキャナユニット22の傾斜を補正する隙間48が設けられているため、スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rはその慣性力を受けて走査方向(図4及び図5中矢印X方向)と反対方向に振られることになる。スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rが走査方向(図4及び図5中矢印X方向)と反対方向に振られると、スキャナユニット22の傾斜が補正される。そして、スキャナユニット22の傾斜が補正されたときに、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となる。具体的には、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、ロッド貫通孔46の走査方向側の端部46Aであってスキャナユニット22の筐体42側方向と反対方向に位置するドライベアリング50に案内ロッド44が接触する。また、ロッド貫通孔46の走査方向と反対方向側の端部46Bであってスキャナユニット22の筐体42側方向に位置するドライベアリング52に案内ロッド44が接触する。このように、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、スキャナユニット22が移動して、スキャナユニット22の傾斜が補正され、その補正された状態を維持することができる。この結果、スキャナユニット22が走査しているときは、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となるため、スキャナユニット22で読み取られる原稿の画像に歪みが生じることを防止できる。
また、スキャナユニット22が走査されているとき(読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となるとき)には、案内ロッド44はドライベアリング50、52を介してロッド貫通孔46と間接的に接触しているため、スキャナユニット22が走査するときに案内ロッド44とロッド貫通孔46との間に発生する摩擦による摩耗を軽減することができる。これにより、摩擦による摩耗が原因となって、読取ラインLの走査方向に対するずれが発生することを防止できる。
次に、上記実施形態の画像読取装置の第1変形例について説明する。
なお、上記実施形態の画像読取装置の構成と同様の構成については同符号を付し、その説明を適宜省略する。
なお、上記実施形態の画像読取装置の構成と同様の構成については同符号を付し、その説明を適宜省略する。
図6及び図7に示すように、第1変形例では、スキャナユニット22に複数の取付部80、82が走査方向に沿って並んで設けられている。各取付部80、82には、案内ロッド44が挿通するロッド貫通孔84、86がそれぞれ形成されている。各ロッド貫通孔84、86の中心軸は、スキャナユニット22の読取ラインLが走査方向(図6及び図7中矢印X方向)に対して略直交方向となるときに、案内ロッド44の軸方向に対して傾斜している。また、各ロッド貫通孔84、86には、スキャナユニット22の傾斜を補正する隙間88、90がそれぞれ形成されている。
また、一方の取付部80のロッド貫通孔84には、ドライベアリング(硬質部材)92が配置されている。また、他方の取付部82のロッド貫通孔86にも、ドライベアリング(硬質部材)94が配置されている。
第1変形例によれば、図6に示すように、ロッド貫通孔84、86の中心軸は読取ラインLが走査方向(図6及び図7中矢印X方向)に対して略直交方向となるときに案内ロッド44の軸方向Gに対して傾斜しているため、スキャナユニット22が停止している状態では、ロッド貫通孔84、86の中心軸の方向と案内ロッド44の軸方向とを一致させようとすると、スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rが走査方向側(図6及び図7中矢印X方向側)に出てしまい、スキャナユニット22の読取ラインLが案内ロッド44の軸方向に対して略直交する方向にならない。
ここで、図7に示すように、モータ74が駆動し、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、ロッド貫通孔84、86にはスキャナユニット22の傾斜を補正する隙間88、90がそれぞれ設けられているため、スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rはその慣性力を受けて走査方向(図6及び図7中矢印X方向側)と反対方向に振られることになる。スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rが走査方向(図6及び図7中矢印X方向側)と反対方向に振られると、スキャナユニット22の傾斜が補正される。そして、スキャナユニット22の傾斜が補正されたときに、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となる。具体的には、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、一方の取付部80のロッド貫通孔84の走査方向側の端部80Aであってスキャナユニット22の筐体42側方向と反対方向に位置するドライベアリング92に、案内ロッド44が接触する。また、他方の取付部82のロッド貫通孔86の走査方向と反対方向側の端部82Bであってスキャナユニット22の筐体42側方向に位置するドライベアリング94に、案内ロッド44が接触する。このように、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、スキャナユニット22が移動して、スキャナユニット22の傾斜が補正され、その補正された状態を維持することができる。この結果、スキャナユニット22が走査しているときは、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となるため、スキャナユニット22で読み取られる原稿の画像に歪みが生じることを防止できる。
次に、上記実施形態の画像読取装置の第2変形例について説明する。
なお、上記実施形態の画像読取装置の構成と同様の構成については同符号を付し、その説明を適宜省略する。
なお、上記実施形態の画像読取装置の構成と同様の構成については同符号を付し、その説明を適宜省略する。
図8及び図9に示すように、第2変形例は、第1変形例をベースとしたものであり、スキャナユニット22の読取ラインLが走査方向(図8及び図9中矢印X方向)に対して略直交方向となるときに、各取付部100、102のロッド貫通孔104、106の中心軸N1、N2の方向と案内ロッド44の軸方向とを一致させたものである。また、一方の取付部100のロッド貫通孔104の中心軸N1の位置と他方の取付部102のロッド貫通孔106の中心軸N2の位置は、相互に異なる位置になるように設定されている。すなわち、スキャナユニット22の走査方向側に位置する取付部100のロッド貫通孔104の中心軸N1はスキャナユニット22の筐体42側の近傍に位置しており、スキャナユニット22の走査方向と反対方向側に位置する取付部102のロッド貫通孔106の中心軸N2はスキャナユニット22の筐体42側と離れたところに位置している。また、各ロッド貫通孔104、106には、スキャナユニット22の傾斜を補正する隙間112、114がそれぞれ形成されている。また、各取付部100、102の各ロッド貫通孔104、106には、ドライベアリング(硬質部材)108、110がそれぞれ配置されている。
第2変形例によれば、図8及び図9に示すように、モータ74が駆動し、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、一方の取付部100のロッド貫通孔104の中心軸N1の位置と他方の取付部102のロッド貫通孔106の中心軸N2の位置が相互に異なり、かつロッド貫通孔104、106にはスキャナユニット22の傾斜を補正する隙間112、114がそれぞれ設けられているため、スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rはその慣性力を受けて走査方向(図8及び図9中矢印X方向)と反対方向に振られることになる。スキャナユニット22の幅方向他方側端部22Rが走査方向(図8及び図9中矢印X方向)と反対方向に振られると、スキャナユニット22の傾斜が補正される。そして、スキャナユニット22の傾斜が補正されたときに、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となる。具体的には、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、一方の取付部100のロッド貫通孔104であってスキャナユニット22の筐体42側方向と反対方向に位置するドライベアリング108に、案内ロッド44が接触する。また、他方の取付部102のロッド貫通孔106であってスキャナユニット22の筐体42側方向に位置するドライベアリング110に、案内ロッド44が接触する。このように、スキャナユニット22が停止した状態から走査し始めると、スキャナユニット22が移動して、スキャナユニット22の傾斜が補正され、その補正された状態を維持することができる。この結果、スキャナユニット22が走査しているときは、読取ラインLが走査方向に対して略直交方向となるため、スキャナユニット22で読み取られる原稿の画像に歪みが生じることを防止できる。
10 画像読取装置
22 スキャナユニット
40 取付部
44 案内ロッド
46 ロッド貫通孔
48 隙間
50 ドライベアリング(硬質部材)
52 ドライベアリング(硬質部材)
54 ベルト(走査駆動部)
70 駆動プーリ(走査駆動部)
72 従動プーリ(走査駆動部)
74 モータ(走査駆動部)
80 取付部
82 取付部
84 ロッド貫通孔
86 ロッド貫通孔
88 隙間
90 隙間
92 ドライベアリング(硬質部材)
94 ドライベアリング(硬質部材)
100 取付部
102 取付部
104 ロッド貫通孔
106 ロッド貫通孔
108 ドライベアリング(硬質部材)
110 ドライベアリング(硬質部材)
112 隙間
114 隙間
L 読取ライン
22 スキャナユニット
40 取付部
44 案内ロッド
46 ロッド貫通孔
48 隙間
50 ドライベアリング(硬質部材)
52 ドライベアリング(硬質部材)
54 ベルト(走査駆動部)
70 駆動プーリ(走査駆動部)
72 従動プーリ(走査駆動部)
74 モータ(走査駆動部)
80 取付部
82 取付部
84 ロッド貫通孔
86 ロッド貫通孔
88 隙間
90 隙間
92 ドライベアリング(硬質部材)
94 ドライベアリング(硬質部材)
100 取付部
102 取付部
104 ロッド貫通孔
106 ロッド貫通孔
108 ドライベアリング(硬質部材)
110 ドライベアリング(硬質部材)
112 隙間
114 隙間
L 読取ライン
Claims (4)
- 走査方向に対して略直交する幅方向一方側端部に設けられた取付部のロッド貫通孔に案内ロッドが挿通し前記案内ロッドの軸方向に沿って走査するとともに走査方向に対して略直交する読取ラインにて原稿の画像を読み取るスキャナユニットと、前記スキャナユニットの前記幅方向一方側端部で接続し前記スキャナユニットを駆動して走査させる走査駆動部と、を有する画像読取装置であって、
前記ロッド貫通孔と前記案内ロッドとの間に、前記スキャナユニットが停止した状態から走査し始めるときに前記スキャナユニットの傾斜を補正する隙間を設け、前記スキャナユニットの傾斜が補正されたときに前記読取ラインが前記走査方向に対して略直交方向となることを特徴とする画像読取装置。 - 前記ロッド貫通孔の中心軸は、前記読取ラインが前記走査方向に対して略直交方向となるときに、前記案内ロッドの軸方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記取付部は、前記スキャナユニットの走査方向に沿って複数設けられ、
前記ロッド貫通孔は、前記取付部にそれぞれ形成されており、
前記ロッド貫通孔の中心軸の位置が相互に異なるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記読取ラインが前記走査方向に対して略直交方向となるときの前記ロッド貫通孔と前記案内ロッドとの接触部位に、前記案内ロッドとの間に発生する摩擦による摩耗を軽減する硬質部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
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JP2006205430A JP2008032942A (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 画像読取装置 |
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JP2006205430A JP2008032942A (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 画像読取装置 |
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