JP2006098956A - 原稿読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学系の仮固定が容易な原稿読取装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】本複写機1は、原稿読取部2を有する。原稿読取部2は、原稿を照明して走査するための光学系5と、光学系5を収容する光学フレーム6とを有する。光学系5は、走査方向Xに往復移動可能な第1および第2のミラー枠8,9を含む。第2のミラー枠9をホームポジションに位置させ、固定ピン14のねじ部21を光学フレーム6の固定用ねじ孔16にねじ込み、固定ピン14の嵌合部22を第2のミラー枠9の嵌合部17と嵌合させて、第2のミラー枠9の移動を規制する。固定ピン14を取り外して、固定ピン14のねじ部21を光学フレーム6の取り付け用ねじ孔18にねじ込むと、固定ピン14の嵌合部22を第2のミラー枠9と干渉しない状態にでき、第2のミラー枠9を光学フレーム6に対して移動可能にできる。固定ピン14のねじ部21をねじ込み易い。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば複写機、ファクシミリ等の画像形成装置、およびこれに用いられる原稿読取装置に関する。
複写機等の画像形成装置には、原稿の画像を読み取るための原稿読取装置を有しているものがある。また、原稿読取装置には、原稿を照明して走査するための光学系が収容される光学フレームと、光学系の一部をなして光学フレームに対して予め定める方向に往復移動可能なミラー枠とを有しているものがある。
ミラー枠は、画像形成装置を工場からユーザーのもとに運搬する際に破損しないように、光学フレームに一時的に固定される。そして、ユーザーのもとで固定が解除される(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、ミラー枠を一時的に固定するために、ボルトからなる固定ピンを用いている。具体的には、固定ピンの雄ねじを、光学フレームに形成した挿通孔に通し、挿通された固定ピンの雄ねじの先端を、ミラー枠に形成した雌ねじ孔にねじ込む。これにより、ミラー枠が光学フレームに固定される。
特開平5−142665号公報
しかし、特許文献1の固定ピンによる固定作業は、作業性が悪かった。
そこで、この発明の目的は、ミラー枠の一時的な固定が容易にできる原稿読取装置および画像形成装置を提供することである。
本発明は、原稿を照明して走査するための光学系が収容される光学フレームと、光学フレーム内に設けられ、光学系の一部を構成し、光学フレームに対して予め定める方向に往復移動可能なミラー枠とを含む原稿読取装置において、上記光学フレームに形成されて互いに近接している固定用ねじ孔および取り付け用ねじ孔と、ねじ頭、ねじ頭に隣接したねじ部、およびねじ部から延び出た嵌合部を有する固定ピンとを備え、ミラー枠を光学フレームに対して予め定める位置にし、固定ピンを固定用ねじ孔に螺合させることにより、固定ピンの嵌合部がミラー枠と嵌合して、ミラー枠が光学フレームに対して移動できない状態になり、固定ピンを取り付け用ねじ孔に螺合させることにより、固定ピンの嵌合部とミラー枠とが干渉しない状態となり、ミラー枠は光学フレームに対して移動可能となることを特徴とする。本発明によれば、固定ピンの頭部に近い側にある光学フレームに雌ねじ孔が形成されているので、頭部から遠い側にあるミラー枠に雌ねじ孔が形成される場合に比べて、固定ピンのねじ部を雌ねじ孔にねじ込み易い。従って、ミラー枠を一時的に固定する作業が容易にでき、この作業に手間がかからずに済む。
また、本発明において、上記光学フレームを覆う外装カバーを有し、外装カバーには、固定用ねじ孔および取り付け用ねじ孔を覆う領域に小窓が形成され、小窓に嵌めて、小窓を上方から押さえ付けることにより、外装カバーを光学フレームに固定することのできるキャップを備え、当該キャップには、上記固定ピンのねじ頭を受け止めてねじ部および嵌合部が貫通する貫通孔が形成されており、キャップを小窓に対して第1の方向に向けて小窓に嵌めることにより、貫通孔と固定用ねじ孔とが対向し、キャップを小窓に対して第2の方向に向けて小窓に嵌めることにより、貫通孔と取り付け用ねじ孔とが対向する場合がある。この場合、運搬時の固定用の固定ピンを、外装カバーの取り付け用に兼用できる。また、ミラー枠の固定時と、移動可能時とでキャップを兼用できる。また、小窓をキャップで覆うので、小窓を通じて内部に異物が侵入することを防止できる。
また、本発明の画像形成装置は、本発明の上記原稿読取装置を備えることを特徴とする。この発明によれば、本発明の上記原稿読取装置の効果を得られる画像形成装置を実現することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、原稿読取装置が画像形成装置としての複写機に適用される場合に則して説明するが、本発明はこれに限らず、例えば、画像形成装置は、ファクシミリであってもよい。また、原稿読取装置が、画像形成装置以外の装置の一部を構成してもよいし、単独の装置を構成してもよい。
図1は、本発明の一実施形態の原稿読取装置を適用した複写機の斜視図である。なお、図1の複写機は、一部の部品が取り外された状態を図示されている。
複写機1は、原稿画像を読み取るための原稿読取装置としての原稿読取部2と、この原稿読取部2により得られる原稿画像信号に基づき所定の用紙に画像を形成する画像形成部3とを有している。
原稿読取部2は、当該原稿読取部2の上面に配置されて原稿が載せられる透明な原稿台4と、この原稿台4の下方に配置されていて原稿台4上に載せられた原稿を照明して走査するための光学系5と、光学系5を収容するとともにこの光学系5および原稿台4を支持する光学フレーム6と、光学フレーム6を覆う外装カバー7とを有している。
原稿読取部2は、いわゆる光学系移動式であり、ミラー移動式のものである。すなわち、光学系5は、光学系駆動機構(図示せず)により駆動されて、光学フレーム6に対して予め定める所定方向(走査方向ともいう。)としての左右方向Xに沿って往復移動可能な移動体としての第1および第2のミラー枠8,9を有している。
本実施形態では、走査方向が左右方向Xに沿う場合に則して説明する。また、走査方向と直交し且つ上下方向Zと直交する方向を前後方向Yとする。
光学フレーム6は、平面視で矩形をなし、その一辺が走査方向に沿って延びている。光学フレーム6は、走査方向の両端部にある一対の上面板10(一方のみ図示。)と、走査方向である左右方向Xに延びて前後方向Yに対向する一対の側板11(一方のみ図示。)と、左右方向Xに対向する一対の側板12(一方のみ図2に図示。)とを有している。また、光学フレーム6の前後の両端部には、第1および第2のミラー枠8,9の移動を走査方向に案内するための走査方向に延びる第1の案内部材13Aおよび第2の案内部材13Bが設けられている。
第1の案内部材13Aは、第1および第2のミラー枠8,9の前側の端部と上下方向Zに対向して係合し、第1および第2のミラー枠8,9の前側の端部を前後方向Yおよび左右方向Xに移動自在に支持している。
第2の案内部材13Bは、第1および第2のミラー枠8,9の後側の端部と前後方向Yおよび上下方向Zに沿って対向して係合している。これにより、第1および第2のミラー枠8,9の後側の端部は、前後方向Yの移動を規制されつつ、左右方向Xに移動自在とされている。
原稿読取部2では、原稿台4上にある原稿の画像を光学的に読み取る。原稿読取部2は、第1および第2のミラー枠8,9を走査方向に移動させることにより、第1のミラー枠8に設けた光源を走査方向に移動させながら、この光源により原稿を照明して、原稿台4上に載せられた原稿を露光走査する。原稿からの反射光を、第1および第2のミラー枠8,9に設けた各ミラーや、光学フレーム6に固定されたレンズ等により受光素子(例えばCCD)に導く。受光素子は、反射光に応じた出力として電気信号を出力する。原稿読取部2からの信号に基づき、画像形成部3により用紙に画像が形成される。
外装カバー7は、複数の部材により構成されている。外装カバー7は、光学フレーム6の上面板10を覆う上面部7aを有している。外装カバー7の上面部7aは、前後方向Yに並ぶ2箇所において、光学フレーム6の上面板10に固定ピン14およびキャップ15を介して取り付けられている。
ところで、光学系移動式の原稿読取部2では、工場からの出荷前において、第1および第2のミラー枠8,9を一時的に固定(仮固定ともいう。)するための作業が行われる。この作業は、複写機1の運搬時における光学系5の変形、破損を防ぐためになされる。複写機1がユーザのもとに到着した後、使用される前に、仮固定は解除される。
本実施形態の原稿読取部2の特徴は、仮固定するための構造にある。以下では、第2のミラー枠9を仮固定するための構造に則して説明する。なお、第1のミラー枠8を、第2のミラー枠9と同様に仮固定してもよい。
図2は、図1の原稿読取部2の要部の斜視図であり、第2のミラー枠9が光学フレーム6に仮固定された状態を、外装カバー7、光学フレーム6の側板11を取り外して図示している。
図3は、図2に示す要部について、仮固定が解除された状態の斜視図である。図2および図3を参照する。
本実施形態では、移動体としての第2のミラー枠9を仮固定するための移動阻止手段として、光学フレーム6の上面板10に形成された固定用ねじ孔16と、第2のミラー枠9に設けられた嵌合部17と、上述の固定ピン14とを備えている。また、仮固定解除後の固定ピン14により外装カバー7を取り付けるための取り付け用ねじ孔18が、光学フレーム6の上面板10に固定用ねじ孔16の隣に形成されている。
固定ピン14は、左右方向の一方の端である左端における前後両端部の2箇所に設けられている。この2つの固定ピン14はともに、外装カバー7を取り付けるとともに、第2のミラー枠9を仮固定するようにされている。このための構成は、2つの固定ピン14について同様とされている。以下では、前側の固定ピン14に則して説明する。
図2を参照して、仮固定するには、第2のミラー枠9が予め定める位置としてのホームポジションに位置したときに、固定ピン14が光学フレーム6の固定用ねじ孔16にねじ込まれ、且つ第2のミラー枠9の嵌合部17と嵌合される。これにより、光学フレーム6と第2のミラー枠9との相対移動が阻止される。ここで、ホームポジションは、走査方向についての移動範囲の一方の端である左端の位置である。
また、図3を参照して、外装カバー7を取り付けるには、固定ピン14をキャップ15を介して光学フレーム6の取り付け用ねじ孔18にねじ込み、キャップ15を介して外装カバー7を押さえて固定する。
図4は、固定ピン14の斜視図である。
固定ピン14は、ねじ頭20と、ねじ頭20に隣接した雄ねじからなるねじ部21と、ねじ部21から延び出た嵌合部22とを有する。これらは、この順で軸線14aに沿って並んで配置されている。
嵌合部22は、ねじ部21寄りに形成された太径部22aと、太径部22aよりも先端14b寄りに形成された細径部22bと、太径部22aおよび細径部22bを接続する環状段部22cと、先端14bに形成された先細り状のテーパ部22dとを有している。太径部22aの外径は、ねじ部21の雄ねじの谷径よりも小さくされ、細径部22bよりも大きくされている。
図2を参照する。第2のミラー枠9は、前後方向Yに延びる上面部23を有している。第2のミラー枠9がホームポジションに位置するときに、上面部23は、光学フレーム6の上面板10の真下に位置して対向する。
上面部23は、平面視で左側に開放された略コの字形形状をなし、内側に逃げ部としての凹部24を区画している。凹部24と前後方向に隣接して、嵌合部17が形成されている。
嵌合部17は、前後方向Yに長い長孔からなる。長孔の左右方向Xの寸法(幅寸法に相当する。)が、固定ピン14の嵌合部22の細径部22bの外径寸法とほぼ等しく形成されている。また、前後方向Yについての長孔の寸法は、固定ピン14の嵌合部22の細径部22bの外径寸法よりも大きくされ、嵌合し易くされている。前後方向については、第2のミラー枠9は第2の案内部材13Bにより移動を規制されているので、固定ピン14により移動を規制する必要がないからである。なお、嵌合部17としては、固定ピン14の嵌合部22の細径部22bの外径とほぼ等しく形成された丸孔形状としてもよい。
光学フレーム6の上面板10には、固定用ねじ孔16と取り付け用ねじ孔18とが、互いに近接して前後方向Yに沿って並んで形成されている。固定用ねじ孔16および取り付け用ねじ孔18は、固定ピン14のねじ部21の雄ねじとねじ係合する雌ねじ孔からなる。
固定用ねじ孔16は、ホームポジションに位置した第2のミラー枠9の上面部23の嵌合部17と、平面視で重なり合う位置に配置されている。固定用ねじ孔16と嵌合部17とは、左右方向について中心同士が一致するように配置されている。固定用ねじ孔16は、主に第2のミラー枠9を移動できないように仮固定するためにあり、仮固定時の外装カバー7の取付のためにも兼用されている。なお、固定用ねじ孔16を、仮固定専用としてもよい。
取り付け用ねじ孔18は、ホームポジションに位置した第2のミラー枠9の上面部23が区画する凹部24と、平面視で重なり合う位置に配置されている。取り付け用ねじ孔18にねじ込まれた固定ピン14が第2のミラー枠9から逃がされている。取り付け用ねじ孔18は、主に第2のミラー枠9を移動可能な状態としたときに外装カバー7を取り付けるためのねじ孔であり、本実施形態では外装カバー7の取り付け用専用とされているが、他の目的のために兼用しても構わない。
図5は、第2のミラー枠9を仮固定するときの、キャップ15と固定ピン14の分解斜視図である。図6は、キャップ15の斜視図である。
外装カバー7には、固定用ねじ孔16および取り付け用ねじ孔18を覆う領域に小窓25が形成されている。小窓25にはキャップ15が嵌められる。
小窓25は、両ねじ孔16,18の中心同士の中間位置C1を挟んだ点対称形状、または上述の中間位置C1を通り両ねじ孔16,18が並ぶ方向と直交する方向に平行な左右に延びる線C2に対して線対称形状をなし、具体的には前後方向Yに長い矩形をなす。
小窓25の縁部には、小窓25に嵌められたキャップ15により押さえられる被押圧部26が複数カ所に形成されている。
キャップ15は、小窓25を塞ぐ外形を有し、具体的には、小窓25と同じ大きさで同じ形状の長方形板からなる。
キャップ15は、その長手方向について一方の側の部分のみに、貫通孔27を有し、他方の側の部分には、平面部28を形成されている。貫通孔27は、キャップ15の中心位置からずれて配置された座ぐり孔からなり、固定ピン14のねじ頭20を受け止めてねじ部21および嵌合部22を貫通させる。
キャップ15は、相異なる向きで小窓25に嵌めることができるようにされている。例えば、図5に示すようにキャップ15の前側部分に貫通孔27を位置させて、当該キャップ15を小窓25に嵌めることができる。また、逆に、キャップ15の後側部分に貫通孔27を位置させて、当該キャップ15を小窓25に嵌めることもできる。キャップ15の小窓25に対する方向を異ならせることにより、キャップ15が小窓25に嵌められたときに、貫通孔27が固定用ねじ孔16および取り付け用ねじ孔18の何れか一方の真上に選択的に位置することができるようにされている。
また、小窓25に対するキャップ15の方向がいずれの方向であっても、外装カバー7の小窓25に嵌め込んだキャップ15を介して、固定ピン14により外装カバー7を取り付けることができるようにされている。
キャップ15は、下面に3つの支持突起29,30,31を有する。3つの支持突起29,30,31は、貫通孔27の周囲に分散して貫通孔27の中心から概ね等距離を離れて配置されている。キャップ15が小窓25に嵌められたときに、各支持突起29,30,31は小窓25の被押圧部26を避けて位置するようにされている。
2つの支持突起30,31は、貫通孔27から遠い側にあるキャップ15の一方の端部15aからほぼ等距離を離れて配置されていて、残りの1つの支持突起29は、貫通孔27に近い側にあるキャップ15の他方の端部15bに配置されている。これにより、キャップ15の一方の端部15aを上から押すと、2つの支持突起30,31を支点として、キャップ15が回動して、他方の端部15bが小窓25から持ち上がるようにされている。固定ピン14を外したキャップ15を、工具なしで容易に取り外すことができる。
図2と図5を参照する。
第2のミラー枠9を仮固定する場合には、予め第2のミラー枠9をホームポジションに位置させておく。キャップ15を小窓25に対して第1の方向に向けて小窓25に嵌める。すなわち、キャップ15の貫通孔27が前側に位置するようにして、キャップ15を小窓25に嵌める。これにより、貫通孔27と固定用ねじ孔16とが対向する。一方で取り付け用ねじ孔18は、キャップ15の平面部28により覆われる。キャップ15の貫通孔27に固定ピン14を通し、固定ピン14のねじ部21を固定用ねじ孔16にねじ込み、固定ピン14の嵌合部22の細径部22bを第2のミラー枠9の嵌合部17と嵌合させる。これにより、第2のミラー枠9が光学フレーム6に対して走査方向に移動できない状態になる。
また、このとき、固定ピン14のねじ頭20がキャップ15の貫通孔27の座面27aと当接し、環状段部22cが第2のミラー枠9の上面部23と当接するか、または上面部23の上方に近接して位置している。これにより、上下方向Zについて、第2のミラー枠9が光学フレーム6に対して上下方向Zに移動できない状態になる。
従って、複写機1の運搬時に、第2のミラー枠9が不用意に移動したり振動したりして破損することを防止することができる。
運搬完了後には、第2のミラー枠9の仮固定を解除する。そのためには、先ず、固定ピン14を取り外す。次に、キャップ15が小窓25から一旦取り外される。このとき、貫通孔27のない側のキャップ15の一方の端部15aを上から押すと、キャップ15の他方の端部15bが小窓25から持ち上がり、キャップ15を小窓25から工具なしで容易に取り外すことができる。
図7は、図1の要部としての外装カバー7、キャップ15および固定ピン14の分解斜視図であり、第2のミラー枠9が移動可能な状態を示す。図3と図7とを参照する。
外された固定ピン14およびキャップ15は、以下のように、外装カバー7の取り付けに再利用される。キャップ15を小窓25に対して第2の方向に向けて小窓25に嵌める。すなわち、キャップ15の貫通孔27が後側に位置するようにして、キャップ15を小窓25に嵌める。これにより、貫通孔27と取り付け用ねじ孔18とが対向する。一方で固定用ねじ孔16は、キャップ15の平面部28により覆われる。キャップ15の貫通孔27に固定ピン14を通し、固定ピン14のねじ部21を取り付け用ねじ孔18にねじ込む。これにより外装カバー7が固定される。また、固定ピン14の嵌合部22と第2のミラー枠9とが干渉しない状態となり、第2のミラー枠9は光学フレーム6に対して移動可能とされる。
このように本発明の実施形態によれば、固定ピン14のねじ頭20に近い側にある光学フレーム6に雌ねじ孔からなる固定用ねじ孔16および取り付け用ねじ孔18が形成されているので、ねじ頭20から遠い側にある第2のミラー枠9に雌ねじ孔が形成される従来の場合に比べて、固定ピン14のねじ部21を雌ねじ孔にねじ込み易い。従って、第2のミラー枠9を仮固定する作業が容易にでき、この作業に手間がかからずに済む。
また、運搬時の仮固定用の固定ピン14およびキャップ15を、運搬完了後の外装カバー7の取り付け用に兼用できる。また、外装カバー7の小窓25をキャップ15で覆うので、小窓25を通じて内部に異物が侵入することを防止できる。
また、固定用ねじ孔16にねじ込まれた固定ピン14であれば、位置、姿勢が規制されるので、固定ピン14の嵌合部22が第2のミラー枠9の嵌合部17に対して自律的に嵌合されることも可能となる。従って、作業性がさらに良好にできる。
固定ピン14を、光学フレーム6の上面板10を通して、上方から第2のミラー枠9の上面部23と嵌合させるようにしているので、固定ピン14を短くでき、作業性をより一層向上させることができる。というのは、通例、光学フレーム6と第2のミラー枠9との距離は、上下方向に短くて、前後左右方向に長くなる傾向にあるからである。また、光学フレーム6と光学系5との上下方向の配置は、異なる機種間で共通化されているので、仮固定用の固定ピン14を異なる機種間で共通化することも可能となる。
また、本実施形態の複写機1が上記原稿読取部2を備えるので、この原稿読取部2の効果を有する複写機1を実現することができる。
また、仮固定用の固定ピン14を、仮固定解除後の外装カバー7の取り付け用に再使用するので、ユーザーへの納品完了時に固定ピン14を廃棄する必要がない。また、固定ピン14が、金属部材により形成されている場合には、寿命の尽きた原稿読取部2を解体する際に、リサイクルが容易で、環境に対する負荷の低減に寄与する。
なお、上述の光学系5は、走査された反射光を受光素子により電気信号に変換するタイプのものであったが、これには限定されず、例えば、反射光を、画像形成部3の感光体ドラムの表面に導いて画像形成のために利用してもよい。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の一実施形態の原稿読取装置を適用した複写機の斜視図であり、一部の部品が取り外された状態を図示されている。 図1の原稿読取部2の要部の斜視図であり、第2のミラー枠が光学フレームに仮固定された状態を、外装カバー、光学フレームの側板を取り外して図示している。 図2に示す要部について、仮固定が解除された状態の斜視図である。 図1に示す固定ピンの斜視図である。 第2のミラー枠を仮固定するときの、キャップと固定ピンの分解斜視図である。 図1に示すキャップの斜視図である。 図1の要部としての外装カバー、キャップおよび固定ピンの分解斜視図であり、第2のミラー枠が移動可能な状態を示す。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
2 原稿読取部
5 光学系
6 光学フレーム
7 外装カバー
9 第2のミラー枠
14 固定ピン
15 キャップ
16 固定用ねじ孔
17 嵌合部
18 取り付け用ねじ孔
20 ねじ頭
21 ねじ部
25 小窓
27 貫通孔
X 左右方向(走査方向、予め定める方向)
Z 上下方向

Claims (3)

  1. 原稿を照明して走査するための光学系が収容される光学フレームと、光学フレーム内に設けられ、光学系の一部を構成し、光学フレームに対して予め定める方向に往復移動可能なミラー枠とを含む原稿読取装置において、
    上記光学フレームに形成されて互いに近接している固定用ねじ孔および取り付け用ねじ孔と、
    ねじ頭、ねじ頭に隣接したねじ部、およびねじ部から延び出た嵌合部を有する固定ピンとを備え、
    ミラー枠を光学フレームに対して予め定める位置にし、固定ピンを固定用ねじ孔に螺合させることにより、固定ピンの嵌合部がミラー枠と嵌合して、ミラー枠が光学フレームに対して移動できない状態になり、固定ピンを取り付け用ねじ孔に螺合させることにより、固定ピンの嵌合部とミラー枠とが干渉しない状態となり、ミラー枠は光学フレームに対して移動可能となることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 請求項1に記載の原稿読取装置において、
    上記光学フレームを覆う外装カバーを有し、
    外装カバーには、固定用ねじ孔および取り付け用ねじ孔を覆う領域に小窓が形成され、 小窓に嵌めて、小窓を上方から押さえ付けることにより、外装カバーを光学フレームに固定することのできるキャップを備え、
    当該キャップには、上記固定ピンのねじ頭を受け止めてねじ部および嵌合部が貫通する貫通孔が形成されており、キャップを小窓に対して第1の方向に向けて小窓に嵌めることにより、貫通孔と固定用ねじ孔とが対向し、キャップを小窓に対して第2の方向に向けて小窓に嵌めることにより、貫通孔と取り付け用ねじ孔とが対向することを特徴とする原稿読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の原稿読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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