JPH03201867A - 画像読取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、例えばイメージスキャナ、複写機、プリンタ
などの画像読取り部に使用される画像読取り装置に関す
る。

（従来の技術） イメージスキャナ等に使用される画像読取り装置は、原
稿載置面にセットされた原稿に光を照射し、その原稿を
透過した光あるいは反射する光を走査器の光電変換器に
結像して電気信号に変換する。これによって得た画像信
号はホストコンピュータ等に入力するようになっている
。

そして、光電変換器を備える走査器は、周知の往復駆動
手段によって原稿載置面に沿って移動させられるように
なっている。

また、上記走査器と装置本体側との間には電源用および
信号伝達用のケーブルが架は渡されている。

従来、このケーブル１は第４図で示すように設置されて
いる。すなわち、走査器２から導出するケーブル１は、
その走査器２が原稿載置台３に沿って往復移動するとき
、その移動に伴って湾曲量が絶えず変化する。この湾曲
状態の変化を小さくし、かつその湾曲変化のばらつきを
最小限に抑えるため、走査器２の本体ケース４から走査
器２の移動方向へ向かって導出する部分を固定具５を用
いて固定している。

また、近年では電波障害対策として周囲を導体で覆った
剛性の高いケーブル１が多く用いられるようになってき
たが、この種のケーブル１では特に曲率半径が大きくな
りゃすい。

このため、走査器２の移動時にケーブル１が原稿設置台
３の下面に接触して擦れ、摩耗したり、振動したりする
とともに、騒音を発生する。

これを防ぐために原稿設置台３の下部に弾性材等からな
る保護部材６を設けたり、走査器２から原稿設置台３ま
での高さを高くしてその空間を大きくとることで対処し
ている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、走査器２から原稿載置台３までの高さを
高くしてその空間を大きくする方式では、画像読取り装
置がいたずらに大形化し、実際的でない。

また、原稿載置台３の下部に弾性材等からなる保護部材
６を設ける対策は、ケーブル１が原稿載置台３の下面に
接触して擦れて摩耗したり、振動したり、騒音を発生し
たりする現象そのものを完全に解決できず、不十分な対
策であった。そして、特に、走査器２を高速で移動させ
る高速読取りにはほとんど対策にはなり得なかった。

本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは、筒車な構成でケーブルの原稿設置台へ
の接触を防止できる画像読取り装置を提供することにあ
る。

［発明の構成コ （課題を解決する手段） 上記課題を解決するために、本発明の画像読取り装置は
、画像情報が記憶される原稿を載置する原稿載置手段と
、この原稿載置手段に載置される原稿の原稿面に沿って
移動し原稿の画像情報を読取る走査手段と、これら原稿
載置手段を支持する支持手段と、前記走査手段から導出
され上記支持手段に接続されるケーブルと、上記走査手
段から導出される上記ケーブルの導出部分を上記原稿載
置手段から離れる向きへ導出するケーブル導出手段とを
具備したものである。

（作用） 原稿の原稿面に沿って移動する読取り用走査手段から導
出して支持手段側に接続されるケーブルにおける上記走
査手段から導出する部分を、上記原稿載置手段から離れ
る向きへ導出させる向きにケーブル導出手段によって導
出保持した。したがって、走査手段から導出するケーブ
ルが原稿載置手段から極力離れ、その原稿載置手段に近
づくことを防ぐ。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図ないし第３図を参照して説明
する。この実施例は、イメージスキャナを示している。

第２図中、２０はその本体であり、この本体２０の上面
部には原稿載置手段としての原稿載置台２１が設けられ
ている。本体２０の内部には、原稿載置台２１に載置し
た原稿２２の原稿面に沿って往復移動する読取り用走査
手段としての走査器２３が設けられている。この走査器
２３のキャリッジ２４には、照明光源としての直管形蛍
光ランプ２５、ロッドレンズアレイ等の結像光学部材２
６、アモルフォスイメージセンサ等の光電変換器２７、
および情報処理回路基板２８が組み込まれている。この
情報処理回路基板２８にはその回路部品２つが付設され
ている。さらに、キャリッジ２４内には、電源用ケーブ
ルおよび信号伝達用ケーブルを一本にまとめてなるケー
ブル３０の一端側部分が導入されて情報処理回路基板２
８に接続されている。

さらに、走査器２３のキャリッジ２４から導出するケー
ブル３０の他端側は装置本体側の支持手段に取着された
基体３１の導入孔３２からその内部へ導入されている。

この基体３１内には画像情報を記憶するメモリが設けら
れている。なお、このメモリは上記情報処理回路基板２
８に設けてもよい。

また、ケーブル３０はキャリッジ２４の筐体に形成した
開口部３３から導出し、その開口縁において後述する固
定手段によよその導出端部途中が固定されている。そし
て、これにより走査器２３が往復移動する際、ケーブル
３０の中間部の湾曲変化のばらつきを最小限に抑えるよ
うになっている。

ケーブル３０を固定する固定手段は、第３図で示すよう
にキャリッジ２４における開口部３３の開口縁を一部立
ち上げて起立片３４を形成し、この起立片３４の先端部
を内側へ倒し込んで傾けることにより、ケーブル固定座
３５を形成する。このケーブル固定座３５の上面は傾斜
しており、水平方向に対して０°くθ≦９０°の範囲で
内側から見て下側へ傾いている。この実施例では４５゜
に設定されている。すなわち、後述するケーブル導出手
段としての固定具３６とでケーブル３０を挾み込んで固
定するケーブル固定座３５の上面は下方へ傾斜している
。

上記固定具３６は第３図で示すように帯状板材の両端を
同じ向きへ屈曲してコ字状に形成し、この両端部を逆向
きに折り返して上記ケーブル固定座３５の上面に突き当
てる一対の取付は片３７を形成する。さらに、両端の取
付は片３７には、ねじ挿通孔３８をそれぞれ形成する。

このねじ挿通孔３８に対応して上記ケーブル固定座３５
にはねじ孔３９を形成している。そして、ねじ挿通孔３
９から上記ケーブル固定座３５のねじ孔３９に固定ねじ
４０をねじ込むことによりケーブル固定座３５に固定具
３６を締め付は固定し、ケーブル固定座３５と固定具３
６との間でケーブル３０を挟み込んで固定する。ケーブ
ル固定座３５の上面は下方へ傾斜しているから、ケーブ
ル３０は、第１図で示すように下方へ傾斜して導出する
。

固定具３６の一方の取付は片３７における先端にはケー
ブル固定座３５の側端面に突き当たる落下防止爪４１を
形威し、他方の取付は片３７には、ケーブル固定座３５
の先端面に突き当たる落下防止爪４２を形成している。

この各落下防止爪４１゜４２をそれぞれ対応する側端面
に突き当てれば、その対応する端面から上記ねじ挿通孔
３８とねじ孔３９までの距＠Ａ、Ｂが一致し、そのねじ
挿通孔３８とねじ孔３９が一致するようになっている。

固定具３６には取手４３が設けられている。このため、
固定具３６が小さくても取付は作業が容易である このように構成された走査器２３は後述する往復駆動手
段によって原稿載置台２１に載置した原稿２２の原稿面
に沿って走査方向ａへ往復移動させられる。すなわち、
走査器２３のキャリッジ２４の左側端部を案内シャフト
４５で支持し、キャリッジ２４の右側端部をレール４６
上を転勤するローラ４７で支持している。さらに、キャ
リッジ２４の右側には減速機構を内蔵した駆動モータ４
８によって駆動されるタイミングベルト４つが走査器２
３の移動方向に沿って平行に設置されている。タイミン
グベルト４つの一部が止め具５０を介してキャリッジ２
４に固定されている。

次に、上記構成のイメージスキャナの作用について説明
する。原稿２２はその原稿面を下側へ向けて原稿載置台
２１の上に置かれる。

そして、読取り動作は、走査器２３の直管形蛍光ランプ
２５が点灯するとともに、その走査器２３が第２図で示
すように矢印ａで示す走査方向へ往復移動させられる。

直管形蛍光ランプ２５から出た光は原稿面で反射し、そ
の光像は結像光学部材２６を介して光電変換器２７の受
光面に結像する。光電変換器２７は画像を電気的なアナ
ログ信号に変換する。この信号は図示しない増幅回路で
増幅されるとともに、Ａ／Ｄ変換回路によってデジタル
信号に変換される。この信号はケーブル３０を通じて基
体３１側へ伝送される。そして、その基板３１に組み込
まれた図示しないメモリに記憶される。また、この画像
情報は、図示しない伝送ケーブルを通じて外部機器へ出
力される。

一方、上記ケーブル３０は、走査器２３と基体３１との
間に架設されるから、走査器２３の走査移動に伴って、
ケーブル３０の湾曲する状態が変化する。基体３１の導
入孔３２側から走査器２３が離れる位置ではケーブル３
０が比較的真っ直ぐになり、逆に、基体３１の導入孔３
２側へ走査器２３が近づく第１図で示す位置ではケーブ
ル３０が比較的大きく湾曲する。つまり、上方へ大きく
盛り上がる湾曲状態になる。

しかし、走査器２３側から導出するケーブル３０の部分
を固定する固定手段が、ｍ１図で示すように下方へ傾斜
させてケーブル３０を導出するように固定する。つまり
、ケーブル固定座３５の上面はキャリッジ２４の内側か
ら見て外側へ次第に下がるように傾斜している。そして
、このケーブル固定座３５の上面と固定具３６との間で
、そのケーブル３０を挟み込んで固定する。したがって
、ケーブル３０は下方へ傾いて導出する。

このように、ケーブル３０が下方へ傾いて導出すること
により、ケーブル３０が上方へ盛り上がる湾曲状態にな
るのを防ぐ。しかして、第１図中実線で示すように、基
体３１の導入孔３２側へ走査器２３が近づく位置でも、
ケーブル３０の盛り上がりが抑制される。

なお、第１図中点線で示す状態は、走査器２３側からケ
ーブル３０を水平方向へ導出するときにもので、上方へ
大きく盛り上がる湾曲状態である。

上記実施例の構成によれば、この状態と比較して分かる
ように、原稿設置台２１までの間の空間を大きくできる
。原稿設置台２１までの高さを低くできる。その分、画
像読取り装置を小型化することができる。

さらに、ケーブル３０が原稿設置台２１の下面に接触し
にくくできるので、ケーブル３０が原稿設置台２１の下
面に接触することによる対策のため、その原稿設置台２
１の下部に弾性材等からなる保護部材を設ける必要性も
少なくなる。そして、ケーブル３０が原稿設置台２１の
下面に接触することを防止できるので、特に、走査器２
３を高速で移動させる高速読取り動作を行うものにおい
て適する。

なお、本発明は上記各実施例のものに限定されるもので
はなく、その要旨を変更しない範囲で種々の変形例が考
えられるものである。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、簡単な構成でケー
ブルの原稿載置台への接触を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１の実施例を示し、第
１図は主要部の概略的な構成図、第２図はその実施例の
概略的な構成を示す斜視図、第３図はケーブルを固定す
る手段を示す斜視図である。 第４図は従来のものにおける主要部の概略的な構成図で
ある。 ２０・・・本体、２１・・・原稿載置台、２２・・・原
稿、２３・・・走査器、３０・・・ケーブル、３６・・
・固定具。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像情報が記憶される原稿を載置する原稿載置手段と、
   この原稿載置手段に載置される原稿の原稿面に沿って移
   動し原稿の画像情報を読取る走査手段と、これら原稿載
   置手段を支持する支持手段と、前記走査手段から導出さ
   れ上記支持手段に接続されるケーブルと、上記走査手段
   から導出される上記ケーブルの導出部分を上記原稿載置
   手段から離れる向きへ導出するケーブル導出手段とを具
   備したことを特徴とする画像読取り装置。