JP2002299613A - 縦型電界効果トランジスタ及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

縦型電界効果トランジスタ及び半導体装置の製造方法

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JP2002299613A
JP2002299613A JP2001100400A JP2001100400A JP2002299613A JP 2002299613 A JP2002299613 A JP 2002299613A JP 2001100400 A JP2001100400 A JP 2001100400A JP 2001100400 A JP2001100400 A JP 2001100400A JP 2002299613 A JP2002299613 A JP 2002299613A
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gate insulating
forming
protrusion
gate
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Hideki Satake
秀喜 佐竹
Yuichiro Mitani
祐一郎 三谷
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気的特性が優れたゲート絶縁膜を具備する半
導体装置及びその製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】半導体基板10と、半導体基板10上に形
成された突出部13と、突出部13の側面に形成され、
ハロゲン元素を含有するゲート絶縁膜12と、ゲート絶
縁膜12上に形成されたゲート電極15とを具備するこ
とを特徴とする半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型電界効果トラ
ンジスタ及び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路(LSI)に用いられるトラン
ジスタ素子の微細化はスケーリング則にしたがって進め
られてきた。これはゲート絶縁膜の厚さ及びゲート長等
のMOSデバイスの各部分を、割合を維持しながら縮小
することで素子の特性を正常に保ち、また性能を上げる
ためである。しかしながら、このようなスケーリング則
にしたがった微細化では、素子長が0.1μm以下にな
ると、ゲート絶縁膜が薄くなりすぎるため、信頼性が低
くなるという問題がある。また、ゲート長が短くなると
トランジスタ素子のチャネル内の不純物制御が難しくな
り、トランジスタ素子の特性を均一にして集積化するこ
とが極めて困難になるという問題がある。
【0003】このような問題を解決するために、シリコ
ン基板表面に形成した突出部の側面をチャネルとして用
いるMOSトランジスタが提案されている(例えば、S.
H.Oh et al., “50 nm Vertical Replacement-Gate (V
RG) pMOSFETs," IEDM Tech.Dig. (2000), pp. 65-6
8)。
【0004】このMOSトランジスタは、突出部の左右
両側の側面或いは突出部の周囲全面の側面をチャネルと
して用いることによってトランジスタの駆動力を高める
ことができるために、微細化した場合においても良好な
素子性能が得られる構造として期待されている。
【0005】しかしながら、突出部の側面をチャネルと
して用いるMOSトランジスタには、ゲート絶縁膜の信
頼性確保という解決すべき大きな問題点がある。これは
突出部を加工する際に、突出部側面に欠陥が大量に発生
するために起因する信頼性低下の問題である。例えば突
出部の側面上にゲート絶縁膜を形成することによる欠陥
によりゲート絶縁膜中にも欠陥が生じてしまい絶縁特性
が劣化してしまうという問題がある。また、一般的に、
微細加工や形状の制御に優れている反応性イオンエッチ
ング(RIE)法を用いて突出部を形成する。しかしな
がら反応性イオンエッチング(RIE)法は、イオンを
加速してシリコン基板に衝突させ、基板を削っていくと
いう手法であるので、特に突出部側面に欠陥層を形成し
やすい。また、RIE法で形成した突出部の側面には、
マスク材のパターニングむらが主要因となって縦方向に
筋状の凹凸が形成される。これもゲート絶縁膜の電気的
な信頼性を劣化させる。
【0006】さらに、突出部の上端の角部と下端の角部
では、シリコン酸化膜を成長させた場合に膜厚が側壁部
分とは異なってしまい、薄くなった部分で絶縁破壊耐圧
を劣化させるという深刻な問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、RI
E法を用いて半導体表面に突出部を形成すると、その側
面に多くの欠陥や、凹凸、歪を形成してしまい、この上
にゲート絶縁膜を形成すると電気的特性が著しく劣化す
るという問題がある。
【0008】本発明は、この問題点に注目してなされた
ものであり、電気的特性が優れたゲート絶縁膜を具備す
る半導体装置及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0009】また、本発明は、シリコン基板表面の欠陥
層を効率的に修復するとともに、突出部の側面の凹凸を
解消し、突出部の上下端の角部におけるゲート絶縁膜の
薄膜化を回避しうる半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体基板と、前記半導体基板表面に形
成された突出部と、前記突出部の下端部に形成されたソ
ース領域と、前記突出部の上端部に形成されたドレイン
領域と、ハロゲン元素を添加することにより、前記突出
部の下端部から上端部にかけて膜厚が均一化された前記
突出部側面のゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜表面に
形成されたゲート電極とを具備する縦型電界効果トラン
ジスタを提供する。
【0011】このとき、前記半導体基板が、半導体基板
と、この半導体基板上に形成された絶縁層と、この絶縁
層上に形成された半導体層とを具備しても良い。
【0012】また、前記ハロゲン元素がフッ素であるこ
とが好ましい。
【0013】また、本発明は、半導体基板上に突出部を
形成する工程と、前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形
成する工程と、前記ゲート絶縁膜中にハロゲン元素を導
入する工程と、前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を
形成する工程とを具備することを特徴とする半導体装置
の製造方法を提供する。
【0014】また、本発明は、半導体基板上に突出部を
形成する工程と、前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形
成する工程と、前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を
形成する工程と、前記ゲート電極中にハロゲン元素を導
入する工程と、前記ゲート電極中に導入されたハロゲン
元素を、前記ゲート絶縁膜中に拡散させる工程とを具備
することを特徴とする半導体装置の製造方法を提供す
る。
【0015】また、本発明は、半導体基板上に突出部を
形成する工程と、前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形
成する工程と、前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を
形成する工程と、前記ゲート電極上にハロゲン元素を含
有する絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜中に含有さ
れたハロゲン元素を、前記ゲート電極を介して前記ゲー
ト絶縁膜中に拡散させる工程とを具備することを特徴と
する半導体装置の製造方法を提供する。
【0016】また、本発明は、半導体基板上に突出部を
形成する工程と、前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形
成する工程と、前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を
形成する工程と、前記ゲート電極上に絶縁膜を形成する
工程と、前記絶縁膜中にハロゲン元素をイオン注入する
工程と、前記絶縁膜中にイオン注入されたハロゲン元素
を、前記ゲート電極を介して前記ゲート絶縁膜中に拡散
させる工程を具備することを特徴とする半導体装置の製
造方法を提供する。
【0017】また、本発明は、半導体基板上に突出部を
形成する工程と、前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形
成する工程と、前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を
形成する工程と、前記ゲート電極上に絶縁膜を形成する
工程と、前記絶縁膜の一部をマスクで覆う工程と、前記
絶縁膜中にハロゲン元素をイオン注入する工程と、前記
絶縁膜中にイオン注入されたハロゲン元素を、前記ゲー
ト電極を介して前記ゲート絶縁膜中に拡散させる工程を
具備することを特徴とする半導体装置の製造方法を提供
する。
【0018】また、前記ハロゲン元素は、フッ素である
ことが好ましい。
【0019】本発明によれば、ゲート絶縁膜中にハロゲ
ン元素を含有することで、半導体表面に形成される突出
部の側面に生じる欠陥層の修復、突出部の側面に形成さ
れる凹凸を解消し、さらには、突出部の上下端の角部に
おけるゲート絶縁膜の薄膜化の抑制を、簡便に実現する
ことができる。
【0020】ハロゲン元素としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素及びアスタチン等が挙げられるが、特に好ま
しくはフッ素である。我々は、ゲート絶縁膜中に導入さ
れたフッ素が、半導体基板表面に形成された突出部の側
面に形成された微細な凹凸を修復する効果があることや
平坦化を促進させていること、さらには、高濃度にフッ
素を導入することによって、ゲート酸化膜厚を厚膜化で
きることを実験的に確認した。
【0021】この方法を用いることで、半導体基板表面
に形成された突出部の側面をチャネルとして用いる電界
効果トランジスタを電気的な信頼性を高くすることが可
能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。
【0023】図1は、本発明の実施形態1にかかるnチ
ャネル電界効果トランジスタの断面図である。
【0024】この電界効果トランジスタは、p型シリコ
ン基板10と、このシリコン基板10の表面に形成され
たソース領域11及び11とを具備している。ソー
ス領域11及び11の間にはシリコンからなる突出
部13が形成されている。突出部13の側面上には、ゲ
ート絶縁膜12が形成されている。ゲート絶縁膜12中
にはフッ素等のハロゲン元素が導入されている。ゲート
絶縁膜12上には、ポリシリコンからなるゲート電極1
5が形成されている。突出部13の上部には、ドレイン
領域14が形成されている。これらによって電界効果ト
ランジスタとして機能する。
【0025】この突出部13の全面に層間絶縁膜16が
堆積され、コンタクト孔が開口されている。ソース領域
11及び11上にはコンタクトホールを介してアル
ミニウムからなるソース電極17及び17が形成さ
れている。ドレイン領域14上にはコンタクトホールを
介してアルミニウムからなるドレイン電極18が形成さ
れている。
【0026】次に、図2乃至図5を参照して、図1に示
した電界効果トランジスタの製造方法の一例を示す。
【0027】先ず、図2に示すように、面方位(10
0)、比抵抗4Ωcm〜6Ωcmのp型シリコン基板1
0上に、RIE法によって、シリコンからなる突出部1
3を加工する。次に、例えば加速電圧1keV〜50k
eV、ドーズ量1×1014cm−2〜1×1016
−2の条件で砒素をイオン注入する。こうして突出部
13の周辺に位置するシリコン基板10表面にソース領
域11及び11を形成する。このイオン注入で同時
に、突出部13上にドレイン領域14を形成する。
【0028】次に、図3に示すように、例えば、一酸化
窒素(NO)ガス雰囲気中、900℃〜1050 ℃の
温度で1秒〜500秒間、熱処理することで膜厚1.5
nm〜10nmの酸窒化シリコンからなるゲート絶縁膜
12を形成する。この熱処理では、ゲート絶縁膜12は
突出部13の側面及び上面、シリコン基板10上に形成
される。次に、シリコン基板10全面に、例えば温度4
50℃〜700℃において砒素を含んだポリシリコン膜
15を堆積する。この工程では、ゲート絶縁膜13上に
ゲート電極15が形成されることになる。
【0029】次に、図4に示すように、ゲート電極15
全面に、例えば加速電圧1keV〜50keV、ドーズ
量1×1014cm−2〜1×1016cm−2の条件
でフッ素をイオン注入する。この工程でゲート絶縁膜1
3上にフッ素を含有するゲート電極15が形成される。
次に、800℃〜1050℃の温度において、1秒〜2
時間、不活性ガス或いは窒素ガス雰囲気中に晒す熱処理
によって、ゲート電極15中に含有されたフッ素をゲー
ト絶縁膜12中に拡散させる。この工程によりゲート絶
縁膜12中の欠陥はフッ素によってターミネートされる
ことで減少する。同時にこの熱処理によって突出部13
の側面とゲート絶縁膜12との界面近傍に形成されてい
る欠陥も修復されるのでチャネル領域の電気的特性が向
上する。
【0030】次に、図5に示すように、ゲート電極15
をRIE法によってパターニングし、突出部の側面上に
のみ残す。次に、シリコン基板10全面にSiO等か
らなる層間絶縁膜17を堆積する。次に、ソース領域1
及び11、ドレイン領域14上にコンタクト孔を
開口して、アルミニウムからなるソース電極17及び
17及びドレイン電極18をそれぞれ形成する。こう
して図1に示す電界効果トランジスタを形成することが
できる。
【0031】このようにして形成した電界効果トランジ
スタでは、ハロゲン元素としてフッ素をゲート絶縁膜中
に導入しているので、突出部13の側面に存在する欠陥
生成を抑制し、ゲート絶縁膜12自体の欠陥生成も抑制
している。さらに突出部13の上下に存在する角部の歪
によりこの部分に多くのフッ素が拡散し、この部分での
酸化速度を速くできるのでゲート絶縁膜の厚さを均一に
することができる。
【0032】このような効果により電界効果トランジス
タの電気的特性を向上することが可能となる。また、こ
の方法でLSIを製造したところウエハー内の欠陥トラ
ンジスタの数は、10%から5%へと大幅に低減された
ことが分かった。
【0033】次に、図6乃至図8を参照して、図1に示
した電界効果トランジスタの別の製造方法を示す。
【0034】先ず、図6に示すように、面方位(10
0)、比抵抗4Ωcm〜6Ωcmのp型シリコン基板1
0上に、RIE法によって、シリコンからなる突出部1
3を形成する。次に、例えば加速電圧1keV〜50k
eV、ドーズ量1×1014cm−2〜1×1016
−2の条件で砒素をイオン注入する。こうして突出部
13の周辺にソース領域11及び11を形成する。
このイオン注入工程で、同時に突出部13の上部にドレ
イン領域14を形成する。
【0035】次に、例えば、一酸化窒素(NO)ガス雰
囲気中、900℃〜1050 ℃の温度で1秒〜500
秒間、熱処理することで膜厚1.5nm〜10nmの酸
窒化シリコンからなるゲート絶縁膜12を形成する。こ
の熱処理工程では、ゲート絶縁膜12は、突出部13の
側面及び上面、シリコン基板10上に形成される。次
に、シリコン基板10全面に、例えば温度450℃〜7
00℃において砒素を含んだポリシリコン膜を形成し、
RIEによってパターニングすることにより、突出部1
3の側面上にのみゲート電極15を形成する。
【0036】次に、図7に示すように、例えば、温度4
00℃〜800℃、圧力0.133Pa〜1.013×
10Paにおいて化学気相成長(CVD)法により、
酸化シリコンからなる絶縁膜19を堆積する。次に、
シリコン基板10全面にレジスト膜を塗布してパターニ
ングしマスク20を突出部13の上部に形成する。次
に、例えば加速電圧1keV〜50keV、ドーズ量1
×1014cm−2〜1×1016cm−2の条件で絶
縁膜19中にフッ素をイオン注入する。このマスク2
によって突出部13の上部は保護される。
【0037】次に、図8に示すように、マスク20
剥離した後、例えば、温度400〜800℃、圧力0.
133Pa〜1.013×10Paにおいて化学気相
成長(CVD)法によって酸化シリコンからなる絶縁膜
19を堆積する。次に、全面にレジスト膜を塗布しパ
ターニングすることによってマスク20を突出部13
の上部に形成する。このときマスク20はマスク20
よりも径が小さくなるようにする。
【0038】次に、例えば加速電圧1keV〜50ke
V、ドーズ量1×1014cm−2〜1×1016cm
−2のイオン注入条件を用いてフッ素を酸化シリコンか
らなる絶縁物19中にイオン注入する。
【0039】次に、800℃〜1050℃の温度におい
て、1秒〜2時間、不活性ガス或いは窒素ガス雰囲気中
に晒して、絶縁膜19及び絶縁膜19からフッ素を
ゲート絶縁膜12中に導入する。
【0040】このように所望の複数のマスクパターン2
、20及び複数の絶縁膜19 、19を用いて
フッ素を注入し、熱処理によってフッ素をゲート絶縁膜
12中に拡散することで、特性に応じたフッ素プロファ
イルを実現できる。
【0041】図10は、この方法によりフッ素を導入し
たときの、シリコン基板に垂直方向における突出部13
の上端からの距離を横軸、フッ素濃度を縦軸にとった突
出部のフッ素濃度を示す図である。実線はゲート絶縁膜
中のフッ素分布であり、点線は突出部の側面におけるフ
ッ素分布である。
【0042】図10に示すように、突出部の膜厚方向か
ら見てほぼ中央部のフッ素濃度が低く上下端部のフッ素
濃度が高くなっている。このようにフッ素分布をさせる
ことによって、応力が集中する端部の欠陥を効果的に抑
制することができる。また応力が起因する酸化膜の成長
速度が遅いのを、フッ素を集中させることで他の部分と
同じ程度の酸化膜成長速度とすることができる。
【0043】こうすることでゲート絶縁膜12の電気的
特性を均一にし良好なものとすることができる。
【0044】次に図9に示すように、ソース領域11
及び11、ドレイン領域14上にコンタクト孔を開口
して、アルミニウムからなるソース電極17及び17
、ドレイン電極18を形成する。こうして図1に示す
電界効果トランジスタを形成することができる。
【0045】このようにして形成した電界効果トランジ
スタでは、ハロゲン元素としてフッ素をゲート絶縁膜中
に導入しているので、突出部13の側面に存在する欠陥
生成を抑制し、ゲート絶縁膜12自体の欠陥生成も抑制
している。さらに突出部13の上下に存在する角部の歪
により多くのフッ素が拡散し、この部分での酸化速度を
速くできるのでゲート絶縁膜の厚さを均一にすることが
できる。
【0046】このような効果により電界効果トランジス
タの電気的特性を向上することが可能となる。
【0047】上記実施形態では、フッ素をゲート電極と
なるポリシリコン膜や層間絶縁膜からの拡散によってゲ
ート絶縁膜中に導入したが、ゲート絶縁膜形成時にフッ
素を同時に導入しながら、ゲート絶縁膜を成長させても
よい。
【0048】また、突出部に、予めフッ素をイオン注入
しておいた後で熱処理を施してゲート絶縁膜中に導入し
てもよい。
【0049】上記実施形態では、フッ素を例に挙げて説
明したが、ハロゲン元素であれば、いずれも同様な効果
が期待できる。
【0050】このように、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲において、種々変形して実施することができる。
【0051】
【発明の効果】突出部の側面にある欠陥を修復し、突出
部の側面にある凹凸を解消し、突出部の側面にある上下
端の角部におけるゲート絶縁膜の薄膜化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電界効果トランジスタの断面図。
【図2】 本発明の実施形態の一例にかかる電界効果ト
ランジスタの製造方法を説明する各工程における断面
図。
【図3】 本発明の実施形態の一例にかかる電界効果ト
ランジスタの製造方法を説明する各工程における断面
図。
【図4】 本発明の実施形態の一例にかかる電界効果ト
ランジスタの製造方法を説明する各工程における断面
図。
【図5】 本発明の実施形態の一例にかかる電界効果ト
ランジスタの製造方法を説明する各工程における断面
図。
【図6】 本発明の実施形態における別の例にかかる電
界効果トランジスタの製造方法を説明する各工程におけ
る断面図。
【図7】 本発明の実施形態における別の例にかかる電
界効果トランジスタの製造方法を説明する各工程におけ
る断面図。
【図8】 本発明の実施形態における別の例にかかる電
界効果トランジスタの製造方法を説明する各工程におけ
る断面図。
【図9】 本発明の実施形態における別の例にかかる電
界効果トランジスタの製造方法を説明する各工程におけ
る断面図。
【図10】 本発明の実施形態における別の例にかかる
電界効果トランジスタの突出部のフッ素濃度分布及びゲ
ート絶縁膜中のフッ素分布を示す図。
【符号の説明】 10…p型シリコン基板 11、11…ソース領域 12…ゲート絶縁膜 13…突出部 14…ドレイン領域 15…ポリシリコン膜 16…層間絶縁膜 17、17…ソース電極 18…ドレイン電極 19…絶縁膜 19 … 絶縁膜 20…絶縁膜 20…絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F058 BA01 BA04 BC02 BC04 BE04 BF55 BF56 BF62 BH15 BJ01 5F140 AC23 BB04 BC15 BD09 BD17 BE06 BF01 BF04 BF33 BF38 BF44 BG32 BG38 BG44 BH05 BH30 BH49 BJ01 BJ05 BK13 CC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、 前記半導体基板表面に形成された突出部と、 前記突出部の下端部に形成されたソース領域と、 前記突出部の上端部に形成されたドレイン領域と、 ハロゲン元素を添加することにより、前記突出部の下端
    部から上端部にかけて膜厚が均一化された前記突出部側
    面のゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜表面に形成されたゲート電極とを具備
    する縦型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】半導体基板上に突出部を形成する工程と、 前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜中にハロゲン元素を導入する工程と、 前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を形成する工程と
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体基板上に突出部を形成する工程と、 前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を形成する工程
    と、 前記ゲート電極中にハロゲン元素を導入する工程と、 前記ゲート電極中に導入されたハロゲン元素を、前記ゲ
    ート絶縁膜中に拡散させる工程とを具備することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】半導体基板上に突出部を形成する工程と、 前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を形成する工程
    と、 前記ゲート電極上にハロゲン元素を含有する絶縁膜を形
    成する工程と、 前記絶縁膜中に含有されたハロゲン元素を、前記ゲート
    電極を介して前記ゲート絶縁膜中に拡散させる工程とを
    具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板上に突出部を形成する工程と、 前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を形成する工程
    と、 前記ゲート電極上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜中にハロゲン元素をイオン注入する工程と、 前記絶縁膜中にイオン注入されたハロゲン元素を、前記
    ゲート電極を介して前記ゲート絶縁膜中に拡散させる工
    程を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】半導体基板上に突出部を形成する工程と、 前記突出部の側面にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜表面上にゲート電極を形成する工程
    と、 前記ゲート電極上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の一部をマスクで覆う工程と、 前記絶縁膜中にハロゲン元素をイオン注入する工程と、 前記絶縁膜中にイオン注入されたハロゲン元素を、前記
    ゲート電極を介して前記ゲート絶縁膜中に拡散させる工
    程を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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